JP3197577B2 - ウエブ圧着装置 - Google Patents
ウエブ圧着装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば箱入りテッシュ
ペーパー、あるいはロールペーパーなどを製造するに際
して、単ウエブを複数枚重ねた重合ウエブを相互に剥が
れにくくするためのウエブ圧着装置に関するものであ
る。
ペーパー、あるいはロールペーパーなどを製造するに際
して、単ウエブを複数枚重ねた重合ウエブを相互に剥が
れにくくするためのウエブ圧着装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】箱入りテッシュペーパーのような折畳み
ウエブは、通常、図4に示すように複数枚の単ウエブS
1′,S2′(通常は2枚であるが近年では3枚使用したも
のもある)を重合させてなる定寸の重合ウエブR′,R′
・・を順次ジグザグに折畳んで形成されているが、この
ように重合ウエブを用いた箱入りテッシュペーパーにお
いては、複数枚1組の重合ウエブR′を箱から取り出し
て使用するときに、図5に示すように該重合ウエブR′
の各単ウエブS1′,S2′が鎖線図示のように剥がれた
りあるいは位置ずれしたりすることがあり、そのように
各単ウエブS1′,S2′が剥がれたり位置ずれしたりす
ると使用勝手が悪くなる。
ウエブは、通常、図4に示すように複数枚の単ウエブS
1′,S2′(通常は2枚であるが近年では3枚使用したも
のもある)を重合させてなる定寸の重合ウエブR′,R′
・・を順次ジグザグに折畳んで形成されているが、この
ように重合ウエブを用いた箱入りテッシュペーパーにお
いては、複数枚1組の重合ウエブR′を箱から取り出し
て使用するときに、図5に示すように該重合ウエブR′
の各単ウエブS1′,S2′が鎖線図示のように剥がれた
りあるいは位置ずれしたりすることがあり、そのように
各単ウエブS1′,S2′が剥がれたり位置ずれしたりす
ると使用勝手が悪くなる。
【0003】ところで、上記のような重合ウエブを使用
した折畳みウエブを製造するためのウエブ折畳み機とし
て、従来から図6に示すようなものが知られている。こ
の図6に示す従来のウエブ折畳み機は、単ウエブを複数
枚(2枚)重ねた状態で巻回してなる2つの原反ロール
P,Pからそれぞれ連続して重合ウエブQ,Qを巻解き、
その各重合ウエブQ,Qのそれぞれ各単ウエブS1,S
2(一部拡大図示部参照)をそれぞれピンチロールユニッ
ト120,120間を通しさらに各ウエブ圧着装置10
2,102によって相互に圧着せしめた後に、その各圧
着済重合ウエブR,Rを切断装置103,103で定寸づ
つ切断し、続いてその切断済の各重合ウエブを折り装置
104で順次ジグザグに折畳んで折畳みウエブTを製造
し得るようになっている。
した折畳みウエブを製造するためのウエブ折畳み機とし
て、従来から図6に示すようなものが知られている。こ
の図6に示す従来のウエブ折畳み機は、単ウエブを複数
枚(2枚)重ねた状態で巻回してなる2つの原反ロール
P,Pからそれぞれ連続して重合ウエブQ,Qを巻解き、
その各重合ウエブQ,Qのそれぞれ各単ウエブS1,S
2(一部拡大図示部参照)をそれぞれピンチロールユニッ
ト120,120間を通しさらに各ウエブ圧着装置10
2,102によって相互に圧着せしめた後に、その各圧
着済重合ウエブR,Rを切断装置103,103で定寸づ
つ切断し、続いてその切断済の各重合ウエブを折り装置
104で順次ジグザグに折畳んで折畳みウエブTを製造
し得るようになっている。
【0004】この図6に示すウエブ折畳み機で使用され
ているウエブ圧着装置102は、図7及び図8に示すよ
うにピンチロールユニット120の下側ロール(ウエブ
巻掛ロール)122の外面にそれぞれスプリング155,
155・・によって付勢された細幅(例えば5mm程度の
幅)の押し付けローラ151,151・・(所定間隔をも
って複数個ある)を圧接させ、該ウエブ巻掛ロール12
2と各押し付けローラ151,151・・間に挿通され
る重合ウエブQを表裏両側から挟圧して各単ウエブを押
し付けローラの幅(図5における符号Wの幅)だけウエブ
走行方向に連続して圧着せしめ得るようになっている。
又、各単ウエブS1′,S2′の圧着力は、押し付けロー
ラ151のウエブ巻掛ロール122への圧接力を高める
ほど大きくすることができるが、該押し付けローラ15
1のウエブ巻掛ロール122外面への圧接力はそれぞれ
調整ボルト156,156・・によりスプリング155,
155・・の張力を調整することによって変化せしめ得
る。尚、このように各単ウエブの圧着力を大きくするほ
ど、ウエブ使用時に両単ウエブS1′,S2′が剥がれに
くくなる。
ているウエブ圧着装置102は、図7及び図8に示すよ
うにピンチロールユニット120の下側ロール(ウエブ
巻掛ロール)122の外面にそれぞれスプリング155,
155・・によって付勢された細幅(例えば5mm程度の
幅)の押し付けローラ151,151・・(所定間隔をも
って複数個ある)を圧接させ、該ウエブ巻掛ロール12
2と各押し付けローラ151,151・・間に挿通され
る重合ウエブQを表裏両側から挟圧して各単ウエブを押
し付けローラの幅(図5における符号Wの幅)だけウエブ
走行方向に連続して圧着せしめ得るようになっている。
又、各単ウエブS1′,S2′の圧着力は、押し付けロー
ラ151のウエブ巻掛ロール122への圧接力を高める
ほど大きくすることができるが、該押し付けローラ15
1のウエブ巻掛ロール122外面への圧接力はそれぞれ
調整ボルト156,156・・によりスプリング155,
155・・の張力を調整することによって変化せしめ得
る。尚、このように各単ウエブの圧着力を大きくするほ
ど、ウエブ使用時に両単ウエブS1′,S2′が剥がれに
くくなる。
【0005】ところで、上記のように各押し付けローラ
151,151・・のウエブ巻掛ロール122に対する
圧接力を大きくするほど重合ウエブQの圧着力が大きく
なるものの、該押し付けローラ151の圧接力を大きく
し過ぎると、該ウエブ圧着装置102部分においてウエ
ブ走行抵抗が大きくなり、ウエブ圧着装置102設置部
分より上手側においては連続ウエブQの張力が弛み、逆
に該ウエブ圧着装置102設置部分の下手側においては
圧着済重合ウエブRの張力が通常走行時より大きくな
る。そして、ウエブ圧着装置102の下手側において圧
着済重合ウエブRの張力(緊張度)が大きくなると、該ウ
エブ圧着装置102部分において強圧着せしめた圧着部
X(図5及び図8参照)がウエブ走行方向に引っ張られて
該圧着部Xの結合力が弱くなり、製品化したときに各単
ウエブS1′,S2′が剥離し易くなるという問題があ
る。
151,151・・のウエブ巻掛ロール122に対する
圧接力を大きくするほど重合ウエブQの圧着力が大きく
なるものの、該押し付けローラ151の圧接力を大きく
し過ぎると、該ウエブ圧着装置102部分においてウエ
ブ走行抵抗が大きくなり、ウエブ圧着装置102設置部
分より上手側においては連続ウエブQの張力が弛み、逆
に該ウエブ圧着装置102設置部分の下手側においては
圧着済重合ウエブRの張力が通常走行時より大きくな
る。そして、ウエブ圧着装置102の下手側において圧
着済重合ウエブRの張力(緊張度)が大きくなると、該ウ
エブ圧着装置102部分において強圧着せしめた圧着部
X(図5及び図8参照)がウエブ走行方向に引っ張られて
該圧着部Xの結合力が弱くなり、製品化したときに各単
ウエブS1′,S2′が剥離し易くなるという問題があ
る。
【0006】又、各押し付けローラ151,151・・
のウエブ巻掛ロール122に対する圧接力にバラつきが
あると、各押し付けローラ設置位置における重合ウエブ
Qに対する圧着作用にバラつきが生じるとともに該押し
付けローラ設置位置におけるウエブ走行抵抗にもバラつ
きが生じて連続ウエブQの幅方向にしわが発生するおそ
れがあり、各押し付けローラ151,151・・のウエ
ブ巻掛ロール122に対する圧接力は適度でしかもでき
るだけ均一にする必要がある。
のウエブ巻掛ロール122に対する圧接力にバラつきが
あると、各押し付けローラ設置位置における重合ウエブ
Qに対する圧着作用にバラつきが生じるとともに該押し
付けローラ設置位置におけるウエブ走行抵抗にもバラつ
きが生じて連続ウエブQの幅方向にしわが発生するおそ
れがあり、各押し付けローラ151,151・・のウエ
ブ巻掛ロール122に対する圧接力は適度でしかもでき
るだけ均一にする必要がある。
【0007】尚、重合ウエブからなる製品として、例え
ばトイレットペーパーとして使用されるロールペーパー
があるが、このような重合ウエブからなるロールペーパ
ーにおいても各単ウエブを相互に圧着せしめることが好
ましい。
ばトイレットペーパーとして使用されるロールペーパー
があるが、このような重合ウエブからなるロールペーパ
ーにおいても各単ウエブを相互に圧着せしめることが好
ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6ないし
図8に示す従来のウエブ折畳み機におけるウエブ圧着装
置102では、各押し付けローラ151,151・・の
ウエブ巻掛ロール122に対する圧接力(重合ウエブに
対する各圧着力)を均一にするためには、それぞれ調整
ボルト156,156・・を個別に調整して各スプリン
グ155,155・・の張力を均一にする必要があり、
その調整作業(各調整ボルトを個別に調整する作業)が繁
雑で且つその調整作業に長時間を要するという問題があ
った。しかも、該各スプリング155,155・・の張
力を均一に調整する際に、その張力をそれぞれ作業員の
勘によって行なわなければならず、該各張力を正確に均
一に調整するのが困難であるという問題もあった。
図8に示す従来のウエブ折畳み機におけるウエブ圧着装
置102では、各押し付けローラ151,151・・の
ウエブ巻掛ロール122に対する圧接力(重合ウエブに
対する各圧着力)を均一にするためには、それぞれ調整
ボルト156,156・・を個別に調整して各スプリン
グ155,155・・の張力を均一にする必要があり、
その調整作業(各調整ボルトを個別に調整する作業)が繁
雑で且つその調整作業に長時間を要するという問題があ
った。しかも、該各スプリング155,155・・の張
力を均一に調整する際に、その張力をそれぞれ作業員の
勘によって行なわなければならず、該各張力を正確に均
一に調整するのが困難であるという問題もあった。
【0009】本発明は、上記した従来のウエブ圧着装置
の問題点に鑑み、重合ウエブに対して複数個の押し付け
ローラによって同時に形成される各圧着部同士の圧着力
を正確に均一にすることができるようにするとともに、
その圧着力を均一にするための調整作業を極めて簡単に
行えるようにしたウエブ圧着装置を提供することを目的
とするものである。
の問題点に鑑み、重合ウエブに対して複数個の押し付け
ローラによって同時に形成される各圧着部同士の圧着力
を正確に均一にすることができるようにするとともに、
その圧着力を均一にするための調整作業を極めて簡単に
行えるようにしたウエブ圧着装置を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚の単ウ
エブを重合させてなる重合ウエブをその表裏両側から挟
圧して、該重合ウエブにおける各単ウエブを相互に圧着
させるようにしたウエブ圧着装置において、前記重合ウ
エブが巻掛されるウエブ巻掛ロールと、該ウエブ巻掛ロ
ールの近傍位置にあってロール軸の周りに筒状の弾性体
を介してロール軸方向に複数個の押し付けローラを設け
てなる押圧ロールと、前記ロール軸の両端部を支持する
各揺腕と、該各揺腕を介して前記押圧ロールのロール軸
を前記ウエブ巻掛ロール側に押圧する付勢装置とを備
え、該付勢装置で前記ロール軸を押圧することにより前
記各押し付けローラをそれぞれ前記弾性体を介して前記
ウエブ巻掛ロールの外面に巻掛されている重合ウエブに
押し付け得る如く構成する一方、前記押圧ロールの各押
し付けローラは、前記弾性体の周りにそれぞれボールベ
アリングを介して取り付けて、該各押し付けローラが該
弾性体に対して個別に回転し得るようにするとともに、
前記ロール軸は、前記各揺腕に対して回動自在に軸支し
て、運転時に前記弾性体がロール軸とともに少しづつ回
転するようにしたことを特徴としている。
エブを重合させてなる重合ウエブをその表裏両側から挟
圧して、該重合ウエブにおける各単ウエブを相互に圧着
させるようにしたウエブ圧着装置において、前記重合ウ
エブが巻掛されるウエブ巻掛ロールと、該ウエブ巻掛ロ
ールの近傍位置にあってロール軸の周りに筒状の弾性体
を介してロール軸方向に複数個の押し付けローラを設け
てなる押圧ロールと、前記ロール軸の両端部を支持する
各揺腕と、該各揺腕を介して前記押圧ロールのロール軸
を前記ウエブ巻掛ロール側に押圧する付勢装置とを備
え、該付勢装置で前記ロール軸を押圧することにより前
記各押し付けローラをそれぞれ前記弾性体を介して前記
ウエブ巻掛ロールの外面に巻掛されている重合ウエブに
押し付け得る如く構成する一方、前記押圧ロールの各押
し付けローラは、前記弾性体の周りにそれぞれボールベ
アリングを介して取り付けて、該各押し付けローラが該
弾性体に対して個別に回転し得るようにするとともに、
前記ロール軸は、前記各揺腕に対して回動自在に軸支し
て、運転時に前記弾性体がロール軸とともに少しづつ回
転するようにしたことを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明のウエブ圧着装置によれば、ウエブ巻掛
ロールに圧接される複数個の押し付けローラを、ロール
軸の周りに筒状の弾性体を介して設置しているので、各
押し付けローラは相互に均一の弾発力を有するようにな
る。
ロールに圧接される複数個の押し付けローラを、ロール
軸の周りに筒状の弾性体を介して設置しているので、各
押し付けローラは相互に均一の弾発力を有するようにな
る。
【0012】又、各押し付けローラはロール軸を付勢装
置で押圧することによってウエブ巻掛ロールの外面に圧
接せしめ得るようにしているので、該付勢装置でロール
軸を押圧しているときに、各押し付けローラは重合ウエ
ブを介してウエブ巻掛ロールの外面に均一に押し付けら
れるようになる。
置で押圧することによってウエブ巻掛ロールの外面に圧
接せしめ得るようにしているので、該付勢装置でロール
軸を押圧しているときに、各押し付けローラは重合ウエ
ブを介してウエブ巻掛ロールの外面に均一に押し付けら
れるようになる。
【0013】さらに、押圧ロールの各押し付けローラ
は、弾性体の周りにそれぞれボールベアリングを介して
取り付けており、運転時には各押し付けローラが弾性体
に対して個別に回転する。
は、弾性体の周りにそれぞれボールベアリングを介して
取り付けており、運転時には各押し付けローラが弾性体
に対して個別に回転する。
【0014】又、押圧ロールのロール軸は、各揺腕に対
して回動自在に軸支して、運転時に弾性体がロール軸と
ともに少しづつ回転するようにしているので、弾性体に
おける圧縮される部分が順次周方向に変化するようにな
る。
して回動自在に軸支して、運転時に弾性体がロール軸と
ともに少しづつ回転するようにしているので、弾性体に
おける圧縮される部分が順次周方向に変化するようにな
る。
【0015】
【発明の効果】本発明のウエブ圧着装置によれば、次の
ような効果がある。 (1) 複数個の押し付けローラを、筒状の弾性体を介して
ロール軸の外周に設置しており、該ロール軸を付勢装置
で押圧することにより各押し付けローラをウエブ巻掛ロ
ール側に圧接させるようにしているので、各押し付けロ
ーラのウエブ巻掛ロール外面に対する圧接力が正確に均
一となり、それによって重合ウエブに形成される圧着部
の圧着力を均一にすることができる。 (2) 各押し付けローラは、単に付勢装置でロール軸を押
圧するだけで同時にしかも同圧力でウエブ巻掛ロール外
面に圧接させることができるので、各押し付けローラを
ウエブ巻掛ロールに対して相互に均一に圧接させるため
の調整作業が極めて簡単となる。 (3) 押圧ロールの各押し付けローラは、弾性体の周りに
それぞれボールベアリングを介して取り付けて、各押し
付けローラが弾性体に対して個別に回転し得るようにし
ているので、押圧ロール全体を回転させる場合より押し
付けローラの回転操作力を大幅に軽減することができ
る。 (4) 押圧ロールのロール軸は、各揺腕に対して回動自在
に軸支して、運転時に弾性体がロール軸とともに少しづ
つ回転するようにしているので、弾性体における圧縮さ
れる部分が順次周方向に変化していき、圧縮による弾性
体の劣化が周方向に均一となって、弾性体の耐久性を良
好にし得る。
ような効果がある。 (1) 複数個の押し付けローラを、筒状の弾性体を介して
ロール軸の外周に設置しており、該ロール軸を付勢装置
で押圧することにより各押し付けローラをウエブ巻掛ロ
ール側に圧接させるようにしているので、各押し付けロ
ーラのウエブ巻掛ロール外面に対する圧接力が正確に均
一となり、それによって重合ウエブに形成される圧着部
の圧着力を均一にすることができる。 (2) 各押し付けローラは、単に付勢装置でロール軸を押
圧するだけで同時にしかも同圧力でウエブ巻掛ロール外
面に圧接させることができるので、各押し付けローラを
ウエブ巻掛ロールに対して相互に均一に圧接させるため
の調整作業が極めて簡単となる。 (3) 押圧ロールの各押し付けローラは、弾性体の周りに
それぞれボールベアリングを介して取り付けて、各押し
付けローラが弾性体に対して個別に回転し得るようにし
ているので、押圧ロール全体を回転させる場合より押し
付けローラの回転操作力を大幅に軽減することができ
る。 (4) 押圧ロールのロール軸は、各揺腕に対して回動自在
に軸支して、運転時に弾性体がロール軸とともに少しづ
つ回転するようにしているので、弾性体における圧縮さ
れる部分が順次周方向に変化していき、圧縮による弾性
体の劣化が周方向に均一となって、弾性体の耐久性を良
好にし得る。
【0016】
【実施例】図1〜図3を参照して本発明の実施例を説明
すると、図1〜図3には本発明の実施例にかかるウエブ
圧着装置2を採用したウエブ折畳み機を示している。
すると、図1〜図3には本発明の実施例にかかるウエブ
圧着装置2を採用したウエブ折畳み機を示している。
【0017】図1〜図3に示す実施例のウエブ折畳み機
においては、ウエブ圧着装置2以外の基本構成は図6に
示す従来例のものと同様に構成されている。 即ち、こ
の実施例のウエブ折畳み機は、例えば箱入りテッシュペ
ーパーのように複数枚重ねの定寸ウエブを順次相互にジ
グザグに折畳んだ折畳みウエブを製造するためのもの
で、2つの原反ロールP,Pからそれぞれ重合ウエブQ,
Qを連続して繰り出させる一対のウエブ繰り出し装置
1,1と、各重合ウエブQ,Qをそれぞれ後送させる一対
のピンチロールユニット20,20と、重合ウエブQ,Q
を表裏両面から挟圧して各単ウエブを相互に圧着せしめ
る一対のウエブ圧着装置2,2と、圧着済の各重合ウエ
ブR,Rを順次定寸づつ切断するための一対の切断装置
3,3と、定寸に切断された各側の短尺重合ウエブを順
次相互にジグザグに折畳むための一対の折りロール4
1,41をもつ折り装置4とを基本部材として構成され
ている。
においては、ウエブ圧着装置2以外の基本構成は図6に
示す従来例のものと同様に構成されている。 即ち、こ
の実施例のウエブ折畳み機は、例えば箱入りテッシュペ
ーパーのように複数枚重ねの定寸ウエブを順次相互にジ
グザグに折畳んだ折畳みウエブを製造するためのもの
で、2つの原反ロールP,Pからそれぞれ重合ウエブQ,
Qを連続して繰り出させる一対のウエブ繰り出し装置
1,1と、各重合ウエブQ,Qをそれぞれ後送させる一対
のピンチロールユニット20,20と、重合ウエブQ,Q
を表裏両面から挟圧して各単ウエブを相互に圧着せしめ
る一対のウエブ圧着装置2,2と、圧着済の各重合ウエ
ブR,Rを順次定寸づつ切断するための一対の切断装置
3,3と、定寸に切断された各側の短尺重合ウエブを順
次相互にジグザグに折畳むための一対の折りロール4
1,41をもつ折り装置4とを基本部材として構成され
ている。
【0018】原反ロールPは、この実施例では2枚の単
ウエブS1,S2を重合させた重合ウエブQを巻回したも
のが使用される。尚、この実施例では、重合ウエブQと
して2枚の単ウエブを重合させたものを使用しており、
以下の説明では重合ウエブを二重ウエブという。又、こ
の実施例では、原反ロールPに巻回されている二重ウエ
ブQの幅は、最終製品の幅(例えば230mm)の5倍の長
さを有しており、後述するように折畳みウエブを形成し
た後に製品寸法づつ切断される。
ウエブS1,S2を重合させた重合ウエブQを巻回したも
のが使用される。尚、この実施例では、重合ウエブQと
して2枚の単ウエブを重合させたものを使用しており、
以下の説明では重合ウエブを二重ウエブという。又、こ
の実施例では、原反ロールPに巻回されている二重ウエ
ブQの幅は、最終製品の幅(例えば230mm)の5倍の長
さを有しており、後述するように折畳みウエブを形成し
た後に製品寸法づつ切断される。
【0019】ウエブ繰り出し装置1,1は、ベルト式の
ものが使用されており、それぞれ動力源(モータ)9によ
って駆動される。
ものが使用されており、それぞれ動力源(モータ)9によ
って駆動される。
【0020】ピンチロールユニット20は、上下一対の
ロール21,22を1組として構成されている。この各
ピンチロールユニット20,20は、それぞれ折り装置
4のウエブ走行方向上手側近傍位置に設置されている。
尚、ピンチロールユニット20の各ロール21,22
は、それぞれモータ9によって駆動される駆動ロールと
されている。
ロール21,22を1組として構成されている。この各
ピンチロールユニット20,20は、それぞれ折り装置
4のウエブ走行方向上手側近傍位置に設置されている。
尚、ピンチロールユニット20の各ロール21,22
は、それぞれモータ9によって駆動される駆動ロールと
されている。
【0021】ウエブ圧着装置2は、ピンチロールユニッ
ト20の下側のロール(ウエブ巻掛ロール)22と、該ウ
エブ巻掛ロール22の外周近傍位置に対置される押圧ロ
ール50と、該押圧ロール50を二重ウエブQを介して
ウエブ巻掛ロール22の外面に押し付けるための付勢装
置5とで構成されている。
ト20の下側のロール(ウエブ巻掛ロール)22と、該ウ
エブ巻掛ロール22の外周近傍位置に対置される押圧ロ
ール50と、該押圧ロール50を二重ウエブQを介して
ウエブ巻掛ロール22の外面に押し付けるための付勢装
置5とで構成されている。
【0022】押圧ロール50は、図2及び図3に示すよ
うに、ロール軸52の外周に筒状の弾性体55を介して
複数個(合計10個)の押し付けローラ51,51・・を
取り付けて構成している。
うに、ロール軸52の外周に筒状の弾性体55を介して
複数個(合計10個)の押し付けローラ51,51・・を
取り付けて構成している。
【0023】ロール軸52は、二重ウエブQの幅とほぼ
同長さをもつ大径部52aの両端にそれぞれ小径軸部5
2b,52bを形成している。各小径軸部52b,52b
はそれぞれ揺腕56,56の先端部で回動自在に軸支し
ており、押圧ロール50全体を揺腕56,56の基端部
支軸57を中心としてウエブ巻掛ロール22に対して近
接・離間方向に揺動し得るようにしている。
同長さをもつ大径部52aの両端にそれぞれ小径軸部5
2b,52bを形成している。各小径軸部52b,52b
はそれぞれ揺腕56,56の先端部で回動自在に軸支し
ており、押圧ロール50全体を揺腕56,56の基端部
支軸57を中心としてウエブ巻掛ロール22に対して近
接・離間方向に揺動し得るようにしている。
【0024】各押し付けローラ51,51・・は、薄幅
(約5mm程度)の環状のものが採用されており、又該各押
し付けローラ51,51・・の外周面には網目模様ある
いは多数の小突起などの粗面加工がなされている。
(約5mm程度)の環状のものが採用されており、又該各押
し付けローラ51,51・・の外周面には網目模様ある
いは多数の小突起などの粗面加工がなされている。
【0025】弾性体55は、ゴム又は軟質プラスチック
などの弾発力を有する材料からなり、ロール軸52の大
径部52aの全長と同長さをもつ筒状に形成されてい
る。この弾性体55の内径はロール軸大径部52aの外
径と同径とされている。
などの弾発力を有する材料からなり、ロール軸52の大
径部52aの全長と同長さをもつ筒状に形成されてい
る。この弾性体55の内径はロール軸大径部52aの外
径と同径とされている。
【0026】そして、この押圧ロール50は、ロール軸
52の外周に弾性体55を取り付け、且つ該弾性体55
の外周に各押し付けローラ51,51・・を適所にスペ
ーサー53,53・・を挟んだ状態で装着し、さらにロ
ール軸52の大径部52aの両端部にストッパーとなる
円盤54,54を取り付けて構成されている。このよう
に各押し付けローラ51,51・・を、弾性体55を介
してロール軸52に取り付けると、該各押し付けローラ
51,51・・がそれぞれ独立して軸径方向に弾発力を
有するようになり、しかも該各押し付けローラ51,5
1・・の弾発力が相互に均一となる。尚、この実施例で
は、最終製品寸法のウエブの両側辺部寄りにそれぞれ1
本づつの圧着部(図5の符号X)を形成するようにしてお
り、各押し付けローラ51,51・・をウエブQの幅方
向切断予定位置(折畳みウエブ形成後に切断される切断
予定位置)を挟む両側近傍位置、及びウエブQの左右両
端近傍位置にそれぞれ位置決めしている。
52の外周に弾性体55を取り付け、且つ該弾性体55
の外周に各押し付けローラ51,51・・を適所にスペ
ーサー53,53・・を挟んだ状態で装着し、さらにロ
ール軸52の大径部52aの両端部にストッパーとなる
円盤54,54を取り付けて構成されている。このよう
に各押し付けローラ51,51・・を、弾性体55を介
してロール軸52に取り付けると、該各押し付けローラ
51,51・・がそれぞれ独立して軸径方向に弾発力を
有するようになり、しかも該各押し付けローラ51,5
1・・の弾発力が相互に均一となる。尚、この実施例で
は、最終製品寸法のウエブの両側辺部寄りにそれぞれ1
本づつの圧着部(図5の符号X)を形成するようにしてお
り、各押し付けローラ51,51・・をウエブQの幅方
向切断予定位置(折畳みウエブ形成後に切断される切断
予定位置)を挟む両側近傍位置、及びウエブQの左右両
端近傍位置にそれぞれ位置決めしている。
【0027】又、各押し付けローラ51,51・・は、
弾性体55の周りにそれぞれボールベアリング61,6
1・・を介して取り付けられている。このようにする
と、各押し付けローラ51,51・・はそれぞれ弾性体
55に対して個別に回転し得るようになる。
弾性体55の周りにそれぞれボールベアリング61,6
1・・を介して取り付けられている。このようにする
と、各押し付けローラ51,51・・はそれぞれ弾性体
55に対して個別に回転し得るようになる。
【0028】付勢装置5は、この実施例では左右一対有
しており、それぞれエアシリンダ59,59で構成され
ている。該各エアシリンダ59,59は、そのシリンダ
ロッド先端部を前記揺腕56,56の中間部に固定し
て、エアシリンダ59,59の付勢力で押圧ロール50
の各押し付けローラ51,51・・をウエブ巻掛ロール
22の外面に押し付けるようにしている。
しており、それぞれエアシリンダ59,59で構成され
ている。該各エアシリンダ59,59は、そのシリンダ
ロッド先端部を前記揺腕56,56の中間部に固定し
て、エアシリンダ59,59の付勢力で押圧ロール50
の各押し付けローラ51,51・・をウエブ巻掛ロール
22の外面に押し付けるようにしている。
【0029】切断装置3は、刃物ロール31に設けた刃
物32と折り装置4の折りロール41に設けた刃物42
とを接触させることによって圧着済二重ウエブRをウエ
ブ走行方向に製品寸法長さづつ切断し得るように構成さ
れている。尚、この切断装置3では、刃物ロール31が
1回転する度に1回づつ切断作用が行なわれるようにな
っている。
物32と折り装置4の折りロール41に設けた刃物42
とを接触させることによって圧着済二重ウエブRをウエ
ブ走行方向に製品寸法長さづつ切断し得るように構成さ
れている。尚、この切断装置3では、刃物ロール31が
1回転する度に1回づつ切断作用が行なわれるようにな
っている。
【0030】折り装置4は、一対の折りロール41,4
1を有し、各側の切断装置3,3で切断された各側の定
寸二重ウエブR′,R′・・を順次相互にジグザグに折
畳んで積層折畳みウエブTを製作し得るようになってい
る。
1を有し、各側の切断装置3,3で切断された各側の定
寸二重ウエブR′,R′・・を順次相互にジグザグに折
畳んで積層折畳みウエブTを製作し得るようになってい
る。
【0031】尚、図1及び図2において、符号6は折り
装置4により折畳まれた折畳みウエブTを支持するため
の台板、符号7はウエブ圧着装置2部分を通過した圧着
済二重ウエブRを折りロール41の外面に巻掛するため
のタッチロール、符号8は原反ロールPから繰り出され
る二重ウエブQを円滑にピンチロールユニット20まで
案内するためのガイドロールで、該ガイドロール8は一
系統につきそれぞれ適数本づつ採用されている。
装置4により折畳まれた折畳みウエブTを支持するため
の台板、符号7はウエブ圧着装置2部分を通過した圧着
済二重ウエブRを折りロール41の外面に巻掛するため
のタッチロール、符号8は原反ロールPから繰り出され
る二重ウエブQを円滑にピンチロールユニット20まで
案内するためのガイドロールで、該ガイドロール8は一
系統につきそれぞれ適数本づつ採用されている。
【0032】上記各ウエブ繰り出し装置1,1、折り装
置4の各折りロール41,41、一対のタッチロール7,
7、各ピンチロールユニット20,20のそれぞれ駆動
ロール21,22等は、単一の動力源(モータ)9からの
動力をチェン、ギヤ、及びプーリなどの動力伝達機構1
0を介してそれぞれ駆動されるようになっている。
置4の各折りロール41,41、一対のタッチロール7,
7、各ピンチロールユニット20,20のそれぞれ駆動
ロール21,22等は、単一の動力源(モータ)9からの
動力をチェン、ギヤ、及びプーリなどの動力伝達機構1
0を介してそれぞれ駆動されるようになっている。
【0033】そして、図示のウエブ折畳み機では、各原
反ロールP,Pの二重ウエブQ,Qの端部を、それぞれ各
ガイドロール8,8・・を介してピンチロールユニット
20の2つの駆動ロール21,22間、下側駆動ロール
(ウエブ巻掛ロール)22と押し付けローラ51間、タッ
チロール8と折りロール41間、折りロール41と刃物
ロール31間、及び両折りロール41,41間を通して
セットしておく。尚、二重ウエブQを押し付けローラ5
1とウエブ巻掛ロール22間に通すときには、エアシリ
ンダ59,59を縮小させて、押圧ロール50を図2に
おいて鎖線50′で示すようにウエブ巻掛ロール22か
ら離間させれば容易に通紙させることができる。そし
て、その状態でモータ9に通電すると、各原反ロール
P,Pからそれぞれ二重ウエブQ,Qが巻き解かれるとと
もに、ウエブ圧着装置2,2部分では駆動ロール22の
外面に対して押し付けローラ51,51・・が圧接され
ていることにより、そこを通過する二重ウエブQにそれ
ぞれ圧着加工が施され、その圧着済二重ウエブR,Rが
切断装置3,3部分に達したときにそれぞれ製品寸法づ
つ切断され、その製品寸法づつ切断された各側の切断済
二重ウエブR′,R′が両折りロール41,41間に達し
たときに相互にジグザグに折畳まれて順次積層折畳みウ
エブTとなって台板6上に送り出されるようになる。
尚、この台板6上に送り出される折畳みウエブTは、こ
のままでは原反ロールのウエブ幅の長さを有しており、
この長尺折畳みウエブTは後工程において製品寸法づつ
切断される。尚、この長尺折畳みウエブTを製品寸法づ
つ切断するに際して、台板6部分に帯ノコを設けて台板
6上に供給されてくる長尺折畳みウエブTを順次製品寸
法づつ切断するようにしてもよく、あるいは箱入りテッ
シュペーパーの場合は、所定量の長尺折畳みウエブTを
順次自動包装ライン側に供給して該ライン上において包
装前に順次製品寸法づつ切断するようにしてもよい。
反ロールP,Pの二重ウエブQ,Qの端部を、それぞれ各
ガイドロール8,8・・を介してピンチロールユニット
20の2つの駆動ロール21,22間、下側駆動ロール
(ウエブ巻掛ロール)22と押し付けローラ51間、タッ
チロール8と折りロール41間、折りロール41と刃物
ロール31間、及び両折りロール41,41間を通して
セットしておく。尚、二重ウエブQを押し付けローラ5
1とウエブ巻掛ロール22間に通すときには、エアシリ
ンダ59,59を縮小させて、押圧ロール50を図2に
おいて鎖線50′で示すようにウエブ巻掛ロール22か
ら離間させれば容易に通紙させることができる。そし
て、その状態でモータ9に通電すると、各原反ロール
P,Pからそれぞれ二重ウエブQ,Qが巻き解かれるとと
もに、ウエブ圧着装置2,2部分では駆動ロール22の
外面に対して押し付けローラ51,51・・が圧接され
ていることにより、そこを通過する二重ウエブQにそれ
ぞれ圧着加工が施され、その圧着済二重ウエブR,Rが
切断装置3,3部分に達したときにそれぞれ製品寸法づ
つ切断され、その製品寸法づつ切断された各側の切断済
二重ウエブR′,R′が両折りロール41,41間に達し
たときに相互にジグザグに折畳まれて順次積層折畳みウ
エブTとなって台板6上に送り出されるようになる。
尚、この台板6上に送り出される折畳みウエブTは、こ
のままでは原反ロールのウエブ幅の長さを有しており、
この長尺折畳みウエブTは後工程において製品寸法づつ
切断される。尚、この長尺折畳みウエブTを製品寸法づ
つ切断するに際して、台板6部分に帯ノコを設けて台板
6上に供給されてくる長尺折畳みウエブTを順次製品寸
法づつ切断するようにしてもよく、あるいは箱入りテッ
シュペーパーの場合は、所定量の長尺折畳みウエブTを
順次自動包装ライン側に供給して該ライン上において包
装前に順次製品寸法づつ切断するようにしてもよい。
【0034】各側のウエブ圧着装置2,2部分において
は、ウエブ巻掛ロール22に対して各押し付けローラ5
1,51・・が弾性体55を介して押し付けられている
ので、該各押し付けローラ51,51・・は、ウエブ巻
掛ロール22外周に巻掛されている二重ウエブQに対し
て均一な圧接力でもって押し付けられるようになる。従
って、各押し付けローラ51,51・・による二重ウエ
ブQへの圧接力が均一となることにより、該二重ウエブ
Qに形成される各圧着部X,X・・の圧着力が均一とな
る。又、各押し付けローラ51,51・・は付勢装置5
(エアシリンダ59,59)の付勢力によってウエブ巻掛
ロール22側に押し付けられるが、該各押し付けローラ
51,51・・は、共通の弾性体55を介しているの
で、そのウエブ巻掛ロール22に対する圧接力は相互に
均一となり、該各押し付けローラ51,51・・の圧接
力を個別に調整する必要はない。
は、ウエブ巻掛ロール22に対して各押し付けローラ5
1,51・・が弾性体55を介して押し付けられている
ので、該各押し付けローラ51,51・・は、ウエブ巻
掛ロール22外周に巻掛されている二重ウエブQに対し
て均一な圧接力でもって押し付けられるようになる。従
って、各押し付けローラ51,51・・による二重ウエ
ブQへの圧接力が均一となることにより、該二重ウエブ
Qに形成される各圧着部X,X・・の圧着力が均一とな
る。又、各押し付けローラ51,51・・は付勢装置5
(エアシリンダ59,59)の付勢力によってウエブ巻掛
ロール22側に押し付けられるが、該各押し付けローラ
51,51・・は、共通の弾性体55を介しているの
で、そのウエブ巻掛ロール22に対する圧接力は相互に
均一となり、該各押し付けローラ51,51・・の圧接
力を個別に調整する必要はない。
【0035】又、この実施例では、各押し付けローラ5
1,51・・が圧接されるウエブ巻掛ロール22が駆動
ロールとなっているので、該押し付けローラ51,51
・・の圧接力を強くしても両者間に挿通される二重ウエ
ブQに対してブレーキ力が発生せず、該二重ウエブQに
対して強力に型押しできる。又、ウエブ圧着装置2部分
から折り装置4部分に到る範囲では、圧着済二重ウエブ
Rに対してウエブ走行方向にテンションがかからず、し
かもウエブ圧着装置2部分から折り装置4部分までの距
離が短いので、圧着済二重ウエブRに対して剥離作用は
ほとんど働かなくなり、二重ウエブを相互にジグザグに
折畳んだ後でも高圧着力のまま維持させることができ
る。
1,51・・が圧接されるウエブ巻掛ロール22が駆動
ロールとなっているので、該押し付けローラ51,51
・・の圧接力を強くしても両者間に挿通される二重ウエ
ブQに対してブレーキ力が発生せず、該二重ウエブQに
対して強力に型押しできる。又、ウエブ圧着装置2部分
から折り装置4部分に到る範囲では、圧着済二重ウエブ
Rに対してウエブ走行方向にテンションがかからず、し
かもウエブ圧着装置2部分から折り装置4部分までの距
離が短いので、圧着済二重ウエブRに対して剥離作用は
ほとんど働かなくなり、二重ウエブを相互にジグザグに
折畳んだ後でも高圧着力のまま維持させることができ
る。
【0036】又、このウエブ圧着装置2では、各押し付
けローラ51,51・・は、弾性体55の周りにそれぞ
れボールベアリング61,61・・を介して取り付けら
れているので、各押し付けローラ51,51・・はそれ
ぞれ弾性体55に対して個別に回転し得るようになり、
押圧ロール50全体を回転させる場合より押し付けロー
ラ51,51・・の回転操作力が大幅に軽減される。
又、ロール軸52の各小径軸部52b,52bは、揺腕
56,56に対して回動自在に軸支されており、運転時
に押圧ロール50全体が少しづつ回転するようになる。
従って、各押し付けローラ51,51・・を弾性体55
の周りで回転せしめ得るようにしたものであっても、運
転時に弾性体55がロール軸52とともに少しづつ回転
変位し、該弾性体55における圧縮される部分が順次周
方向に変化して、圧縮による弾性体55の劣化が周方向
に均一となる(弾性体55の耐久性が良好となる)。
けローラ51,51・・は、弾性体55の周りにそれぞ
れボールベアリング61,61・・を介して取り付けら
れているので、各押し付けローラ51,51・・はそれ
ぞれ弾性体55に対して個別に回転し得るようになり、
押圧ロール50全体を回転させる場合より押し付けロー
ラ51,51・・の回転操作力が大幅に軽減される。
又、ロール軸52の各小径軸部52b,52bは、揺腕
56,56に対して回動自在に軸支されており、運転時
に押圧ロール50全体が少しづつ回転するようになる。
従って、各押し付けローラ51,51・・を弾性体55
の周りで回転せしめ得るようにしたものであっても、運
転時に弾性体55がロール軸52とともに少しづつ回転
変位し、該弾性体55における圧縮される部分が順次周
方向に変化して、圧縮による弾性体55の劣化が周方向
に均一となる(弾性体55の耐久性が良好となる)。
【0037】尚、上記実施例では、ウエブ圧着装置をウ
エブ折畳み機に使用しているが、原反ロールから小径の
ロールペーパー(例えばトイレットペーパー)を製造する
ようにしたロールペーパー製造機に使用してもよい。
又、図示の実施例では、重合ウエブQとして単ウエブを
2枚重ねにした二重ウエブを採用しているが、他の実施
例では3枚以上の単ウエブからなる重合ウエブに圧着加
工するようにしてもよい。
エブ折畳み機に使用しているが、原反ロールから小径の
ロールペーパー(例えばトイレットペーパー)を製造する
ようにしたロールペーパー製造機に使用してもよい。
又、図示の実施例では、重合ウエブQとして単ウエブを
2枚重ねにした二重ウエブを採用しているが、他の実施
例では3枚以上の単ウエブからなる重合ウエブに圧着加
工するようにしてもよい。
【図1】本発明の実施例にかかるウエブ圧着装置を備え
たウエブ折畳み機の全体概示図である。
たウエブ折畳み機の全体概示図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】図2のAーA断面図である。
【図4】図1のウエブ折畳み機で製造される折畳みウエ
ブの説明図である。
ブの説明図である。
【図5】製品ウエブの斜視図である。
【図6】従来のウエブ折畳み機の全体概示図である。
【図7】図9の一部拡大図である。
【図8】図7のCーC矢視図である。
1はウエブ繰り出し装置、2はウエブ圧着装置、3は切
断装置、4は折り装置、5は付勢装置、22はウエブ巻
掛ロール、50は押圧ロール、51は押し付けローラ、
52はロール軸、55は弾性体、56は揺腕、61はボ
ールベアリング、Pは原反ロール、Qは重合ウエブ(二
重ウエブ)、Rは圧着済重合ウエブ、S1,S2 は単ウエ
ブ、Tは折畳みウエブである。
断装置、4は折り装置、5は付勢装置、22はウエブ巻
掛ロール、50は押圧ロール、51は押し付けローラ、
52はロール軸、55は弾性体、56は揺腕、61はボ
ールベアリング、Pは原反ロール、Qは重合ウエブ(二
重ウエブ)、Rは圧着済重合ウエブ、S1,S2 は単ウエ
ブ、Tは折畳みウエブである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/00 - 39/16 B65H 45/00 - 45/30 B65H 1/00 - 3/68 B65H 5/06
Claims (1)
- 【請求項1】 複数枚の単ウエブ(S1,S2)を重合させ
てなる重合ウエブ(Q)をその表裏両側から挟圧して、該
重合ウエブ(Q)における各単ウエブ(S1,S2)を相互に
圧着させるようにしたウエブ圧着装置であって、 前記重合ウエブ(Q)が巻掛されるウエブ巻掛ロール(2
2)と、該ウエブ巻掛ロール(22)の近傍位置にあって
ロール軸(52)の周りに筒状の弾性体(55)を介してロ
ール軸方向に複数個の押し付けローラ(51,51・・)
を設けてなる押圧ロール(50)と、前記ロール軸(52)
の両端部を支持する各揺腕(56,56)と、該各揺腕(5
6,56)を介して前記押圧ロール(50)のロール軸(5
2)を前記ウエブ巻掛ロール(22)側に押圧する付勢装
置(5)とを備え、 該付勢装置(5)で前記ロール軸(52)を押圧することに
より前記各押し付けローラ(51,51・・)をそれぞれ
前記弾性体(55)を介して前記ウエブ巻掛ロール(22)
の外面に巻掛されている重合ウエブ(Q)に押し付け得る
如く構成する一方、 前記押圧ロール(50)の各押し付けローラ(51,51・
・)は、前記弾性体(55)の周りにそれぞれボールベア
リング(61,61・・)を介して取り付けて、該各押し
付けローラ(51,51・・)が該弾性体(55)に対して
個別に回転し得るようにするとともに、 前記ロール軸(52)は、前記各揺腕(56,56)に対し
て回動自在に軸支して、運転時に前記弾性体(55)が
ロール軸(52)とともに少しづつ回転するようにし
た、 ことを特徴とするウエブ圧着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13915991A JP3197577B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-06-11 | ウエブ圧着装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-26336 | 1991-04-18 | ||
JP2633691 | 1991-04-18 | ||
JP13915991A JP3197577B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-06-11 | ウエブ圧着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05757A JPH05757A (ja) | 1993-01-08 |
JP3197577B2 true JP3197577B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=26364103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13915991A Expired - Fee Related JP3197577B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-06-11 | ウエブ圧着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197577B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5709183B2 (ja) * | 2013-08-10 | 2015-04-30 | コーホク印刷株式会社 | インデックス付き冊子の製本方法及びこの製本方法で製本されたインデックス付き冊子 |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP13915991A patent/JP3197577B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05757A (ja) | 1993-01-08 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |