JPH05757A - ウエブ圧着装置 - Google Patents
ウエブ圧着装置Info
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- JPH05757A JPH05757A JP3139159A JP13915991A JPH05757A JP H05757 A JPH05757 A JP H05757A JP 3139159 A JP3139159 A JP 3139159A JP 13915991 A JP13915991 A JP 13915991A JP H05757 A JPH05757 A JP H05757A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数枚の単ウエブを重合させてなる重合ウエ
ブQを相互に圧着させるようにしたウエブ圧着装置にお
いて、重合ウエブQに対して複数個の押し付けローラ5
1,51・・によって同時に形成される各圧着部同士の
圧着力を正確に均一にし、しかもその圧着力を均一にす
るための調整作業を簡単に行えるようにする。 【構成】 複数枚の単ウエブを重合させてなる重合ウエ
ブQが巻掛されるウエブ巻掛ロール22と、ロール軸5
2の周りに筒状の弾性体55を介してロール軸方向に複
数個の押し付けローラ51,51,・・を設けてなる押圧
ロール50と、ロール軸52を押圧する付勢装置5とを
備え、付勢装置5により前記ロール軸52を押圧するこ
とにより各押し付けローラ51,51,・・をそれぞれ弾
性体55を介してウエブ巻掛ロール22の外面に巻掛さ
れている重合ウエブQに押し付け得る如くした。
ブQを相互に圧着させるようにしたウエブ圧着装置にお
いて、重合ウエブQに対して複数個の押し付けローラ5
1,51・・によって同時に形成される各圧着部同士の
圧着力を正確に均一にし、しかもその圧着力を均一にす
るための調整作業を簡単に行えるようにする。 【構成】 複数枚の単ウエブを重合させてなる重合ウエ
ブQが巻掛されるウエブ巻掛ロール22と、ロール軸5
2の周りに筒状の弾性体55を介してロール軸方向に複
数個の押し付けローラ51,51,・・を設けてなる押圧
ロール50と、ロール軸52を押圧する付勢装置5とを
備え、付勢装置5により前記ロール軸52を押圧するこ
とにより各押し付けローラ51,51,・・をそれぞれ弾
性体55を介してウエブ巻掛ロール22の外面に巻掛さ
れている重合ウエブQに押し付け得る如くした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば箱入りテッシュ
ペーパー、あるいはロールペーパーなどを製造するに際
して、単ウエブを複数枚重ねた重合ウエブを相互に剥が
れにくくするためのウエブ圧着装置に関するものであ
る。
ペーパー、あるいはロールペーパーなどを製造するに際
して、単ウエブを複数枚重ねた重合ウエブを相互に剥が
れにくくするためのウエブ圧着装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】箱入りテッシュペーパーのような折畳み
ウエブは、通常、図7に示すように複数枚の単ウエブS
1′,S2′(通常は2枚であるが近年では3枚使用したも
のもある)を重合させてなる定寸の重合ウエブR′,R′
・・を順次ジグザグに折畳んで形成されているが、この
ように重合ウエブを用いた箱入りテッシュペーパーにお
いては、複数枚1組の重合ウエブR′を箱から取り出し
て使用するときに、図8に示すように該重合ウエブR′
の各単ウエブS1′,S2′が鎖線図示のように剥がれた
りあるいは位置ずれしたりすることがあり、そのように
各単ウエブS1′,S2′が剥がれたり位置ずれしたりする
と使用勝手が悪くなる。
ウエブは、通常、図7に示すように複数枚の単ウエブS
1′,S2′(通常は2枚であるが近年では3枚使用したも
のもある)を重合させてなる定寸の重合ウエブR′,R′
・・を順次ジグザグに折畳んで形成されているが、この
ように重合ウエブを用いた箱入りテッシュペーパーにお
いては、複数枚1組の重合ウエブR′を箱から取り出し
て使用するときに、図8に示すように該重合ウエブR′
の各単ウエブS1′,S2′が鎖線図示のように剥がれた
りあるいは位置ずれしたりすることがあり、そのように
各単ウエブS1′,S2′が剥がれたり位置ずれしたりする
と使用勝手が悪くなる。
【0003】ところで、上記のような重合ウエブを使用
した折畳みウエブを製造するためのウエブ折畳み機とし
て、従来から図9に示すようなものが知られている。こ
の図9に示す従来のウエブ折畳み機は、単ウエブを複数
枚(2枚)重ねた状態で巻回してなる2つの原反ロール
P,Pからそれぞれ連続して重合ウエブQ,Qを巻解き、
その各重合ウエブQ,Qのそれぞれ各単ウエブS1,S
2(一部拡大図示部参照)をそれぞれピンチロールユニッ
ト120,120間を通しさらに各ウエブ圧着装置10
2,102によって相互に圧着せしめた後に、その各圧
着済重合ウエブR,Rを切断装置103,103で定寸づ
つ切断し、続いてその切断済の各重合ウエブを折り装置
104で順次ジグザグに折畳んで折畳みウエブTを製造
し得るようになっている。
した折畳みウエブを製造するためのウエブ折畳み機とし
て、従来から図9に示すようなものが知られている。こ
の図9に示す従来のウエブ折畳み機は、単ウエブを複数
枚(2枚)重ねた状態で巻回してなる2つの原反ロール
P,Pからそれぞれ連続して重合ウエブQ,Qを巻解き、
その各重合ウエブQ,Qのそれぞれ各単ウエブS1,S
2(一部拡大図示部参照)をそれぞれピンチロールユニッ
ト120,120間を通しさらに各ウエブ圧着装置10
2,102によって相互に圧着せしめた後に、その各圧
着済重合ウエブR,Rを切断装置103,103で定寸づ
つ切断し、続いてその切断済の各重合ウエブを折り装置
104で順次ジグザグに折畳んで折畳みウエブTを製造
し得るようになっている。
【0004】この図9に示すウエブ折畳み機で使用され
ているウエブ圧着装置102は、図10及び図11に示
すようにピンチロールユニット120の下側ロール(ウ
エブ巻掛ロール)122の外面にそれぞれスプリング1
55,155・・によって付勢された細幅(例えば5mm程
度の幅)の押し付けローラ151,151・・(所定間隔
をもって複数個ある)を圧接させ、該ウエブ巻掛ロール
122と各押し付けローラ151,151・・間に挿通
される重合ウエブQを表裏両側から挟圧して各単ウエブ
を押し付けローラの幅(図8における符号Wの幅)だけウ
エブ走行方向に連続して圧着せしめ得るようになってい
る。又、各単ウエブS1′,S2′の圧着力は、押し付け
ローラ151のウエブ巻掛ロール122への圧接力を高
めるほど大きくすることができるが、該押し付けローラ
151のウエブ巻掛ロール122外面への圧接力はそれ
ぞれ調整ボルト156,156・・によりスプリング1
55,155・・の張力を調整することによって変化せ
しめ得る。尚、このように各単ウエブの圧着力を大きく
するほど、ウエブ使用時に両単ウエブS1′,S2′が剥
がれにくくなる。
ているウエブ圧着装置102は、図10及び図11に示
すようにピンチロールユニット120の下側ロール(ウ
エブ巻掛ロール)122の外面にそれぞれスプリング1
55,155・・によって付勢された細幅(例えば5mm程
度の幅)の押し付けローラ151,151・・(所定間隔
をもって複数個ある)を圧接させ、該ウエブ巻掛ロール
122と各押し付けローラ151,151・・間に挿通
される重合ウエブQを表裏両側から挟圧して各単ウエブ
を押し付けローラの幅(図8における符号Wの幅)だけウ
エブ走行方向に連続して圧着せしめ得るようになってい
る。又、各単ウエブS1′,S2′の圧着力は、押し付け
ローラ151のウエブ巻掛ロール122への圧接力を高
めるほど大きくすることができるが、該押し付けローラ
151のウエブ巻掛ロール122外面への圧接力はそれ
ぞれ調整ボルト156,156・・によりスプリング1
55,155・・の張力を調整することによって変化せ
しめ得る。尚、このように各単ウエブの圧着力を大きく
するほど、ウエブ使用時に両単ウエブS1′,S2′が剥
がれにくくなる。
【0005】ところで、上記のように各押し付けローラ
151,151・・のウエブ巻掛ロール122に対する
圧接力を大きくするほど重合ウエブQの圧着力が大きく
なるものの、該押し付けローラ151の圧接力を大きく
し過ぎると、該ウエブ圧着装置102部分においてウエ
ブ走行抵抗が大きくなり、ウエブ圧着装置102設置部
分より上手側においては連続ウエブQの張力が弛み、逆
に該ウエブ圧着装置102設置部分の下手側においては
圧着済重合ウエブRの張力が通常走行時より大きくな
る。そして、ウエブ圧着装置102の下手側において圧
着済重合ウエブRの張力(緊張度)が大きくなると、該ウ
エブ圧着装置102部分において強圧着せしめた圧着部
X(図8及び図11参照)がウエブ走行方向に引っ張られ
て該圧着部Xの結合力が弱くなり、製品化したときに各
単ウエブS1′,S2′が剥離し易くなるという問題があ
る。
151,151・・のウエブ巻掛ロール122に対する
圧接力を大きくするほど重合ウエブQの圧着力が大きく
なるものの、該押し付けローラ151の圧接力を大きく
し過ぎると、該ウエブ圧着装置102部分においてウエ
ブ走行抵抗が大きくなり、ウエブ圧着装置102設置部
分より上手側においては連続ウエブQの張力が弛み、逆
に該ウエブ圧着装置102設置部分の下手側においては
圧着済重合ウエブRの張力が通常走行時より大きくな
る。そして、ウエブ圧着装置102の下手側において圧
着済重合ウエブRの張力(緊張度)が大きくなると、該ウ
エブ圧着装置102部分において強圧着せしめた圧着部
X(図8及び図11参照)がウエブ走行方向に引っ張られ
て該圧着部Xの結合力が弱くなり、製品化したときに各
単ウエブS1′,S2′が剥離し易くなるという問題があ
る。
【0006】又、各押し付けローラ151,151・・
のウエブ巻掛ロール122に対する圧接力にバラつきが
あると、各押し付けローラ設置位置における重合ウエブ
Qに対する圧着作用にバラつきが生じるとともに該押し
付けローラ設置位置におけるウエブ走行抵抗にもバラつ
きが生じて連続ウエブQの幅方向にしわが発生するおそ
れがあり、各押し付けローラ151,151・・のウエ
ブ巻掛ロール122に対する圧接力は適度でしかもでき
るだけ均一にする必要がある。
のウエブ巻掛ロール122に対する圧接力にバラつきが
あると、各押し付けローラ設置位置における重合ウエブ
Qに対する圧着作用にバラつきが生じるとともに該押し
付けローラ設置位置におけるウエブ走行抵抗にもバラつ
きが生じて連続ウエブQの幅方向にしわが発生するおそ
れがあり、各押し付けローラ151,151・・のウエ
ブ巻掛ロール122に対する圧接力は適度でしかもでき
るだけ均一にする必要がある。
【0007】尚、重合ウエブからなる製品として、例え
ばトイレットペーパーとして使用されるロールペーパー
があるが、このような重合ウエブからなるロールペーパ
ーにおいても各単ウエブを相互に圧着せしめることが好
ましい。
ばトイレットペーパーとして使用されるロールペーパー
があるが、このような重合ウエブからなるロールペーパ
ーにおいても各単ウエブを相互に圧着せしめることが好
ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図9ないし
図11に示す従来のウエブ折畳み機におけるウエブ圧着
装置102では、各押し付けローラ151,151・・
のウエブ巻掛ロール122に対する圧接力(重合ウエブ
に対する各圧着力)を均一にするためには、それぞれ調
整ボルト156,156・・を個別に調整して各スプリ
ング155,155・・の張力を均一にする必要があ
り、その調整作業(各調整ボルトを個別に調整する作業)
が繁雑で且つその調整作業に長時間を要するという問題
があった。しかも、該各スプリング155,155・・
の張力を均一に調整する際に、その張力をそれぞれ作業
員の勘によって行なわなければならず、該各張力を正確
に均一に調整するのが困難であるという問題もあった。
図11に示す従来のウエブ折畳み機におけるウエブ圧着
装置102では、各押し付けローラ151,151・・
のウエブ巻掛ロール122に対する圧接力(重合ウエブ
に対する各圧着力)を均一にするためには、それぞれ調
整ボルト156,156・・を個別に調整して各スプリ
ング155,155・・の張力を均一にする必要があ
り、その調整作業(各調整ボルトを個別に調整する作業)
が繁雑で且つその調整作業に長時間を要するという問題
があった。しかも、該各スプリング155,155・・
の張力を均一に調整する際に、その張力をそれぞれ作業
員の勘によって行なわなければならず、該各張力を正確
に均一に調整するのが困難であるという問題もあった。
【0009】本発明は、上記した従来のウエブ圧着装置
の問題点に鑑み、重合ウエブに対して複数個の押し付け
ローラによつて同時に形成される各圧着部同士の圧着力
を正確に均一にすることができるようにするとともに、
その圧着力を均一にするための調整作業を極めて簡単に
行えるようにしたウエブ圧着装置を提供することを目的
とするものである。
の問題点に鑑み、重合ウエブに対して複数個の押し付け
ローラによつて同時に形成される各圧着部同士の圧着力
を正確に均一にすることができるようにするとともに、
その圧着力を均一にするための調整作業を極めて簡単に
行えるようにしたウエブ圧着装置を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚の単ウ
エブを重合させてなる重合ウエブをその表裏両側から挟
圧して、該重合ウエブにおける各単ウエブを相互に圧着
させるようにしたウエブ圧着装置において、前記重合ウ
エブが巻掛されるウエブ巻掛ロールと、該ウエブ巻掛ロ
ールの近傍位置にあってロール軸の周りに筒状の弾性体
を介してロール軸方向に複数個の押し付けローラを設け
てなる押圧ロールと、該押圧ロールのロール軸を前記ウ
エブ巻掛ロール側に押圧する付勢装置とを備え、該付勢
装置で前記ロール軸を押圧することにより前記各押し付
けローラをそれぞれ前記弾性体を介して前記ウエブ巻掛
ロールの外面に巻掛されている重合ウエブに押し付け得
る如く構成していることを特徴としている。
エブを重合させてなる重合ウエブをその表裏両側から挟
圧して、該重合ウエブにおける各単ウエブを相互に圧着
させるようにしたウエブ圧着装置において、前記重合ウ
エブが巻掛されるウエブ巻掛ロールと、該ウエブ巻掛ロ
ールの近傍位置にあってロール軸の周りに筒状の弾性体
を介してロール軸方向に複数個の押し付けローラを設け
てなる押圧ロールと、該押圧ロールのロール軸を前記ウ
エブ巻掛ロール側に押圧する付勢装置とを備え、該付勢
装置で前記ロール軸を押圧することにより前記各押し付
けローラをそれぞれ前記弾性体を介して前記ウエブ巻掛
ロールの外面に巻掛されている重合ウエブに押し付け得
る如く構成していることを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明のウエブ圧着装置によれば、ウエブ巻掛
ロールに圧接される複数個の押し付けローラを、ロール
軸の周りに筒状の弾性体を介して設置しているので、各
押し付けローラは相互に均一の弾発力を有するようにな
る。
ロールに圧接される複数個の押し付けローラを、ロール
軸の周りに筒状の弾性体を介して設置しているので、各
押し付けローラは相互に均一の弾発力を有するようにな
る。
【0012】又、各押し付けローラはロール軸を付勢装
置で押圧することによってウエブ巻掛ロールの外面に圧
接せしめ得るようにしているので、該付勢装置でロール
軸を押圧しているときに、各押し付けローラは重合ウエ
ブを介してウエブ巻掛ロールの外面に均一に押し付けら
れるようになる。
置で押圧することによってウエブ巻掛ロールの外面に圧
接せしめ得るようにしているので、該付勢装置でロール
軸を押圧しているときに、各押し付けローラは重合ウエ
ブを介してウエブ巻掛ロールの外面に均一に押し付けら
れるようになる。
【0013】
【発明の効果】本発明のウエブ圧着装置によれば、上記
のように複数個の押し付けローラを、筒状の弾性体を介
してロール軸の外周に設置しており、該ロール軸を付勢
装置で押圧することにより各押し付けローラをウエブ巻
掛ロール側に圧接させるようにしているので、各押し付
けローラのウエブ巻掛ロール外面に対する圧接力が正確
に均一となり、それによって重合ウエブに形成される圧
着部の圧着力を均一にすることができる。又、各押し付
けローラは、単に付勢装置でロール軸を押圧するだけで
同時にしかも同圧力でウエブ巻掛ロール外面に圧接させ
ることができるので、各押し付けローラをウエブ巻掛ロ
ールに対して相互に均一に圧接させるための調整作業が
極めて簡単となるという効果がある。
のように複数個の押し付けローラを、筒状の弾性体を介
してロール軸の外周に設置しており、該ロール軸を付勢
装置で押圧することにより各押し付けローラをウエブ巻
掛ロール側に圧接させるようにしているので、各押し付
けローラのウエブ巻掛ロール外面に対する圧接力が正確
に均一となり、それによって重合ウエブに形成される圧
着部の圧着力を均一にすることができる。又、各押し付
けローラは、単に付勢装置でロール軸を押圧するだけで
同時にしかも同圧力でウエブ巻掛ロール外面に圧接させ
ることができるので、各押し付けローラをウエブ巻掛ロ
ールに対して相互に均一に圧接させるための調整作業が
極めて簡単となるという効果がある。
【0014】
【実施例】図1ないし図6を参照して本発明の実施例を
説明すると、図1ないし図4には本発明の第1実施例に
かかるウエブ圧着装置2を採用したウエブ折畳み機を示
しており、又図5及び図6にはそれぞれ図1のウエブ折
畳み機におけるウエブ圧着装置2部分の変形例(第2実
施例及び第3実施例)を示している。
説明すると、図1ないし図4には本発明の第1実施例に
かかるウエブ圧着装置2を採用したウエブ折畳み機を示
しており、又図5及び図6にはそれぞれ図1のウエブ折
畳み機におけるウエブ圧着装置2部分の変形例(第2実
施例及び第3実施例)を示している。
【0015】図1ないし図4に示す第1実施例のウエブ
折畳み機においては、ウエブ圧着装置2以外の基本構成
は図9に示す従来例のものと同様に構成されている。
即ち、この第1実施例のウエブ折畳み機は、例えば箱入
りテッシュペーパーのように複数枚重ねの定寸ウエブを
順次相互にジグザグに折畳んだ折畳みウエブを製造する
ためのもので、2つの原反ロールP,Pからそれぞれ重
合ウエブQ,Qを連続して繰り出させる一対のウエブ繰
り出し装置1,1と、各重合ウエブQ,Qをそれぞれ後送
させる一対のピンチロールユニット20,20と、重合
ウエブQ,Qを表裏両面から挟圧して各単ウエブを相互
に圧着せしめる一対のウエブ圧着装置2,2と、圧着済
の各重合ウエブR,Rを順次定寸づつ切断するための一
対の切断装置3,3と、定寸に切断された各側の短尺重
合ウエブを順次相互にジグザグに折畳むための一対の折
りロール41,41をもつ折り装置4とを基本部材とし
て構成されている。
折畳み機においては、ウエブ圧着装置2以外の基本構成
は図9に示す従来例のものと同様に構成されている。
即ち、この第1実施例のウエブ折畳み機は、例えば箱入
りテッシュペーパーのように複数枚重ねの定寸ウエブを
順次相互にジグザグに折畳んだ折畳みウエブを製造する
ためのもので、2つの原反ロールP,Pからそれぞれ重
合ウエブQ,Qを連続して繰り出させる一対のウエブ繰
り出し装置1,1と、各重合ウエブQ,Qをそれぞれ後送
させる一対のピンチロールユニット20,20と、重合
ウエブQ,Qを表裏両面から挟圧して各単ウエブを相互
に圧着せしめる一対のウエブ圧着装置2,2と、圧着済
の各重合ウエブR,Rを順次定寸づつ切断するための一
対の切断装置3,3と、定寸に切断された各側の短尺重
合ウエブを順次相互にジグザグに折畳むための一対の折
りロール41,41をもつ折り装置4とを基本部材とし
て構成されている。
【0016】原反ロールPは、この実施例では2枚の単
ウエブS1,S2を重合させた重合ウエブQを巻回したも
のが使用される。尚、この実施例では、重合ウエブQと
して2枚の単ウエブを重合させたものを使用しており、
以下の説明では重合ウエブを二重ウエブという。又、こ
の実施例では、原反ロールPに巻回されている二重ウエ
ブQの幅は、最終製品の幅(例えば230mm)の5倍の長
さを有しており、後述するように折畳みウエブを形成し
た後に製品寸法づつ切断される。
ウエブS1,S2を重合させた重合ウエブQを巻回したも
のが使用される。尚、この実施例では、重合ウエブQと
して2枚の単ウエブを重合させたものを使用しており、
以下の説明では重合ウエブを二重ウエブという。又、こ
の実施例では、原反ロールPに巻回されている二重ウエ
ブQの幅は、最終製品の幅(例えば230mm)の5倍の長
さを有しており、後述するように折畳みウエブを形成し
た後に製品寸法づつ切断される。
【0017】ウエブ繰り出し装置1,1は、ベルト式の
ものが使用されており、それぞれ動力源(モータ)9によ
って駆動される。
ものが使用されており、それぞれ動力源(モータ)9によ
って駆動される。
【0018】ピンチロールユニット20は、上下一対の
ロール21,22を1組として構成されている。この各
ピンチロールユニット20,20は、それぞれ折り装置
4のウエブ走行方向上手側近傍位置に設置されている。
尚、ピンチロールユニット20の各ロール21,22
は、それぞれモータ9によって駆動される駆動ロールと
されている。
ロール21,22を1組として構成されている。この各
ピンチロールユニット20,20は、それぞれ折り装置
4のウエブ走行方向上手側近傍位置に設置されている。
尚、ピンチロールユニット20の各ロール21,22
は、それぞれモータ9によって駆動される駆動ロールと
されている。
【0019】ウエブ圧着装置2は、ピンチロールユニッ
ト20の下側のロール(ウエブ巻掛ロール)22と、該ウ
エブ巻掛ロール22の外周近傍位置に対置される押圧ロ
ール50と、該押圧ロール50を二重ウエブQを介して
ウエブ巻掛ロール22の外面に押し付けるための付勢装
置5とで構成されている。
ト20の下側のロール(ウエブ巻掛ロール)22と、該ウ
エブ巻掛ロール22の外周近傍位置に対置される押圧ロ
ール50と、該押圧ロール50を二重ウエブQを介して
ウエブ巻掛ロール22の外面に押し付けるための付勢装
置5とで構成されている。
【0020】押圧ロール50は、図2ないし図4に示す
ように、ロール軸52の外周に筒状の弾性体55を介し
て複数個(合計10個)の押し付けローラ51,51・・
を取り付けて構成している。
ように、ロール軸52の外周に筒状の弾性体55を介し
て複数個(合計10個)の押し付けローラ51,51・・
を取り付けて構成している。
【0021】ロール軸52は、二重ウエブQの幅とほぼ
同長さをもつ大径部52aの両端にそれぞれ小径軸部5
2b,52bを形成している。各小径軸部52b,52bはそ
れぞれ揺腕56,56の先端部で軸支しており、押圧ロ
ール50全体を揺腕56,56の基端部支軸57を中心
としてウエブ巻掛ロール22に対して近接・離間方向に
揺動し得るようにしている。
同長さをもつ大径部52aの両端にそれぞれ小径軸部5
2b,52bを形成している。各小径軸部52b,52bはそ
れぞれ揺腕56,56の先端部で軸支しており、押圧ロ
ール50全体を揺腕56,56の基端部支軸57を中心
としてウエブ巻掛ロール22に対して近接・離間方向に
揺動し得るようにしている。
【0022】各押し付けローラ51,51・・は、薄幅
M(約5mm程度)の環状のものが採用されており、又該各
押し付けローラ51,51・・の外周面には網目模様あ
るいは多数の小突起などの粗面加工がなされている。
M(約5mm程度)の環状のものが採用されており、又該各
押し付けローラ51,51・・の外周面には網目模様あ
るいは多数の小突起などの粗面加工がなされている。
【0023】弾性体55は、ゴム又は軟質プラスチック
などの弾発力を有する材料からなり、ロール軸52の大
径部52aの全長と同長さをもつ筒状に形成されてい
る。この弾性体55の内径はロール軸大径部52aの外
径と同径とされ、又該弾性体55の外径は各押し付けロ
ーラ51,51・・の内径と同径とされている。
などの弾発力を有する材料からなり、ロール軸52の大
径部52aの全長と同長さをもつ筒状に形成されてい
る。この弾性体55の内径はロール軸大径部52aの外
径と同径とされ、又該弾性体55の外径は各押し付けロ
ーラ51,51・・の内径と同径とされている。
【0024】そして、この押圧ロール50は、ロール軸
52の外周に弾性体55を取り付け、且つ該弾性体55
の外周に各押し付けローラ51,51・・を適所にスペ
ーサー53,53・・を挟んだ状態で装着し、さらにロ
ール軸52の大径部52aの両端部にストッパーとなる
円盤54,54を取り付けて構成されている。このよう
に各押し付けローラ51,51・・を、弾性体55を介
してロール軸52に取り付けると、該各押し付けローラ
51,51・・がそれぞれ独立して軸径方向に弾発力を
有するようになり、しかも該各押し付けローラ51,5
1・・の弾発力が相互に均一となる。尚、この実施例で
は、最終製品寸法のウエブ(図8の符号Q′)の両側辺部
寄りにそれぞれ1本づつの圧着部(図8の符号X)を形成
するようにしており、各押し付けローラ51,51・・
を図3に示すようにウエブQの幅方向切断予定位置(折
畳みウエブ形成後に切断される切断予定位置)L,L・・
を挟む両側近傍位置、及びウエブQの左右両端近傍位置
にそれぞれ位置決めしている。
52の外周に弾性体55を取り付け、且つ該弾性体55
の外周に各押し付けローラ51,51・・を適所にスペ
ーサー53,53・・を挟んだ状態で装着し、さらにロ
ール軸52の大径部52aの両端部にストッパーとなる
円盤54,54を取り付けて構成されている。このよう
に各押し付けローラ51,51・・を、弾性体55を介
してロール軸52に取り付けると、該各押し付けローラ
51,51・・がそれぞれ独立して軸径方向に弾発力を
有するようになり、しかも該各押し付けローラ51,5
1・・の弾発力が相互に均一となる。尚、この実施例で
は、最終製品寸法のウエブ(図8の符号Q′)の両側辺部
寄りにそれぞれ1本づつの圧着部(図8の符号X)を形成
するようにしており、各押し付けローラ51,51・・
を図3に示すようにウエブQの幅方向切断予定位置(折
畳みウエブ形成後に切断される切断予定位置)L,L・・
を挟む両側近傍位置、及びウエブQの左右両端近傍位置
にそれぞれ位置決めしている。
【0025】付勢装置5は、この実施例では左右一対有
しており、それぞれエアシリンダ59,59で構成され
ている。該各エアシリンダ59,59は、そのシリンダ
ロッド先端部を前記揺腕56,56の中間部に固定し
て、エアシリンダ59,59の付勢力で押圧ロール50
の各押し付けローラ51,51・・をウエブ巻掛ロール
22の外面に押し付けるようにしている。
しており、それぞれエアシリンダ59,59で構成され
ている。該各エアシリンダ59,59は、そのシリンダ
ロッド先端部を前記揺腕56,56の中間部に固定し
て、エアシリンダ59,59の付勢力で押圧ロール50
の各押し付けローラ51,51・・をウエブ巻掛ロール
22の外面に押し付けるようにしている。
【0026】切断装置3は、刃物ロール31に設けた刃
物32と折り装置4の折りロール41に設けた刃物42
とを接触させることによって圧着済二重ウエブRをウエ
ブ走行方向に製品寸法長さづつ切断し得るように構成さ
れている。尚、この切断装置3では、刃物ロール31が
1回転する度に1回づつ切断作用が行なわれるようにな
っている。
物32と折り装置4の折りロール41に設けた刃物42
とを接触させることによって圧着済二重ウエブRをウエ
ブ走行方向に製品寸法長さづつ切断し得るように構成さ
れている。尚、この切断装置3では、刃物ロール31が
1回転する度に1回づつ切断作用が行なわれるようにな
っている。
【0027】折り装置4は、一対の折りロール41,4
1を有し、各側の切断装置3,3で切断された各側の定
寸二重ウエブR′,R′・・を順次相互にジグザグに折
畳んで積層折畳みウエブTを製作し得るようになってい
る。
1を有し、各側の切断装置3,3で切断された各側の定
寸二重ウエブR′,R′・・を順次相互にジグザグに折
畳んで積層折畳みウエブTを製作し得るようになってい
る。
【0028】尚、図1ないし図4において、符号6は折
り装置4により折畳まれた折畳みウエブTを支持するた
めの台板、符号7はウエブ圧着装置2部分を通過した圧
着済二重ウエブRを折りロール41の外面に巻掛するた
めのタッチロール、符号8は原反ロールPから繰り出さ
れる二重ウエブQを円滑にピンチロールユニット20ま
で案内するためのガイドロールで、該ガイドロール8は
一系統につきそれぞれ適数本づつ採用されている。
り装置4により折畳まれた折畳みウエブTを支持するた
めの台板、符号7はウエブ圧着装置2部分を通過した圧
着済二重ウエブRを折りロール41の外面に巻掛するた
めのタッチロール、符号8は原反ロールPから繰り出さ
れる二重ウエブQを円滑にピンチロールユニット20ま
で案内するためのガイドロールで、該ガイドロール8は
一系統につきそれぞれ適数本づつ採用されている。
【0029】上記各ウエブ繰り出し装置1,1、折り装
置4の各折りロール41,41、一対のタッチロール7,
7、各ピンチロールユニット20,20のそれぞれ駆動
ロール21,22等は、単一の動力源(モータ)9からの
動力をチェン、ギヤ、及びプーリなどの動力伝達機構1
0を介してそれぞれ駆動されるようになっている。
置4の各折りロール41,41、一対のタッチロール7,
7、各ピンチロールユニット20,20のそれぞれ駆動
ロール21,22等は、単一の動力源(モータ)9からの
動力をチェン、ギヤ、及びプーリなどの動力伝達機構1
0を介してそれぞれ駆動されるようになっている。
【0030】そして、図示のウエブ折畳み機では、各原
反ロールP,Pの二重ウエブQ,Qの端部を、それぞれ各
ガイドロール8,8・・を介してピンチロールユニット
20の2つの駆動ロール21,22間、下側駆動ロール
(ウエブ巻掛ロール)22と押し付けローラ51間、タッ
チロール8と折りロール41間、折りロール41と刃物
ロール31間、及び両折りロール41,41間を通して
セットしておく。尚、二重ウエブQを押し付けローラ5
1とウエブ巻掛ロール22間に通すときには、エアシリ
ンダ59,59を縮小させて、押圧ロール50を図2に
おいて鎖線50′で示すようにウエブ巻掛ロール22か
ら離間させれば容易に通紙させることができる。。そし
て、その状態でモータ9に通電すると、各原反ロール
P,Pからそれぞれ二重ウエブQ,Qが巻き解かれるとと
もに、ウエブ圧着装置2,2部分では駆動ロール22の
外面に対して押し付けローラ51,51・・が圧接され
ていることにより、そこを通過する二重ウエブQにそれ
ぞれ圧着加工が施され、その圧着済二重ウエブR,Rが
切断装置3,3部分に達したときにそれぞれ製品寸法づ
つ切断され、その製品寸法づつ切断された各側の切断済
二重ウエブR′,R′が両折りロール41,41間に達し
たときに相互にジグザグに折畳まれて順次積層折畳みウ
エブTとなって台板6上に送り出されるようになる。
尚、この台板6上に送り出される折畳みウエブTは、こ
のままでは原反ロールのウエブ幅の長さを有しており、
この長尺折畳みウエブTは後工程において製品寸法づつ
切断される。尚、この長尺折畳みウエブTを製品寸法づ
つ切断するに際して、台板6部分に帯ノコを設けて台板
6上に供給されてくる長尺折畳みウエブTを順次製品寸
法づつ切断するようにしてもよく、あるいは箱入りテッ
シュペーパーの場合は、所定量の長尺折畳みウエブTを
順次自動包装ライン側に供給して該ライン上において包
装前に順次製品寸法づつ切断するようにしてもよい。
反ロールP,Pの二重ウエブQ,Qの端部を、それぞれ各
ガイドロール8,8・・を介してピンチロールユニット
20の2つの駆動ロール21,22間、下側駆動ロール
(ウエブ巻掛ロール)22と押し付けローラ51間、タッ
チロール8と折りロール41間、折りロール41と刃物
ロール31間、及び両折りロール41,41間を通して
セットしておく。尚、二重ウエブQを押し付けローラ5
1とウエブ巻掛ロール22間に通すときには、エアシリ
ンダ59,59を縮小させて、押圧ロール50を図2に
おいて鎖線50′で示すようにウエブ巻掛ロール22か
ら離間させれば容易に通紙させることができる。。そし
て、その状態でモータ9に通電すると、各原反ロール
P,Pからそれぞれ二重ウエブQ,Qが巻き解かれるとと
もに、ウエブ圧着装置2,2部分では駆動ロール22の
外面に対して押し付けローラ51,51・・が圧接され
ていることにより、そこを通過する二重ウエブQにそれ
ぞれ圧着加工が施され、その圧着済二重ウエブR,Rが
切断装置3,3部分に達したときにそれぞれ製品寸法づ
つ切断され、その製品寸法づつ切断された各側の切断済
二重ウエブR′,R′が両折りロール41,41間に達し
たときに相互にジグザグに折畳まれて順次積層折畳みウ
エブTとなって台板6上に送り出されるようになる。
尚、この台板6上に送り出される折畳みウエブTは、こ
のままでは原反ロールのウエブ幅の長さを有しており、
この長尺折畳みウエブTは後工程において製品寸法づつ
切断される。尚、この長尺折畳みウエブTを製品寸法づ
つ切断するに際して、台板6部分に帯ノコを設けて台板
6上に供給されてくる長尺折畳みウエブTを順次製品寸
法づつ切断するようにしてもよく、あるいは箱入りテッ
シュペーパーの場合は、所定量の長尺折畳みウエブTを
順次自動包装ライン側に供給して該ライン上において包
装前に順次製品寸法づつ切断するようにしてもよい。
【0031】各側のウエブ圧着装置2,2部分において
は、ウエブ巻掛ロール22に対して各押し付けローラ5
1,51・・が弾性体55を介して押し付けられている
ので、該各押し付けローラ51,51・・は、ウエブ巻
掛ロール22外周に巻掛されている二重ウエブQに対し
て均一な圧接力でもって押し付けられるようになる。従
って、各押し付けローラ51,51・・による二重ウエ
ブQへの圧接力が均一となることにより、該二重ウエブ
Qに形成される各圧着部X,X・・の圧着力が均一とな
る。又、各押し付けローラ51,51・・は付勢装置5
(エアシリンダ59,59)の付勢力によってウエブ巻掛
ロール22側に押し付けられるが、該各押し付けローラ
51,51・・は、共通の弾性体55を介しているの
で、そのウエブ巻掛ロール22に対する圧接力は相互に
均一となり、該各押し付けローラ51,51・・の圧接
力を個別に調整する必要はない。
は、ウエブ巻掛ロール22に対して各押し付けローラ5
1,51・・が弾性体55を介して押し付けられている
ので、該各押し付けローラ51,51・・は、ウエブ巻
掛ロール22外周に巻掛されている二重ウエブQに対し
て均一な圧接力でもって押し付けられるようになる。従
って、各押し付けローラ51,51・・による二重ウエ
ブQへの圧接力が均一となることにより、該二重ウエブ
Qに形成される各圧着部X,X・・の圧着力が均一とな
る。又、各押し付けローラ51,51・・は付勢装置5
(エアシリンダ59,59)の付勢力によってウエブ巻掛
ロール22側に押し付けられるが、該各押し付けローラ
51,51・・は、共通の弾性体55を介しているの
で、そのウエブ巻掛ロール22に対する圧接力は相互に
均一となり、該各押し付けローラ51,51・・の圧接
力を個別に調整する必要はない。
【0032】又、この実施例では、各押し付けローラ5
1,51・・が圧接されるウエブ巻掛ロール22が駆動
ロールとなっているので、該押し付けローラ51,51
・・の圧接力を強くしても両者間に挿通される二重ウエ
ブQに対してブレーキ力が発生せず、該二重ウエブQに
対して強力に型押しできる。又、ウエブ圧着装置2部分
から折り装置4部分に到る範囲では、圧着済二重ウエブ
Rに対してウエブ走行方向にテンションがかからず、し
かもウエブ圧着装置2部分から折り装置4部分までの距
離が短いので、圧着済二重ウエブRに対して剥離作用は
ほとんど働かなくなり、二重ウエブを相互にジグザグに
折畳んだ後でも高圧着力のまま維持させることができ
る。
1,51・・が圧接されるウエブ巻掛ロール22が駆動
ロールとなっているので、該押し付けローラ51,51
・・の圧接力を強くしても両者間に挿通される二重ウエ
ブQに対してブレーキ力が発生せず、該二重ウエブQに
対して強力に型押しできる。又、ウエブ圧着装置2部分
から折り装置4部分に到る範囲では、圧着済二重ウエブ
Rに対してウエブ走行方向にテンションがかからず、し
かもウエブ圧着装置2部分から折り装置4部分までの距
離が短いので、圧着済二重ウエブRに対して剥離作用は
ほとんど働かなくなり、二重ウエブを相互にジグザグに
折畳んだ後でも高圧着力のまま維持させることができ
る。
【0033】図5に示す第2実施例のウエブ圧着装置2
では、弾性体55として、内外二重壁構造をもつ環状の
エアチューブ55aを使用している。この場合、該エア
チューブ55a内は適度の高気圧に維持させておくこと
が好ましい。尚、この第2実施例の場合でも、上記第1
実施例の場合と同様の作用が得られるが、その詳細な説
明は第1実施例のものを援用する。
では、弾性体55として、内外二重壁構造をもつ環状の
エアチューブ55aを使用している。この場合、該エア
チューブ55a内は適度の高気圧に維持させておくこと
が好ましい。尚、この第2実施例の場合でも、上記第1
実施例の場合と同様の作用が得られるが、その詳細な説
明は第1実施例のものを援用する。
【0034】図6に示す第3実施例のウエブ圧着装置2
では、各押し付けローラ51,51・・は、弾性体55
の周りにそれぞれボールベアリング61,61・・を介
して取付けられている。このようにすると、各押し付け
ローラ51,51・・はそれぞれ弾性体55に対して個
別に回転し得るようになり、押圧ロール50全体を回転
させる場合(上記第1及び第2の各実施例)より押し付け
ローラ51,51・・の回転操作力が大幅に軽減され
る。尚、ロール軸52の各小径軸部52b,52bは、上
記第1及び第2の各実施例のものと同様に、揺腕56,
56に対して回動自在に軸支されており、運転時に押圧
ロール50全体が少しづつ回転するようになる。従っ
て、各押し付けローラ51,51・・を弾性体55の周
りで回転せしめ得るようにしたものであっても、運転時
に弾性体55がロール軸52とともに少しづつ回転変位
し、該弾性体55における圧縮される部分が順次周方向
に変化して、圧縮による弾性体55の劣化が周方向に均
一となる(弾性体55の耐久性が良好となる)。
では、各押し付けローラ51,51・・は、弾性体55
の周りにそれぞれボールベアリング61,61・・を介
して取付けられている。このようにすると、各押し付け
ローラ51,51・・はそれぞれ弾性体55に対して個
別に回転し得るようになり、押圧ロール50全体を回転
させる場合(上記第1及び第2の各実施例)より押し付け
ローラ51,51・・の回転操作力が大幅に軽減され
る。尚、ロール軸52の各小径軸部52b,52bは、上
記第1及び第2の各実施例のものと同様に、揺腕56,
56に対して回動自在に軸支されており、運転時に押圧
ロール50全体が少しづつ回転するようになる。従っ
て、各押し付けローラ51,51・・を弾性体55の周
りで回転せしめ得るようにしたものであっても、運転時
に弾性体55がロール軸52とともに少しづつ回転変位
し、該弾性体55における圧縮される部分が順次周方向
に変化して、圧縮による弾性体55の劣化が周方向に均
一となる(弾性体55の耐久性が良好となる)。
【0035】尚、上記各実施例では、ウエブ圧着装置を
ウエブ折畳み機に使用しているが、原反ロールから小径
のロールペーパー(例えばトイレットペーパー)を製造す
るようにしたロールペーパー製造機に使用してもよい。
又、図示の実施例では、重合ウエブQとして単ウエブを
2枚重ねにした二重ウエブを採用しているが、他の実施
例では3枚以上の単ウエブからなる重合ウエブに圧着加
工するようにしてもよい。
ウエブ折畳み機に使用しているが、原反ロールから小径
のロールペーパー(例えばトイレットペーパー)を製造す
るようにしたロールペーパー製造機に使用してもよい。
又、図示の実施例では、重合ウエブQとして単ウエブを
2枚重ねにした二重ウエブを採用しているが、他の実施
例では3枚以上の単ウエブからなる重合ウエブに圧着加
工するようにしてもよい。
【図1】本発明の第1実施例にかかるウエブ圧着装置を
備えたウエブ折畳み機の全体概示図である。
備えたウエブ折畳み機の全体概示図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】図2のAーA断面図である。
【図4】図3のBーB断面図である。
【図5】本発明の第2実施例にかかるウエブ圧着装置の
断面図(図3相当図)である。
断面図(図3相当図)である。
【図6】本発明の第3実施例にかかるウエブ圧着装置の
断面図(図3相当図)である。
断面図(図3相当図)である。
【図7】図1のウエブ折畳み機で製造される折畳みウエ
ブの説明図である。
ブの説明図である。
【図8】製品ウエブの斜視図である。
【図9】従来のウエブ折畳み機の全体概示図である。
【図10】図9の一部拡大図である。
【図11】図10のCーC矢視図である。
1はウエブ繰り出し装置、2はウエブ圧着装置、3は切
断装置、4は折り装置、5は付勢装置、22はウエブ巻
掛ロール、50は押圧ロール、51は押し付けローラ、
52はロール軸、55は弾性体、Pは原反ロール、Qは
重合ウエブ(二重ウエブ)、Rは圧着済重合ウエブ、S1,S
2 は単ウエブ、Tは折畳みウエブである。
断装置、4は折り装置、5は付勢装置、22はウエブ巻
掛ロール、50は押圧ロール、51は押し付けローラ、
52はロール軸、55は弾性体、Pは原反ロール、Qは
重合ウエブ(二重ウエブ)、Rは圧着済重合ウエブ、S1,S
2 は単ウエブ、Tは折畳みウエブである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数枚の単ウエブ(S1,S2)を重合させ
てなる重合ウエブ(Q)をその表裏両側から挟圧して、該
重合ウエブ(Q)における各単ウエブ(S1,S2)を相互に
圧着させるようにしたウエブ圧着装置であって、前記重
合ウエブ(Q)が巻掛されるウエブ巻掛ロール(22)と、
該ウエブ巻掛ロール(22)の近傍位置にあってロール軸
(52)の周りに筒状の弾性体(55)を介してロール軸方
向に複数個の押し付けローラ(51,51・・)を設けて
なる押圧ロール(50)と、該押圧ロール(50)のロール
軸(52)を前記ウエブ巻掛ロール(22)側に押圧する付
勢装置(5)とを備え、該付勢装置(5)で前記ロール軸
(52)を押圧することにより前記各押し付けローラ(5
1,51・・)をそれぞれ前記弾性体(55)を介して前記
ウエブ巻掛ロール(22)の外面に巻掛されている重合ウ
エブ(Q)に押し付け得る如く構成されていることを特徴
とするウエブ圧着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13915991A JP3197577B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-06-11 | ウエブ圧着装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2633691 | 1991-04-18 | ||
JP3-26336 | 1991-04-18 | ||
JP13915991A JP3197577B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-06-11 | ウエブ圧着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05757A true JPH05757A (ja) | 1993-01-08 |
JP3197577B2 JP3197577B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=26364103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13915991A Expired - Fee Related JP3197577B2 (ja) | 1991-04-18 | 1991-06-11 | ウエブ圧着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197577B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015036194A (ja) * | 2013-08-10 | 2015-02-23 | コーホク印刷株式会社 | インデックス付き冊子の製本方法及びこの製本方法で製本されたインデックス付き冊子 |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP13915991A patent/JP3197577B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015036194A (ja) * | 2013-08-10 | 2015-02-23 | コーホク印刷株式会社 | インデックス付き冊子の製本方法及びこの製本方法で製本されたインデックス付き冊子 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3197577B2 (ja) | 2001-08-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |