JP2644513B2 - 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の合金化度制御方法 - Google Patents

合金化溶融亜鉛めっき鋼板の合金化度制御方法

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JP2644513B2 JP63000101A JP10188A JP2644513B2 JP 2644513 B2 JP2644513 B2 JP 2644513B2 JP 63000101 A JP63000101 A JP 63000101A JP 10188 A JP10188 A JP 10188A JP 2644513 B2 JP2644513 B2 JP 2644513B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、合金溶融亜鉛めっき鋼板の合金化度制御
方法に関し、とくに適正な合金化度を極短時間で安定に
成就することにより、合金化度異常によるこの種鋼板の
歩留り低下の抑制を図ろうとするものである。
(従来の技術) 特公昭56−12314号公報には、特性X線を合金化亜鉛
鉄板に照射し、Fe−Zn金属間化合物のX線回折強度から
合金化度を算出し、合金化処理条件を自動制御すること
が開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 特公昭56−12314号公報も含めて一般に従来のガス加
熱式の合金化炉は、応答性に限界があったためこれにつ
き、フィードバック制御を行っても合金化温度が目標温
度に到達するまでにある程度の時間が必要なため、極短
時間で品質改善することが無理であった。
従ってこの発明は温度変更についての応答が極めて迅
速な高周波誘導加熱炉を合金化加熱に採用して、その投
入電力の適切な制御によって、適正な合金化度を極短時
間で成就しかつ維持することにより、合金化溶融亜鉛め
っき鋼板の製造歩留り向上を図ろうとするものである。
(問題点を解決するための手段) この発明は溶融亜鉛めっき鋼板の合金化処理におい
て、 合金化加熱に高周波誘導加熱炉を用い、合金化処理後
のめっき相の合金化度をオンライン合金化度計により連
続的に測定し、この測定値と演算器内に設定してある基
準値との偏差を求め、偏差に応じて誘導加熱炉へ投入す
る電力を制御することを特徴とする合金化溶融亜鉛めっ
き鋼板の合金化度制御方法であり、ここに高周波誘導加
熱炉への投入電力の制御が、めっき条件の変更の際それ
に応じ、予め演算器内に設定してある適正な基準電力値
のフィードフォワード制御であることが実施上とくに好
ましい。
この発明においてオンライン合金化度計としてはX線
回折、反射光強度測定、幅射エネルギ測定のような方式
のものを有利に用いることができる。
(作用) 合金化度計の連続的な測定値と演算器内の設定基準と
を比較し、その偏差の大小により高周波誘導加熱炉の電
力を制御することで極短時間で合金化処理条件を制御す
ることができる。
また、板厚、板幅、ラインスピード等めっき条件を変
更する場合、めっき条件の変更に合わせて、予め演算器
内に設定してあるその時のめっき条件に対して適正な基
準電力を高周波誘導加熱炉へフィードフォワードするこ
とにより、合金化度異常部を極端に短くすることができ
る。
(実施例) 例 1 第1図に示すような溶融亜鉛浴1内にストリップ2を
導入浸漬し、高周波誘導加熱炉3、ガス加熱保持帯4及
び冷却帯5より主として成る合金化処理炉6をそなえる
連続式溶融亜鉛めっきラインにて、片面亜鉛付着量60g/
m2の溶融亜鉛めっきを施した後、高周波誘導加熱炉3を
含む合金化処理炉6によりラインスピード90m/minで連
続的に合金化処理を行い、合金化溶融亜鉛めっき鋼板7
を製造するに当り、合金化度の測定は行うにしても、合
金化処理炉6へのフィードバック制御は行わず、故意に
合金化度過度の状態で合金化処理を施し、途中より合金
化度計8の連続的な測定値と演算器9内の設定基準値と
を比較し、その偏差の大小により高周波誘導加熱炉3へ
の投入電力Pを制御する高周波誘導加熱炉のフィードバ
ック制御を行った状態で合金化処理を施した。
また、比較例として、やはり合金化度の測定は行う
が、合金化処理炉へのフィードバック制御は行わず、故
意に合金化度過度の状態で合金化処理を施し、途中より
合金化度計の連続的な測定値と演算器内の設定基準値と
を比較し、その偏差の大小によりガス加熱炉の温度を制
御するガス加熱炉のフィードバック制御を行った状態で
合金化処理を施した。
その結果、第2図に示すようにこの発明の方法により
合金化溶融亜鉛めっき鋼板を製造すると、従来方法のガ
ス加熱炉へ合金化度の測定値をフィードバックさせ炉温
をコントロールすることにより合金化溶融亜鉛めっき鋼
板を製造するのに比べて、より短時間で適正な合金化度
範囲内に制御することができた。
例 2 連続式溶融亜鉛めっきラインにて片面亜鉛付着量60g/
m2の溶融亜鉛めっきを施した後、高周波誘導加熱炉を含
む合金化処理炉によりラインスピード90m/minで連続的
に合金化処理を行い、合金化溶融亜鉛めっき鋼板を製造
するに当り、初め、合金化度の測定は行うが、合金化処
理炉へのフィードバック制御は行わず、故意に合金化度
不足の状態で合金化処理を施し、途中より合金化度計の
連続的な測定値と演算機内の設定基準とを比較し、その
偏差の大小により高周波誘導加熱炉の投入電力P′を制
御する高周波加熱炉のフィードバック制御を行った状態
で合金化処理を施した。
また、比較例として、初め合金化度の測定は行うが、
合金化炉へのフィードバック制御は行わず、故意に合金
化度不足の状態で合金化処理を施し、途中より合金化度
計の連続的な測定値と演算機内の設定基準とを比較し、
その偏差の大小によりガス加熱炉の温度を制御するガス
加熱炉のフィードバック制御を行った状態で合金化処理
を施した。
その結果、第3図に示すようにこの発明の方法により
合金化溶融亜鉛めっき鋼板を製造すると、従来の方法の
ガス加熱炉へ合金化度の測定値をフィードバックさせ炉
温をコントロールすることにより合金化溶融亜鉛めっき
鋼板を製造するのに比べ、より短時間で適正な合金化度
範囲内に制御することができた。
例 3 連続式溶融亜鉛めっきラインにて板厚0.5mmと0・8mm
のストリップを連続的に溶融亜鉛めっき浴を通過させて
片面亜鉛付着量60g/m2の溶融亜鉛めっきを施した後、高
周波誘導加熱を含む合金化処理炉によりラインスピード
90m/minで連続的に合金化処理を行い、合金化溶融亜鉛
めっき鋼板を製造するに当り、0.5mm厚のストリップと
0.8mm厚のストリップとの溶接点をトラッキングしてお
き、溶接点が合金化処理炉へ入る直前に高周波誘導加熱
炉へのフィードフォワード制御を行い、合金化処理条件
を変更し、合金化処理を施した。
また、比較例として、0.5mm厚のストリップと0.8mm厚
のストリップとの溶接点をトラッキングしておき、溶接
点が合金化処理炉へ入る数分前に、演算機内に予め設定
しておいた基準炉温をガス加熱炉へフィードフォワード
し、合金化処理条件を変更して合金化処理を施した。
その結果、第4図に示すように、この発明の方法によ
り合金化溶融亜鉛めっき鋼板を製造すると、従来方法の
ガス加熱炉へ炉温をフィードフォワードさせ、合金化溶
融亜鉛めっき鋼板を製造するのに比べ、より合金化度異
常部を短くすることができた。
(発明の効果) 高品質の製品を高歩留りで製造することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用する連続式合金化溶融亜鉛めっ
きラインのスケルトン図、 第2図、第3図及び第4図は各実施例による効果の比較
線図である。
フロントページの続き (72)発明者 坂本 実 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 近藤 道生 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭61−207561(JP,A) 特開 昭58−210159(JP,A) 特開 昭58−16061(JP,A) 特開 昭57−185966(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融亜鉛めっき鋼板の合金化処理におい
    て、 合金化加熱に高周波誘導加熱炉を用い、合金化処理後の
    めっき層の合金化度をオンライン合金化度計により連続
    的に測定し、この測定値と演算器内に設定してある基準
    値との偏差を求め、偏差に応じて誘導加熱炉へ投入する
    電力を制御することを特徴とする合金化溶融亜鉛めっき
    鋼板の合金化度制御方法。
  2. 【請求項2】高周波誘導加熱炉への投入電力の制御が、
    めっき条件の変更の際それに応じ、予め演算器内に設定
    してある適正な基準電力値のフィードフォワード制御で
    ある特許請求の範囲第1項に記載した合金化度制御方
    法。
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KR20020048087A (ko) * 2000-12-16 2002-06-22 이구택 철 합금화도계를 이용한 유도 가열로 자동제어 장치
KR20040036110A (ko) * 2002-10-23 2004-04-30 주식회사 포스코 연속 전기도금에서의 아연-철 합금강판의 철 합금화 제어방법

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JPS62180050A (ja) * 1986-01-31 1987-08-07 Nippon Steel Corp 溶融亜鉛めつき鋼板の合金化度制御方法
JPS62256959A (ja) * 1986-04-30 1987-11-09 Nisshin Steel Co Ltd 合金化メツキ鋼板の製造方法

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