JPH07107751B2 - 光デイスクならびにその製造方法 - Google Patents

光デイスクならびにその製造方法

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JPH07107751B2
JPH07107751B2 JP61030653A JP3065386A JPH07107751B2 JP H07107751 B2 JPH07107751 B2 JP H07107751B2 JP 61030653 A JP61030653 A JP 61030653A JP 3065386 A JP3065386 A JP 3065386A JP H07107751 B2 JPH07107751 B2 JP H07107751B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光デイスクならびにその製造方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
第13図は、従来技術により製造された両面記録式光デイ
スクの断面図である。同図に示すように、ハブ51ならび
に外周スペーサ52を介して2枚のデイスク53が対向する
ように固定されている。このデイスク53は、透明なデイ
スク基板54と、それの片面に設けられた記録膜55とから
構成され、前記記録膜55には同心円状にプリグルーブ56
が形成され、2枚のデイスク53はこの記録膜55どうしが
対向するように配置されている。
一方、前記ハブ51は例えば金属などの耐摩耗性を有する
材料でつくられており、それの中央にはドライブ装置の
スピンドル(図示せず)が挿入されて、装置内における
光デイスクの位置決めを行なうためのセンターホール57
が設けられている。図中の58は2枚のデイスク53間に形
成されたエヤーギヤツプである。
第14図ないし第16図は、この光デイスクの製造工程を示
す説明図で、この図に基いて従来の製造方法を説明す
る。
まず第14図に示すように、表面に前記プリグルーブ56に
相応する同心円状の溝59を多数有するスタンパー60上
に、未硬化の流動性を有する紫外線硬化樹脂61を滴下す
る。そしてデイスク基板54をそれの中央部が下になるよ
うに若干湾曲させた状態で前記樹脂61上に圧接し、周辺
部を徐々にスタンパー60上に降ろす。このようにしてデ
イスク基板54をスタンパー60上に圧接すると、両者間で
前記紫外線硬化樹脂61が気泡を含むことなく外周方向へ
押し拡げられて、前記各溝59内にも充填される。
しかる後、第15図に矢印で示すようにデイスク基板54の
上方から紫外線62を照射して、紫外線硬化樹脂61を硬化
させる。次にデイスク基板54をスタンパー60から剥離す
ると、硬化した樹脂膜もデイスク基板54とともにスタン
パー60から離れ、これによつてプリグルーブ56を形成し
た記録膜55となる。このようにしてレプリカ工程が終了
する。
次に前記プリグルーブ56を利用してデイスク基板54の中
心位置を光学的に求め、それに基いてハブ51と外周スペ
ーサ52を接着して組み合わせることにより、第13図に示
すような光デイスクを作製する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この従来の製造方法は、デイスク基板54とハブ
51を組み合わせる際のセンター合わせが難しく、信頼性
の点で問題があるとともに、生産性が悪いなどの欠点が
ある。
すなわち、デイスク基板54は情報の書き込みや読み出し
のために透明であることが必要なため、例えばポリカー
ボネート樹脂、エポキシ樹脂あるいはガラスなどが用い
られている。一方、ハブ51は、光デイスクを装置に対し
て繰り返して脱着することから耐摩耗性が要求され、一
般に金属が使用されている。このように合成樹脂やガラ
スからなるデイスク基板54と金属製のハブ51とでは熱膨
張係数が10倍のオーダで大幅に違い、そのためにハブ51
の熱膨張によつてデイスク基板54が変形を受けないよう
にするために、デイスク基板54とハブ51との嵌合部には
若干のクリアランスが設けられている。またこのクリア
ランスは、デイスク基板54とハブ51との嵌合を容易にす
るためにも必要である。このようにクリアランスがある
と、デイスク基板54とハブ51とを組み合わすときに相対
的な位置ずれ、すなわちセンターずれが生じ易い。
このようにセンターずれが生じたままデイスク基板54と
ハブ51が接着されると、これを記録再生装置に装着して
書き込みあるいは読み出しを行なう場合、前述のように
光デイスクはハブ51がスピンドルに嵌着されることによ
り装置内での位置決めがなされるから、光デイスクの回
転中心に対して記録膜55上のプリグルーブ56が偏心した
状態で回転し、正確なトラツキングができず、信頼性の
点で問題がある。特に最近では高密度記録化にともな
い、プリグルーブ56のピツチが1.6μm程度と極めて微
小になつているため、前述のようなトラツクずれの影響
が直接特性上に現われる。
このようなことが起らないようにするために、デイスク
基板54とハブ51とを接着する際に、両者の位置関係を顕
微鏡で見ながら1つ1つ行なつており、そのために生産
性が非常に悪いなどの欠点を有していた。
本発明は、前述した従来技術の欠点を解消し、信頼性の
高い光デイスクを提供することを目的とするものであ
る。さらに本発明は、前述した従来技術の欠点を解消
し、信頼性の高い光デイスクを能率良く生産することの
できる光デイスクの製造方法を提供することを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の目的を達成するため、本発明は、円筒部を有する
第1ハブの前記円筒部を第1デイスク基輸の中央穴に挿
入して、第1ハブと第1デイスク基板とを一体にして第
1デイスクとする。また、円筒部を有する第2ハブの前
記円筒部を第2デイスク基板の中央穴に挿入して、第2
ハブと第2デイスク基板とを一体にして第2デイスクと
する。そしてこの第1デイスクと第2デイスクとを、前
記第1デイスク基板と第2デイスク基板とが互いに所定
の間隔をもつようにして対向せしめ、前記第1ハブの第
2デイスク側平面と第2ハブの第1デイスク側平面とを
一体に連結したことを特徴とするものである。
前述の目的を達成するため、また本発明は、円筒部を有
する第1ハブの前記円筒部を第1デイスク基板の中央穴
に挿入して第1ハブと第1デイスク基板とを一体にした
第1デイスクと、円筒部を有する第2ハブの前記円筒部
を第2デイスク基板の中央穴に挿入して第2ハブと第2
デイスク基板とを一体にした第2デイスクと、 内周スペーサとを有し、 前記第1ハブと第2ハブの各々の外周に嵌合するように
内周スペーサが配置され、 その内周スペーサと第1デイスク基板、第2デイスク基
板、第1ハブならびに第2ハブの各接面が各々接着剤で
接着されて、第1デイスク基板と第2デイスク基板とが
連結されていることを特徴とするものである。
前述の目的を達成するため、さらに本発明は、少なくと
もトラツキング情報の記録を有する記録膜を形成してい
ないデイスク基板の中央部にハブを一体に設け、このハ
ブの中心部を基準にしてデイスク基板上にトラツキング
情報の記録を有する記録膜を形成したことを特徴とする
ものである。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について図とともに説明する。第1
図は第1実施例に係る両面記録式光デイスクの断面図、
第2図はその光デイスクに用いるハブの拡大断面図、第
3図はその光デイスクに用いる外周スペーサの平面図、
第4図ないし第8図はその光デイスクの製造工程を説明
するための図である。
第1図に示すようにこの光デイスクの場合、内周スペー
サ1ならびに外周スペーサ2を介して2枚の第1デイス
ク3と第2デイスク4が対向するように固定されてい
る。この第1デイスク3は、透明な第1デイスク基板5
と、それの片面に設けられた第1記録膜6とから構成さ
れ、この第1記録膜6には同心円状あるいは螺旋状の第
1プリグルーブ7およびプリピツトが形成されている。
また第2デイスク4も同様に、透明な第2デイスク基板
8と、それの片面に設けられた第2記録膜9とから構成
され、この第2記録膜9には同心円状あるいは螺旋状の
第2プリグルーブ10およびプリピツトが形成されてい
る。この2枚のデイスク3、4は記録膜6、9どうしが
対向するように配置されている。
前記第1デイスク基板5の中央部には第1ハブ11が、ま
た第2デイスク基板8の中央部には第2ハブ12がそれぞ
れ一体に接着されている。これらハブ11、12は、例えば
ニツケルを42重量%、クロムを6重量%を含む鉄−ニツ
ケル−クロムの合金などのようなデイスク基板5、8と
熱膨張係数が近似する金属から作られている。ハブ11
(12)は第2図に示す如く、センターホール13を有する
円筒部14と、内側つば部15とからなり側面形状がキヤツ
プ状をしており、素材からのプレス加工および切削加工
によつて作られる。なお、図中の16は内側つば部15の端
面に形成された環状の接着剤溜めで、円筒部14の外周縁
ならびに内周縁には面取りがされている。
第3図は、外周スペーサ2の平面図である。この外周ス
ペーサ2ならびに内周スペーサ1は、例えばステンレス
鋼やアルミニウムなどの金属、セラミツクスあるいはエ
ポキシ樹脂やポリカーボネート樹脂などの合成樹脂等で
作られている。外周スペーサ2の上面には同図に示すよ
うに内側から外側に貫通した1本あるいは複数本のガス
抜き溝26が形成されている。
次にこの光デイスクの製造工程について第4図ないし第
8図を用いて説明する。
まず最初に第4図に示すように、ハブ11(12)の中央部
に高い加工精度でセンターホール13を設け、一方、記録
膜6(9)を形成していないデイスク基板5(8)の中
央部に透孔17を設ける。そして第5図に示すようにハブ
11(12)における内側つば部15の上面ならびに円筒部14
の外周面に接着剤18を塗布し、その円筒部14をデイスク
基板5(8)の透孔17に挿入して、ハブ11(12)とデイ
スク基板5(8)とを一体に接着する。なお、接着剤18
としては、例えば紫外線硬化樹脂などの透明な接着剤が
光デイスクの外観を損ねない点で賞用される。
次にこのハブ付きデイスク基板5(8)を第6図に示す
ようにスタンパー19上に圧接する訳であるが、このスタ
ンパー19の上面には前記プリグルーブ7(10)に相応す
る同心円状あるいは螺旋状の溝20が形成され、その溝20
の中心には位置決めピン21が突設されて、スタンパー19
上には未硬化で流動性を有する紫外線硬化樹脂22が所定
量滴下されている。
同図に示すようにデイスク基板5(8)をそれの中央部
が下になるように若干湾曲させた状態でスタンパー19上
に降ろし、ハブ11(12)のセンターホール13に前記位置
決めピン21を挿入する。これによつてスタンパー19上に
おけるデイスク基板5(8)の位置が正しく決められ
る。この状態でデイスク基板5(8)をスタンパー19側
に圧接すると、両者間で紫外線硬化樹脂22が気泡を含む
ことなく外周方向へ押し拡げられ、前記各溝20内にも未
硬化の樹脂22が流れこんで充填される。
しかる後第7図に示すように、デイスク基板5(8)が
スタンパー19上に完全に圧接された状態でその上方から
紫外線23を均等に照射して、紫外線硬化樹脂22を硬化さ
せる。次にデイスク基板5(8)をスタンパー19から剥
離すると、硬化した樹脂膜もデイスク基板5(8)とと
もにスタンパー19から離れ、これによつてプリグルーブ
7(10)およびプリピツト(図示せず)を形成した透明
樹脂膜となる。
次にこの透明樹脂膜を形成したデイスク基板5(8)を
真空蒸着装置内に配置し、前記透明樹脂膜の表面に記録
膜6(9)を蒸着形成する。この記録膜6(9)として
は、光の反射性に優れた例えばアルミニウムやテルル−
セレン−鉛合金などの金属が用いられる。
このようにしてレプリカ工程が終了した2枚のデイスク
3、4を準備し、一方の第2デイスク4を第8図に示す
ように基台24上に載置し、基台24の上面に設けられたセ
ンタリングポール25に第2ハブ12のセンターホール13を
挿通することにより、基台24上で第2デイスク4を位置
決めする。
そして第2ハブ12の接着剤溜め16付近に接着剤18を塗布
し、ついで上面ならびに下面に接着剤18を塗布した内周
スペーサ1ならびに外周スペーサ2を前記デイスク4の
所定位置に載置する。内周スペーサ1を載置する際、第
2ハブ12のつば部15にそれを嵌合することにより、内周
スペーサ1の位置決めがなされる。なお、外周スペーサ
2のガス抜き溝26が形成されている方の面には、接着剤
18によりガス抜き溝26が塞がれないようにするためガス
抜き溝26の付近には接着剤18は塗布されていない。
しかる後、第1ハブ11の下面に接着剤18を塗布した第1
デイスク3を内周スペーサ1ならびに外周スペーサ2上
に載置するとともに、そのデイスク3における第1ハブ
1のセンターホール13を前記センタリングポール25に挿
通する。これによつて第1デイスク3と第2デイスク4
とが正しい位置でセンタリングされて、2枚のデイスク
3、4と内周スペーサ1と外周スペーサ2とが一体に接
着されて第1図に示すような光デイスクが得られる。
このようにして組立てられた光デイスクは第1図に示す
ように、外周スペーサ2とデイスク基板5との間に隙間
(ガス抜き溝26)が形成される。このガス抜き溝26は、
接着剤18を乾燥する際に発生するガスを外部に放出する
のに役立つ。接着剤18を乾燥する際に発生するガス、主
に有機溶剤が光デイスク内に滞留していると記録膜6
(9)などに悪影響をおよぼして変質するから前述のよ
うに排出する方が好ましい。なお、このガス抜き溝26は
接着剤が乾燥したのちに少量の接着剤で閉塞されて、光
デイスクの内部は密閉構造となる。
第9図ないし第12図は本発明の第2実施例を説明するた
めの図で、第9図は光デイスクの断面図、第10図はその
光デイスクに用いられる内周スペーサの平面図、第11図
ならびに第12図はその光デイスクの製造工程を説明する
ための図である。
この実施例の場合、第1ハブ11ならびに第2ハブ12は、
ニツケルを42重量%、クロムを6重量%含有した鉄−ニ
ツケル−クロムの合金からなり、ともに中央部に加工精
度の高いセンターホール13を有する円筒部14と、外つば
部27とからなり、第9図ならびに第11図に示すように前
記外つば部27の下面と円筒部14の外周面とに接着剤18が
塗布されて、デイスク基板5(8)と一体に接着され
る。
またこの実施例では、内周スペーサ1の上面ならびに下
面には、環状の接着剤溜め16が形成されている。さらに
外周スペーサ2における厚み方向の中間位置に内側から
外側に貫通したガス抜き溝26が1本あるいは複数本形成
されている。このように厚み方向の中間位置にガス抜き
溝26を設ければ、接着剤18(後述する。)によるガス抜
き溝26の閉塞の心配がない。
この光デイスクの製造の場合も前記第1実施例と同様
に、まず最初に記録膜6(9)を形成していないデイス
ク基板5(8)とハブ11(12)とを接着する。そして第
11図に示すように、プリグルーブ7(10)に相応する同
心円状あるいは螺旋状の溝20と、その溝20の中心に突設
された位置決めピン21とを有するスタンパー19上に、前
述のハブ付きのデイスク基板5(8)をそれの中央部が
下になるように若干湾曲させた状態で降ろし、ハブ11
(12)のセンターホール13に前記位置決めピン21を挿入
する。
そしてデイスク基板5(8)がスタンパー19上に完全に
圧接された状態でその上から紫外線を照射して、デイス
ク基板5(8)とスタンパー19との間に充填された紫外
線硬化樹脂22を硬化せしめ、しかる後デイスク基板5
(8)をスタンパー19から剥離する。次にこの透明樹脂
膜を形成したデイスク基板5(8)を真空蒸着装置内に
配置し、前記透明樹脂膜上に第1実施例と同様に光反射
性に優れた金属からなる記録膜6(9)を蒸着形成す
る。
次に第12図に示すように、第2デイスク基板4を基台24
上に載置するとともに、基台24のセンタリングポール25
を第2ハブ11のセンターホール13に挿通する。ついで上
面ならびに下面に接着剤18を塗布した内周スペーサ1な
らびに外周スペーサ2を前記デイスク4の所定位置に載
置する。このときも内周スペーサ1を第2ハブ12の円筒
部14に嵌合することにより、それの位置決めができる。
しかる後、第1デイスク3を内周スペーサ1ならびに外
周スペーサ2の上に載置するとともに、そのデイスク3
における第1ハブ11のセンターホール13を前記センタリ
ングポール25に挿通する。これによつて第1デイスク3
と第2デイスク4とが正しい位置で相対的にセンタリン
グされて、2枚のデイスク3、4と内周スペーサ1と外
周スペーサ2とが一体に接着されて、第9図に示すよう
な光デイスクが得られる。
第17図は、本発明の第3実施例を示す図である。この実
施例は前記第1実施例ならびに第2実施例で用いた内周
スペーサ1は使用せず、その代わりこの内周スペーサ1
の幅に相当する長さの分だけ、つば部15が長くなつたつ
ば付きのハブ11、12を用いている。
すなわち、ハブ11、12に設けるつば部15の径方向長さ
(したがつて、それの外径および面積の大きさ)を第1
図、第2図に示されるハブ11、12のつば部15より大きく
して、そのつば部15が前記第1実施例ならびに第2実施
例の内周スペーサ1とハブ11(12)のつば部15を合わせ
た部分に置き替えて用いるものである。
そしてデイスク基板5、8の透孔17にハブ11(12)の円
筒部14を挿入し、その円筒部14とデイスク基板5、8と
の間ならびにつば部15とデイスク基板5、8との間を接
着剤18で一体に接着する。
このようにして作製したプリグループおよび/またはプ
リピツト7,10などを有する記録層6、9を形成していな
いハブ付きのデイスク基板5、8に第1実施例および第
2実施例と同様にしてハブ11(12)のセンターホール13
を基準にして、プリグループおよび/またはプリピツト
を有する渦巻状の記録膜6、9を形成する。
次に両面に接着剤を塗布した外周スペーサ2を介挿する
とともに、ハブ11、12の内側端面にも接着剤を塗布し
て、前記2枚のデイスク基板5、8をそれぞれ記録膜
6、9が対向するように配置、接合して第1実施例なら
びに第2実施例と同じ方法で両面記録型光デイスクを組
立てる。
本実施例の特長は、内周スペーサ1を接着する工程が省
かれるので生産工程の単純化が図れたこと、および第1
デイスク3と第2デイスク4の接着強度は、前記第1実
施例のように内周スペーサ1とハブ11、12のつば部15を
接着する方式よりも機械的強度が向上する点である。
第18図ならびに第20図は本発明の第4実施例を示す図
で、第18図は光デイスクの断面図、第19図はその光デイ
スクに用いるハブの斜視図、第20図は第19図のA−A線
上で切断した切断斜視図である。
この実施例の場合、ハブ11(12)がつば部を有しない円
筒部14と、その円筒部14は別部品の輪状板28とから構成
されている。この輪状板28が円筒部14の一方の端面に、
例えばネジなどの連結部材29によつて一体に連結されて
いる。
前述の連結部材29を用いないで、円筒部14と輪状板28と
を接着あるいは溶接で一体化することもできるし、また
前述の連結部材29による連結と接着とを併用することも
できる。
第21図ならびに第22図は第5実施例を、第23図ならびに
第24図は第6実施例をそれぞれ説明するための図であ
る。
これら両実施例の場合もハブ11、12は、つば部を有しな
い円筒部14と、輪状板28とから構成されて、両部材は例
えば接着あるいは溶接などの適宜な手段によつて一体に
連結されている。
第21図ならびに第22図に示す第5実施例では、センター
ホール13を形成する円筒部14ならびに輪状板28の中央透
孔を可及的に小径にして、円筒部14と輪状板28との接合
面積をできるだけ大きくとるように工夫されている。
前述の第18図に示す第4実施例、第21図に示す第5実施
例ならびに第23図に示す第6実施例においては、輪状板
28の円筒部14から径方向外側に突出した部分がつば部15
となる。
前記第4実施例ないし第6実施例における光デイスクの
製造方法は前記第1実施例とほぼ同様であるので、それ
らの説明は省略する。
これら第4実施例ないし第6実施例においても、つば部
15(輪状板28)の外径を大きく、従つてつば部15(輪状
板28)とデイスク基板5(8)との接着面積、および第
1ハブ11の輪状板28と第2ハブ12の輪状板28との接着面
積の大きくすることによつて、内周スペーサ1を省略し
ている。このように広い接合面積を有して固着強度を高
めることによつて、高速回転が可能な高速アクセスの可
能な光デイスクを提供することができる。
前記実施例ではハブ11、12に接着剤溜めを形成していな
いが、接着剤溜めを形成してもよいことは勿論である。
第25図は、本発明の第7実施例を説明するための図であ
る。この実施例の場合、ハブ11、12は、つば部を有して
いない円筒部14と、それとは別部品の輪状板28とからな
り、輪状板28が円筒部14の端面に例えば接着、溶接ある
いはネジ止めなどの適宜な手段によつて一体に結合され
ている。そして前記輪状板28がデイスク基板5、8の外
面側に接着剤18によつて接着されている。
また、円筒部14と輪状板28を切削加工によつて一体に作
ることもできる。すなわち光デイスクの内周部において
は、第9図で示した第2実施例の光デイスクで内周スペ
ーサ1を用いていない構造となる。
第26図は、本発明の第8実施例を説明するための図であ
る。この実施例の場合、つば部を有しない円筒部14をデ
イスク基板5、8の透孔17に挿入して接着剤18で接合す
るとともに、円筒部14のデイスク基板5、8から突出し
た内側部分の円筒部外周に内周スペーサ1を配置し、そ
の内周スペーサ1と各デイスク基板5、8との接面なら
びに内周スペーサ1と円筒部14との接面を接着剤18で一
体に接合する。前記第7実施例ならびに第8実施例にお
いて、記録膜6、9を形成していないデイスク基板5、
8の中央部ににそれぞれ第1ハブ11ならびに第2ハブ12
を一体に接合すること。その後にハブ11、12を基準にし
てプリグルーブおよび/またはプリピツト7、10を有す
る第1記録膜6ならびに第2記録膜9を形成すること。
ならびに記録膜6、9を形成した後に、それらが対向す
るように2枚のデイスク3、4を配置して連結すること
は前記第1実施例とほぼ同様であるので、それらの説明
は省略する。
前記実施例ではプリグルーブとプリピツトを有する記録
膜を備えたデイスク基板について説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、プリグルーブのみを有
する記録膜を備えたデイスク基板についても適用でき
る。
前記実施例のようにハブの円筒部にそれの厚さ相当の長
さを有するセンターホールを形成すれば、そのセンター
ホールの周面が、レプリカ工程の位置決めピンならびに
第1デイスクと第2デイスクを連結する際のセンタリン
グポールの外周面と広い面積で面接触するから、デイス
ク基板ならびにデイスクの水平状態が良好に維持され
る。そのため、厚みの均一な記録膜が形成されたり、あ
るいはデイスクどうしの平行度が容易に出せる。
〔発明の効果〕
本発明は前述のような構成になつており、ハブを第1ハ
ブと第2ハブとに分けることによつて、第1ハブと第1
デイスク基板、ならびに第2ハブと第2デイスク基板と
を別個に連結することができる。従つて、第1デイスク
基板と第2デイスク基板とを対向して光デイスクを組立
てる際、第1デイスク基板と第2デイスク基板とを偏り
なく合わせることができる。
従来の光デイスクの場合は、第13図のように1つのハブ
の上側と下側とにデイスク基板を固定した構造になつて
いる。そして上側デイスク基板に形成された記録膜のプ
リグルーブの中心とハブの中心とが合うように、また、
下側デイスク基板に形成された記録膜のプリグルーブの
中心とハブの中心とが合うように組立てる訳であるが、
一方あるいは両方の記録膜がデイスク基板上で位置ずれ
して形成されると、両方の記録膜のセンターが1つのハ
ブのセンターに合うように組合わされるため、デイスク
基板どうしが位置ずれを生じる。このようにデイスク基
板が互いにずれると、光デイスク回転むらが発生し、信
号の適正な記録または再生ができず、信頼性の面で問題
がある。
この点本発明の光デイスクは、第1デイスク基板用のハ
ブと第2デイスク基板用のバフとが別になつているか
ら、デイスク基板に形成する記録膜のプリグルーブの中
心とハブの中心とを一致させることができるとともに、
両デイスク基板を位置ずれなく対向することができる。
そのため、光デイスクを使用する際にも回転むらを生じ
ることなく、信頼性の向上が図れる。
さらに本発明は前述のような構成になつているため、デ
イスク基板とデイスク支持体のセンター合わせをする必
要がなく、しかもデイスク支持体の中心とプリグルーブ
の中心とが必ず一致し、センターずれによる弊害が解消
され、簡単に生産性良く信頼性の高い光デイスクを製造
することができる。
また顕微鏡を見ながらデイスク基板とデイスク支持体と
のセンター合わせをするような作業が必要でなく、しか
も両デイスク支持体のセンターホールを利用して両デイ
スク基板のセンタリングを行なうから、デイスク基板ど
うしの位置決めも容易にでき、生産性を大幅に向上する
ことができ、生産コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る光デイスクの断面
図、第2図はその光デイスクに用いるハブの拡大断面
図、第3図はその光デイスクに用いる外周スペーサの平
面図、第4図、第5図、第6図、第7図ならびに第8図
はその光デイスクの製造工程を説明するための図、第9
図は本発明の第2実施例に係る光デイスクの断面図、第
10図はその光デイスクに用いられる内周スペーサの平面
図、第11図ならびに第12図はその光デイスクの製造工程
を説明するための図、第13図は従来の光デイスクの断面
図、第14図、第15図ならびに第16図はその光デイスクの
製造工程を説明するための図、第17図は本発明の第3実
施例に係る光デイスクの断面図、第18図は本発明の第4
実施例に係る光デイスクの断面図、第19図はその光デイ
スクに用いるハブの斜視図、第20図は第19図のA−A線
上で切断した切断斜視図、第21図は本発明の第5実施例
に係る光デイスクの断面図、第22図はその光デイスクに
用いるハブの切断斜視図、第23図は本発明の第6実施例
に係る光デイスクの断面図、第23図はその光デイスクに
用いるハブの切断斜視図、第25図は本発明の第7実施例
に係る光デイスクの断面図、第26図は本発明の第8実施
例に係る光デイスクの断面図である。 3……第1デイスク、4……第2デイスク、5……第1
デイスク基板、6……第1記録膜、7……第1プリグル
ーブ、8……第2デイスク基板、9……第2記録膜、10
……第2プリグルーブ、11……第1ハブ、12……第2ハ
ブ、13……センターホール、25……センタリングポー
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東原 利夫 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 後藤 明 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒部を有する第1ハブの前記円筒部を第
    1デイスク基板の中央穴に挿入して第1ハブと第1デイ
    スク基板とを一体にした第1デイスクと、円筒部を有す
    る第2ハブの前記円筒部を第2デイスク基板の中央穴に
    挿入して第2ハブと第2デイスク基板とを一体にした第
    2デイスクとを、前記第1デイスク基板と第2デイスク
    基板とが互いに所定の間隔をもつようにして対向せし
    め、前記第1ハブの第2デイスク側平面と前記第2ハブ
    の第1デイスク側平面とを接着剤により一体に連結した
    ことを特徴とする光デイスク。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第(1)項記載において、
    前記第1デイスク基板と第2デイスク基板の互に対向す
    る面の少なくとも一方の面に記録膜が形成されているこ
    とを特徴とする光デイスク。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第(1)項記載において、
    前記第1ハブならびに第2ハブの少なくとも一方のハブ
    が、円筒部と、その円筒部の少なくとも一方の端面に接
    合固定された輪状板とから構成されていることを特徴と
    する光デイスク。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第(1)項記載において、
    前記対向するつば部のうち少なくともいずれか一方のつ
    ば部の端面に接着剤溜め部が形成されていることを特徴
    とする光デイスク。
  5. 【請求項5】円筒部を有する第1ハブの前記円筒部を第
    1デイスク基板の中央穴に挿入して第1ハブと第1デイ
    スク基板とを一体にした第1デイスクと、 円筒部を有する第2ハブの前記円筒部を第2デイスク基
    板の中央穴に挿入して第2ハブと第2デイスク基板とを
    一体にした第2デイスクと、 内周スペーサとを有し、 前記第1ハブと第2ハブの各々の外周に嵌合するように
    内周スペーサが配置され、 その内周スペーサと第1デイスク基板、第2デイスク基
    板、第1ハブならびに第2ハブの各接面が各々接着剤で
    接着されて、第1デイスク基板と第2デイスク基板とが
    連結されていることを特徴とする光デイスク。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第(5)項記載において、
    前記第1デイスク基板と第1ハブとが接着剤で接着さ
    れ、第2デイスク基板と第2ハブとが接着剤で接着され
    るとともに、対向する第1ハブのつば部と第2ハブのつ
    ば部の外周に内周スペーサが配置され、その内周スペー
    サと前記デイスク基板との間ならびに内周スペーサとつ
    ば部との間が接着剤によつて一体に連結されていること
    を特徴とする光デイスク。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第(5)項記載において、
    前記第1デイスク基板と第1ハブとが接着剤で接着さ
    れ、第2デイスク基板と第2ハブとが接着剤で接着され
    るとともに、第1ハブの円筒部と第2ハブの円筒部の各
    々の外周に内周スペーサが配置され、その内周スペーサ
    と第1デイスク基板、第2デイスク基板、第1ハブなら
    びに第2ハブの各接面が接着剤で接着されていることを
    特徴とする光デイスク。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第(1)項ないし第(7)
    項記載のいずれかにおいて、前記デイスク基板がガラス
    からなり、前記ハブがニツケルを42重量%、クロムを6
    重量%含む鉄−ニツケル−クロム合金からなることを特
    徴とする光デイスク。
  9. 【請求項9】特許請求の範囲第(1)項ないし第(7)
    項記載のいずれかにおいて、前記ハブの円筒部の厚み相
    当の長さを有するセンタ−ホールが形成されていること
    を特徴とする光デイスク。
  10. 【請求項10】少なくともトラツキング情報の記録を有
    する記録膜を形成していないデイスク基板の中央部にハ
    ブを一体に設け、このハブの中心部を基準にしてデイス
    ク基板上にトラツキング情報の記録を有する記録膜を形
    成することを特徴とする光デイスクの製造方法。
  11. 【請求項11】特許請求の範囲第(10)項記載におい
    て、前記少なくともトラツキング情報に対応する記録情
    報対応部分を表面に有するスタンパーに軸を突設し、前
    記ハブのセンターホールを前記軸に挿入することによつ
    てスタンパーに対するデイスク基板の位置決めを行うこ
    とを特徴とする光デイスクの製造方法。
  12. 【請求項12】特許請求の範囲第(10)項記載におい
    て、少なくともトラツキング情報の記録を有する記録膜
    を形成していない第1デイスク基板の中央部にセンター
    ホールを有する第1ハブを一体に設け、少なくともトラ
    ツキング情報の記録を有する記録膜を形成していない第
    2デイスク基板の中央部にセンターホールを有する第2
    ハブを一体に設け、これら第1ハブならびに第2ハブの
    センターホールを基準にして前記第1デイスク基板なら
    びに第2デイスク基板に少なくともトラツキング情報の
    記録を有する第1記録膜ならびに第2記録膜をそれぞれ
    形成し、その第1記録膜と第2記録膜とが対向するよう
    に第1デイスク基板と第2デイスク基板とを対向させ、
    第1ハブのセンターホールと第2ハブのセンターホール
    とを利用して両デイスク基板のセンタリングを行うこと
    を特徴とする光デイスクの製造方法。
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