JP2648463B2 - スラブ状気体レーザ - Google Patents

スラブ状気体レーザ

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JP2648463B2 JP7006197A JP619795A JP2648463B2 JP 2648463 B2 JP2648463 B2 JP 2648463B2 JP 7006197 A JP7006197 A JP 7006197A JP 619795 A JP619795 A JP 619795A JP 2648463 B2 JP2648463 B2 JP 2648463B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザに係り、特に炭酸
ガススラブ状(板状)レーザに関する。
【0002】
【従来の技術】固定ロッド(棒状)レーザの動作におい
ては棒から熱を散逸させるのに必要な温度勾配に起因す
る実際的な制約が存在する。あらゆるレーザ材料に共通
した基本的な熱に関する問題の一に光学的ひずみ及び複
屈折の問題がある。熱除去技術についての研究の結果一
般に円板状,板状及びジグザグレーザと称される様々な
設計及び構成が開発されている。これらの開発において
は一定体積のレーザ材料において冷却面積の増大が企て
られ、これにより内部温度を低くおさえたままパワー散
逸密度が増大され、同時に熱流の方向が調節されること
により熱流により生じる屈折率勾配がレーザビームに及
ぼす影響が最小化される。
【0003】円板状レーザにおいては固体棒が光軸に対
して直角なあるいは所定角度の円板に分割されている。
個々の円板の表面は円板間の空間を通される適当な冷却
媒体により強制冷却される。かかる設計においては熱流
路は光軸に実質的に平行になり理想的な場合レーザビー
ムの半径方向ひずみを生じない。しかし、円板状レーザ
では縁部の冷却効果に起因する円板中の応力や光学的ひ
ずみ、表面での散乱および冷却媒質中における減衰に起
因する光学的損失また円板を相互にまたレーザ装置の光
軸に対して正確な関係に固定して保持する際の機械的な
問題点等のため固体レーザの性能に大した向上が認めら
れない。
【0004】矩形板状レーザは大きな冷却表面を有し板
の厚さ方向に対して実質的に一次元の温度勾配を有して
いる。例えば典型的なNdYAGレーザ棒は円筒形状で
あり棒表面が水冷される。NdYAGレーザ棒はクリプ
トンあるいはキセノン放電ランプにより光学的にポンピ
ングされるが、これらのランプから放出される光が棒内
で大なり小なり均等に吸収されることにより棒の中心な
いし軸部の温度が上昇しやすい。棒の中心部から外周部
に到る温度勾配は棒の直径方向に沿って光学的性質を漸
移的に変化させてしまう。この漸移的変化は良好なレー
ザ共振器の設計を困難にする。この光学的性質の漸移的
変化の問題に対する解決法の一はスラブ(板状)形状を
したレーザ棒を使用することでありこれは例えばケッチ
ナーによる「固体レーザ工学」のセクション7.3,3
90−396ページ(Koechner,“Solid
State Laser Engineerin
g”,Section 7.3,pages 390−
396);チャン他による「単一モード面ポンプレーザ
の共鳴モード解析」,アプライド オプティックス,第
16巻,第4号1977年4月,1067−1069頁
(Chun et al.“Resonant−Mod
e Analysis of Single−Mode
Face Pumped Lasers”,Appl
ied Optics,Volume 16,No.
4,April,1977,pages 1067−1
069):及びジョーンズ他によるアイイーイーイー
ジャーナルオブ クオンタムエレクトロニクス,第7
巻,534−535頁(Joneset al.IEE
E J.Quantum Electronics,V
olume 7,pages534−535)に記載さ
れている。このスラブ状の棒を使用することによりレー
ザビームは変化面中をジグザグに伝播し温度勾配の影響
が打消される。
【0005】一方、従来の炭酸ガスレーザは典型的に直
径が1cmの放電管を使用し水冷却ジャケットにより冷
却される。CO2 ガスは冷却されている外壁部への熱伝
導により冷却される。この冷却効果を向上させるため高
出力炭酸ガスレーザではガスが流れるようにされており
ガスが放電管の境界に沿って移動する際熱がガスと共に
運ばれる。別の構成では例えばロックによる「大出力産
業用CO2 レーザ:概観」、高出力レーザ技術の産業へ
の応用,エスピーアイイー 第86巻,1976年 2
−10頁(Locke“Multi−kilowatt
Industrial CO2 Lasers:A
Survey,IndustrialApplicat
ions of High Power Laser
Technology,SPIE Vol.86,19
76,pages 2−10)に記載のようにガスは解
放構成中を放電の方向を横切るように流される。
【0006】導波管ガスレーザはレーザ光をレーザ励起
放電を閉じ込める作用もする中空導波管中を伝播させる
種類のレーザである。かかるレーザはラークマンの米国
特許第4,169,251号:ラシャンブル他による
「横方向RF励起CO2 導波管レーザ」アプライド フ
ィジックス レターズ 第32巻,第10号 1978
年5月 652−653頁(Lachambre et
al.“A Transversely RF ex
cited CO2 Waveguide Lase
r”,Applied Physics Letter
s,Vol.32,No.10,May 15,197
8,pages 652−653):ラークマンによる
「導波管レーザの横方向RF励起」,レーザ国際会議報
告/1978年 741−743ページ(Laakma
nn“Transverse RFExciation
For Waveguide Lasers”,Pr
oceedings of Internationa
l Conferenceon Lasers,197
8,pages 741−743):スミスによる「導
波管ガスレーザ」アプライド フィジックス レター
ズ,第19巻 第5号,1971年9月1日,132−
134頁(Smith“A Waveguide Ga
s Laser”,Applied Physics
Letters,Vol.19,No.5,Septe
mber 1,1971,pages132−13
4);及びブリッジズ他による「CO2 導波管レーザ」
アプライドフィジックス レターズ 第20巻,第10
号,1972年5月15日,403−405頁(Bri
dges et al,“CO2 Waveguide
Lasers”,Applied Physics L
etters,Vol.20,No.10,May 1
5,1972,pages 403−405)に記載さ
れている。これらの文献は高周波放電によりポンピング
される導波管CO 2 レーザ及び直流電流によりポンピン
グされる導波管レーザについて一般的に記載している。
かかる装置では導波管壁の冷却は導波管の寸法が典型的
に数ミリメートル程度しかないため比較的効率よくされ
る。またこの種の装置は他のCO2レーザと異なり一般
に開放状態になく光は一般に導波管空洞を導かれる。典
型的には共振器は鏡を導波管の両端に設けることにより
形成される。この種の装置は導波管が比較的小形である
ため小形にできる利点を有する。しかし、かかるシール
された炭酸ガス導波管レーザから取出せる出力は放電長
1cm当りたった0.5ワットにしかならないのが典型
的である。すなわち、レーザガスの冷却及び励起が能率
良くなされても、ガス体積が比較的小さいため正味の出
力においては大した利点が得られない。
【0007】本発明はスラブ形状をガスレーザ技術と結
合することにより単位放電長当りの発生レーザ出力の大
きいレーザ構造を提供することを目的とする。また、本
発明によるレーザ構造は熱伝導による冷却により大きな
レーザ出力を発生することを可能にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるガススラブ
状レーザはCO2 スラブ状レーザであるのが好ましく、
一対の平行な相互に対向して配設された冷却された金属
電極を含み、電極は電極面の間隔が典型的に約3ミリメ
ートル以下に制限された範囲で離間される。また電極の
幅は約1センチメートル以上とされる。電極面は良く研
摩され一対の反射率の高い反射面を形成する。電極間で
はレーザ作用を生じる高周波放電がなされる。電極間の
ガスの冷却は電極の金属面への熱伝導によってなされガ
スは電極の延在する方向を横切るように流される。従来
のガス流式のCO2 レーザと異なり、本発明によるレー
ザでは電極が光を反射することにより光を電極間の間隔
に沿って案内して伝播させ、また伝導によりガスを冷却
する作用を行なう。
【0009】
【作用】ガスを金属電極を介して熱伝導により冷却する
際の利点は実際にはレーザ共振器が位相のそろった干渉
性単一モード動作をする必要のため複雑になる。例えば
手術などのためレーザビームを回折限界スポットにまで
集束する必要がある場合、ビームはコヒーレントで位相
がそろっていなければならない。その他のビームでは焦
点スポットの大きさが大きくなってしまう。典型的には
共振器は適当な反射鏡を電極構成の両端に設けることで
形成される。例えば従来のCO2 レーザでは単一モード
動作は非安定共振器あるいは適当な設計の安定共振器を
使って得られている。導波管レーザでは導波管の横方向
寸法はいずれも約3ミリメートル以下に制限されており
導波管空洞の両端に平面鏡が設けられた単一モード動作
がなされる。また導管波レーザでは発振モードは共振器
ではなく導波管の空洞により決定される。
【0010】これに対し、CO2 スラブ状レーザ構成で
はレーザビームは一の面では導波されるが他の面が開放
されているためこの面では導波されず従ってビームは閉
じ込められない。導波管レーザと異なり、ビームの伝播
方向は共振器の鏡によって決定されレーザの幾何学的形
状にはならない。固体スラブ(板)の厚さは典型的には
1cmでありビームは板に沿って板の軸に対して様々な
角度でジグザグに伝播し、これらの角度の各々が伝播モ
ードに対応する。従ってこのような固定板中におけるビ
ームは多モードになり位相もコヒーレントにならない。
かかるCO2 スラブレーザでは放電スラブの厚さは典型
的には2mmであり、このような条件下ではジグザグに
伝播するレーザビームのうち放電の軸に対して特定の角
度を有するものが有利になり結果的に導波面中において
単一の伝播モードが支配的になる。導波されない面では
レーザビームは電極の両端に設けられた共振器鏡による
反射により放電スラブ中に閉じ込められる。
【0011】これに対し、本発明による気体スラブ状レ
ーザでは2つの共振器構造のいずれかを使用した場合に
単一モード動作が生じるのが見出された。電極幅が約1
cm以下である場合、安定共振器を使うことにより単一
モードレーザ出力ビームが得られる。例えば一端に半透
明平面鏡を使用し他端に全反射凹面鏡を使用することに
より、単一モードレーザ出力ビームが得られる。一方、
電極幅が1cmを超える場合は非安定形共振器が必要で
ある。例えば、全反射凹面鏡と全反射凸面鏡を電極の両
端に30cm離して配設することにより単一モード動作
を行なわせることができる。さらに、電極を間に2ミリ
メートルの隙間が形成されるように離して保持しまた電
極の縁と凸面鏡との間の距離を約2ミリメートルに保持
することにより一辺が約2ミリメートルの方形ビームが
得られる。このビームはレーザから一定距離離れると円
形になり、単一モード動作の場合と同じになる。
【0012】このように、本発明は他の伝導冷却形気体
レーザ構造よりも大きな単位放電長当りの気体レーザ出
力を発生することができるスラブ状気体レーザを提供す
る。また、本発明では気体のスラブ状放電により単一モ
ードレーザビームを発生させることができる。これは手
術などレーザビーム径の大きさが重要な用途において有
利である。
【0013】
【実施例】以下、本発明を最良の実施態様について図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の原理により構
成された符号1により一般的に示す炭酸ガス封入スラブ
状レーザを示す。レーザ1は一対の対向する細長い相互
に離間された導電性電極部材2及び3を含み、各々の電
極部材は平行にかつ離間して配設される面4及び5を有
する。面4及び5は光学的反射器構成を形成すべく良く
研摩ないし反射率の高い材料により被覆されている。面
4と5の間には細長い隙間6が画成されこの隙間6内に
レーザ励起放電が形成される。隙間6は約1mm〜約5
mmの奥行きと少なくとも約2mmの幅及び少なくとも
約5cmの長さを有する。図1に示したレーザ放電用の
隙間6は矩形断面を有しているが他の断面形状例えば正
方形断面を有していてもよい。電極面4と5の間隔は光
の反射と導波に適当なように選択され、典型的には約3
mm以下に制限される。一例では隙間6は奥行きが約
2.25mm,幅が約3cm(これは面4及び5の幅に
対応する)、また長さが約30cmである。
【0014】電極部材2及び3はアルミニウム等の任意
の導電性材料でよく、あるいはアルミナ等の誘電性材料
より形成してもよい。誘電性材料を電極に使用する場合
は誘電性材料の背後に導電性面を形成する必要がある。
電極2と3とは絶縁スペーサ7,8により分離される。
また電極2と3とはスペーサ7,8に機械的にあるいは
適当な結合材料によって固定される。電極2,3及びス
ペーサ7,8よりなる組立体は一対の対向した直立壁1
0,11により組立体の側面を囲むU字形をした筐体の
基部9上に取付けられる。基部9と側壁10,11は銅
の如き高い熱伝導率と構造的強度を有する材料より形成
するのが好ましい。熱除去を促進すべく基部9と側壁1
0,11との接合部には一対の通路12及び13が形成
される。冷却水がこの通路12,13を通されて熱の除
去を促進する。U字形筐体は蓋14により閉じられセラ
ミック絶縁材15が蓋14と電極2との間に配設され
る。
【0015】放電用隙間6は任意のレーザガスで充填さ
れる。特定の例ではレーザガスとして標準的なCO2
ーザガス混合物すなわちヘリウム65%、窒素22%及
び炭酸ガス13%をモル分率で含むガスが使われる。勿
論他のレーザガス及び混合ガスも使用できる。レーザガ
スの典型的な圧力は約10ミリバールないし約400ミ
リバールであるが好ましいのは約200ミリバールであ
る。
【0016】電極2及び3には例えば1キロワット出力
の72メガヘルツ真空管高周波発生器の如き高周波発生
器16が接続され、適当な周波数にてレーザガス中に望
ましいレーザ遷移に対応した十分なエネルギー準位上で
の反転分布を形成するに足る放電を形成する。高周波発
生器により形成される放電は約10メガヘルツ〜約20
0メガヘルツの周波数を有し、高周波発生器の出力を従
来一般に使われている電力整合回路17を介して供給す
ることにより形成される。この電力整合回路は必要に応
じて任意のものを使用すればよい。回路17より供給さ
れる高周波電流はケーブル18を通って電極2及び3に
導かれる。ケーブル18は適当な絶縁フィードスルー1
9により側壁10に対して絶縁されている。
【0017】レーザ1を発振器として使用して位相がコ
ヒーレントな単一モード動作を得たい場合は前記2種類
の共振器構造の一方を使って共振器を形成する。図2を
参照するに、電極2及び3が約1cm以下の幅である場
合は安定共振器を使用することにより単一モード出力レ
ーザビームを得ることができる。換言すれば、一対の整
列した反射器20及び21が電極2及び3の両端にすな
わち隙間6の長手軸方向上の両端に対向して配設され
る。反射器20は半透明平面鏡であり反射器21は15
メートルの曲率半径を有するのが好ましい全反射球面状
凹面鏡である。このような条件下においては動作中単一
モード出力レーザビームが得られる。一方電極2及び3
の幅が約1cmを超える場合は非安定形の共振器が必要
になる。図3を参照するに、電極2は幅が1cmよりも
大きく、また一対の整列した鏡22及び23が電極の両
端に、すなわち隙間6の両端に対向して配設されてい
る。より詳細には、反射器22は曲率半径が20メート
ルであるのが好ましい球面を有する凹面鏡であり反射器
23は曲率半径が19メートルであるのが好ましい球面
を有する凸面鏡である。鏡22と23とは約30cm離
して配置され、これによりレーザは単一モード動作を行
なう。例えば電極2と3とが隙間6が約2mmになるよ
うに配置されておりまた電極2及び3の縁部と凹面鏡2
2との間の距離もまた約2mmである場合は矢印24で
示す一辺の長さが2mmの正方形断面のレーザビームが
鏡22の縁における光の回折の結果出力される。この正
方形断面を有するレーザビーム24はファーフィールド
においては一次のガウス形円形ビームになる。これは単
一モード出力ビームと同じである。1キロワット出力の
72メガヘルツ高周波発生器を30cmの放電長と組合
わせて使用した場合約100ワットの出力が得られる。
これに対し、従来の封入管CO2 レーザあるいは導波管
レーザでは放電長が同一の長さであった場合典型的に1
5ワットのレーザ出力しか発生されない。
【0018】レーザ1はまた増幅器としても使用でき
る。この場合は鏡20〜23のかわりに増幅したいレー
ザビームを隙間6に導入しまた隙間6から出力するため
に透明な窓が使用される。このように、本発明は他の封
入CO2 レーザあるいは導波管レーザよりも単位長さ放
電長当りの発生出力が大きいレーザ構造を提供する。レ
ーザ1はまたCO 2 スラブ状放電構造から単一モードレ
ーザビームを発生できるレーザ共振器をも提供する。
【0019】特許請求の範囲に記載した本発明の範囲内
において発明を実施する様々な態様が可能である。要約
すると、本発明は約3ミリメートルより小さい隙間を形
成するように配設された一対の冷却された金属電極を含
む炭酸ガススラブレーザを提供する。隙間に面した電極
面は研摩されており非常に高い反射率を有する。電極間
には高周波電圧が加えられレーザ発振作用に適した隙間
内を充填するガス中に放電が形成される。電極間のガス
の冷却は電極の金属面を介して熱伝導によってなされ
る。従来のガス流式レーザと異なり、2つの電極はいず
れもレーザ光を反射しかつ導波すると同時にガスを熱伝
導によって冷却する作用を行なう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に従って構成された炭酸ガススラ
ブ状レーザ装置を示す概略的断面図である。
【図2】単一モード動作を得るのに使われる図1レーザ
の共振器構成を示す概略的平面図である。
【図3】図1スラブ状レーザの単一モード動作を得るの
に使われる列の構成を示す図2と同様な図である。
【符号の説明】
1 レーザ 2,3 電極 4,5 面 6 隙間 7,8 スペーサ 9 筐体基部 10、11 筐体側壁 12,13 冷却水通路 20〜23 反射器 24 レーザビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 APPLIED PHYSICS L ETTERS,40[1](1982)P.13 −15 ”GAS FLOW AND CHE MICAL LASERS”PROCE EDINGS OF THE 6TH INTERNATIONAL SYMP OSIUM P.252−257

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々平面状光反射面を有し該光反射面に
    垂直な方向にのみ光導波路を形成すべく配設されまた間
    にガス放電用の隙間を形成する第1及び第2の細長い電
    極と; 該隙間中に充填されたレーザガスと; 該第1及び第2の電極の間に高周波電流を流してレーザ
    発振を励起する放電を形成する手段とよりなり、 該平面状光反射面間の距離は3ミリメートル以下であ
    り、該電極の幅は1センチメートル以上であるスラブ状
    気体レーザ。
  2. 【請求項2】 該隙間は幅が3センチメートル、長さ
    0センチメートルまた奥行きが2.00ミリメートル
    である請求項1記載のスラブ状気体レーザ。
  3. 【請求項3】 該レーザガスは圧力が10ミリバールな
    し400ミリバールである請求項1記載のスラブ状気
    体レーザ。
  4. 【請求項4】 該レーザガスはCO,He及びN
    混合物である請求項1記載のスラブ状気体レーザ。
  5. 【請求項5】 該電流は周波数が10メガヘルツない
    00メガヘルツの範囲にある請求項1記載のスラブ状
    気体レーザ。
  6. 【請求項6】 さらに該電極を冷却する手段を含む請求
    項1記載のスラブ状気体レーザ。
  7. 【請求項7】 さらに該隙間の両端にレーザ共振器を設
    けた請求項1記載のスラブ状気体レーザ。
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