JP2641635B2 - 連続鋳造設備におけるノズルの洗浄方法 - Google Patents

連続鋳造設備におけるノズルの洗浄方法

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JP2641635B2
JP2641635B2 JP3094369A JP9436991A JP2641635B2 JP 2641635 B2 JP2641635 B2 JP 2641635B2 JP 3094369 A JP3094369 A JP 3094369A JP 9436991 A JP9436991 A JP 9436991A JP 2641635 B2 JP2641635 B2 JP 2641635B2
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iron pipe
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計 野口
孝 壺井
正人 青木
信之 亀田
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Hitachi Zosen Corp
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Hitachi Zosen Corp
Nisshin Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造設備の取鍋や
タンディッシュに設けられるスライディングノズル、取
鍋とタンディッシュの間に設けられるロングノズル、タ
ンディッシュと鋳型との間に設けられる浸漬ノズルその
他類似のノズルを洗浄する洗浄方法に関する。
【0002】
【従来技術】連続鋳造設備において、取鍋内の溶鋼は図
4に示すように、スライディングノズル1及びロングノ
ズル2を通ってタンディッシュ3内に注入され、スライ
ディングノズル4及び浸漬ノズル5を経て鋳型6内に注
入されるようになっている。連続鋳造設備に用いられる
こうした各種のノズル1、2、4及び5には地金、スラ
グ、ノロ等が付着したり、溶鋼によって、例えばアルミ
キルド鋼のようなアルミ含有量の多い鋼種では、アルミ
ナが析出し、その結果、ノズルが次第に狭められて注入
量が減少し、極端な場合にはノズルが閉塞して注入でき
なくなることがある。またロングノズルや浸漬ノズルに
よく見られることであるが、地金、スラグ、ノロ等の付
着物やアルミナ等の析出物(以下単に地金等という)が
偏ってノズル内の溶鋼流が偏流し、このためノズルの局
部溶損が起こり、ノズル寿命が短くなるなどの問題があ
った。
【0003】こうしたノズル内部に付着する地金等を除
去するために従来、作業者が鉄パイプを手に持ち、ノズ
ル内部を肉眼にて観察しながら検出した地金等に鉄パイ
プ先端を当て、これより酸素ガスを吹付けて鉄パイプ先
端を溶融しながら地金等を溶融除去していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述する作業は、作業
者が高温のノズルに近づいて酸素ガスを取扱うという苛
酷な作業環境下で行う危険な作業で、溶融時に発散する
スプラッシュにより火傷事故なども起こっている。しか
もこの作業には作業上のノウハウが多く、作業習熟に長
期間を要することから製鉄業において産業用ロボットに
よる自動化が望まれる作業の一つとなっている。
【0005】本発明者らは、上記の作業を自動化するた
めに産業用ロボットを用い、ロボットハンドに鉄パイプ
を把持させて作業者が実施するのと同様の手順で鉄パイ
プを作動させることによりノズル内に付着する地金等を
溶融し、洗浄除去することを試みた。ところがこの方法
による場合、ロボットは設定した作業パターンに基づい
て作動するようになっているために様々な形態で付着し
ている地金等に対応することができず、鉄パイプが地金
等に支えることによって受ける抵抗がロボットに伝わ
り、ロボットハンドが変形したり損傷し、また過負荷の
ためロボットが停止するという問題を生じた。
【0006】本発明は上記の問題を解消し、連続鋳造設
備におけるノズルの洗浄をロボットハンドに取り付けた
鉄パイプより酸素ガスを吹き付けることによって行う方
法において、洗浄作業中、地金等に支えることによって
受ける抵抗でロボットハンドが変形したり損傷し、或い
はまた過負荷でロボットが停止することのない洗浄方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題の解決手段】本発明の洗浄方法はそのため、連続
鋳造設備のスライディングノズル、ロングノズル、浸漬
ノズルその他類似のノズルに酸素ガスを吹付けて洗浄す
る鉄パイプと、ロボットハンドに取付けられ、かつロボ
ットハンドに把持された上記鉄パイプから受ける抵抗を
検出する力覚センサーと、力覚センサーの出力信号によ
ってロボットの作動を制御する制御手段とよりなる洗浄
装置を用いた上記ノズルの洗浄中、力覚センサーが力を
検出したとき或いは力覚センサーにより検出された力が
予め設定された力を越えたとき力覚センサーからの出力
信号により制御手段がロボットの作動を停止し、一定時
間経過後、或いは力覚センサーが力を検出しなくなるか
検出値が設定値以下になったとき、ロボットを再び作動
してノズルの洗浄を行うようにしたものである。
【0008】
【作用】ロボットは設定された作業パターンに基づいて
鉄パイプをノズル内に挿入し、ノズル内の洗浄作業を行
う。作業中、鉄パイプ先端が地金等に接触し、力覚セン
サーがそれを検出すると、その出力信号が制御手段に送
られる。制御手段は、これによりロボットを一定時間停
止させるか或いは力覚センサーが力を検出しなくなるま
でロボットを停止させる。一定時間停止させる前者の場
合、一定時間経過後(この間地金等は溶融除去され
る)、ロボットは再び上記作業パターンに基づいて鉄パ
イプを作動させるが、地金等の溶融除去が不十分でなお
力覚センサーがそれを検出するときには、ロボットが再
度一定時間停止する。以上の動作を繰返ししかもノズル
円周方向に沿って円周運動をしながら鉄パイプがノズル
の奥に向って侵入し、洗浄作業を行う。
【0009】力覚センサーが力を検出しなくなるか、検
出しても設定値以下となる後者の場合、地金は充分に溶
融除去された状態であることを意味する。
【0010】
【実施例】ロボット11はロボットハンド12で鉄パイ
プ13を把持し、制御装置14に組込まれた作業プログ
ラムに基づいて鉄パイプ13を作動させるようになって
おり、鉄パイプ13の先端部13aはノズル1の内孔に
付着した地金16が保有している熱及び鉄パイプ13か
ら噴出する酸素ガスとの反応により着火溶融する材質か
らなり、着火した鉄パイプ13は以後酸素ガスとの反応
により自ら溶融しながら地金16を溶融し、洗浄除去す
る。
【0011】ロボットハンド12には図1及び図2に示
すように、力覚センサー17が取付けられ、ノズル内の
洗浄除去に際し、鉄パイプ13の先端13aが地金16
に接触して力覚センサー17がそれを検出したとき、制
御装置14に出力信号が送られるようになっており、制
御装置14はこの入力信号に基づいてロボット11を一
旦数秒間停止させる。
【0012】図1は、取鍋18のノズル1の洗浄に本装
置を用いた例を示すもので、その際の洗浄方法の一例を
図3に基づいて説明する。洗浄開始後(ステップ2
1)、鉄パイプ先端がノズル内の地金16に接触し、力
覚センサー17がそれを検出すると(ステップ22)、
ロボット11が設定時間一時停止し(ステップ23)、
設定時間経過し、地金16が溶融除去されると、ロボッ
ト11は制御装置14に組込まれた作業プログラムに基
づいて再び作動し、洗浄作業を行う(ステップ24)。
以上のようにして鉄パイプ13を奥の方に侵入させる動
作を繰返すことによりノズル内の地金が除去され、この
動作は作業が完了するまで行われる(ステップ25)。
【0013】
【発明の効果】本発明の洗浄方法によれば、ロボットハ
ンドに力覚センサーを取付け、洗浄中鉄パイプ先端がノ
ズル内の地金等に接触したときそれを検出してロボット
を一時的に停止させるようにしたもので、ロボットハン
ドの変形や損傷或いはまた過負荷によるロボットの停止
を生ずることがなくなるため、製鉄業において最も危険
な作業の一つであるノズル内の地金等の除去作業を産業
用ロボットを使った自動化が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】取鍋のノズル洗浄に用いられる洗浄装置の概略
図を示す。
【図2】図1の部分拡大断面図を示す。
【図3】洗浄時のフローチャートを示す。
【図4】連続鋳造設備の概略図を示す。
【符号の説明】
1 ノズル 11 ロボット 12 ロボットハンド 13 鉄パイプ 14 制御装置 17 力覚センサー
フロントページの続き (72)発明者 青木 正人 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 亀田 信之 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−71959(JP,A) 実開 平3−29254(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造設備のスライディングノズル、ロ
    ングノズル、浸漬ノズルその他類似のノズルに酸素ガス
    を吹付けて洗浄する鉄パイプと、ロボットハンドに取付
    けられ、かつロボットハンドに把持された上記鉄パイプ
    から受ける抵抗を検出する力覚センサーと、力覚センサ
    の出力信号によってロボットの作動を制御する制御手
    段とよりなる洗浄装置を用いた上記ノズルの洗浄中、
    覚センサーが力を検出したとき或いは力覚センサーによ
    り検出された力が予め設定された力を越えたとき力覚セ
    ンサーからの出力信号により制御手段がロボットの作動
    を停止し、一定時間経過後、或いは力覚センサーが力を
    検出しなくなるか検出値が設定値以下になったとき、ロ
    ボットを再び作動してノズルの洗浄を行うことを特徴と
    する連続鋳造設備ノズルの洗浄方法
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