JPH06289759A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents

画像形成装置のクリーニング装置

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JPH06289759A
JPH06289759A JP10020793A JP10020793A JPH06289759A JP H06289759 A JPH06289759 A JP H06289759A JP 10020793 A JP10020793 A JP 10020793A JP 10020793 A JP10020793 A JP 10020793A JP H06289759 A JPH06289759 A JP H06289759A
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JP
Japan
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loop
shaped
fur
fur brush
base cloth
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JP10020793A
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Hiroshi Ono
博司 小野
Norio Kikuchi
宣男 菊地
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ループ状毛体を、感光体表面に対し、一様
に、しかも充分な面積で摺擦し得る構成形態のものにし
て、トナーなどの被清掃物の掻き取り性を一段と良好に
し得るようにしたクリーニング装置を提供することであ
る。 【構成】 当該クリーニング装置は、感光体表面を摺擦
清掃するファーブラシ18を備えている。ファーブラシ
18は、ローラ状芯金の周りに、ループ状毛体23を織
り込んだ帯状の一枚の基布22を巻き付けたものとなっ
ている。ループ状毛体23の両脚部の間隔Hは少なくと
も3mmとなっているものが用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潜像担持体表面に摺擦
して、同表面を清掃するファーブラシを備えた、画像形
成装置のクリーニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機、プリンタ或いはファク
シミリなどの画像形成装置において、潜像担持体に静電
潜像を形成し、この静電潜像をトナー像として可視像化
するものでは、そのトナー像を転写材に転写したのち、
転写に寄与しなかったトナーや、その他紙粉などの異物
が潜像担持体表面に残留付着しているので、これらを潜
像担持体から清掃除去している。
【0003】図6は、かような清掃除去を行うクリーニ
ング装置を備えた画像形成装置の感光体周りの概略構成
図である。
【0004】かかる画像形成装置の構成や画像形成プロ
セスなどを説明する過程で、従来の問題点について以下
に明らかにする。
【0005】潜像担持体の一構成例であるドラム状感光
体1は、図示されない駆動手段によって図における時計
方向に回転されるようになっていて、この回転の際に、
先ず、その表面が帯電チャージャ2によって一様に帯電
される。次いで、その帯電面に対して、露光部3におい
て画像露光若しくは光書き込みが行われることにより、
感光体表面には所定の静電潜像が形成される。
【0006】このあと、上記静電潜像は現像装置4によ
ってトナー像として可視像化される。一方、図示されな
い給紙部からは例えば転写紙5より成る転写材が感光体
1に向けて送られ、この転写紙5には、転写チャージャ
6の作用によって感光体1上のトナー像が転写される。
この転写後、転写紙5は感光体1上から分離され、図示
されない定着装置に向けて送られ、この定着装置によっ
てトナー像が転写紙5上に定着される。
【0007】転写紙5が感光体1から分離されたあと、
その感光体1の表面がクリーニング装置7によって清掃
される。このクリーニング装置7は、感光体1の表面に
摺擦して、同表面を清掃するファーブラシ8を備えたも
のとなっている。
【0008】ファーブラシ8は、ローラ状の芯金11
と、これに巻き付けられた基布12と、この基布に織り
込まれたループ状毛体13とで構成されている。ファー
ブラシ8は図示されない駆動手段によって図における時
計方向に回転駆動されるようになっていて、この際、感
光体1の表面に接触する部分となるループ状毛体13
は、その表面に摺擦して、トナー像転写後に感光体1上
に残留付着するトナーや紙粉などを掻き取って除去す
る。ファーブラシ8と感光体1との間に電界を印加し、
感光体1上の残留トナーなどの異物を静電的にファーブ
ラシ8の側へ吸引させることもある。
【0009】ファーブラシ8によって除去できなかった
トナーや紙粉などは、ファーブラシ8の下流側に設けら
れているクリーニングブレード9によって掻き取られ、
クリーニング装置内に回収される。なお、この種のファ
ーブラシを用いるクリーニング装置の技術に関しては、
実開昭54−27632号公報や実開昭63−1223
71号公報などにも開示されている。
【0010】従来において用いられていたファーブラシ
8は、図7に示すような構成形態となっていて、芯金1
1(図6)の軸線方向に並べられるループ状毛体13の
先端部(仮想線で示す部分)が感光体表面に摺擦してト
ナーなどを掻き落とす働きをする。かかる先端部を以
後、「接触先端部」と称するものとして、この接触先端
部の幅Wは従来狭くなっていた。又、ループ状毛体13
の毛足長さLに比べ、根元の両脚部の間隔Hが非常に狭
くなっていた。
【0011】ループ状毛体13がかような構成形態とな
っていると、ループ状毛体13が捩れ易くなる。ループ
状毛体13は、予め、よじって基布12に織り込んであ
るため、間隔Hが狭いと、その戻り弾力で、根元から接
触先端部に向けて捩れ易くなるのである。このようにな
ると、ループ状毛体が一様に感光体表面に対して摺擦し
にくくなり、又、その捩れと、接触先端部の幅Wが狭い
のとで、接触面積も不足するようになって、クリーニン
グ不良を生じ易くなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ルー
プ状毛体を、潜像担持体表面に対し、一様に、しかも充
分な面積で摺擦し得る構成形態のものにして、トナーな
どの被清掃物の掻き取り性を一段と良好にし得るように
したクリーニング装置を提供することにある。
【0013】今1つの発明の目的も同様に、ループ状毛
体を、潜像担持体表面に対し、一様に、しかも充分な面
積で摺擦し得る構成形態のものにして、トナーなどの被
清掃物の掻き取り性を一段と良好にし得るようにしたク
リーニング装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、潜像担持体表面に摺擦して、同表面を清掃
するファーブラシを備え、このファーブラシを、潜像担
持体の表面に接触するループ状毛体を有するものとなす
と共に、そのループ状毛体として、根元の両脚部の間隔
が少なくとも3mmとなっているループ状毛体を用いた、
画像形成装置のクリーニング装置を提案するものであ
る。
【0015】今一つの発明は、上記目的を達成するた
め、潜像担持体表面に摺擦して、同表面を清掃するファ
ーブラシを備え、このファーブラシを、ローラ状の芯金
と、この芯金に螺旋状に密に巻き付けられる帯状の基布
と、潜像担持体表面への接触部分となり、根元の間隔が
少なくとも3mmとなるように、前記基布に織り込まれる
ループ状毛体とで構成し、このうちのループ状毛体とし
て、前記芯金の外径をD、基布の幅をAとしたとき、両
脚部の並び方向と、基布の長手方向との成す角θが概ね
cos-1{A/(πD)}となるように、基布に織り込んだ
ループ状毛体を用いた、画像形成装置のクリーニング装
置を提案するものである。
【0016】なお、ループ状毛体の両脚部の間隔をH、
その毛足長さをLとしたとき、両者の関係を0.8L≦
H≦2Lに設定すると、効果的である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0018】図1は、本発明一実施例のクリーニング装
置に備えられるファーブラシ18の一部を展張して巨大
視した断面図である。
【0019】図2は、上記クリーニング装置に備えられ
るファーブラシ18の一部の斜視図であり、このファー
ブラシ18は、中空ローラ状の芯金21に、ループ状毛
体23を織り込んだ基布22を巻き付けたものとなって
いる。なお、図1では、芯金21については便宜上、そ
の図示を省略してある。
【0020】上記ファーブラシ18は、従来の画像形成
装置のクリーニング装置と全く同様に組付けられて使用
され、またこの画像形成装置は、ファーブラシ18の構
成を除いて図6と全く同じく構成されている。これは、
後述する第2の実施例においても同様である。
【0021】すなわち、図1に示すように、ループ状毛
体23は、この接触先端部(仮想線で示す部分)が、潜
像担持体の一構成例である感光体1の表面に接触しつつ
移動する間で、同表面に付着しているトナーや紙粉など
を掻き取って除去する。このようにファーブラシ18は
感光体1の表面に摺擦して同表面を清掃するが、その
際、感光体1の表面に接触するループ状毛体23は、根
元の両脚部の間隔Hが少なくとも3mmとなるように基布
22に織り込まれている。すなわち、ループ状毛体23
として、3mm以上の間隔Hで、基布22に織り込まれた
ものが用いられるのである。
【0022】上記間隔Hは、好ましくは、3乃至15mm
程度に設定される。このように間隔Hの大きいループ状
毛体をもつファーブラシ18を用いると、ループ状毛体
23の捩れが生じにくくなり、ループ状毛体23が感光
体1の表面に対して一様に摺擦するようになる。又、接
触先端部の幅Wも、従来のもの(図7)と比べて、広く
なるので、接触面積も充分に確保されるようになる。こ
れらのことによって、ループ状毛体23は狙い通りに適
確に、感光体表面に接触するようになり、クリーニング
不良の発生を効果的に抑えることができる。
【0023】なお、図2に示したループ状毛体23は、
実際には非常に密集して基布22に織り込まれるもので
あるが、この図では、それを非常に疎の状態で示してあ
る。かかるループ状毛体23は、芯金21の軸線24の
方向に並ぶように基布22に織り込まれるのである。
【0024】ここで、図1において、ループ状毛体23
の両脚部の間隔を上述のようにHとし、ループ状毛体2
3の毛足長さをLとしたとき、両者の関係は、0.8L
≦H≦2Lに設定されている。このように構成すると、
毛足長さLに対する間隔Hの大きさが従来よりも大きく
なるので、更に、ループ状毛体の1つ1つの捩れが生じ
にくくなって、ループ状毛体23の接触先端部をねらい
通りに感光体1に接触させることができ、ループ状毛体
23の摺擦性を一段と良くすることができるのである。
【0025】次に、今一つの発明に関する第2の実施例
について説明する。
【0026】この実施例のクリーニング装置も、潜像担
持体の一構成例である感光体表面に摺擦して、同表面を
清掃するファーブラシを備えている。図3は、かかるフ
ァーブラシの一構成例を示し、このファーブラシ28
は、中空ローラ状の芯金31と、この芯金に螺旋状に密
に巻き付けられた一枚の帯状の基布32と、これに織り
込まれたループ状毛体33(図4,5)とから主に構成
されている。
【0027】ループ状毛体33には、図1に示したルー
プ状毛体23と同じように、根元の間隔が少なくとも3
mmとなるように、基布32に織り込まれたループ状毛体
が用いられ、かようなループ状毛体33が感光体表面へ
の接触部分となる。またこの実施例においても、図1に
示したところと同様に、ループ状毛体33の両脚部の間
隔をH、その毛足長さをLとしたとき(図1参照)、両
者の関係を0.8L≦H≦2Lとすることが望ましい。
【0028】ここで、図3に示すように芯金31の外径
をDとし、図4に示すように、基布32の幅をAとする
ものとしておく。かような幅Aを有する基布32を、外
径Dなる芯金31に螺旋状に密に巻き付けるのである。
なお、かような基布にループ状毛体を織り込んだものを
「ループパイルブラシ」と呼んでいる。
【0029】図3に示したファーブラシ28は、かかる
ループパイルブラシを芯金31上に螺旋状に密に巻き付
けたものであり、その基布32は、例えば、両面接着テ
ープ(不図示)によって芯金31に接着され、さらにそ
の巻き付け初端部には接着剤29が接着され、基布が、
はがれないようにされる。図示されない巻き付け終端部
も、同様にして接着剤で接着状態にされる。なお、図3
において、仮想線で示すものは、ループ状毛体33の集
合体の輪郭である。
【0030】図4において、ループ状毛体33の配設方
向41と、基布32の長手方向43との成す角をθとし
たとき、cosθ=A/(πD)をほぼ満たすようにこれ
らの大きさが設定されている。すなわち、ループ状毛体
33の両脚部の並び方向と、基布32の長手方向43と
の成す角θが、概ねcos-1{A/(πD)}となるよう
に、ループ状毛体33が基布32に織り込まれているの
である。なお、この例では基布32の端部は、芯金31
の周長πDと同じ長さとなるように斜めに切断されてい
る。
【0031】いずれにしても、かような条件で織り込ま
れたループ状毛体をもつループパイルブラシの基布32
を、芯金31上に螺旋状に密に巻き付けることにより、
ループ状毛体33の配設方向、すなわち、図5に示すよ
うに、両脚部の並び方向41が、芯金31の軸線24の
方向に合致するのである。ここで基布32を芯金に密に
巻き付けるとは、その基布32が実質的に重なることな
く、しかも螺旋状に延びる基布32の隣り合った部分の
間に実質的に隙間のない状態を意味する。このようにし
て、ループ状毛体33の接触先端部の配設方向42も、
それに捩れがない条件で、同様に軸線24の方向に合致
する。なお、図5は図4のループ状毛体33を、図4に
矢印Bで示した方向から見たものであり、基布32の図
示は便宜上省略してある。
【0032】上述した如き条件で、1枚の帯状のループ
パイルブラシを、前述のように両面テープなどの接着手
段を用いて、芯金上に巻き付け接着することで、極く簡
単に、トナーなどを掻き取り除去するファーブラシを作
製することができる。そして、かようなファーブラシを
用いた場合、ループ状毛体33の接触先端部の方向はほ
ぼ芯金の軸線方向になるので、その摺擦方向は、軸線方
向とほぼ直交する方向になり、より有効的に、トナーな
どを掻き取り除去することができ、クリーニング不良を
生じにくくすることができる。
【0033】なお、本発明は、潜像担持体として、ドラ
ム状感光体、ベルト状感光体を用いる画像形成装置や、
そのような感光体以外の潜像担持体を用いる画像形成装
置等におけるクリーニング装置にも広く適用できること
は勿論である。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載のクリーニング装置によ
れば、ループ状毛体の捩れが生じにくくなり、しかも、
ループ状毛体の接触先端部の、潜像担持体に対する接触
幅が広くなるので、ループ状毛体が潜像担持体に一様
に、しかも充分な面積で摺擦するようになり、トナーな
どの被清掃物の除去性を一段と良好にすることができ、
クリーニング不良を生じにくくすることができる。
【0035】請求項2に記載のクリーニング装置によれ
ば、ループ状毛体の接触先端部の並び方向が、芯金の軸
線方向に略合致するので、その摺擦方向が、その軸線方
向と直交する方向となり、より有効的に、トナーなどの
被清掃物を掻き取り除去することができ、クリーニング
不良を生じにくくすることができる。
【0036】請求項3に記載のクリーニング装置によれ
ば、ループ状毛体の、潜像担持体に対する摺擦性を良く
することができ、クリーニング性を一層高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のクリーニング装置に備えられ
るファーブラシの一部を展張して巨大視した断面図であ
る。
【図2】同上ファーブラシの一部を示す斜視図である。
【図3】今一つの発明のクリーニング装置に備えられる
ファーブラシの一部を示す斜視図である。
【図4】ループパイルブラシの巻き付け条件を説明する
ための図である。
【図5】ループ状毛体の配列形態を示す斜視図である。
【図6】従来のクリーニング装置を備えた画像形成装置
の感光体周りの構成図である。
【図7】従来のクリーニング装置に使用されるファーブ
ラシの一部を巨大視した断面図である。
【符号の説明】
18 ファーブラシ 21 芯金 22 基布 23 ループ状毛体 28 ファーブラシ 31 芯金 32 基布 33 ループ状毛体 41 並び方向 43 長手方向 D 外径 H 間隔 L 毛足長さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体表面に摺擦して、同表面を清
    掃するファーブラシを備え、このファーブラシを、潜像
    担持体の表面に接触するループ状毛体を有するものとな
    すと共に、そのループ状毛体として、根元の両脚部の間
    隔が少なくとも3mmとなっているループ状毛体を用いた
    ことを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 潜像担持体表面に摺擦して、同表面を清
    掃するファーブラシを備え、このファーブラシを、ロー
    ラ状の芯金と、この芯金に螺旋状に密に巻き付けられた
    帯状の基布と、潜像担持体表面への接触部分となり、根
    元の間隔が少なくとも3mmとなるように、前記基布に織
    り込まれたループ状毛体とで構成し、このうちのループ
    状毛体として、前記芯金の外径をD、基布の幅をAとし
    たとき、両脚部の並び方向と、基布の長手方向との成す
    角θが概ねcos-1{A/(πD)}となるように、基布に
    織り込んだループ状毛体を用いたことを特徴とする画像
    形成装置のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 ループ状毛体の両脚部の間隔をH、その
    毛足長さをLとしたとき、両者の関係を0.8L≦H≦
    2Lに設定した請求項1又は2に記載の画像形成装置の
    クリーニング装置。
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