JP2643334B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2643334B2 JP63189955A JP18995588A JP2643334B2 JP 2643334 B2 JP2643334 B2 JP 2643334B2 JP 63189955 A JP63189955 A JP 63189955A JP 18995588 A JP18995588 A JP 18995588A JP 2643334 B2 JP2643334 B2 JP 2643334B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電子楽器のデモンストレーション演奏等
に用いるに好適な自動演奏装置に関し、特に音色に予め
記憶したアドレス情報に基づいて複数曲を連続演奏する
と共に異なる音色についての一部の曲を共通に使用する
ことにより簡単な構成乃至処理で多彩なデモンストレー
ション演奏を可能にすると共にメモリ容量の低減を可能
にしたものである。
[従来の技術] 従来、電子楽器のデモンストレーション演奏に用いる
自動演奏装置としては、楽器パネル上の音色選択スイッ
チを操作して所望の音色を選択した後、演奏スタートス
イッチをオンすると、メモリから複数曲の演奏データを
順次に読出して該複数曲を順次に自動演奏するものが知
られている。この場合、音色選択スイッチの他にリズム
選択スイッチを操作して所望のリズムを選択した後演奏
スタートスイッチをオンすることも可能であり、このよ
うにすると、オートリズムの伴奏を伴って自動演奏が行
なわれる。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来技術によると、選択した音色(又はリズ
ムパターン)にふさわしくない曲が自動演奏されること
があり、特に店頭等におけるデモンストレーション演奏
では楽器の宣伝効果を損う不都合があった。
このような問題に対処するには、演奏曲の内容を考慮
して音色等を選択してやればよいが、このような操作を
店員等に期待するのは現実的でない。
また、演奏曲毎にそれに適した音色を自動設定する手
段として、演奏データの先頭部に音色データを付加して
おき、演奏開始時に該音色データに基づいて音色設定を
行なうものが知られており、これを上記のような自動演
奏装置に応用することが考えられる。しかし、このよう
にした自動演奏装置では、各曲がそれに適した音色で演
奏される利点はあるものの、各曲毎に自動的に音色設定
がなされて演奏が進行していくため、例えば楽器のセー
ルスポイントとなるような特定の音色を選択してデモン
ストレーション演奏を行ないたいと思っても、これを実
行できない不都合がある。
このような不都合をなくすため、各曲毎に演奏データ
に音色マークを付して記憶しておき、例えば所望の音色
の選択操作に連動して選択に係る音色に相当する音色マ
ークの付された演奏データをサーチして読出すことで所
望の音色で複数曲を連続演奏することが考えられる。こ
のようにすると、音色の良さを充分にアピールできるた
めデモンストレーション効果が向上する利点があるもの
の、音色マークを検出すると共に検出した音色マークと
選択音色を指定する音色指定データとを比較して一致し
たときに自動演奏を開始させる必要があり、しかも選択
音色に対応した音色を有する曲をすべて演奏するには記
憶したすべての曲について音色マークのサーチを行なう
必要があって、構成乃至処理の複雑さを免れない。
この発明の目的は、音色毎に複数曲を連続演奏するた
めの構成乃至処理を簡略化した新規な自動演奏装置を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明に係る自動演奏装置は、 第1の音色に対応する第1の曲群に属する曲の演奏デ
ータと、第2の音色に対応する第2の曲群に属する曲の
演奏データと、前記第1及び第2の曲群のいずれにも属
する曲の演奏データとを記憶した第1の記憶手段[第2
図18]と、 前記第1及び第2の音色のうち任意の音色を選択する
ための音色選択手段であって、選択に係る音色を指定す
る音色指定情報を送出するもの[第2図TS(1)〜TS
(n)]と、 前記第1の曲群に属する複数曲のうち各曲毎に前記第
1の記憶手段における演奏データの記憶アドレスを指示
するアドレス情報を記憶すると共に、前記第2の曲群に
属する複数曲のうちの各曲毎に前記第1の記憶手段にお
ける演奏データの記憶アドレスを指示するアドレス情報
を記憶した第2の記憶手段であって、前記音色選択手段
からの音色指定情報を入力として、該音色指定情報の指
定する音色に対応した曲群に属する複数曲の演奏データ
に関するアドレス情報を送出するもの[第2図20A、第
3図]と、 前記第2の記憶手段からのアドレス情報に基づいて前
記音色選択手段での選択に係る音色に対応した曲群に属
する複数曲の演奏データを前記第1の記憶手段から読出
すことにより該複数曲を前記音色選択手段で選択された
音色にて順次に演奏する演奏手段[第2図82〜96,32A,2
2]と を備えたものである。
[作用] この発明の構成によれば、音色選択手段で第1の音色
を選択すると、第2の記憶手段から第1の曲群に属する
複数曲の演奏データのアドレス情報が送出されると共に
演奏手段では第2の記憶手段からのアドレス情報に基づ
いて第1の記憶手段から第1の曲群に属する複数曲の演
奏データが読出されることにより該複数曲が第1の音色
にて順次に自動演奏される。
また、音色選択手段で第2の音色を選択すると、第2
の記憶手段から第2の曲群に属する複数曲の演奏データ
のアドレス情報が送出されると共に演奏手段では第2の
記憶手段からのアドレス情報に基づいて第1の記憶手段
から第2の曲群に属する複数曲の演奏データが読出され
ることにより該複数曲が第2の音色にて順次に自動演奏
される。
従って、第1及び第2の音色のうちの各音色毎に複数
曲を自動演奏することができ、多彩なデモンストレーシ
ョン演奏が可能である。また、音色毎に複数曲の演奏デ
ータのアドレス情報を記憶しておき、これらのアドレス
情報に基づいて演奏データを読出すようにしたので、音
色マークを検出したり、検出した音色マークを音色指定
データと比較したり、記憶した全曲について音色マーク
をサーチしたりする必要がなく、構成乃至処理が簡単で
ある。その上、第1の記憶手段には、第1及び第2の曲
群のいずれにも属する曲の演奏データを記憶し、該曲の
演奏データを第1及び第2の音色について共通に使用す
るようにしたので、メモリ容量が少なくて済む。
[実施例] 第1図は、この発明の第1の実施例の説明に用いられ
る電子楽器の回路構成を示すものである。
鍵盤10は、マニアル演奏用の多数のキーを含むもの
で、押されたキーを示すキー情報を送出するようになっ
ている。
鍵盤演奏音形成回路12は、鍵盤10からのキー情報に基
づいて押されたキーに対応する楽音信号を形成するもの
で、形成された楽音信号は出力アンプ14を介してスピー
カ16に供給され、楽音として放音される。従って、鍵盤
10の操作によりマニアル演奏音を発生可能である。
電子楽器のパネル面には、音色/リズム切換スイッチ
TRS、音色選択スイッチTS(1)〜TS(n)、スタート
スイッチSTS、ストップスイッチSPS、リズム選択スイッ
チRS(1)〜RS(m)等が設けられている。
音色/リズム切換スイッチTRSは、自動演奏の選曲を
音色選択又はリズム選択のいずれかに連動させるべく操
作されるもので、オン状態にするとリズム選択に連動し
た選択が可能となり、オフ状態にすると音色選択に連動
した選曲が可能となる。
音色選択スイッチTS(1)〜TS(n)は、それぞれピ
アノ、チェンバロ…ファゴットの音色名に対応したもの
で、これらのスイッチからは、オンされたスイッチに対
応する音色を指定する音色指定データTSDが取出される
ようになっている。
スタートスイッチSTS及びストップスイッチSPSは、い
ずれも自己復帰型ボタンスイッチからなるもので、それ
ぞれ自動演奏のスタート及びストップを指令するための
ものである。
リズム選択スイッチRS(1)〜RS(m)は、リズム種
類としてのディスコ、ワルツ…バラードにそれぞれ対応
したもので、これらのスイッチからは、オンされたスイ
ッチに対応するリズムを指定するリズム指定データRSD
が取出されるようになっている。
演奏データメモリ18は、一例としてROM(リード・オ
ンリィ・メモリ)からなるもので、多数の曲の演奏デー
タを記憶している。記憶された多数の曲の演奏データに
は、選択可能なピアノ、チェンバロ…ファゴットの音色
にそれぞれ適合した曲の演奏データが含まれると共に、
選択可能なディスコ、ワルツ…バラードのリズムにそれ
ぞれ適合した曲の演奏データが含まれている。この場
合、特定の曲が例えばピアノ及びチェンバロの音色に適
合したり、ピアノの音色及びワルツのリズムに適合した
りすることがあるので、記憶曲数は必ずしもn+mとは
ならない。
先頭アドレスメモリ20は、一例としてROMからなるも
ので、選択可能な各音色毎にその音色に適合した曲の演
奏データについてメモリ18内の先頭アドレスを記憶して
いる。
音色選択スイッチTS(1)〜TS(n)のうち所望のも
のをオンすると、オンされたスイッチに対応する音色を
指定する音色指定データTSDが発生される。この音色指
定データTSDは、鍵盤演奏音形成回路12及び自動演奏音
形成回路22に供給されて指定音色に対応する音色特性を
設定するのに使用される一方、先頭アドレスメモリ20に
供給されて対応する先頭アドレスデータTHAに変換され
る。スイッチTRSがオフ状態であると、セレクタ24は、
メモリ20からの先頭アドレスデータTHAを選択し、メモ
リ18に先頭アドレスデータHAとして供給する。この結
果、先頭アドレスデータHAの示す先頭アドレスを有する
曲(すなわち選択音色に適合した曲)の演奏データがメ
モリ18から読出可能となる。
先頭アドレスメモリ26は、一例としてROMからなるも
ので、選択可能な各リズム毎にそのリズムに適合した曲
の演奏データについてメモリ18内の先頭アドレスを記憶
している。
リズム選択スイッチRS(1)〜RS(m)のうち所望の
ものをオンすると、オンされたスイッチに対応するリズ
ムを指定するリズム指定データRSDが発生される。この
リズム指定データRSDは、オートリズム装置28に供給さ
れて指定リズムに対応するリズムパターンを選択するの
に使用される一方、先頭アドレスメモリ26に供給されて
対応する先頭アドレスデータRHAに変換される。スイッ
チTRSがオン状態であると、セレクタ24は、メモリ26か
らの先頭アドレスデータRHAを選択し、メモリ18に先頭
アドレスデータHAとして供給する。この結果、先頭アド
レスデータHAの示す先頭アドレスを有する曲(すなわち
選択リズムに適合した曲)の演奏データがメモリ18から
読出可能となる。
いま、スイッチTRSをオフした状態でスイッチTS
(1)〜TS(n)のうち所望の1つをオンした後スイッ
チSTSをオンしたものとすると、スイッチSTSのオン信号
STは微分回路30で立上り微分され、微分出力パルスDST
に変換される。この出力パルスDSTは読出制御回路32に
供給され、読出動作を開始させる。
すなわち、出力パルスDSTは、ORゲート34を介してア
ドレスカウンタ36をリセットさせる一方、R−Sフリッ
プフロップ38をセットさせる。フリップフロップ38の出
力=“0"は、ORゲート34を介してカウンタ36をリセッ
ト解除状態に維持する。また、フリップフロップ38の出
力Q=“1"は、リズムイネーブル信号RENとしてオート
リズム装置28に供給され、リズム音信号発生動作を開始
させる。
オートリズム装置28は、選択可能なディスコ、ワルツ
…バラードのリズムにそれぞれ対応したリズムパターン
を記憶したパターンメモリを有するもので、このパター
ンメモリからリズム指定データRSDに応じて指定リズム
に対応するリズムパターンを選択すると共に選択に係る
リズムパターンをテンポクロック発生器40からのテンポ
クロック信号TCLに基づいて読出すことによりバスドラ
ム、スネアドラム、マラカス…等のリズム音源を選択的
に駆動してリズム音信号を発生するようになっている。
オートリズム装置28から発生されるリズム音信号は、出
力アンプ14を介してスピーカ16に供給され、リズム音と
して放音される。
一方、出力パルスDSTは、ORゲート42を介してR−S
フリップフロップ44をセットさせ、このフリップフロッ
プの出力Q=“1"は、ANDゲート46を導通させる。この
ため、システムクロック発生回路48からのシステムクロ
ック信号SYCがANDゲート46を介してカウンタ36に供給さ
れる。
カウンタ36がクロック信号SYCのあるクロックをカウ
ントすると、そのカウント状態に対応したアドレス信号
ADSに応じてメモリ18から選択音色に適合した曲の演奏
データのうち最初の音符の音高を表わす音高データが読
出される。メモリ18からの読出データRDは、音高マーク
検出回路50、ラッチ回路52、符長マーク検出回路56、ラ
ッチ回路58、終了コード検出回路68等に供給されるよう
になっている。
音高マーク検出回路50は、読出された音高データに含
まれている音高マークを検出すると、音高マーク検出信
号PMを発生し、これに応じてラッチ回路52に音高データ
がラッチされる。
自動演奏音形成回路22は、ラッチ回路52からの音高デ
ータPDに対応した音高を有し且つ音色指定データTSDの
示す音色を有する楽音信号を形成し、送出する。従っ
て、最初の音符に対応した楽音がスピーカ16から放音さ
れる。
カウンタ36がシステムクロック信号SYCの次のクロッ
クをカウントすると、メモリ18からは最初の音符の音符
長を表わす符長データが読出される。
符長マーク検出回路56は、読出された符長データに含
まれている符長マークを検出すると、符長マーク検出信
号LMを発生し、これに応じてラッチ回路58に符長データ
がラッチされる。符長マーク検出信号LMは、ORゲート60
を介してフリップフロップ44をリセットさせるので、AN
Dゲート46が非導通となり、読出動作は一時的に停止さ
れる。また、符長マーク検出信号LMは、テンポクロック
カウンタ62をリセットさせる。カウンタ62は、このリセ
ットの後テンポクロック信号TCLをカウントする。
比較回路64は、ラッチ回路58からの符長データLDとカ
ウンタ62からの係数データCDとを比較し、両者の値が一
致すると(音符長の終りに対応するタイミングになる
と)、一致出力EQを発生する。この一致出力EQは、微分
回路66で立上り微分され、微分出力パルスDEQに変換さ
れる。この出力パルスEDQは、ORゲート42を介してフリ
ップフロップ44をセットさせるので、ANDゲート46が導
通し、上記したと同様にして2番目の音符について音高
データ及び符長データがメモリ18から順次に読出され、
2番目の音符に対応した楽音がスピーカ16から発生され
る。
この後は、上記のような読出動作が繰返されることに
より選択音色に適合した曲の自動演奏が進行していく。
そして、メモリ18から演奏データの末尾のデータとして
の終了コードデータが読出されると、終了コード検出回
路68が終了コード検出信号ENDを発生する。この終了コ
ード検出信号ENDは、ORゲート70を介してフリップフロ
ップ38をリセットさせる。このため、カウンタ36は、フ
リップフロップ38の出力=“1"に応じてリセット状態
となり、オートリズム装置28は、フリップフロップ38の
出力Q=“0"に応じてリズム音信号発生動作を停止す
る。また、ORゲート70の出力=“1"は、ORゲート60を介
してフリップフロップ44をリセットさせる。なお、演奏
途中でスイッチSPSをオンしたときは、そのオン信号SP
に応じてフリップフロップ38,44がリセットされるた
め、その時点で自動演奏及びオートリズムは停止とな
る。
上記したのは、スイッチTRSをオフ状態にした場合の
読出動作であるが、スイッチTRSをオン状態にした場合
には、メモリ20の代りにメモリ26を用いてメモリ18から
選択リズムに適合した曲の演奏データが読出されるよう
になるだけで、この点を別にすれば上記した同様の動作
が行なわれる。
第2図は、この発明の第1の実施例に係る自動演奏装
置を備えた電子楽器の回路構成を示すもので、第1図と
同様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略す
る。
第2の実施例の特徴とするところは、選択可能な各音
色(又はリズム)毎に複数の曲を連続的に自動演奏可能
としたことである。
先頭アドレス発生回路80において、先頭アドレスメモ
リ20Aには、一例として第3図に示すように指定音色毎
にアドレスカウンタ84のカウント値(アドレスデータAD
の値)0、1、2、3にそれぞれ対応する4つの記憶領
域が設けらている。第3図において、THA1〜THA3、TH
A5、THA9はそれぞれ第1〜3、5、9曲の先頭アドレス
データであり、EMがエンドマークデータである。
いま、スイッチTRSをオフにした状態で例えばピアノ
音色に対応するスイッチTS(1)をオンした後スイッチ
STSをオンすると、そのオン信号STはORゲート82を介し
てカウンタ84をリセットさせる。このため、メモリ20A
からは、ピアノ音色に適合した3曲分の先頭アドレスの
うちAD値0に対応した先頭アドレスTHA2が読出され、セ
レクタ24を介してメモリ18に供給される。また、オン信
号STに応じて微分回路30から発生される出力パルスDST
は、ORゲート72を介してフリップフロップ38をセットさ
せる一方、ORゲート72及び42を介してフリップフロップ
44をセットさせ、しかもORゲート72及び34を介してアド
レスカウンタ36(第1図)をリセットさせる。読出制御
回路32Aは、図示した以外の部分において第1図の読出
制御回路32と同様の構成になっている。従って、メモリ
18からは、第2曲の演奏データが読出され、その読出デ
ータに基づいて第2曲の自動演奏が行なわれる。
第2曲の自動演奏の終了時になると、終了コード検出
信号ENDが発生される。この信号ENDは、ORゲート70を介
してフリップフロップ38をリセットさせる一方、ORゲー
ト70及び60を介してフリップフロップ44をリセットさ
せ、しかもカウンタ84の値を1アップさせる。このた
め、メモリ20Aからは、先頭アドレスTHA5が読出され、
セレクタ24を介してメモリ18に供給される。このとき、
変化検出回路86は、メモリ20Aの出力THAの値変化に応答
して検出出力を発生し、この検出出力は、インバータ90
の出力=“1"により導通状態にあるANDゲート88を介し
て遅延回路92に供給される。遅延回路92は、読出制御回
路32Aからのシステムクロック信号SYCの1クロック分の
遅延Dを与えるもので、その遅延出力DAは、ORゲート72
に供給され、前述の出力パルスDSTと同様に作用する。
従って、メモリ18からは、第5曲の演奏データが読出さ
れ、その演奏データに基づいて第5曲の自動演奏が行な
われる。
この後は、上記したと同様にして第9曲の自動演奏が
行なわれる。そして、第9曲の演奏終了時にメモリ20A
からエンドマークデータEMが読出されると、エンドマー
ク検出回路94がエンドマーク検出信号を発生する。この
エンドマーク検出信号は、インバータ90を介してANDゲ
ート88を非導通にする一方、前述の遅延回路92と同様に
機能する遅延回路96に供給される。遅延回路96からの遅
延出力EMAは、ORゲート82を介してカウンタ84をリセッ
トさせる一方、ORゲート70に供給され、前述の終了コー
ド信号ENDと同様に作用する。従って、ピアノ音色に適
合した第2、5、9曲目の自動演奏が終了する。なお、
自動演奏中にスイッチSPSをオンすると、そのオン信号S
PがORゲート70に供給され、終了コード信号ENDと同様に
作用するので、その時点で自動演奏が停止となる。
上記したのは、スイッチTRSをオフ状態にした場合の
動作であるが、スイッチTRSをオン状態にした場合に
は、先頭アドレス発生回路80の代りにそれと同様の構成
の先頭アドレス発生回路100を用いて選択リズムに適合
した複数曲の連続演奏が可能となる。
先頭アドレス発生回路100において、先頭アドレスメ
モリ26Aには、一例として第4図に示すように指定リズ
ム毎にAD値0、1、2、3にそれぞれ対応する4つの記
憶領域が設けられている。第4図において、RHA2〜RH
A6、RHA8、RHA9はそれぞれ第2〜6、8、9曲目の先頭
アドレスデータであり、EMはエンドマークデータであ
る。回路100に供給される信号ST,END,SYCは、回路80に
ついて前述したと同様に作用し、回路100からは、回路8
0について前述した信号DA,EMAとそれぞれ同様の信号DB,
EMBがそれぞれ同様にして発生される。そして、信号DB,
EMBは、読出制御回路32Aに対して信号DA,EMAとそれぞれ
同様に作用する。回路100の出力RHAとしては、例えばデ
ィスコのリズムを選択したとすれば先頭アドレスRHA3
RHA6順次に送出され、これに伴って第3曲、第6曲が順
次に自動演奏される。
第5図は、この発明の第2の実施例に係る自動演奏装
置を備えた電子楽器の回路構成を示すもので、第1図と
同様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略す
る。
第3の実施例の特徴とするところは、音色選択スイッ
チTS(1)〜TS(n)及びリズム選択スイッチRS(1)
〜RS(m)をいずれも自己復帰型押ボタンスイッチで構
成し、音色選択連動選曲の場合にはスイッチTS(1)〜
TS(n)のいずれかのオン中又はそれと同時にスイッチ
STSをオンすると第2図で述べたと同様に選択音色に適
合した複数曲の連続演奏が可能になり、リズム選択連動
選曲の場合にはスイッチRS(1)〜RS(m)のいずれか
のオン中又はそれと同時にスイッチSTSをオンすると第
2図で述べたと同様に選択リズムに適合した複数曲の連
続演奏が可能になり、いずれの場合にもスイッチSTSの
み単独でオンしたときはメモリ18中の全曲が順次に自動
演奏されるようにしたことである。
R−SフリップフロップTF(1)〜TF(n)は、スイ
ッチTS(1)〜TS(n)にそれぞれ対応して設けられた
セット優先型のフリップフロップであり、TS(1)〜TS
(n)のいずれかをオンすると、オンされたスイッチに
対応するフリップフロップがセットされると共に残りの
フリップフロップTS(1)〜TS(n)の状態信号を入力
とするORゲート102の出力によりリセットされるように
なっている。フリップフロップTF(1)〜TF(n)から
は、オンされたスイッチに対応する音色を指定する音色
指定データTSDが取出される。
スイッチTS(1)〜TS(n)のいずれかのオン中又は
それと同時にスイッチSTSをオンすると、ORゲート102の
出力及びスイッチSTSの状態信号を入力とするANDゲート
104が出力=“1"を発生し、これに応じてR−Sフリッ
プフロップ106がセットされる。フリップフロップ106の
出力Q=“1"は、先頭アドレス発生回路80Aのセレクタ9
8にメモリ20Aの選択を指令する信号TMSとして供給され
る。従って、この場合には、メモリ20Aを用いて選択音
色に適合した複数曲の連続演奏を第2図で述べたと同様
に行なうことができる。そして、遅延回路96から遅延出
EMAが発生されるか又はスイッチSPSがオンされるかする
と、ORゲート114が出力=“1"を発生し、これに応じて
フリップフロップ106がリセットされる。
一方、スイッチSTSのみ単独でオンしたときは、セレ
クタ98が先頭アドレスメモリ20Bを選択する状態にあ
る。メモリ20Bには、メモリ18の記憶曲数をNとすれば
カウンタ84のAD値0、1、2…(N−1)にそれぞれ対
応して第1、2、3…N曲の先頭アドレスデータが記憶
されている。このため、メモリ20Bの出力THA2として
は、スイッチSTSのオン時に第1曲の先頭アドレスデー
タが送出された後、1曲の演奏終了毎に次曲の先頭アド
レスデータが送出されるようになり、メモリ18の全曲を
順次に演奏可能となる。
R−SフリップフロップRF(1)〜RF(m)は、スイ
ッチRS(1)〜RS(m)にそれぞれ対応して設けられた
セット優先型のフリップフロップであり、RS(1)〜RS
(m)のいずれかをオンすると、オンされたスイッチに
対応するフリップフロップがセットされると共に残りの
フリップフロップがRS(1)〜RS(m)の状態信号を入
力とするORゲート108の出力によりリセットされるよう
になっている。フリップフロップRF(1)〜RF(m)か
らは、オンされたスイッチに対応するリズムを指定する
リズム指定データRSDが取出される。
スイッチRS(1)〜RS(m)のいずれかのオン中又は
それと同時にスイッチSTSをオンすると、ORゲート108及
びスイッチSTSの状態信号を入力とするANDト110が出力
=“1"を発生し、これに応じてR−Sフリップフロップ
112がセットされる。フリップフロップ112の出力Q=
“1"は、前述の先頭アドレス発生回路80Aと同様の構成
の先頭アドレス発生回路100Aのセレクタ(回路80Aのセ
レクタ98に対応するもの)にメモリ26Aの選択を指令す
る信号RMSとして供給される。従って、この場合には、
メモリ26Aを用いて選択リズムに適合した複数曲の連続
演奏を第2図で述べたと同様に行なうことができる。そ
して、遅延回路96に対応する遅延回路から遅延出EMBが
発生されるか又はスイッチSPSがオンされるかすると、O
Rゲート114が出力=“1"を発生し、これに応じてフリッ
プフロップ112がリセットされる。
これに対し、スイッチSTSのみ単独でオンしたとき
は、メモリ20Bと同一の記憶内容を有するメモリ26Bが選
択されて出力RHA2を送出するため、回路80Aについて前
述したと同様にしてメモリ18の全曲を順次に演奏可能と
なる。
なお、メモリ26Bを省略し、信号RMSが“1"のときはメ
モリ26Aを、“0"のときは回路80Aのメモリ20Bをそれぞ
れ選択するようにしてもよい。
変形例 この発明は、上記した実施例に限定されるものではな
く、種々の改変形態で実施可能なものである。例えば、
次のような変更が可能である。
(1)伴奏パターンとしては、リズムパターンに限ら
ず、アルペジョパターン、ベースパターン等であっても
よく、これらの組合せであってもよい。
(2)曲演奏データの選択手段としては、先頭アドレ
スを記憶しておくものに限らず、各曲毎に演奏データに
識別マーク(例えば音色マーク)を付して記憶してお
き、例えば所望の音色の選択操作に連動して選択に係る
音色に相当する識別マークの付された演奏データをサー
チして読出すようにしてもよい。
(3)演奏データ記憶手段としては、ROMに限らず、R
AM(ランダム・アクセス・メモリ)、フロッピーディス
ク等を用いてもよい。フロッピーディスクを用いる場合
には、上記(2)で述べたように各曲毎に演奏データに
識別マークを付してディスクに記録しておき、ディスク
から複数曲の演奏データを外部RAMに読出し、例えば所
望の音色の選択操作に連動して外部RAMの演奏データの
うち選択に係る音色に相当する識別マークの付されたも
のをサーチして内部RAMに転送し、この内部RAMの演奏デ
ータに基づいて自動演奏を行なうことができる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、音色毎に複数曲を
連続演奏するようにしたので、多彩なデモンストレーシ
ョン演奏が可能となり、デモンストレーション効果が向
上する効果が得られる。
また、記憶手段には、第1及び第2の音色について共
通に使用する曲の演奏データを記憶するようにしたの
で、メモリ容量の低減が可能となる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施例の説明に用いられる
電子楽器の回路構成を示す回路図、 第2図は、この発明の第1の実施例に係る自動演奏装置
を備えた電子楽器の回路構成を示す回路図、 第3図及び第4図は、先頭アドレスメモリ20A及び26Aの
記憶内容をそれぞれ例示する図、 第5図は、この発明の第2の実施例に係る自動演奏装置
を備えた電子楽器の回路構成を示す回路図である。 18……演奏データメモリ、20,20A,20B,26,26A,26B……
先頭アドレスメモリ、22……自動演奏音形成回路、24…
…セレクタ、28……オートリズム装置、32,32A……読出
制御回路、40……テンポクロック発生器、80,80A,100,1
00A……先頭アドレス発生回路、TRS……音色/リズム切
換スイッチ、TS(1)〜TS(n)……音色選択スイッ
チ、RS(1)〜RS(m)……リズム選択スイッチ、STS
……スタートスイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の音色に対応する第1の曲群に属する
    曲の演奏データと、第2の音色に対応する第2の曲群に
    属する曲の演奏データと、前記第1及び第2の曲群のい
    ずれにも属する曲の演奏データとを記憶した第1の記憶
    手段と、 前記第1及び第2の音色のうち任意の音色を選択するた
    めの音色選択手段であって、選択に係る音色を指定する
    音色指定情報を送出するものと、 前記第1の曲群に属する複数曲のうちの各曲毎に前記第
    1の記憶手段における演奏データの記憶アドレスを指示
    するアドレス情報を記憶すると共に、前記第2の曲群に
    属する複数曲のうちの各曲毎に前記第1の記憶手段にお
    ける演奏データの記憶アドレスを指示するアドレス情報
    を記憶した第2の記憶手段であって、前記音色選択手段
    からの音色指定情報を入力として、該音色指定情報の指
    定する音色に対応した曲群に属する複数曲の演奏データ
    に関するアドレス情報を送出するものと、 前記第2の記憶手段からのアドレス情報に基づいて前記
    音色選択手段での選択に係る音色に対応した曲群に属す
    る複数曲の演奏データを前記第1の記憶手段から読出す
    ことにより該複数曲を前記音色選択手段で選択された音
    色にて順次に演奏する演奏手段と を備えた自動演奏装置。
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