JP2640523B2 - 単板のテンダーライジング装置 - Google Patents

単板のテンダーライジング装置

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JP2640523B2
JP2640523B2 JP32169888A JP32169888A JP2640523B2 JP 2640523 B2 JP2640523 B2 JP 2640523B2 JP 32169888 A JP32169888 A JP 32169888A JP 32169888 A JP32169888 A JP 32169888A JP 2640523 B2 JP2640523 B2 JP 2640523B2
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重雄 西澤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は合板の製造工程において、単板の横はぎ機
等の前処理に用いられる単板のテンダーライジング(順
化処理)装置に関する。
[従来の技術] 単板にテンダーライジングを施す手段は今迄に種々提
案されており、例えば、特公昭40−5075号公報(引伸し
たベニヤ)のように小径の剛体ロールと大径の柔軟ロー
ルにより単板に曲げ圧力を加えて順化する手段、或は特
公昭49−42524号公報(ロータリーベニヤ片の軟化方
法)のように切込刃によって単板に切れ目を入れて順化
する手段等がある。
[発明が解決しようとする課題] 前記小径の剛体ロールと大径の柔軟ロールによる方法
は、単板に曲折力と引伸し力を与えて順化する方法であ
るから、単板の引伸し効果は得られるが、脆弱な材質の
単板に対しては単板を折損させたり破損させる等の問題
点があり、後者の切込刃により単板に切れ目を与えて順
化する方法は、切れ目が過大になると単板を裂断させ、
切れ目が小さいと効果が少く、処理する単板材質に限度
があり、また引伸し効果もほとんど期待できない等の問
題点があった。
[課題を解決するための手段] 多数の突起体を円周面に付した複数個の突起ロールと
円周面に柔軟体を付した受けロールを互の軸心が平行と
なるように対設して、単板の繊維と直交方向の移送路を
形成し、突起ロールの周速を受けロールの周速に対して
幾分変え、突起ロールの側方近傍の突起ロールの軸方向
に微小振幅するとともに単板を受けロールに対して加圧
する振動加圧部材を備える。
[作用] 振動加圧部材は微小振幅するから、単板との間の摩擦
抵抗は運動摩擦の抵抗となって摩擦抵抗は極めて小さ
く、従って振動加圧部材は摩擦抵抗のほとんどない状態
で単板を受けロールに加圧することができ、この加圧力
によりその単板部分には受けロールの周速とほぼ等しい
送り力が与えられ、一方突起ロールにより突刺される単
板部分には突起ロールの周速の送り力が与えられる。そ
して受けロールと突起ロールの周速は幾分異なるから、
単板の両部分間には送り力差が付与され、同時に突起ロ
ールにより単板に切れ目が付与される。
[実施例] 搬入コンベア1は単板Aをその繊維と直交する方向に
搬送するもので、搬入コンベア1の搬送路の末端付近に
受けロール2が配設されている。受けロール2は、その
円周面にゴム質等の柔軟体3を付設し、両端の軸4を軸
受(図示省略)によって支持し、軸4を回転駆動するモ
ーター等の駆動機構5によって、搬入コンベア1の搬送
速度とほぼ同速の所定の周速で回転駆動し、軸4の軸心
O−Oを搬入コンベア1の搬送方向とほぼ直交するよう
に設定して、搬入コンベア1から単板Aを受け取りこれ
を継続して繊維と直交する方向に移送できるように設け
たものである。
突起ロール6は、剛体円板の円周面に多数の刃物状又
は針状等の突起体7を付設して形成し、複数個の突起ロ
ール6を軸8に適宜の間隔を置いて付設し、軸8を一定
速度又は無段変速で回転駆動するモーター、変速機等か
らなる駆動機構9によって、その周速が受けロール2の
周速に対して幾分(数%)早く又は遅くなるように一定
速度又は変速可能に回転駆動する。また突起ロール6は
その軸心P−Pが受けロール2の軸心O−Oとほぼ平行
となるように受けロール2に対設し、単板Aを受けロー
ル2と同じ方向に移送できるように設ける。なお、受け
ロール2は各突起ロール6の位置に対応して分割したも
のを用いても実施例の非分割のものと同様に実施できる
ものである。図中、支持枠10は軸受11を介して軸8を支
持するものである。
振動加圧部材12はU字型等の単板Aとの間の摩擦係数
の小さい材質の金属等の剛体で、加圧面は単板Aをなめ
らかに振動加圧できるように形成し、その複数個をそれ
ぞれ突起ロール6の側方近傍に位置するように振動体13
に付設する。振動体13には振動発生機14が付設され、振
動発生機14は例えばモーターがアンバランスウェートを
回転させる方式のものを用い、振動数20ヘルツ前後及び
振幅0.5〜3mm前後のものを選び、振動体13の振動方向は
第2図の矢印で示すように、軸8の軸心方向即ち単板A
の搬送方向とほぼ直交する方向に一致させる。15は流体
圧シリンダー等の加圧機構であって、加圧機構15はその
作動杵16がばね等の弾性体17を介して振動体13を加圧で
きるように設ける。そして振動体13に振動を与える振動
発生機14と圧力を加える加圧機構15とによって、振動体
13に付設された振動加圧部材12は各突起ロール6の側方
近傍において単板Aを受けロール2に対して振動加圧す
るのである。なお図中、搬出コンベア18はテンダーライ
ジングされた単板Aを次工程の単板横はぎ機等へ給送す
るものである。
[発明の効果] 以上のようにこの発明は、円周面に柔軟体を付設した
受けロールと円周面に多数の突起体を付設した突起ロー
ルを互の軸心が平行となるように対設して単板の移送路
を形成し、受けロールの周速に対して突起ロールの周速
を幾分変えるとともに突起ロールの側方に近接して単板
を受けロールに対して加圧する振動加圧部材を備えた構
成であり、振動加圧部材と単板との間の摩擦抵抗は運動
摩擦の抵抗となって極めて小さく、しかも単板を受けロ
ールに押し付けるから、この振動加圧部材によって加圧
される単板部分には受けロールの周速とほぼ等しい挟持
送り力が付与され、一方突起ロールはその突起体が単板
に突刺されて食い込むから、突起ロールにより突刺され
る単板部分には突起ロールによる送り力が付与され、突
起ロールの周速は受けロールの周速に対して幾分異なる
から、振動加圧部材により加圧される単板部分と突起ロ
ールにより突刺される単板部分との間には送り力差を生
じ、しかも突起ロールと振動加圧部材は近接しているか
ら、両単板部分には弱い引き裂き力が働き、さらに突起
ロールにより切れ目が付与され、この送り力差と切れ目
付与の相乗効果によって、突起ロールによって付与され
る切れ目が極く僅かでも充分なテンダーライジングの効
果が発揮され、従って従来法のように過大な切れ目によ
って単板を裂断させる等の不都合は全く起らず、また単
板に曲折力を与えないから単板を損傷させる等の不都合
もなく、さらに突起ロールの周速を変化させることによ
って、割れ、切れ目等の付与の大小を変えることがで
き、脆弱な単板、波打ちのある単板等あらゆる材質の単
板に対応でき、また単板に伸びを与えることができる等
の諸効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は側面図、第2
図は第1図の正面図である。 1……搬入コンベア、2……受けロール、6……突起ロ
ール、7……突起体、12……振動加圧部材、13……振動
体、14……振動発生機、15……加圧機構、A……単板、
O−O……受けロールの軸心、P−P……突起ロールの
軸心。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単板を繊維と直交方向に搬送する搬入コン
    ベアの搬送路の末端付近に、搬入コンベアから単板を受
    け取りこれを継続して移送する円周面に柔軟体を付設し
    た所定の周速で回転駆動される分割又は非分割の受けロ
    ールを配設し、該受けロールに、その軸心と平行な軸心
    を有し且つ円周面にそれぞれ多数の突起体を付設すると
    ともに受けロールの周速と幾分異なる一定又は可変の周
    速で回転駆動されて単板を突刺移送する複数個の突起ロ
    ールを対設し、さらに該各突起ロールの側方に、突起ロ
    ールにより突刺される単板部分の近傍を受けロールに対
    して加圧し且つ突起ロールの軸方向に微小振幅する振動
    加圧部材を配設したことを特徴とする単板のテンダーラ
    イジング装置。
JP32169888A 1988-12-20 1988-12-20 単板のテンダーライジング装置 Expired - Lifetime JP2640523B2 (ja)

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