JPH11305621A - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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JPH11305621A
JPH11305621A JP12389498A JP12389498A JPH11305621A JP H11305621 A JPH11305621 A JP H11305621A JP 12389498 A JP12389498 A JP 12389498A JP 12389498 A JP12389498 A JP 12389498A JP H11305621 A JPH11305621 A JP H11305621A
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JP
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brush
cleaning
toner
cleaning device
central portion
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JP12389498A
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Inventor
Yasushi Akiba
康 秋葉
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングブレードのエッジ両端へのトナ
ー入力量を確保し、クリーニングブレードの巻き込みを
防止できるクリーニング装置を提供する。 【解決手段】 クリーニングブラシの全長3d′のう
ち、像担持体の非画像領域1bをクリーニングする両端
部分3bが、画像領域1aをクリーニングする中央部分
3と比較してクリーニング能力の低いブラシ部材を有す
る構成である。例えば、上記中央部分3aに導電性のブ
ラシ部材を、上記両端部分に絶縁性のブラシ部材を設け
ると、両端部分3bに転写残トナーが吸着されにくくエ
ッジ両端2bへのトナーの入力量が確保され、エッジ両
端2bにトナーが潤滑剤として付着可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリなどの電子写真式の画像形成装置に使
用されるクリーニング装置に関し、特に、像担持体にカ
ウンタ方向で当接するクリーニングブレードの巻き込み
を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機等に使用される画像形成
装置は、転写紙へ転写しきらずに像担持体上に残留した
トナー(以下、「転写残トナー」と称する)を除去する
ためのクリーニング装置が備えられており、このクリー
ニング装置は、クリーニングブレード、及びクリーニン
グブラシを用いて上記転写残トナーを除去するものが良
く知られている。
【0003】従来のクリーニング装置のクリーニング手
法等について図面によって説明する。図5は、上記像担
持体である感光体1と、クリーニングブレード2及びク
リーニングブラシ3の位置関係を示し、クリーニング装
置の本体ケースなどは図示を省略した。
【0004】上記クリーングブレード2は、回転自在に
支持されたドラム状の感光体1の回転に対しカウンタ方
向(図5の角αを鋭角にする方向)で、かつその長手側
のエッジ部分2cを上記感光体1の表面に当接させて、
この感光体1上の転写残トナーを堰き止め、これを剥
離、除去するものである。
【0005】また、クリーニングブラシ3は、クリーニ
ングブレード2の手前に並設され回転自在に支持された
ものである。また、図では省略したがそのローラ表面に
ブラシ部材を有し、クリーニングブレード2とほぼ同じ
幅で感光体1に対し回転接触させて使用される。このク
リーニングブラシ3は、感光体1をクリーニングするだ
けでなく、上記クリーニングブレード2、及びそのブラ
シ部材で除去した転写残トナーを積極的に搬送し回収さ
せることができ、この利点から従来のクリーニング装置
に広く採用されている。
【0006】また、上記クリーニングブラシ3は、その
ブラシ部材が導電性であるものを使用し、除去能力を向
上させたものが開発されている(例えば、特開平8−5
4814号)。この場合、上記導電性のブラシ部材によ
り転写残トナーの電荷を取り除き、転写残トナーと感光
体1との付着力を弱めることで、その後のクリーニング
ブレード2による除去能力を向上させる。
【0007】上記のようにクリーニングブレード2は、
転写残トナーの除去能力が高いという利点から感光体1
とカウンタ方向に当接させて使用されることが多い。し
かし、この場合、そのエッジ部分2cと感光体1との間
の摩擦係数が上昇したとき、上記クリーニングブレード
2は、そのエッジ部分2cから感光体1の回転に巻き込
まれやすく、この結果、クリーニング不良を生じるとと
もに、異常画像や不快な騒音を発生させるという不具合
があった。
【0008】従来から、上記不具合に対しては、画像形
成における経時動作により上記クリーニングブレード2
に転写残トナーが堰き止められそのエッジ部分2cに付
着した後、このエッジ部分2cと感光体1との間に潤滑
成分を含むトナーが介在し続けることで上記摩擦係数の
上昇を防止し、その巻き込みを防止していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
エッジ部分2cに付着した転写残トナーによりクリーニ
ングブレード2の巻き込みを防止する従来のクリーニン
グ装置では、以下の問題があった。
【0010】上記感光体1は、画像領域1aと、非画像
領域1bとを有する。これに対して、図に示すようにク
リーニングブレード2は、画像領域1aより長く、その
エッジ両端2bを感光体1の非画像領域1bに当接させ
ている。ここで、クリーニングブレード2の中央範囲2
aは画像領域1aに当接しているため転写残トナーの付
着が十分に期待されるが、非画像領域1bでは画像形成
が行われないため、ここに当接するクリーニングブレー
ド2のエッジ両端2bへは、トナーの付着がほとんど期
待できない。したがって、上記エッジ部分2cうちのエ
ッジ両端2bでは、感光体1と高摩擦を生じて巻き込ま
れやすかった。
【0011】また、上記クリーニングブレード2の手前
に設けられたクリーニングブラシ3によっても転写残ト
ナーは除去され、クリーニングブレード2への転写残ト
ナーの到達量(以下、「トナーの入力量」と称する)は
減少する。特に、クリーニングブラシ3にトナーが全く
付着していない初期動作においては、転写残トナーは、
まず先にクリーニングブラシに吸着されるため、エッジ
部分2cへはトナーが入力されにくく、エッジ部分2c
の全体にわたってトナーの入力量が不足しがちであっ
た。
【0012】この問題に対して、エッジ部分2cにカウ
ナバーワックス等の潤滑剤を塗布して対処するが、初期
動作において上記クリーニングブラシ3の吸着によって
トナー入力量が奪われている時間が長くなると上記潤滑
剤は早期に消耗してしまう。これも摩擦係数の上昇の原
因となっていた。
【0013】さらに、導電性のクリーニングブラシ3を
使用するクリーニング装置では、その導電性のブラシ部
材が非常にトナーを吸着させやすいものであるため、特
に、初期動作におけるエッジ両端2bへのトナー入力量
の不足は深刻となり、クリーニングブレード2の巻き込
みが非常に生じやすかった。
【0014】また、上記問題に対して、上記ブラシ部材
に程良い固有電気抵抗を有する素材を使用し、初期動作
におけるブラシ部材へのトナーの吸着を抑制する方法も
あるが、この場合、特殊な材質を使用するため非常にコ
ストがかかってしまう。また、上記非画像領域1bの周
方向にトナーパターンを形成し、上記一時両端2bにト
ナーを入力させて摩擦抵抗の上昇を防止する方法もある
が、これでは画像形成の必要以上にトナーを消費するの
でやはり非常にコストがかかる。
【0015】そこで、本発明の目的は、上記クリーニン
グブラシ3の簡易な改良により、上記クリーニングブレ
ード2のエッジ両端2bへのトナー入力量を確保し、特
に、初期動作からトナーの入力量を確保することで、上
記クリーニングブレード2の巻き込みを防止できるクリ
ーニング装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のクリーニング装置は、像担持体の回転に対しカウン
タ方向で該像担持体の表面に、当接するクリーニングブ
レードと、該クリーニングブレードの手前に並設され、
上記像担持体に回転接触するクリーニングブラシとを有
するクリーニング装置において、上記クリーニングブラ
シが、上記像担持体に接触する全長のうち、所定の中央
部分と、該中央部分を挟んで位置する両端部分とでクリ
ーニング特性が異なることを特徴としており、さらに、
上記クリーニングブラシが、少なくとも2種以上の特性
の異なるブラシ部材を有し、かつ上記両端部分に位置す
るブラシ部材が、上記中央部分のブラシ部材より低いク
リーニング能力であることが望ましい。
【0017】また、上記クリーニングブラシが、上記2
種以上のブラシ部材からなる帯状部材を芯金に螺旋状に
捲着したものであって、かつ該帯状部材が、一のブラシ
部材の長尺方向の両端に該一のブラシ部材よりクリーニ
ング能力の低いブラシ部材を接続して成るものであり、
該帯状部材を芯金に捲着したとき、上記クリーニング能
力の低いブラシ部材が上記両端部分に位置することを特
徴としており、さらに、上記各ブラシ部材間の接続線
が、上記芯金の回転方向と平行にならないことが望まし
い。
【0018】また、上記クリーニングブラシが、その中
央部分に導電性のブラシ部材を有し、かつその両端部分
に絶縁性のブラシ部材を有するか、または、上記両端部
分のブラシ部材が、上記中央部分のブラシ部材より低い
ブラシ密度であるが望ましい。なお、上記クリーニング
ブラシの中央部分の長さが、上記像担持体の画像領域長
より長く、かつクリーニングブレード全長より短く、上
記中央部分で上記画像領域がクリーニングされるとする
こともできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面によ
って説明する。図1は、本実施例のクリーニング装置を
備えた画像形成装置の概略構成を示している。本実施例
のクリーニング装置4は、回転自在に支持されたドラム
状の感光体1からなる像担持体とともに並設され、この
感光体1には、クリーニング装置4の他に、帯電部5、
現像装置6、及び転写コロトロン7からなる転写部8な
どが周設される。
【0020】上記画像形成装置の動作において、時計方
向に回転する感光体1の表面には光学系ユニットからの
光照射9により静電潜像が形成され、この静電潜像が現
像装置6によりトナー像に顕像化された後、このトナー
像は、コロトロン7の印可電圧により転写部8から送ら
れた転写材10に転写される。本実施例のクリーニング
装置4は、上記転写部8において転写材10に転写しき
らずに感光体1に付着した転写残トナーを除去し、感光
体1の表面をクリーニングするものである。
【0021】図2は、上記クリーニング装置4の概略構
成を示している。本実施例のクリーニング装置4は、ク
リーニングケース11と、クリーニングブレード2と、
クリーニングブラシ3と、回収コイル12とを有する構
成である。上記クリーニングケース11は、その開口部
が矢印A方向に回転する感光体1に向けて配置され、こ
の開口部にはクリーニングブレード2、及び入り口シー
ル13が感光体1に当接した状態で固定されている。
【0022】上記クリーニングブレード2は、ゴム部材
などの弾性体からなり、図の手前及び奥方向に長手のも
のであり、この長手方向の一端側のエッジ部分2cで、
かつ感光体1の回転に対しカウンタ方向で感光体1の表
面に当接する。
【0023】また、上記クリーニングブレード2の手
前、すなわち感光体1の回転方向の上流側には、クリー
ニングブラシ3が回転自在に支持される。このクリーニ
ングブラシ3は、上記クリーニングブレード2とほぼ同
じ長さローラであって、そのローラの全面にブラシ部材
3fを有するものである。そして、このブラシ部材3f
を感光体1に接触させ、感光体1とある程度のニップを
形成させて設置される。また、感光体1の回転に対しカ
ウンタ方向である矢印B方向に回転させて使用される。
なお、回収コイル12は、回転自在なスクリューポンプ
からなり、上記クリーニングブレード2、及びクリーニ
ングブラシ3で除去された転写残トナーを不図示の回収
タンクへ搬送するものである。
【0024】上記クリーニング装置4のクリーニング工
程において、まず、クリーニングブラシ3は、矢印B方
向の回転によりブラシ部材3fで感光体1との付着力が
弱い転写残トナーを掃き落とすか、又はそのブラシ部材
3fに付着させる。また、このクリーニンブラシ3は、
クリーニングケース11内の底部に植設されたL字状の
フリッカーバー14にも接触回転するものであり、この
フリッカーバー14で上記ブラシ部材3fに付着した転
写残トナーをたたき飛ばし、この転写残トナーを回収コ
イル12へ送る。上記ブラシ部材3fは、複数のブラシ
部材を帯状に接続した帯状部材である。この帯状部材に
ついては後に詳述する。
【0025】また、上記クリーニングブラシ3で取り除
かれなかった感光体1上の転写残トナーは、その下流の
クリーニングブレード2により掻き落とされるか、又は
そのエッジ部分2cで堰き止められる。ここで下方に掻
き落とされた転写残トナーは、上記と同様にクリーニン
グブラシ3により回収コイル12へと渡される。なお、
入り口シール13は、除去された転写残トナーがクリー
ニング装置4と感光体1の隙間から下方へ飛散すること
を防止するためのものである。
【0026】上記のように、本実施例のクリーニング装
置4において、クリーニングブラシ3で取り除かれなか
った転写残トナーのうち、上記クリーニングブレード2
で堰き止められた転写残トナー15は、そのエッジ部分
2cと感光体1との間に付着する。こうして感光体1と
エッジ部分3cとの間に潤滑成分を含むトナーが介在し
続けることにより、感光体1とエッジ部分2cとの摩擦
係数の上昇は抑えられる。したがって転写残トナー15
のエッジ部分2cへの入力及び付着は、上記摩擦係数の
上昇を防止するために必要不可欠であり、クリーニング
ブレード2の長手方向の各位置における潤滑性能は、そ
の各位置へのトナーの入力量に左右される。この各位置
における入力量とは、上記クリーニングブラシ3で除去
されず感光体1の周方向から移動してくる転写残トナー
の累積量のようなものである。
【0027】本発明にかかる上記クリーニング装置4
は、上記クリーニングブラシ3が、上記感光体1に接触
する長尺方向の全幅のうち、所定の中央部分と、その両
端部分とで異なるクリーニング特性を有することを特徴
とするものである。すなわち、上記感光体1は、その表
面の全幅のうち、画像形成が頻繁に行われる中央領域
と、この中央領域を挟んで画像形成の頻度が極端に少な
くなる両端領域とを有するものであるが、これに対応し
て上記クリーニングブラシ3は、クリーニング能力の高
い上記中央部分で上記感光体1の中央領域をクリーニン
グし、かつクリーニング能力の低い上記両端部分で上記
感光体1の両端領域をクリーニングするものである。こ
れにより、クリーニングブレード2のエッジ両端部分へ
のトナー入力量が確保可能となる。上記クリーニングブ
ラシ3の具体的構成については、後に詳述する。
【0028】本発明の実施にあたり、上記感光体1の中
央領域は、通紙頻度の高い領域を考慮して例えばA4幅
などに任意に選択できるが、本実施例においては、上記
感光体1の中央領域として最大通紙幅の画像領域1aを
選択した場合の一実施例をとって詳細に説明する。
【0029】図3は、上記感光体1の画像領域1aと、
クリーニングブラシ3と、クリーニングブレード2との
各長さにおける対応関係を示している。まず、上記クリ
ーニングブラシ3において、クリーニング能力の比較的
高い中央部分3aの長さを中央部分長3a′とし、また
クリーニング能力の比較的低い両端部分3bの長さを両
端部分長3b′とする。図に示すように上記中央部分長
3a′は画像領域長1dに対応し、上記両端部分長3
b′は非画像領域1bのみに対応するものである。
【0030】また、クリーニングブレード全長2dは、
上記画像領域長1d、及び上記クリーングブラシ3の中
央部分長3a′より長く、この全長2dのうち、画像領
域長1dと同じ長さのところをエッジ中央長2aとし、
各非画像領域1bに対応するところを各エッジ両端長2
bとする。
【0031】したがって、上記画像領域長1dと、上記
クリーニングブラシ3の各箇所の長さ3a′,3b′
と、上記クリーニングブレード全長2dとの間には、1
d<3a′<3d′、及び1d<2dの関係が成立す
る。
【0032】本実施例のクリーニング装置において、ク
リーニング能力の高いブラシ部材3fを有する中央部分
長3a′は、画像領域長1dより少し長いため、画像形
成の動作毎に多量のトナー像が形成される画像領域1a
に対し確実なクリーニングを行う。これと同時に、上記
画像領域1aにおいては多量のトナー像に比例して転写
残トナーの量も多いため、その後のエッジ中央長2aへ
のトナーの入力量は、十分に確保される。
【0033】一方、上記非画像領域1bでは画像形成が
行われないが、実際にはトナーなどの潤滑剤が全く存在
しないわけではない。ここで、上記非画像領域1bには
両端部分長2b′が対応し、比較的クリーニング能力の
低いブラシ部材3fを有する両端部分3bでクリーニン
グされるため、この非画像領域1bに存在する微量のト
ナーが完全に除去されることなく、クリーニングブレー
ド2のエッジ両端長2bへのトナーの入力量は確保可能
となる。
【0034】つぎに、図4をとって上記クリーニングブ
ラシ3の具体的構成を説明する。図4は上記クリーニン
グブラシ3の全体構成を示し、このクリーニングブラシ
3は、芯金3eと、この芯金3eに捲着される複数のブ
ラシ部材3a″,3b″からなる帯状部材3fとで構成
される。この帯状部材3fは、クリーニング能力の高い
ブラシ部材3a″を中央にして、比較的クリーニング能
力の低い2本のブラシ部材3b″をその長尺方向の両端
に接続したものである。
【0035】また、図に示すように、上記帯状部材3f
は、上記芯金3eに対して螺旋状にかつ隙間なく捲着さ
れ、導電性の接着剤によりこの芯金に接着される。この
ように帯状部材が捲着されたクリーンニングブラシ3に
おいて、ブラシ部材3a″のみからなる部分は図3で示
した中央部分長3a′に対応し、かつブラシ部材3b″
を有する部分は上記両端部分長3b′に対応した構成で
ある。
【0036】また、上記帯状部材3fを構成するブラシ
部材3a″とブラシ部材3b″との間の接続線3gは、
上記芯金3eの回転方向と平行にならないように設定さ
れる。このようにするのは、各接続線3g上にはブラシ
部材間の隙間溝ができるため、この隙間溝が回転方向と
同じ方向であると、隙間溝の存在により転写残トナーの
除電・除去、及び搬送が部分的に行われなくなるという
不具合を生じるのでこれを防止するためである。
【0037】また、本実施例では、上記ブラシ部材3
a″,3b″は、導電性の部材を使用する。このため芯
金3eはアースに接続されており、この芯金を通じて各
ブラシ部材3a″,3b″もアースに接続される。この
導電性のブラシ部材が転写残トナーに触れるとこのトナ
ーの付着力は弱まり、クリーニング能力は絶縁性のもの
と比較して向上する。また、各ブラシ部材3a″,3
b″は、基布の片面に繊維を所定の密度で織り込まれた
ものである。
【0038】本実施例のクリーニングブラシの構成にお
いて、上記ブラシ部材3a″は、アクリル系の繊維に導
電性の粒子を分散させたものを基布に2.0万本/平方
インチの密度で織り込まれたものである。これに対し
て、上記ブラシ部材3b″は、ポリエステル系の繊維を
基布に2.0万本の密度で織り込んだものである。この
場合、ブラシ部材3b″は、ブラシ部材3a″と同じブ
ラシ密度であっても絶縁性であるため、このような構成
を有するクリーニングブラシ3では、ブラシ部材3b″
からなる両端部分3bのクリーニング能力が、中央部分
3aと比較して低下する。
【0039】上記クリーニングブラシ3を使用するクリ
ーニング装置では、ブラシ部材3b″にトナーが全く付
着していない初期動作においても、ブラシ部材3b″に
より非画像領域1bのトナーをすべて吸着してしまうこ
とがなく、クリーニングブレード2のエッジ両端へのト
ナー入力量は、初期動作から確保可能である。
【0040】また、上記ブラシ部材3b″は、アクリル
系の繊維に導電性の粒子を分散させたものを基布に1.
5万本/平方インチの密度で織り込んだものを使用する
こともできる。このようにするとブラシ部材3a″と同
じ導電性であるがブラシ密度に差があるためブラシ部材
3b″のクリーニング能力が抑制される。
【0041】上記のように本実施例では、各ブラシ部材
3a″,3b″が同じ種類のブラシ繊維を有するが、各
ブラシ部材の特性を異なったものとするためには1の基
布に異なる種類の繊維を交互に織り込んたブラシ部材を
形成し、各種の繊維間の比率を変えることで任意かつ適
度なクリーニング特性を得るとともに、ブラシ部材のク
リーニング能力に差をつけることもできる。
【0042】
【発明の効果】本発明のクリーニング装置において、ク
リーニングブラシが、像担持体に接触する全幅のうち、
所定幅の中央部分と、該中央部分を挟んで位置する両端
部分とでクリーニング特性が異なる構成によれば、クリ
ーニングブレードの手前にクリーニングブラシを有する
場合であっても、このクリーニングブラシの簡易な改良
により、必要な範囲でクリーニングブレードへのトナー
入力量を調節することができる。
【0043】また、上記クリーンニングブラシの両端部
分が、上記中央部分より低いクリーニング能力を有する
構成によれば、転写残トナーが少ない像担持体面に当接
するクリーニングブレードのエッジ両端へのトナー入力
量が確保され、クリーニングブレードの巻き込みを防止
できる。
【0044】また、上記中央部分長を像担持体の画像領
域長に対応させた構成によれば、クリーニング能力の比
較的低い上記両端部分により非画像領域がクリーニング
されるので、上記非画像領域に当接するエッジ両端と像
担持体との摩擦係数の上昇を抑制する効果が得られる。
特に、初期動作においてクリーニングブラシへのトナー
の吸着が抑制され、初期動作において非画像領域に当接
するエッジ部分のワックス等の消耗も防止される。
【0045】また、複数のブラシ部材を接続して成る帯
状部材が芯金に捲着されたクリーニングブラシにおいて
は、各ブラシ部材間の接続線が上記芯金の回転方向と平
行にならないとした構成によれば、その接続部分に隙間
溝があっても、その隙間溝によるクリーニング能力の低
下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーニング装置を備えた画像形成装
置の概略構成図である。
【図2】本実施例のクリーニング装置の概略構成を示す
図である
【図3】本発明の一実施例において画像領域と、クリー
ンニングブラシと、クリーニングブレードとの各長さの
対応関係を示す図である。
【図4】本実施例で使用するクリーニングブラシの全体
構成図である。
【図5】従来のクリーニング手法の説明図である。
【符号の説明】
1 像担持体(感光体) 1a 画像領域 1d 画像領域長 2 クリーニングブレード 2d クリーニングブレード全長 3 クリーニングブラシ 3a クリーニングブラシの中央部分 3a″ 中央部分のブラシ部材(導電性のブラシ部材) 3b クリーニングブラシの両端部分 3b″ 両端部分のブラシ部材(絶縁性のブラシ部材) 3e 芯金 3f 帯状部材(複数のブラシ部材) 3g ブラシ部材間の接続線 4 クリーニング装置 α 感光体の回転のカウンタ方向(αを鋭角にす
る)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の回転に対しカウンタ方向で該
    像担持体の表面に、当接するクリーニングブレードと、
    該クリーニングブレードの手前に並設され、上記像担持
    体に回転接触するクリーニングブラシとを有するクリー
    ニング装置において、上記クリーニングブラシが、上記
    像担持体に接触する全長のうち、所定の中央部分と、該
    中央部分を挟んで位置する両端部分とでクリーニング特
    性が異なることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 上記クリーニングブラシが、特性の異な
    る少なくとも2種以上のブラシ部材を有し、かつ上記両
    端部分に位置するブラシ部材が、上記中央部分のブラシ
    部材より低いクリーニング能力であることを特徴とする
    請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 上記クリーニングブラシが、上記2種以
    上のブラシ部材からなる帯状部材を芯金に螺旋状に捲着
    したものであって、かつ該帯状部材が、一のブラシ部材
    の長尺方向の両端に該一のブラシ部材よりクリーニング
    能力の低いブラシ部材を接続して成るものであり、該帯
    状部材を芯金に捲着したとき、上記クリーニング能力の
    低いブラシ部材が上記両端部分に位置することを特徴と
    する請求項1又は2のいずれかに記載のクリーニング装
    置。
  4. 【請求項4】 上記帯状部材を芯金に捲着したとき、上
    記各ブラシ部材間の接続線が、上記芯金の回転方向と平
    行にならないことを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 上記クリーニングブラシが、その中央部
    分に導電性のブラシ部材を有し、かつその両端部分に絶
    縁性のブラシ部材を有することを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 上記両端部分のブラシ部材が、上記中央
    部分のブラシ部材より低いブラシ密度であることを特徴
    とする請求項1から5のいずれかに記載のクリーニング
    装置。
  7. 【請求項7】 上記クリーニングブラシの中央部分の長
    さが、上記像担持体の画像領域長より長く、かつクリー
    ニングブレード全長より短く、上記中央部分で上記画像
    領域をクリーニングすることを特徴とする請求項1から
    6のいずれかに記載のクリーニング装置。
JP12389498A 1998-04-20 1998-04-20 クリーニング装置 Pending JPH11305621A (ja)

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