JPH04329857A - 溶融合金化亜鉛めっき鋼帯の合金化制御方法 - Google Patents

溶融合金化亜鉛めっき鋼帯の合金化制御方法

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JPH04329857A
JPH04329857A JP12453491A JP12453491A JPH04329857A JP H04329857 A JPH04329857 A JP H04329857A JP 12453491 A JP12453491 A JP 12453491A JP 12453491 A JP12453491 A JP 12453491A JP H04329857 A JPH04329857 A JP H04329857A
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JP
Japan
Prior art keywords
heating zone
alloying
steel strip
heat input
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP12453491A
Other languages
English (en)
Inventor
Youichi Sashihara
佐志原 洋一
Isao Nakamura
功 中村
Fusahiro Sekimoto
関本 総裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融合金化亜鉛めっき
鋼帯の合金化制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】溶融合金化亜鉛めっき鋼帯(
以下、合金化めっき鋼帯という)は、耐フレーキング性
、耐パウダリング性に優れていることが重要な要素であ
る。
【0003】このような要素を満足するめっき鋼帯の製
造方法として、特開平1−279738号に開示されて
いるように、合金化処理における初期の熱処理条件を特
定することにより、耐フレーキング性を向上させること
が知られている。このような熱処理を正確に、より精密
に施すことにより、実操業において耐フレーキング性等
を確実に向上させることができる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、溶融亜
鉛めっき鋼帯を加熱帯次いで保熱帯を通して鉄−亜鉛合
金化処理するに際し、めっき鋼帯の鋼種、めっき付着量
、通板速度の諸元に対応する加熱帯入熱量を予め記憶さ
せ、上記諸元に基き加熱帯入熱量を制御することを特徴
とする溶融合金化亜鉛めっき鋼帯の合金化制御方法であ
る。さらに、保熱帯出側でのめっき鋼帯の合金化度を測
定し、上記測定結果をフィードバックして加熱帯入熱量
を制御することは好ましい。
【0005】
【作用】すなわち、本発明者等の調査によれば、めっき
合金中の鉄量6〜13%の溶融合金化亜鉛めっきの合金
化制御において耐フレーキング性等を向上させるために
めっき層表面部でのη相等の生成を抑制し、また、均一
合金化制御のため加熱帯に次いで保熱帯を通して合金化
するに際し、加熱帯では次記の諸元に基づく入熱制御が
有効であることが明らかになった。
【0006】(1)鋼種の変更 高張力鋼(P鋼等を含む)と普通鋼の変更等
【0007
】(2)通板速度の変更 鋼帯接続時、鋼種変更によるめっき前処理炉での熱処理
時間の変更等
【0008】(3)めっき鋼帯のめっき付着量の変更

0009】このような諸元の変更に基づき加熱帯の入熱
量制御を施すことにより、正確にめっき層中の鉄量制御
、耐フレーキング性に悪影響を及ぼす合金層中のη相生
成の抑制ができることを確認した。さらに、前記(1)
、(2)、(3)の他、例えばめっき鋼帯の板厚、板幅
、炉温(通板速度の変更等による空気の吸込み量の変化
で変動量は小さく、それほど大きな要素とはならない)
を加味することにより、一層精密に合金化制御ができ好
ましい。このような諸元の変更に対応するめっき層中の
鉄量η相等の生成を抑制した合金層の生成が正確にでき
る加熱帯での入熱量を実験もしくは実操業を通じて確立
し、これを演算器へ記憶しておき、実操業での諸元変更
に基づき入熱量を決定し指示する。以下、これをフィー
ドフォワード制御と言う。
【0010】この入熱量としては、例えば、加熱帯での
熱源がガス燃焼の場合はガス量、電気誘導加熱の場合は
電力量を制御する。このような加熱帯に直結して保熱帯
を設け、めっき鋼帯を保熱して均一合金化するが、加熱
帯での加熱気体を利用(対流)して保熱することから、
加熱で半過量の合金化処理がなされており、従って、保
熱帯での温度制御は、例えば、諸元にかかわらず一定の
炉温に保つといった簡便な制御でも良い。
【0011】次に、加熱帯での入熱量制御の一例を挙げ
る。
【0012】(1)諸元が鋼種、めっき付着量、板厚速
度の例を  数1  に示す。
【0013】
【数1】       入熱量=a0 +a2 入熱量補正+a3
 鋼種の定数      …(1)      入熱量
補正=めっき付着量×通板速度           
     …(2)但し、a0 、a2 、a3 は定
【0014】(2)諸元が鋼種、めっき付着量、通板速
度、板厚、板幅、炉温の例を  数2に示す。
【0015】
【数2】       入熱量=a0 +a1 炉温+a2 入熱
量補正+a3 鋼種の定数  …(3)      入
熱量補正=めっき付着量×通板速度×{1+K1 (板
幅−板幅標準値)                 
 +K2 ×(板厚−板厚標準値)}        
      …(4)但し、a0 、a1 、a2 、
K1 、K2 は定数板幅標準値、板厚標準値は、各々
の平均値、または、中央値
【0016】尚、諸元の変化
がそれほど大きくない場合には、(1)、(2)式ある
いは(3)、(4)式を線形に展開した(5)、(6)
式  数3  を用いてもよい。
【0017】
【数3】       入熱量=a0 +a2 めっき付着量+a
3 通板速度+a6 鋼種の定数          
                         
                         
  …(5)      入熱量=a0 +a1 炉温
+a2 めっき付着量            +a3
 通板速度+a4 板幅+a5 板厚+a6 鋼種の定
数…(6)
【0018】このように諸元を演算器へ記憶
させておき、実操業での諸元の変更を入力し、加熱帯の
入熱量を演算し制御する。これにより、精密に合金化処
理の制御ができる。
【0019】さらにより一層精密に制御するためには、
保熱帯(好ましくは出側)でめっき鋼帯の合金化度を測
定し、この結果を上記演算器へフィードバックして入力
し、これを加味した制御を施すことにより、一層優れた
合金化制御ができる。
【0020】このフィードバック制御を施すに際しては
、加熱帯、保熱帯の炉温の変化に時間遅れがあること、
制御端である加熱帯から制御対象である保熱帯出側の合
金化度測定器までの時間遅れがあることから、図3に示
すように制御対象がオーバーシュートすることがある。 そこで、諸元が変化した時のフィードフォワード制御の
制御結果が新しい平衡値になるまでの間、フィードバッ
ク制御を切るもしくはフィードバック制御のゲインを落
とすことにより、図4に示すようにオーバーシュートを
防止することができる。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例を挙げる。
【0022】実施例1 図1において、溶融亜鉛めっき浴1へ鋼帯2を導き、め
っきを施し、ノズル3からガスを吹付け、所定のめっき
付着量に調整し、次いで合金化処理炉4の加熱帯5へ導
き急速に板温420℃以上に加熱し、引き続いて保熱帯
6で均一に合金化処理し、次いで冷却帯7で冷却し、め
っき層中の鉄量6〜13%の亜鉛−鉄合金めっき層を生
成するに際し、第1演算器8へ予めめっき付着量、通板
速度、鋼種の諸元、あるいは、板厚、板幅、合金化処理
炉炉温を加味した諸元、これらの諸元と加熱帯5への入
熱量の関係(例えば前記数式)を記憶しておき、プロセ
スコンピュータ9からの諸元変更を入力し、これに基づ
き第1演算器8で諸元変更に基づく最適な入熱量を算出
し、制御器10を介して加熱帯5への入熱量を制御する
【0023】実施例2 図2において、実施例1に示す加熱帯5への入熱量制御
を行うとともに、合金化処理炉4の保熱帯6の出側で合
金化度測定器12によりめっき鋼帯2aの合金化度を測
定し、その結果を第2演算器8aへ入力し、目標とする
合金化度を得るような入熱量を求めて制御する。プロセ
スコンピュータ9より諸元の変化が与えられたときは、
新しい平衡状態になるまで第2演算器8aの出力を無視
するか、第2演算器8aの制御ゲインを小さくして出力
を小さくする。
【0024】尚、上記の制御にはプロセス・コントロー
ラを用いることもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明により溶融亜鉛めっき鋼帯の合金
化制御が確実にでき、耐フレーキング性、耐パウダリン
グ性を向上させるとともに、目標とするめっき層中の鉄
量に正確に制御することができるので、溶融合金化亜鉛
めっき鋼帯の品質を著しく向上させることができる。
【0026】また、従来、オペレータによってこれらの
制御を行っていたので、本発明によりオペレータの負荷
を著しく軽減でき、より少ない要員で操業を行うことが
できるので、製造コストの低減にも寄与できる等の優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例を示す説明図である。
【図3】フィードバック制御を行い、オーバーシュート
が発生した一例を示す説明図である。
【図4】オーバーシュートを防止したフィードバック制
御の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1    溶融亜鉛めっき浴 2    鋼帯 2a  めっき鋼帯 3    ノズル 4    合金化処理炉 5    加熱帯 6    保熱帯 7    冷却帯 8    第1演算器 8a  第2演算器 9    プロセス・コンピュータ 10  制御器 11  炉温計 12  合金化度測定器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  溶融亜鉛めっき鋼帯を加熱帯次いで保
    熱帯を通して鉄−亜鉛合金化処理するに際し、めっき鋼
    帯の鋼種、めっき付着量、通板速度の諸元に対応する加
    熱帯入熱量を予め記憶させ、上記諸元に基き加熱帯入熱
    量を制御することを特徴とする溶融合金化亜鉛めっき鋼
    帯の合金化制御方法。
  2. 【請求項2】  保熱帯出側でのめっき鋼帯の合金化度
    を測定し、上記測定結果をフィードバックして加熱帯入
    熱量を制御することを特徴とする請求項1記載の合金化
    制御方法。
JP12453491A 1991-04-30 1991-04-30 溶融合金化亜鉛めっき鋼帯の合金化制御方法 Pending JPH04329857A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06128714A (ja) * 1992-10-14 1994-05-10 Nippon Steel Corp 合金化溶融亜鉛めっき鋼帯の合金化制御方法
JP2019173166A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 株式会社神戸製鋼所 溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990302