JP2644662B2 - ロータリーカッタ制御方式 - Google Patents

ロータリーカッタ制御方式

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JP2644662B2 JP5670893A JP5670893A JP2644662B2 JP 2644662 B2 JP2644662 B2 JP 2644662B2 JP 5670893 A JP5670893 A JP 5670893A JP 5670893 A JP5670893 A JP 5670893A JP 2644662 B2 JP2644662 B2 JP 2644662B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連続的に高速で送ら
れる紙などのシート材を、片刃固定型セミシンクロ・ロ
ータリーカッタで連続的に切断する際、切断長に応じて
シート速度とカッタ速度の比率を電気的に変化させて、
その変化によって生じる切断シートの切断精度,対角精
度の誤差を機械的に補正することで、シート切断長から
決められるシート速度を最大限に確保できるようにした
ロータリーカッタの制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のセミシンクロ式ロータリーカッタ
でシート材を切断する場合、切断長L0 が刃先周長(ロ
ータリーカッタの周長)B0 より短い場合(以下、短尺
という)、シート速度をVL とすると、ロータリーカッ
タは図1に示すような刃先速度にならなければならな
い。すなわち、刃先速度の定速域でシート材を切断し、
切断後、加速,最高速度VTOP ,減速を経て再び定速域
に戻る。短尺の寸法を小さくするためには、ΔS=(B
0 −L0 )を大きくとらなければならず、カッタ最高速
度VTOP とシート速度VL との差を大きくとらなければ
ならない。このためには、シート速度VL を低くしなけ
ればならない。言い換えれば、シート速度VL を低くす
ることでより短尺の切断が実現できることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気式セミシン
クロ・ロータリーカッタの切断長L0 に対するシート速
度VL の関係を図2の(A)に示す。このように短尺切
断時には、シート速度VL を低くしなければならないの
で、カッタの処理能力が低下してしまうという欠点があ
った。
【0004】本発明の目的は、このような欠点を改善
し、セミシンクロ・ロータリーカッタでの短尺切断にお
ける能力アップを図ることのできるロータリーカッタの
制御方式を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート材を切
断する片刃固定型セミシンクロカッタの制御方式におい
て、切断期間中のシート速度とロータリーカッタのカッ
タナイフ速度の比率を切断長に応じて電気的に可変させ
る第1の手段と、切断シートの切断精度,対角精度を得
るために、機械的にも切断長に応じたシート速度とカッ
タ速度の比率変化による切断シートの切断精度,対角精
度の誤差を補正する第2の手段とを備える、ことを特徴
とする。
【0006】
【作用】本発明は、従来の電気式セミシンクロ・ロータ
リーカッタの短尺時における切断処理能力の低下を解決
するために、まず電気側で刃先周長B0 の値を切断長に
応じて変化させ、B0 を小さくすることにより、ΔS=
0 −L0 を小さくして、図1でのVTOP −VL の差を
小さくすることで、シート速度VL を従来より上昇させ
ることを可能にした。しかし、電気的にB0 を小さくし
ても機械的な刃先周長は一定であるために、B0 を小さ
くした比率だけ刃先速度が上昇することになる。セミシ
ンクロ・ロータリーカッタは、下刃は固定で、上刃は上
ドラムにヘリカル状に取付けてあり、実際の切断は、は
さみの様にシートに対して点接触で切断していく。この
ため、刃の入と刃の出まで(ワークアングルの間)に
は、シートは前方に移動してしまうために、実際に切断
されたシートの切断精度,対角精度を出すために刃の入
から刃の出までのシートの移動分に相当するシートに対
するカッタナイフドラムのアングルを予め設定してあ
る。図3に、その状態を示す。図中、30はシートを、
1はカッタナイフドラムを示している。θが、ドラムア
ングルである。
【0007】このために、刃先速度とシート速度の比率
が変化した場合には、この比率に応じてシートに対する
カッタナイフドラムのアングルθを設定する必要があ
る。
【0008】本発明は、切断長設定データから切断処理
能力が最大となるB0 を決定し、シート速度と刃先速度
の比率からシートに対するカッタナイフドラムのアング
ルθを求め、機械的にセットしてしまうことにより、短
尺時の切断能力アップを図っている。すなわち、本発明
は、電気的なB0 の変更に対応して、ドラムアングルθ
を自動的に設定し直し、シート速度VL を低下させるこ
となく短尺切断を可能にしている。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図4は、この発明によるロータリーカッ
タの制御方式を実施するための制御回路をブロック図で
表示したものである。
【0010】図中、点線で囲んだ部分4は、ロータリー
カッタ本体部であり、ロータリーカッタドラム1と、減
速器2を介してロータリーカッタドラムを回転駆動する
ロータリーカッタモータ3と、このロータリーカッタモ
ータの回転速度を検出するロータリーカッタモータ・パ
ルスジェネレータ5とを備えている。
【0011】また、一点鎖線で囲んだ部分50は、本発
明の要部をなすロータリーカッタアングル設定回路であ
り、ロータリーカッタ本体部4を、減速器14を介して
ロータリーカッタアングルθを変えるように駆動するモ
ータ15を備えている。
【0012】制御回路の他の部分は、シートの切断長の
設定に応じて、ロータリーカッタモータ3の回転を制御
する部分であるが、ディジタルDCサーボ方式として公
知のものである。
【0013】まず、このロータリーカッタモータ3の回
転制御を簡単に説明しておく。切断長設定部10で、短
尺シート切断長L0 が設定されると、比較部9でL0
0のパルス量が計算され、演算部8に入力される。一
方、演算部8には、シートの走行速度を検出するメジャ
ー用パルスジェネレータ19からのパルス信号φA と、
ロータリーカッタモータ3の回転速度を検出するロータ
リーカッタモータ・パルスジェネレータ5からのパルス
信号φB が入力される。演算部8は、アップダウン・カ
ウンタを有しており、このカウンタで、 (L0 −B0 )+φB −φA を計数する。このカウンタの出力は、D/A変換により
アナログ信号VC に変えられ、速度制御部6に送られ
る。
【0014】一方、速度制御部6には、メジャー用パル
スジェネレータ19からのパルス信号φA がF/V変換
器7で電圧VA に変換され入力されている。速度制御部
6では、V0 =VA −VC を計算し、ロータリーカッタ
モータ3への速度指令信号V0 を出力する。
【0015】このようなディジタルDCサーボ制御回路
において、ロータリーカッタドラム1が短尺シートを切
断すると、切断完了センサー20がこれを検出し、切断
完了信号を発生する。この切断完了信号が比較器9に入
力されると、比較器は刃先周長B0 とシート切断長L0
とからL0 −B0 を計算する。短尺であるからL0 −B
0 は負である。したがって、VC も負となり、速度指令
信号V0 =VA −VCはVA より大きくなり、ロータリ
ーカッタ1はまず加速される。したがってパルス信号φ
A よりφB の発生が多くなり、VC が切断完了後の負の
状態から0になって速度指令信号V0 はVA に等しくな
る。
【0016】本発明は、以上のようなディジタルDCサ
ーボ制御回路に、切断長設定データによるロータリーカ
ッタアングル制御回路、B0 セレクト回路、カッタモー
タ速度フィードバック回路より成る前述のロータリーカ
ッタアングル設定回路50を付加したものである。
【0017】切断長設定部10からのデータを、セレク
ト信号発生器12が受信すると、セレクト信号発生器1
2は、B0 セレクト回路11にアドレスを供給する。B
0 セレクト回路11は、図2において(B)で示すよう
な切断長L0 対シート速度VL の能力カーブに対するB
0 値を予め記憶しており、セレクト信号発生器12から
のアドレスにより、切断長に応じた切断処理能力上最適
なカッタの刃先周長B0 を読み出し、比較部9に送る。
【0018】一方、セレクト信号発生器12は、前述の
セレクトされた刃先周長B0 に対応する、ロータリーカ
ッタ・アングルθを演算し、これをアングル指令として
アングル制御回路17に送る。アングル制御回路17
は、アングル検出器18からの信号をも参照して、モー
タ制御回路16に制御信号を送り、モータ15を制御し
て、シートに対するロータリーカッタのアングルを変更
する。
【0019】また、刃先周長B0 を変更したことによ
り、ロータリーカッタモータ・パルスジェネレータ5か
ら発生するパルスφB のパルス系(1パルス当たりの重
み)を変更する必要がある。このためには、セレクト信
号発生器12から係数器21に係数変更信号を送り、パ
ルスφB のパルス系を変更する。この変更により、パル
スφB のパルス系が、パルスφA のパルス系に合わされ
る。この変更によってパルスφA とφB が演算部8によ
り演算され、つり合った時がロータリーカッタの定速域
(切断期間)となり、B0 の変更率に応じてロータリー
カッタの速度が変化するわけである。このロータリーカ
ッタの速度変化を、速度指令V0 に対して調整する必要
があるため、セレクト信号発生器12によりカッタモー
タ3の速度フィードバック回路13のF/V変換器のゲ
インをセレクトする。例えば、B0が小さくなったらフ
ィードバックを小さくして、ロータリーカッタの回転数
を高める。但し、切断長設定の運転時の連続切り替え
は、機械的な設定変更もあるため困難であるので、切断
長変更により速度フィードバック回路へのセレクト信号
が発生した場合は、運転停止により切り替える必要があ
る。
【0020】以上のように本実施例によれば、短尺切断
においてB0 の値を電気的に変更し、これに対応してロ
ータリーカッタアングルθを変えることによって、シー
ト速度を低下させることなく、切断精度および対角精度
の良いシート切断が可能となる。
【0021】さらに、本実施例のロータリーカッタ制御
方式によれば、ロータリーカッタモータ3の電力を小さ
くできるという効果がある。図5に、図2に(B)で示
した切断長に対する許容シート速度データに対するカッ
タモータの運転パターンからの実効電流(モータ定格1
00%に対する)のグラフを示す。実効電流が、(C)
の点線で示す従来と(D)の実線で示す本実施例とを比
較して、大きく低減していることがわかる。ここでわか
るように、例えば切断長の範囲を規定すれば、従来のカ
ッタモータパワーを小さくすることができることがわか
る。図5で、切断長を300〜900mmと規定すれ
ば、従来の83%から55%となり約2/3のモータパ
ワーで可能ということになる。
【0022】
【発明の効果】本発明のロータリーカッタ制御方式によ
れば、短尺切断時にシートの走行速度を低下させる必要
がないので、ロータリーカッタの処理能力をアップでき
るという効果がある。また、切断範囲を限定すれば、ロ
ータリーカッタモータのパワーも小さなものを選定で
き、経済的な効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】短尺時のロータリーカッタの速度変化を示す図
である。
【図2】切断長設定に対するシートの許容速度データを
示す図である。
【図3】ロータリーカッタアングルを説明するための図
である。
【図4】制御回路を示す図である。
【図5】切断長設定に対するロータリーカッタモータの
実効電流%データを示す図である。
【符号の説明】
1 ロータリーカッタドラム 2,14 減速器 3 ロータリーカッタモータ 4 ロータリーカッタ本体部 5 ロータリーカッタモータパルスジェネレータ 10 切断長設定部 11 B0 セレクト回路 12 セレクト信号発生器 13 速度フィードバック回路 15 ロータリーカッタアングル制御用モータ 16 モータ制御回路 17 アングル制御回路 19 メジャー用パルスジェネレータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材を切断する片刃固定型セミシンク
    ロカッタの制御方式において、 切断期間中のシート速度とロータリーカッタのカッタナ
    イフ速度の比率を切断長に応じて電気的に可変させる第
    1の手段と、 切断シートの切断精度,対角精度を得るために、機械的
    にも切断長に応じたシート速度とカッタ速度の比率変化
    による切断シートの切断精度,対角精度の誤差を補正す
    る第2の手段とを備える、ことを特徴とするロータリー
    カッタの制御方式。
  2. 【請求項2】前記第1の手段は、切断長に応じて前記ロ
    ータリーカッタの刃先周長を電気的に可変する刃先周長
    セレクト回路を有し、 前記第2の手段は、可変された前記ロータリーカッタの
    刃先周長に応じて、前記ロータリーカッタの前記シート
    材に対するアングルを変えるアングル制御回路を有す
    る、ことを特徴とする請求項1記載のロータリーカッタ
    制御方式。
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WO2002016244A2 (en) * 2000-08-23 2002-02-28 Moore North America, Inc. Rotary cutter with automatic knife offset

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