JP2642446B2 - リングトリップ回路 - Google Patents

リングトリップ回路

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【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第4、5図) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 本発明の第1実施例(第1、2図) 本発明の第2実施例(第3図) 発明の効果 〔概要〕 リングトリップ回路に関し、 加入者線の回線状態に影響されずに誤応答検出するこ
となく、迅速に被呼者の応答を検出することのできるリ
グトリップ回路を提供することを目的とし、 電話加入者線に呼出信号を送出する加入者回路のリン
グトリップ回路であって、前記電話加入者線を介して被
呼者側から返される呼出信号の一極性側の信号成分をピ
ークホールドして所定レベルだけシフトした信号を検出
しきい値として発生するしきい値発生手段と、前記電話
加入者線を介して被呼者側から返される呼出信号の他極
性側の信号成分を、該しきい値発生手段で発生させた検
出しきい値と比較する比較手段と、を有し、該比較手段
の出力に基づいて被呼者の応答を検出するようにしたこ
とを特徴とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電話交換機の加入者回路のリングトリップ
回路に係り、詳しくは被呼者電話機の呼出信号を送出
し、被呼者の応答を監視するリングトリップ回路に関す
る。
リングトリップ回路は加入者線における呼出信号送出
中の呼出信号の直流レベルと被呼者応答後の呼出信号の
直流レベルの差とを検出してリングトリップ動作を行
う。すなわち、被呼出電話機を呼出し中(リンギング状
態)では電話機のベル回路に直流が流れないので呼出信
号ループに直流電流が流れないが、被呼者が応答して被
呼電話機がオフフックされると、電話機回路網の通話回
路が導通し、呼出信号ループに直流のループ電流が流れ
るとともに、インピーダンスの変化により交流分の振幅
も変化する。この被呼者応答による直流分の変化を比較
器で基準しきい値と比較し、フリップフロップによりデ
ジタル信号を出力する。
〔従来の技術〕
従来のリングトリップ回路としては、例えば第4、5
図に示すものが知られている。第4図は被呼者応答によ
る直流分の変化を比較器で基準しきい値と比較して被呼
者の応答を検出するリングトリップ回路を示す回路図、
第5図は第4図に示す回路の信号波形図である。第4図
において、1はリングトリップ回路、2は電話機、3は
呼出信号発生器であり、リングトリップ回路1はローパ
スフィルタ4、比較器5、しきい値発生回路6、フリッ
プフロップ7およびディジタル出力回路8により構成さ
れ、電話機2は送受話回路9とフックスイッチ10との直
流回路と、これに並列に接続されたベル回路11とにより
構成されている。比較器5には、オフフック(OFF HOO
K)時にローパスフィルタ4を介して入力される電圧波
形としきい値発生回路6から出力される固定のしきい値
電圧Vthが入力されている。なお、VBBはマイナス電源で
ある。
以上の構成において、被呼加入者へ呼出があると、抵
抗22、ベル回路11、呼出信号発生器3の交流閉回路が形
成され、ベル回路11が鳴動する。この状態では、加入者
ループに流れる電流は直流分を含まず、したがって、比
較器5に入力される入力波形は第5図(a)のように示
される。そして、被呼加入者が応答(OFF HOOK)とする
と、抵抗22、送受話回路9、フックスイッチ10、呼出信
号発生器3の電流閉回路が形成され、比較器5には、同
図(b)に示すような直流電圧の重畳した電圧が入力さ
れる。この直流電圧の重畳した入力波形が比較器5の他
方の入力端子に接続されたしきい値発生回路6から送出
された固定しきい値Vthよりも大きいとき、比較器5か
らは同図(c)に示す矩形波がフリップフロップ7に出
力され、フリップフロップ7で比較器5の出力状態を保
持してディジタル出力回路8からは同図(d)に示すよ
うに連続的にHレベルの信号が出力される。ディジタル
出力回路8の出力レベルをみることにより被呼者の応答
を検出することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のリングトリップ回路
にあっては、加入者線長の回線状態により呼出信号のレ
ベルが変動することがあるため、次のような問題点があ
った。
すなわち、一般に回線状態は広くばらつき、また経時
的にも変化し、これによって呼出信号の周波数やレベル
もばらつき、変動する。さらに、交換機には複数の呼出
信号源が接続されていることも多く、これによって呼出
信号の周波数やレベルもばらつき、変動する。したがっ
て、このような呼出信号の周波数やレベルのばらつきや
変動を考慮して検出しきい値を設定しなければならな
い。例えば、呼出信号のレベルのばらつきが大きいとき
は、検出しきい値を高く設定しなければならない。しか
し、この検出しきい値を高く設定すると、被呼者応答に
よる変化を検出するまでのリングトリップ時間が長くな
ってしまう。逆に、検出しきい値を低く設定すれば、呼
出し中に誤って被呼者応答と判定してしまう危険性があ
る。さらに、重畳される直流電圧が加入者線長によって
増減するため、加入者線長をも考慮して検出しきい値を
設定する必要がある。
そこで本発明は、加入者線の回線状態に影響されずに
誤応答検出することなく、迅速に被呼者の応答を検出す
ることのできるリングトリップ回路を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるリングトリップ回路は上記目的達成のた
め、電話加入者線に呼出信号を送出する加入者回路のリ
ングトリップ回路であって、前記電話加入者線を介して
被呼者側から返される呼出信号の一極性側の信号成分を
ピークホールドして所定レベルだけシフトした信号を検
出しきい値として発生するしきい値発生手段と、前記電
話加入者線を介して被呼者側から返される呼出信号の他
極性側の信号成分を、該しきい値発生手段で発生させた
検出しきい値と比較する比較手段と、を有し、該比較手
段の出力に基づいて被呼者の応答を検出するようにした
ことを特徴とする。
〔作用〕
本発明では、しきい値発生手段により呼出信号の振幅
に応じた検出しきい値が形成され、呼出信号は該検出し
きい値と比較される。
したがって、呼出信号のばらつき、すなわち加入者線
の回線状態の影響があっても、検出しきい値自体が呼出
信号に応じて適切に形成されているので、回線状態の影
響を受けることなく、被呼者の応答を確実かつ迅速に検
出することが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1、2図は本発明に係るリングトリップ回路の第1
実施例を示す図である。第1図はリングトリップ回路を
示す回路図、第2図は第1図に示す回路の信号波形図で
あり、第4図に示す従来例と同一構成部分には同一番号
を付して再度の説明を省略する。第1図において、21は
リングトリップ回路、22は抵抗であり、リングトリップ
回路21は半波整流回路23、24、ピークホールド回路25、
レベルシフト回路26、比較器(比較手段)27、リセット
パルス発生回路28、R−Sフリップフロップ29およびデ
ィジタル出力回路8により構成され、半波整流回路23、
ビークホールド回路25およびレベルシフト回路26は全体
としてしきい値発生手段30を構成している。リングトリ
ップ回路21と電話機2とはA線、B線を介して互いに接
続されており、A線は抵抗22を介して接地され、B線は
呼出信号発生器3を介して所定の負電源VBBに接続され
ている。A線上の図中(b)に示す信号波形は半波整流
回路22、24に入力されており、半波整流回路23、24は入
力された信号波形をグランドレベルGを境にしてそれぞ
れ正の部分、負の部分に半波整流するとともに、半波整
流回路23の出力(c)(第2図(c)参照)はピークホ
ールド回路25に出力され、半波整流回路24の反転出力
(d)(第2図(d)参照)は比較器27に出力される。
ピークホールド回路25は入力された正の部分(発明の要
旨に記載の“一極性側の信号成分”に相当)の半波整流
波形(c)をピークホールドしてレベルシフト回路26に
出力し、レベルシフト回路26はピークホールドした波形
を所定だけレベルシフトして検出しきい値(e)(第2
図(e)参照)として比較器27およびリセットパルス発
生回路28に出力する。比較器27は半波整流回路24から入
力された半波整流波形(d)、すなわち発明の要旨に記
載の“他極性側の信号成分”に相当する波形をピークホ
ールド回路25およびレベルシフト回路26で形成した検出
しきい値(e)と比較し、半波整流波形(d)が検出し
きい値(e)より大きいとき、矩形波を出力(f)(第
2図(f)参照)としてR−Sフリップフロップ29のセ
ット端子Sに出力する。リセットパルス発生回路28は検
出しきい値(e)に基づいて検出しきい値(e)が所定
レベルにある間リセットパルス(g)(第2図(g)参
照)をR−Sフリップフロップ29のリセット端子Rに出
力する。R−Sフリップフロップ29ではリセットパルス
(g)入力後の比較器27出力の立上りに応答してR−S
フリップフロップ29の出力端子の状態は連続的にLレベ
ルとなり、ディジタル出力回路8を介してリングトリッ
プ回路21外部にディジタル出力(h)(第2図(h)参
照)が出力される。
次に、作用を説明する。
第2図(a)に示すように、呼出信号(a)が出力さ
れているときに被呼加入者が応答(OFF HOOK)すると、
抵抗22、送受話回路9、フックスイッチ10、呼出信号発
生器3の電流閉回路が形成されて電話機2のインピーダ
ンスが変化し、A線上の(b)には第2図(b)に示す
信号波形が現れる。この信号波形(b)は第2図(b)
に示すようにOFF HOOKした場合、その波形の中心がグ
ランドレベルGよりも若干下がったものとなる。すなわ
ち、ON HOOK状態のときにはベル回路11内のコンデンサ
でコンデンサカットされていたためにグランドレベルG
のところで波形の中心が生じていたものが、OFF HOOK
されると重畳された直流電圧分だけ負方向に電圧シフト
される。この信号波形は半波整流回路23、24により正の
部分と負の部分とに分離されるとともに、整流されて圧
縮される(第2図(c),(d)参照)。ここで得られ
た半波整流回路23の出力波形(c)はピークホールド回
路25によりピークホールドされ、レベルシフト回路26で
正の方向にレベルシフトされて検出しきい値(e)とな
り(第2図(e)参照)、半波整流回路24で反転された
負の信号波形(d)と比較器27により比較される。ここ
では、第2図(b)に示すように、オフフック後には必
ず信号波形の中心はグランドレベルGから負の方向へ下
がる。この変化分だけ第2図(d)に示す波形のピーク
は検出しきい値(e)よりも大きくなるため、比較器27
からは、第2図(f)に示す信号波形が出力される。さ
らに、呼出信号(a)が入ったことを監視するリセット
パルスをリセットパルス発生回路28により発生させ(第
2図(g)参照)、この第2図(f)に示す信号波形を
セット信号、第2図(g)に示すリセットパルスをリセ
ット信号として、R−Sフリップフロップ29の入力とす
ると、R−Sフリップフロップ29には被呼者が応答する
とLレベルが出力されることになる(第2図(h)参
照)。
以上説明したように、本実施例によれば、呼出信号に
応じた検出しきい値を作ることにより、加入者線の回線
状態に影響されずに誤りなく、迅速に被呼者の応答を検
出することが可能となる。
第3図は本発明に係るリングトリップ回路の第2実施
例を示す図であり、本実施例は呼出信号発生器3がグラ
ンド側に入った例である。本実施例の説明にあたり、第
1図と同一構成部分には同一番号を付して説明を省略す
る。第3図において、31はリングトリップ回路であり、
半波整流回路23の出力は比較器27に出力され、半波整流
回路24の反転出力はピークホールド回路25に出力され
る。すなわち、半波整流回路23、24の出力が互いに入れ
換えられて構成される。
したがって、呼出信号発生器3が、グランド側に入っ
た場合も、半波整流回路23、24の出力を互いに入れ換え
ることにより対応することができ、第1実施例と同様の
効果を得ることができる。
〔効果〕
本発明によれば、加入者線の回線状態に影響されずに
誤応答検出することなく、迅速に被呼者の応答を検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1、2図は本発明に係るリングトリップ回路の第1実
施例を示す図であり、 第1図はそのリングトリップ回路、 第2図は第1図の回路の信号波形図、 第3図は本発明に係るリングトリップ回路の第2実施例
を示すそのリングトリップ回路、 第4、5図は従来のリングトリップ回路を示す図であ
り、 第4図はそのリングトリップ回路、 第5図は第4図の信号波形図である。 2……電話機、 3……呼出信号発生器、 9……送受話回路、 10……フックスイッチ、 11……ベル回路、 21、31……リングトリップ回路、 22……抵抗、 23、24……半波整流回路、 25……ピークホールド回路、 26……レベルシフト回路、 27……比較器(比較手段)、 28……リセットパルス発生回路、 29……R−Sフリップフロップ、 30……しきい値発生手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話加入者線に呼出信号を送出する加入者
    回路のリングトリップ回路であって、前記電話加入者線
    を介して被呼者側から返される呼出信号の一極性側の信
    号成分をピークホールドして所定レベルだけシフトした
    信号を検出しきい値として発生するしきい値発生手段
    と、前記電話加入者線を介して被呼者側から返される呼
    出信号の他極性側の信号成分を、該しきい値発生手段で
    発生させた検出しきい値と比較する比較手段と、を有
    し、該比較手段の出力に基づいて被呼者の応答を検出す
    るようにしたことを特徴とするリングトリップ回路。
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JPS6145664A (ja) * 1984-08-09 1986-03-05 Fujitsu Ltd リングトリツプ回路
JPS61118053A (ja) * 1984-11-14 1986-06-05 Nec Corp リングトリツプ回路

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