JP2641110B2 - 柔軟仕上げ剤組成物 - Google Patents
柔軟仕上げ剤組成物Info
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- JP2641110B2 JP2641110B2 JP2411580A JP41158090A JP2641110B2 JP 2641110 B2 JP2641110 B2 JP 2641110B2 JP 2411580 A JP2411580 A JP 2411580A JP 41158090 A JP41158090 A JP 41158090A JP 2641110 B2 JP2641110 B2 JP 2641110B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は柔軟仕上げ剤組成物に関
し、更に詳しくは従来品で処理した場合のふんわり感を
そのままに、更にサラサラ感が増し、手触り、感触共に
優れた仕上りとなる柔軟仕上げ剤組成物に関する。
し、更に詳しくは従来品で処理した場合のふんわり感を
そのままに、更にサラサラ感が増し、手触り、感触共に
優れた仕上りとなる柔軟仕上げ剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】これまで一般に広く用いられている硬化
牛脂に相当する鎖長の塩化ジアルキルジメチルアンモニ
ウム等を主成分とする柔軟仕上げ剤では、洗濯後の布に
ふんわりとした感触を与えることが出来るものの、柔軟
剤特有のヌメリ感があった。これに対し、柔軟仕上げ剤
に関する最近の調査によれば、使用者は柔軟仕上げ剤の
効果として、ふんわり、ふっくらとした柔らかさと共
に、自然な肌触りが与えられるサラサラとした感触をも
望んでおり、特に、タオル、オムツ等の肌に直接使用す
るものや、麻、木綿等の自然の風合いの感触が求められ
る素材等でこの傾向が強いという結果を得ている。これ
らの消費者の要望に対し、近年吸水タイプとも呼ぶべき
サラサラの感触を追及した製品が開発され市場に提供さ
れてきている。
牛脂に相当する鎖長の塩化ジアルキルジメチルアンモニ
ウム等を主成分とする柔軟仕上げ剤では、洗濯後の布に
ふんわりとした感触を与えることが出来るものの、柔軟
剤特有のヌメリ感があった。これに対し、柔軟仕上げ剤
に関する最近の調査によれば、使用者は柔軟仕上げ剤の
効果として、ふんわり、ふっくらとした柔らかさと共
に、自然な肌触りが与えられるサラサラとした感触をも
望んでおり、特に、タオル、オムツ等の肌に直接使用す
るものや、麻、木綿等の自然の風合いの感触が求められ
る素材等でこの傾向が強いという結果を得ている。これ
らの消費者の要望に対し、近年吸水タイプとも呼ぶべき
サラサラの感触を追及した製品が開発され市場に提供さ
れてきている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ふんわ
り感とサラサラ感は相反する風合いであり、従来の柔軟
仕上げ剤ではこの相反する要求を同時に満足させること
は困難であり、又、上記の吸水タイプの柔軟仕上げ剤で
も、処理後の布に若干のベトベト感が残るという問題が
あった。従って、本発明の目的は、この相反する効果を
同時に達成し得る優れた柔軟仕上げ剤組成物を提供する
ことにある。更に、他の目的は抗菌効果、防臭効果をも
同時に発揮し得る優れた柔軟仕上げ剤組成物を提供する
ことにある。
り感とサラサラ感は相反する風合いであり、従来の柔軟
仕上げ剤ではこの相反する要求を同時に満足させること
は困難であり、又、上記の吸水タイプの柔軟仕上げ剤で
も、処理後の布に若干のベトベト感が残るという問題が
あった。従って、本発明の目的は、この相反する効果を
同時に達成し得る優れた柔軟仕上げ剤組成物を提供する
ことにある。更に、他の目的は抗菌効果、防臭効果をも
同時に発揮し得る優れた柔軟仕上げ剤組成物を提供する
ことにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の本
発明により達成される。即ち、本発明は、柔軟仕上げ剤
組成物に於いて、少なくともキトサン又は水溶性キトサ
ン誘導体及び亜硫酸又は亜硫酸塩を含有することを特徴
とする柔軟仕上げ剤組成物である。
発明により達成される。即ち、本発明は、柔軟仕上げ剤
組成物に於いて、少なくともキトサン又は水溶性キトサ
ン誘導体及び亜硫酸又は亜硫酸塩を含有することを特徴
とする柔軟仕上げ剤組成物である。
【０００５】
【作用】本発明者らは処理後の布にふんわり感とサラサ
ラ感を同時に達成し得る柔軟仕上げ剤について鋭意研究
した結果、柔軟仕上げ剤組成物中に少なくともキトサン
又は水溶性キトサン誘導体を必須成分として含有させれ
ば、従来品の効果であるふんわり感をそのまま維持出
来、且つサラサラ感が増し、手触り、感触共に優れた仕
上りの柔軟仕上げ剤となることを知見して本発明に至っ
た。更に、キトサン又は水溶性キトサン誘導体を特定量
含有させることにより、キトサンの持つ抗菌効果及び防
臭効果が同時に発揮され、手触り、感触に加え抗菌作用
及び／又は防臭作用を有する優れた柔軟仕上げ剤と出来
る。
ラ感を同時に達成し得る柔軟仕上げ剤について鋭意研究
した結果、柔軟仕上げ剤組成物中に少なくともキトサン
又は水溶性キトサン誘導体を必須成分として含有させれ
ば、従来品の効果であるふんわり感をそのまま維持出
来、且つサラサラ感が増し、手触り、感触共に優れた仕
上りの柔軟仕上げ剤となることを知見して本発明に至っ
た。更に、キトサン又は水溶性キトサン誘導体を特定量
含有させることにより、キトサンの持つ抗菌効果及び防
臭効果が同時に発揮され、手触り、感触に加え抗菌作用
及び／又は防臭作用を有する優れた柔軟仕上げ剤と出来
る。
【０００６】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明で使用するキトサン
とは、キチンを公知の方法で脱アセチル化処理すること
により調製されるＤ−グルコサミンとＮ−アセチル−Ｄ
−グルコサミンとからなるポリマーである。かかるキト
サンは、その特有の化学構造及び性質から医薬、高分子
材料、イオン交換樹脂等広範な分野での利用が期待され
ており、抗菌効果や防臭効果を有することも公知であ
る。ここで原料となるキチンは、特に限定するものでは
なく、通常、カニ、エビ等の節足動物のクチクラや、昆
虫、菌類等から公知の方法で得ることが出来る。本発明
で用いるキトサンの分子量は特に限定されないが、柔軟
仕上げ剤の粘度を必要以上に上げない為には、分子量は
あまり大きくない低粘度キトサンを用いるのが好まし
い。本発明ではこの様なキトサンを、好ましくは、乳
酸、クエン酸等の有機酸、又は塩酸等の無機酸に溶解
し、キトサン塩として用いるのがよい。更に、キトサン
の造塩化に使用する酸としてある程度の溶解性を示す、
例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸等の比較的低
分子量の有機酸を用いてもよい。この様なキトサンの柔
軟仕上げ剤組成物中の含有量は、０．０１％以上、好ま
しくは０．０３〜０．１％とする。０．０３％より少な
いとサラサラ感を向上させる効果が十分でなく、０．１
％より多いと経済性に劣る為である。
発明を更に詳細に説明する。本発明で使用するキトサン
とは、キチンを公知の方法で脱アセチル化処理すること
により調製されるＤ−グルコサミンとＮ−アセチル−Ｄ
−グルコサミンとからなるポリマーである。かかるキト
サンは、その特有の化学構造及び性質から医薬、高分子
材料、イオン交換樹脂等広範な分野での利用が期待され
ており、抗菌効果や防臭効果を有することも公知であ
る。ここで原料となるキチンは、特に限定するものでは
なく、通常、カニ、エビ等の節足動物のクチクラや、昆
虫、菌類等から公知の方法で得ることが出来る。本発明
で用いるキトサンの分子量は特に限定されないが、柔軟
仕上げ剤の粘度を必要以上に上げない為には、分子量は
あまり大きくない低粘度キトサンを用いるのが好まし
い。本発明ではこの様なキトサンを、好ましくは、乳
酸、クエン酸等の有機酸、又は塩酸等の無機酸に溶解
し、キトサン塩として用いるのがよい。更に、キトサン
の造塩化に使用する酸としてある程度の溶解性を示す、
例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸等の比較的低
分子量の有機酸を用いてもよい。この様なキトサンの柔
軟仕上げ剤組成物中の含有量は、０．０１％以上、好ま
しくは０．０３〜０．１％とする。０．０３％より少な
いとサラサラ感を向上させる効果が十分でなく、０．１
％より多いと経済性に劣る為である。
【０００７】又、キトサンの添加により抗菌効果及び／
又は防臭効果を発揮させる為には、本発明の柔軟仕上け
剤中にキトサンを０．０１〜１．０％の範囲で、好まし
くは０．０５〜０．５％の範囲で含有させるのが好まし
い。従って、布のサラサラ感を向上させ、且つ抗菌効果
及び／又は防臭効果を発揮するものとする為には、０．
０５〜０．１％の範囲でキトサンを含有させるのが好ま
しい。本発明の柔軟仕上げ剤組成物中に含まれるその他
の成分は、公知の柔軟仕上げ剤に通常含まれているもの
をいずれも使用することが出来、例えば、その主成分と
しては陽イオン系界面活性剤が使用される。
又は防臭効果を発揮させる為には、本発明の柔軟仕上け
剤中にキトサンを０．０１〜１．０％の範囲で、好まし
くは０．０５〜０．５％の範囲で含有させるのが好まし
い。従って、布のサラサラ感を向上させ、且つ抗菌効果
及び／又は防臭効果を発揮するものとする為には、０．
０５〜０．１％の範囲でキトサンを含有させるのが好ま
しい。本発明の柔軟仕上げ剤組成物中に含まれるその他
の成分は、公知の柔軟仕上げ剤に通常含まれているもの
をいずれも使用することが出来、例えば、その主成分と
しては陽イオン系界面活性剤が使用される。
【０００８】陽イオン系界面活性剤としては、例えば、
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジ硬化牛
脂アルキルジメチルアンモニウム、塩化ジ硬化牛脂アル
キルベンジルメチルアンモニウム、塩化ジステアリルメ
チルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルメチルヒ
ドロキシエチルアンモニウム、塩化ジステアリルメチル
ヒドロキシプロピルアンモニウム、塩化ジステアリルジ
ヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ジオレイルジメチ
ルアンモニウム、ポリオキシエチレンアルキルアミンア
ンモニウムクロライド等が挙げられる。特に、塩化ジオ
レイルジメチルアンモニウムは、柔軟効果と吸水性を両
立させたものであり、これを配合することは有効であ
る。
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジ硬化牛
脂アルキルジメチルアンモニウム、塩化ジ硬化牛脂アル
キルベンジルメチルアンモニウム、塩化ジステアリルメ
チルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルメチルヒ
ドロキシエチルアンモニウム、塩化ジステアリルメチル
ヒドロキシプロピルアンモニウム、塩化ジステアリルジ
ヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ジオレイルジメチ
ルアンモニウム、ポリオキシエチレンアルキルアミンア
ンモニウムクロライド等が挙げられる。特に、塩化ジオ
レイルジメチルアンモニウムは、柔軟効果と吸水性を両
立させたものであり、これを配合することは有効であ
る。
【０００９】又、陽イオン系界面活性剤を主成分とした
場合には、柔軟仕上げ剤を洗浄剤中にそのまま使用する
と、洗浄剤中の陰イオン界面活性剤と反応してしまい、
水不溶物を生じたり、柔軟効果、洗浄力、気泡力が著し
く損なわれる為、非イオン系界面活性剤と併用するのが
好ましい。この様な非イオン系界面活性剤としては、不
飽和高級アルコールのＥＯ、ＥＯ−ＰＯ付加体、パラフ
ィンと高級アルコールをポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルで乳化した組成物、脂肪酸及びジカルボン酸のア
ミドＥＯ付加物等が挙げられる。
場合には、柔軟仕上げ剤を洗浄剤中にそのまま使用する
と、洗浄剤中の陰イオン界面活性剤と反応してしまい、
水不溶物を生じたり、柔軟効果、洗浄力、気泡力が著し
く損なわれる為、非イオン系界面活性剤と併用するのが
好ましい。この様な非イオン系界面活性剤としては、不
飽和高級アルコールのＥＯ、ＥＯ−ＰＯ付加体、パラフ
ィンと高級アルコールをポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルで乳化した組成物、脂肪酸及びジカルボン酸のア
ミドＥＯ付加物等が挙げられる。
【００１０】又、本発明の柔軟仕上げ剤組成物では、上
記の陽イオン系界面活性剤、又はこれと非イオン系界面
活性剤との混合物中にキトサン及び亜硫酸又は亜硫酸塩
を添加することを特徴とする。亜硫酸又は亜硫酸塩を添
加することにより、柔軟剤自体の黄変及び柔軟剤で処理
した布地の黄変を防止することが出来る。例えば、亜硫
酸ナトリウム又は亜硫酸カリウム等を０．００１〜１
％、好ましくは０．０５〜０．５％の範囲で含有させ
る。
記の陽イオン系界面活性剤、又はこれと非イオン系界面
活性剤との混合物中にキトサン及び亜硫酸又は亜硫酸塩
を添加することを特徴とする。亜硫酸又は亜硫酸塩を添
加することにより、柔軟剤自体の黄変及び柔軟剤で処理
した布地の黄変を防止することが出来る。例えば、亜硫
酸ナトリウム又は亜硫酸カリウム等を０．００１〜１
％、好ましくは０．０５〜０．５％の範囲で含有させ
る。
【００１１】その他、本発明の柔軟仕上げ剤組成物では
ビルダー類やキレート剤等の任意の成分が併用される。
例えば、硅酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、トリポリ燐
酸ナトリウム、ピロ燐酸ナトリウム、オルソ燐酸ナトリ
ウム、アルミノシリケート等の無機ビルダー、ポリカル
ボン酸塩（例えば、無水マレイン酸、アクリル酸の重合
体、又はオレフィンとの共重合物）、ニトリロトリ酢酸
ナトリウム、クエン酸ナトリウム等の有機ビルダー、Ｅ
ＤＴＡ等の有機キレート剤、カルボキシメチルセルロー
ス等の再汚染防止剤、石鹸等の濯ぎ改良剤、アンチケー
キング剤、蛍光増白剤、香料等が挙げられる。
ビルダー類やキレート剤等の任意の成分が併用される。
例えば、硅酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、トリポリ燐
酸ナトリウム、ピロ燐酸ナトリウム、オルソ燐酸ナトリ
ウム、アルミノシリケート等の無機ビルダー、ポリカル
ボン酸塩（例えば、無水マレイン酸、アクリル酸の重合
体、又はオレフィンとの共重合物）、ニトリロトリ酢酸
ナトリウム、クエン酸ナトリウム等の有機ビルダー、Ｅ
ＤＴＡ等の有機キレート剤、カルボキシメチルセルロー
ス等の再汚染防止剤、石鹸等の濯ぎ改良剤、アンチケー
キング剤、蛍光増白剤、香料等が挙げられる。
【００１２】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中部又は％とあるのは特に断
りのない限り重量基準である。
具体的に説明する。尚、文中部又は％とあるのは特に断
りのない限り重量基準である。
【００１３】実施例１ 低粘度キトサンを８％乳酸溶液を溶媒として溶解した
後、Ｇ３フィルターで濾過して８％キトサン溶液を調整
した。このキトサン溶液２０部に、濃度が５００ｐｐｍ
となる様に亜硫酸ナトリウムを添加した。このキトサン
溶液１部を、処方通りに希釈したライオン（株）製濃縮
柔軟剤「ソフト＆ドライ」の９９部に添加し、混合撹拌
して本発明の柔軟仕上げ剤組成物を得た。この様にして
形成したキトサンと「ソフト＆ドライ」との混合溶液
と、「ソフト＆ドライ」のみの溶液の２種類の溶液を処
方通りに希釈して、洗濯後の全く同一の布地をこれらの
溶液に夫々浸し、数分後に脱水、自然乾燥して試験用の
布とした。又、比較用として柔軟仕上げ剤を用いないで
同様の処理をした布を用意した。
後、Ｇ３フィルターで濾過して８％キトサン溶液を調整
した。このキトサン溶液２０部に、濃度が５００ｐｐｍ
となる様に亜硫酸ナトリウムを添加した。このキトサン
溶液１部を、処方通りに希釈したライオン（株）製濃縮
柔軟剤「ソフト＆ドライ」の９９部に添加し、混合撹拌
して本発明の柔軟仕上げ剤組成物を得た。この様にして
形成したキトサンと「ソフト＆ドライ」との混合溶液
と、「ソフト＆ドライ」のみの溶液の２種類の溶液を処
方通りに希釈して、洗濯後の全く同一の布地をこれらの
溶液に夫々浸し、数分後に脱水、自然乾燥して試験用の
布とした。又、比較用として柔軟仕上げ剤を用いないで
同様の処理をした布を用意した。
【００１４】その後、数名の被検者にこれらの布を用い
て夫々のソフト感及びサラサラ感を確かめてもらった。
ソフト感とは、洗濯後の綿布等に見られるゴワゴワとし
た硬さがなく、柔らかい感触を与えるものである。又、
サラサラ感とは、従来の柔軟仕上げ剤による処理後に感
じられるベトつき感がなく、サラサラとしたドライな印
象を与えるものである。 表１に、これらの布地のソフト
感とサラサラ感の評価結果を夫々示した。普通の感触で
あった場合を△、良い感触であった場合を○、非常に良
い感触であった場合を◎でそれぞれ表示した。ソフト感
とサラサラ感の◎の合計の数が多い程効果が優れている
ことを示している。尚、亜硫酸ナトリウムを添加した
為、本実施例の柔軟仕上げ剤組成物を使用した場合は、
柔軟剤自体及び布地の黄変を抑えることが出来た。
て夫々のソフト感及びサラサラ感を確かめてもらった。
ソフト感とは、洗濯後の綿布等に見られるゴワゴワとし
た硬さがなく、柔らかい感触を与えるものである。又、
サラサラ感とは、従来の柔軟仕上げ剤による処理後に感
じられるベトつき感がなく、サラサラとしたドライな印
象を与えるものである。 表１に、これらの布地のソフト
感とサラサラ感の評価結果を夫々示した。普通の感触で
あった場合を△、良い感触であった場合を○、非常に良
い感触であった場合を◎でそれぞれ表示した。ソフト感
とサラサラ感の◎の合計の数が多い程効果が優れている
ことを示している。尚、亜硫酸ナトリウムを添加した
為、本実施例の柔軟仕上げ剤組成物を使用した場合は、
柔軟剤自体及び布地の黄変を抑えることが出来た。
【００１５】
【表１】
【００１６】
【発明の効果】以上の通り本発明の柔軟仕上げ剤組成物
は、洗濯後の布をこれで処理することにより、従来の柔
軟仕上げ剤で処理した布のふんわりとしたソフト感を損
なうことなく、サラサラとした感触をも与えることが出
来る。又、特定量のキトサンを添加することにより、こ
れで処理した布に抗菌効果及び／又は防臭効果を付与す
ることが出来る。
は、洗濯後の布をこれで処理することにより、従来の柔
軟仕上げ剤で処理した布のふんわりとしたソフト感を損
なうことなく、サラサラとした感触をも与えることが出
来る。又、特定量のキトサンを添加することにより、こ
れで処理した布に抗菌効果及び／又は防臭効果を付与す
ることが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−282373（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−61572（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−82576（ＪＰ，Ａ)
Claims (5)
- 【請求項１】 柔軟仕上げ剤組成物に於いて、少なくと
もキトサン又は水溶性キトサン誘導体及び亜硫酸又は亜
硫酸塩を含有することを特徴とする柔軟仕上げ剤組成
物。 - 【請求項２】 陽イオン系界面活性剤を含有する請求項
１に記載の柔軟仕上げ剤組成物。 - 【請求項３】 陽イオン系界面活性剤及び非イオン系界
面活性剤を含有する請求項１に記載の柔軟仕上げ剤組成
物。 - 【請求項４】 水溶性キトサン誘導体が、酢酸、乳酸、
クエン酸等の有機酸、又は塩酸等の無機酸とキトサンと
の塩である請求項１に記載の柔軟仕上げ剤組成物。 - 【請求項５】 水溶性キトサン誘導体が、ヒドロキシプ
ロピルキトサン又は、カルボキシメチルキトサンである
請求項１に記載の柔軟仕上げ剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2411580A JP2641110B2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 柔軟仕上げ剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2411580A JP2641110B2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 柔軟仕上げ剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04222279A JPH04222279A (ja) | 1992-08-12 |
| JP2641110B2 true JP2641110B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=18520561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2411580A Expired - Fee Related JP2641110B2 (ja) | 1990-12-19 | 1990-12-19 | 柔軟仕上げ剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2641110B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5953396B2 (ja) * | 1980-11-12 | 1984-12-25 | 花王株式会社 | 合成繊維用帯電防止剤 |
| GB8704711D0 (en) * | 1987-02-27 | 1987-04-01 | Unilever Plc | Fabric softening composition |
| JP2613769B2 (ja) * | 1987-09-02 | 1997-05-28 | 有限会社エム・エス・ケー | 繊維製品の処理法 |
-
1990
- 1990-12-19 JP JP2411580A patent/JP2641110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04222279A (ja) | 1992-08-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502 Year of fee payment: 11 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |