JP2642307B2 - 縫製装置 - Google Patents

縫製装置

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JP2642307B2
JP2642307B2 JP30547693A JP30547693A JP2642307B2 JP 2642307 B2 JP2642307 B2 JP 2642307B2 JP 30547693 A JP30547693 A JP 30547693A JP 30547693 A JP30547693 A JP 30547693A JP 2642307 B2 JP2642307 B2 JP 2642307B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は縫製装置、詳しくは身生
地に環状ゴム紐を縫着する縫製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の縫製装置としてミシンの
針落を囲む四隅に、前面へ突出させた長尺なローラを回
転自在に設け、該ローラに環状に形成されたゴム紐を手
作業で掛け渡し、その後前記ローラの前面側胴径に身生
地を掛け渡して、前記ローラと平行に配設されたスパイ
ラルフインをもつ針布ローラの回動により前記身生地を
縫製位置まで縦送りした後にミシンを運針させて身生地
とゴム紐とを縫着するように成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記ゴム紐
と身生地とを針落に供給する作業は、全て手作業により
行われているので非能率的で、前記身生地に対するゴム
紐の縫着コストを徒に高騰させるといった問題があるば
かりか、この場合、前記身生地とゴム紐との縫製位置を
ミシンの針落に正確に位置決めしないと、前記身生地と
ゴム紐とが異常に重合した状態で縫製されたり、身生地
からゴム紐が外れた状態で縫製される等不良製品が製造
される恐れがあり、前記身生地とゴム紐との縫製位置を
ミシンの針落に正確に供給するには熟練を要する煩雑な
作業が伴うといった問題もあった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みて提案するもの
で、その目的は、従来のように作業者の技量を必要とせ
ず、待機部に在るゴム掛けユニットに簡単にゴム紐を供
給するだけで、該ゴム紐が縫製部においてその縫製位置
を自動的に位置決めされると共に、ゴム掛けユニットに
ゴム紐を供給する作業と、ゴム紐と身生地との縫製作業
とを各々別所で同期作業することで身生地とゴム紐との
縫製時間を大幅に短縮でき、その分コスト低減すること
ができる縫製装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的達成の
ため、待機部と、ミシンを主にした縫製部と、前記両部
間を案内部材に沿って移動する搬送機構と、該搬送機構
で搬送される2つのゴム掛けユニットとを備え、装置に
内蔵した制御手段を介し、待機部における一方のゴム掛
けユニットにゴム紐を掛け渡す間に、縫製部において他
方のゴム掛けユニットに掛け渡されたゴム紐がミシンで
身生地と縫製され、前記待機部と縫製部とにおいて交互
な同期作業を行うように連動させていることを特徴とす
るものである。
【0006】
【作用】前記構成に依り、待機部と縫製部との間を移動
する搬送機構の動作により、2台のゴム掛けユニットを
交互に移動させて、待機部で一方のゴム掛けユニットに
掛け渡したゴム紐を縫製部において身生地に縫製する間
に、他方のゴム掛けユニットに次に縫製するゴム紐を同
期的に掛け渡しすることができるので、身生地とゴム紐
との縫製に要する時間を大幅に短縮でき、しかも待機部
でゴム紐を掛け渡されたゴム掛けユニットは搬送機構を
介して機械的に縫製部へ搬送供給されるので、縫製部に
対する供給状態の均一性が保証され、従来のように縫製
位置の位置決めに要する煩雑な作業が解消される。
【0007】
【実施例】本発明の縫製位置を図面の実施例に基づいて
説明する。図1は本発明の実施様態を示した全体正面図
である。前記実施例に示された縫製装置は大別して、待
機部Aと、縫製部Bと、搬送機構Cと、2台のゴム掛け
ユニットDと、これらを包括するフレームEとで構成さ
れている。
【0008】前記待機部Aは、図1に示すように待機手
段A1と、傾斜機構A2と、検出手段A3とから成る。
前記待機手段A1は、後記傾斜機構A2の下段部前面側
に位置する待機位置A4であって、後記する搬送機構C
の動作に伴い、そのリフトC2で待機部Aに戻されてき
た空のゴム掛けユニットDが、他の部材の動作を阻害し
ないように一旦待機させておくように成されている。
【0009】前記傾斜機構A2は、図1における装置の
右側方上部において図2、3に示すよう前面側A50か
ら後面側A5に向けて設けられている。具体的には図2
に詳示するように、支点軸A6を中心に後面側A5に向
けて揺動可能に設けられ、その幅方向対向内面に、伸縮
シリンダA15の動作に連動する係合ピンA16を有し
た保持枠A7と、該保持枠A7を揺動して傾斜させる傾
斜用シリンダA8と、後記ゴム掛けユニットDにおける
スクリュウシャフトD8の受動ローラD5と接触して駆
動する第1フリクションローラA9と、該ローラA9を
ブラケットA10を介して揺動状に移動させる第1シリ
ンダA11と、前記ローラA9をカウンタA14を介し
て回転駆動するモータA19と、前記第1フリクション
ローラA9と直交方向に回転するようにブラケットA2
7に軸支され、第2フリクションローラ用シリンダA2
5の動作で前記ブラケットA27と一体的に支点A26
を中心に揺動運動してゴムかけユニットDにおける受動
ローラD17と接触し、その回転力を伝達する第2フリ
クションローラA12と、該ローラA12を直結駆動す
るモータA13とで構成され、待機位置A4から後記リ
フトC2で持ち上げられたゴム掛けユニットDを係合ピ
ンA16で係合保持した後、傾斜用シリンダA8を動作
させ、前記ゴム掛けユニットDを所定角度傾斜させるよ
うに成されている。
【0010】前記検出手段A3は、発光部と受光部から
成る一般的な無接触光学センサA17で構成されてお
り、ガイドレールA18に支持されていると共に、検出
シリンダ(図示省略)の伸張動作により光学センサA1
7を進出させてゴム掛けユニットDに掛け渡された環状
ゴム紐と直交してその幅状態を監視する。そして、前記
ゴム紐に異状を検出した場合は、電気的信号を出力して
除去手段A20を動作させ、前記異状なゴム紐を自動的
に除去するように成されている。
【0011】前記除去手段A20は、図4に示すように
ゴム掛けユニットDに掛け渡されたゴム紐に対し直交方
向に進退する往復動アクチエータA21と、これに支持
されて上下に開閉自在に対向する一対の掴手A22とで
構成され、進出時掴手A22で異状なゴム紐を掴んで揺
動状に回動しながら外方へ除去するように成されてい
る。
【0012】前記縫製部Bは、図1に示すように該図に
おける全体の左端側上部に配され、駆動源をもった運針
機構B1と、生地センサをもった生地送り機構B2と、
針落部B3を有する縫製台B7とを備えたミシンB4を
主体にして、ユニット位置決め機構B5と、製品取り出
し機構B6とを備えて構成されている。前記運針機構B
1は、図1に見られるようにミシンB4の上部に配され
て、図示を省略した運針構造を別途制御部からの電気的
信号により駆動し、針B8を上下に運針させて縫製台B
7上の生地とゴム紐とを縫製するように成されている。
【0013】前記生地送り機構B2は、図1において針
落部B3の右側方に位置し、図5、6に示すように縦、
横2方向に回動する生地送りローラB9と、該ローラB
9をベルトB10を介して駆動するモータB11と、こ
れらを支架する支架部材B12と、該支架部材B12を
介して支点軸B13を中心に揺動させ、前記生地送りロ
ーラB9を上下動させる生地送り用シリンダB14とで
構成され、ゴム紐が掛け渡されたゴム掛けユニットDが
所定位置にセットされ、その上面に身生地が載置された
とき生地位置センサでその位置確認が成され、しかる後
に前記生地送り用シリンダB14の動作で前記生地送り
ローラB9が前記身生地の上面を押圧し、同時にモータ
B11の駆動により常に身生地の位置を矯正しながら前
記身生地を針落部B3へ供給するように成されている。
【0014】前記ユニット位置決め機構B5は、図1に
おいてミシンB4の下部両側方に対向配置され、上下2
本の係合ピンB15をもった一対の結合体B16と、こ
れを対向方向に進退させるユニット位置決め用アクチエ
ータB17とで構成されており、前記結合体B16の進
出動作時、ゴム掛けユニットDの両外側端におけるピン
孔D14と係合して、前記ゴム掛けユニットDを所定位
置に位置決めするように成されている。
【0015】前記製品取出機構B6は、縫製部Bの下方
部前面に配置され、フレームEの底部に立設された回動
支点B18と、これを中心にフレームEの外側方へ旋回
するクランクB19と、該クランクB19の先端に上方
指向に設けられた対向方向に開閉自在な2枚の板材から
成る一対のフインガB21と、前記クランクB19を旋
回させる取出し用アクチエータB22とで構成され、縫
製を終えた製品がゴム掛けユニットDと共に後記リフト
C2の動作で下降するとき、その製品を前記フインガB
21で掴んで旋回しながら装置外方へ取り出すように成
されている。
【0016】前記搬送機構Cは、待機部Aと縫製部Bと
の間を、フレームEの上段部においてレールC20に沿
って移動し、傾斜機構A2から受け取ったゴム紐の掛け
渡されたゴム掛けユニットDを縫製部Bへ搬送する搬送
台C1と、縫製部Bにおける縫製後のゴム掛けユニット
Dを下降させ、レールC21に沿って待機部Aの待機位
置A4へ搬送するリフトC2と、前記搬送台C1、及び
リフトC2に具備された後記各横送り用ロッドレスシリ
ンダC3、C4をガイドする上下2本のシリンダガイド
バーC5、C6とで構成されている。
【0017】前記搬送台C1は、図7、8に示すように
複数の杆材を概略平面的に組み合わせて枠状に形成した
本体C7と、該本体C7の前面側に併設され、後記する
ゴム掛けユニットDにおける保持部D1と係合するため
の係合方向に引張付勢された1対毎2組の係合爪C8を
設けたユニット受部C9と、本体後面側に固定され、前
記ガイドバーC5に套嵌してこのガイドバーC5に沿随
移動して搬送台C2を横移動させる横送り用ロッドレス
シリンダC3と、前記ユニット受部C9を前記横送り用
ロッドレスシリンダC3と直交する方向に前後動させる
縦送り用ロッドレスシリンダ装置C10とで構成されて
いて、この搬送台C1は前記傾斜機構A2においてゴム
紐を掛け渡されたゴム掛けユニットDを前記ユニット受
部C9の係合爪C8で係合保持して、前記横送り用ロッ
ドレスシリンダC3の動作でそのガイドバーC5に沿い
レールC20上を移動して、前記係合保持したゴム掛け
ユニットDを縫製部Bに搬送するように成されている。
【0018】前記リフトC2は、図9に詳示するように
フレームEの下段部に前記ガイドバーC5と平行して設
けられたリフト用ガイドバーC6と、該ガイドバーC6
に套嵌した横送り用ロッドレスシリンダC4と、該シリ
ンダC4と一体的に左右に移動する平面の枠体を呈した
リフト本体C50と、前後送り用ロッドレスシリンダー
C100及びスライド軸101を介して前後動可能なリ
フトC11と該本体C11の内面間をガイドシャフトC
14に案内されて昇降する昇降枠C15と、該昇降枠C
15の上端に固定したユニット載置部C13と、該載置
部C13を昇降させる該昇降手段C12とで構成されて
おり、前記ユニット載置部C13には、その両端側に、
ゴム掛けユニットDにおける係合部D1と係合させるた
めの一対をなす2組の係合爪C16が各々対向方向に引
張付勢された状態で設けられていて、前記ゴム掛けユニ
ットDをユニット載置部C13に載置するとき、前記係
合爪C16をゴム掛けユニットDの係合部D1に係合さ
せて安定保持するように成されている。
【0019】又、前記昇降手段C12は、前記リフト用
ガイドバーC6と直交状に立設した昇降用ガイドバーC
17と、該ガイドバーC17を套嵌して昇降枠C15に
固定した昇降用ロッドレスシリンダC18から成り、縫
製部Bにおいてユニット載置部C13に保持されたゴム
掛けユニットDを下降させると共に、待機部Aにおいて
待機位置A4に在るゴム掛けユニットDを上昇させて傾
斜機構A2に保持させるように成されている。
【0020】前記ゴム掛けユニットDは、全く同様構造
に成されたものを2台保有していて、具体的には図1
0、11、12に示すように正面方向その両側端に、互
いに対面させて固定的に立設した側板D3を有するユニ
ットフレームD2と、該側板D3に両端を固定支持され
た1本のガイドシャフトD4と、該シャフトD4の上方
に該シャフトD4と平行して配され、前記両側板D3を
貫通して回動自在に軸支されると共に、その一端にフリ
クションローラD5を、他端にブレーキホイールD6を
各々固着すると共に、前記側板D3の対向内面間に螺軸
部D7を形成したスクリュウシャフトD8と、前記ユニ
ットフレームD2の一端前面に、前記側板D3と直交し
て移動不能に立設した1枚の固定プレートD9と、前記
側板D3と直交すると共に、前記固定プレートD9に対
して近接離間方向に移動可能に設けられた移動プレート
D10と、前記両プレートD9、D10の前面に上下方
向等間隔でかつ回転自在に支持された同形状を成す4個
のゴム掛けローラD13とで構成され、前記ユニットフ
レームD2の底面両側端には、搬送台C1、及びリフト
C2における各々の係合爪C8、及びC16と係合可能
な係合部D1が設けてあり、前記各側板D3には、その
外側面に傾斜機構A2、及び縫製部Bにおけるユニット
位置決め機構B5がもつ各々の係合ピンA16、及びB
15と係合するピン孔D14が設けてあり、前記一方の
側板D3にはスプリングで付勢されたブレーキシユD1
5が設けてあって常はスクリュウシャフトD8のブレー
キホイールD6を制動してスクリュウシャフトD8の不
用意な回動を規制するように成されている。
【0021】又、前記移動プレートD10には、スクリ
ュウシャフトD8の螺軸部D7に螺合する螺孔体D12
と、ガイドシャフトD4に慴動可能に套嵌させたガイド
メタルD11とが取付けられていて、前記スクリュウシ
ャフトD8の回動によりこの移動プレートD10を固定
プレートD9に対して近接離間させるように成されてい
る。
【0022】前記フレームEは、形綱材等の組み合わせ
で不定形な立体枠に構成され、本装置における前記した
グループA、B、C、Dを所定の位置に配設支架するよ
うに成されている。次に以上のように成された実施例の
作用について説明する。先ず、図1に示した待機部Aに
おいて傾斜機構A2の保持枠A7に係合ピンA16で係
合保持され、ゴム掛けローラD13にゴム紐を単に掛け
られた一方のゴム掛けユニットDが、傾斜用シリンダA
8の縮小動作で支点軸A6を中心に上方へ揺動しながら
図2の仮想線のように所定の傾斜姿勢となる。
【0023】このとき、エアシリンダーA80を介して
ブレーキシュD15が押動され、ブレーキホイールD6
のブレーキが解除される。そして、第1フリクションロ
ーラ用シリンダA11が伸張しブラケットA10を介し
て第1フリクションローラA9を、前記ゴム掛けユニッ
トDのスクリュウシャフト用受動ローラD5に接触さ
せ、モータA19と連動するカウンタA14の回転力を
伝達して前記スクリュウ軸D8を回動する。
【0024】このことにより、前記ゴム掛けユニットD
の移動プレートD10が固定プレートD9に対して離間
方向に移動し、ゴム掛けローラD13間の間隔を環状ゴ
ム紐の円周長に適応した所定の間隔に拡大する。この間
隔の拡大が確認されると前記第1フリクションローラ用
シリンダA11が縮小し、前記第1フリクションローラ
A9が退去して接触を解除すると共に、ブレーキシユD
15が動作してブレーキホイールD6を制動し、スクリ
ュウシャフトD8の回動を強制的に停止させて前記所定
のローラ間隔を維持する。
【0025】次に第2フリクションローラ用シリンダA
25が伸張動作し、第2フリクションローラA12をゴ
ム掛けユニットDのゴム掛けローラA13における受動
ローラD17に接触させてモータA13の回転力を伝達
する。この伝達により4個のゴム掛けローラD13に掛
け渡された環状ゴム紐が4個のゴム掛けローラD13の
周面上を回動する。(実施例ではゴム紐周長の一周回転
分) 同時に検出手段A3における検出センサA17が、前記
ゴム紐に対して直交状に、かつ無接触に進出して該ゴム
紐の全周長における幅寸法を検出し、検出終了後は元の
位置に復帰して次の検出時を待機する。
【0026】そして前記ゴム紐の幅寸法が異常と検出さ
れたときは、図4に示した除去手段A20により異常な
ゴム紐を掴手A22で掴んで装置外方へ除去する。前記
ゴム紐が正常な状態の場合は、前記傾斜用シリンダA8
が伸張し、ゴム掛けユニットDを垂直姿勢に戻しながら
このゴム掛けユニットDの直下位置に待機する搬送台C
1のユニット受部C9上に載置する。
【0027】この場合、図3に示した保持枠A7の伸縮
シリンダA15が伸張し、その係合ピンA16が前記ゴ
ム掛けユニットDのピン孔D14から抜去して、その係
合を解除すると同時に、前記ユニット受部C9の係合爪
C8が動作してこのゴム掛けユニットDの係合部と係合
し、該ゴム掛けユニットDを安定的に保持する。即ち、
前記ゴム掛けユニットDを傾斜機構A2から搬送台C1
に持ち替えるのである。
【0028】ゴム掛けユニットDを保持した搬送台C1
は、その横送り用ロッドレスシリンダC3の動作でガイ
ドバーC5に沿って縫製部Bへ移動する。斯くして縫製
部Bに到達したゴム掛けユニットDは、縫製部Bにおけ
るアクチエータB17の伸張動作で結合体B16がゴム
掛けユニットDの両側板D3を挟持すると共に、その係
合ピンB15を前記側板D3のピン孔D14に係合させ
てこのゴム掛けユニットDを安定的に保持する。
【0029】前記ゴム掛けユニットDが縫製部Bに保持
されると、搬送台C1の係合爪C8が解放され、該搬送
台C1とゴム掛けユニットDとの係合状態が解除されて
このゴム掛けユニットDが搬送台C1から縫製部Bに持
ち替えられる。その後、前記ゴム掛けユニットDに掛け
渡されたゴム紐の上面に身生地が置かれると、図6に示
した生地送り機構B2の生地送り用シリンダB14が縮
小動作し、支点軸B13を中心に生地送りローラB9を
身生地の上面に押圧状に位置させると共に、検出手段
(図示省略)でその生地位置の確認が成され、しかる後
にモータB11の駆動で前記生地送りローラB9が回動
し、同期してミシンB4における運針機構B1が駆動し
てゴム紐と身生地との縫製が開始される。
【0030】縫製が終了すると図示を略した検出手段で
検出されて運針機構B1が停止し、生地送りローラB9
は身生地上から退去する。この場合、前記縫製動作が行
われるのと同期的に前記ゴム掛けユニットDを縫製部B
に託した搬送台C1は、再び待機部Aに戻って次の動作
を待機する。一方、前記縫製部Bにおける縫製動作中に
おいて、待機部Aで待機位置A4に在る別のゴム掛けユ
ニットDにゴム紐が供給されると共に、該ゴム掛けユニ
ットDがリフトC2の昇降手段C12による上昇動作で
その係合爪C16と係合して、ユニット載置部C13上
に載置されて持ち上げられる。
【0031】持ち上げられた前記ゴム掛けユニットD
は、前記同様手順で傾斜機構A2の保持枠A7に持ち替
えられて傾斜し、掛け渡されたゴム紐の幅寸法の検出が
行われる。そして、ゴム掛けユニットDを傾斜機構A2
に託したリフトC2は、一旦下降し再び縫製部Bに戻っ
てユニット載置部C13を上昇させて縫製終了した状態
のゴム掛けユニットDと係合爪C16で係合し、ユニッ
ト位置決め機構B5の係合ピンB15を抜去させ、該ユ
ニット位置決め機構B5との結合状態を解除した後にリ
フトC11、C13が前方へ移動して下降する。
【0032】このとき、図13のようにゴム掛けユニッ
トDのスクリュウシャフト用受動ローラD5が、弛緩手
段B20のフリクションローラB30と接触してスクリ
ュウシャフトD8を逆回転させ、ゴム掛けローラD13
のローラ間隔を縮小して、該ゴム掛けローラD13に掛
け渡された縫製品の緊張状態を弛緩させると共に、リフ
トC11、C13が後方へ移動し、製品取り出し機構B
6が動作し、そのフィンガB21で縫製品を掴み、該縫
製品を取り出しアクチエータB22の動作でクランクB
19の軌跡に基づいて装置外方へ取り出される。
【0033】その後、前記リフトC2は、空になったゴ
ム掛けユニットDを載置した状態で再度待機位置A4へ
移動する。この間に先に傾斜機構A2でゴム紐を所定の
状態に掛け渡されたゴム掛けユニットDが、搬送台C1
に係合保持されて縫製部Bへ搬送されている。これによ
り、前記傾斜機構A2にゴム掛けユニットDが不在とな
ると同期にリフトC2が上昇動作して載置台C13に載
置されているゴム掛けユニットDを前記傾斜機構A2の
保持枠A7に係合させ前記同様の工程が連続的に繰り返
される。
【0034】即ち、待機部Aにおいて一方のゴム掛けユ
ニットDにゴム紐を掛け渡す間に、縫製部Bにおいて他
方のゴム掛けユニットDに掛け渡されたゴム紐がミシン
B4により身生地と縫製されており、前記待機部Aと縫
製部Bとにおいて交互な同期作業が連続的に繰り返して
行われる。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、2台の
ゴム掛けユニットを搬送機構の動作により待機部と縫製
部との間を交互に移動させて、ゴム掛け作業と、縫製作
業とを同期的に行うことで、ゴム紐に身生地を縫着する
作業時間を大幅に短縮でき製品のコスト低減に顕著な効
果を奏すると共に、縫製部における生地の位置決めを手
作業に依存することなく自動的に行うことで縫製された
製品における縫製状態の均一性が保証され、製品の品質
向上に大きく貢献することができる効果を伴うものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】傾斜機構を示す側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】除去手段を示す拡大側面図である。
【図5】生地送り機構を示す側面図である。
【図6】要部拡大側面図である。
【図7】搬送台の拡大平面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】リフトの正面図である。
【図10】ゴム掛けユニットの正面図である。
【図11】図10の右側面図である。
【図12】図10の左側面図である。
【図13】弛緩手段を示す側面図である。
【図14】リフトの側面図である。
【符号の説明】
(A) 待機部 (B) 縫製部 (C) 搬送機構 (D) ゴム掛けユニット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 待機部と、ミシンを主にした縫製部と、
    前記両部間を案内部材に沿って移動する搬送機構と、該
    搬送機構で搬送される2つのゴム掛けユニットとを備
    え、 装置に内蔵した制御手段を介し、待機部における一方の
    ゴム掛けユニットにゴム紐を掛け渡す間に、縫製部にお
    いて他方のゴム掛けユニットに掛け渡されたゴム紐がミ
    シンで身生地と縫製され、前記待機部と縫製部とにおい
    て交互な同期作業を行うように連動させていることを特
    徴とする縫製装置。
JP30547693A 1993-12-06 1993-12-06 縫製装置 Expired - Lifetime JP2642307B2 (ja)

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