JP2640341B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2640341B2
JP2640341B2 JP61075159A JP7515986A JP2640341B2 JP 2640341 B2 JP2640341 B2 JP 2640341B2 JP 61075159 A JP61075159 A JP 61075159A JP 7515986 A JP7515986 A JP 7515986A JP 2640341 B2 JP2640341 B2 JP 2640341B2
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信人 山崎
一夫 杉浦
猛 長谷川
邦行 高橋
守宏 嘉田
壽洋 森島
敏春 瀬古
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Shinkawa Ltd
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Shinkawa Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は搬送装置に係り、特に半導体組立に用いられ
る組立装置における被加工体の搬送装置に関する。
[従来の技術] 従来、複数の組立装置を並列に接続して配設し、これ
らの組立装置に被加工体を供給する搬送装置として、例
えば特開昭58−206132号公報(以下、公知例1という)
及び特公昭55−22215号公報(以下、公知例2という)
に示すものが知られている。
この構造は、1列のメインコンベアと、このメインコ
ンベアに直交するように配設され、被加工体を夫々の組
立装置に供給、排出するサブコンベアとを備えている。
特に公知例2は、メインコンベアとサブコンベアとを交
差させて配設し、サブコンベアの交差して対向した部分
はメインコンベアより低くなるように構成されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記公知例1においては、サブコンベアを単にメイン
コンベアの側方に配設したのみであるので、メインコン
ベアよりサブコンベアに、またサブコンベアよりメイン
コンベアに被加工体を受渡すための供給装置、例えば真
空吸着して移送させる供給装置を必要とする。
このように、特別の供給装置を必要とするので、必然
的に装置が高価になると共に、迅速な受渡しが行えない
という問題点があつた。
この点、公知例2は、メインコンベアに交差してサブ
コンベアが配設されているので、サブコンベアを上昇さ
せて駆動すれば、メインコンベア上の被加工体はサブコ
ンベア上に乗り、サブコンベアによって搬送でき、公知
例1のような問題点は解消される。
ところで、公知例2のサブコンベアは、メインコンベ
アから被加工体を受け取るための上流側コンベアと、メ
インコンベアに平行な配設されたコンベアに被加工体を
受け渡すための下流側コンベアと、前記上流側コンベア
と前記下流側コンベア間に配設された中間コンベアとの
3個のコンベアから構成され、前記上流側及び下流側コ
ンベアをそれぞれ独立して上下動可能に構成している。
このように、公知例2のサブコンベアは3個のコンベ
アよりなるので、大きな設置スペースを必要とし、大型
化する。また3個のコンベアはそれぞれ別個の駆動源で
回転駆動させる必要があるので、装置が高価になる。
本発明の目的は、小型化及び装置の低廉化が図れる搬
送装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の構成は、被加工体
を搬送するメインコンベアと、このメインコンベアに一
端側が交差して対向するように配設され、被加工体を組
立装置に供給、排出するサブコンベアとを備え、前記メ
インコンベアと前記サブコンベアとの交差して対向した
部分は、一方が他方より低くなるように構成された搬送
装置において、サブコンベア台のほぼ中央上方に回転自
在に支承された回転軸と、この回転軸に固定された複数
個の駆動用プーリと、前記回転軸と平行で該回転軸の下
方のサブコンベア台部分に固定された固定軸と、この固
定軸に回転自在に支承され、該固定軸より前記メインコ
ンベア側に伸びた第1の揺動ブロックと、前記固定軸に
回転自在に支承され、該固定軸より前記第1の揺動ブロ
ックと反対方向に伸びた第2の揺動ブロックと、前記第
1及び第2の揺動ブロックにそれぞれ固定された第1及
び第2のプーリ支持アームと、前記駆動用プーリに対向
して前記第1及び第2のプーリ支持アームの端部にそれ
ぞれ回転自在に支承された第1及び第2の従動用プーリ
と、前記駆動用プーリと前記第1及び第2の従動用プー
リに掛けられた第1及び第2のベルトと、前記回転軸を
駆動するモータと、前記第1及び第2の揺動ブロックを
それぞれ独立して揺動させる第1及び第2の駆動手段と
を備え、前記メインコンベアは1列で、前記サブコンベ
アは、被加工体を組立装置に供給するローダ用サブコン
ベアと、被加工体を組立装置から排出するアンローダ用
サブコンベアとからなり、前記ローダ用サブコンベアに
は、前記第2のベルトの部分に2個の被加工体を一時保
持することができるように、2個の被加工体ガイド板が
前記第2のベルトに直角に配設され、一方の前記第2の
プーリ支持アームの端部側の被加工体ガイド板は、前記
第2のベルトによる被加工体送り方向の被加工体端面が
当接する面が常に前記第2のベルトより高い位置に配設
され、他方の被加工体ガイド板は、前記第2のベルトに
よる被加工体送り方向の被加工体端面が当接する面が、
前記第2のベルトが下降した時には該第2のベルトより
高く、第2のベルトが上昇した時には該第2のベルトよ
り低くなるように配設されたことを特徴とする。
〔作用〕
回転軸を駆動すると、メインコンベア側及び該メイン
コンベア側と反対側の両方の第1及び第2のベルトが回
転する。このように両方のベルトが回転しても第1及び
第2のベルトは、前記回転軸の下方に配設された固定軸
を中心としてそれぞれ独立して揺動可能に支持されてい
るので、両ベルトの揺動を別個に制御することができ、
例えばメインコンベアからサブコンベア及びサブコンベ
アから組立装置の搬送ラインへのそれぞれの受渡しを行
うことができる。このように、1個のモータでサブコン
ベアを駆動することができ、しかも回転軸の両側にそれ
ぞれ揺動可能にベルトを配設した構成より成るので、小
型化及び装置の低廉化が図れる。
被加工体は、メインコンベアからローダ用サブコンベ
アを経て組立装置に供給され、組立装置で加工が終了し
た被加工体は、アンローダ用サブコンベアから再びメイ
ンコンベアに排出される。このように、1列のメインコ
ンベアよりなるので、構成の簡素化及び小スペース化が
図れる。
またローダ用サブコンベアの第2のベルトの部分に
は、2個の被加工体ガイド板が第2のベルトに直角に配
設され、一方の前記第2のプーリ支持アームの端部側の
被加工体ガイド板は、前記第2のベルトによる被加工体
送り方向の被加工体端面が当接する面が常に前記第2の
ベルトより高い位置に配設され、他方の被加工体ガイド
板は、前記第2のベルトによる被加工体送り方向の被加
工体端面が当接する面が、前記第2のベルトが下降した
時には該第2のベルトより高く、第2のベルトが上昇し
た時には該第2のベルトより低くなるように配設されて
いるので、第2のベルトの上昇及び下降と回転の組合せ
動作により、被加工体ガイド板に被加工体を保持及び次
の被加工体ガイド板に搬送でき、即ち、第2のベルト上
に2個の被加工体を保持することができる。このように
第2のベルト上に2個の被加工体を保持することがで
き、更に組立装置への被加工体の供給はローダ用サブコ
ンベアで行い、組立装置からの被加工体の排出はアンロ
ーダ用サブコンベアで行うので、組立装置への搬送時間
の短縮が図れる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図により説明する。第1図
に示すように、組立装置10の前方には被加工体11を搬送
するメインコンベア20が配設されている。組立装置10の
加工具10aの両側には、前記メインコンベア20と一端側
が交差して直交するようにローダ用及びアンローダ用サ
ブコンベア45、46が配設されている。またローダ用及び
アンローダ用サブコンベア45、46間で組立装置10の加工
具10aの下方には、ローダ用サブコンベア45から送られ
てきた被加工体11(11b)を加工具10aの真下に送ると共
に、加工具10aの真下よりアンローダ用サブコンベア46
に送る移送装置12が配設されている。
ここで、実施例においては、組立装置10は、1例とし
てワイヤボンデイング装置を図示したが、本実施例はこ
れに限定されるものではない。このワイヤボンデイング
装置は、周知の構造よりなり、また本発明の要旨に直接
関係ないので、ここではこれ以上の説明は省略する。ま
た移送装置12は単に四角のブロツクで図示したが、例え
ば特開昭60−67308号公報に示すものを用いる。この場
合、前記特開昭60−67308号公報に示すローダ用及びア
ンローダ用マガジンを除き、このローダ用及びアンロー
ダ用マガジンの部分に本実施例のローダ用及びアンロー
ダ用サブコンベア45、46が配設されることはいうまでも
ない。この移送装置12は、本発明の要旨に直接関係ない
ので、ここではこれ以上の説明は省略する。
次に前記メインコンベア20及びサブコンベア45、46の
構造について説明する。
メインコンベア20(第1図、第2図、第4図参照) 架台21上にはコンベア台22が固定されており、このコ
ンベア台22上にメインコンベア台23が固定されている。
メインコンベア台23には一定間隔を保つて2個の支持板
24、25が平行に固定されており、支持板24、25には後記
するサブコンベア45、46が交差して配設されるための逃
げ溝24a、25aが形成されている。支持板24には中央より
右側下方側にモータ26が固定されており、このモータ26
の出力軸にはプーリ27が固定されている。また支持板24
及び支持板24の外側でメインコンベア台23に固定された
支持板28には前記モータ26の上方位置に駆動軸29が回転
自在に支承されており、この駆動軸29には支持板24の外
側に突出した部分にプーリ30が固定されている。そし
て、プーリ27と30とにタイミングベルト31が掛けられて
いる。
前記駆動軸29には支持板24、25の内側にそれぞれプー
リ32が固定されている。また支持板24、25の上方側には
前記プーリ32と同じレベルでそれぞれプーリ33が回転自
在に支承されている。また支持板24、25の逃げ溝24a、2
5aの下方の内側部分にもそれぞれプーリ34が回転自在に
支承されている。更に支持板24、25の下方の左右の内側
にもそれぞれプーリ35が回転自在に支承されている。そ
して、前記プーリ32〜35にはベルト36が掛けられてい
る。
従って、モータ26が矢印A方向に回転させられると、
プーリ27、タイミングベルト31、プーリ30を介して駆動
軸29、即ちプーリ32が矢印B方向に回転し、ベルト36は
矢印C方向に送られる。
前記支持板24、25の中央上方のベルト36の下面側に
は、ベルト36のたるみを防止するためのたるみ防止板37
が配設されている。また支持板24の中央より左側上方に
は、支軸38が固定されており、この支軸38には一端がベ
ルト36の上方に伸びたストツパ39が回転自在に支承され
ている。ストツパ39は水平な折曲げ部39aを有し、この
折曲げ部39aの下面にソレノイド40の作動部が当接する
ようにソレノイド40は支持板24に固定されている。また
前記ストツパ39に当接した被加工体11を検出するため
に、支持板25の内側にはセンサ41が固定されている。
サブコンベア45、46(第1図、第3図、第6図乃至第9
図参照) ローダ用サブコンベア45とアンローダ用サブコンベア
46とはほぼ同じ構造よりなるので、以下第6図乃至第9
図に拡大図で示すローダ用サブコンベア45について説明
する。
第3図に示すコンベア台22上にはサブコンベア台47が
固定されている。第6図、第8図、第9図に示すよう
に、サブコンベア台47の中央上方には回転軸48が回転自
在に支承されており、この回転軸48には4個のプーリ4
9、50、51、52が固定されている。また回転軸48の真下
のサブコンベア台47の部分には第7図、第8図に示すよ
うに、固定軸53が固定されており、固定軸53には4個の
揺動ブロツク54、55、56、57が軸受58を介して回転自在
に支承されている。揺動ブロツク54、55は第7図におい
ては下方側、第8図においては左側に伸びており、揺動
ブロツク56、57は逆に第7図においては上方側、第8図
においては右側に伸びている。揺動ブロツク54、55及び
56、57にはそれぞれ中間ブロツク59、60が固定されてお
り、中間ブロツク59、60にはそれぞれ4個のプーリ支持
アーム61、62が固定されている。プーリ支持アーム61、
62には第1図、第6図及び第8図に示すようにそれぞれ
端部プーリ63〜66及び67〜70が回転自在に支承されてい
る。
そして、プーリ63と49、64と50、65と51、66と52には
それぞれベルト71が掛けられ、同様にプーリ67と49、68
と50、69と51、70と52にもそれぞれベルト72が掛けられ
ている。また第9図に示すように、サブコンベア台47の
下方にはモータ73が固定されており、このモータ73の出
力軸に固定されたプーリ74と前記プーリ49とにはベルト
75が掛けられている。
従って、モータ73が正回転すると、プーリ74、ベルト
75を介してプーリ49、50、51、52が回転するので、ベル
ト71、72は第8図に示すように矢印D方向に送られる。
またモータ73が逆回転すると、ベルト71、72は矢印E方
向に逆転させられる。即ち、ローダ用サブコンベア45に
おいては、ベルト71、72を矢印D方向に回転させ、アン
ローダ用サブコンベア46にはベルト71、72が矢印E方向
に回転させて使用する。
第7図、第8図及び第9図に示すように、前記揺動ブ
ロツク54、57は下方に伸びた舌片部54a、57aを有し、こ
の舌片部54a、57aにはそれぞれ受けねじ80が螺合されて
いる。受けねじ80にはサブコンベア台47に固定されたス
ピードコントローラ付きのシリンダ81、82の作動部が対
向して設けられており、受けねじ80がシリンダ81、82の
作動部に圧接するように揺動ブロツク54、57はばね83で
付勢されている。また揺動ブロツク54、57には検出板8
4、85が固定されており、この検出板85、85をはさむ形
でセンサ86、87がサブコンベア台47に固定されている。
従って、シリンダ81、82の作動部が作動して突出する
と、受けねじ80を介して揺動ブロツク54、57が固定軸53
を中心として回動し、これにより中間ブロツク59、60を
介してプーリ支持アーム61、62が回動し、プーリ63〜66
は矢印F方向に下降し、プーリ67〜70は矢印G方向に上
昇する。また前記と逆にシリンダ81、82の作動部が作動
して引込むと、前記と逆にプーリ63〜69は矢印H方向に
上昇し、プーリ67〜70は矢印I方向に下降する。
第6図、第7図、第8図に示すように、プーリ支持ア
ーム62の部分には、プーリ支持アーム62を逃げるための
逃げ溝90a、91aが形成された2個の被加工体ガイド板9
0、91がベルト72に直角に配設されている。一方の被加
工体ガイド板90はサブコンベア台47に固定されており、
他方の被加工体ガイド板91より低く形成されて被加工体
11のストツパも兼ねている。ここで、後記する作用より
明らかなように、一方の被加工体ガイド板90は、ベルト
72による被加工体送り方向の被加工体端面が当接する面
が、ベルト72が下降した時には該ベルト72より高く、ベ
ルト72が上昇した時には該ベルト72より低くなるように
配設され、他方のプーリ支持アーム62の端部側の被加工
体ガイド板91は、ベルト72により被加工体送り方向の被
加工体端面が当接する面が常にベルト72より高い位置に
配設されている。他方の被加工体ガイド板91は前記一方
の被加工体ガイド板90に固定された軸92に摺動自在に設
けられている。そこで、被加工体11の幅に合せて被加工
体ガイド板91を摺動させ、図示しないねじで被加工体ガ
イド板91を軸92に固定する。
また前記軸92にはプツシヤ用アングル93が摺動自在に
設けられており、プツシヤ用アングル93は軸92に図示し
ないねじで固定されている。プツシヤ用アングル93には
プツシヤフレーム94が固定されており、このプツシヤフ
レーム94にシリンダ95が固定されている。シリンダ95の
作動ロツドにはプツシヤアーム96が固定されており、こ
のプツシヤアーム96はプツシヤフレーム94に固定された
回り止め板97に沿って移動するように設けられている。
なお、前記した部品番号90〜97で示す部材は、ローダ
側サブコンベア45のみに設けられており、アンローダ側
サブコンベア46には設けられていない。その代り、アン
ローダ側サブコンベア46には第1図に示す移送装置12か
ら送られてきた被加工体11を支持する上板98が2点鎖線
で示すようにサブコンベア台47に固定されている。
第10図は前記した構成よりなる搬送装置を複数台組合
せた応用例を示す。各ボンデイング装置12A、12B・・・
にはローダ用マガジン13から被加工体11が送り出され、
また各ボンデイング装置12A、12B・・・で加工済の被加
工体11はアンローダ用マガジン14に収納される。ここ
で、各ユニットには説明の都合上、左側より右側に順次
番号に符号A、B、C・・・を添字した。
次にかかる構成よりなる搬送装置の作用について説明
する。今、第10図に示す第2番目のローダ用サブコンベ
ア45Bのみより被加工体11の要求があつた場合について
説明する。第1図、第4図、第5図に示すストツパ39
は、常時図示の状態より下方に回動してベルト36による
搬送レベルより下方に位置した状態にある。そこで、ロ
ーダ用サブコンベア45Bより被加工体11の要求信号が出
力されると、ローダ用マガジン13から被加工体11がメイ
ンコンベア20A上に送り出されると共に、メインコンベ
ア20Bのソレノイド40が作動する。ソレノイド40が作動
すると、ストツパ39は支軸38を中心として上昇し、第4
図の状態となる。従って、ローダ用マガジン13から送り
出された被加工体11はメインコンベア20Aのベルト36に
よつて矢印C方向に搬送され、メインコンベア20A上は
単に通過するのみでメインコンベア20B上に送られる。
メインコンベア20Bによつて送られると、その被加工体1
1はストツパ39に当接する。
そして、メインコンベア20に設けられた第1図に示す
センサ41がその被加工体11を検出すると、ローダ用サブ
コンベア45Bの第8図及び第9図に示すモータ73が始動
すると共に、シリンダ81が突出するように作動する。モ
ータ73が始動すると、サブコンベア45、46の項で説明し
たように、ベルト71、72が矢印D方向に作動する。また
シリンダ81が作動すると、サブコンベア45、46の項で説
明したように、プーリ63〜66が第8図に示す矢印H方向
に上昇する。即ち、ローダ用サブコンベア45Bのプーリ6
3〜66は第4図に示す状態より上昇し、前記したように
ストツパ39に止められていた被加工体11はローダ用サブ
コンベア45Bのベルト71に乗り、メインコンベア20のベ
ルト36から浮き上げられる。そこで、被加工体11はベル
ト71、72の移動によつて矢印D方向に送られ、第8図に
示す被加工体ガイド板90に当接する。被加工体ガイド板
90、91間上に被加工体11がある場合には、前記被加工体
11は被加工体ガイド板90に当接した状態を保持する。第
1図において、11aは被加工体ガイド板90に当接された
被加工体11を、11bは被加工体ガイド板90、91間の被加
工体11を示す。即ち、ローダ用サブコンベア45(45B)
上には2個の被加工体11を保持することができるように
なつている。
被加工体ガイド板90、91間に被加工体11がある場合
は、モータ73の回転が停止すると共に、シリンダ81が引
込む。これによりベルト71、72が停止すると共に、プー
リ63〜66が第8図に示す矢印F方向に下降し、ベルト71
はメインコンベア20のベルト36の搬送レベルより下方に
位置する。また同時にソレノイド40もオフとなり、スト
ツパ39はベルト36による搬送レベルより下方に位置す
る。
被加工体ガイド板90、91間に被加工体11がない場合又
はあつても被加工体ガイド板90、91から送り出された場
合は、モータ73の回転が続行又は始動し、ベルト71、72
が矢印D方向に移動すると共に、シリンダ82が作動して
プーリ67〜70は矢印G方向に上昇する。これにより、ベ
ルト72は被加工体ガイド板90より高く位置し、被加工体
ガイド板90に位置決めされていた被加工体11を持ち上げ
る。そして、被加工体11はベルト72によつて送られ、被
加工体ガイド板91に当接する。その後モータ73が停止す
ると共に、シリンダ82が引込み、プーリ67〜70は矢印I
方向に下降する。これにより、ベルト72上の被加工体11
は被加工体ガイド板90、91に載置される。
組立装置10より要求があると、シリンダ95が作動し、
プツシヤアーム96によつて被加工体ガイド板90、91上の
被加工体11は移送装置12側に送り出される。そして、移
送装置12により1ピツチ間欠的に送られ、その度に組立
装置10により加工が施される。加工が終了した被加工体
11が第3図及び第8図に示すアンローダ用サブコンベア
46の上板98上、即ち第1図に被加工体11cで示す位置に
送られると、アンローダ用サブコンベア46のモータ73が
回転してベルト72、71が矢印E方向に移動すると共に、
シリンダ82が作動してプーリ67〜70が上昇する。プーリ
67〜70が上昇すると、上板98上の被加工体11をベルト72
で持ち上げる。これにより、被加工体11はベルト72、71
により矢印E方向に送られ、支持板24の側壁に当接して
停止する。その後シリンダ82が引込んでプーリ67〜70は
下降する。
そして、メインコンベア20上に被加工体11が流れてい
ない場合で、アンローダ用マガジン14が受け入れ態勢に
ある場合には、シリンダ81が作動し、プーリ63〜66が上
昇し、被加工体11を支持板24の上方に持ち上げる。これ
により、被加工体11はベルト71で矢印E方向に送られ、
支持板25の内側に当接する。その後シリンダ81が引込ん
でプーリ63〜66は下降する。これにより、被加工体11は
メインコンベア20上に載置され、メインコンベア20によ
って搬送されてアンローダ用マガジン14内に収納され
る。
なお、上記実施例においては、メインコンベア20に対
してサブコンベア45、46を直交して配設したが、斜めに
交差するように配設してもよい。またメインコンベア20
とサブコンベア45、46の交差して対向した部分は、第1
図においてメインコンベア20の上方にサブコンベア45、
46が配設されるようにしたが、逆にサブコンベア45、46
の上方にメインコンベア20が配設されるようにしてもよ
い。
[発明の効果] 本発明によれば、サブコンベア台のほぼ中央上方に回
転自在に支承された回転軸と、この回転軸に固定された
複数個の駆動用プーリと、前記回転軸と平行で該回転軸
の下方のサブコンベア台部分に固定された固定軸と、こ
の固定軸に回転自在に支承され、該固定軸より前記メイ
ンコンベア側に伸びた第1の揺動ブロックと、前記固定
軸に回転自在に支承され、該固定軸より前記第1の揺動
ブロックと反対方向に伸びた第2の揺動ブロックと、前
記第1及び第2の揺動ブロックにそれぞれ固定された第
1及び第2のプーリ支持アームと、前記駆動用プーリに
対向して前記第1及び第2のプーリ支持アームの端部に
それぞれ回転自在に支承された第1及び第2の従動用プ
ーリと、前記駆動用プーリと前記第1及び第2の従動用
プーリに掛けられた第1及び第2のベルトと、前記回転
軸を駆動するモータと、前記第1及び第2の揺動ブロッ
クをそれぞれ独立して揺動させる第1及び第2の駆動手
段とを備えた構成より成るので、小型化及び装置の低廉
化が図れる。
前記メインコンベアは1列で、前記サブコンベアは、
被加工体を組立装置に供給するローダ用サブコンベア
と、被加工体を組立装置から排出するアンローダ用サブ
コンベアとからなり、前記ローダ用サブコンベアには、
前記第2のベルトの部分に2個の被加工体を一時保持す
ることができるように、2個の被加工体ガイド板が前記
第2のベルトに直角に配設され、一方の前記第2のプー
リ支持アームの端部側の被加工体ガイド板は、前記第2
のベルトによる被加工体送り方向の被加工体端面が当接
する面が常に前記第2のベルトより高い位置に配設さ
れ、他方の被加工体ガイド板は、前記第2のベルトによ
る被加工体送り方向の被加工体端面が当接する面が、前
記第2のベルトが下降した時には該第2のベルトより高
く、第2のベルトが上昇した時には該第2のベルトより
低くなるように配設されているので、構成の簡素化及び
小スペース化が図れると共に、組立装置への搬送時間の
短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体概略構成平面図、
第2図は第1図のメインコンベアと加工装置関係を示す
一部断面右側面図、第3図は第1図のサブコンベアと加
工装置関係を示す右側面図、第4図はメインコンベアの
内側部より見た正面図、第5図はメインコンベアに設け
られたストツパ部を示す左側図、第6図乃至第9図はサ
ブコンベアを示し、第6図は一部断面平面図、第7図は
固定軸部分を断面で示す第6図と同じ平面図、第8図は
右側面図、第9図は正面図、第10図は本発明になる搬送
装置を複数個組合せて用いた応用例を示す平面図であ
る。 10:組立装置、11:被加工体、20:メインコンベア、45:ロ
ーダ用サブコンベア、46:アンローダ用サブコンベア、4
7:サブコンベア台、48:回転軸、49〜52:駆動用プーリ、
53:固定軸、54,55:第1の揺動ブロック、56,57:第2の
揺動ブロック、61:第1のプーリ支持アーム、62:第2の
プーリ支持アーム、63〜66:第1の従動用プーリ、67〜7
0:第2の従動用プーリ、71:第1のベルト、72:第2のベ
ルト、73:モータ、81:第1の駆動手段、82:第2の駆動
手段、90,91:被加工体ガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 一夫 武蔵村山市伊奈平2丁目51番地の1 株 式会社新川内 (72)発明者 長谷川 猛 武蔵村山市伊奈平2丁目51番地の1 株 式会社新川内 (72)発明者 高橋 邦行 武蔵村山市伊奈平2丁目51番地の1 株 式会社新川内 (72)発明者 嘉田 守宏 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シヤー プ株式会社内 (72)発明者 森島 壽洋 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シヤー プ株式会社内 (72)発明者 瀬古 敏春 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シヤー プ株式会社内 (56)参考文献 特公 昭55−22215(JP,B2) 実公 昭48−18788(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工体を搬送するメインコンベアと、こ
    のメインコンベアに一端側が交差して対向するように配
    設され、被加工体を組立装置に供給、排出するサブコン
    ベアとを備え、前記メインコンベアと前記サブコンベア
    との交差して対向した部分は、一方が他方より低くなる
    ように構成された搬送装置において、サブコンベア台の
    ほぼ中央上方に回転自在に支承された回転軸と、この回
    転軸に固定された複数個の駆動用プーリと、前記回転軸
    と平行で該回転軸の下方のサブコンベア台部分に固定さ
    れた固定軸と、この固定軸に回転自在に支承され、該固
    定軸より前記メインコンベア側に伸びた第1の揺動ブロ
    ックと、前記固定軸に回転自在に支承され、該固定軸よ
    り前記第1の揺動ブロックと反対方向に伸びた第2の揺
    動ブロックと、前記第1及び第2の揺動ブロックにそれ
    ぞれ固定された第1及び第2のプーリ支持アームと、前
    記駆動用プーリに対向して前記第1及び第2のプーリ支
    持アームの端部にそれぞれ回転自在に支承された第1及
    び第2の従動用プーリと、前記駆動用プーリと前記第1
    及び第2の従動用プーリに掛けられた第1及び第2のベ
    ルトと、前記回転軸を駆動するモータと、前記第1及び
    第2の揺動ブロックをそれぞれ独立して揺動させる第1
    及び第2の駆動手段とを備え、前記メインコンベアは1
    列で、前記サブコンベアは、被加工体を組立装置に供給
    するローダ用サブコンベアと、被加工体を組立装置から
    排出するアンローダ用サブコンベアとからなり、前記ロ
    ーダ用サブコンベアには、前記第2のベルトの部分に2
    個の被加工体を一時保持することができるように、2個
    の被加工体ガイド板が前記第2のベルトに直角に配設さ
    れ、一方の前記第2のプーリ支持アームの端部側の被加
    工体ガイド板は、前記第2のベルトによる被加工体送り
    方向の被加工体端面が当接する面が常に前記第2のベル
    トより高い位置に配設され、他方の被加工体ガイド板
    は、前記第2のベルトによる被加工体送り方向の被加工
    体端面が当接する面が、前記第2のベルトが下降した時
    には該第2のベルトより高く、第2のベルトが上昇した
    時には該第2のベルトより低くなるように配設されたこ
    とを特徴とする搬送装置。
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