JP2640237B2 - 熱現像画形成装置 - Google Patents

熱現像画形成装置

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JP2640237B2 JP63017185A JP1718588A JP2640237B2 JP 2640237 B2 JP2640237 B2 JP 2640237B2 JP 63017185 A JP63017185 A JP 63017185A JP 1718588 A JP1718588 A JP 1718588A JP 2640237 B2 JP2640237 B2 JP 2640237B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、重ね合わせ熱現像転写材料を相互に剥離分
離する装置を備えた熱現像画形成装置に関する。
〔従来の技術〕
熱現像により拡散性色素を放出させ、この色素を受像
要素に転写させることにより銀画像と色素とを分離して
カラー画像を得る拡散転写型熱現像の方法は既に提案さ
れている。また、その熱現像における感光要素、受像要
素、熱現像方法及び装置について数多くの技術が開示さ
れている。
このような熱現像方法を利用した装置として例えば特
開昭62−201433号のカラーハードコピー装置等が提案さ
れている。この装置の概要は、感光シートに塗布した感
光要素を画像露光して潜像を形成し、受像シートに重ね
合わせ、回転ドラムと該回転ドラムに圧着されたエンド
レスベルトとの間に挟着して、加熱、加圧し、感光シー
トから像部分の拡散性色素を放出させ、受像シートに転
写した後、両シートを剥離して受像シートにカラー画像
を形成するものである。
このように、最終段階において両シートを剥離分離す
る工程があるが、両シートの密着力がかなり大きいの
で、分離がかなり困難である。そこで、特開昭61−1895
1号公報には、自動剥離装置として、第5図に示すもの
が提供されている。
即ち、この装置においては、受像シートP1を感光シー
トN1より幅広としておき、また、感光シートN1の先端を
受像シートP1の先端より突出させて両シートN1、P1を重
ね合わせる。そして、感光シートN1の突出部が剥離ロー
ラ1の上方に達した時、剥離ローラ1を跳ね上げ、感光
シートN1を受像シートP1から剥離する。このとき、受像
シートP1については、感光シートN1の剥離力に対抗させ
るため、受像シートP1の両側をそれぞれ一対の挟着ロー
ル2、2′で挟着支持しておく手段が採られている。
また、本出願人が特願昭61−307485号で提供する剥離
分離装置では、第6図に示すように、感光シートN2の先
端中央部に突出部3を形成しておき、感光シートN2を受
像シートP2に重ね合わせる際、該突出部3を受像シート
P2の先端4より突出させると共に該先端4を突出部3の
両側の先端部3aより突出させる。熱現像転写済後の両シ
ートN2、P2の分離は、両シートN2、P2が押えローラ5、
6を通過した後に感光シートN2の先端中央部3を搬送ロ
ーラ(図示せず)に挟着させる共に受像シートP2の両側
先端部4aを楔状のセパレータ7、7′の下側に位置さ
せ、上記先端中央部3を挟着している上記搬送ローラを
上昇させると共にセパレータ7、7′を下降させること
により行う。即ち、両シートN2、P2は押しローラ5、6
を剥離力に対抗する押え部材としながら両シートN2、P2
の先端部から分離される。それ以降は、両シートN2、P2
の搬送速度を増大させた状態で分離が引き継がれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前者の特開昭61−18951号の自動剥離装置
では、上記のように剥離のみのために受像シートP1を全
長に亘って感光シートN1より幅広とする必要がある。こ
のため画像形成に利用されない受像シートP1部分が多大
に浪費され、シート材料費が嵩み経済的でない。
また、後者の特願昭61−307485号の剥離分離装置で
は、前者の自動剥離装置の問題を解消することが可能で
あるが、感光シートN2の先端中央部に突出部3を形成す
る必要があり、感光シートN2に対する繁雑な加工工程が
増加される。なお、この突出部の形成を感光シートN1
に加工しないで、受像シートP2側に行うことも可能であ
るが、受像シートP2の仕上品に突出部が露出することは
美観上、或いは商品価値の点において不利である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、
熱現像転写済後の感光シートと受像シートとを相互に分
離する際、何れのシートに対しても何らの加工等を施す
必要がなく、かつ、シート全体を熱転写処理に有効利用
できることを可能とする剥離装置を備えた熱現像画形成
装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
このために第1の発明は、感光材料を画像露光して潜
像を形成する露光手段と、該感光材料を受像材料に重ね
合わせる手段と、重ね合わせた上記両材料を加熱圧着し
て上記感光材料の潜像を現像し上記受像材料に転写する
現像転写手段と、上記現像転写後の上記両材料を相互に
剥離/分離する分離手段とを具備する熱現像画形成装置
において、上記重ね合わせる手段を、上記感光材料と上
記受像材料のいずれか一方の材料の先端部を他方の材料
の先端部より突出させて設定する手段とし、かつ、上記
分離手段を、現像転写後の上記両材料を挟持して搬送す
る一対のローラと、該ローラの送出側に固定配置したセ
パレータと、上記ローラの流入側に設けたセンサと、該
センサが上記両材料の到来を検知すると所定時間の経過
後に上記一対のローラにおける上記突出側の材料の側の
ローラを変位させて上記突出側の材料の先端部を他方の
材料の側に曲げ上記セパレータに押し当ててその後に復
帰させる手段とで構成した。
第2の発明は、感光材料を画像露光して潜像を形成す
る露光手段と、該感光材料を受像材料に重ね合わせる手
段と、重ね合わせた上記両材料を加熱圧着して上記感光
材料の潜像を現像し上記受像材料に転写する現像転写手
段と、上記現像転写後の上記両材料を相互に剥離/分離
する分離手段とを具備する熱現像画形成装置において、
上記分離手段の前工程のラインに、上記両材料を搬送す
る一対の滑りローラと、該滑りローラから送出される上
記両材料の先端が突き当てられるときは停止しており一
定時間経過すると搬送させる1対の矯正ローラとでなる
矯正装置を備えて構成した。
〔実施例〕 以下、本発明の一実施例の熱現像画形成装置について
説明する。第1図はその熱現像画形成装置の全体を示す
模試図である。該図においてAは熱現像感光要素供給部
で、熱現像感光要素としての感光シート(特願昭62−16
0385号の実施例1の感光要素(1)として用いたもの)
N3を収納し、供給口10から供給するものである。該供給
口10の外部近辺には、感光シートN3を搬送する一対の第
1の搬送ローラ11、搬送されて来た感光シートN3を感知
するフォトセンサPS1及び該感光シートN3を所定方向に
案内する第1のガイド12等が配設されている。
Bは熱現像感光要素供給部の上側に配置された露光部
で、内設されたFOT等により第1のガイド12を通過中の
感光シートN3に対し画像信号によって変調されたビーム
を走査して画像露光するものである。露光の光源として
は、CRT、レーザ、LEDあるいは液晶シャッタと光源との
組合せ等でもよい。また、露光方法も、上記ビーム走査
だけでなく面全体を光らせて感材に記録する方法でもよ
い。
20は第2の搬送ローラ、21は第2のガイドで、これら
は画像露光された後の感光シートN3を所定の位置に搬送
するためのガイドである。
Cは受像要素供給部で、受像シート(特願昭62−1808
56号の実施例−1の受像部材(1)として用いたもの)
P3を収納し、供給口30から自動供給するものである。該
供給口30の外部近辺には、受像シートP3を搬送する一対
の第3の搬送ローラ31、該受像シートP3を所定方向に案
内する第3のガイド32、該ガイド32上の受像シートP3
感知するフォトセンサPS2等が配設されている。
Dは画像露光された上記感光シートN3を現像しその画
像を上記受像シートP3に転写する熱現像転写部であり、
400はその中心部に回転可能に配設した回転ドラム装
置、401は該回転ドラム装置400の外周面のほぼ半周を圧
着掛回し、回転ドラム装置400の回転と共に同一速度で
回動するエンドレスベルトである。
回転ドラム装置400の基体である回転ドラム400Aは、
耐熱性でかつ表面が平滑なものが用いられ、円筒状のア
ルミニウムの外面にテフロンコーティングを施したも
の、鉄、ステンレス等の他の金属性のもの或いは耐熱プ
ラスチック等で形成される。アルミニウムの場合は熱容
量を持たす為に肉厚を5mm以上とする。また、該回転ド
ラム400Aの両側面はシリコンゴムを貼着して断熱構造に
形成されている。断熱材としては、アスベストやベーク
又は他の材料でも熱容量が大きければ有効である。そし
て、内部には第2図に示すようにヒータ(800W)400Bが
取り付けられ室温〜200℃程度加熱可能に構成されてい
る。該ヒータ400Bとしては種々の形式のものがあるが、
例えばシートヒータ(シリコンゴム内に発熱体パターン
を形成したもの)を用いればよい。なお、ヒータ400Bの
加熱は回転ドラム400Aの実際に使う部分の温度分布が一
定になるように行うことが好ましい。また、該内部には
温度センサ400Cが取り付けられ、内部温度のサーボ制御
が可能となっている。
400Dはヒータ400Bに電力を供給する2本の配線、400E
は温度センサ400Cの信号を伝送する2本の配線である。
これら配線400D、400Eは回転ドラム400Aを回転支持する
軸400Fに取り付けられた2個の回転電極400G、2個の回
転電極400Hに各々接続され、該回転電極400G、400Hに擦
接する各々2個のブラシ400I、400Jを介して各々2本の
外部配線400K、400Lに接続されている。
エンドレスベルト401は耐熱性、耐張性を有するノー
メックス繊維、ケブラー繊維(デュポン社製)で形成さ
れるが、表面に摩擦係数を大きくするためシリコンゴム
等が貼着されている。或いは耐熱性繊維を芯材としたカ
ーボン含有シリコンゴムやフッ素ゴム等の所定の摩擦係
数をも有する材質で形成される。そして該ベルト401が
回動するライン上の適部には該ベルト401を加熱するた
めの加熱装置402が配設され、該ベルト401が急激に温度
が下がり、現像条件がばらつかないように加熱されるよ
うになっている。
403は該エンドレスベルト401を回動可能に保持するロ
ーラ群で、回転ドラム400Aの引入部400aの位置に設けた
入口ローラ403A、回転ドラム400Aの送出部400bの位置に
設けた出口ローラ403B、ドラム400Aから離れた位置に設
けた保持ローラ403C及びテンション調整ローラ403D等か
ら構成されている。
出口ローラ403Bには駆動モータ404が取り付けられ、
該出口ローラ403Bが駆動源となってベルト401、ローラ
郡403及び回転ドラム400Aを回転或いは回動させるよう
になっている。
そして該出口ローラ403Bと駆動モータ404全体は押圧
機構405によって回転ドラム400A側に押圧され、出口ロ
ーラ403Bが回転ドラム400Aに対しベルト401を介して圧
接するようになっている。なお、その押圧力は調節可能
である。
また、テンション調整ローラ403Dはある範囲に位置を
変えることによりベルト401の張力を調整するものであ
る。なお、ベルト401の熱膨張等によるベルト401の蛇行
を防止するためにテンション調整ローラ403Dや保持ロー
ラ404Cの形式をタイコローラとすることが効果的であ
る。
また、これら各ローラ群403は大きい摩擦係数を必要
とし、シリコンゴムやネオプレンゴム等により表面が形
成されている。
406は回転ドラム400Aの外周に装着されたラミネート
ローラで、回転ドラム400Aの引入部400a近辺から該引入
部400aと送出部400bとの中間点近辺との間の範囲内を位
置変え可能で、その設定は空気中の湿度や温度に応じて
最適位置に設定される。これは湿度を感知して自動的に
行わせることもできる。そして、その設定された位置で
ベルト401を挟着して回転ドラム400Aに圧接するように
構成されている。
該ラミネートローラ406もベルト401との摩擦係数を大
にし、かつ、適当な弾力性を付与するためにシリコンゴ
ム、ネオプレンゴム等で形成される。
407は入口ローラ403Aの上側に配設されたクリーニン
グローラで、表面に粘着性体、毛羽あるいはブラシ等が
付設され、ベルト401に接触して回転し、ベルト401に残
留する微細のシート片や塵等を掃除するものである。
409は第3のガイド32と回転ドラム400Aの入口部400a
との間に配設された第4のガイドで、これは、受像シー
トP2を回転ドラム400Aの入口部400aに送り込むためのも
のである。
同様に410は第2のガイド21の出口側に配設された第
5の搬送ローラ、411は該搬送ローラ410と回転ドラム40
0Aの入口部400aとの間に配設された第5のガイドで、こ
れらは、感光シートN3を回転ドラム400Aの入口部400aに
送り込むための装置である。
よって、第4のガイド409と第5のガイド411は各々の
先端部が入口部400aに対して所定の角度で相互に遭合す
るようになっている。
なお、第4のガイド409、第5のガイド411の適部に
は、搬送されて来る受像シートP3、感光シートN3を予備
加熱するための加熱装置(図示せず)を配設することも
ある。
一方、回転ドラム400Aの送出部400bにはスクレーパ41
2が配設されている。該スクレーパ412はテフロンで成形
されその先鋭部が送出部400bに配向されて回転ドラム40
0Aに接触して、重ね合わされて搬送されて来るシート
P3、N3を回転ドラム400Aから剥離するものである。
413は回転ドラム400Aの送出部400b側に配設されたカ
ール矯正ガイドで、入口部413aとなる端部が回転ドラム
400Aの送出部400bに近接され、全体が渦巻状に曲げられ
て形成されている。その曲げ方向は、エンドレスベルト
401と回転ドラム400Aとの接触部分の曲がりとは逆にな
っている。また、入口部413aの向きは回転ドラム400Aの
送出部400bにおける該回転ドラム400A面に沿うように設
定されている。
よって、重ね合わされたシートP3、N3はドラム400Aか
らカール矯正ガイド413へ滑らかに転送され、カール矯
正ガイド413を通過することにより回転ドラム400Aにお
いて形成される重なったシートP3、N3の巻癖が修正され
る。該カール矯正ガイド413の途中には第6の搬送ロー
ラ414が配設されている。このローラ414はワンウエイク
ラッチ付であり、送り方向にシートP3、N3が高速で引っ
張られてもそれに追従できるようになっている。
415はカール矯正ガイド413の出口部に配設された暗箱
型の遮光ローラユニットで、図における左右の壁面には
重なったシートP3、N3が通過するスリットを有し、内部
には該内部を左右に仕切るスリット板415aが取り付けら
れている。該スリット板415aもその中央部にシートP3
N3が通過するスリットが形成されている。また、該遮光
ローラユニット415内のスリット板415aの両部屋には各
々に一対づつ滑りローラ415b、415c等が配備されてい
る。
該滑りローラ415b、415cの各対の取り付けの配列方向
線a,bは相互に平行でなく、ある角度に設定されている
ため、光が直接通過することが避けられる。なお、滑り
ローラローラ415b、415cの表面にはビロード等の滑性の
ある素材が付設されている。また、遮光ローラユニット
415の出口側には第6のガイド416が設けある。
417は熱現像転写部Dのケーシングの下方部に設けた
空気吸入部で、吸気口417aを覆うように遮光板41bが設
けてある。これにより空気のみが外部から吸入され、外
光がケーシング内に入射されないようになっている。ま
た、該ケーシングの上方部にはファンを備えた空気排出
口418が配設されている。該空気排出口418も空気吸入部
417と同様に外光がケーシング内に入射されない構造と
なっている。
なお、少なくとも感光要素供給部Aから露光部B、熱
現像転写部Dまでの部分は外光に対して完全に遮光しな
ければならない。従って外光を効果的に遮断するために
相互に一体化して構成することが望ましい。
Eは第6のガイド416の出口側に配設されたシート剥
離部で、50は該ガイド416の出口部に配設された一対の
蛇行矯正ローラ、51は該矯正ローラ50のシート吐出側に
配設された一対の揺動ローラで、矯正ローラ50のシート
引入側にフォトセンサPS3が配設されると共に矯正ロー
ラ50のシート吐出側にフォトセンサPS4が配設されてい
る(第3図参照)。矯正ローラ50は重なったシートP3
N3の先端がフォトセンサPS3位置に達し、これを感知し
てから一定時間(例えば8.5秒)を経過した後に駆動開
始するようになっている。
また、上方の揺動ローラ51aは所定の信号を受けて全
体が第3図に示すように下方の揺動ローラ51bの回転軸
を中心としてα角度だけ送り側に傾斜するように構成さ
れている。この揺動駆動はパルスモータによって行われ
る。
53は該揺動ローラ51のシート吐出側に配設されたセパ
レータで、先端が楔状に形成され、先端の鋭利部53aが
揺動ローラ51から送出される重なったシートP3、N3に対
向するように配置されている。54、55はセパレータ53の
後方の斜め上下方部に各々設けた第7及び第8の搬送ロ
ーラで、これらは分離後の受像シートP3、感光シートN3
を各々シート剥離部E外に送出するものである。514、5
15はセパレータ53で分離されたシートと各々搬送ローラ
54、55に導くためのガイド板である。この実施例の装置
においては、ガイド板の取付角度または形状を変えるこ
とで2枚のシートの剥離角度が調整できるように構成さ
れている。
セパレータ53、搬送ローラ54、55等は一体の枠体56に
組み込まれ、全体が矢印X方向に所定の範囲移動できる
ように構成されている。そこでセパレータ53部辺にシー
ト詰まりが発生した場合に、枠体56の矢印X方向に移動
させセパレータ53の先端部と揺動ローラ51との間を開放
させれば、詰まりシートの取り除きが容易にできる。そ
のために該部近辺のキャビネットの保守用穴等が形成さ
れている。
また、受像シートP3、感光シートN3の他のライン上で
のシート詰りを取り除くためにキャビネット適部に同様
の保守用穴が形成されている。
なお、上記の各駆動機構に使用されるチェーンとして
はラダー型のものを用いればチェーンの巻付径を小さく
することが可能となる。
なお、第4図は剥離部Eのタイミングチャート図であ
る。
本実施例の熱現像画形成装置は以上のように構成され
ている。
さて、コピー開始のスタートボタン(図示せず)を押
すと、熱現像感光供給装置Aの供給口からから感光シー
トN3が繰り出され、第1のガイド12、第1のガイド21に
沿って引き続き搬送される。
一方、受像要素供給装置Cの供給口30からは受像シー
トP3が第3のローラ31により繰り出され、その先端部が
PS2を横切り一定時間経た所で待機する。第3のローラ3
1はクラッチ及びブレーキ機構が設けられており、制御
部(図示せず)よりの信号により駆動及び停止が制御で
きるように構成されている。
この間、第1のガイド12を通過中の感光シートN3は露
光部BのFOT等により画像露光され、潜像が形成され
る。該潜像は正像とは逆の所謂鏡像になっている。その
後、画像露光された感光シートN3は第2の搬送ローラ12
によって第2のガイド21に案内されて搬送されマイクロ
スイッチMS1がこれを検知するとその信号が制御部に伝
達され、停止状態にある第3のローラ31のクラッチ及び
ブレーキを駆動状態として受像シートP3の搬送を開始す
る。
これにより受像シートP3が第4のガイド408に案内さ
れて回転ドラム400A引入部400aの位置に、同様に感光シ
ートN3が第5のガイド411に案内されて回転ドラム400A
の引入部400aの位置に各々搬送され、該引入部400aで両
シートP3、N3が重ね合わされる。
ここで重要なことは、重ね合わせの最初において受像
シートP3の先端が感光シートN3の先端より若干(例えば
3〜10mm)突出した状態で重ね合わされることである。
そのようなタイミングを得るために、マイクロスイッチ
MS1の位置、搬送ローラ408及び搬送ローラ410の送り速
度、ガイド409及び411の距離が予め設定されている。
そして回転ドラム400Aの引入部400aに進行した両シー
トP3、N3は該引入部400aから回転ドラム400Aとエンドレ
スベルト401との間に引き込まれ、両者に挟着されなが
ら回送される。
このとき回転ドラム400Aは内部のヒータ400Bで加熱さ
れ表面温度が130〜155℃程度に温度調節されている。よ
って、両シートP3、N3は密着された状態で回転ドラム40
0A及びエンドレスベルト401から加熱される。この結
果、感光シートN3の潜像が現像され、その画像が受像シ
ートP3に転写される。受像シートP3に転写された画像は
反転された正像となる。
この場合、両シートP3、N3がエンドレスベルト401か
ら受ける押圧力はラミネートローラ406の位置までの間
に徐々に増大される。なお、ラミネートローラ406の位
置は空気中の湿度に応じた適宜位置にある。
転写は両シートP3、N3が回転ドラム400Aの送出部400b
に達するまでの間に完成され、回転ドラム400Aの送出部
400bから送出される両シートP3、N3は密着状態で、か
つ、回転ドラム400A側に張り付いた状態でとなってい
る。そして該部で両シートP3、N3はスクレーパ412によ
って回転ドラム400Aから一体的に剥離される。
該剥離が行われた直後に両シートP3、N3はカール矯正
ガイド413に搬送され、該カール矯正ガイド413を進行す
る間に回転ドラム400Aの曲がり方向とは逆方向に曲げら
れて回転ドラム400Aで付与された巻癖が修正され、第6
図搬送ローラ414で遮光ローラユニット415に搬送され
る。
上記の作動中は、空気吸入部417から外気が熱現像転
写部D内に吸入され、回転ドラム400Aの送出部400b及び
カール矯正ガイド413部分を冷却して送出部400bから送
出され、両シートP3、N3が強制冷却(約120℃以下)さ
れ、現像が停止される。また、温度が上昇した内部空気
はファンによって空気排出口418から排出される。
遮光ローラユニット415では、両シートP3、N3は、図
における右側の壁面のスリットから進入し、滑りローラ
415c、415bによって更に搬送が引き継がれ左側の壁面の
スリットから第6のガイド416に送出される。
そして、両シートP3、N3の先端はガイド416から送出
され、矯正ローラ50に突き当たり停止する。ところが、
滑りローラ415b、415cは回転を続けているので、両シー
トP3、N3を矯正ローラ50に押し続けながら両シートP3
N3に対し空滑りする。この時、両シートP3、N3の方向が
ずれている場合にそのずれが修正される(第3図(b)
参照)。
また、両シートP3、N3の先端が矯正ローラ50に突き当
たる寸前に両シートP3、N3はフォトセンサPS3に感知さ
れ、それより一定時間T1(例えば8.5秒)後に矯正ロー
ラ50の駆動が開始する(第4図参照)。これにより蛇行
が修正された両シートP3、N3は搬送が再開され、ACモー
タにより矯正ローラ50と共に回転している揺動ローラ51
に搬送され、先端が該ローラ51から繰り出される。繰り
出された両シートP3、N3の先端部は上面の受像シートP3
側が突出しているので、該受像シートP3の先端部がセパ
レータ53の上側に載る状態となる。また、両シートP3
N3は揺動ローラ51に到達する途中でフォトセンサPS4に
感知される。その感知から一定時間T2の経過後にパルス
モータが揺動ローラ51を第3図(a)に示すα角度下向
きに傾斜させる。その角度規制はマイクロスイッチMS
2、3で行われる。この結果、両シートP3、N3は下方に
押し曲げられるが、受像シートP3の先端部がセパレータ
53に保持されるので、感光シートN3が受像シートP3から
剥離される。
その後は両シートP3、N3の進行にしたがってセパレー
タ53の鋭利部53aが両シートP3、N3を分離する。分離さ
れた感光シートN3は第7の搬送ローラ54で外部に送出さ
れ、また、受像シートP3は第8の搬送ローラ55によって
ダストボックスに廃棄される。以上の剥離のタイムチャ
ートを第4図に示した。
なお、メインスイッチ停止後各ローラ、ドラムは焼き
突け防止のために30分運転が継続される。
また、両シートP3、N3を重ね合わせる際、シートP3
先端をシートN3の先端より突出させているが、これを逆
にシートN3の先端をシートP3の先端より突出させて行う
ことも可能である。
また、本発明において用いられる感光要素としては、
支持体上に例えば、色素供与性ポリマー、ハロゲン化銀
を含む材料を親水性バインダを結合材として、塗布乾燥
することによって得ることができる。
また、受像要素としては、熱現像感光要素から拡散移
動してくる熱転写性色素を固定化するためのポリマを含
有する受像層を紙または他の合成ポリマーシート等の支
持体に塗布して製することができる。
また、本発明は特開昭62−253140号公報、同62−2491
64号公報に示すような感光感圧性熱現像材料又はその熱
現像装置にも適用することが可能である。
〔発明の効果〕
以上から第1の発明によれば、両材料は一方の先端が
突出するよう重ね合わせればよので、特別な前加工が必
要ないばかりか、ローラにより、突出側の材料の先端部
を他方の材料の側に曲げセパレータに押し当てるので、
ローラとセパレータが効果的に協働して、その両材料の
剥離/分離を確実に行うことができる。
また、第2の発明によれば、滑りローラによって送り
方向の送り力を受けながら両材料の先端が矯正ローラに
所定時間押し当てられて、その先端が搬送方向に直交す
るよう揃えられるので、このような矯正装置を分離手段
の前工程のラインに設けることにより、その分離手段で
の両材料の剥離/分離を確実に実行させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の熱現像画形成装置の模試
図、第2図は回転ドラムの断面図、第3図(a)(b)
は蛇行矯正・剥離部の説明図、第4図は蛇行矯正・剥離
部の作動を示すタイミングチャート図、第5図及び第6
図は従来の熱現像画形成装置の剥離部の説明図である。 A……熱現像感光要素供給部、B……露光部、C……受
像要素供給部、D……熱現像転写部、E……シート剥離
部、10……供給口、11……第1の搬送ローラ、12……第
1のガイド、20……第2の搬送ローラ、21……第1のガ
イド、P3……受像シート、30……供給口、31……第3の
搬送ローラ、32……第3のガイド、400……回転ドラム
装置、400a……引入部、400b……送出部、400A……回転
ドラム、400B……ヒータ、400C……温度センサ、400D,4
00E……配線、400F……軸、400G,400H……回転電極、40
0I,400J……ブラシ、400K,400L……外部配線、401……
エンドレスベルト、402……加熱装置、403……ローラ
群、403A……入口ローラ、403B……出口ローラ、403C…
…保持ローラ、403D……テンション調整ローラ、404…
…駆動モータ、406……ラミネートローラ、407……クリ
ーニングローラ、409……第4のガイド、410……第5の
搬送ローラ、411……第5のガイド、412……スクーパ、
413……カール矯正ガイド、414……第6の搬送ローラ、
415……遮光ローラユニット、415a……スリット板、415
b,415c……滑りローラ、416……第6のガイド、417……
空気吸入部、417a……吸気口、417b……遮光板、418…
…空気排出口、E……シート剥離部、50……矯正ロー
ラ、51……揺動ローラ、53……セパレータ、53a……鋭
利部、54……第7の搬送ローラ、55……第8の搬送ロー
ラ、56……枠体、PS1,PS2,PS3,PS4……フォトセンサ、M
S1,MS2,MS3……マイクロスイッチ、N3……感光シート、
P3……受像シート。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料を画像露光して潜像を形成する露
    光手段と、該感光材料を受像材料に重ね合わせる手段
    と、重ね合わせた上記両材料を加熱圧着して上記感光材
    料の潜像を現像し上記受像材料に転写する現像転写手段
    と、上記現像転写後の上記両材料を相互に剥離/分離す
    る分離手段とを具備する熱現像画形成装置において、 上記重ね合わせる手段を、上記感光材料と上記受像材料
    のいずれか一方の材料の先端部を他方の材料の先端部よ
    り突出させて設定する手段とし、かつ、 上記分離手段を、現像転写後の上記両材料を挟持して搬
    送する一対のローラと、該ローラの送出側に固定配置し
    たセパレータと、上記ローラの流入側に設けたセンサ
    と、該センサが上記両材料の到来を検知すると所定時間
    の経過後に上記一対のローラにおける上記突出側の材料
    の側のローラを変位させて上記突出側の材料の先端部を
    他方の材料の側に曲げ上記セパレータに押し当ててその
    後に復帰させる手段とで構成したことを特徴とする熱現
    像画形成装置。
  2. 【請求項2】感光材料を画像露光して潜像を形成する露
    光手段と、該感光材料を受像材料に重ね合わせる手段
    と、重ね合わせた上記両材料を加熱圧着して上記感光材
    料の潜像を現像し上記受像材料に転写する現像転写手段
    と、上記現像転写後の上記両材料を相互に剥離/分離す
    る分離手段とを具備する熱現像画形成装置において、 上記分離手段の前工程のラインに、上記両材料を搬送す
    る一対の滑りローラと、該滑りローラから送出される上
    記両材料の先端が突き当てられるときは停止しており一
    定時間経過すると搬送させる1対の矯正ローラとでなる
    矯正装置を備えたことを特徴とする熱現像画形成装置。
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JPS6180154A (ja) * 1984-09-27 1986-04-23 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 自動現像装置
JPS61255344A (ja) * 1985-05-09 1986-11-13 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 感光材料搬送装置
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JPS63256956A (ja) * 1987-04-15 1988-10-24 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置

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