JP2641564B2 - 情報ディスク - Google Patents

情報ディスク

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JP2641564B2
JP2641564B2 JP1126602A JP12660289A JP2641564B2 JP 2641564 B2 JP2641564 B2 JP 2641564B2 JP 1126602 A JP1126602 A JP 1126602A JP 12660289 A JP12660289 A JP 12660289A JP 2641564 B2 JP2641564 B2 JP 2641564B2
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magnetic metal
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秀雄 谷出
勲 大島
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たとえば光ディスクなどの情報ディスクに
係り、特に、ディスク基板の中心部に、紫外線硬化樹脂
の接着層を介して、クランプ用の磁性金属ハブを接合し
てなる情報ディスクにおいて、前記ディスク基板と磁性
金属ハブとの接合強度の向上を指向した情報ディスクに
関するものである。
〔従来の技術〕
情報ディスクは、たとえば磁気フロッピーディスクと
異なり、そのトラックピッチがきわめて狭く、1.5μm
である。したがって、高速回転を行なうと、トラッキン
グサーボのかかるピックアップの追従可能範囲が50μm
であり、これも非常に小さいものである。
この種情報ディスクにおいては、これを回転スピンド
ルへ偏心なく、高精度にクランプしなければならない。
従来、このクランプを実施したものとして、ディスク
基板の中心部に、クランプ用の磁性金属円板(以下、磁
性金属ハブという)を接合してなる光ディスクが知られ
ている。
この光ディスクは、回転スピンドルと嵌めあいになる
部分が磁性金属であるために、前記回転スピンドルとの
嵌めあい精度が高く、そのうえ、嵌めあい部分の欠けや
変形がないので、偏心の防止に効果的である。また、前
記ティスク基板と磁性金属ハブとの接合方法は、紫外線
硬化樹脂によるものであるので、紫外線を照射すること
により、容易に且つ短時間で接着することができ、作業
性も良いという利点があった。なお、この種の情報ディ
スクとして関連するものには、たとえば特開昭61−2241
55号公報が挙げられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、ハブが磁性金属であるので、このハ
ブと紫外線硬化樹脂接着剤との濡れ性が悪く、ディスク
基板と磁性金属ハブとの充分な接合強度が得られずに、
該ハブがディスク基板から容易に脱落するという点につ
いて配慮がされていなかった。
本発明は、従来技術の問題点を解決するため、ディス
ク基板の中心部に、紫外線硬化樹脂の接着層を介して金
属ハブを接合して成る情報ディスクにおいて、前記ディ
スク基板と金属ハブとの接合強度の優れた情報ディスク
の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の情報ディスクで
は、ディスク基板の中心部に接着層により金属ハブが固
定された情報ディスクにおいて、その接着層を、ディス
ク基板側の紫外線硬化樹脂から成る第1の接着層と、金
属ハブに対し所定の濡れ性により所定の強度を確保する
第2の接着層とを備える複合接着層である構成としたも
のである。
〔作用〕
金属ハブと濡れ性の良い第2の接着層は、第1の接着
層との接着強度を大幅に向上させ、金属ハブがディスク
基板から脱落するのを防止する。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって、図面を用いて説明す
る。
第1〜3図は、それぞれ、本発明の第1〜3の実施例
に係る光ディスクの断面図であり、これらは、何れも磁
性金属ハブに、予め第2接着層を被覆してなるものであ
る。各図において、同一番号を付したものは同一部分で
ある。
第1の実施例 第1図において、1は、内円部1aを有する、ポリカー
ボネート樹脂を射出成形してなるディスク基板、5は、
このディスク基板1に形成した記録膜層(もしくは、再
生反射膜)、6は、この記録膜層5を保護するための保
護膜層である。2は、基部膜層5を保護するための保護
膜層である。2は、基部2aと円筒部2bとを有する磁性金
属ハブであり、この磁性金属ハブ2は、その円筒部2b
で、前記ディスク基板1の内円部1aを貫通し、その基部
2aで、該ディスク基板1の記録膜層側に、接着層(詳細
後述)を介して接合されている。
前記接着層は、磁性金属ハブ2の基部2aに、予め設け
た第2接着層4(詳細後述)と、この第2接着層4とデ
ィスク基板1との間に介在する紫外線硬化樹脂の接着層
3とからなる、2層の接着層である。前記第2接着層4
は、磁性金属ハブ2との濡れ性の良いエポキシ系樹脂
(もしくは、ウレタン系樹脂)であり、その厚さは、30
〜100μmである。
本発明者らの研究によれば、この第2接着層4の厚さ
は、5μm以下では、接着剤塗布が均一にならず、所望
の接合強度が得られない。また、200μm以上では、接
合強度が低下するのみならず、コスト高にもなるので、
5〜200μmの範囲が好ましく、接合強度,作業性,コ
ストを考慮すれば、30〜100μmが実用的範囲である。
また、前記紫外線硬化樹脂の接着層3の厚さも、第2
接着層4におけると同様の理由から、30〜100μmが実
用的範囲である。この紫外線硬化樹脂への紫外線の照射
方法について言及すれば、該樹脂が、最初、ディスク基
板1側から固化し、最後に、第2接着層4側で固化する
ように照射することが望ましい。
以上説明した第1の実施例によれば、磁性金属ハブ2
との濡れ性の悪い紫外線硬化樹脂と、磁性金属ハブ2と
の間に、第2接着層4を設けるようにしたので、ディス
ク基板1と磁性金属ハブ2との接合強度が、従来の2〜
5倍程度向上し、磁性金属ハブ2がディスク基板1から
脱落しない、という効果がある。
第2の実施例 この光ディスクは、第2図に示すように、ディスク基
板1の内円部1aと、磁性金属ハブ2の円筒部2bとの間に
も、磁性金属ハブ側が第2接着層4になるようにして、
2層の接着層を設けたものである。
このようにすれば、前記第1の実施例の光ディスクよ
りも接着面積が増加するので、接合強度がさらに増大す
るという利点がある。
第3の実施例 この光ディスクは、第3図に示すように、平板状の磁
性金属ハブ2Aを、ディスク基板1の反記録膜層側へ接合
してなるタイプのものである。この実施例も、磁性金属
ハブ2A側が第2接着層4になるようにして、2層の接着
層を設け、この接着層を介して、ディスク基板1へ磁性
金属ハブ2Aを接合した。
このように、本発明は、磁性金属ハブの、形状やディ
スク基板への接合位置が変っても、いろいろのタイプの
情報ディスクへ適用することができるものである。
第4図は、本発明の第4の実施例に係る光ディスクの
断面図、第5図は、第5の実施例に係る光ディスクにお
ける投錨状溝の詳細図、第6,7図はそれぞれ、第6,7の実
施例に係る光ディスクの断面図、第8図〜10図は、それ
ぞれ、第8〜10の実施例に係る光ディスクにおける投錨
状貫通穴の詳細図である。これらは、何れも磁性金属ハ
ブに、該ハブの接着層側が小径の、溝もしくは貫通穴を
穿設したものである。各図において、第1図と同一番号
を付したものは同一部分である。
第4の実施例 第4図(a)において、7は、磁性金属ハブ2Bの基部
2aに穿設した、接着層3側が小径の溝に係る投錨状溝で
ある。この投錨状溝7は、第4図(b)に示すように、
基部2aに、予め機械加工によってストレート溝7′を穿
設したのち、これをプレスによって押圧して形成したも
のである。なお、紫外線硬化樹脂への紫外線の照射方法
について言及すれば、この紫外線を、ディスク基板1へ
垂直に照射するだけでなく、その照射方向をいろいろと
変えて、十分に照射することが望ましい。
この実施例によれば、紫外線硬化樹脂の接着層3が投
錨状溝7の中へも食い込んで固化するので、接着層3に
アンカー効果が発生し、ディスク基板1と磁性金属ハブ
2Bとの接合強度が著しく向上する、という効果がある。
第5の実施例 この光ディスクにおける投錨状溝7Aは、第5図に示す
ように、磁性金属ハブの基部2aに、互いに反対方向へ傾
斜した2つの悦角溝7aを穿設(たとえば、バイトによっ
て穿設)することにより、接着層側が小径になるように
形成したものである。この溝形成方法によれば、プレス
加工を要しないので、溝加工が容易である。
なお、前記各実施例においては、投錨状溝7,7Aの加工
を、それぞれの磁性金属ハブ毎に実施するようにした
が、予め磁性金属ハブ材料に溝加工を施いておいてか
ら、所定形状の磁性金属ハブに仕上げるようにしてもよ
い。
第6の実施例 この光ディスクは、第6図に示すように、磁性金属ハ
ブ2Cの円筒部2bにも、投錨状溝7を形成したものであ
る。
このようにすれば、前記第4,5の実施例の光ディスク
よりも、接着層3のアンカー効果がさらに大きくなる、
という利点がある。
第7の実施例 この光ディスクは、第7図(a)に示すように、磁性
金属ハブ2Dの基部2aに、接着層3側が小径の貫通穴に係
る投錨状貫通穴8を穿設したものである。第7図(b)
は、その詳細を示したものである。
この実施例によれば、前記第4〜6の実施例と同様
に、接着層3のアンカー効果が発生して接合強度が向上
するが、貫通穴であるために、アンカー効果がさらに確
実であるとともに、その加工が容易である、という利点
がある。
第8〜10図の実施例 これらの光ディスクにおける投錨状貫通穴8A,8B,8Cの
形状は、それぞれ第8,9,10図に示すように、ストレート
穴を複数段重ねたもの,穴面を凹状にしたもの,穴面を
凸状にしたものである。
第11図は、本発明の第11の実施例に係る光ディスクの
断面図である。
第11の実施例 この光ディスクは、第11図に示すように、前記第1図
に係るものと、第4図に係るものとを組合わせてなるも
のである。すなわち、第1図に係る光ディスクにおける
磁性金属ハブ2の代りに、第4図に係る光ディスクにお
ける磁性金属ハブ2Bを使用したものである。
このようにすれば、イ第2接着層4と磁性金属ハブ2B
との濡れ性が良好であり、また、ロ磁性金属ハブ2Bの投
錨状溝7が、第2接着層4にアンカー効果を発生させる
ので、ディスク基板1と磁性金属ハブ2Bとの接合強度が
著しく向上する、という利点がある。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば、紫外線硬
化樹脂の接着層と磁性金属ハブとの濡れ性が改善され、
あるいは、磁性金属ハブに形成した溝(もしくは貫通
穴)によるアンカー硬化により、ディスク基板と前記磁
性金属ハブとの接合強度が、従来の2〜5倍に向上す
る。
これを要するに、ディスク基板の中心部に、紫外線硬
化樹脂の接着層を介して、クランプ用の磁性金属ハブを
接合してなる情報ディスクにおいて、前記ディスク基板
と磁性金属ハブとの接合強度の優れた情報ディスクを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はそれぞれ本発明の第1〜4の実施例に係る
光ディスクの断面図、第5図は第5の実施例に係る光デ
ィスクの投錨状溝の詳細図、第6図,第7図は第6,第7
の実施例に係る光ディスクの断面図、第8〜10図は第8
〜10の実施例に係る光ディスクの投錨状貫通穴の詳細
図、第11図は第11の実施例に係る光ディスクの断面図で
ある。 1……ディスク基板、2,2A,2B,2C,2D……磁性金属ハ
ブ、3……紫外線硬化樹脂の接着層、4……第2接着
層、7,7A……投錨状溝、8,8A,8B,8C……投錨状貫通穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 利治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−224155(JP,A) 特開 昭63−161574(JP,A) 特開 昭62−58473(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク基板の中心部に接着層により金属
    ハブが固定された情報ディスクにおいて、 前記接着層は、 前記ディスク基板側の紫外線硬化樹脂から成る第1の接
    着層と、 前記金属ハブに対し濡れ性のよいエポキシ系樹脂又はウ
    レタン系樹脂から成る第2の接着層とを備える複合接着
    層であることを特徴とする情報ディスク。
JP1126602A 1989-05-22 1989-05-22 情報ディスク Expired - Lifetime JP2641564B2 (ja)

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