JP2008066446A - 半導体積層構造および半導体素子 - Google Patents

半導体積層構造および半導体素子 Download PDF

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Abstract

【課題】積層面内方向の接合容量の小さな受光素子を含む半導体装置を提供する。
【解決手段】p型半導体層11とn型半導体層12とのPN接合によってフォトダイオードが構成されている。フォトダイオードの周囲に、n型半導体層12を複数の受光領域Sに分離する第1p型素子分離領域13と、第1p型素子分離領域13の表面の一部からn型半導体層12の表面の一部に渡って形成された素子分離絶縁層14と、第1p型素子分離領域13およびn型半導体層12の双方に接して設けられると共に第1p型素子分離領域13よりも受光領域S側に突出して設けられた第2p型素子分離領域16とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、共通の半導体基板に、受光素子と他の回路素子とを有する半導体装置に関する。
フォトダイオードは、光信号を電気信号に変換する受光素子の1つであり、各種の光電変換機器における制御用光センサ等に広く用いられている。このフォトダイオードは、高機能化、小型化の要求に伴って、トランジスタ、抵抗、容量等の周辺の信号処理回路素子と一体化されたフォトディテクタIC(Integrated Circuit)として普及している。
例えば、図13に示したように、半導体装置100には、p型半導体基板110上に、低濃度のp型半導体層111と、n型半導体層112とを順次積層することによりフォトダイオードが形成されており、p型半導体層111上に、このフォトダイオードからの光電流を処理する機能回路、例えば、バイポーラトランジスタ(図示せず)が形成されている。また、n型半導体層112を複数の受光領域Sに分離する第1p型素子分離領域113がn型半導体層112を貫通して形成されている。さらに、p型半導体層111のうち第1p型素子分離領域113と対向する領域に、第2p型素子分離領域116が第1p型素子分離領域113と接して形成されている。また、第1p型素子分離領域113の表面の一部からn型半導体層112の表面の一部に渡って素子分離絶縁層114が形成されており、さらに、n型半導体層112の表層のうち受光領域Sに対応する部分に高濃度のn型カソード領域115がn型半導体層112の表面からのイオン注入および拡散によって形成されている(特許文献1参照)。
特開2000−312021号公報
このような構成の半導体装置100では、n型カソード領域115に電気的に接続されたカソード電極(図示せず)と、第1p型素子分離領域113に電気的に接続されたアノード電極(図示せず)との間に逆バイアス電圧が印加されると、図14に示したように、p型半導体層111とn型半導体層112との間に空乏層(111A,112A)が形成されると共に、第1p型素子分離領域113とn型半導体層112との間に空乏層(113A,112C)が形成される。
ここで、空乏層(111A,112A)の積層方向の幅は、低濃度のp型半導体層111の厚さにほぼ等しく広いことから、積層方向の接合容量は極めて小さい。他方、空乏層(113A,112C)の積層面内方向の幅は、第1p型素子分離領域113にp型半導体層111よりも高濃度の不純物がドープされており、空乏層(111A,112A)の積層方向の幅よりも狭いことから、積層面内方向の接合容量は積層方向の接合容量よりも大きい。このように、積層面内方向の接合容量が大きいと、フォトダイオードの高周波特性が低くなり、例えば、光ディスクの高倍速化に対応するのが困難となる虞がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、積層面内方向の接合容量の小さな受光素子を含む半導体装置を提供することにある。
本発明の第1の半導体装置は、第1導電型半導体層と、第1導電型半導体層上に設けられた第2導電型半導体層とを含んで構成された受光素子を備えたものである。この第1の半導体装置は、さらに、第2導電型半導体層を複数の受光領域に分離すると共に第1導電型不純物を有する第1素子分離領域と、第1素子分離領域の表面の一部から第2導電型半導体層の表面の一部に渡って形成された素子分離絶縁層と、第1素子分離領域および第2導電型半導体層の双方に接して設けられると共に第1素子分離領域よりも受光領域側に突出して設けられ、さらに第1導電型半導体層のうち第2導電型半導体層と接する表層よりも高濃度の第1導電型不純物を有する第2素子分離領域とを備えている。
本発明の第1の半導体装置では、高濃度の第2素子分離領域が第1素子分離領域および第2導電型半導体層の双方に接して設けられると共に第1素子分離領域よりも受光領域側に突出して設けられているので、第2導電型半導体層と第1素子分離領域との間に形成される空乏層と、第2導電型半導体層と第2素子分離領域との間に形成される空乏層とが互いに結合して、空乏層の積層面内方向の幅が広くなる。
ここで、第1素子分離領域および素子分離絶縁層の双方に接して設けられ、さらに第1導電型半導体層のうち第2導電型半導体層と接する表層よりも高濃度の第1導電型不純物を有する第3素子分離領域をさらに備えていてもよい。これにより、上記2つの空乏層と、第2導電型半導体層および第3素子分離領域の間に形成される空乏層とが互いに結合するので、第1導電型半導体層と第2導電型半導体層との間に小さな逆バイアス電圧を印加するだけで、空乏層の積層面内方向の幅が広くなる。
本発明の第2の半導体装置は、第1導電型半導体層と、第1導電型半導体層上に設けられた第2導電型半導体層とを含んで構成された受光素子を備えたものである。この第2の半導体装置は、さらに、第2導電型半導体層を複数の受光領域に分離する素子分離絶縁層と、素子分離絶縁層の下部に接して設けられ、さらに第1導電型半導体層のうち第2導電型半導体層と接する表層よりも高濃度の第1導電型不純物を有する素子分離領域とを備えている。
本発明の第2の半導体装置では、第2導電型半導体層が素子分離絶縁層によって複数の受光領域に分離されるので、PN接合によって生じる空乏層は積層面内方向に存在しない。
ここで、第1導電型半導体層と素子分離領域との間に絶縁膜が形成されていてもよい。このようにした場合であっても、PN接合によって生じる空乏層は積層面内方向に存在しない。
本発明の第3の半導体装置は、第1導電型半導体層と、第1導電型半導体層上に設けられた第2導電型半導体層とを含んで構成された受光素子を備えたものである。この第3の半導体装置は、さらに、第2導電型半導体層を複数の受光領域に分離すると共に第1導電型不純物を有する第1素子分離領域と、第1素子分離領域の表面の一部から第2導電型半導体層の表面の一部に渡って形成された素子分離絶縁層とを備えており、第2導電型半導体層のうち素子分離絶縁層の下面と対向する部分の厚さは、第1導電型半導体層のうち第2導電型半導体層と接する表層における第1導電型不純物の濃度と、第1導電型半導体層および第2導電型半導体層の間に通常動作時に印加される電圧範囲内の逆バイアス電圧とに応じて決まる空乏層の幅よりも狭くなっている。
本発明の第3の半導体装置では、第2導電型半導体層のうち素子分離絶縁層の下面と対向する部分の厚さは、第1導電型半導体層のうち第2導電型半導体層と接する表層における第1導電型不純物の濃度と、第1導電型半導体層および第2導電型半導体層の間に通常動作時に印加される電圧範囲内の逆バイアス電圧とに応じて決まる空乏層の幅よりも狭くなっている。これにより、第2導電型半導体層と第1導電型半導体層との間に形成される空乏層と、第2導電型半導体層と第1素子分離領域との間に形成される空乏層とが互いに結合して、空乏層の積層面内方向の幅が広くなる。
本発明の第1の半導体装置によれば、高濃度の第2素子分離領域を、第1素子分離領域および第2導電型半導体層の双方に接して設けると共に第1素子分離領域よりも受光領域側に突出して設けるようにしたので、第2導電型半導体層と第1素子分離領域との間に形成される空乏層と、第2導電型半導体層と第2素子分離領域との間に形成される空乏層とを互いに結合させることができる。これにより、空乏層の積層面内方向の幅を広くすることができるので、受光素子の積層面内方向の接合容量を小さくすることができる。
本発明の第2の半導体装置によれば、第2導電型半導体層を、素子分離絶縁層によって複数の受光領域に分離するようにしたので、積層面内方向に空乏層が存在しない。これにより、受光素子の積層面内方向の接合容量をほとんどなくすることができる。
本発明の第3の半導体装置によれば、第2導電型半導体層のうち素子分離絶縁層の下面と対向する部分の厚さを、第1導電型半導体層のうち第2導電型半導体層と接する表層における第1導電型不純物の濃度と、第1導電型半導体層および第2導電型半導体層の間に通常動作時に印加される電圧範囲内の逆バイアス電圧とに応じて決まる空乏層の幅よりも狭くしたので、第2導電型半導体層と第1導電型半導体層との間に形成される空乏層と、第2導電型半導体層と第1素子分離領域との間に形成される空乏層とを互いに結合させることができる。これにより、空乏層の積層面内方向の幅を広くすることができるので、受光素子の積層面内方向の接合容量を小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置1の断面構成を表すものである。この半導体装置1は、共通のp型半導体基板10に、フォトダイオード(受光素子)と、このフォトダイオードからの光電流を処理する機能素子、例えばバイポーラトランジスタ、CMOSトランジスタ、抵抗、容量等(図示せず)とが形成されたフォトディテクタICである。
半導体装置1は、p型半導体基板10の一面側に、低濃度のp型半導体層11と、n型半導体層12とを順次積層することにより形成されたフォトダイオードと、フォトダイオードの周辺領域に形成された機能素子(図示せず)とを有している。なお、p型半導体基板10およびp型半導体層11が本発明の「第1導電型半導体層」の一具体例に対応し、n型半導体層12および後述のn型カソード領域15が本発明の「第2導電型半導体層」の一具体例に対応し、n型半導体層12が本発明の「低濃度半導体層」の一具体例に対応する。
p型半導体基板10は、例えば、高濃度のp型不純物がドープされたシリコン基板、または、高濃度のp型不純物がドープされた埋込層(図示せず)を上部に有するシリコン基板により構成されている。なお、p型不純物が本発明の「第1導電型不純物」の一具体例に対応する。
p型半導体層11は、例えば、p型不純物がドープされたシリコンからなり、p型半導体基板10上に例えば5〜15μm程度エピタキシャル成長させることにより形成されている。このp型半導体層11では、p型半導体基板10のうちp型半導体層11が形成された表面よりも低濃度(例えば5×1013cm-3)のp型不純物がドープされていることから、空乏化し易く、抵抗値が高くなっている。これにより、p型半導体層11とn型半導体層12との間に通常動作時に印加される電圧範囲内の逆バイアス電圧を印加すると、p型半導体層11とn型半導体層12とのPN接合面からp型半導体基板10の表面にかけて空乏化するようになっている。
n型半導体層12は、例えば、n型不純物がドープされたシリコンからなり、p型半導体層11上にエピタキシャル成長させることにより形成されている。このn型半導体層12では、高濃度(例えば5.5×1015cm-3)のn型不純物がドープされていることから、p型半導体層11と比べて空乏化しにくく、抵抗値が低くなっている。なお、n型不純物が本発明の「第2導電型不純物」の一具体例に対応する。
この半導体装置1には、第1p型素子分離領域13および第2p型素子分離領域16が積層方向に連続して形成されている。なお、第1p型素子分離領域13が本発明の「第1素子分離領域」の一具体例に対応し、第2p型素子分離領域16が本発明の「第2素子分離領域」の一具体例に対応する。
第1p型素子分離領域13は、n型半導体層12を複数の受光領域Sに分離するためのものであり、例えば、n型半導体層12が複数の島状となるようにn型半導体層12を貫通して形成されている。この第1p型素子分離領域13は、p型半導体層11よりも高濃度(例えば1×1017cm-3)のp型不純物がドープされたシリコンからなり、例えば、n型半導体層12の表面からのイオン注入および拡散によって形成されている。
第2p型素子分離領域16は、フォトダイオードのアノード抵抗を下げ、かつp型半導体層11とn型半導体層12との間に形成される空乏層(11A,12A,図2参照)のうちp型半導体層11側の空乏層11Aが第1p型素子分離領域13の下を回り込んで素子分離が阻害されるのを阻止するためのものである。この第2p型素子分離領域16は、p型半導体層11よりも高濃度(例えば1×1015cm-3)のp型不純物がドープされたシリコンからなり、例えば、p型半導体層11の表面からのイオン注入および拡散によって形成されている。
このように、第1p型素子分離領域13および第2p型素子分離領域16では、高濃度のp型不純物がドープされていることから、p型半導体層11と比べて空乏化しにくく、抵抗値が低くなっている。
この半導体装置1には、さらに、第1p型素子分離領域13の表面の一部からn型半導体層12の表面の一部に渡って素子分離絶縁層14が形成されており、この素子分離絶縁層14の形成されていない受光領域Sには、n型カソード領域15が形成されている。なお、n型カソード領域15が本発明の「高濃度半導体層」の一具体例に対応する。
素子分離絶縁層14は、例えば、LOCOS(local oxidation of silicon)またはSTI(Shallow Trench Isolation)により形成されており、n型カソード領域15を受光領域Sごとに島状に分離するようになっている。この素子分離絶縁層14は、例えば、n型半導体層12の一部を窪ませて、その窪みに形成されたものであり、その厚さは、例えば0.4μmとなっている。n型カソード領域15は、n型半導体層12よりも高濃度のn型不純物がドープされたシリコンからなり、例えば、n型半導体層12の表面からのイオン注入および拡散によって形成されている。このn型カソード領域15の厚さは、素子分離絶縁層14の厚さよりも薄くなっており、受光領域Sの周辺領域に設けられた第1p型素子分離領域13および第2p型素子分離領域16とは接していない。
ここで、p型半導体層11、n型半導体層12およびn型カソード領域15の合計厚さ、すなわち、n型カソード領域15の表面からp型半導体基板10の表面までの距離は、受光領域Sに入射させる光の吸収長よりも厚くなっている。
ところで、上記した第2p型素子分離領域16は、第1p型素子分離領域13およびn型半導体層12の双方に接して設けられると共に、第1p型素子分離領域13よりも受光領域S側に突出して設けられている。そのため、p型半導体層11とn型半導体層12との間に通常動作時に印加される電圧範囲内の逆バイアス電圧を印加すると、図2に示したように、p型半導体層11とn型半導体層12との間で形成される積層方向の空乏層(11A,12A)と、第1p型素子分離領域13とn型半導体層12との間で形成される積層面内方向の空乏層(13A,12C)と、第2p型素子分離領域16とn型半導体層12との間で形成される積層方向の空乏層(16A,12B)とが互いに結合して、受光領域Sの周辺領域、具体的には、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分全体が空乏化するようになっている。
このような構成の半導体装置1では、p型半導体層11に第1p型素子分離領域13および第2p型素子分離領域16を介して電気的に接続されたアノード電極(図示せず)と、n型半導体層12にn型カソード領域15を介して電気的に接続されたカソード電極(図示せず)との間に通常動作時に印加される電圧範囲内の逆バイアス電圧を印加すると、図2に示したように、p型半導体層11とn型半導体層12との間に積層方向に空乏層(11A,12A)が形成され、第1p型素子分離領域13とn型半導体層12との間に積層面内方向に空乏層(13A,12C)が形成され、さらに、第2p型素子分離領域16とn型半導体層12との間に積層方向に空乏層(16A,12B)が形成される。
このとき、空乏層(11A,12A)のうちp型半導体層11側の空乏層11Aはp型半導体層11とn型半導体層12とのPN接合面からp型半導体基板10の表面にかけて形成される。これにより、空乏層(11A,12A)の積層方向の幅がp型半導体層111の厚さにほぼ等しく広くなるので、積層方向の接合容量を極めて小さくすることができる。
他方、積層面内方向では、空乏層(11A,12A)、空乏層(13A,12C)および空乏層(16A,12B)が互いに結合して、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分全体に空乏層が形成される。
例えば、図3に、n型半導体層12のn型不純物濃度を5.5×1015cm-3とした場合に、n型半導体層12とPN接合を形成するp型の半導体層(本実施の形態ではp型半導体層11、第1p型素子分離領域13および第2p型素子分離領域16)のp型不純物濃度を1×1013cm-3〜1×1015cm-3まで変化させたときにn型半導体層12側に形成され得る空乏層の幅を示す。また、参考として、図4に、n型半導体層12のn型不純物濃度を5.5×1015cm-3とした場合に、n型半導体層12とPN接合を形成するp型の半導体層(本実施の形態ではp型半導体層11、第1p型素子分離領域13および第2p型素子分離領域16)のp型不純物濃度を1×1013cm-3〜1×1015cm-3まで変化させたときのp型の半導体層側に形成され得る空乏層の幅を示す。
なお、図3,図4中のVは、p型半導体層11とn型半導体層12との間に印加した逆バイアス電圧の値を指しており、通常動作時に印加され得る電圧範囲内の値となっている。また、図3,図4に示した空乏層の幅はn型半導体層12およびp型の半導体層の厚さが充分に厚く、空乏層の伸びが素子分離絶縁層14やp型半導体基板10などによって阻害されることがないものとしている。
図3から、p型の半導体層のp型不純物濃度が高くなるにつれて、n型半導体層12側に形成され得る空乏層の幅が広くなっていくのがわかる。また、逆バイアス電圧が大きくなるにつれて、n型半導体層12側に形成され得る空乏層の幅が広くなっていくこともわかる。従って、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分の厚さt1をある程度自由に調整することができる場合には、厚さt1を、p型の半導体層のp型不純物濃度および逆バイアス電圧に応じて決まる空乏層の幅よりも狭くすることにより、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分全体に空乏層を形成することができる。また、厚さt1の調整幅に制限がある場合には、厚さt1がp型の半導体層のp型不純物濃度および逆バイアス電圧に応じて決まる空乏層の幅よりも狭くなるように、p型の半導体層のp型不純物濃度を調整することにより、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分全体に空乏層を形成することができる。
特に、図1,2に示したように、第2p型素子分離領域16の受光領域S側への突出量がt1よりも大きい場合には、第2p型素子分離領域16のp型不純物濃度がn型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分に形成される空乏層に対して支配的になる。そこで、厚さt1をある程度自由に調整することができる場合には、厚さt1を、第2p型素子分離領域16のp型不純物濃度および逆バイアス電圧に応じて決まる空乏層の幅よりも狭くすることにより、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分全体に空乏層を形成することができる。また、厚さt1の調整幅に制限がある場合には、厚さt1が第2p型素子分離領域16のp型不純物濃度および逆バイアス電圧に応じて決まる空乏層の幅よりも狭くなるように、第2p型素子分離領域16のp型不純物濃度を調整することにより、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分全体に空乏層を形成することができる。
これにより、この空乏層の積層面内方向の幅が第2p型素子分離領域16の受光領域S側への突出量よりも広くなるので、積層面内方向の接合容量を小さくすることができる。
このように、本実施の形態の半導体装置1では、積層方向だけでなく、積層面内方向の接合容量も低減することができるので、フォトダイオードの高周波特性が向上する。これにより、例えば、光ディスクの高倍速化に容易に対応することが可能となる。
また、n型半導体層12およびn型カソード領域15を第1p型素子分離領域13で複数に分割し、複数に分割されたカソードのそれぞれの出力を用いて演算することにより、例えば、光ディスク装置のフォーカス、トラッキング等の制御信号を得ることができる。
また、p型半導体基板10は高濃度の不純物を含有しているので、光吸収によって発生するキャリアがp型半導体基板10において再結合し、受光感度が低下する虞がある。しかし、本実施の形態では、p型半導体層11およびn型半導体層12の合計厚さを光の吸収長よりも厚くしているので、p型半導体基板10の内部で発生するキャリア数を減らし、受光感度を向上させることができる。
[第1の実施の形態の変形例]
上記実施の形態では、素子分離絶縁層14の下面がn型半導体層12に接していたが、素子分離絶縁層14とn型半導体層12との間にp型の半導体層を挿入してもよい。例えば、図5に示したように、第1p型素子分離領域13および素子分離絶縁層14の双方に接して設けられ、さらにp型半導体層11よりも高濃度のp型不純物がドープされた第3p型素子分離領域17をさらに備えていてもよい。
これにより、p型半導体層11とn型半導体層12との間に通常動作時に印加される電圧範囲内の逆バイアス電圧を印加すると、図6に示したように、上記実施の形態と同様に空乏層(11A,12A)、空乏層(13A,12C)および空乏層(16A,12B)がそれぞれ形成され、さらに、第3p型素子分離領域17とn型半導体層12との間に積層面内方向に空乏層(17A,12D)が形成される。
このとき、積層面内方向では、空乏層(11A,12A)、空乏層(13A,12C)、空乏層(16A,12B)および空乏層(17A,12D)が互いに結合して、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分全体に空乏層が形成される。
このように、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分を下面側および側面側だけでなく、上面側からもp型の半導体層で囲むことにより、p型半導体層11とn型半導体層12との間に小さな逆バイアス電圧を印加するだけで、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分全体に空乏層を形成することができる。
これにより、上記実施の形態と同様、この空乏層の積層面内方向の幅が第2p型素子分離領域16の受光領域S側への突出量よりも広くなるので、積層面内方向の接合容量を小さくすることができる。
このように、本変形例に係る半導体装置2では、上記実施の形態と同様、積層方向だけでなく、積層面内方向の接合容量も低減することができるので、フォトダイオードの高周波特性が向上する。これにより、例えば、光ディスクの高倍速化に容易に対応することが可能となる。
[第2の実施の形態]
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置3の断面構成を表すものである。この半導体装置3は、上記実施の形態と同様、共通のp型半導体基板10に、フォトダイオード(受光素子)と、このフォトダイオードからの光電流を処理する機能素子、例えばバイポーラトランジスタ、CMOSトランジスタ、抵抗、容量等(図示せず)とが形成されたフォトダイオードICである。
この半導体装置3は、上記実施の形態のn型半導体層12の代わりに、p型半導体層18を備えており、さらに、第2p型素子分離領域16が受光領域S側へ突出していない点で、上記実施の形態の構成と相違する。そこで、以下では、上記実施の形態と共通の構成、作用、効果についての記載を適宜省略し、上記実施の形態との相違点を主に説明する。
p型半導体層18は、p型半導体層11と同様、例えば、p型不純物がドープされたシリコンからなり、p型半導体層11上にエピタキシャル成長させることにより形成されている。このp型半導体層18では、p型半導体層11と同程度の濃度(例えば5×1013cm-3)のp型不純物がドープされていることから、空乏化し易く、抵抗値が高くなっている。これにより、p型半導体層18とn型カソード領域15との間に通常動作時に印加される電圧範囲内の逆バイアス電圧を印加すると、p型半導体層18とn型カソード領域15とのPN接合面からp型半導体基板10の表面にかけて空乏化するようになっている。
ここで、n型カソード領域15は、素子分離絶縁層14によって複数の受光領域Sに分離されているので、受光領域Sの周辺領域に設けられた第1p型素子分離領域13および第2p型素子分離領域16とは接していない。そのため、p型半導体層18とn型カソード領域15との間に通常動作時に印加される電圧範囲内の逆バイアス電圧を印加すると、図8に示したように、積層方向に空乏層(15A,18A)が形成されるが、積層面内方向にはPN接合が存在せず、PN接合によって生じる空乏層は積層面内方向には形成されない。これにより、積層面内方向の接合容量をほとんどなくすることができる。
このように、本実施の形態の半導体装置3では、積層面内方向の接合容量をほとんどなくすることができるので、フォトダイオードの高周波特性が向上する。これにより、例えば、光ディスクの高倍速化に容易に対応することが可能となる。
[第2の実施の形態の変形例]
上記第2の実施の形態では、第1p型素子分離領域13および第2p型素子分離領域16が低濃度のp型の半導体層(p型半導体層11,18)と接していたが、図9に示したように、第1p型素子分離領域13および第2p型素子分離領域16と、p型半導体層11,18との間に積層方向に延在する絶縁膜19を挿入してもよい。
この絶縁膜19は、例えば、STI(Shallow Trench Isolation)またはDTI(Deep Trench Isolation)により形成されている。
このようにした場合であっても、図10に示したように、PN接合によって生じる空乏層は積層面内方向に形成されないので、上記第2の実施の形態と同様、積層面内方向の接合容量をほとんどなくすることができる。
このように、本変形例に係る半導体装置4では、上記実施の形態と同様、積層面内方向の接合容量をほとんどなくすることができるので、フォトダイオードの高周波特性が向上する。これにより、例えば、光ディスクの高倍速化に容易に対応することが可能となる。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置5の断面構成を表すものである。この半導体装置5は、共通のp型半導体基板10に、フォトダイオード(受光素子)と、このフォトダイオードからの光電流を処理する機能素子、例えばバイポーラトランジスタ、CMOSトランジスタ、抵抗、容量等(図示せず)とが形成されたフォトダイオードICである。
この半導体装置5は、第2p型素子分離領域16が受光領域S側へ突出しておらず、さらに、素子分離絶縁層14の厚さが上記第1の実施の形態の場合よりも厚くなっている点で、上記実施の形態の構成と相違する。そこで、以下では、上記第1の実施の形態と共通の構成、作用、効果についての記載を適宜省略し、上記第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
本実施の形態においても、基本的には、上記第1の実施の形態と同様に、厚さt1をある程度自由に調整することができる場合には、厚さt1を、p型半導体層11のp型不純物濃度および逆バイアス電圧に応じて決まる空乏層の幅よりも狭くすることにより、図12に示したように、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分全体に空乏層を形成することができる。また、厚さt1の調整幅に制限がある場合には、厚さt1がp型半導体層11のp型不純物濃度および逆バイアス電圧に応じて決まる空乏層の幅よりも狭くなるように、p型半導体層11のp型不純物濃度を調整することにより、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分全体に空乏層を形成することができる。
例えば、n型半導体層12のn型不純物濃度を5.5×1015cm-3とした場合に、n型半導体層12とPN接合を形成するp型の半導体層(本実施の形態ではp型半導体層11)のp型不純物濃度を5×1013cm-3と低濃度にしたときには、図3から、厚さt1を0.03μm以下とすることにより、n型半導体層12のうち素子分離絶縁層14の下面と対向する部分全体に空乏層を形成することができる。これにより、積層面内方向の接合容量を小さくすることができる。
このように、本実施の形態の半導体装置5では、積層方向だけでなく、積層面内方向の接合容量も低減することができるので、フォトダイオードの高周波特性が向上する。これにより、例えば、光ディスクの高倍速化に容易に対応することが可能となる。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形可能である。
例えば、上記実施の形態等では、共通基板としてp型半導体基板10を用いた場合について説明したが、本発明は、共通基板としてn型半導体基板を用いた場合にも適用可能である。ただし、その場合には、上記実施の形態等で説明した導電型をp型からn型に、n型からp型に置き換えればよい。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の断面構成図である。 図1の半導体装置に電圧を印加したときに形成される空乏層を説明するための断面構成図である。 p型不純物濃度とn型の半導体層側の空乏層の幅との関係を説明するための関係図である。 p型不純物濃度とp型の半導体層側の空乏層の幅との関係を説明するための関係図である。 図1の変形例に係る半導体装置の断面構成図である。 図5の半導体装置に電圧を印加したときに形成される空乏層を説明するための断面構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の断面構成図である。 図7の半導体装置に電圧を印加したときに形成される空乏層を説明するための断面構成図である。 図7の変形例に係る半導体装置の断面構成図である。 図9の半導体装置に電圧を印加したときに形成される空乏層を説明するための断面構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の断面構成図である。 図11の半導体装置に電圧を印加したときに形成される空乏層を説明するための断面構成図である。 従来の半導体装置の断面構成図である。 図13の半導体装置に電圧を印加したときに形成される空乏層を説明するための断面構成図である。
符号の説明
1〜5…半導体装置、10…p型半導体基板、11,18…p型半導体層、11A,12A,12B,12C,12D,13A,15A,16A,17A,18A…空乏層、12…n型半導体層、13…第1p型素子分離領域、14…素子分離絶縁層、15…n型カソード領域、16…第2p型素子分離領域、17…第3p型素子分離領域、19…絶縁膜、S…受光領域。

Claims (24)

  1. 第1導電型半導体層と、
    前記第1導電型半導体層上に設けられた第2導電型半導体層と、
    前記第2導電型半導体層を複数の受光領域に分離すると共に第1導電型不純物を有する第1素子分離領域と、
    前記第1素子分離領域の表面の一部から前記第2導電型半導体層の表面の一部に渡って形成された素子分離絶縁層と、
    前記第1素子分離領域および前記第2導電型半導体層の双方に接して設けられると共に前記第1素子分離領域よりも前記受光領域側に突出して設けられ、さらに前記第1導電型半導体層のうち前記第2導電型半導体層と接する表層よりも高濃度の第1導電型不純物を有する第2素子分離領域と
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2導電型半導体層のうち素子分離絶縁層の下面と対向する部分の厚さは、前記第2素子分離領域における第1導電型不純物の濃度と、前記第1導電型半導体層および前記第2導電型半導体層の間に通常動作時に印加される電圧範囲内の逆バイアス電圧とに応じて決まる空乏層の幅よりも狭くなっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1素子分離領域および前記素子分離絶縁層の双方に接して設けられ、さらに前記第1導電型半導体層のうち前記第2導電型半導体層と接する表層よりも高濃度の第1導電型不純物を有する第3素子分離領域
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第2導電型半導体層は、前記第1素子分離領域によって分離されると共に相対的に低濃度の第2導電型不純物を有する複数の低濃度半導体層と、前記素子分離絶縁層によって分離されると共に相対的に高濃度の第2導電型不純物を有する複数の高濃度半導体層とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記第1導電型半導体層は、相対的に高濃度の第1導電型不純物を有する半導体基板上に、相対的に低濃度の第1導電型不純物を有する半導体層を積層して構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体層および前記第2導電型半導体層の合計厚さは、前記受光領域に入射させる光の吸収長よりも厚い
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第1導電型半導体層は、相対的に高濃度の第1導電型不純物を有する埋込層が上部に形成された半導体基板上に、相対的に低濃度の第1導電型不純物を有する半導体層を積層して構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記半導体層および前記第2導電型半導体層の合計厚さは、前記受光領域に入射させる光の吸収長よりも厚い
    ことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記素子分離絶縁層は、LOCOS(local oxidation of silicon)またはSTI(Shallow Trench Isolation)により形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  10. 第1導電型半導体層と、
    前記第1導電型半導体層上に設けられた第2導電型半導体層と、
    前記第2導電型半導体層を複数の受光領域に分離する素子分離絶縁層と、
    前記素子分離絶縁層の下部に接して設けられ、さらに前記第1導電型半導体層のうち前記第2導電型半導体層と接する表層よりも高濃度の第1導電型不純物を有する素子分離領域と
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  11. 前記第1導電型半導体層と前記素子分離領域との間に絶縁膜を備える
    ことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記絶縁膜は、STI(Shallow Trench Isolation)またはDTI(Deep Trench Isolation)により形成されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記第1導電型半導体層は、相対的に高濃度の第1導電型不純物を有する半導体基板上に、相対的に低濃度の第1導電型不純物を有する半導体層を積層して構成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  14. 前記半導体層および前記第2導電型半導体層の合計厚さは、前記受光領域に入射させる光の吸収長よりも厚い
    ことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記第1導電型半導体層は、相対的に高濃度の第1導電型不純物を有する埋込層が上部に形成された半導体基板上に、相対的に低濃度の第1導電型不純物を有する半導体層を積層して構成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  16. 前記半導体層および前記第2導電型半導体層の合計厚さは、前記受光領域に入射させる光の吸収長よりも厚い
    ことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記素子分離絶縁層は、LOCOS(local oxidation of silicon)またはSTI(Shallow Trench Isolation)により形成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  18. 第1導電型半導体層と、
    前記第1導電型半導体層上に設けられた第2導電型半導体層と、
    前記第2導電型半導体層を複数の受光領域に分離すると共に第1導電型不純物を有する第1素子分離領域と、
    前記第1素子分離領域の表面の一部から前記第2導電型半導体層の表面の一部に渡って形成された素子分離絶縁層と
    を備え、
    前記第2導電型半導体層のうち素子分離絶縁層の下面と対向する部分の厚さは、前記第1導電型半導体層のうち前記第2導電型半導体層と接する表層における前記第1導電型不純物の濃度と、前記第1導電型半導体層および前記第2導電型半導体層の間に通常動作時に印加される電圧範囲内の逆バイアス電圧とに応じて決まる空乏層の幅よりも狭くなっている
    ことを特徴とする半導体装置。
  19. 前記第1素子分離領域に接して設けられ、さらに前記第1導電型半導体層のうち前記第2導電型半導体層と接する表層よりも高濃度の第1導電型不純物を有する第2素子分離領域を備える
    ことを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  20. 前記第1導電型半導体層は、相対的に高濃度の第1導電型不純物を有する半導体基板上に、相対的に低濃度の第1導電型不純物を有する半導体層を積層して構成されている
    ことを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  21. 前記半導体層および前記第2導電型半導体層の合計厚さは、前記受光領域に入射させる光の吸収長よりも厚い
    ことを特徴とする請求項20に記載の半導体装置。
  22. 前記第1導電型半導体層は、相対的に高濃度の第1導電型不純物を有する埋込層が上部に形成された半導体基板上に、相対的に低濃度の第1導電型不純物を有する半導体層を積層して構成されている
    ことを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  23. 前記半導体層および前記第2導電型半導体層の合計厚さは、前記受光領域に入射させる光の吸収長よりも厚い
    ことを特徴とする請求項22に記載の半導体装置。
  24. 前記素子分離絶縁層は、LOCOS(local oxidation of silicon)またはSTI(Shallow Trench Isolation)により形成されている
    ことを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
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