JP2648348B2 - 緑色酸化クロム、その製造方法およびその使用 - Google Patents

緑色酸化クロム、その製造方法およびその使用

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良された緑色酸化クロム、その製造方法お
よびその使用に関するものである。
緑色酸化クロムは重要な無機顔料である。コランダム
型格子で結晶化する三価クロミウムの酸化物は古くから
知られている。これは高度の着色性と被覆力とを有し、
高温まで熱的および機械的に安定でかつ多くの化学薬品
に対して不活性な顔料である。その深い緑色の故に、こ
の顔料は無機顔料中で重要な地位を占める。
緑色酸化クロムはその化学的抵抗性のために、とりわ
け、たとえばガラス製造用の融解炉または薬剤槽(va
t)の内張りに使用する耐火材料の製造のための出発物
質としても用いられる。緑色酸化クロムまた、その高度
の硬さの故に火炎(flame)およびプラズマスプレー法
による表面仕上げにも用いられる。この三価の酸化物は
また、炭化クロミウムおよび金属クロミウム用の出発物
質としても用いられる。
酸化クロム顔料は、主として固体クロム塩酸またはそ
の水溶液より出発するアルカリ金属クロム酸塩の還元に
より得られる。使用する還元剤は単体硫黄、または硫黄
もしくは炭素を含有する化合物、または炭素含有化合物
である。この反応は常圧または加圧下で、約1000℃以下
の温度で行う。固体の反応生成物を冷却したのち、生成
する可溶性塩と酸化クロミウム(III)とを水と混和
し、濾過し、洗浄することにより分離する。ついで、フ
ィルターケーキを乾燥し、磨砕する。粒子サイズおよ
び、それにつれて色調は主として温度により変化する
(ウルマン工業化学事典(Ullmans Encyklopdie der
technischen Chemie),第4版,18巻,605ページ,197
9)。主体の粒径が比較的小さい場合には色は黄色がか
った比較的明るい緑であり、粒径が大きくなると青みが
かったより暗い緑色の顔料が得られる。
市販の緑色酸化クロムの一つの欠点は、混和するのに
極めて大量の水を必要とすることである。これは、たと
えば顔料をコンクリートの着色に使用する場合に着色製
品の強度を損なうことにつながり、また、この種の緑色
酸化クロムを耐火(refractory)製品の製造に使用する
場合には、製品が望ましくない細孔の形成を示し、火炎
を当てた場合に過度の収縮が見られる。この種の緑色酸
化クロムはまた、執拗なべとつきを示し、塊状物を形成
する傾向を有し、しばしば投入(dose)および混合の工
程に困難を生ずる。
上記の欠点を持たない改良された緑色酸化クロムを提
供することが本発明の目的の一つである。
これらの要求が10ないし40g/100gの範囲の水指数(wa
ter number)を有する緑色酸化クロムを用いることによ
り、ず抜けた程度に満たされ得ることがここに見いださ
れた。この緑色酸化クロムは本発明の主題である。
上記の水指数は顔料に必要な水の量の指標である。こ
れは、1965年8月のDIN53199による油指数(oil numbe
r)の測定に使用したものと同様な方法により測定され
るが、ここではアマニ油に替えて蒸留水または脱イオン
水を使用する。使用する装置は油指数の測定用のものと
同一である。
同様に極めて満足すべきものであることが実証されて
いる他の方法においては、ガラスビーカー中の一定量の
顔料に水を添加し、流動性のペーストが得られるまで顔
料と混合する。この方法の記述は実用指針(Code of Pr
actice)“バイエル顔料(Bayer−Pigment)第2.1.7,序
列(Order)番号AC14847,1973年5月1日”に与えられ
ている: “顔料10gを±0.1gで正確に秤量し、ガラスビーカーに
入れる。混合物を撹拌しながら蒸留水を滴々添加し、プ
ラスチックスの棒で混練する。顔料の水性けん濁液が自
由に流動するようになるところで終点に到達する。水指
数は水を顔料に混入するために用いられた力に応じて変
化する。終点を正確に認識するためには一定量の実際経
験が必要である。水指数が水のg数/顔料100gで与えら
れるので、この値は 水指数=水のml数×10 として計算する”。以下の水指数はこの方法を基準にし
たものである。
市販の酸化クロム顔料は50g/100gをはるかに超える高
い水指数を有する。
好ましい具体例において、本発明記載の緑色酸化クロ
ムは直径0.01ないし1mmの球状集積物の形状である。
この緑色酸化クロムはその優れた流動性、投入の容易
性、およびそのダストを形成する傾向の低いことをを特
色としている。
本発明記載の緑色酸化クロムのBET表面積は好ましく
は1ないし20m2/g、特に2ないし10m2/gの範囲にある。
(1973年10月のDIN66131,6章,によるBET測定法:5点
法、測定気体:窒素、沸騰窒素の温度における吸着、窒
素分子の吸着に要する表面積を0.162nm2と仮定;予備処
理:窒素気流中、130℃で1時間加熱)。明らかにより
高いBET表面積を有する酸化クロミウムを本発明記載の
方法に使用する場合には、たとえばクロム酸塩の溶液か
ら還元により得られる水酸化クロミウムを焼き戻しして
得られる種類の酸化クロムの場合には、得られる顔料が
凝集することはないが、より大量の水を必要とする。
本発明記載の緑色酸化クロムは0.1ないし2重量%
の、好ましくは0.2ないし1重量%の炭素および/また
はリンを含有する物質を含有する。炭素含有物質は好ま
しくはポリアクリル酸およびスルホン酸の塩、好ましく
はアルカリ金属塩および/またはアンモニウム塩であ
る。
特に適したリン含有物質はポリリン酸塩、好ましくは
アルカリ金属ポリリン酸塩またはポリリン酸アンモニウ
ムである。
本発明はまた、本発明記載の緑色酸化クロムの製造方
法に関するものでもある。この方法は、乾燥の最終段階
に先立って、1ないし20m2/gのBET表面積を有する緑色
酸化クロムの水性けん濁液にスルホン酸の、ポリリン酸
のおよび/またはポリアクリル酸の化合物を0.1ないし
2重量%、好ましくは0.2ないし1重量%の量、添加す
ることを特徴としている。
アンモニウム化合物および/またはアルカリ金属化合
物が特に有利であることが見いだされている。
上記の水性けん濁液が50ないし80重量%の酸化クロム
含有量を有する場合に優れて良好な結果が得られてい
る。
乾燥は、たとえば過熱によって添加した化合物の効果
を損なうことがないならば、いかなる方法によっても実
施することができる。乾燥はたとえば、50ないし80重量
%の酸化クロムけん濁液に上記の化合物の1種または2
種以上を添加して、100℃以上の温度の過熱室中に噴霧
して実施することができる。
乾燥の最終段階を噴霧乾燥またはスプレー乾燥により
実施する場合に極めて良好な結果が得られる。
乾燥段階に移送した酸化クロムけん濁液中の添加剤の
比率は、緑色酸化クロムを基準にして0.1ないし2.0重量
%、好ましくは0.2ないし1.0重量%であるべきである。
添加剤含有量がより低い場合には所望の水指数が得られ
ず、逆に、より高い添加剤含有量は、多くの場合に望ま
しくないことであるが、最終製品の粉末中の酸化クロム
含有量を減少させるのみならず、噴霧乾燥器中に比較的
強固に接着する酸化クロムの皮殻(crust)を有する堆
積物(deposit)を形成する傾向も生ずる。
本発明記載の方法により得られる酸化クロムは、出発
物質と添加した化合物の性質および濃度とに応じて10な
いし40g/100gというかなり減少した水指数を有する。
噴霧乾燥器またはスプレー乾燥器を使用する場合に
は、本発明記載の方法はまた、狭い範囲の粒径を有する
球の形状で得られる集積物をも生ずる。この球形粒子の
直径は、緑色酸化クロムの結晶サイズ、けん濁液の濃
度、上記の1種または2種以上の添加化合物の量、およ
び噴霧器に性質の応じて、また、恐らくは噴霧器のノズ
ルの開口度に応じて、0.01ないし1.0mmの範囲内にあ
る。上記のものよりはるかに微細な集積物もまた貼り着
く傾向および塊(lump)を形成する傾向が増加し、他
方、より粗い集積物は、その製造に技術的な困難を生ず
る。ノズルの開口部は乾燥器の容量に応じて3ないし15
mmの直径を有するべきである。
本発明記載の改良された緑色酸化クロムの製造方法は
いかなる適当な乾燥器中でも実施することができるが、
上記の添加剤の作用により、一物質ノズル(one materi
al nozzle)または二物質ノズル(two material nozzl
e)を有する通常のノズル乾燥器、および噴霧ディスク
を有する乾燥器の双方を含む噴霧乾燥器より極めて容易
に注入し得る乾燥物質が得られるので、これらの乾燥器
が特に有利である。乾燥はまた、反応サイクロン中で
の、もしくは流動床乾燥器中での、または噴霧乾燥器と
流動床乾燥器との組合わせ中での噴霧により実施するこ
ともできる。
本発明の記載に従ってスプレー乾燥により製造した緑
色酸化クロム粉末の優れた自由流動特性は、この粉末が
ダストを形成する傾向が最小であることと組み合わさっ
て、特に輸送用および堆積用の(stacking)容器の実質
的に完全な、迅速な充填および排出に、特にサイロに、
ならびに他の物質への投入、混合に、また、火災および
プラズマスプレーに有利である。通常の緑色酸化クロム
顔料は固まりあって(cake together)接着する強い傾
向を有し、これが貯蔵容器および輸送用容器を空にする
場合に、およびこの顔料を他の物質に投入、混合する場
合に粒状化および塊状堆積物(cake deposit)の形成に
よる問題を生ずる。
微細に分割された粉末のロートよりの流出はその流動
能力の尺度である。粉末が自由に流動するならば流出時
間は流動能力および滴下(trickling)能力の直接の尺
度として使用することができる。粉末がロートを通して
断続的に流動し得るのみであるならば、また、ロートを
たたくことによってのみ流動し得るならば、流動は定性
的に評価することができる。この場合には、使用するロ
ートの寸法およびその流出開口度は技術的な製造工程に
使用する大きさとの関連で考慮しなければならない。
既に乾燥し、磨砕した緑色酸化クロムは1種または2
種以上の上記の添加剤化合物を添加する目的で再度混和
することができる。
本発明記載の方法の他の利点は乾燥後の通常の磨砕工
程を省略して全製造工程の余分の経費を省き得ることで
ある。
本発明はまた、本発明記載の緑色酸化クロムの金属ク
ロミウム、炭化クロミウムおよび耐火材料の製造用の、
または着色剤物質の製造用の使用に関するものでもあ
る。
ここで本件方法を以下の実施例を用いてより詳細に説
明するが、これは本件方法を限定するものではない。
以下の実施例においては、DINカップ4を用いる流出
時間の測定方法(1974年4月のDIN53211)を被検粉末に
類推的に適用した。結果はDIN秒で表した。加えて、よ
り良好な弁別のために、ここではカップ6として特定す
る、DINカップ4と完全に対応する6mmのノズルを有する
流出ロートを用いて流出時間を測定した。結果は秒で表
した。測定値は表1および表2に示してある。噴霧乾燥
により乾燥した本発明記載の緑色酸化クロム粉末は、カ
ップをたたいて援助することなしにカップ6より自由に
流出することにおいて特徴的である。
実施例 1 緑色酸化クロムGX(バイエル社の商品)用の原材料を
焼き戻し、洗浄したものを固体として75重量%含有する
フィルターケーキ133kgを、完全脱塩水34kgおよびポリ
アクリル酸アンモニウム0.3kgに相当するポリスタビル
(polystabil)AMV溶液(シュトックハウゼン化学工業
社(Chemische Fabrik Stockhausen GmbH)の商品)0.7
5kgとともに、均質なけん濁液が得られるまで撹拌す
る。このけん濁液を直径120mmの噴霧ディスクを有し、
8個の直径7mmのノズルを備えたスプレー乾燥器中で乾
燥する。噴霧ディスクを毎分16,400回転で回転させ、取
り入れ口温度480℃、出口温度135℃で一方向に通過する
熱バーナー排気流中で乾燥を行う。
この生成物の、および以下の実施例で得られる生成物
の性質は表1に示してある。
実施例 2 実施例1よりのフィルターケーキ400gを完全脱塩水10
0gおよびポリアクリル酸アンモニウム0.9gに相当するポ
リスタビルAMV溶液(シュトックハウゼン化学工業社の
商品)2.25gとともに、均質なけん濁液が得られるまで
撹拌する。このけん濁液を105ないし100℃の乾燥用カッ
プボード中で乾燥し、粗く粉砕し、0.4mmのメッシュの
ふるいを通してすり込む。
実施例 3 実験用製品PK5304(バイエル社の商品)用のCrO3原材
料を焼き戻し、洗浄したものを60.5重量%含有するフィ
ルターケーキ160kgを、ポリアクリル酸ナトリウム0.3kg
に相当するディスペックス(Dispex)N40溶液(アライ
ドコロイド製造社(Allied Colloids Manufacturing Gm
bH)の商品)0.75kgとともに、均質なけん濁液が得られ
るまで撹拌する。このけん濁液を実施例1と同様にして
乾燥する。生成物は6.9m2/gのBET表面積を有する。
実施例 4 実施例3よりのフィルターケーキ500gを、ポリアクリ
ル酸ナトリウム0.9gに相当するディスペックスN40溶液
(アライドコロイド製造社の商品)2.25gとともに、均
質なけん濁液が得られるまで撹拌する。このけん濁液を
実施例2と同様に後処理する。
実施例 5 緑色酸化クロムGN(バイエル社の商品)用の原材料を
焼き戻し、洗浄したものを固体として75重量%含有する
フィルターケーキ67kgを、完全脱塩水16kgならびにいず
れもリグニン化学ワルトホフ・ホールマン社(Lignin−
Chemie Waldhof−Holmann GmbH)の製品である220ゼワ
(Zewa)EF型リグニンスルホン酸ナトリウム粉末0.215k
gおよび210ゼワS型リグニンスルホン酸ナトリウム粉末
0.285kgとともに、均質なけん濁液が得られるまで撹拌
する。このけん濁液を実施例1と同様にして、取り入れ
口温度470℃、出口温度140℃で乾燥する。
実施例 6 実施例5よりのフィルターケーキ400gを、完全脱塩水
100gならびにいずれもリグニン化学ワルトホフ・ホール
マン社の製品である220ゼワ(Zewa)EF型リグニンスル
ホン酸ナトリウム粉末1.29gおよび210ゼワS型リグニン
スルホン酸ナトリウム粉末1.71gとともに、均質なけん
濁液が得られるまで撹拌する。このけん濁液を実施例2
と同様にして後処理する。
実施例 7 実験用製品PK5304(バイエル社の商品)100kgを完全
脱塩水67kgおよびヘキサメタリン酸ナトリウム0.30kgと
ともに、均質になるまで撹拌する。得られるけん濁液を
実施例1と同様にして後処理する。
実施例 8 実験用製品PK5304(バイエル社の商品)300gを完全脱
塩水20gおよびヘキサメタリン酸ナトリウム0.90gととも
に、均質になるまで撹拌する。得られるけん濁液を実施
例2と同様にして後処理する。
実施例 9 実験用製品PK5304(バイエル社の商品)100kgを完全
脱塩水68kg、ディスペックスN40溶液(アライドコロイ
ド製造社の商品)0.25kgおよびポリザルツ(Polysalz)
F(ポリアクリル酸ナトリウム)(バイエル社の商品)
0.60kgとともに、均質になるまで撹拌する。得られるけ
ん濁液を実施例1と同様にして後処理する。
実施例 10 実験用製品PK5304(バイエル社の商品)300gを完全脱
塩水200g、ディスペックスN40溶液(アライドコロイド
製造社の商品)0.75gおよびポリザルツF(バイエル社
の商品)1.80gとともに、均質になるまで撹拌する。得
られるけん濁液を実施例2と同様にして後処理する。
実施例 11 3.9m2/gのBET表面積を有する緑色酸化クロムGN(バイ
エル社の商品)100kgを完全脱塩水67kgおよびポリアク
リル酸ナトリウム0.3gに相当するポリスタビルS312溶液
(シュトックハウゼン化学工業社の商品)0.75kgととも
に、均質になるまで撹拌する。得られるけん濁液を実施
例1と同様にして後処理する。
実施例 12 緑色酸化クロムGN(バイエル社の商品)300gを完全脱
塩水200gおよびポリスタビルS312溶液(シュトックハウ
ゼン化学工業社の商品)2.25gとともに、均質になるま
で撹拌する。得られるけん濁液を実施例2と同様にして
後処理する。
実施例 13 3.2m2/gのBET表面積を有する緑色酸化クロムGX(バイ
エル社の商品)100kgを完全脱塩水67kgおよびポリスタ
ビルS312溶液(シュトックハウゼン化学工業社の商品)
0.75kgとともに、均質になるまで撹拌する。得られるけ
ん濁液を実施例1と同様にして後処理する。得られる生
成物は3.0m2/gのBET表面積を有する。
実施例 14 緑色酸化クロムGX(バイエル社の商品)300kgを完全
脱塩水200gおよびポリスタビルS312溶液(シュトックハ
ウゼン化学工業社の商品)2.25gとともに、均質になる
まで撹拌する。得られるけん濁液を実施例2と同様にし
て後処理する。
比較例 A 緑色酸化クロムGN(バイエル社の商品)用の原材料を
焼き戻し、洗浄したものを固体として75重量%含有する
フィルターケーキ133kgを完全脱塩水180kgとともに、均
質になるまで撹拌する。得られるけん濁液を実施例1と
同様にして後処理する。
この生成物の性質および以下の比較例で得られる生成
物の性質は表2に示してある。
比較例 B 比較例Aよりのフィルターケーキ400gを完全脱塩水53
7gとともに、均質になるまで撹拌する。得られるけん濁
液を実施例2と同様にして後処理する。
比較例 C 緑色酸化クロムGN(バイエル社の商品)100kgを完全
脱塩水138kgとともに、均質になるまで撹拌する。得ら
れるけん濁液を実施例1と同様にして後処理する。
比較例 D 緑色酸化クロムGN(バイエル社の商品)500gを完全脱
塩水690gとともに、均質になるまで撹拌する。得られる
けん濁液を実施例2と同様にして後処理する。
比較例 E 緑色酸化クロムGX(バイエル社の商品)300gを完全脱
塩水200gとともに、均質になるまで撹拌する。得られる
けん濁液を実施例2と同様にして後処理する。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりであ
る。
1.10ないし40g/100gの範囲の水指数を有する緑色酸化ク
ロム。
2.0.01ないし1mmの直径を有する球形集積物の形状であ
ることを特徴とする上記の第1項記載の緑色酸化クロ
ム。
3.BET表面積が1ないし20m2/gであることを特徴とする
上記の第1項記載の緑色酸化クロム。
4.BET表面積が2ないし10m2/gであることを特徴とする
上記の第1項記載の緑色酸化クロム。
5.0.1ないし2重量%の炭素またはリン含有物質を含有
することを特徴とする上記の第1項記載の緑色酸化クロ
ム。
6.0.2ないし1重量%の炭素またはリン含有物質を含有
することを特徴とする上記の第5項記載の緑色酸化クロ
ム。
7.ポリアクリル酸またはスルホン酸の塩である炭素含有
物質を含有することを特徴とする上記の第5項記載の緑
色酸化クロム。
8.ポリアクリル酸またはスルホン酸のアルカリ金属塩ま
たはアンモニウム塩である炭素含有物質を含有すること
を特徴とする上記の第5項記載の緑色酸化クロム。
9.ポリリン酸塩であるリン含有物質を含有することを特
徴とする上記の第5項記載の緑色酸化クロム。
10.アルカリ金属ポリリン酸塩またはポリリン酸アンモ
ニウム塩であるリン含有物質を含有することを特徴とす
る上記の第5項記載の緑色酸化クロム。
11.1ないし20m2/gのBET表面積を有する緑色酸化クロム
の水性けん濁液に、乾燥前にスルホン酸化合物、ポリリ
ン酸化合物、ポリアクリル酸化合物またはこれらの混合
物を0.1ないし2重量%の量添加し、ついで、このけん
濁液を乾燥することよりなる、10ないし40g/100gの水指
数を有する緑色酸化クロムの製造方法。
12.上記の酸化合物の量が0.2ないし1重量%であること
を特徴とする上記の第11項記載の方法。
13.上記の水性けん濁液が50ないし80重量%の緑色酸化
クロム顔料を含有することを特徴とする上記の第11項記
載の方法。
14.上記の乾燥が噴霧乾燥によるものであることを特徴
とする上記の第11項記載の方法。
15.上記の第1項記載の緑色酸化クロム顔料より製造し
た金属クロミウム、炭化クロミウム、耐火材料および着
色基材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギユンター・タイヒマン ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト1・クルーゼベムケ 3 (72)発明者 ゲルハルト・トレンチエク ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト1・デスバテイネスシユトラーセ 47

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】10ないし40g/100gの範囲の水指数を有する
    緑色酸化クロム。
JP63267314A 1987-10-31 1988-10-25 緑色酸化クロム、その製造方法およびその使用 Expired - Fee Related JP2648348B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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