JP2005109047A - 光半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

光半導体集積回路装置及びその製造方法 Download PDF

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強 高橋
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Abstract

【課題】 従来の光半導体集積回路装置では、基板上面に多層の配線層を形成するため、フォトダイオード上面の層間絶縁層の膜厚を均一にできず、光の入射がばらつき、所望の光の感度が得られないという課題があった。
【解決手段】 本発明の光半導体集積回路装置では、基板4上面に多層の配線層32、36を形成した後に、フォトダイオード2表面の絶縁層をドライエッチングにより除去し、開口部39を形成している。そして、開口部39を介してフォトダイオード2の反射防止膜としてシリコン窒化膜層38を形成している。そのことで、本発明では、製造工程の簡略化、ドライエッチイングを採用することでの微細化を実現できる。また、開口部39の側面もシリコン窒化膜層38で被覆し、耐湿性も向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フォトダイオードを有する光半導体集積回路装置およびその製造方法に関し、フォトダイオード上に積層される絶縁層の膜厚のばらつきを解消し、フォトダイオードの感度を向上させることを目的とする。
受光素子と周辺回路とを一体化してモノリシックに形成した光半導体装置は、受光素子と回路素子とを別個に作ってハイブリットIC化したものと異なる。そして、光半導体装置は、コストダウンが期待できる。また、光半導体装置は、外部電磁界による雑音に対して強いというメリットを持つ。
従来のフォトダイオードを内蔵する光半導体装置では、例えば、N型基板の表面に不純物を拡散してP型半導体層を形成する。そして、表面にPN接合が露出している部分近傍より外側に、SiO膜とSiO膜を交互に3層ずつ重ねた高反射膜を形成する。一方、受光部周辺では、P型半導体層とP型電極とのコンタクトを取るためのコンタクトホールを除いて全面にSiO膜を形成し、フォトダイオードを形成している(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来のフォトダイオードを内蔵する光半導体装置では、例えば、P型基板上にノンドープの第1のエピタキシャル層、N型の第2のエピタキシャル層を積層する。そして、分離領域で区切られた島領域には、フォトダイオード、容量素子、NPNトランジスタが形成されている。そして、フォトダイオード形成領域では、第2エピタキシャル層表面に表面保護膜が形成される。このとき、表面保護膜上のシリコン酸化膜、ポリイミド系の層間絶縁膜、ジャケット・コートは、除去されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平03−206671号公報(第2頁、第1図) 特開2001−320078号公報(第3−5頁、第1図)
上述したように、特許文献1では、N型基板に対し、フォトダイオード素子のみが形成されている。そして、基板表面においても単層配線構造であり、反射防止膜が露出している。
しかしながら、例えば、フォトダイオードが内蔵された光半導体集積回路装置では、フォトダイオード素子等が形成される半導体層表面に、多層の配線層が形成される。そして、光半導体集積回路装置では、該配線層により、各素子を電気的に接続している。そのため、各配線層間は絶縁される必要があり、絶縁層として、無機材料のシリコン酸化膜、BPSG(Boron Phospho Silicate Glass)膜や有機材料のポリイミド膜等が用いられていた。そして、各層における配線層を形成する際に、SOG(Spin On Glass)膜等を用い平坦性を維持していた。
つまり、従来の光半導体集積回路装置では、多層の配線層を形成することで、絶縁層の膜厚にばらつきが生じていた。そして、特に、フォトダイオード形成領域上では、その絶縁層のばらつきにより、光が入射する位置により反射率が異なっていた。そのため、フォトダイオードの感度にばらつきが生じるという問題があった。
一方、上述した特許文献2では、フォトダイオードが内蔵された光半導体集積回路装置において、フォトダイオード形成領域上には、表面保護膜としてシリコン窒化膜層の単層膜のみが、被覆している。
しかしながら、特許文献2における発明では、上記シリコン窒化膜層は絶縁膜をウエットエッチングする際のエッチングストッパー膜として用いられていた。そして、ウエットエッチングにより、絶縁膜を除去していた。そのため、絶縁膜をウエットエッチング除去する際に、基板表面に対して、水平方向にもエッチングが進行していた。その結果、ウエットエッチングでは、所望の構造にエッチングすることが困難であり、加工精度が劣るという問題があった。
また、ウエットエッチングにより除去する場合には、水平方向と深さ方向とのエッチング速度がほぼ等しい。そのため、ウエットエッチングでは、微細加工が困難であり、近年の超高集積化に対応しきれないという問題があった。
本発明は、上述した各事情に鑑みて成されたものであり、本発明の光半導体集積回路装置では、少なくとも半導体層に形成されたフォトダイオードを内蔵する光半導体集積回路装置において、前記半導体層表面に積層された絶縁層には、少なくとも前記フォトダイオードの形成領域上面に開口部が設けられ、前記開口部から露出する前記半導体層表面及び前記絶縁層にはシリコン窒化膜層が被覆されていることを特徴とする。従って、本発明の光半導体集積回路装置では、フォトダイオード形成領域上の絶縁膜を除去する。そのことで、フォトダイオード上面における絶縁膜の膜厚のばらつきを無くし、入射光の感度のばらつきを抑制することができる。
一方、本発明は、上述した各事情に鑑みて成されたものであり、本発明の光半導体集積回路装置の製造方法では、半導体基板を準備し、該半導体基板上に少なくとも1層以上のエピタキシャル層が積層される半導体層を形成し、該半導体層にフォトダイオードを形成する工程と、前記半導体層上面に絶縁層を積層し、少なくとも前記フォトダイオード形成領域の前記絶縁層表面から、ドライエッチングにより前記絶縁層を除去し、開口部を形成する工程と、前記開口部から露出する前記半導体層及び前記絶縁層を被覆するようにシリコン窒化膜層を形成する工程とを具備することを特徴とする。従って、本発明の光半導体集積回路装置の製造方法では、フォトダイオード形成領域上に形成された絶縁層を除去する際に、ドライエッチングにより、該絶縁層を除去する。そのことで、エッチングによる加工精度を向上させ、微細化プロセスを実現できる。また、反射防止膜として用いるシリコン窒化膜層を単独の形成工程とする。そのことで、その膜厚を入射光に併せて任意に変更でき、種々の入射光に対して、光の感度特性を向上させることができる。
上述したように、本発明の光半導体集積回路装置では、フォトダイオード形成領域において、絶縁層に開口部を形成し、該開口部の底面及び側面を一体のシリコン窒化膜層で被覆し、反射防止膜として用いている。そのことで、本発明のフォトダイオードでは、多層配線構造による絶縁層の膜厚のばらつきに起因すること無く、入射光のばらつきを抑えることができる。その結果、本発明のフォトダイオードでは、所望の入射光に対し、その入射位置によるばらつきが抑止され、光の感度の向上を実現できる。
本発明の光半導体集積回路装置では、更に、上述したように、シリコン窒化膜により開口部側面に露出する絶縁層も被覆する。そのことで、開口部側面の絶縁層から水分が侵入することを防ぐことができる。その結果、本発明では、侵入した水分により配線層が腐食することもなく、耐湿性に優れた構造とすることができる。
本発明の光半導体集積回路装置の製造方法では、フォトダイオード上面の絶縁層を除去する際に、ドライエッチングにより除去することができる。つまり、本発明では、絶縁層とシリコンとのエッチング選択比を利用し、エピタキシャル層をドライエッチングのエッチングストッパー層として用いる。そして、ドライエッチングを用いることで、素子の加工精度を向上させ、微細化プロセスを実現できる。
以下に、本発明の一実施の形態である光半導体集積回路装置について、図1を参照にして詳細に説明する。
図1は、本実施の形態におけるフォトダイオード2及びNPNトランジスタ3とを組み込んだ光半導体集積回路装置1の断面図である。尚、図1では、フォトダイオード2及びNPNトランジスタ3のみが示されている。しかし、その他にも容量素子、縦型PNPトランジスタ等の種々の素子が組み込まれ、光半導体集積回路装置が形成されている。
図1に示すように、本実施の形態の光半導体集積回路装置では、P型の単結晶シリコン基板4上には、例えば、比抵抗200Ω・cm以上、厚さ10.0〜20.0μmであるノンドープで積層された第1のエピタキシャル層5が形成されている。この第1のエピタキシャル層5上には、例えば、比抵抗0.5〜3.0Ω・cm程度、厚さ4.0〜7.0μmであるリン(P)ドープで積層されたN型の第2のエピタキシャル層6が形成されている。そして、基板4、第1のエピタキシャル層5および第2のエピタキシャル層6には、3者を貫通するP型の分離領域7によって、第1の島領域8および第2の島領域9が形成されている。
この分離領域7は、基板4表面から上下方向に拡散した第1の分離領域10、第1のエピタキシャル層5表面から上下方向に拡散した第2の分離領域11および第2のエピタキシャル層6の表面から拡散した第3の分離領域12から成る。そして、3者が連結することで第1および第2のエピタキシャル層5、6を島状に分離する。また、P型の分離領域7上には、LOCOS酸化膜13が形成されていることで、より素子間分離が成される。ここで、LOCOS酸化膜13は、たんに厚い絶縁膜に置き換えることもできる。
本実施の形態では、第1の島領域8にはフォトダイオード2が形成され、第2の島領域9にはNPNトランジスタ3が形成されている。そして、第2のエピタキシャル層6及びLOCOS酸化膜13の上面には、シリコン酸化膜20及びシリコン窒化膜21が堆積されている。シリコン窒化膜21の上面には、BPSG(Boron Phospho Silicate Glass)膜層24が形成されている。そして、BPSG膜層24上面及びBPSG膜層24に形成されたコンタクトホールには、例えば、スパッタリング法により、バリアメタル層及びAl層が堆積され、1層目の配線層、NPNトランジスタの電極26、27、28等が形成されている。尚、本実施の形態では、1層目の配線層の下面にBPSG膜層24を形成し、リフロー工程における熱処理により、絶縁層の平坦性を向上させることができる。
そして、本実施の形態の光半導体集積回路装置では、多層の配線層構造となるので、1層目の配線層等の上面には、TEOS(Tetra−Ethyl−Orso−Silicate)膜層29、31及びSOG(Spin On Glass)膜層30が堆積されている。SOG膜層30をTEOS膜29、31間に形成することで、1層目の配線層により凹凸部が形成されたTEOS膜層29上面を平坦化する。そして、SOG膜層30上面にTEOS膜層31が、一定の平坦性を維持した状態で形成されている。その後、TEOS膜層31上面には、2層目の配線層32、TEOS膜層33、35、SOG膜層34、3層目の配線層36が形成されている。そして、本実施の形態では、3層目の配線層36上面には、耐湿性向上等を目的とするシリコン窒化膜層37が、例えば、プラズマCVD法により、堆積されている。
本実施の形態では、詳細は後述するが、フォトダイオード2形成領域上面の上記絶縁層は除去され、フォトダイオード2形成領域上面には、開口部39が形成されている。そして、開口部39の底面からは、第2のエピタキシャル層6表面が露出している。また、開口部39側面からはBPSG膜、TEOS膜等の絶縁層が露出している。しかしながら、図示の如く、開口部39には、シリコン窒化膜層38が被覆している。つまり、開口部39を被覆するシリコン窒化膜層38が、フォトダイオード2の反射防止膜を目的として形成されている。
一方、本実施の形態では、図1に示すように、シリコン窒化膜層38は、開口部39の側面も被覆する。開口部39の側面からは、TEOS膜層29、31、33、35、SOG膜層30、34が露出するが、シリコン窒化膜層38により被覆される構造である。シリコン窒化膜層38は、所望の領域のシリコン窒化膜37上面にも一体に形成されている。そのことで、開口部39側面では、シリコン窒化膜層38をシールド膜として用いることで、水分の侵入を抑止することができる。その結果、光半導体集積回路装置1では、開口部39側面からの水分の侵入による配線層32、36の腐食を防ぐことができ、製品品質の向上を実現できる。
尚、本実施の形態では、3層配線構造の光半導体集積回路装置を形成しているが、この実施の形態に限定する必要はない。例えば、4層配線、5層配線等n層配線(n=1、2…の自然数とする。)の構造も形成することができる。
以下に、フォトダイオード2及びNPNトランジスタ3に関し、それぞれの構造について説明する。
先ず、第1の島領域8に形成されるフォトダイオード2について説明する。本実施の形態では、図示の如く、LOCOS酸化膜13により区分された第2のエピタキシャル層6には、N型の拡散領域14が略全面に形成されている。そして、上述したように、第1のエピタキシャル層5はノンドープで形成されており、第2のエピタキシャル層6はリンドープで形成されている。この構造において、N型の拡散領域14はカソード領域として用いられる。
また、本実施の形態では、N型の拡散領域14の表面には、絶縁層に形成された開口部39を被覆するシリコン窒化膜層38が、一体に形成されている。そして、図1の断面図には示していないが、N型の拡散領域14にはカソード電極が接続している。一方、上述したように、基板4はP型の単結晶シリコン基板であり、P型の分離領域7と連結している。そして、図1の断面図には示していないが、分離領域7表面にはアノード電極が形成されており、基板4をアノード領域として用いている。分離領域7はアノード導出領域の役割を果たしている。
そして、フォトダイオード2の作用は、次に説明する通りである。例えば、フォトダイオード2のカソード電極に+5Vの如きVCC電位を、アノード電極にGND電位を印加する。そして、フォトダイオード2に逆バイアスが印加された状態にする。このとき、フォトダイオード2では、上述の如く、第1のエピタキシャル層5はノンドープにより形成されており、より広い幅の空乏層形成領域を確保することができる。つまり、ノンドープで形成されている第1のエピタキシャ層5のほぼ全ての領域を空乏層形成領域とすることができる。そして、フォトダイオード2に逆バイアスが印加した状態では空乏層が広く形成されるので、光の入射により発生する生成キャリアの移動速度を向上させることができる。その結果、フォトダイオード2の高速応答を可能にすることができる。
そして、本実施の形態におけるフォトダイオード2では、上述したように、LOCOS酸化膜13により区分された第2のエピタキシャル層6表面には、N型の拡散領域14が略全面に形成されている。このN型の拡散領域14の表面には、その略全面(カソード電極が形成される領域は除く。)にシリコン窒化膜層38が、反射防止膜として形成されている。そして、本実施の形態では、シリコン窒化膜層は、例えば、プラズマCVD法により形成され、その膜厚は、400Å〜1000Å程度で形成されている。
尚、本実施の形態では、シリコン窒化膜層38は開口部39を形成した後に、単独の形成工程により形成される。そのことで、シリコン窒化膜層38の膜厚は、任意の膜厚とすることができる。
次に、第2の島領域9に形成されるNPNトランジスタ3について説明する。図1に示したように、本実施の形態では、第1のエピタキシャル層5と第2のエピタキシャル層6との境界を挟むようにN型の埋め込み層15が形成されている。そして、第2のエピタキシャル層6には、ベース領域としてP型の拡散領域16、エミッタ領域としてN型のしみ出し領域17、コレクタ領域としてN型の拡散領域18が形成されている。また、このN型の拡散領域18には、コレクタ導出領域としてN型のしみ出し領域19が形成されている。
また、本実施の形態では、N型不純物がイオン注入されたポリシリコンにより、コレクタ取り出し電極22及びエミッタ取り出し電極23が形成されている。上述したように、このポリシリコンにイオン注入されたN型不純物のしみ出しにより、N型のコレクタ導出領域及びエミッタ領域を形成している。そして、コレクタ取り出し電極22及びエミッタ取り出し電極23上面には、BPSG膜層24が形成されている。BPSG膜層24に形成されたコンタクトホールを介して、コレクタ電極26、ベース電極27およびエミッタ電極28が形成されている。
尚、コレクタ電極26、ベース電極27及びエミッタ電極28は、バリアメタル層及びアルミ(Al)層の積層構造により形成されている。そして、コレクタ電極26及びエミッタ電極27のバリアメタル層は、ポリシリコンから成るコレクタ取り出し電極22及びエミッタ取り出し電極23と接続している。つまり、本実施の形態では、第1層目の配線層及び電極を形成する際に、バリアメタル層とAl層との2層構造とする。そのことで、バリアメタル層により、Alスパイクの発生を抑止できる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
次に、図2〜図5を参照にして、上述した本実施の形態であるフォトダイオード2及びNPNトランジスタ3とが組み込まれた光半導体集積回路装置の製造方法について、以下に説明する。尚、以下の説明では、図1に示した光半導体集積回路装置で説明した各構成要素と同じ構成要素には同じ符番を付すこととする。
先ず、図2に示す如く、P型の単結晶シリコン基板4を準備し、この基板4上面に、ノンドープの第1のエピタキシャル層5及びN型の第2のエピタキシャル層6を積層する。そして、第1及び第2のエピタキシャル層5、6に対し、例えば、公知のフォトリソグラフィ技術により、分離領域7、フォトダイオード2のN型の拡散領域14、NPNトランジスタ3のN型の埋め込み層15、P型の拡散領域16、N型の拡散領域18を、随時、形成する。また、図示の如く、第2のエピタキシャル層6の所望の領域にLOCOS酸化膜13を形成する。特に、分離領域7上にはLOCOS酸化膜13を形成することで、より素子間分離が成される。ここで、LOCOS酸化膜13は、例えば、厚さ0.5〜1.0μm程度に形成される。
次に、図3に示す如く、第2のエピタキシャル層6の表面にシリコン酸化膜20及びシリコン窒化膜21を形成する。そして、フォトダイオード2形成領域、NPNトランジスタ3形成領域において、例えば、公知のフォトリソグラフィ技術により、シリコン酸化膜20及びシリコン窒化膜21を選択的に除去する。その後、NPNトランジスタ3形成領域では、コンタクトホールを形成した領域には、N型不純物、例えば、ヒ素(As)がイオン注入されたポリシリコンを形成する。そして、該ポリシリコンが、コレクタ取り出し電極22及びエミッタ取り出し電極23となる。このとき、ポリシリコンに注入したN型不純物がしみ出し、N型しみ出し領域17、19を形成する。
次に、第2エピタキシャル層6上面の略全面にBPSG膜層24を形成する。そして、フォトダイオード2形成領域、コレクタ取り出し電極22、エミッタ取り出し電極23の上面のBPSG膜層24を、例えば、公知のフォトリソグラフィ技術により、選択的に除去する。
次に、NPNトランジスタ3形成領域等では、スパッタリング法により、バリアメタル層及びAl層を堆積する。このとき、バリアメタル層は、チタン(Ti)層を300Å程度及びチタンナイトライド(TiN)層を700Å程度積層する。そして、本実施の形態では、NPNトランジスタ3形成領域では、コレクタ電極26、ベース電極27、エミッタ電極28を形成する。その他、図示していないが、光半導体集積回路装置1の1層目の配線層を形成する。
次に、図4に示す如く、1層目の配線層と2層目の配線層32との間の層間絶縁層、2層目の配線層32と3層目の配線層36との間の層間絶縁層及び3層目の配線層36を形成する。1層目の配線層等の上面に、TEOS膜層29を堆積する。そして、TEOS膜層29は、1層目の配線層等によりその表面には凹凸が形成される。この凹凸を無くし平坦面を形成するために、液体SOG(Spin On Glass)を塗布し、SOG膜層30を形成する。その後、SOG膜層30上に、再び、TEOS膜層31を堆積する。本実施の形態では、SOG膜層30をTEOS膜層29、31間に形成することで、1層目の配線層等により凹凸部が形成されたTEOS膜層29上面を平坦化する。そして、SOG膜層30上面に、TEOS膜層31を形成する。そのことで、2層目の配線層32は、平坦性の維持されて形成されるので、配線層32は短絡を防止することができる。
その後、上述した製造方法により、2層目の配線層32上面に、TEOS膜層33、SOG膜層34、TEOS膜層35、3層目の配線層36を形成する。そして、3層目の配線層36上面に、例えば、減圧状態で、形成温度が450℃以下で、プラズマCVD(Plasma−Enhanced Chemical Vapor Deposition)法により、シリコン窒化膜層37を略全面に堆積する。このとき、シリコン窒化膜層37の膜厚は、3000Å〜10000Å程度で堆積される。
次に、図5に示す如く、本実施の形態では、フォトダイオード2形成領域において、シリコン窒化膜層37を選択的に除去する。そして、例えば、公知のフォトリソグラフィ技術により、例えば、CHF+CF+Ar系のガスを用いたドライエッチングを行う。そして、上記ガスは、TEOS膜層等の絶縁層と第2のエピタキシャル層6であるシリコンとの選択性を考慮して選択される。そのことで、本実施の形態では、第2のエピタキシャル層6をエッチングストッパー層として用い、TEOS膜層29、31、33、35、SOG膜層30、34等の層間絶縁層を選択的に除去する。そして、本実施の形態では、ドライエッチングにより、全ての絶縁層を除去し、その絶縁層に開口部39を形成する。そして、フォトダイオード2形成領域では、第2のエピタキシャル層6表面がオーバーエッチグされることはない。
尚、本実施の形態では、上記層間絶縁層をドライエッチングにより除去するが、この際、1回のドライエッチングにより除去する場合でも、複数回のドライエッチングにより除去する場合でも良い。
次に、図1に示すように、シリコン窒化膜層37上面から、例えば、減圧状態で、形成温度が450℃以下で、プラズマCVD法により、シリコン窒化膜層38を略全面に堆積する。この工程により、フォトダイオード2形成領域の開口部39にシリコン窒化膜層38が形成され、フォトダイオード2の反射防止膜として用いられる。ここで、シリコン窒化膜層38の膜厚は、400Å〜1000Å程度で堆積される。また、本実施の形態では、上記条件でのプラズマCVD法により、シリコン窒化膜層37、38を形成することで、形成時の熱による配線の変形等を抑止できる。
しかしながら、本実施の形態では、シリコン窒化膜層38は、単独工程で形成される。そのため、シリコン窒化膜層38の膜厚は、所望の目的に応じて、任意の膜厚とすることができるので、所望の入射光に対して適した膜厚とすることができる。そのことで、ユーザーの目的に応じて、容易に設計変更し、種々の光に対処した光半導体集積回路装置を形成することができる。また、絶縁層に形成された開口部39は、その側面からTEOS膜層、SOG膜層等が露出する。しかし、シリコン窒化膜層38が開口部39の側面も被覆するように形成することで、耐湿性も向上させることができる。そして、上述した製造方法により、図1に示す如く、光半導体集積回路装置1が完成する。
尚、本実施の形態では、シリコン窒化膜層37及び38を別工程で形成する場合について説明したが、この場合に限定する必要はない。例えば、両者の膜厚が、実質、同じ膜厚とすることが出来る場合には、同一の工程で形成することもできる。この場合には、製造工程の簡略化が図れる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
次に、図6は本実施の形態におけるその他の光半導体集積回路装置の断面図である。そして、NPNトランジスタ42、縦型PNPトランジスタ43及びフォトダイオード44とを組み込んだ光半導体集積回路装置41である。
図示の如く、P型の単結晶シリコン基板45上には、例えば、比抵抗100Ω・cm以上、厚さ6.0〜8.0μmであるノンドープで積層された第1のエピタキシャル層46が形成されている。この第1のエピタキシャル層46上には、例えば、比抵抗100Ω・cm以上、厚さ6.0〜8.0μmであるノンドープで積層された第2のエピタキシャル層47が形成されている。そして、基板45、第1のエピタキシャル層46及び第2のエピタキシャル層47には、3者を貫通するP型の分離領域48によって、第1の島領域49、第2の島領域50及び第3の島領域51が形成されている。
この分離領域48は、基板45表面から上下方向に拡散した第1の分離領域52、第1のエピタキシャル層46表面から上下方向に拡散した第2の分離領域53及び第2のエピタキシャル層47の表面から拡散した第3の分離領域54から成る。そして、3者が連結することで第1および第2のエピタキシャル層46、47を島状に分離する。また、P型の分離領域48上には、LOCOS酸化膜55が形成されることで、より素子間分離が成される。
そして、第1の島領域49にはNPNトランジスタ42が形成され、第2の島領域50には縦型PNPトランジスタ43が形成され、第3の島領域51にはフォトダイオード44が形成されている。以下に、それぞれの構造について説明する。
先ず、第1の島領域49に形成されるNPNトランジスタ42について説明する。図示の如く、この構造としては、第1のエピタキシャル層46と第2のエピタキシャル層47との境界を挟むようにN型の埋め込み層56が形成されている。そして、第2のエピタキシャル層47には、N型の拡散領域57が形成されている。拡散領域57は、深部でN型の埋め込み層56と重畳するように形成されている。拡散領域57には、コレクタ領域としてN型の拡散領域58、ベース領域としてP型の拡散領域59が形成されている。
そして、P型の拡散領域59にはエミッタ領域としてN型のしみ出し領域60が形成されている。N型の拡散領域58には、コレクタ導出領域としてN型のしみ出し領域61が形成されている。
本実施の形態では、N型不純物がイオン注入されたポリシリコンによりコレクタ取り出し電極62およびエミッタ取り出し電極63が形成されている。上述したように、このポリシリコンにイオン注入されたN型不純物のしみ出しにより、コレクタ導出領域及びエミッタ領域を形成している。そして、コレクタ取り出し電極62及びエミッタ取り出し電極63上面には、BPSG膜層が形成されている。そして、BPSG膜層に形成されたコンタクトホールを介してコレクタ電極64、ベース電極65およびエミッタ電極66が形成されている。
次に、第2の島領域50に形成される縦型PNPトランジスタ43について説明する。図示の如く、この構造としては、第1のエピタキシャル層46と第2のエピタキシャル層47との境界を挟むようにP型の埋め込み層67が形成されている。更に、この領域には、P型の埋め込み層67と重畳して、N型の埋め込み層68が形成されている。そして、第2のエピタキシャル層47には、P型の拡散領域69が形成されている。拡散領域69は、深部でP型の埋め込み層67と重畳するように形成されている。拡散領域69には、コレクタ領域としてP型の拡散領域70が形成されている。また、ベース領域としてN型の拡散領域71が形成されている。
N型の拡散領域71には、エミッタ領域としてP型のしみ出し領域72が形成されている。また、ベース取り出し領域としてN型の拡散領域73も形成されている。一方、P型の拡散領域70には、コレクタ取り出し領域としてP型のしみ出し領域74が形成されている。
本実施の形態では、P型不純物がイオン注入されたポリシリコンによりコレクタ取り出し電極75及びエミッタ取り出し電極76が形成されている。上述したように、このポリシリコンにイオン注入されたP型不純物のしみ出しにより、コレクタ導出領域及びエミッタ領域が形成されている。そして、コレクタ取り出し電極75及びエミッタ取り出し電極76上面には、BPSG膜層が形成されている。そして、BPSG膜層に形成されたコンタクトホールを介してコレクタ電極76、エミッタ電極77及びベース電極78が形成されている。
本実施の形態の光半導体集積回路装置では、この縦型PNPトランジスタ43を形成する領域を囲むように、N型の拡散領域79が形成されている。具体的には、N型の拡散領域79は分離領域48より内側に形成されている。つまり、コレクタ領域側ではP型の拡散領域70とP型の第3の分離領域54との間にN型の壁を設けている。そのことで、両者間での第2のエピタキシャル層47表面がP型に反転しても、両者がショートすることを防止することができる。その結果、ノンドープで積層されたエピタキシャル層46、47内に縦型PNPトランジスタ43を形成することを実現できる。そして、この構造について以下に説明する。尚、図示していないが、N型の拡散領域79は電源(VCC)と接続されている。そのため、縦型PNPトランジスタ43は、電源電位が印加されたN型の拡散領域79で囲まれているので、寄生効果を抑制することができる。
上述したように、縦型PNPトランジスタ43はノンドープで積層される第1および第2のエピタキシャル層46、47に形成されている。そして、第1および第2のエピタキシャル層46、47には、P型の拡散領域69、N型の拡散領域71が形成され、縦型PNPトランジスタ43形成領域を確保している。そのため、N型の拡散領域79を形成しない場合では、例えば、P型の拡散領域69又は70とP型の分離領域48との間にはイントリシック層のみが存在してしまう。そして、図示はしていないが、LOCOS酸化膜55上面には、例えば、Al配線等が形成されている。
この場合、上述の配線に電流が流れると、高比抵抗である第2のエピタキシャル層47表面はP型領域に反転してしまう。その結果、P型の拡散領域69又は70とP型の分離領域48とはショートしてしまう。このとき、第2のエピタキシャル層47はノンドープのため高抵抗である。そのため、例えば、1〜2V程度の電圧が印加することで表面がP型領域に反転してしまう。つまり、この縦型PNPトランジスタ43は非常に耐圧性の悪い構造となってしまう。
しかし、本実施の形態の縦型PNPトランジスタ43では、第2のエピタキシャル層47において、このP型の拡散領域69又は70とP型の分離領域48との間のイントリシック層にはN型の拡散領域79が形成されている。このため、この2者間にはPNの接合領域が形成される。そして、このイントリック層表面がP型領域に変化してもこの2者がショートすることはない。つまり、P型の分離領域48の内側にN型の拡散領域79を一環状に形成する。そのことで、縦型PNPトランジスタ43の耐圧性を大幅に向上させることができる。ここで、N型の拡散領域79は、常に、一環状に形成する必要はなく、縦型PNPトランジスタ43の耐圧性を向上させることができる領域にのみ形成する構造でも良い。つまり、縦型PNPトランジスタ43は、実質、N型の拡散領域79で囲まれた領域に形成されることとなる。尚、横型PNPトランジスタにおいても、上述した構造を利用できるが、このときは、N型の拡散領域79は電源と接続せず利用する。そのことで、縦型PNPトランジスタ43と同様な効果を得ることができる。
更に、本実施の形態の縦型PNPトランジスタ43では、N型の拡散領域79は、NPNトランジスタ42のN型の拡散領域57又は58の形成時に、同時に形成することができる。そのことで、本実施の形態では、NPNトランジスタ42と縦型PNPトランジスタ43とのN型の拡散領域の形成工程を共通工程とすることができる。
ここで、本実施の形態では、縦型PNPトランジスタ43のN型の拡散領域79とNPNトランジスタ42のN型の拡散領域58とが共通工程で形成されると、N型の拡散領域79と第3のP型の拡散領域54間の距離は、例えば、12.5μm程度である。一方、縦型PNPトランジスタ43のN型の拡散領域79とNPNトランジスタ42のN型の拡散領域57とが共通工程で形成されると、N型の拡散領域79と第3のP型の拡散領域54間の距離は、例えば、6.2μm程度である。
つまり、縦型PNPトランジスタ43のN型の拡散領域79は、NPNトランジスタ42のN型の拡散領域57又は58のどちらかと、共通工程で形成できる。しかしながら、N型の拡散領域57は、N型の拡散領域58よりも不純物濃度が低く、また、拡散深さも浅い。そこで、N型の拡散領域79は、N型の拡散領域57と共通工程で形成されることで、より素子の微細化を実現することができる。
次に、第3の島領域51に形成されるフォトダイオード44について説明する。図示の如く、この構造としては、第2のエピタキシャル層47表面には、N型の拡散領域80が略全面に形成されている。そして、上述したように、第1および第2のエピタキシャル層46、47はノンドープで形成され、N型の拡散領域80はカソード領域として用いられている。そして、図示していないが、N型の拡散領域80には、カソード電極が接続している。一方、基板45はP型の単結晶シリコン基板であり、また、P型の分離領域48と連結している。そして、図示はしていないが、分離領域48表面にはアノード電極が形成されており、基板45をアノード領域として用いている。分離領域48はアノード取り出し領域の役割を果たしている。
フォトダイオード44の作用は、次に説明する通りである。例えば、フォトダイオード44のカソード電極に+5Vの如きVCC電位を、アノード電極にGND電位を印加する。そして、フォトダイオード44に逆バイアスが印加された状態とする。このとき、フォトダイオード44では、上述の如く、第1および第2のエピタキシャル層46、47はノンドープにより形成されている。そのことで、フォトダイオード44では、より広い幅の空乏層形成領域を確保することができる。つまり、ノンドープで形成されている第1および第2のエピタキシャル層46、47のほぼ全ての領域を空乏層形成領域とすることができる。
本実施の形態のフォトダイオード44では、ノンドープの第1および第2のエピタキシャル層46、47によりPN接合容量を低減することができるので、空乏層を広げることができる。そして、フォトダイオード44に逆バイアスが印加された状態では、空乏層が広く形成される。そのことで、フォトダイオード44では、光の入射により発生する生成キャリアの移動速度を向上させることができる。その結果、フォトダイオード44の高速応答を可能にすることができる。
つまり、フォトダイオード44では、光の波長等の目的用途にも関係するが、ノンドープで形成されたエピタキシャル層を多層に積層し、空乏層形成領域を確保するほどフォトダイオード44の特性を向上することができる。
そして、本実施の形態では、各素子上面に形成される絶縁層には、BPSG膜、TEOS膜層、SOG膜、配線層が形成され、上述した図1の構造と同様である。そのため、図6に示した構造においても、シリコン窒化膜層82をシールド膜及びフォトダイオード44の反射防止膜として用いることができる。そのため、各素子上面の構造の説明は、図1の説明を参照することとし、ここではその説明を割愛する。
尚、上述したように、図6に示した本実施の形態では、ノンドープで形成されたエピタキシャル層が2層構造の場合について説明したが、特に、この構造に限定する必要はない。フォトダイオードの使用用途に応じて、ノンドープの多層のエピタキシャル層が積層された場合も同様な効果を得ることができる。そして、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の実施の形態における光半導体集積回路装置を説明する為の断面図である。 本発明の実施の形態における光半導体集積回路装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における光半導体集積回路装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における光半導体集積回路装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における光半導体集積回路装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における光半導体集積回路装置を説明する為の断面図である。
符号の説明
1、41 光半導体集積回路装置
2、44 フォトダイオード
3、42 NPNトランジスタ
4、45 P型の単結晶シリコン基板
5、46 第1のエピタキシャル層
6、47 第2のエピタキシャル層
7、48 分離領域
8、49 第1の島領域
9、50 第2の島領域
10、52 第1の分離領域
11、53 第2の分離領域
12、54 第3の分離領域
13、55 LOCOS酸化膜
14、18、57、58、71、73、79、80 N型の拡散領域
15、56、68 N型の埋め込み層
16、59、69、70、 P型の拡散領域
17、19、60、61 N型のしみ出し領域
20 シリコン酸化膜
21、37、38、81、82 シリコン窒化膜層
22、62、75 コレクタ取り出し電極
23、63 エミッタ取り出し電極
24 BPSG膜層
26、64、76 コレクタ電極
27、65、78 ベース電極
28、66、77 エミッタ電極
29、31、33、35 TEOS膜層
30、34 SOG膜層
32、36 配線層
39 開口部
43 縦型PNPトランジスタ
51 第3の島領域
67 P型の埋め込み層
72、74 P型のしみ出し領域

Claims (6)

  1. 少なくとも半導体層に形成されたフォトダイオードを内蔵する光半導体集積回路装置において、
    前記半導体層表面に積層された絶縁層には、少なくとも前記フォトダイオードの形成領域上面に開口部が設けられ、前記開口部から露出する前記半導体層表面及び前記絶縁層にはシリコン窒化膜層が被覆されていることを特徴とする光半導体集積回路装置。
  2. 前記絶縁層には、少なくとも2層以上の配線層が形成されており、1層目の前記配線層の下面にはBPSG膜層を有することを特徴とする請求項1に記載の光半導体集積回路装置。
  3. 前記シリコン窒化膜層は、前記絶縁層上面の所望の領域にも一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光半導体集積回路装置。
  4. 半導体基板を準備し、該半導体基板上に少なくとも1層以上のエピタキシャル層が積層される半導体層を形成し、該半導体層にフォトダイオードを形成する工程と、
    前記半導体層上面に絶縁層を積層し、少なくとも前記フォトダイオード形成領域の前記絶縁層表面から、ドライエッチングにより前記絶縁層を除去し、開口部を形成する工程と、
    前記開口部から露出する前記半導体層及び前記絶縁層を被覆するようにシリコン窒化膜層を形成する工程とを具備することを特徴とする光半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 前記絶縁層を除去し、前記開口部を形成する工程では、前記半導体層と前記絶縁層とのエッチング選択比を利用し、前記ドライエッチングにより前記絶縁層を除去することを特徴とする請求項4に記載の光半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 前記シリコン窒化膜層を形成する工程では、プラズマCVD法を用い、前記絶縁層表面の所望の領域にも前記シリコン窒化膜層を一体に形成することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の光半導体集積回路装置の製造方法。
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