JP2649097B2 - 電子写真装置用のロールブラシ及びその製造方法 - Google Patents

電子写真装置用のロールブラシ及びその製造方法

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JP2649097B2
JP2649097B2 JP2105839A JP10583990A JP2649097B2 JP 2649097 B2 JP2649097 B2 JP 2649097B2 JP 2105839 A JP2105839 A JP 2105839A JP 10583990 A JP10583990 A JP 10583990A JP 2649097 B2 JP2649097 B2 JP 2649097B2
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英樹 寺本
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Touei Sangyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真装置用のロールブラシに関し、さ
らに詳しくは、電子写真式の複写機、プリンタ又はファ
クシミリ等の静電印刷技術を利用する電子写真装置のた
めの現像装置用及びクリーニング装置用のロールブラシ
に関する。
[従来の技術] 電子写真装置では、第3図に示すように、周面に感光
体層を有する感光体ドラム50のまわりに、感光体層を一
様に帯電させる帯電器52、部分露光によって静電潜像が
形成された感光体層に帯電粉末トナーを供給してこれを
顕像化する現像装置54、感光体層上の粉末トナーを紙等
に転写させる転写装置56、転写後の感光体層及び粉末ト
ナーを除電する除電器58、及び感光体層上の未転写残留
トナーを回収するクリーニング装置60が順次設けられ
る。
現像装置54の内部には感光体ドラム50の周面を摺擦す
る現像用ロールブラシ62が配されている。この現像用ロ
ールブラシ62の周囲には放射状の毛体64が形成されてい
る。66はトナーを収納し現像用ロールブラシ62にトナー
を供給するトナー供給箱である。摩擦板68に摺擦する現
像用ロールブラシ62の回転によって毛体64の繊維とトナ
ーとの摩擦が生じ、この摩擦によってトナーが帯電す
る。帯電したトナーは、毛体64によって感光体ドラム50
まで運ばれ、この感光体ドラム50上に転移して静電潜像
を顕像化する。
また、クリーニング装置60においては、ハウジング70
の中に、感光体ドラム50の周面に残留した未転写トナー
を除去するクリーニング用ロールブラシ72が配されてい
る。このクリーニング用ロールブラシ72も、円筒状支持
体の周面に放射状の毛体74を形成したものである。76
は、クリーニング用ロールブラシ60の毛体74に吸着され
た未転写のトナーを回収する回収ローラである。
このような現像装置用の及びクリーニング装置用のロ
ールブラシ62,72としては、従来、第4図及び第5図に
示すものが提案されている。
第4図のロールブラシは、金属管11の表面にその金属
管11と同じ幅を有する長方形のブラシ材12を巻き付けて
それらを接着剤により接着したものである。また、第5
図に示されるロールブラシは、金属管21の表面に帯状の
ブラシ材22をスパイラル状に巻き付けて、それらを接着
剤により接着したものである。ブラシ材12,22として
は、基布にレーヨンやナイロンの糸を植毛して立毛パイ
ルとした布帛が用いられる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、第4図のロールブラシにおいては、長方形の
ブラシ材12を金属管11の表面に巻き付けているため、長
手方向に継目13が形成される。また、第5図のロールブ
ラシにおいては、帯状のブラシ材22を金属管21の表面に
スパイラル状に巻き付けているため、スパイラル状の継
目23が形成される。これらの継目13,23の部分でブラシ
材12,22の表面に段差が生じることになる。
そのため、このロールブラシを電子写真装置における
現像装置において用いると、ロールブラシの継目におい
てトナーが感光体ドラムに移転せず複写された画像など
に白抜きの切れ目が生じる。また、このロールブラシを
クリーニング装置に用いると、継目の個所において感光
体ドラム上のトナーが完全に除去されないので、次回の
転写において画像に汚れが生じる問題があった。
また、上記ロールブラシを製造する際には継目13,23
に隙間が生じないように金属管11,21の表面にブラシ材1
2,22を装着しなければならないため、製造工程において
混乱性が伴うと共に、不良品が生じる可能性も高い。
本発明の目的は、上記の欠点のないロールブラシ及び
その製造方法を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るロールブラシは、筒編みにより形成さ
れ、芯材となる円管よりも径大に形成された導電性の円
筒状ブラシ材を前記円管に被嵌し、前記ブラシ材を収縮
させることによりそのブラシ材を前記円管に接着させて
なるものである。
本発明に係るロールブラシの製造方法は、筒編みによ
り芯材となる円管よりも径大な導電性の筒状ブラシ材を
形成し、前記筒状ブラシ材を前記円管に被嵌し、所定の
処理を施して前記ブラシ材を収縮させることによりその
ブラシ材を前記円管に接着させるものである。
以上において、好ましくは、ブラシ材が、収縮性の基
布とパイル状に編まれた導電性のパイル糸とよりなる。
Na+、K+、Cl-等のイオンを除去するためには、ブラシ
材をイオン交換水で洗浄する。油剤除去のためには、ブ
ラシ材を溶剤で洗浄する。また、これら洗浄を十分に行
なうためには、接着剤を用いることなくブラシ材を円管
に接着させることが好ましい。
[作 用] 本発明に係るロールブラシは、円管に被嵌された筒編
みよりなる筒状のブラシ材が収縮されてなるので、ブラ
シ材の表面に継目が全く形成されない。したがって、こ
のロールブラシを現像装置やクリーニング装置に用いる
と、切れ目や汚れのある画像が形成されることがない。
また、このロールブラシは、ブラシ材を収縮させること
により円管に接着させるので、製造が簡単であり、ま
た、立毛密度を向上させることができる。さらに、ブラ
シ材の収縮により接着させているため、接着剤を用いな
くてもよく、あるいは用いる場合でもその選択範囲が広
いため、耐水性、耐溶剤性の高いものを適宜に選ぶこと
ができ、よって、十分な洗浄が可能となる。
本発明に係る製造方法は、筒編みにより、筒状のブラ
シ材を形成することにより、表面に全く継目のないブラ
シ材を形成するとともに、そのブラシ材を収縮させるこ
とにより、ブラシ材を円管に接着させるものである。し
たがって、表面に全く継目を有さないロールブラシを簡
単な工程で製造することができ、また、立毛密度の向上
及び十分な洗浄が可能になる。
ブラシ材を、収縮性の基布とパイル状に編まれた導電
性のパイル糸とより構成すると、パイル糸はループ状を
なして基布に編み込まれて保持されているため、抜ける
ことがなく、よって、従来よりパイル織り生地において
なされているパイル糸の抜け防止のためのバックコーテ
ィングが不要になる。
イオン交換水による洗浄をブラシ材に施せば、製造過
程でブラシ材に付着したNa+、K+、Cl-等のイオンが除去
され、電子写真装置におけるこれらイオンの悪影響を防
止できる。
溶剤による洗浄をブラシ材に施せば、製造過程でブラ
シ材に付着した油剤が除去され、電子写真装置における
油剤の悪影響を防止できる。
また、接着剤を用いることなくブラシ材を円管に接着
させれば、イオン交換水や溶剤により接着剤が侵される
ということがなく、十分な洗浄が可能となる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は、本発明に係るロールブラシの製造方法を説
明するための図であり、第2図は、その完成状態を示す
図である。
このロールブラシは、芯材となるアルミ管等の金属管
1及び筒状ブラシ材2からなる。まず、筒編みにより、
筒状ブラシ材2を形成する。この筒状ブラシ材2は、水
分または熱による収縮性の強い基布及びパイル状に編ま
れた導電性のパイル糸からなる。すなわち、筒状ブラシ
材2は、収縮性の糸を用いて筒編み(即ち、丸編機等で
筒状に編むこと)により基布を形成しながら、この基布
の編み組織に導電性のパイル糸をループ状に編み込むこ
とにより形成されている。これにより、導電性のパイル
糸が、収縮性の強い基布の表面(編地面)からループ状
に突出している。この筒状ブラシ材2は、金属管1より
もやや径大に形成される。冷水または蒸気によって収縮
する基布を構成する繊維には、PVA(ポリビニルアルコ
ール)、強力レーヨン(レーヨンタイヤコード)等が使
用できる。導電性パイル糸には、カーボンブラックを含
有するレーヨン、綿等のセルロース系統繊維が利用でき
る。ナイロン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル等
の人造繊維に、カーボンブラックを含ませたものでも良
い。
筒状ブラシ材2を金属管1に被せる。次に、冷水また
は蒸気をブラシ材2に吹きかけることにより、ブラシ材
2を収縮させる。その結果、ブラシ材2が金属管1に密
着する。
予め、金属管1の表面にサンドペーパー等により微細
な溝を形成しておけば、接着剤なしにブラシ材2を金属
管1の表面に固定することができる。また、金属管1の
表面に予め熱溶融性の接着剤を塗布しておけば、ブラシ
材2の収縮後、乾燥時にその接着剤が溶融することによ
り、ブラシ材2が金属管1に固定される。
次に金属管1に装着されたブラシ材2をイオン交換水
により洗浄する。これにより、筒編み工程の際にブラシ
材2に付着したNa+、K+、Cl-等のイオンや油剤が除去さ
れる。ただし、イオン交換水による油剤除去のために
は、筒編み工程の際にイオン交換水で簡単に除去される
油剤を用いることが必要である。次に、ブラシ材2の表
面に蒸気を吹き付けながらこの金属管1を回転させるこ
とにより、ブラシ材2に起毛を施す。更に、ブラシ材2
を乾燥させたのち、シャーリング加工を施す。これによ
り、立毛パイルが形成される。
なお、起毛及びシャーリング加工の際に付着する油剤
を完全に除去しようとする場合には、シャーリング加工
の後にイオン交換水による洗浄及び乾燥を行えばよい。
フロン、アルコール(イソプロパノール)、塩化メチレ
ン等の有機溶剤による洗浄も油剤除去に効果的である。
このようにして製造されたロールブラシは、ブラシ材
2の表面に全く継目を有さない。また、ブラシ材2を金
属管1に接着した後に、起毛及びシャーリング加工を施
しているので、ブラシ材2の表面の均一性が確保され
る。したがって、このブラシを電子写真装置における現
像装置やクリーニング装置に用いるときは、画像に切れ
目や汚れが生じることがない。
更に、上記製造方法によると、ブラシ材2に付着する
イオン、油剤等の汚れがロールブラシの製造工程中に完
全に除去されるので、電子写真装置においてこれらの汚
れがトナーに混入したり、感光体ドラムを汚染したりす
ることがない。油剤等の汚れが複写画像に転移すること
もない。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、ブラシ材の表面に全
く継目のないロールブラシを簡単な製造工程により得る
ことが可能となる。これにより、電子写真装置における
現像装置やクリーニング装置に用いるときは、画像に切
れ目や汚れが生じることがない。更にブラシ材にイオン
交換水または溶剤による洗浄を施しておけば、電子写真
装置においてイオン、油剤等の汚れがトナーに混入した
り、感光体ドラムを汚染したりすることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例によるロールブラシの製造
方法を説明するための斜視図である。 第2図は、同実施例のロールブラシの完成状態を示す斜
視図である。 第3図は、電子写真装置の機構を示す概略断面図であ
る。 第4図は、従来のロールブラシの一例を示す斜視図であ
る。 第5図は、従来のロールブラシの他の例を示す斜視図で
ある。 [符号の説明] 1……金属管 2……ブラシ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−42072(JP,A) 特開 昭58−107559(JP,A) 特開 平1−109377(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒編みにより形成され、芯材となる円管よ
    りも径大に形成された導電性の円筒状ブラシ材を前記円
    管に被嵌し、前記ブラシ材を収縮させることによりその
    ブラシ材を前記円管に接着させてなる電子写真装置用の
    ロールブラシ。
  2. 【請求項2】前記ブラシ材が、収縮性の基布とパイル状
    に編まれた導電性のパイル糸とよりなることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真装置用のロールブラシ。
  3. 【請求項3】筒編みにより芯材となる円管よりも径大な
    導電性の筒状ブラシ材を形成し、前記筒状ブラシ材を前
    記円管に被嵌し、所定の処理を施して前記ブラシ材を収
    縮させることによりそのブラシ材を前記円管に接着させ
    る、電子写真装置用のロールブラシの製造方法。
  4. 【請求項4】ブラシ材をイオン交換水で洗浄する、請求
    項3記載の電子写真装置用のロールブラシの製造方法。
  5. 【請求項5】ブラシ材を溶剤で洗浄する、請求項3記載
    の電子写真装置用のロールブラシの製造方法。
  6. 【請求項6】接着剤を用いることなく前記ブラシ材を前
    記円管に接着させる請求項4又は5記載の電子写真装置
    用のロールブラシの製造方法。
  7. 【請求項7】前記ブラシ材が、収縮性の基布とパイル状
    に編まれた導電性のパイル糸とよりなることを特徴とす
    る請求項3記載の電子写真装置用のロールブラシの製造
    方法。
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JPS58107559A (ja) * 1981-12-22 1983-06-27 Canon Inc 現像装置
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