JP2644779B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2644779B2
JP2644779B2 JP28741587A JP28741587A JP2644779B2 JP 2644779 B2 JP2644779 B2 JP 2644779B2 JP 28741587 A JP28741587 A JP 28741587A JP 28741587 A JP28741587 A JP 28741587A JP 2644779 B2 JP2644779 B2 JP 2644779B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は情報処理装置、特に円板状の記憶媒体に情報
を記録する情報処理装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より、ワードプロセッサ、コンピュータなどの情
報処理装置においてフロッピーディスクが記憶媒体とし
て広く用いられている。
フロッピーディスクではディレクトリ、FAT(ファイ
ルアロケーションテーブル)などの管理領域が設けら
れ、データはファイル(ワードプロセッサなどでは「文
書」)単位で登録される。
[発明が解決しようとする問題点] 周知のように、フロッピーディスクはランダムアクセ
ス媒体であるから、上記の管理領域のデータが破損する
と、データファイルに関する読み書きは不可能になって
しまう。
管理領域の破損はソフトウェア的な事故によっても生
じるが、ディスクの記録面に異物が付着することなどに
よって物理的に破損することがある。フロッピーディス
クではカセットに収納され、異物の侵入の可能性が低い
形式のものもあるが、物理的な破損の可能性が皆無であ
るとは言い切れない。
[問題点を解決するための手段] 以上の問題点を解決するために、本発明においては、
円板状の記憶媒体に処理情報を記録する情報処理装置に
おいて、前記記憶媒体に対する記録処理に関する管理情
報を前記円板状記憶媒体の外周部および内周部の位置に
複数記録させる手段と、複数記録された前記情報のいず
れかを用いて円板状記憶媒体に記録された情報を記録な
いし再生させる制御手段を設けた構成を採用した。
[作 用] 以上の構成によれば、円板状記憶媒体の外周部、内周
部という物理的にはなれた位置に処理される情報の前記
記憶媒体に対する記録処理に関する情報を複数記録し、
それらのいずれかを用いて情報の記録再生を行なうこと
ができる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説
明する。
第1図は本発明を採用した情報処理装置の一例とし
て、ワードプロセッサの構成を示している。図示したワ
ードプロセッサは和文、あるいは欧文など所定の文字列
データの入力、編集、記憶を行なうためのものである。
各文字データはASCII、JISなどの文字コードにより表現
され、記憶媒体に対する入出力の単位はファイル単位で
行なわれる。文書ファイルは固有のファイル名を持ち、
このファイル名により媒体から読み出す、あるいは媒体
に書き込む文書ファイルが識別される。以下、装置各部
につき説明する。
第1図においては符号1で示されるものはマイクロプ
ロセッサなどから成るCPUで、アドレスおよびデータバ
ス10を介して以下の各部と接続される。
ROM2はCPU1の制御プログラムを格納する。RAM7はデー
タ処理のためのワークエリアとして用いられる。
文字データはキーボード6から入力される。第2図は
キーボード6の構成を示している。図示のようにキーボ
ードはJIS配列などのフルキーボード61、カーソル移動
キー62、およびファイル(文書)操作のためのファンク
ションキーから構成されている。ファイル操作のファン
クションキーは文書保存のためのキー63、文書一覧を表
示させるキー64、文書呼出のためのキー65から成る。
入力されたあるいはフロッピーディスクから読み出さ
れたデータはバッファメモリ3に格納され、バッファメ
モリ3内のデータはCRTC(CRTコントローラ)4の制御
を経てCRT5に表示される。文字コードなどで表現された
データを表示データに変換する場合、CG(キャラクタジ
ェネレータ)ROM9に格納されたフォントデータが用いら
れる。
入力された、あるいは編集された文字データは文書フ
ァイルとしてフロッピーディスクに記憶される。ディス
クに対する書込はフロッピーディスクドライブ8によっ
て行なわれる。
第3図は本実施例における文書ファイル記録用ディス
クの書込状態を示している。ディスク80の最外周には、
そのディスクに記録されたデータの管理領域81が設けら
れている。
この管理情報の記録位置は一般的なものであるが、本
実施例ではさらに同じ管理情報から成る管理領域82をデ
ィスクの最内周部に設ける。それぞれの管理領域81、82
の中間部が文書データの記録領域83となる。
第4図は第3図のディスクの構造を表形式で示したも
のである。
図示のように、管理領域81はボリューム情報、すなわ
ちそのディスクの記録情報を示すボリューム情報811
と、ディスクに記録された各ファイルに関するファイル
情報812から構成される。
ボリューム情報811は文字コードなどからなるボリュ
ーム名称、セクタ使用状況テーブルおよびディレクトリ
フラグ815から構成される。
ボリューム名称は、所定手順に基づきユーザが入力し
た所定の文字列、あるいは本処理システムで文書ディス
クを示す所定文字列データから構成される。
その後には、所定のアドレスの1バイトデータをディ
スク80のトラックに割当て、当該バイト内の各ビットを
そのトラック内のセクタに対応させるというような所望
の形式で表現されたセクタ使用状況テーブルの記録領域
が続く。すなわちこの領域はディスクのトラックないし
セクタの使用状況を示す。
ディレクトリフラグ815は、後述の管理領域82が当該
ディスクに設けられているかどうかを示すために設けら
れたフラグで、1(管理領域が1つしかないことを示
す)または2(もう一つ管理領域が設けられていること
を示す)の値をとる。このフラグは、たとえば従来方式
で用いられている管理領域81を1つのみしか有していな
い旧型のディスクとの互換性を確保するために設けられ
ているもので、旧型のディスクではかならず1の値が書
き込まれている領域に設定される。
ボリューム情報811領域にはディスクに記録される各
文書ファイルの書込位置を示すファイル情報812が続
く。データ記録領域83の各セクタにはファイルデータが
記録されるが、その際、空いているセクタから順に書込
が行なわれる。いずれのセクタに記録を行なったかの情
報はファイル情報812の先頭に記録されたファイル名を
示す文字列の後にポインタ情報として順次記録される。
以上の管理領域中のデータ記録の書式の構成は、あく
までも一例であり、他の書式でディスクに対する記録状
況を管理領域に記録してもよい。
従来では、管理領域81はディスク最外周のトラック0
ないし1の位置に記録され、これ1つのみが使用されて
いたが、本実施例では管理領域81と全く同じ内容を持つ
管理領域82(ボリューム情報821、ファイル情報822から
なる)を最内周のトラック位置に記録しておく。ディレ
クトリフラグ815も符号815′で示すようにコピーが管理
領域82内に記録される。
このような構造によれば、ディスクの記録面に誤って
指で触れたり、ディスクのジャケット、カセット内に異
物が侵入したりして物理的に管理領域81ないし82のデー
タが破損しても、いずれか一方の管理領域を用いて文書
ファイルに対するアクセスを行なうことができる。
第5図〜第7図に上記構成におけるファイルアクセス
制御手順を示す。図示した手順はCPU1のプログラムとし
てROM2に格納されるか、あるいは不図示のプログラムデ
ィスクからRAM7にロードされて実行される。
第5図は第2図のキー63〜65の操作に応じて行なわれ
るファイルアクセスの手順を示している。
第5図のステップS1においてキーボード6のキーのい
ずれかが押下されると、ステップS2において押下キーの
判別が行なわれる。
ここでキー63が押下された場合にはステップS4に移行
して今までに入力、ないし編集された一連の文字データ
を文書ファイルとしてディスクに保存(記録)し、ステ
ップS1に戻って処理を繰り返す。ステップS4の処理は後
に第6図により詳述する。
キー64が押下された場合には、ステップS5においてデ
ィスクに記録された文書に関するデータ、たとえばファ
イル名を読み出し、一覧表形式でCRT5に表示させる。こ
の処理は後に第7図により詳述する。
一方、その他のキーが押下された場合にはステップS3
において文字入力、あるいは文書の編集処理を行なった
後、ステップS1に戻る。
ステップS5で文書の一覧が表示されると、ステップS6
においてステップS5の処理中にエラー、たとえばファイ
ル名などのデータの読み出しが正しく行なえないなどの
不都合が生じた場合にはステップS8において所定のエラ
ー処理を行なった後ステップS1に戻る。
ステップS6が否定された場合には、ステップS7におい
て指定された文書ファイルの呼出処理を行なう。たとえ
ば、ステップS5において読み出されたファイル名のリス
トをCRT5に表示し、そのいずれかをカーソルなどにより
指定することによりディスクから出力されるべき文書フ
ァイルを決定し、管理領域81ないし82を参照してデータ
管理領域83の当該ファイルが記録されている領域から順
にデータを取り出し、バッファメモリ3の所定領域に配
置し、ステップS3における編集処理が行なえるようにす
る。
次にステップS4の文書保存処理について第6図を参照
して説明する。この場合にはRAM7の所定領域に文書ファ
イルを構成する一連の文字データが用意されているもの
とする。
文書ファイルの保存を行なう場合、まず第6図のステ
ップS41においてディスク80外周部の管理領域81中のボ
リューム情報811をRAM7上の所定領域に読み出す。
続いてステップS42において読み出し時にエラー(例
えば目的ディスクのボリユーム名不一致など)が生じた
かどうかを判定する。異物の付着などによりボリューム
情報811の読み出しエラーが生じた場合にはステップS43
において、ボリューム情報811のコピーであるボリュー
ム情報821へのデータを読み出す。この後でもステップS
44において読み出し過程でエラーが生じたかどうかが判
定される。ステップS44も肯定された場合には管理領域8
1、82がともに破損しているので、ステップS45に移行し
て「読みだし不可能です」などのメッセージをCRT5に表
示するなどのエラー処理を行なう。
ステップS41ないしS43でボリューム情報811または821
の読み出しに成功した場合にはステップS46においてRAM
7に用意されたファイルデータの容量と、ボリューム情
報811のボリューム使用状況からRAM7上のデータをディ
スクに書き込めるかどうかを判定する。ディスクの容量
が充分あればデータ記録領域83上に必要な書込のための
セクタを確保する。すなわち、RAM7上に読み出したボリ
ューム情報811ないし821中の書込に必要な所定セクタの
フラグを書込状態に変更する。
ステップS47では、RAM7のデータをセクタ単位でフロ
ッピーディスクドライブ8に転送し、ディスク80のデー
タ記録領域83の空きセクタに順次記録する。
続いてステップS48、S49でステップS47におけるセク
タ書込み処理に応じてボリューム情報をディスク80の管
理領域81および82中の位置に記録する。また、ステップ
S410、S411において、あらかじめステップS41ないしス
テップS43においてRAM7にロードし、ステップS46で編集
したファイル情報を管理領域81および82の位置に書き込
む。これにより全く同じ管理情報がディスク80の最外周
および最内周の最も離れた管理領域に記録される。
以上の制御によれば、ディスク80の管理情報はディス
ク80の記録面上の物理的に最も離れた位置に記録される
ので、記録面に指で触れる、あるいは異物の付着などに
より一方の管理領域の管理情報を破損しても他方の管理
領域の情報を用いてファイルアクセスを行なえる。
以上では、2つのうち1つの管理領域が破損された場
合にはエラー表示を行なわないが、2つのうち1つの破
損が発見された段階で所定のエラーメッセージ、たとえ
ば当該ディスクの使用中止勧告などをCRT5に表示しても
よい。
続いて第7図を参照して第6図のステップS5の処理に
つき説明する。
文書ファイルの一覧表をCRT5に表示させる場合には、
第7図のステップS51〜S54において前記同様の処理を行
なう。すなわち、ステップS51においてディスク80外周
部の管理領域81中のボリューム情報811をRAM7上の所定
領域に読み出す。
続いてステップS52において読み出し時にエラーが生
じたかどうかを判定する。異物の付着などによりボリュ
ーム情報811の読み出しエラーが生じた場合にはステッ
プS53において、ボリューム情報811のコピーであるボリ
ューム情報821のデータを読み出す。続いてステップS54
において読み出し過程でエラーが生じたかどうかが判定
される。ステップS54も肯定された場合には管理領域8
1、82がともに破損しているので、ステップS55に移行し
て「読みだし不可能です」などのメッセージをCRT5に表
示するなどのエラー処理を行なう。
ステップS51ないし53の読み取りが正常であった場合
には、ステップS56において管理領域81のファイル情報8
12を読み出す。その際ステップS57において同様にエラ
ーの有無を判定する。読み出しに成功した場合にはステ
ップS511において読み出したファイル情報に従ってCRT5
にディスク80に記録されている文書ファイルの一覧表を
CRT5に出力する。
一方、ステップS57でエラーが確認された場合にはス
テップS58において管理領域81のディレクトリフラグ815
の値が1か2かを判定する。ディレクトリフラグ815が
1の場合には従来方式により記録されたディスクのよう
に管理領域81のみを有し管理領域82を持たないので、文
書一覧表を出力せずステップS55で所定のエラーメッセ
ージをCRT5に出力する。
ステップS58でディレクトリフラグ815の値が2の場合
には、第3図、第4図に示したように管理領域81、82を
両方持ったディスクなので、ステップS59において管理
領域82のファイル情報822を読み出す。この場合もステ
ップS510においてエラーの有無を確認し、エラーが生じ
たらステップS55に移行する。
ステップS510においてエラーが生じなかった場合には
ステップS511に移行してファイル情報822の情報に基づ
きファイル一覧表を出力する。
以上の制御によれば、文書ファイルの一覧表出力にお
いても管理領域81ないし82のいずれかの管理情報を用い
ることができるから、完全にディスクアクセスが不能に
なる可能性を低減できデータ管理における安全性を向上
できる。
また、上記構成によれば、ディレクトリフラグ815を
参照して従来型のディスクにも設けられている管理領域
81から読み出しを行なうようにしているので、従来型の
ディスクと本発明を採用したディスクとを共用するシス
テムにおいても互換性の問題を生じることがない。
以上の実施例では、従来型のディスクと互換性がある
外周側の管理領域を優先して用いる例を示したが、ディ
スクアクセスを高速化するため現在のディスク上の磁気
ヘッド位置に応じてヘッドに近い方の管理領域を優先し
て用いるようにしてもよい。
また、管理領域の数は上記の2つに限定されることな
くもっと多数設けてもよい。
以上ではワードプロセッサの構成を示したが、同様の
構成をコンピュータシステムなど他のデータ処理装置に
適用できるのはもちろんである。
[発明の効果] 以上から明らかなように、本発明によれば、円板状の
記憶媒体に処理情報を記録する情報処理装置において、
前記記憶媒体に対する記録処理に関する情報を前記円板
状記憶媒体の外周部および内周部の位置に複数記録させ
る手段と、複数記録された前記情報のいずれかを用いて
円板状記憶媒体に記録された情報を記録ないし再生させ
る制御手段を設けた構成を採用しているので、円板状記
憶媒体の外周部、内周部という物理的にはなれた位置に
処理される情報の前記記憶媒体に対する記録処理に関す
る管理情報を複数記録し、それらのいずれかを用いて情
報の記録再生を行なうことができる。したがって、記憶
媒体の外周または内周のいずれかの管理情報が読み出せ
なくなっても、他方の管理情報を用いて記憶媒体に記録
された情報にアクセスできる。また、記憶媒体の外周ま
たは内周の離れた位置に複数管理情報を記憶媒体に記録
しておくことにより、記憶媒体のアクセス不能という事
故の可能性を低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を採用したワードプロセッサの構成を示
したブロック図、第2図は第1図のキーボードの構成を
示した説明図、第3図は第1図の装置で使用されるフロ
ッピーディスクの構造を示した説明図、第4図は第3図
の構造をより詳細に示した説明図、第5図〜第7図は第
1図の装置における制御手順を示したフローチャート図
である。 1……CPU、2……ROM 3……バッファメモリ 5……CRT、6……キーボード 7……RAM 8……フロッピーディスクドライブ 81、82……管理領域 83……データ記録領域

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状の記憶媒体に処理情報を記録する情
    報処理装置において、前記記憶媒体に対する記録処理に
    関する管理情報を前記円板状記憶媒体の外周部および内
    周部の位置に複数記録させる手段と、複数記録された前
    記情報のいずれかを用いて円板状記憶媒体に記録された
    情報を記録ないし再生させる制御手段を設けたことを特
    徴とする情報処理装置。
JP28741587A 1987-11-16 1987-11-16 情報処理装置 Expired - Lifetime JP2644779B2 (ja)

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JP28741587A JP2644779B2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16 情報処理装置

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JP28741587A JP2644779B2 (ja) 1987-11-16 1987-11-16 情報処理装置

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JPH01130377A JPH01130377A (ja) 1989-05-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01130377A (ja) 1989-05-23

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