JP2642826B2 - 冷蔵庫及び冷蔵庫用脱臭・抗菌フィルター装置 - Google Patents

冷蔵庫及び冷蔵庫用脱臭・抗菌フィルター装置

Info

Publication number
JP2642826B2
JP2642826B2 JP4012948A JP1294892A JP2642826B2 JP 2642826 B2 JP2642826 B2 JP 2642826B2 JP 4012948 A JP4012948 A JP 4012948A JP 1294892 A JP1294892 A JP 1294892A JP 2642826 B2 JP2642826 B2 JP 2642826B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
refrigerator
deodorizing
antibacterial
filter device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4012948A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05203336A (ja
Inventor
廣志 菊地
照夫 角田
礼司 中
孝浩 折笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4012948A priority Critical patent/JP2642826B2/ja
Publication of JPH05203336A publication Critical patent/JPH05203336A/ja
Priority to KR1019960049899A priority patent/KR100216093B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP2642826B2 publication Critical patent/JP2642826B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/04Treating air flowing to refrigeration compartments
    • F25D2317/041Treating air flowing to refrigeration compartments by purification
    • F25D2317/0415Treating air flowing to refrigeration compartments by purification by deodorizing

Landscapes

  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱臭・抗菌作用を有す
るフィルター装置を庫内に備えた冷蔵庫及び冷蔵庫用脱
臭・抗菌フィルター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫のように限られた空間中に
存在する有臭成分の除去には、主として活性炭が吸着剤
として使われていた。しかし、活性炭の吸着容量には自
ずと限界があり、吸着能力を回復するために熱を加えた
り、光触媒の存在下で紫外線を照射する等の工夫がされ
てきている。
【0003】一方、空気中に浮遊する雑菌等の除去には
クリーンルーム等に使われている極目の細かいフィルタ
ーがあるが、家庭用冷蔵庫でこれを適用することは通風
抵抗の関係で困難であり、現状では積極的になされてい
ない。
【0004】また、冷蔵庫内の空気循環路にオゾン発生
器を配設し、庫内の脱臭と殺菌を行なうようにしたもの
も知られている。なお、これに関連したものとして例え
ば、特開昭64−49873が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】冷蔵庫内には、有臭食
品が貯蔵されたり、また長期間保存した食品が変敗、変
質し、この臭気成分が常にある程度のレベルに存在する
と考えてよい。従来、脱臭剤として一般に使用されてい
た活性炭は吸着容量に限界があり、何等かの再生の措置
が必要であった。また、庫内の脱臭と殺菌を行なう方法
も提案されているが、実用上簡便なものとは云えず、さ
らに取り扱い容易で、高性能のものが要望されている。
【0006】したがって、本発明の目的は、かかる従来
の問題点を解消することにあり、簡便で高性能の脱臭・
抗菌フィルター装置を備えた冷蔵庫及び冷蔵庫用脱臭・
抗菌フィルター装置を提供することにある。本発明者等
は、種々実験検討の結果、活性炭の代わりに触媒系の脱
臭剤を使うことにより、機構が極めて簡単になり、しか
も長期にわたってメンテナンスフリーで使用できること
を見出した。また、冷蔵庫内に細かい塵、埃とともに浮
遊している細菌やかびの胞子も通風抵抗の少ないフィル
ターで除去することができれば庫内のクリーン化が図ら
れ、食品の貯蔵において微生物の影響を小さくすること
ができ、長期の保存が可能となり、脱臭、抗菌剤を一体
化しカセットタイプにすることにより幅広い機種に取付
けが可能であり、万一脱臭触媒が破損したとしても抗菌
フィルターが受皿の役目を果たすという知見をも得た。
本発明は、かかる実験検討によって得られた知見に基づ
いてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明者等の
実験検討によって得られた知見について以下にさらに具
体的に説明する。冷蔵庫の臭い成分は実態調査からその
多くは硫黄系のガスで、中でもメチルメルカプタンが主
成分である。メチルメルカプタンは遷移金属酸化物中で
もマンガン系触媒と接触すると脱水素反応が起きて臭気
強度の小さいジメチルサルファイドに変わる。従ってマ
ンガン系触媒を空気と良好に接触するよう例えばハニカ
ム状に成形し、これに庫内空気を通過させるようにすれ
ば長期にわたって効率的な脱臭が可能となる。また、大
気中の細菌やかびの胞子は塵、埃に包含された形で浮遊
していると言われ、冷蔵庫内の通風路に空気接触を良好
ならしめるような形状のフィルターを配設し、これに銀
化合物を担持させ、銀イオンの有する抗菌性を利用し、
フィルターに掛かった菌を滅菌するようにする。なお、
この場合のフィルターの材料としては、例えばポリエス
テル等の合成繊維の不織布、またはシリカ、アルミナ系
のセラミック等が挙げられる。また、不織布の目付量を
調整することにより、フィルターに小穴をあけずに風の
流れが確保でき、かつ脱臭触媒の破損による受皿にもな
り、冷蔵室内への飛散を防げ、前記脱臭フィルターと組
合せて脱臭、抗菌を同時に行なうことができる。
【0008】さらに、抗菌フィルターは銀及び銀化合物
を使用しているため、硫化ガスや紫外線等により反応
し、フィルターの性能に問題はないが変色するという問
題がある。そこでこれについては予め黒、茶系等に着色
することにより、色の変化はある程度抑えることができ
る。さらに、カセットタイプの脱臭、抗菌装置の目詰り
が生じても影響がないように脱臭、抗菌装置の両側にバ
イパスを設ければ冷蔵室内の冷却不足を解消することが
できる。
【0009】以下に本発明の目的達成手段についてさら
に具体的に説明すると、上記目的は、 冷蔵室と、エバ
ポレータを収容する冷却器室と、冷却室からの冷気を冷
蔵室へ供給するための冷気循環用ファンと、冷蔵室内の
冷気を冷却器室へ戻す冷気戻り通路を有する冷蔵庫にお
いて、冷蔵室から冷却器室への冷気戻り通路上に、脱臭
作用と抗菌作用とを併せ持つフィルター装置を配設して
成る冷蔵庫によって、達成される。さらに具体的には、
冷凍室と、冷蔵室と、エバポレータを収容する冷却器室
と、冷却器室からの冷気を冷蔵室へ供給するための冷気
循環用ファンと、冷凍室と冷蔵室との仕切部に設けら
れ、冷蔵室内の冷気を冷却器室へ戻す冷気戻り通路とを
有する冷蔵庫において、前記冷気戻り通路の吸込口側
に、脱臭作用と抗菌作用とを併せ持つフィルター装置を
配設して成る冷蔵庫によって、達成される。 そして、こ
の脱臭作用と抗菌作用とを併せ持つフィルター装置の実
用的に好ましい例としては、遷移金属元素の酸化物を触
媒成分として担持した脱臭フィルターと、銀もしくは銀
化合物を含む無機系素材を担持した抗菌用フィルター
挙げられ、これら例えば対向、組み合わせて脱臭・抗
菌フィルター装置(以下、脱臭−抗菌装置と略称を構
成し、冷蔵室内の例えば冷気戻り吸込口に配設して用い
ることができる。
【0010】上記遷移金属元素としては、例えば、M
n,Fe,Co,Ni,Cu,Cr,Pd,Pt等が挙
げられる。そして好ましくは、上記脱臭−抗菌装置をカ
セットタイプに構成し、これを冷蔵室内の冷気戻り吸込
もしくは冷蔵室から冷却器室への冷気の戻り経路上
着脱自在に配設する構成とすることが望ましい。また、
上記脱臭−抗菌装置を冷蔵室内の冷気戻り吸込口に装着
した際には、その両サイドをバイパス構造とすることが
望ましい。
【0011】上記抗菌フィルターは、銀及び銀化合物を
担持させているために変色という問題が懸念されるが、
予め例えば黒、赤、茶、灰色等の所定の色に着色を施す
ことにより色の変化を抑えることができる。
【0012】
【作用】上記脱臭フィルターを構成する遷移金属の酸化
物のうちマンガンを代表例として使用した場合の作用に
ついて説明する。マンガン化合物は、主としてMnO、
MnO2の酸化物から成り、脱臭触媒として有効な働き
をする。即ち、マンガン化合物もしくはそれに酸化鉄、
酸化銅を配合したものを例えばゼオライトやシリカ、ア
ルミナと混練し、多孔質セラミックフィルターに成形
し、冷蔵庫内の雰囲気と接触させると臭いの主成分であ
るメチルメルカプタン、並びに硫化水素は次式(1)、
(2)に示すように化学変化し、それぞれジメチルサル
ファイド、硫黄に変化し、臭気強度は大巾に低減する。
【0013】
【化1】 2CH3SH→CH3S・SCH3+H2 …(1)
【0014】
【化2】H2S→S+H2 …(2) 一方、抗菌フィルターとしての銀及び銀化合物の抗菌作
用については、古くから知られていることであるが、例
えばゼオライトのような珪素、アルミニウム、ナトリウ
ム等の酸化物を主成分とする多孔性物質のナトリウムの
一部を銀で置換した場合は抗菌性がさらに一層高まる。
こうした事実から銀入りのセラミックもしくは、不織布
のフィルターを冷蔵室内の冷気戻り吸込口の通風路に配
設し、これに細菌やかびの胞子を含む塵、埃をフィルタ
ーに付着させれば、これらの微生物は時間の経過に伴い
死滅することになる。銀イオンと微生物との間に電気化
学的作用が起こるという説、あるいは銀イオンが微生物
の細胞内の蛋白質と結合して生育阻害を起こすという説
がある。なお、この抗菌フィルターは、銀及び銀化合物
を担持しているため銀の宿命である硫化ガス、及び紫外
線により変色する。この変色はフィルターの性能に何ら
実害を与えることはないが、ユーザーが誤認する恐れも
あるので外観上問題があれば、予め例えば黒、赤、茶、
灰色等の所定の顔料により着色することで色の変化を最
小限に抑えることができる。
【0015】以上の脱臭フィルターと抗菌フィルターと
を一体化して、例えばカセットタイプにすれば、取扱い
が容易で、冷蔵室内の冷気戻り吸込口もしくは冷蔵室か
ら冷却器室への冷気の戻り経路上に着脱自在に配設で
き、何らかの応力がかかって万一脱臭触媒が破損したと
しても、抗菌フィルターが受皿となっており、冷蔵室内
への飛散はない。
【0016】また、このカセットタイプの脱臭−抗菌装
置が目詰りを起こした場合でも、装置の両側が冷気用の
バイパス構造となっていることにより、冷蔵室内の冷却
不足という問題もない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は脱臭−抗菌装置付冷凍冷蔵庫の横断面図で
ある。1は冷凍冷蔵庫であり、2は冷凍室、4は冷蔵
室、3は冷凍室の扉、5は冷蔵室の扉となっている。6
は冷気循環用のファンであり、7は冷気循環用ファンを
動かすモータであり、8はエバポレータ(冷却器)であ
り、8aは庫内を循環する気流がエバポレータによって
冷却される空間を構成する冷却器室であり、A部は冷気
戻り吸込口である。
【0018】図2は、図1のA部に装着するカセットタ
イプの脱臭−抗菌装置の拡大断面図である。9は脱臭フ
ィルターを構成するマンガン系脱臭触媒であり、酸化あ
るいは脱水素反応に使われる触媒としてはマンガン化合
物、もしくはこれに酸化鉄、酸化銅を配合したものを例
えばゼオライトやシリカ、アルミナと混練し、ハニカム
状の多孔質セラミックフィルターに成形した。この触媒
を冷蔵庫内の雰囲気と接触させると、臭いの主成分であ
るメチルメルカプタン並びに硫化水素ガスは前述の式
(1)、(2)に示した如く化学変化し、それぞれジメ
チルサルファイド、硫黄に変化し、臭気強度は大巾に低
減する。10はハニカム状のマンガン系触媒の廻りを保
護する緩衝用ベルトであり、その材料としては保護のた
めにソフトなモルトプレーン等を用いる。11は銀及び
銀化合物を担持した抗菌フィルターであり、例えばゼオ
ライトのような珪素、アルミニウム、ナトリウム等の酸
化物を主成分とする多孔性物質のナトリウムの一部を銀
で置換した場合は抗菌性がさらに一層高まる。こうした
事実から銀入りの抗菌フィルター11は細菌やかびの胞
子を含む塵、埃を付着させるようにし、微生物は時間の
経過に伴い死滅することになる。12は脱臭−抗菌装置
のカセットの下ケースであり、13は脱臭−抗菌装置の
カセットの上ケースであり、下ケース12aと上ケース
との間にマンガン系脱臭触媒9と抗菌フィルター11を
はさみ込みカセットタイプの脱臭−抗菌装置となる。
【0019】図3は図1にA部として示した冷気戻り吸
込口に、脱臭−抗菌装置を配設した状態を下部から見た
平面図である。12bは脱臭−抗菌装置であるカセット
タイプの下ケースであり、14は冷気戻り吸込口の外枠
であり、15は冷気戻りバイパスである。なお、カセッ
トタイプの脱臭−抗菌装置の両側をバイパスにすること
により、脱臭−抗菌装置が何らかの原因で目詰りを起し
たとしても、バイパス15を介して冷気が通り、冷蔵室
4の冷却不足という問題を生じさせないように配慮して
いる。
【0020】図4は抗菌フィルター11の外観斜視図で
あり、抗菌フィルター11の材料としてはポリエチレン
等の合成繊維の不織布、もしくはシリカ、アルミナ系の
セラミック系が実用的で、冷蔵室4の冷却力(密度が極
端に大きくなると目づまりと同様の原因で通風抵抗が大
となり冷却力が低下する)、及び脱臭触媒9が破損した
場合に冷蔵室4に落下しないことを考慮するために抗菌
フィルター11の目付量を170±30g/m2に調整
する。また、抗菌フィルター11は銀及び銀化合物を担
持していることから、硫化ガス、紫外線等により変色す
ることから外観を考慮して、予め黒、茶、赤、灰色等の
所定の色に着色しておけば、ある程度の変色を抑えるこ
とができる。
【0021】図5及び図6は、それぞれ本実施例の脱臭
−抗菌装置を冷蔵室冷気戻り吸込口に装着した場合の脱
臭及び抗菌性能テストの結果を示した特性図で、比較の
ためにこの脱臭−抗菌装置を使用しない通常運転の結果
をも併せて示した。即ち、メチルメルカプタン、浮遊菌
に対する脱臭、抗菌性能は図示の通りであり、図6から
メチルメルカプタンの場合、20分経過時で95%以
上、図5から浮遊菌では1日経過後に約50%減少す
る。従って雑菌及び悪臭のないクリーンな冷蔵庫を実現
できる。このように脱臭材と抗菌材とを一体化するメリ
ットは大きく、その理由は次のように考察される。先
ず、脱臭材で循環空気の臭いを捕捉するが、この場合、
循環空気の菌も捕捉されるので、フィルターカセット内
では菌が繁殖され易くなる。そこで、抗菌材が一体化さ
れてカセット内に収容されていると、そのような菌を死
滅させることが可能となる。図2に示したカセットのよ
うに抗菌作用と脱臭作用とを有するフィルターが組み合
わされている場合には、抗菌材が循環空気の流れから見
て上流側にあると効果が高い。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、上述したように所期の
目的を達成することができた。すなわち、脱臭−抗菌装
置を一体化したカセットタイプにすることにより取扱い
性に優れており、カセットタイプの冷蔵室側に抗菌フイ
ルターを配設することにより何らかの力により脱臭触媒
が破損したとしても、抗菌フイルターが受皿となり冷蔵
室への落下の心配もなくなる。さらに、抗菌フィルター
を予め黒、茶、赤、灰色に着色しておくことにより、抗
菌フィルターの変色をある程度防ぐことができ、使用者
に対し変色の悪いイメージを与えることがない。
【0023】また、冷蔵室冷気戻り吸込口に取付けた状
態で両側をバイパス構造とすることにより、フィルター
の目詰り等により風の流れが不可能となったときでもバ
イパスがあるために、冷蔵室の冷却不足という問題がな
く温度の安定した食品貯蔵ができる。さらに、冷蔵庫以
外にも一体化のカセットタイプの脱臭−抗菌装置とファ
ンを組合せて単独の脱臭−抗菌装置とすれば種々の用途
に応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる脱臭−抗菌装置を装着
した冷蔵庫の要部断面図。
【図2】同じくカセットタイプ構成とした脱臭−抗菌装
置の断面構成図。
【図3】同じく冷蔵室冷気戻り口へ装着した脱臭−抗菌
装置の下部を冷蔵室から見た平面図。
【図4】同じく脱臭−抗菌装置に装着した抗菌フィルタ
ーの外観斜視図。
【図5】同じく脱臭−抗菌装置を冷気戻り吸込口へ装着
した場合の抗菌性能試験結果を示す特性図。
【図6】同じく脱臭−抗菌装置を冷気戻り吸込口へ装着
した場合の脱臭性能試験結果を示す特性図。
【符号の説明】
1…冷凍冷蔵庫、 2…冷凍
室、3…冷凍室扉、 4…
冷蔵室、5…冷蔵室扉、
6…ファン、7…ファンモータ、
8…エバポレータ、9…脱臭触媒フィルター、
10…脱臭触媒の緩衝用ベルト、11…抗
菌フイルター、 12…カセットタイ
プ下ケース、13…カセットタイプ上ケース、
14…冷気戻り口外枠、15…冷気戻りバイパス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 折笠 孝浩 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所 栃木工場内 (56)参考文献 特開 昭61−228282(JP,A) 特開 昭61−228281(JP,A) 特開 平2−85678(JP,A) 特開 平3−224619(JP,A) 特開 昭62−162874(JP,A) 実開 平2−44678(JP,U)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵室と、エバポレータを収容する冷却器
    室と、冷却室からの冷気を冷蔵室へ供給するための冷気
    循環用ファンと、冷蔵室内の冷気を冷却器室へ戻す冷気
    戻り通路を有する冷蔵庫において、冷蔵室から冷却器室
    への冷気戻り通路上に、脱臭作用と抗菌作用とを併せ持
    つフィルター装置を配設して成り、前記フィルター装置
    を抗菌フィルター上に脱臭フィルターを積層した二重層
    で構成して成る冷蔵庫。
  2. 【請求項2】冷凍室と、冷蔵室と、エバポレータを収容
    する冷却器室と、冷却器室からの冷気を冷蔵室へ供給す
    るための冷気循環用ファンと、冷凍室と冷蔵室との仕切
    部に設けられ、冷蔵室内の冷気を冷却器室へ戻す冷気戻
    り通路とを有する冷蔵庫において、前記冷気戻り通路の
    吸込口側に、脱臭作用と抗菌作用とを併せ持つフィルタ
    ー装置を配設して成り、前記フィルター装置を抗菌フィ
    ルター上に脱臭フィルターを積層した二重層で構成して
    成る冷蔵庫。
  3. 【請求項3】上記フィルター装置を、通気性を有する第
    1のケースと第2のケースとからなるケース内に、抗菌
    フィルターと脱臭フィルターとを積層した二重層の積層
    体を保持したフィルターカセットで構成して成る請求項
    1もしくは2記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】上記フィルター装置の脱臭フィルターを
    遷移金属元素の酸化物触媒として保持した多孔質セラ
    ミックフィルターで構成して成る請求項1乃至3いずれ
    か一つに記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】上記遷移金属元素の酸化物を、マンガン化
    合物で構成すると共に、多孔質セラミックフィルターを
    ハニカム状として成る請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】上記フィルター装置の抗菌フィルターを
    銀もしくは銀化合物を担持した多孔質セラミック、もし
    くは合成繊維の不織布で構成して成る請求項1乃至3い
    ずれか一つに記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】上記フィルター装置の脱臭作用と抗菌作用
    とは、それぞれ脱臭フィルターと抗菌フィルターとによ
    り行なわれ、脱臭フィルターと抗菌フィルターとが冷気
    の流れる方向から見て抗菌フィルター及び脱臭フィルタ
    ーの順に配設され成る請求項1乃至6いずれか一つに記
    載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】上記フィルター装置は、通気スリットを有
    し抗菌フィルター側に配設された第1のケースと、通気
    スリットを有し脱臭フィルター側に配設された第2のケ
    ースとを組み合わせてカセット状に形成されており、か
    つ、脱臭フィルターの側面には緩衝部材が配設されて成
    る請求項7記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】上記抗菌フィルターは、予め所定の色に着
    色して構成されて成る請求項7記載の冷蔵庫。
  10. 【請求項10】上記冷気戻り通路の吸込口側にフィルタ
    ー装置を取付けるに際し、フィルター装置のフィルター
    部分をバイパスする通路を配設して成る請求項1乃至9
    いずれか一つに記載の冷蔵庫。
  11. 【請求項11】エバポレータで冷却された冷気を冷気循
    環ファンで庫内に供給するようにした冷蔵庫内の冷気循
    環経路上に配設されるフィルター装置であって、このフ
    ィルター装置を、銀もしくは銀化合物を多孔質セラミッ
    ク、もしくは合成繊維の不織布に担持した抗菌フィルタ
    ー上に、遷移金属元素の酸化物を触媒としてハニカム状
    の多孔質セラミックに担持した脱臭フィルターを積層し
    た二重層の積層体で構成して成る冷蔵庫用脱臭・抗菌フ
    ィルター装置。
  12. 【請求項12】上記遷移金属元素の酸化物を、マンガン
    化合物で構成して成る請求項11記載の冷蔵庫用脱臭・
    抗菌フィルター装置。
  13. 【請求項13】上記抗菌フィルター上に脱臭フィルター
    を積層した二重層の積層体を、通気性を有する第1のケ
    ースと第2のケースとからなるケース内に保持し、フィ
    ルターカセットを構成して成る請求項11もしくは12
    記載の冷蔵庫用脱臭・抗菌フィルター装置。
JP4012948A 1992-01-28 1992-01-28 冷蔵庫及び冷蔵庫用脱臭・抗菌フィルター装置 Expired - Lifetime JP2642826B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4012948A JP2642826B2 (ja) 1992-01-28 1992-01-28 冷蔵庫及び冷蔵庫用脱臭・抗菌フィルター装置
KR1019960049899A KR100216093B1 (ko) 1992-01-28 1996-10-30 냉동냉장고

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4012948A JP2642826B2 (ja) 1992-01-28 1992-01-28 冷蔵庫及び冷蔵庫用脱臭・抗菌フィルター装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05203336A JPH05203336A (ja) 1993-08-10
JP2642826B2 true JP2642826B2 (ja) 1997-08-20

Family

ID=11819506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4012948A Expired - Lifetime JP2642826B2 (ja) 1992-01-28 1992-01-28 冷蔵庫及び冷蔵庫用脱臭・抗菌フィルター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2642826B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140122318A (ko) * 2013-04-09 2014-10-20 삼성전자주식회사 탈취필터 및 이를 포함하는 냉장고

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0777376A (ja) * 1993-09-07 1995-03-20 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
US20020178706A1 (en) 2000-02-04 2002-12-05 The Procter & Gamble Company Air filtering device
JP2004061014A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Matsushita Refrig Co Ltd 通風ダクト及び冷蔵庫
JP5191900B2 (ja) * 2005-11-23 2013-05-08 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 冷蔵庫
DE102008059164B3 (de) * 2008-11-24 2010-07-01 Siemens Aktiengesellschaft Bauteil mit einer antimikrobiellen Oberfläche und dessen Verwendung
JP5253337B2 (ja) * 2009-09-08 2013-07-31 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
JP6472690B2 (ja) * 2015-03-19 2019-02-20 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
EP3296672A4 (en) * 2015-05-11 2018-06-20 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Domestic electric appliance
JP2016211786A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 家電機器およびこれに用いる内装材
JP6768094B2 (ja) * 2019-01-22 2020-10-14 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61228282A (ja) * 1985-04-03 1986-10-11 株式会社日立製作所 冷蔵庫用脱臭剤
JPS61228281A (ja) * 1985-04-03 1986-10-11 株式会社日立製作所 冷蔵庫の脱臭装置
JPS62162874A (ja) * 1986-01-10 1987-07-18 株式会社日立製作所 冷蔵庫の脱臭装置
JPH0285678A (ja) * 1988-09-20 1990-03-27 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫
JPH0244678U (ja) * 1988-09-23 1990-03-27
JPH0712414B2 (ja) * 1989-03-29 1995-02-15 株式会社日本触媒 冷凍・冷蔵庫内脱臭方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140122318A (ko) * 2013-04-09 2014-10-20 삼성전자주식회사 탈취필터 및 이를 포함하는 냉장고

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05203336A (ja) 1993-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2642826B2 (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫用脱臭・抗菌フィルター装置
US6346143B1 (en) Odor adsorptive filter for refrigerators and freezers
ES2635294T3 (es) Procedimiento y aparato para control y eliminación de sustancias no deseadas
US4666478A (en) Scrubber apparatus for purifying foul air produced during an embalming, an autopsy or the like
JP2002253662A (ja) 車両用空気清浄器
TWI409421B (zh) Refrigerators and sterilization devices
JP2001355958A (ja) 冷蔵庫及び脱臭装置
JPH05157444A (ja) 冷蔵庫用脱臭除菌装置
CN111457653A (zh) 风道涂覆有杀菌净味涂层的冰箱及其净化控制方法
JPH0886558A (ja) 冷蔵庫
CA2571182A1 (en) Antimicrobial refrigerator air filter
KR20060089845A (ko) 공기정화용 필터 구조물
JP2008008496A (ja) 冷蔵庫
JPH10238934A (ja) 冷蔵庫
JPH0796025A (ja) 空気清浄化装置及び空気清浄化方法
EP0893128B1 (en) Composite space deodorizing filter
JPH0368419A (ja) 脱臭装置とそれを用いた空気清浄装置
CN212692233U (zh) 风道涂覆有杀菌净味涂层的冰箱
JP2003148861A (ja) 冷蔵庫
KR100216093B1 (ko) 냉동냉장고
JP2000004783A (ja) 冷蔵庫の鮮度保持構造
JP2002277152A (ja) 冷蔵庫
KR20110067498A (ko) 이산화탄소 저감을 위한 차량용 공기조절장치
JP2003210559A (ja) エアフィルタ及びその製造方法
JPH0926256A (ja) 脱臭抗菌装置と冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120502

Year of fee payment: 15