JP2760116B2 - 固体レーザ装置 - Google Patents

固体レーザ装置

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JP2760116B2 JP1327692A JP32769289A JP2760116B2 JP 2760116 B2 JP2760116 B2 JP 2760116B2 JP 1327692 A JP1327692 A JP 1327692A JP 32769289 A JP32769289 A JP 32769289A JP 2760116 B2 JP2760116 B2 JP 2760116B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、固体レーザ装置に関するものであり、特
に平板状のレーザ媒質を用いた固体レーザ装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、固体レーザ装置としては、楕円形状の反射箱の
各焦点にそれぞれ丸棒(以下、ロツドと称す)状のレー
ザ媒質と励起用ランプを配設したものが知られている
が、この構造では、ロツドの半径方向に温度分布が発生
し、レーザビームが熱レンズ効果を受け、ビーム品質の
劣化が生じるという問題があつた。特に、大出力のレー
ザでは、この問題は顕著となる。上記問題を解決するた
め、レーザ媒質の形状を平板(以下、スラブと称す)状
とするとともに、レーザ媒質内の光路をジグザグ状とす
ることによつて、レーザ媒質内で熱光学歪が相殺される
固体レーザ装置が考えられている。
このような固体レーザ装置は、例えば特開昭60−2546
86号公報に示される。第9図はこの固体レーザ装置の光
学的な構成を示す断面図である。図において(1)は一
組の平行な光学的平滑面(1a)を有し、この面に対して
傾斜角度を有した端面(1b)を有したスラブ型のレーザ
媒質、(2)は上記レーザ媒質(1)の一端面側に配さ
れた全反射ミラー、(3)は上記レーザ媒質(1)他端
面側に配された部分反射ミラーで、上記全反射ミラー
(2)と共に安定型共振器を構成している。(4)は上
記レーザ媒質(1)に励起光を供給するランプ、(5)
はこのランプ(4)とレーザ媒質(1)が収納され、反
射鏡により構成される反射箱、(6)はこの反射箱
(5)の中に導入された水、(7)はレーザの光軸、
(8)は上記部分反射ミラー(3)により出力されるレ
ーザビームである。また、図中のベクトルP及びベクト
ルSは、光軸(7)を面内に有し、かつレーザ媒質
(1)の端面(1b)に対し垂直となるような入射平面
と、光軸(7)とで定義されるものであって、上記入射
平面に対し垂直な方向をベクトルS、このベクトルS及
び光軸(7)に対しいずれにも垂直な方向をベクトルP
とする。
このように構成された固体レーザ装置は、次のように
動作する。ランプ(4)の発光は、反射箱(5)内で反
射されて、レーザ媒質(1)に吸収され、レーザ媒質
(1)を励起し、光の誘導放出を引き起こす。そして、
この光は全反射ミラー(2)で反射され、レーザ媒質
(1)の端面(1b)で屈折して、レーザ媒質(1)内に
入り、このレーザ媒質(1)の下面(1a)及び上面(1
a)で内部全反射を繰り返して、他端面(1b)に到達
し、この他端面で再び屈折して、部分反射ミラー(3)
に向かい、この部分反射ミラー(3)で反射した光は、
同一光軸(7)を戻る。従つて、安定型共振器内でこの
光軸(7)上を光が往復する間に増幅され、一定以上の
大きさになると、その一部が、部分反射ミラー(3)の
作用により、部分反射ミラー(3)を透過して、レーザ
ビーム(8)として安定型共振器の外部に取り出され
る。
上記のようなスラブ形状のレーザ媒質(1)を用いた
固体レーザ装置においては、レーザ媒質(1)の光学的
平滑面が常時冷却されており、レーザ光の光路は、レー
ザ媒質(1)の上下の光学的平滑面で全反射され、ジグ
ザグに進行するので、レーザビームは冷却されたレーザ
媒質(1)表面の低温部分と、レーザ媒質(1)の中心
部分の高温部分を交互に通過することになり熱レンズ効
果を受けず、大出力でも安定したレーザ出力を得ること
ができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような構成された固体レーザ装置においては、通
常レーザ媒質(1)の形状がほぼ矩形であり、S方向の
幅はP方向の厚みの約2〜5倍となつている。そして、
共振器には、安定型が用いられているので、レーザビー
ムのモードは、レーザ媒質(1)の断面形状を反映し
て、矩形の高次モードとなる。例えば、波長が1.06μm
のYAG(Yittrium Alminum Ganet)結晶をレーザ媒質
(1)に用いた固体レーザ装置においては、P方向のモ
ード次数は数十次、S方向では数百次となり、ビーム発
散角は数mrad〜数十mradと極めて大きくなり、レーザビ
ーム(8)の集束性がよくなかつた。従つて、上記のよ
うな固体レーザ装置においては、大出力のレーザビーム
を安定して出力することはできても、レーザビーム
(8)の集束性が悪いために、微細なスポツトには集光
することができず、精細なレーザ加工に用いるのには限
界が生じていた。
本発明は、上記述べた課題を解決するためになされた
もので、高出力にて集束性のよいレーザビームが出力で
き、精細なレーザ加工に用いることのできる固体レーザ
装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る固体レーザ装置は、一組の対面する光学
的平滑面により長方形の断面形状の長辺方向を形成し、
この光学的平滑面で内部全反射され光路がジグザグ状と
なる平板状のレーザ媒質と、このレーザ媒質を挾んで対
向配置された第1及び第2の全反射ミラーによりレーザ
媒質断面の長辺方向及び短辺方向に対して構成する不安
定型共振器を備え、この不安定型共振器の中抜け状レー
ザビームの断面の長手方向端部の矩形部分を取り出す光
学手段と前記取り出されるビーム以外のビームを吸収す
るダンパーとを有するビーム整形手段を備えたものであ
る。
〔作用〕
上記のように構成された固体レーザ装置においては、
不安定型共振器よりビーム整形手段によつて、ほぼ位相
の揃つた平面波のレーザビームが取り出され、レーザビ
ームの発散角が極めて小さくなり、さらに中詰まりのレ
ーザビームに整形されるので、遠視野像における回折に
よるレーザビームの拡がりを低減することができ、集光
性能が向上する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図及び第2図に基づ
いて説明する。第1図及び第2図はこの発明の固体レー
ザ装置の上面構成図及び側面構成図を示す。図におい
て、(1)は例えばYAG結晶よりなり、一組の平行な光
学的平滑面(1a)を有し、この光学的平滑面(1a)で内
部全反射されて光路がジグザグ状となるスラブ型のレー
ザ媒質、(4)はこのレーザ媒質(1)に励起光を供給
するランプ、(9)は上記レーザ媒質(1)の一端面側
(1b)に配された第一のミラーで、この実施例では全反
射ミラーよりなるコリメートミラーである。(10)は上
記レーザ媒質(1)の他端側(1b)に配された第二のミ
ラーで、この実施例では全反射ミラーよりなる凹面の拡
大ミラーであり、コリメートミラーと共に負枝の不安定
型共振器を構成している。(11)は第二のミラー(10)
のレーザ媒質(1)間に配され、中心が光軸(7)より
ずれた位置にある矩形の開口部(12)を有する結合ミラ
ーで、光軸(7)に対して略45゜傾斜されている。(1
3)はこの結合ミラー(11)により不安定型共振器より
取り出されたレーザビームを整形する平面ミラーで、上
記結合ミラー(11)と平行に対向配置されている。(1
4)は上記結合ミラー(12)により不安定型共振器の外
部に取り出された余分なレーザビームを吸収するダンパ
ーで、この実施例においては、結合ミラー(11)及び平
面ミラー(13)と共にビーム整形手段を構成する。(1
5)は結合ミラー(13)上に形成された位相調整膜であ
る。
このように構成された固体レーザ装置においては、次
のように動作する。ランプ(4)の発光は、レーザ媒質
(1)に吸収され、レーザ媒質(1)を励起し、光の誘
導放出を引き起こす。そして、コリメートミラー(9)
と拡大ミラー(10)によつて負枝の不安定型共振器を構
成しているので、この間を往復するレーザビームは、レ
ーザ媒質(1)によつて増幅され、コリメートミラー
(9)によりほぼ平行なビームとし、拡大ミラー(10)
の近くに往復してくる。そして、結合ミラー(11)の開
口部(12)を通過した光は、再び拡大ミラー(10)によ
り反射され、共振器内を往復する。また、結合ミラー
(11)の反射面により、反射されたレーザビームは、平
行なビームとして不安定型共振器の外部に取り出され
る。そして、取り出されたレーザ光の大部分は、平面ミ
ラー(13)によつて、中詰まりのレーザビーム(8)と
して出射され、結合ミラー(11)における開口部(12)
の長手方向の縁端部付近より反射された余分なレーザ光
はダンパー(14)により吸収され、中詰まりのレーザビ
ームとなりレンズ(図示せず)等により集束され、微細
なレーザ加工等に用いられることとなる。
上記のように構成された固体レーザ装置においては、
スラブ型のレーザ媒質(1)の特徴を生かして、熱レン
ズ効果を受けず、高出力のレーザビームを得ることがで
きるとともに、共振器が、P方向及びS方向ともに不安
定型を構成しているので、ほぼ位相の揃つた平面波のレ
ーザビームとして取り出され、レーザビームの発散角は
極めて小さくなり、非常に集束性の良いレーザビーム
(8)が得られる。第3図(a)〜(c)は、I−I断
面及びII−II断面によるレーザビームの外形と近視野像
の強度分布及び遠視野像の強度分布の関係を示すもので
あつて、第3図(a)に示されるように、拡大ミラー
(10)とコリメートミラー(9)によつて構成される不
安定型共振器の光軸(7)を中心として、矩形の開口部
(12)を有する結合ミラー(11)を挿入すると、外周が
レーザ媒質(1)の断面に、内周が開口部(12)に相似
した中抜けのレーザビームが得られる。この中抜けのレ
ーザビームは、ほぼ位相の揃つたレーザビームではある
が、このまま用いると遠視野像においては、回折による
レーザビームの拡がりが現われる。しかし、この発明で
は、第3図(b)に示されるように第3図(a)に用い
られた共振器及び結合ミラー(11)によつて取り出され
た中抜けのレーザービームの一部、つまり長手方向に分
れた片側のみを用いることによつて、ほぼ位相の揃つた
レーザビームが得られ、このようなレーザビームでは、
遠視野像においても回折によるレーザビームの拡がりは
見られず、レーザビームの集束性は良好である。さら
に、上記実施例においては、第3図(c)に示されるよ
うに結合ミラー(11)の開口部(12)の中心を開口部
(12)の長手方向に光軸よりずらすことによつて、結合
ミラー(11)より、長手方向の片側にまとめレーザビー
ムを取り出すことができるので、この光路上に平面ミラ
ー(13)を配置することによつて、中詰まりレーザビー
ムとして出力でき、第3図(b)に示したものと比較し
て、レーザビームの出力は増大する。また、遠視野像に
おいても、回折によるレーザビームの拡がりもなく、集
光性能を向上させることができる。
また、一般にP軸方向とS軸方向の共振器のフレネル
数が異なるため、両方向のビームの発散角に多少のずれ
が生じる。よつて、レーザビーム(8)を伝搬させた
り、レンズで集光させる場合においては、レーザビーム
(8)に異方性が生じ、レーザ加工性能が低下するが、
この実施例においては、第4図に示されるように、例え
ばレーザビームの波長の約1/4の厚みの位相調整膜(1
5)を平面ミラー(13)上に形成し、レーザビーム
(8)のS軸方向レーザビームの発散角を適度にずらす
ことによつて、レーザビームの異方性を除去している。
つまり、発散角の小さい方向の波面を位相調整膜により
適度にずらされることによつて、レーザビームの異方性
(8)を除去することができ、レーザ加工性能が向上で
きる。
第5図及び第6図は、それぞれこの発明の他の実施例
を示すもので、第5図に示される固体レーザ装置のよう
に、ビーム整形手段を構成する結合ミラー(11)は開口
部(12)を有するミラーで無くとも、不安定型共振器内
の平行ビームの一部を取り出せる位置に構成しておれ
ば、単なる平面ミラーでもよい。このように構成された
固体レーザ装置においても、上記実施例の固体レーザ装
置と同様の作用及び効果を示す。また、第6図にしめさ
れる固体レーザ装置のように、第2のミラーが凸面の拡
大ミラー(10)であり、コリメートミラー(9)と共
に、正枝の不安定型共振器を構成しても、上記の実施例
と同様の作用及び効果が、得られることは言うまでもな
い。
また、この発明の他の実施例として、第7図(a)及
び(b)に示す。この実施例においては、第2のミラー
が、透明なガラス等を基体とし、この基体表面に光軸
(7)より中心がずれた矩形の反射膜(16)と、この反
射膜(16)の周囲は無反射膜(17)が形成された拡大ミ
ラーであり、この拡大ミラー(10)を挾みレーザ媒質
(1)と対向した位置にダンパー(14)が配されたこと
が、第1図及び第2図に示された上記実施例と異なる点
であり、第2のミラーは不安定型共振器の1部を構成す
ると共に、ダンパー(14)と共にビーム整形手段を構成
する。
上記のように構成された固体レーザ装置においては、
レーザ媒質(1)で増幅されたレーザ光が、コリメート
ミラー(9)により平行なビームとして、第7図(b)
の一点鎖線で示された矩形のレーザ光となり拡大ミラー
(10)に到達する。この一部は、拡大ミラー(10)上の
反射膜(16)によつて、再び共振器内を往復し、他は無
反射膜(17)の部分より共振器の外部に取り出され、こ
の取り出されたレーザビームの反射膜(16)の長手方向
の縁端部より出力された余分なレーザビームは、ダンパ
ー(14)により吸収され、中詰まりのレーザビーム
(8)に整形され出射されることとなり、結合ミラー
(11)を用いずとも、中詰まりのレーザビームに整形す
ることができ、よつて、この構成の固体レーザ装置にお
いても、上記実施例と同様効果が得られると共に、さら
に装置を簡略化できるので、装置の生産コストが低減で
きる。
さらに、この発明の他の実施例を、第8図に示す。こ
の実施例において、第7図の実施例とは、ビーム整形手
段を構成する第2のミラーである拡大ミラー(10)の矩
形の反射膜(16)の中心が光軸(7)にあり、ダンパー
(14)が上記実施例と比較して、S軸方向に小さく、こ
の矩形の反射膜(16)背面側に配置されたことと、2つ
の独立したレーザビームを2方向に反射させるミラー
(18)を備えたことが異なる点である、このように構成
された固体レーザ装置においては、拡大ミラー(10)よ
り中抜けのレーザビームが不安定共振器より取りださ
れ、ダンパー(14)により余分なレーザビームは吸収さ
れ、2つのレーザビームとなる。この2つのレーザビー
ムは、方向変更用のミラー(18)によつて、方向をかえ
られ、2つの独立したレーザビーム(8)としてレーザ
加工等に用いることができる。第3図(d)にこのよう
に構成された固体レーザ装置のI−I断面及びII−II断
面によるレーザビームの外形と近視野像の強度分布及び
遠視野像の強度分布を示す。図中に示されるように、中
詰まりのレーザビーム(8)として個々にもちいられる
ので、遠視野像においても回折によるレーザビームの拡
がりもなく、上記と実施例と同様に集光性は良い。
〔発明の効果〕
この発明は以上述べたように、レーザ媒質断面の長辺
方向及び短辺方向に対して構成する不安定型共振器の中
抜け状レーザビームの断面の長手方向端部の矩形部分を
取り出す光学手段と前記取り出されるビーム以外のビー
ムを吸収するダンパーとを有するビーム整形手段が構成
されているので、高出力にて集束性及び集光性の良いレ
ーザビームが出力でき、その結果精細なレーザ加工に用
いることがきる固体レーザ装置が得られるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である固体レーザ装置の上面
構成図、第2図は本発明の一実施例である固体レーザ装
置の側面構成図、第3図はI−I断面及びII−II断面に
おけるレーザビームの外形及び近視野像の強度分布及び
遠視野像の強度分布を説明するための図、第4図は位相
調整膜の構造を示す断面図及び上面図、第5図はこの発
明の他の実施例を示す側面構成図、第6図はこの発明の
他の実施例を示す側面構成図、第7図(a)及び第7図
(b)はこの発明の他の実施例を示す側面構成図及びII
I−IIIにおける断面図、第8図はこの発明の他の実施例
を示す側面構成図、第9図は従来の固体レーザ装置を示
す上面構成図を示す。 図において、(1)はレーザ媒質、(9)(10)は不安
定型共振器、(11)(13)(14)はビーム整形手段であ
る。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−270375(JP,A) 特開 平1−270372(JP,A) 特開 平1−257382(JP,A) 特開 昭63−192285(JP,A) 特開 昭62−124790(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一組の対面する光学的平滑面により長方形
    の断面形状の長辺方向を形成し、この光学的平滑面で内
    部全反射され光路がジグザグ状となる平板状のレーザ媒
    質、このレーザ媒質を挟んで対向配置された第1及び第
    2の全反射ミラーによりレーザ媒質断面の長辺方向及び
    短辺方向に対して構成する不安定型共振器、並びに前記
    不安定型共振器の中抜け状レーザビームの断面の長手方
    向端部の矩形部分を取り出す光学手段と前記取り出され
    るビーム以外のビームを吸収するダンパーとを有するビ
    ーム整形手段を備えた固体レーザ装置。
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