JPH0926256A - 脱臭抗菌装置と冷蔵庫 - Google Patents
脱臭抗菌装置と冷蔵庫Info
- Publication number
- JPH0926256A JPH0926256A JP17182095A JP17182095A JPH0926256A JP H0926256 A JPH0926256 A JP H0926256A JP 17182095 A JP17182095 A JP 17182095A JP 17182095 A JP17182095 A JP 17182095A JP H0926256 A JPH0926256 A JP H0926256A
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- Japan
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- refrigerator
- transition metal
- deodorizing
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機構が簡単で、しかも長期にわたりメンテナ
ンスを必要とせず、庫内の悪臭成分や、浮遊する細菌や
かび胞子を除去する脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫を提供
する。 【構成】 少なくとも遷移金属元素の酸化物と活性アル
ミナとシリカとゼオライトと遷移金属によりイオン交換
された多孔質物質とからなる脱臭抗菌触媒層をハニカム
状の酸化物担体に担持した脱臭抗菌装置10を、冷気循
環風路9中に装着する。
ンスを必要とせず、庫内の悪臭成分や、浮遊する細菌や
かび胞子を除去する脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫を提供
する。 【構成】 少なくとも遷移金属元素の酸化物と活性アル
ミナとシリカとゼオライトと遷移金属によりイオン交換
された多孔質物質とからなる脱臭抗菌触媒層をハニカム
状の酸化物担体に担持した脱臭抗菌装置10を、冷気循
環風路9中に装着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、悪臭成分と空気中を浮
遊する細菌やかび胞子を除去する脱臭抗菌装置と、その
脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫に関するものである。
遊する細菌やかび胞子を除去する脱臭抗菌装置と、その
脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷蔵庫のような限られた空間中に
存在する悪臭臭気成分の除去には、主として活性炭が吸
着剤として使われていた。しかし活性炭の吸着容量には
限界があり、吸着能力を回復するために熱を加えたり、
光触媒の存在下で紫外線を照射する等の工夫が必要であ
る。
存在する悪臭臭気成分の除去には、主として活性炭が吸
着剤として使われていた。しかし活性炭の吸着容量には
限界があり、吸着能力を回復するために熱を加えたり、
光触媒の存在下で紫外線を照射する等の工夫が必要であ
る。
【0003】一方、空気中に浮遊する雑菌等の除去には
抗菌機能をもたせた抗菌フィルタ等があるが、家庭用冷
蔵庫にこれを適用することは通風抵抗の関係で困難であ
り、現状では積極的になされていない。
抗菌機能をもたせた抗菌フィルタ等があるが、家庭用冷
蔵庫にこれを適用することは通風抵抗の関係で困難であ
り、現状では積極的になされていない。
【0004】そこで、冷蔵庫内の脱臭と抗菌を行うよう
にしたものとして、例えば特開平5−203336号公
報に示されたような、遷移金属元素の酸化物を触媒成分
として担持した脱臭フィルターと、銀もしくは銀化合物
を含む無機系素材を担持した抗菌用フィルターとを対
向、組み合わせて構成した脱臭抗菌装置を、冷蔵室の空
気循環風路中にバイパス回路を設け設置したものがあ
る。
にしたものとして、例えば特開平5−203336号公
報に示されたような、遷移金属元素の酸化物を触媒成分
として担持した脱臭フィルターと、銀もしくは銀化合物
を含む無機系素材を担持した抗菌用フィルターとを対
向、組み合わせて構成した脱臭抗菌装置を、冷蔵室の空
気循環風路中にバイパス回路を設け設置したものがあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような遷移金属元素の酸化物を触媒成分として担持した
脱臭フィルターと銀もしくは銀化合物を含む無機系無機
系素材を担持した抗菌フィルターとを対向、組み合わせ
る構成では、構成上複雑となり、また両フィルターを組
み合わせることによる風路抵抗が増加し、実際、臭気を
含んだ庫内空気は風路抵抗の大きな脱臭抗菌装置を通過
せずバイパス回路を通過するため脱臭抗菌効果が得られ
ないという問題がある。
ような遷移金属元素の酸化物を触媒成分として担持した
脱臭フィルターと銀もしくは銀化合物を含む無機系無機
系素材を担持した抗菌フィルターとを対向、組み合わせ
る構成では、構成上複雑となり、また両フィルターを組
み合わせることによる風路抵抗が増加し、実際、臭気を
含んだ庫内空気は風路抵抗の大きな脱臭抗菌装置を通過
せずバイパス回路を通過するため脱臭抗菌効果が得られ
ないという問題がある。
【0006】したがって、本発明は上記課題を解決する
もので、風路抵抗の小さな、構造上極めて簡単な高性能
の脱臭抗菌装置、および脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫を
提供することを目的としている。
もので、風路抵抗の小さな、構造上極めて簡単な高性能
の脱臭抗菌装置、および脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、酸化物担体上に、少なくとも遷移金属元素
の酸化物と活性アルミナとシリカとゼオライトと遷移金
属によりイオン交換された多孔質物質とからなる脱臭抗
菌触媒を、担持させて脱臭抗菌装置を構成するのであ
る。
に本発明は、酸化物担体上に、少なくとも遷移金属元素
の酸化物と活性アルミナとシリカとゼオライトと遷移金
属によりイオン交換された多孔質物質とからなる脱臭抗
菌触媒を、担持させて脱臭抗菌装置を構成するのであ
る。
【0008】なお、この場合の酸化物担体としては、例
えばコーディエライトまたはアルミナよりなるハニカム
構造体とすることが好ましい。
えばコーディエライトまたはアルミナよりなるハニカム
構造体とすることが好ましい。
【0009】さらに、この脱臭抗菌装置を冷蔵庫の冷気
循環風路中に装着する場合は、冷気循環風路の壁面との
間にバイパス風路を形成することが好ましい。
循環風路中に装着する場合は、冷気循環風路の壁面との
間にバイパス風路を形成することが好ましい。
【0010】
【作用】この構成によって、悪臭成分を含む空気は、脱
臭抗菌装置を通過する際、脱臭抗菌触媒層中の吸着剤と
して働く活性アルミナとシリカとゼオライトに吸着さ
れ、吸着された物質は、すみやかに遷移金属元素の酸化
物の触媒作用により臭気強度の低い物質に変化もしくは
無臭化される。また、空気中を浮遊する細菌やかびの胞
子は、脱臭抗菌装置を通過する際に、脱臭抗菌触媒層中
の遷移金属によりイオン交換された多孔質物質により除
菌される。したがって、安価で機構が極めて簡単でしか
も長期にわたりメンテナンスの必要としない高性能の脱
臭抗菌装置を得ることができる。
臭抗菌装置を通過する際、脱臭抗菌触媒層中の吸着剤と
して働く活性アルミナとシリカとゼオライトに吸着さ
れ、吸着された物質は、すみやかに遷移金属元素の酸化
物の触媒作用により臭気強度の低い物質に変化もしくは
無臭化される。また、空気中を浮遊する細菌やかびの胞
子は、脱臭抗菌装置を通過する際に、脱臭抗菌触媒層中
の遷移金属によりイオン交換された多孔質物質により除
菌される。したがって、安価で機構が極めて簡単でしか
も長期にわたりメンテナンスの必要としない高性能の脱
臭抗菌装置を得ることができる。
【0011】また、酸化物担体を、コーディエライトよ
りなるハニカム構造体とすることにより、風路抵抗が少
なく、安価で破壊強度の大きい脱臭抗菌装置とすること
ができる。
りなるハニカム構造体とすることにより、風路抵抗が少
なく、安価で破壊強度の大きい脱臭抗菌装置とすること
ができる。
【0012】また、酸化物担体を、アルミナよりなるハ
ニカム構造体とすることにより、風路抵抗が少なく、軽
量で強固な担体とすることができ、またアルミナの高吸
水性の面から脱臭抗菌触媒層を浸漬により設ける場合、
浸漬回数を減らすことができ脱臭抗菌装置の製造コスト
が低減でき、また、アルミナ自体比表面積が大きいこと
よりアルミナ担体の臭気吸着能力も活かすことができ
る。
ニカム構造体とすることにより、風路抵抗が少なく、軽
量で強固な担体とすることができ、またアルミナの高吸
水性の面から脱臭抗菌触媒層を浸漬により設ける場合、
浸漬回数を減らすことができ脱臭抗菌装置の製造コスト
が低減でき、また、アルミナ自体比表面積が大きいこと
よりアルミナ担体の臭気吸着能力も活かすことができ
る。
【0013】また、脱臭抗菌装置を冷蔵庫の冷気循環風
路中に装着する際に、冷気循環風路の壁面との間にバイ
パス風路を形成することにより、脱臭抗菌装置が目詰ま
りを起こしたとしても、冷気をバイパス風路を通して循
環させることができる。
路中に装着する際に、冷気循環風路の壁面との間にバイ
パス風路を形成することにより、脱臭抗菌装置が目詰ま
りを起こしたとしても、冷気をバイパス風路を通して循
環させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例の脱臭抗菌装置付
冷蔵庫の要部縦断面図である。図1において、1は冷蔵
庫であり、2は冷凍室、3は冷凍室の扉、4は冷蔵室、
5は冷蔵室の扉である。6は冷気循環用のファンであ
り、7は冷気循環用ファンを動かすモータであり、8は
エバポレータである。また9は冷蔵室内の冷気循環風路
であり、Aは冷気戻り吸い込み口である。10は冷気循
環風路9に装着された脱臭抗菌装置であり、風路抵抗を
少なくするためハニカム構造にしている。
冷蔵庫の要部縦断面図である。図1において、1は冷蔵
庫であり、2は冷凍室、3は冷凍室の扉、4は冷蔵室、
5は冷蔵室の扉である。6は冷気循環用のファンであ
り、7は冷気循環用ファンを動かすモータであり、8は
エバポレータである。また9は冷蔵室内の冷気循環風路
であり、Aは冷気戻り吸い込み口である。10は冷気循
環風路9に装着された脱臭抗菌装置であり、風路抵抗を
少なくするためハニカム構造にしている。
【0016】図2は冷気循環風路9に装着するハニカム
状の脱臭抗菌装置10の外観斜視図であり、冷蔵庫庫内
の冷気は図2の矢印C方向に流れる。
状の脱臭抗菌装置10の外観斜視図であり、冷蔵庫庫内
の冷気は図2の矢印C方向に流れる。
【0017】図3は図1のB−B線断面図である。図3
において、20は脱臭抗菌装置10を固定する外枠であ
り、21は冷気循環風路9の壁面である。22は脱臭抗
菌装置10と冷気循環風路9の壁面21との間に形成さ
れたバイパス風路であり、何らかの原因で脱臭抗菌装置
10が目詰まりを起こした場合に、バイパス22を介し
て冷気を循環させるようにしている。
において、20は脱臭抗菌装置10を固定する外枠であ
り、21は冷気循環風路9の壁面である。22は脱臭抗
菌装置10と冷気循環風路9の壁面21との間に形成さ
れたバイパス風路であり、何らかの原因で脱臭抗菌装置
10が目詰まりを起こした場合に、バイパス22を介し
て冷気を循環させるようにしている。
【0018】図4は脱臭抗菌装置の表面の脱臭抗菌触媒
層を示す概略図である。図4において、11は脱臭抗菌
作用をつかさどる脱臭抗菌触媒層であり、少なくとも遷
移金属元素の酸化物、例えばMn,Fe,Co,Ni,
Cu,Cr,Pt,Pd等の単独又はそれらの組み合わ
せと、活性アルミナと、シリカと、ゼオライトと、遷移
金属、例えばCuによりゼオライトのようなSiやAl
やNa等の酸化物を主成分とした多孔質物質のNaの一
部を置換した銅イオン交換多孔質物質との混合溶液に、
ハニカム状の酸化物担体12を浸漬、焼成して酸化物担
体12上に形成したものである。
層を示す概略図である。図4において、11は脱臭抗菌
作用をつかさどる脱臭抗菌触媒層であり、少なくとも遷
移金属元素の酸化物、例えばMn,Fe,Co,Ni,
Cu,Cr,Pt,Pd等の単独又はそれらの組み合わ
せと、活性アルミナと、シリカと、ゼオライトと、遷移
金属、例えばCuによりゼオライトのようなSiやAl
やNa等の酸化物を主成分とした多孔質物質のNaの一
部を置換した銅イオン交換多孔質物質との混合溶液に、
ハニカム状の酸化物担体12を浸漬、焼成して酸化物担
体12上に形成したものである。
【0019】なお、この混合溶液をハニカム状の酸化物
担体12に塗布コート、焼成して脱臭抗菌触媒層11を
形成させてもよい。
担体12に塗布コート、焼成して脱臭抗菌触媒層11を
形成させてもよい。
【0020】この構成により、冷蔵庫庫内を循環する悪
臭成分を含む空気は、脱臭抗菌装置10を通過する際、
脱臭抗菌触媒層11中の吸着剤として働く活性アルミナ
とシリカとゼオライトに吸着され、吸着された物質は、
すみやかに遷移金属元素の酸化物の触媒作用により臭気
強度の低い物質に変化もしくは無臭化される。また、空
気中を浮遊する細菌やかびの胞子は、脱臭抗菌装置10
を通過する際に、脱臭抗菌触媒層11中の遷移金属によ
りイオン交換された多孔質物質の抗菌作用により除菌さ
れる。
臭成分を含む空気は、脱臭抗菌装置10を通過する際、
脱臭抗菌触媒層11中の吸着剤として働く活性アルミナ
とシリカとゼオライトに吸着され、吸着された物質は、
すみやかに遷移金属元素の酸化物の触媒作用により臭気
強度の低い物質に変化もしくは無臭化される。また、空
気中を浮遊する細菌やかびの胞子は、脱臭抗菌装置10
を通過する際に、脱臭抗菌触媒層11中の遷移金属によ
りイオン交換された多孔質物質の抗菌作用により除菌さ
れる。
【0021】以上のように、少なくとも遷移金属元素の
酸化物と活性アルミナとシリカとゼオライトと遷移金属
によりイオン交換された多孔質物質とからなる脱臭抗菌
触媒層11をハニカム状の酸化物担体12に担持した脱
臭抗菌装置10を、冷蔵室内の冷気循環風路9に装着す
ることにより、風路抵抗が少なく、安価で機構が極めて
簡単でしかも長期にわたりメンテナンスの必要としない
高性能の脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫を提供することが
できる。
酸化物と活性アルミナとシリカとゼオライトと遷移金属
によりイオン交換された多孔質物質とからなる脱臭抗菌
触媒層11をハニカム状の酸化物担体12に担持した脱
臭抗菌装置10を、冷蔵室内の冷気循環風路9に装着す
ることにより、風路抵抗が少なく、安価で機構が極めて
簡単でしかも長期にわたりメンテナンスの必要としない
高性能の脱臭抗菌装置を備えた冷蔵庫を提供することが
できる。
【0022】なお、脱臭抗菌装置10を冷気循環風路9
の冷気戻り吸い込み口Aに装着した場合も同様の効果が
あることは言うまでもない。
の冷気戻り吸い込み口Aに装着した場合も同様の効果が
あることは言うまでもない。
【0023】また、ハニカム状の酸化物担体12を、コ
ーディエライトで構成すると、ハニカム状の酸化物担体
12は、上記混合溶液に侵されることなく脱臭抗菌触媒
層11を強固に形成し、破壊強度の大きい脱臭抗菌装置
とすることができる。
ーディエライトで構成すると、ハニカム状の酸化物担体
12は、上記混合溶液に侵されることなく脱臭抗菌触媒
層11を強固に形成し、破壊強度の大きい脱臭抗菌装置
とすることができる。
【0024】また、ハニカム状の酸化物担体12を、ア
ルミナで構成すると、ハニカム状の酸化物担体12は、
上記混合溶液に侵されることなく脱臭抗菌触媒層11を
強固に形成することができ、アルミナ自体吸水率が大き
いので混合溶液への浸漬回数を少なくでき、脱臭抗菌装
置の製造コストが低減できる。またアルミナは、比表面
積が大きいのでアルミナ担体の臭気吸着能力を活かすこ
とができる。
ルミナで構成すると、ハニカム状の酸化物担体12は、
上記混合溶液に侵されることなく脱臭抗菌触媒層11を
強固に形成することができ、アルミナ自体吸水率が大き
いので混合溶液への浸漬回数を少なくでき、脱臭抗菌装
置の製造コストが低減できる。またアルミナは、比表面
積が大きいのでアルミナ担体の臭気吸着能力を活かすこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、酸化物担体上
に、少なくとも遷移金属元素の酸化物と活性アルミナと
シリカとゼオライトと遷移金属によりイオン交換された
多孔質物質とからなる脱臭抗菌触媒を担持させて脱臭抗
菌装置を構成するので、悪臭成分は、脱臭抗菌触媒層中
の吸着剤として働く活性アルミナとシリカとゼオライト
に吸着され、吸着された物質はすみやかに遷移金属元素
の酸化物の触媒作用により臭気強度の低い物質に変化も
しくは無臭化され、また、空気中を浮遊する細菌やかび
の胞子は、脱臭抗菌触媒層中の遷移金属によりイオン交
換された多孔質物質により除菌される。したがって、安
価で機構が極めて簡単でしかも長期にわたりメンテナン
スの必要としない高性能の脱臭抗菌装置を得ることがで
きる。
に、少なくとも遷移金属元素の酸化物と活性アルミナと
シリカとゼオライトと遷移金属によりイオン交換された
多孔質物質とからなる脱臭抗菌触媒を担持させて脱臭抗
菌装置を構成するので、悪臭成分は、脱臭抗菌触媒層中
の吸着剤として働く活性アルミナとシリカとゼオライト
に吸着され、吸着された物質はすみやかに遷移金属元素
の酸化物の触媒作用により臭気強度の低い物質に変化も
しくは無臭化され、また、空気中を浮遊する細菌やかび
の胞子は、脱臭抗菌触媒層中の遷移金属によりイオン交
換された多孔質物質により除菌される。したがって、安
価で機構が極めて簡単でしかも長期にわたりメンテナン
スの必要としない高性能の脱臭抗菌装置を得ることがで
きる。
【0026】また、酸化物担体をコーディエライトより
なるハニカム構造体とすることにより、風路抵抗が少な
く安価で破壊強度の大きい脱臭抗菌装置とすることがで
きる。
なるハニカム構造体とすることにより、風路抵抗が少な
く安価で破壊強度の大きい脱臭抗菌装置とすることがで
きる。
【0027】また、酸化物担体をアルミナよりなるハニ
カム構造体とすることにより、風路抵抗が少なく、軽量
で強固な担体とすることができ、またアルミナの高吸水
性の面から脱臭抗菌触媒層を浸漬により設ける場合、浸
漬回数を減らすことができ脱臭抗菌装置の製造コストが
低減でき、また、アルミナ自体比表面積が大きいことよ
り、アルミナ担体の臭気吸着能力を活かすことができ
る。
カム構造体とすることにより、風路抵抗が少なく、軽量
で強固な担体とすることができ、またアルミナの高吸水
性の面から脱臭抗菌触媒層を浸漬により設ける場合、浸
漬回数を減らすことができ脱臭抗菌装置の製造コストが
低減でき、また、アルミナ自体比表面積が大きいことよ
り、アルミナ担体の臭気吸着能力を活かすことができ
る。
【0028】また、脱臭抗菌装置を冷蔵庫の冷気循環風
路中に装着する際に、冷気循環風路の壁面との間にバイ
パス風路を形成することにより、脱臭抗菌装置が目詰ま
りを起こしたとしても、冷気をバイパス風路を通して循
環させることができる。
路中に装着する際に、冷気循環風路の壁面との間にバイ
パス風路を形成することにより、脱臭抗菌装置が目詰ま
りを起こしたとしても、冷気をバイパス風路を通して循
環させることができる。
【図1】本発明の一実施例における脱臭抗菌装置を装着
した冷蔵庫の要部縦断面図
した冷蔵庫の要部縦断面図
【図2】同実施例における脱臭抗菌装置の外観斜視図
【図3】図1のB−B線要部拡大断面図
【図4】同実施例における脱臭抗菌装置の表面の脱臭抗
菌層を示す概略断面図
菌層を示す概略断面図
【符号の説明】 1 冷蔵庫 9 冷気循環風路 10 脱臭抗菌装置 11 脱臭抗菌触媒層 12 酸化物担体 21 冷気循環風路の壁面 22 バイパス風路
フロントページの続き (72)発明者 松永 正美 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも遷移金属元素の酸化物と活性
アルミナとシリカとゼオライトと遷移金属によりイオン
交換された多孔質物質とからなる脱臭抗菌触媒を酸化物
担体に担持した脱臭抗菌装置。 - 【請求項2】 酸化物担体がコーディエライトよりなる
ハニカム構造体であることを特徴とする請求項1記載の
脱臭抗菌装置。 - 【請求項3】 酸化物担体がアルミナよりなるハニカム
構造体であることを特徴とする請求項1記載の脱臭抗菌
装置。 - 【請求項4】 少なくとも遷移金属元素の酸化物と活性
アルミナとシリカとゼオライトと遷移金属によりイオン
交換された多孔質物質とからなる脱臭抗菌触媒を酸化物
担体に担持したハニカム構造体の脱臭抗菌装置を、冷気
循環風路中に前記冷気循環風路の壁面との間にバイパス
風路を形成するように装着した冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17182095A JPH0926256A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 脱臭抗菌装置と冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17182095A JPH0926256A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 脱臭抗菌装置と冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0926256A true JPH0926256A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=15930351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17182095A Pending JPH0926256A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 脱臭抗菌装置と冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0926256A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003038355A1 (fr) * | 2001-11-01 | 2003-05-08 | Abi Co.,Ltd. | Appareil et procede de congelation de grande efficacite |
US7389782B2 (en) * | 2002-06-04 | 2008-06-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Dishwasher and method of controlling the same |
CN102374739A (zh) * | 2010-08-09 | 2012-03-14 | 日立空调·家用电器株式会社 | 冰箱 |
-
1995
- 1995-07-07 JP JP17182095A patent/JPH0926256A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003038355A1 (fr) * | 2001-11-01 | 2003-05-08 | Abi Co.,Ltd. | Appareil et procede de congelation de grande efficacite |
US7389782B2 (en) * | 2002-06-04 | 2008-06-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Dishwasher and method of controlling the same |
CN102374739A (zh) * | 2010-08-09 | 2012-03-14 | 日立空调·家用电器株式会社 | 冰箱 |
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Legal Events
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