JP2641418B2 - 小形スイッチの製造方法 - Google Patents

小形スイッチの製造方法

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JP2641418B2
JP2641418B2 JP8154410A JP15441096A JP2641418B2 JP 2641418 B2 JP2641418 B2 JP 2641418B2 JP 8154410 A JP8154410 A JP 8154410A JP 15441096 A JP15441096 A JP 15441096A JP 2641418 B2 JP2641418 B2 JP 2641418B2
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packing
mold
taper
molding
cap
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秀高 森
康成 武富
高生 森本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小形スイッチの製
造方法に関し、詳しくは、合成樹脂成形品のボディにエ
ラストマーのようなパッキンを二次成形する場合に、一
次成形体としてのボディを二次金型にて削ることによる
問題を回避するとともに、二次成形時の成形バリを抑制
し、二次成形時の成形バリにより、外観・シール性を損
なうことを回避しようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4に示すように、ボディ1
側にエラストマーのようなパッキンPを略環状に二次成
形し、そしてキャップを嵌着させて、パッキンPにて防
塵を図るシールを行った小形スイッチがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4に示す
ように、一次成形体としてのボディ1の周側面(つま
り、ボディ1とキャップとの分割面に平行な断面におけ
るボディ1の側面)Sは二次金型Dの矢印で示す移動
向に対して略平行となっているものであるから、パッキ
ンPをボディ1に二次成形するにあたって、二次金型D
移動時に一次成形体としてのボディ1の端縁を二次金
型D削り、このとき生じる削り粉Cが周囲に付着し、
パッキンPの成形を良好に行うことができず、パッキン
Pとボディ1とのシール性が阻害され、結果として、小
形スイッチのシール性を低下させるという問題がある。
更に、ボディ1と二次金型Dとの間に隙間があるとパッ
キンPに二次成形バリが形成されるから、外観的に商品
価値を低下させるという問題がある。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、一次成形体とし
てのボディにパッキンを二次成形する二次金型を装着し
たり、二次金型を外したりするのに、ボディ側の縁部を
削ることがなく、しかも、二次成形時の成形バリを抑制
し、二次成形時の成形バリにより、外観・シール性を損
なうことを回避することができる小形スイッチの製造方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、合成樹脂成形品のボディ1とボディ1に嵌着される
キャップ2とを有し、ボディ1とキャップ2との間のシ
ールとなる弾性材料のパッキンPを射出成形によりボデ
ィ1に二次成形した小形スイッチの製造方法であって、
一次成形体であるボディ1にパッキンPを二次成形する
二次金型Dの移動方向をボディ1とキャップ2との分割
面に平行な方向とし、ボディ1と二次金型Dとは上記分
割面に平行な断面における互いの摺接箇所に第1のテー
パーTを有し、二次金型Dは上記分割面に直交し且つ二
次金型の移動方向に平行な断面におけるボディ1とパッ
キンPとの境界からボディ1側に第2のテーパーTを有
し、第1及び第2のテーパーTをボディ1に密接させる
形でボディ1にパッキンPを二次成形することを特徴と
するものである。
【0006】請求項1の構成においては、二次成形に際
して、二次金型の型締時に二次金型 とボディとの第1の
テーパーが接触するから、ボディの端縁を削るようなこ
とがなく、削り粉の発生を防止し、良好な二次成形を
、結果としてパッキンとボディとの密着性を高め、パ
ッキンによるシール性を良好な状態にできる。又、テー
パーにより二次金型とボディとの間を隙間なく密接させ
ることができるから、パッキンに成形バリが生じるのを
防止することができる。更に、第2のテーパーがボディ
に密接するから、一次成形体のボディ1を確実に押さえ
こみ、パッキンがボディの側面にはみだすことがなく、
成形バリの発生を防止し、外観を高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づいて詳述する。小形スイッチAはボディ1とキャ
ップ2とから構成され、ボディ1は3本の端子6…とこ
れら端子6に対する切換部をその一部を埋設して例え
ば、熱可塑性合成樹脂や熱硬化性合成樹脂にて成形され
たものである。キャップ2も例えば、熱可塑性合成樹脂
や熱硬化性合成樹脂にて成形されている。そしてボディ
1側の両側に形成された突起7にキャップ2の孔8を剛
性による弾性変形を利用して挿合して、ボディ1にキャ
ップ2を嵌着して、小形スイッチAを構成するようにし
てある。
【0008】ボディ1の表面(図1(b)の上面)
は、環状にエラストマーのパッキンPが二次成形され
る。このようなパッキンPの二次成形に際して一次成形
体のボディ1と二次金型Dとの互いの摺接挿合箇所に各
々抜き勾配のようなテーパーTを形成してある。具体的
には図1(a)に矢印で示す二次金型Dの移動方向に平
行且つボディ1とキャップ2と分割面に平行な断面にお
いて、ボディ1と二次金型Dとに上記テーパーTを形成
してある。
【0009】このように、パッキンPの二次成形に際し
て一次成形体のボディ1と二次金型Dとの互いの摺接挿
合箇所に各々抜き勾配のようなテーパーTを形成するこ
とで、二次成形に際して、二次金型Dを一次成形体とし
てのボディ1に各々テーパーTにて摺接挿合してパッキ
ンPを二次成形するのであり、二次金型Dの装着及び離
型時にボディ1の端縁を削るようなことがなく、削り粉
の発生を抑制し、結果としてパッキンPとボディ1との
密着性を高め、パッキンPのシール性を良好な状態に成
形できるのである。
【0010】この場合、パッキンPの二次成形に際して
二次金型Dはボディ1とキャップ2との分割面に平行な
方向に移動自在に構成され、二次金型Dとボディ1とに
は抜き勾配のようなテーパーTが形成されているから、
二次金型Dの型締めに伴って二次金型Dとボディ1との
テーパーTが接触してボディ1と二次金型Dとの間を隙
間なく密接させることができ、パッキンPに成形バリが
生じるのを防止することができるとともに、このテーパ
ーTにて環状のパッキンPに対する面取りを行うことが
できるものである。
【0011】一方、ボディ1とパッキン2との分割面に
直交し且つ二次金型Dの移動方向に平行な断面は、図3
のような形状になっている。図3(a)はボディ1と二
次金型Dとの双方にテーパーTを設けたものであり、
3(b)アール部Taをテーパーとして形成したもの
であり、図3(c)は二次金型DにのみテーパーTを設
けたものである。図3(c)の構成では、二次金型Dの
型締時に一次成形体のボディ1のエッジを二次金型Dの
テーパーTにて鎖線のように潰すのである。
【0012】このように、本発明においては、パッキン
Pをボディ1に二次成形する二次金型Dに、ボディ1と
パッキンPとの境界からボディ1に向かって抜き勾配の
ようなテーパーTを形成しているから、ボディ1に二次
金型Dが密接して成形バリの発生を抑制するのである。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明においては、一次成形体
であるボディにパッキンを二次成形する二次金型の移動
方向をボディとキャップとの分割面に平行な方向とし、
ボディと二次金型とは上記分割面に平行な断面における
互いの摺接箇所に第1のテーパーを有し、二次金型は上
記分割面に直交し且つ二次金型の移動方向に平行な断面
におけるボディとパッキンとの境界からボディ側に第2
のテーパーを有し、第1及び第2のテーパーをボディに
密接させる形でボディにパッキンを二次成形するもので
あり、二次成形に際して、二次金型の型締時に二次金型
とボディとの第1のテーパーが接触するから、ボディの
端縁を削るようなことがなく、削り粉の発生を防止し、
良好な二次成形を行え、結果としてパッキンとボディと
の密着性を高め、パッキンによるシール性を良好な状態
できるという効果を奏する。又、テーパーにより二次
金型とボディとの間を隙間なく密接させることができる
から、パッキンに成形バリが生じるのを防止することが
できるという利点がある。更に、第2のテーパーがボデ
ィに密接するから、一次成形体のボディを確実に押さえ
こみ、パッキンがボディの側面にはみだすことがなく、
外観を損なう成形バリの発生を防止することができると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)は本発明の実施の一形態の
作用を示す平面図、ボディの側面図、ボディにキャップ
を嵌着した小形スイッチの一部破断した側面図である。
【図2】(a)(b)は作用を示す説明図である。
【図3】(a)(b)(c)は同上の要部断面図であ
る。
【図4】(a)(b)は従来例の成形作用を示す平面
図、ボディの側面図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 キャップ D 二次金型 P パッキン T テーパー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01H 50/02 H01H 50/02 D (56)参考文献 特開 昭48−99671(JP,A) 特開 昭60−184819(JP,A) 実開 昭61−106080(JP,U) 特公 昭62−42772(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂成形品のボディとボディに嵌着
    されるキャップとを有し、ボディとキャップとの間のシ
    ールとなる弾性材料のパッキンを射出成形によりボディ
    に二次成形した小形スイッチの製造方法であって、一次
    成形体であるボディにパッキンを二次成形する二次金型
    の移動方向をボディとキャップとの分割面に平行な方向
    とし、ボディと二次金型とは上記分割面に平行な断面に
    おける互いの摺接箇所に第1のテーパーを有し、二次金
    型は上記分割面に直交し且つ二次金型の移動方向に平行
    な断面におけるボディとパッキンとの境界からボディ側
    に第2のテーパーを有し、第1及び第2のテーパーを
    ディに密接させる形でボディにパッキンを二次成形する
    ことを特徴とする小形スイッチの製造方法。
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KR101370837B1 (ko) * 2013-06-12 2014-03-12 주식회사 우전앤한단 모바일 기기용 방습 이면 커버 및 그 제조방법

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GB8519778D0 (en) * 1985-08-07 1985-09-11 Ciba Geigy Ag Moulded composites

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