JP2642609B2 - 経編地を製造する方法、この方法を実施する経編機、及び経編地 - Google Patents
経編地を製造する方法、この方法を実施する経編機、及び経編地Info
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- D04B27/10—Devices for supplying, feeding, or guiding threads to needles
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- D04B27/32—Thread guide bar assemblies with independently-movable thread guides controlled by Jacquard mechanisms
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- Textile Engineering (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明の１つは、経編機で経編地
を製造する方法であって、少なくとも１枚のガイドバー
のガイドニードルがガイドバーのオーバラップのための
ショギング動作及びアンダラップのためのショギング動
作を補足して１針ピッチだけ変位可能であり、各編成サ
イクルにおいて編み柄に依存してガイドニードルの選択
が予め行われ、アンダラップのためのショギング動作の
間にこれらのガイドニードルが変位される経編地の製造
方法に関する。本発明の他の１つは、更に、この方法を
実施する経編機であって、ショギング動作制御装置によ
って全体としてショギング動作可能、且つそのガイドニ
ードルがガイドニードル制御装置によって個々に１針ピ
ッチだけショギング動作可能な少なくとも１枚のガイド
バーと、各編成サイクルにおいて編み柄に依存してガイ
ドニードルの選択を予めおこない、アンダラップのため
のショギング動作の間にガイドニードル制御装置によっ
てこれらのガイドニードルを変位可能とするプログラム
発生器を備えた経編機に関する。本発明の他の１つは、
更に、前記方法に従って、又は前記経編機で製造される
経編地であって、１つの基布と少なくとも１つの糸系と
を有しており、この糸系が相互に異なるように給糸され
る柄糸からなり、これらの柄糸が針ピッチｎ、ｎ＋１及
びｎ−１のアンダラップを有する経編地に関する。
を製造する方法であって、少なくとも１枚のガイドバー
のガイドニードルがガイドバーのオーバラップのための
ショギング動作及びアンダラップのためのショギング動
作を補足して１針ピッチだけ変位可能であり、各編成サ
イクルにおいて編み柄に依存してガイドニードルの選択
が予め行われ、アンダラップのためのショギング動作の
間にこれらのガイドニードルが変位される経編地の製造
方法に関する。本発明の他の１つは、更に、この方法を
実施する経編機であって、ショギング動作制御装置によ
って全体としてショギング動作可能、且つそのガイドニ
ードルがガイドニードル制御装置によって個々に１針ピ
ッチだけショギング動作可能な少なくとも１枚のガイド
バーと、各編成サイクルにおいて編み柄に依存してガイ
ドニードルの選択を予めおこない、アンダラップのため
のショギング動作の間にガイドニードル制御装置によっ
てこれらのガイドニードルを変位可能とするプログラム
発生器を備えた経編機に関する。本発明の他の１つは、
更に、前記方法に従って、又は前記経編機で製造される
経編地であって、１つの基布と少なくとも１つの糸系と
を有しており、この糸系が相互に異なるように給糸され
る柄糸からなり、これらの柄糸が針ピッチｎ、ｎ＋１及
びｎ−１のアンダラップを有する経編地に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】このよ
うな先行技術は、ジャカード制御装置を備えた通常の経
編機から明らかとなる。ドイツ特許公報第 40 20 550号
の図３から読み取ることができるように、ジャカード・
ガイドニードルは付属のガイドバーのアンダラップのた
めのショギング動作の間に付加的に１針ピッチだけショ
ギング動作することができる。ガイドバーのショギング
動作がデンビ編組織を編成する場合、或る反転箇所又は
別の反転箇所でガイドニードルを変位させることによっ
て鎖編組織又はプレーンコード組織も達成することがで
きる。しかし、これらの編成は、ジャカード・ガイドニ
ードルの柄出しの可能性の全てではない。一般的に述べ
るなら、針ピッチｎのアンダラップのためのショギング
動作のとき針ピッチｎ、ｎ＋１、ｎ−１の３種類の組織
を達成することができる。
うな先行技術は、ジャカード制御装置を備えた通常の経
編機から明らかとなる。ドイツ特許公報第 40 20 550号
の図３から読み取ることができるように、ジャカード・
ガイドニードルは付属のガイドバーのアンダラップのた
めのショギング動作の間に付加的に１針ピッチだけショ
ギング動作することができる。ガイドバーのショギング
動作がデンビ編組織を編成する場合、或る反転箇所又は
別の反転箇所でガイドニードルを変位させることによっ
て鎖編組織又はプレーンコード組織も達成することがで
きる。しかし、これらの編成は、ジャカード・ガイドニ
ードルの柄出しの可能性の全てではない。一般的に述べ
るなら、針ピッチｎのアンダラップのためのショギング
動作のとき針ピッチｎ、ｎ＋１、ｎ−１の３種類の組織
を達成することができる。
【０００３】本発明の課題は、柄出しの多様性を拡充す
ることにある。
ることにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用】この課題は、製
造方法に関しては、各編成サイクルにおいて編み柄に依
存してガイドニードルの第２の選択が予め行われ、オー
バラップのためのショギング動作の間にこれらのガイド
ニードルが変位されることによって解決される。
造方法に関しては、各編成サイクルにおいて編み柄に依
存してガイドニードルの第２の選択が予め行われ、オー
バラップのためのショギング動作の間にこれらのガイド
ニードルが変位されることによって解決される。
【０００５】各編成サイクルにおいてガイドニードルの
変位を２度おこなうことによって、付加的な組織を編成
することの可能性が得られる。１針ピッチの通常のオー
バラップのためのショギング動作を基礎とするなら、こ
のオーバラップのショギング動作はガイドニードルの変
位によって補償することができ、糸は結合されるのでな
く浮かし編として延び、又は倍化され、こうして二目編
が得られる。しかし、ガイドバーを利用して２針ピッチ
以上のオーバラップのためのショギング動作をおこな
い、個々のガイドニードルの適宜な変位によってこのシ
ョギング動作を短縮し又は１針ピッチだけ延長すること
もできる。
変位を２度おこなうことによって、付加的な組織を編成
することの可能性が得られる。１針ピッチの通常のオー
バラップのためのショギング動作を基礎とするなら、こ
のオーバラップのショギング動作はガイドニードルの変
位によって補償することができ、糸は結合されるのでな
く浮かし編として延び、又は倍化され、こうして二目編
が得られる。しかし、ガイドバーを利用して２針ピッチ
以上のオーバラップのためのショギング動作をおこな
い、個々のガイドニードルの適宜な変位によってこのシ
ョギング動作を短縮し又は１針ピッチだけ延長すること
もできる。
【０００６】特に好ましくは、ガイドニードルが他方の
端位置へ変位するべく選択されるまで、ガイドニードル
が２つの端位置のいずれか一方の端位置に留まる。これ
は、各編成サイクルにおいてまず出発位置に運ばれてそ
こから変位されるようになったジャカードガイドニード
ルの通常の駆動とは異なる。他方で、変位をおこなうの
が実際に望ましいときにのみガイドニードルを操作する
と、駆動時間をかなり短縮することができる。これは、
高速経編機において、１編成サイクルの内部でガイドニ
ードルが１回変位可能であるだけでなく２回変位可能と
すべき場合に有利である。
端位置へ変位するべく選択されるまで、ガイドニードル
が２つの端位置のいずれか一方の端位置に留まる。これ
は、各編成サイクルにおいてまず出発位置に運ばれてそ
こから変位されるようになったジャカードガイドニード
ルの通常の駆動とは異なる。他方で、変位をおこなうの
が実際に望ましいときにのみガイドニードルを操作する
と、駆動時間をかなり短縮することができる。これは、
高速経編機において、１編成サイクルの内部でガイドニ
ードルが１回変位可能であるだけでなく２回変位可能と
すべき場合に有利である。
【０００７】機械工学上、前記課題は、プログラム発生
器が各編成サイクルにおいてガイドニードルの第２の選
択を予め行い、オーバラップのためのショギング動作の
間にガイドニードル制御装置によってこれらのガイドニ
ードルを変位可能とすることによって解決される。
器が各編成サイクルにおいてガイドニードルの第２の選
択を予め行い、オーバラップのためのショギング動作の
間にガイドニードル制御装置によってこれらのガイドニ
ードルを変位可能とすることによって解決される。
【０００８】プログラム発生器は、周知の如くに機械式
に、例えばパンチカードを使って作動させることができ
るが、好ましくは電気式に構成し、データ記憶装置を備
え、この記憶装置から各編成サイクルにおいてデータの
組合されたものが２度呼び出される。これは、各変位が
編成サイクルにおいて相互に明確に離れて行われるの
で、何らの問題も生じない。
に、例えばパンチカードを使って作動させることができ
るが、好ましくは電気式に構成し、データ記憶装置を備
え、この記憶装置から各編成サイクルにおいてデータの
組合されたものが２度呼び出される。これは、各変位が
編成サイクルにおいて相互に明確に離れて行われるの
で、何らの問題も生じない。
【０００９】ガイドニードル制御装置が、変位可能なガ
イドニードルを担持する各１つの圧電曲げ変換器を有し
ていると、特に好ましいことが判明した。可動部品は曲
げ変換器とガイドニードルとに限定される。この場合、
質量が小さいので、ガイドニードルを迅速に操作するこ
とができる。その結果、高速経編機の場合にも２回の柄
出しのための選択が可能である。圧電曲げ変換器によっ
て担持されるガイドニードルは、それ自体、欧州公開特
許公報第 583 631号により公知である。
イドニードルを担持する各１つの圧電曲げ変換器を有し
ていると、特に好ましいことが判明した。可動部品は曲
げ変換器とガイドニードルとに限定される。この場合、
質量が小さいので、ガイドニードルを迅速に操作するこ
とができる。その結果、高速経編機の場合にも２回の柄
出しのための選択が可能である。圧電曲げ変換器によっ
て担持されるガイドニードルは、それ自体、欧州公開特
許公報第 583 631号により公知である。
【００１０】好ましい１実施態様では、圧電曲げ変換器
が、電圧を保持するコンデンサとして設計され、ガイド
ニードル制御装置が電気パルス発生器を有し、この発生
器が、プログラム発生器に依存して電気パルスを、選択
されたガイドニードルの曲げ変換器に与える。そのた
め、ガイドニードルを所望のとおりに変位させるのに、
一層短いパルスで間に合う。このように新たに変位した
位置は、コンデンサ効果の故に、逆の端側へ変位させる
ための新たなパルスが供給されるまで、維持される。
が、電圧を保持するコンデンサとして設計され、ガイド
ニードル制御装置が電気パルス発生器を有し、この発生
器が、プログラム発生器に依存して電気パルスを、選択
されたガイドニードルの曲げ変換器に与える。そのた
め、ガイドニードルを所望のとおりに変位させるのに、
一層短いパルスで間に合う。このように新たに変位した
位置は、コンデンサ効果の故に、逆の端側へ変位させる
ための新たなパルスが供給されるまで、維持される。
【００１１】冒頭に述べた種類の経編地において、前記
課題は、本発明によれば、柄糸が付加的に浮かし編及び
／又は二目編として延びていることによって解決され
る。このことから、従来の３種類のみの編組織とは異な
り、いまや５種類の編組織が得られる。
課題は、本発明によれば、柄糸が付加的に浮かし編及び
／又は二目編として延びていることによって解決され
る。このことから、従来の３種類のみの編組織とは異な
り、いまや５種類の編組織が得られる。
【００１２】最も簡単な実施例では、１つの糸系の柄糸
がプレーンコード、デンビ編、鎖編、浮かし編及び／又
は二目編として給糸される。
がプレーンコード、デンビ編、鎖編、浮かし編及び／又
は二目編として給糸される。
【００１３】
【実施例】以下、図面に示した好ましい実施例に基づい
て本発明を詳しく説明する。
て本発明を詳しく説明する。
【００１４】図１に略示された経編機１が１列の編針２
と３列のガイドニードル３、４、５とを有し、これらの
ガイドニードル３、４、５が編針２の間をスイングす
る。ガイドニードル３、４、５はそれぞれ１枚のガイド
バー６、７、８に取付けられており、これらのガイドバ
ー６、７、８は、所望のアンダラップのためのショギン
グ動作及びオーバラップのためのショギング動作を生じ
させるために、周知のとおりショギング動作制御装置９
によってその長手軸方向に、つまり図示平面に対して垂
直方向に、往復動可能である。ガイドニードル３のピッ
チは編針２のピッチと同じである。ガイドニードル４、
５はそれぞれ編針２の２倍のピッチを有し、相互に空隙
を有する。更に、ガイドニードル４、５はガイドニード
ル制御装置10によってそれぞれ１編針ピッチだけ変位可
能である。
と３列のガイドニードル３、４、５とを有し、これらの
ガイドニードル３、４、５が編針２の間をスイングす
る。ガイドニードル３、４、５はそれぞれ１枚のガイド
バー６、７、８に取付けられており、これらのガイドバ
ー６、７、８は、所望のアンダラップのためのショギン
グ動作及びオーバラップのためのショギング動作を生じ
させるために、周知のとおりショギング動作制御装置９
によってその長手軸方向に、つまり図示平面に対して垂
直方向に、往復動可能である。ガイドニードル３のピッ
チは編針２のピッチと同じである。ガイドニードル４、
５はそれぞれ編針２の２倍のピッチを有し、相互に空隙
を有する。更に、ガイドニードル４、５はガイドニード
ル制御装置10によってそれぞれ１編針ピッチだけ変位可
能である。
【００１５】このガイドニードル制御装置10は各ガイド
ニードル４、５ごとに圧電曲げ変換器11、12を有してお
り、これらの変換器11、12は電気制御線13、14を介して
駆動可能になっている。これらの制御線13、14は信号を
伝達するためにパルス発生器15、16の出力端と接続され
ている。柄記憶装置18に接続されたプログラム発生器17
が経編機の主軸19の回転角度位置に依存して柄データ
（編み柄に関するデータ）をパルス発生器15、16に送
り、それを受けてパルス発生器15、16は、それぞれ、適
宜な電気パルスを出力することによって、選択された数
の曲げ変換器を動作させる。このために、プログラム発
生器17は、主軸19に付属した回転角度計20によって、プ
ログラム発生器17が正しい時期に柄データを出力するよ
うに、駆動される。
ニードル４、５ごとに圧電曲げ変換器11、12を有してお
り、これらの変換器11、12は電気制御線13、14を介して
駆動可能になっている。これらの制御線13、14は信号を
伝達するためにパルス発生器15、16の出力端と接続され
ている。柄記憶装置18に接続されたプログラム発生器17
が経編機の主軸19の回転角度位置に依存して柄データ
（編み柄に関するデータ）をパルス発生器15、16に送
り、それを受けてパルス発生器15、16は、それぞれ、適
宜な電気パルスを出力することによって、選択された数
の曲げ変換器を動作させる。このために、プログラム発
生器17は、主軸19に付属した回転角度計20によって、プ
ログラム発生器17が正しい時期に柄データを出力するよ
うに、駆動される。
【００１６】図２によれば、ガイドニードル５は、ガイ
ドニードル４と同様に、条片状（ストリップ状）曲げ変
換器12に接続されており、この曲げ変換器12は上端が保
持装置21と櫛状部材22とによってガイドバー８の支持体
23に固着されている。図３に示すように電圧パルスが印
加されることによって、図２に示すガイドニードル５
は、支持体23のストッパー24によって限定された右端位
置又は左端位置に移動する。
ドニードル４と同様に、条片状（ストリップ状）曲げ変
換器12に接続されており、この曲げ変換器12は上端が保
持装置21と櫛状部材22とによってガイドバー８の支持体
23に固着されている。図３に示すように電圧パルスが印
加されることによって、図２に示すガイドニードル５
は、支持体23のストッパー24によって限定された右端位
置又は左端位置に移動する。
【００１７】かかる曲げ変換器12の１実施態様を図３に
示す。両側に電極26、27となる導電性表面を有する電気
絶縁材、例えばガラス繊維強化プラスチックからなる支
持条片25が、両側に圧電膜28、29を備えており、この圧
電膜28、29は、それ自体、電極30又は31で覆われてい
る。パルス発生器16は、支持条片25の電極30、31である
導電性表面に接続された１つの接地出力端32と、選択的
に上記電極26又は27に接続することのできる１つのパル
ス出力端33とを有する。このために幾つかの切換えの可
能性を有し、図３では２極３位置スイッチ34によってそ
れらが象徴されているが、実際には電子回路によって実
現される。図示されたスイッチ位置ａのとき電圧パルス
が左側電極26に印加され、左側の圧電膜が電界に曝され
ており、同時に右側電極27は接地される。その結果、支
持条片25が、従ってガイドニードル５が、左方向に曲が
る。圧電膜28、29がその片側にある電極26、27と反対側
にある導電性表面からなる電極30又は31とでコンデンサ
を形成し、スイッチ34が位置ｂでこのコンデンサがその
電圧を維持して、ガイドニードル５もその位置を変えな
いので、短いパルスで間に合う。ガイドニードル５を別
の端位置に切換えるために、スイッチ34が位置ｃに移動
すると、短いパルスによって右側の圧電膜29に電界が印
加される一方、反対側の電極26が接地され、これによ
り、左側の電界が消える。
示す。両側に電極26、27となる導電性表面を有する電気
絶縁材、例えばガラス繊維強化プラスチックからなる支
持条片25が、両側に圧電膜28、29を備えており、この圧
電膜28、29は、それ自体、電極30又は31で覆われてい
る。パルス発生器16は、支持条片25の電極30、31である
導電性表面に接続された１つの接地出力端32と、選択的
に上記電極26又は27に接続することのできる１つのパル
ス出力端33とを有する。このために幾つかの切換えの可
能性を有し、図３では２極３位置スイッチ34によってそ
れらが象徴されているが、実際には電子回路によって実
現される。図示されたスイッチ位置ａのとき電圧パルス
が左側電極26に印加され、左側の圧電膜が電界に曝され
ており、同時に右側電極27は接地される。その結果、支
持条片25が、従ってガイドニードル５が、左方向に曲が
る。圧電膜28、29がその片側にある電極26、27と反対側
にある導電性表面からなる電極30又は31とでコンデンサ
を形成し、スイッチ34が位置ｂでこのコンデンサがその
電圧を維持して、ガイドニードル５もその位置を変えな
いので、短いパルスで間に合う。ガイドニードル５を別
の端位置に切換えるために、スイッチ34が位置ｃに移動
すると、短いパルスによって右側の圧電膜29に電界が印
加される一方、反対側の電極26が接地され、これによ
り、左側の電界が消える。
【００１８】図４に図示された編組織図はガイドニード
ル５によって給糸される糸を示す。
ル５によって給糸される糸を示す。
【００１９】これの図において、点（ドット）は編針２
を表す通常の図示手法を採っている。
を表す通常の図示手法を採っている。
【００２０】ラインＩ〜XVにおいて下から上へと編針の
連続的動作が描かれる。編針の下のコースはアンダラッ
プのためのショギング動作を、又編針の上のコースはオ
ーバラップのためのショギング動作を表している。公知
のように、糸はアンダラップのためのショギング動作の
とき編針の背を通って案内され、オーバラップのための
ショギング動作のときには編針の前を通って案内され
る。
連続的動作が描かれる。編針の下のコースはアンダラッ
プのためのショギング動作を、又編針の上のコースはオ
ーバラップのためのショギング動作を表している。公知
のように、糸はアンダラップのためのショギング動作の
とき編針の背を通って案内され、オーバラップのための
ショギング動作のときには編針の前を通って案内され
る。
【００２１】部分ｔ、ｖ、ｘでは太い実線で示した実際
の編組織に一致し又残りの部分では細い破線で示される
ように、ストッパー24（図２参照）の左面によって定ま
った右端位置にすべてのガイドニードル５があるとき
に、ショギング動作制御装置９によって引き起こされる
ガイドバーのショギング動作は、デンビ編組織の形の地
組織をもたらすものと仮定する。アンダラップのための
ショギング動作も、オーバラップのためのショギング動
作も、ストッパー24の右面によって定まる左端位置にガ
イドニードル５を変位させることによって、変更するこ
とができる。このことが、太い破線で示した運動経過を
もたらす針ラインIII 、IV、VI、VII 、XII 、XIV での
ラッピング動作を示す矢印によって図示されている。ア
ンダラップのおこなわれる領域では、ラインIII 、IVで
のガイドニードルのラッピング動作によって鎖編組織を
有する部分ｕが得られ、ラインVI、VII でのラッピング
動作によってプレーンコード組織を有する部分ｗが得ら
れる。オーバラップのおこなわれる領域では、ラインXI
I でのガイドニードルのラッピング動作によって浮かし
編を有する部分ｙが得られ、ラインXIV でのガイドニー
ドルのラッピング動作によって二目編組織を有する部分
ｚが得られる。
の編組織に一致し又残りの部分では細い破線で示される
ように、ストッパー24（図２参照）の左面によって定ま
った右端位置にすべてのガイドニードル５があるとき
に、ショギング動作制御装置９によって引き起こされる
ガイドバーのショギング動作は、デンビ編組織の形の地
組織をもたらすものと仮定する。アンダラップのための
ショギング動作も、オーバラップのためのショギング動
作も、ストッパー24の右面によって定まる左端位置にガ
イドニードル５を変位させることによって、変更するこ
とができる。このことが、太い破線で示した運動経過を
もたらす針ラインIII 、IV、VI、VII 、XII 、XIV での
ラッピング動作を示す矢印によって図示されている。ア
ンダラップのおこなわれる領域では、ラインIII 、IVで
のガイドニードルのラッピング動作によって鎖編組織を
有する部分ｕが得られ、ラインVI、VII でのラッピング
動作によってプレーンコード組織を有する部分ｗが得ら
れる。オーバラップのおこなわれる領域では、ラインXI
I でのガイドニードルのラッピング動作によって浮かし
編を有する部分ｙが得られ、ラインXIV でのガイドニー
ドルのラッピング動作によって二目編組織を有する部分
ｚが得られる。
【００２２】これらの編組織が図４では閉じ目の形を有
する。しかしそれらは開き目の形で実施することもでき
る。
する。しかしそれらは開き目の形で実施することもでき
る。
【００２３】例えばショギング動作としてデンビ編の代
わりにプレーンコードをおこなう場合、ショギング動作
制御装置９によって、ガイドバー７又は８の一層大きな
ショギング動作がおこなわれると、デンビ編、プレーン
コード及びサテン編に加えて浮かし編及び／又は二目編
を編成することができる。ごく一般的に述べるなら、編
針ピッチｎ、ｎ＋１、ｎ−１でアンダラップの給糸をお
こなうと、更に浮かし編及び二目編を編成することがで
きる。オーバラップが１編針ピッチより大きく選択され
ると、ショギング動作が１針ピッチだけ短縮し又は延長
される。
わりにプレーンコードをおこなう場合、ショギング動作
制御装置９によって、ガイドバー７又は８の一層大きな
ショギング動作がおこなわれると、デンビ編、プレーン
コード及びサテン編に加えて浮かし編及び／又は二目編
を編成することができる。ごく一般的に述べるなら、編
針ピッチｎ、ｎ＋１、ｎ−１でアンダラップの給糸をお
こなうと、更に浮かし編及び二目編を編成することがで
きる。オーバラップが１編針ピッチより大きく選択され
ると、ショギング動作が１針ピッチだけ短縮し又は延長
される。
【００２４】ガイドバー６を利用して基布を生成するこ
とができる。ガイドバー７、８はこの場合特殊な柄出し
のために利用することができる。これは、例えば、デン
ビ編として、又は更に別のガイドバー又はマガジン式緯
糸挿入装置が付け加えられると、緯糸又は部分緯糸を有
する鎖編とすることもできる。
とができる。ガイドバー７、８はこの場合特殊な柄出し
のために利用することができる。これは、例えば、デン
ビ編として、又は更に別のガイドバー又はマガジン式緯
糸挿入装置が付け加えられると、緯糸又は部分緯糸を有
する鎖編とすることもできる。
【００２５】ガイドニードル４、５の変位は、別の公知
の仕方でも、例えば、機械式又は電磁式に操作される排
除要素によって排除することによって（ドイツ特許公報
第 33 21 733号）、又は通じ糸を利用して揺動させるこ
とによって（ドイツ特許公報第 41 14 012号）、行うこ
ともできる。
の仕方でも、例えば、機械式又は電磁式に操作される排
除要素によって排除することによって（ドイツ特許公報
第 33 21 733号）、又は通じ糸を利用して揺動させるこ
とによって（ドイツ特許公報第 41 14 012号）、行うこ
ともできる。
【００２６】しかし、圧電曲げ変換器が、速度が速いの
で好ましい。曲げ変換器は別の構造とし又別の仕方で駆
動することもできる。浮き糸は、特にそれが短い（１列
又は２列）場合、柄出しのために残すことができる。し
かし、それは、それ自体公知の手法で、後に剪断するこ
ともできる。
で好ましい。曲げ変換器は別の構造とし又別の仕方で駆
動することもできる。浮き糸は、特にそれが短い（１列
又は２列）場合、柄出しのために残すことができる。し
かし、それは、それ自体公知の手法で、後に剪断するこ
ともできる。
【００２７】
【発明の効果】しかして、本発明にかかる経編地を製造
する方法によれば、従来より多様な経編地を簡単に編成
することが可能となり、また本発明にかかる経編機によ
れば、上記製造方法を実施して多様な経編地を容易に編
成することができ、また本発明にかかる経編地によれ
ば、従来より多様な経編地を得ることができる。
する方法によれば、従来より多様な経編地を簡単に編成
することが可能となり、また本発明にかかる経編機によ
れば、上記製造方法を実施して多様な経編地を容易に編
成することができ、また本発明にかかる経編地によれ
ば、従来より多様な経編地を得ることができる。
【図１】 本発明による経編機の略示図である。
【図２】 図１の右側ガイドバーの下部を右から見た図
である。
である。
【図３】 圧電曲げ変換器の略示部分断面図である。
【図４】 閉じた組織を有する組織図の１実施例を示
す。
す。
４，５…ガイドニードル 10…ガイドニードル制御装置 17…プログラム発生器 11,12 …圧電曲げ変換器
フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ユルゲン ヘーネ ドイツ 63512 ハインブルク ゲール リッツァーシュトラーセ ６ (56)参考文献 特開 平６−166934（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−241155（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−65847（ＪＰ，Ａ) 特公 昭61−35299（ＪＰ，Ｂ２) 独国特許発明4316396（ＤＥ，Ｃ２)
Claims (7)
- 【請求項１】 経編機で経編地を製造する方法であっ
て、少なくとも１枚のガイドバーのガイドニードルがガ
イドバーのオーバラップのためのショギング動作及びア
ンダラップのためのショギング動作を補足して１針ピッ
チだけ変位可能であり、各編成サイクルのときに編み柄
に依存して前記ガイドニードルの選択が行われ、アンダ
ラップのためのショギング動作の間にこれらのガイドニ
ードルが変位されるものにおいて、 前記各編成サイクルのときに編み柄に依存してガイドニ
ードルの第２の選択が予め行われ、オーバラップのため
のショギング動作の間にこれらのガイドニードルが変位
されることを特徴とする方法。 - 【請求項２】 前記ガイドニードルが他方の端位置へ変
位するべく選択されるまで、ガイドニードルが２つの端
位置のいずれか一方の端位置に留まることを特徴とする
請求項１に記載の方法。 - 【請求項３】 請求項１又は２に記載された方法を実施
する経編機であって、ショギング動作制御装置によって
全体としてショギング動作可能、且つそのガイドニード
ルがガイドニードル制御装置によって個々に１針ピッチ
だけショギング動作可能な少なくとも１枚のガイドバー
と、各編成サイクルにおいて編み柄に依存してガイドニ
ードルの選択を予めおこない、アンダラップのためのシ
ョギング動作の間にガイドニードル制御装置によってこ
れらのガイドニードルを変位可能とするプログラム発生
器とを備えたものにおいて、 前記プログラム発生器(17)が各編成サイクルにおいてガ
イドニードル(4, 5)の第２の選択をおこない、オーバラ
ップのためのショギング動作の間にガイドニードル制御
装置(10)によってこれらのガイドニードル(4,5) が変位
可能であることを特徴とする経編機。 - 【請求項４】 前記ガイドニードル制御装置(10)が、変
位可能なガイドニードル(4, 5)を担持する各１つの圧電
曲げ変換器(11, 12)を有することを特徴とする請求項３
に記載の経編機。 - 【請求項５】 前記圧電曲げ変換器(11, 12)が、電圧を
保持するコンデンサとして設計されており、前記ガイド
ニードル制御装置(10)が電気パルス発生器(16)を有し、
この発生器(16)が、プログラム発生器(17)に依存して電
気パルスを、選択されたガイドニードルの曲げ変換器(1
1, 12)に送ることを特徴とする請求項４に記載の経編
機。 - 【請求項６】 請求項１又は２に記載された方法に従っ
て、請求項３〜５のいずれか１の項に記載された経編機
で製造される経編地であって、１つの基布と少なくとも
１つの糸系とを有しており、この糸系が相互に異なるよ
うに給糸される柄糸からなり、これらの柄糸が針ピッチ
ｎ、ｎ＋１及びｎ−１のアンダラップを有する経編地に
おいて、 前記柄糸が付加的に浮かし編(y) 及び／又は二目編(z)
として延びていることを特徴とする経編地。 - 【請求項７】 前記１つの糸系の柄糸が、プレーンコー
ド(w) 、デンビ編(v, x)、鎖編(u) 、浮かし編(y) 及び
／又は二目編(z) として給糸されていることを特徴とす
る請求項６に記載の経編地。
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|---|---|---|---|
| DE4414876A DE4414876C2 (de) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | Verfahren zum Herstellen einer Kettenwirkware, Kettenwirkmaschine zur Durchführung dieses Verfahrens und Kettenwirkware |
| DE4414876.3 | 1994-04-28 |
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|---|---|
| JPH0881867A JPH0881867A (ja) | 1996-03-26 |
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| IT1222416B (it) * | 1987-07-31 | 1990-09-05 | Luigi Omodeo Zorini | Organo di comando per arpini di tubetti guidafilo in telai per galloni ad uncino |
| DE4001621A1 (de) * | 1990-01-20 | 1991-07-25 | Mayer Textilmaschf | Kettenwirkmaschine und verfahren zur herstellung von polware sowie zugehoerige polware |
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-
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- 1995-04-24 US US08/426,887 patent/US5628210A/en not_active Expired - Fee Related
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- 1995-04-28 CN CN95106508A patent/CN1049935C/zh not_active Expired - Fee Related
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