JPS587742B2 - 経編機における編成方法 - Google Patents
経編機における編成方法Info
- Publication number
- JPS587742B2 JPS587742B2 JP3549076A JP3549076A JPS587742B2 JP S587742 B2 JPS587742 B2 JP S587742B2 JP 3549076 A JP3549076 A JP 3549076A JP 3549076 A JP3549076 A JP 3549076A JP S587742 B2 JPS587742 B2 JP S587742B2
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- Japan
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- needle
- knitting
- needles
- machine
- thread
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は経編機における編成方法に関するものであり、
編地を横方向へ伸張しても透過性の少ない均等質な薄い
編地の製造のための編成方法を提供せんとするものであ
る。
編地を横方向へ伸張しても透過性の少ない均等質な薄い
編地の製造のための編成方法を提供せんとするものであ
る。
従来より透過性の少ない均等質な編地を編成する場合に
は、ダブルのニードル列を有する編機を用いてこれを前
後列とも一本抜きにニードルを使用し、更にこれを1ゲ
ージ分ずらして使用しこの両ニードル列に交互に導糸杆
に通糸した編糸をかけわたして編成を行うようにすれば
、ウエールは前後で重なることがなく一方のウエール間
が他方のウエールによって埋め込まれた状態を呈すため
に透過性が少なく均等質な編地が得られる。
は、ダブルのニードル列を有する編機を用いてこれを前
後列とも一本抜きにニードルを使用し、更にこれを1ゲ
ージ分ずらして使用しこの両ニードル列に交互に導糸杆
に通糸した編糸をかけわたして編成を行うようにすれば
、ウエールは前後で重なることがなく一方のウエール間
が他方のウエールによって埋め込まれた状態を呈すため
に透過性が少なく均等質な編地が得られる。
しかしニードル列のゲージによってはウエールと直角方
向に伸張した場合は前ウエールと後ウエールとの間に隔
間ができるために、編機ゲージはできるだけ細かくする
必要があるが、編機におけるニードル及び導糸杆のニー
ドル列方向の厚みは自ら限定される。
向に伸張した場合は前ウエールと後ウエールとの間に隔
間ができるために、編機ゲージはできるだけ細かくする
必要があるが、編機におけるニードル及び導糸杆のニー
ドル列方向の厚みは自ら限定される。
例えばマイヤー社製ラツシエル機及びトリコット機によ
れば、第4図に示すようなニードル及び導糸杆の関連寸
法になる。
れば、第4図に示すようなニードル及び導糸杆の関連寸
法になる。
図中Iはトリコット機におけるものであり1aはベアー
ドニ一ドルであって2は導糸杆、tはベアードニ一ドル
1aのニードル列方向の厚みであり、Gは導糸杆の厚み
であり、Lはニードル間の寸法である。
ドニ一ドルであって2は導糸杆、tはベアードニ一ドル
1aのニードル列方向の厚みであり、Gは導糸杆の厚み
であり、Lはニードル間の寸法である。
今マイヤー社の場合従来の最も細かいゲージである40
G/吋を例にとれば、t=0.43mmであるのでL=
0.2375mmとなり、導糸杆の厚みG=0.15m
mだから導糸杆2が中央に有る場合の隔間S=(L−G
)×I/2=0.04375mmとなる。
G/吋を例にとれば、t=0.43mmであるのでL=
0.2375mmとなり、導糸杆の厚みG=0.15m
mだから導糸杆2が中央に有る場合の隔間S=(L−G
)×I/2=0.04375mmとなる。
又■に示すのはラツシエル機の場合であって、1bはラ
ッチニ一ドルであり、tはラッチニ一ドル1bのニード
ル列方向の厚みであり、Gは導糸杆の厚み、Lはニード
ル間の寸法である。
ッチニ一ドルであり、tはラッチニ一ドル1bのニード
ル列方向の厚みであり、Gは導糸杆の厚み、Lはニード
ル間の寸法である。
ラツシエル機の場合マイヤー社における細ゲージは32
G/吋であるが、このときt=0.43mだからL=0
. 3637mmとなり導糸杆の厚みG=0.15mm
より流糸杆2が中央に有る場合の隔間S=(L−G)×
1/2=0.10685mmとなる。
G/吋であるが、このときt=0.43mだからL=0
. 3637mmとなり導糸杆の厚みG=0.15mm
より流糸杆2が中央に有る場合の隔間S=(L−G)×
1/2=0.10685mmとなる。
ゆえにいずれの場合も導糸杆2には一方向より編糸3が
導糸されるため、隔間Sは殆んど0の状態に近づくこと
となりゲージの細分化は強度上これより細かいものは望
めず従って編ウエールも限定されていた。
導糸されるため、隔間Sは殆んど0の状態に近づくこと
となりゲージの細分化は強度上これより細かいものは望
めず従って編ウエールも限定されていた。
そこで本発明者は上記したものより更に細ゲージ化(編
地においては細ウエール)ができる編成方法を提供する
ものである。
地においては細ウエール)ができる編成方法を提供する
ものである。
即ち、従来フロントニードル及びバックニ一ドルに対し
、各々のニードル間に位置するように配置された導糸杆
が両ニードルに対し、前後方向の運動及び左右方向の運
動の合成により編糸をニードルは導糸して編目形成を行
ってなり、特に左右方向の運動は編機ゲージに従って形
成されたニードル間のピッチによりそのニードルへの作
用飛び数にて設定されるので、フロントニードル及びバ
ックニードルは前後に相対して配置せねばならなかった
。
、各々のニードル間に位置するように配置された導糸杆
が両ニードルに対し、前後方向の運動及び左右方向の運
動の合成により編糸をニードルは導糸して編目形成を行
ってなり、特に左右方向の運動は編機ゲージに従って形
成されたニードル間のピッチによりそのニードルへの作
用飛び数にて設定されるので、フロントニードル及びバ
ックニードルは前後に相対して配置せねばならなかった
。
そこで本発明者はニードルの配置を当初より1/2ゲー
ジ左又は右にずらしておき、両ニードル列に導糸杆を交
互に作用させ両ニードル列で互いにずれた位置に前後編
ウエールを形成するように編成することにより、透過性
の少ない均等質で編ウエールの密な編地を現出せんとし
たものである。
ジ左又は右にずらしておき、両ニードル列に導糸杆を交
互に作用させ両ニードル列で互いにずれた位置に前後編
ウエールを形成するように編成することにより、透過性
の少ない均等質で編ウエールの密な編地を現出せんとし
たものである。
次に本発明を実施例の図面に基づいて説明を行うと、第
1図は本発明の編成方法に必要なニードル及び導糸杆の
関連を示す編成要部の平面図であり、1Fは編機フロン
ト側に配列されたフロントニードルであり、1Bはバッ
ク側に配列されたバックニードルであり各々編機ゲージ
に従ってニードルがピツチP1にて連続的に対向して配
列されている。
1図は本発明の編成方法に必要なニードル及び導糸杆の
関連を示す編成要部の平面図であり、1Fは編機フロン
ト側に配列されたフロントニードルであり、1Bはバッ
ク側に配列されたバックニードルであり各々編機ゲージ
に従ってニードルがピツチP1にて連続的に対向して配
列されている。
2は導糸杆であってこの場合バックニードル1Bのニー
ドル間に位置した場合を示しており、フロントニードル
1Fはこの導糸杆2に対向した位置に設ける。
ドル間に位置した場合を示しており、フロントニードル
1Fはこの導糸杆2に対向した位置に設ける。
まず導糸杆2がバックニードル1Bに作用する場合はピ
ツチP1の整数倍に設定されたパターンホイール(図示
せず)により駆動せられ、次にフロントニードル1Fに
作用する場合、パックニードル1Bに対するピツチP1
に従って駆動された場合は、フロントニードル1Fと導
糸杆2が衝突することとなるため、フロントニードル1
Fに作用させる場合はピツチP1にl/2P1を加えた
ピツチP2の整数倍に設定するわけであり、このピツチ
P1及びP2を組み合わせることによりフロントニード
ル1F及びバックニードル1B交互に編目形成すること
が可能になるわけである。
ツチP1の整数倍に設定されたパターンホイール(図示
せず)により駆動せられ、次にフロントニードル1Fに
作用する場合、パックニードル1Bに対するピツチP1
に従って駆動された場合は、フロントニードル1Fと導
糸杆2が衝突することとなるため、フロントニードル1
Fに作用させる場合はピツチP1にl/2P1を加えた
ピツチP2の整数倍に設定するわけであり、このピツチ
P1及びP2を組み合わせることによりフロントニード
ル1F及びバックニードル1B交互に編目形成すること
が可能になるわけである。
ここで具体的な本発明の編成方法による実施例編成組織
図を第2図に示すと、Fはフロントニードル1Fのニー
ドル列を表わし、Bはバックニードル列1Bのニードル
列を表わしており、フロントニードル列1F及びバック
ニードル列1Bは互いに1/2P1ずれた状態で配列さ
れており、第3図に示したのはフロントニードル1F及
びバックニードル1Bに対して編糸4及び編糸5が作用
する順路を示した経路図であり、イに示す矢印が編糸4
の順路であり斜線を施したフロントニードル1Fがスタ
ート時である。
図を第2図に示すと、Fはフロントニードル1Fのニー
ドル列を表わし、Bはバックニードル列1Bのニードル
列を表わしており、フロントニードル列1F及びバック
ニードル列1Bは互いに1/2P1ずれた状態で配列さ
れており、第3図に示したのはフロントニードル1F及
びバックニードル1Bに対して編糸4及び編糸5が作用
する順路を示した経路図であり、イに示す矢印が編糸4
の順路であり斜線を施したフロントニードル1Fがスタ
ート時である。
同様に編地5の順路を示すのは口に示す矢印である。
このように本発明方法によれば、フロントニードル1F
で形成されるウエールとバックニードル1Bで形成され
るウエールとは互いにずれて重なり合うことになるため
に、薄手の生地が形成できるとともにフロントニードル
1Fとバックニードル1Bが機械許容限度まで接近させ
ることが可能になる。
で形成されるウエールとバックニードル1Bで形成され
るウエールとは互いにずれて重なり合うことになるため
に、薄手の生地が形成できるとともにフロントニードル
1Fとバックニードル1Bが機械許容限度まで接近させ
ることが可能になる。
従って本発明の編成方法は従来にない薄手でしかも透過
性の少ない編地をもたらすので、目付が軽くなり各種肌
着、アウターウエアーに最適な編地を提供可能にするな
ど、多大な編成効果を発揮するものである。
性の少ない編地をもたらすので、目付が軽くなり各種肌
着、アウターウエアーに最適な編地を提供可能にするな
ど、多大な編成効果を発揮するものである。
第1図は本発明の編成方法に必要なニードル及び導糸杆
の関連を示す平面図であり、第2図は本発明の編成方法
による実施例編組織図であり、第3図はフロントニード
ル1F及びバツクニードル1Bに対して編糸4及び5が
作用する順路を示した経路図であり、第4図の■はトリ
コット機のベアードニードルと導糸杆の関係を示す正面
図であり■はラツシエル機のラッチニードルと導糸杆の
関係を示す正面図である。 図中1a・・・・・・ベアードニードル、1b・・・・
・・ラッチニードル、1F・・・・・・フロンナニード
ル、1B・・・バックニードル、2・・・・・・導糸杆
、3,4,5・・・・・・編糸である。
の関連を示す平面図であり、第2図は本発明の編成方法
による実施例編組織図であり、第3図はフロントニード
ル1F及びバツクニードル1Bに対して編糸4及び5が
作用する順路を示した経路図であり、第4図の■はトリ
コット機のベアードニードルと導糸杆の関係を示す正面
図であり■はラツシエル機のラッチニードルと導糸杆の
関係を示す正面図である。 図中1a・・・・・・ベアードニードル、1b・・・・
・・ラッチニードル、1F・・・・・・フロンナニード
ル、1B・・・バックニードル、2・・・・・・導糸杆
、3,4,5・・・・・・編糸である。
Claims (1)
- 1 ニードルが同一ピッチ間隔に設けられた一方のニー
ドル列と該ニードル列のニードル間に対応してニードル
が設けられた他方のニードル列よりなるダブルニ一ドル
列を有する経編機を使用し、編機ゲージに従ってニード
ルと同一ピッチ間隔に設けられ編糸の通糸してなる導糸
杆を両ニードル列に交互に作用させ、両ニードル列で互
いにずれた位置に前後編ウエールを形成するように編成
することを特徴とする経編機における編成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3549076A JPS587742B2 (ja) | 1976-03-31 | 1976-03-31 | 経編機における編成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3549076A JPS587742B2 (ja) | 1976-03-31 | 1976-03-31 | 経編機における編成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52118054A JPS52118054A (en) | 1977-10-04 |
JPS587742B2 true JPS587742B2 (ja) | 1983-02-12 |
Family
ID=12443176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3549076A Expired JPS587742B2 (ja) | 1976-03-31 | 1976-03-31 | 経編機における編成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587742B2 (ja) |
-
1976
- 1976-03-31 JP JP3549076A patent/JPS587742B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52118054A (en) | 1977-10-04 |
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