JP2639938B2 - 勾配屋根における避雷装置 - Google Patents
勾配屋根における避雷装置Info
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- JP2639938B2 JP2639938B2 JP62176795A JP17679587A JP2639938B2 JP 2639938 B2 JP2639938 B2 JP 2639938B2 JP 62176795 A JP62176795 A JP 62176795A JP 17679587 A JP17679587 A JP 17679587A JP 2639938 B2 JP2639938 B2 JP 2639938B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、建造物の屋根に設置する避雷装置に関
し、詳しくは、勾配屋および陸屋根のいずれの屋根にも
設置可能で、受雷部としての笠木を容易かつ迅速に取付
可能な避雷装置に関するものである。
し、詳しくは、勾配屋および陸屋根のいずれの屋根にも
設置可能で、受雷部としての笠木を容易かつ迅速に取付
可能な避雷装置に関するものである。
[従来の技術] 第7図は、勾配屋根に設置される従来の避雷装置を示
す図である。
す図である。
図において、1は金属体からなる受雷部、2は、勾配
屋根3の頂部に複数固設され、受雷部1が架装される支
持棒である。
屋根3の頂部に複数固設され、受雷部1が架装される支
持棒である。
この支持棒2は、通常、直径が10mm前後のパイプ体で
第7図(b)、(c)に示すように、屋根材3bに固定さ
れ、この屋根材3bを被覆する防水層3aを貫通して突出
し、その頂部で前記受雷部1を支持している。
第7図(b)、(c)に示すように、屋根材3bに固定さ
れ、この屋根材3bを被覆する防水層3aを貫通して突出
し、その頂部で前記受雷部1を支持している。
そして、支持棒2と防止層3aとの接合部分はシール剤
4によって防水処理が施されている。
4によって防水処理が施されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記の従来技術には次のような問題点
がある。
がある。
すなわち、支持棒と防水層との間から雨水が浸入して
雨漏りの原因となっている。支持棒と防水層との接合部
分には前述のようにシーラントが施されるが、支持棒と
防水層の接合部分は、常に露呈されているため自然劣化
が生じやすくクラック発生の原因となり、また、支持棒
が多数設けられる場合にはシーラント施工が不完全にな
り易いために、雨水の浸入経路が生じる。
雨漏りの原因となっている。支持棒と防水層との接合部
分には前述のようにシーラントが施されるが、支持棒と
防水層の接合部分は、常に露呈されているため自然劣化
が生じやすくクラック発生の原因となり、また、支持棒
が多数設けられる場合にはシーラント施工が不完全にな
り易いために、雨水の浸入経路が生じる。
そして、この避雷装置はシーラント処理を施すことが
必須作業であるため設置作業が煩雑なものとなるという
問題がある。
必須作業であるため設置作業が煩雑なものとなるという
問題がある。
また、この避雷装置は、支持棒2を設置するために屋
根に貫通孔を形成する必要があるため形成層の厚い屋根
や、陸屋根上に設置するのが困難であるという問題もあ
る。
根に貫通孔を形成する必要があるため形成層の厚い屋根
や、陸屋根上に設置するのが困難であるという問題もあ
る。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る避雷装置は、電導材からなり建造物の
屋根に複数配列される笠木と、この笠木を建造物の屋根
に支持するための建造物の屋根に所定の間隔をおいて複
数固定される支持体と、を具えて構成する。
屋根に複数配列される笠木と、この笠木を建造物の屋根
に支持するための建造物の屋根に所定の間隔をおいて複
数固定される支持体と、を具えて構成する。
そして、前記笠木は、最上部位を境にして両側に傾斜
する頂部と、各頂部の端部からそれぞれ垂下延設される
サイド部と、により断面笠状に形成する。
する頂部と、各頂部の端部からそれぞれ垂下延設される
サイド部と、により断面笠状に形成する。
また、前記支持体は、建造物の屋根に固定される基部
と、前記笠木を保持するため笠木の内側に嵌合する支持
部と、からなり、支持体の支持部は、最上部位を境にし
て両側に傾斜し前記笠木の各頂部の内側壁と設する一対
の支持板部と、前記各支持板部の両側部から屈曲延設さ
れ支持板部より更に内側に向けて所定角度で傾斜する一
対の傾斜板部と、前記各傾斜板部の両側部から下方に向
けて所定の角度で屈曲延設され前記笠木の各サイド部の
内側壁と接する一対のサイド板部と、を具えて構成し、
支持体の基部は、建造物の屋根にそれぞれ先端部を接す
る二又状の脚部により構成することにより上記従来の問
題点を解決しようとするものである。
と、前記笠木を保持するため笠木の内側に嵌合する支持
部と、からなり、支持体の支持部は、最上部位を境にし
て両側に傾斜し前記笠木の各頂部の内側壁と設する一対
の支持板部と、前記各支持板部の両側部から屈曲延設さ
れ支持板部より更に内側に向けて所定角度で傾斜する一
対の傾斜板部と、前記各傾斜板部の両側部から下方に向
けて所定の角度で屈曲延設され前記笠木の各サイド部の
内側壁と接する一対のサイド板部と、を具えて構成し、
支持体の基部は、建造物の屋根にそれぞれ先端部を接す
る二又状の脚部により構成することにより上記従来の問
題点を解決しようとするものである。
[作 用] 受雷部としての笠木を建造物の屋根に設置するための
支持体は、笠木の頂部と接する支持板部と、笠木のサイ
ド部に接するサイド板部と、これらの間に設けられ支持
板部およびサイド板部と所定の角度で屈曲して傾斜する
傾斜板部と、を有しているので、この支持体の上方から
笠木を押圧することで両端部をそれぞれ内側に向けるよ
う適度に撓んで笠木の設置を容易にする。
支持体は、笠木の頂部と接する支持板部と、笠木のサイ
ド部に接するサイド板部と、これらの間に設けられ支持
板部およびサイド板部と所定の角度で屈曲して傾斜する
傾斜板部と、を有しているので、この支持体の上方から
笠木を押圧することで両端部をそれぞれ内側に向けるよ
う適度に撓んで笠木の設置を容易にする。
そして、設置された笠木は、笠木を設置する前の形状
に復帰しようとする支持体と圧接するので、この支持体
によってしっかりと保持される。
に復帰しようとする支持体と圧接するので、この支持体
によってしっかりと保持される。
また、二又状の脚部からなる支持体の基部は、陸屋根
および勾配屋根のいずれの屋根においてもそれぞれの先
端を接した状態で固定することができ、これらいずれの
屋根にも避雷装置を設置可能とする。
および勾配屋根のいずれの屋根においてもそれぞれの先
端を接した状態で固定することができ、これらいずれの
屋根にも避雷装置を設置可能とする。
[実施例] 図面にもとづいて、この発明の実施例を説明する。
第1図ないし第5図はこの発明の一実施例を示す図で
ある。
ある。
第1図はこの発明に係る避雷装置の受雷部としての笠
木を示す外観斜視図であり、図に示すように笠木11は最
上部位11cを中心に両側へ緩傾斜する頂部11a、11aとこ
れに連なり垂下するサイド部11b、11bとを具え、断面笠
状に形成されている。なお、この実施例においてはサイ
ド部11b、11bの下端部にはそれぞれ内側に向けて突出す
る爪部11d、11dが設けられている。
木を示す外観斜視図であり、図に示すように笠木11は最
上部位11cを中心に両側へ緩傾斜する頂部11a、11aとこ
れに連なり垂下するサイド部11b、11bとを具え、断面笠
状に形成されている。なお、この実施例においてはサイ
ド部11b、11bの下端部にはそれぞれ内側に向けて突出す
る爪部11d、11dが設けられている。
この笠木11はアルミニウム材(電導材)による押出成
形で形成され、長手方向3000mmあるいは4000mmの寸法を
一単位としている。この一単位の笠木が後述の連結体で
互いに接続され支持体により屋根上に設置されて避雷装
置を構成する。
形で形成され、長手方向3000mmあるいは4000mmの寸法を
一単位としている。この一単位の笠木が後述の連結体で
互いに接続され支持体により屋根上に設置されて避雷装
置を構成する。
第2図は、上述の笠木11を建造物の屋根に設置するた
めの支持体を示す外観斜視図である。
めの支持体を示す外観斜視図である。
図において12は支持体であり、この支持体12は、笠木
11の内側に嵌合し笠木11を支持する支持部12Gと、建造
物の屋根に固定される基部12dと、支持部1Gと基部12dの
間に設けられる支持板12cと、を具えていて、この支持
体12もアルミニウム材で一体に押出成形されている。
11の内側に嵌合し笠木11を支持する支持部12Gと、建造
物の屋根に固定される基部12dと、支持部1Gと基部12dの
間に設けられる支持板12cと、を具えていて、この支持
体12もアルミニウム材で一体に押出成形されている。
そして、支持体12の支持部12Gは、前記笠木11の両サ
イド部11b、11bの内側とそれぞれ接するため垂直に設け
られるサイド板部12b、12bと、笠木11の頂部11a、11aと
ほぼ同じ角度で最高部位を中心に両側に緩傾斜し笠木11
の各頂部11aの内側壁と接する支持板部12a、12aと、各
サイド板部12bと各支持板部12aとの間にそれぞれ設けら
れ、これらサイド板部12bおよび支持板部12aと所定の角
度で屈曲する屈曲部X、Xを有し断面ハ字形状に形成さ
れる平板状の傾斜板部12h、12hと、を具えている。
イド部11b、11bの内側とそれぞれ接するため垂直に設け
られるサイド板部12b、12bと、笠木11の頂部11a、11aと
ほぼ同じ角度で最高部位を中心に両側に緩傾斜し笠木11
の各頂部11aの内側壁と接する支持板部12a、12aと、各
サイド板部12bと各支持板部12aとの間にそれぞれ設けら
れ、これらサイド板部12bおよび支持板部12aと所定の角
度で屈曲する屈曲部X、Xを有し断面ハ字形状に形成さ
れる平板状の傾斜板部12h、12hと、を具えている。
このように支持板部12aから傾斜板部12hを経てサイド
板部12bに至る経路には、前記屈曲部X、Xが形成され
ているため、サイド板部12bの下端近傍における応力
は、支持板部12aおよび傾斜板部12hがストレートに形成
されている場合に比較して減少する。
板部12bに至る経路には、前記屈曲部X、Xが形成され
ているため、サイド板部12bの下端近傍における応力
は、支持板部12aおよび傾斜板部12hがストレートに形成
されている場合に比較して減少する。
すなわち、傾斜板部12hとサイド板部12bは、支持板12
c方向にやや撓むことが可能となる。
c方向にやや撓むことが可能となる。
一方、支持体12の前記基部は、図に示すように二又状
の脚部12d、12dにより形成されている。
の脚部12d、12dにより形成されている。
この二又状の基部12d、12dは、建造物の陸屋根はもち
ろん、頂部を境にして両側に傾斜する勾配屋根のいずれ
の屋根にもそれぞれの先端を接した状態で固定可能であ
り、これらいずれの屋根にも避雷装置を設置可能とす
る。
ろん、頂部を境にして両側に傾斜する勾配屋根のいずれ
の屋根にもそれぞれの先端を接した状態で固定可能であ
り、これらいずれの屋根にも避雷装置を設置可能とす
る。
ところで、勾配屋根の頂部における角度は建造物によ
ってまちまちであるが、この二又状の脚部12d、12dの開
き角度を、支持体12の強度や製造上の問題のない程度ま
で小さく形成しておくことによってほとんどの勾配屋根
に設置可能となる、すなわち、この脚部12d、12dの開き
角度を勾配屋根の頂部における角度と同一かあるいはそ
れ以下に設定しておけば、これら両脚部12d、12dのそれ
ぞれを屋根上に接触させることができるので、支持体12
は屋根上に設置可能である。
ってまちまちであるが、この二又状の脚部12d、12dの開
き角度を、支持体12の強度や製造上の問題のない程度ま
で小さく形成しておくことによってほとんどの勾配屋根
に設置可能となる、すなわち、この脚部12d、12dの開き
角度を勾配屋根の頂部における角度と同一かあるいはそ
れ以下に設定しておけば、これら両脚部12d、12dのそれ
ぞれを屋根上に接触させることができるので、支持体12
は屋根上に設置可能である。
なお、この実施例では第5図に示すように、脚部12
d、12dの角度を勾配屋根の頂部における角度と同一に形
成し、脚部12d、12dの各下面を勾配屋根の上面と接触さ
せ、脚部12dに係止する金具12eと、防水層3aおよび屋根
3bを貫通するボルト12fと、によって支持体12を勾配屋
根の頂部に固定している。
d、12dの角度を勾配屋根の頂部における角度と同一に形
成し、脚部12d、12dの各下面を勾配屋根の上面と接触さ
せ、脚部12dに係止する金具12eと、防水層3aおよび屋根
3bを貫通するボルト12fと、によって支持体12を勾配屋
根の頂部に固定している。
一方、第3図は建造物の屋根に複数配列される上述の
笠木11を電気的に接続するための連結体を示す外観斜視
図である。
笠木11を電気的に接続するための連結体を示す外観斜視
図である。
図において、13は、アルミニウム材で押出成形された
連結体で、この連結体13は最上部位を中心に両側に緩傾
斜する頂部13a、13aと、この各頂部13aの先端から垂下
延設されるサイド部13b、13bと、から構成されていて、
頂部13a、サイド部13bの表面には溝部13cが笠木11の連
結方向と直交する方向に多数本穿設されている。
連結体で、この連結体13は最上部位を中心に両側に緩傾
斜する頂部13a、13aと、この各頂部13aの先端から垂下
延設されるサイド部13b、13bと、から構成されていて、
頂部13a、サイド部13bの表面には溝部13cが笠木11の連
結方向と直交する方向に多数本穿設されている。
この連結体13は、笠木11の内側に嵌合すべく、その外
形断面形状および寸法を、笠木11の内側形状および寸法
と、ほぼ同一に形成されている。
形断面形状および寸法を、笠木11の内側形状および寸法
と、ほぼ同一に形成されている。
第4図および第5図は、上述の笠木11、支持体12、連
結体13で屋根上に形成した避雷装置を示す図である。な
お、この実施例では勾配屋根に設置された避雷装置を例
に示す。
結体13で屋根上に形成した避雷装置を示す図である。な
お、この実施例では勾配屋根に設置された避雷装置を例
に示す。
支持体12は、前記金具12eおよびボルト12fにより勾配
屋根3の頂部に固定してある。
屋根3の頂部に固定してある。
そして、勾配屋根3に固定された支持体12の支持部12
Gに対し笠木11を嵌合する。支持部12Gに笠木11を嵌合す
るには、支持部12Gの各傾斜板部12h、12hの上面に笠木1
1の各サイド部11bの下端部(爪部11d)を当て、笠木11
を支持体方向に押圧することで迅速かつ容易に行える。
Gに対し笠木11を嵌合する。支持部12Gに笠木11を嵌合す
るには、支持部12Gの各傾斜板部12h、12hの上面に笠木1
1の各サイド部11bの下端部(爪部11d)を当て、笠木11
を支持体方向に押圧することで迅速かつ容易に行える。
すなわち、支持部12Gの各傾斜板部12h、12hは断面ハ
字形をなすように傾斜しているので、この傾斜板部12
h、12hの上面に笠状に形成された笠木11の両下端部を接
触させて押圧すれば、支持部12Gには両側からそれぞれ
内側に向けて外力が与えられることになり、屈曲部X、
Xを有してなる支持部12Gは全体をやや内側に向けて撓
ませるので、笠木11は支持部12Gに容易に連結される。
字形をなすように傾斜しているので、この傾斜板部12
h、12hの上面に笠状に形成された笠木11の両下端部を接
触させて押圧すれば、支持部12Gには両側からそれぞれ
内側に向けて外力が与えられることになり、屈曲部X、
Xを有してなる支持部12Gは全体をやや内側に向けて撓
ませるので、笠木11は支持部12Gに容易に連結される。
なお、この実施例においては笠木11の各爪部11dが支
持体12の各サイド部12bの下方となるまで笠木11を下降
させる。
持体12の各サイド部12bの下方となるまで笠木11を下降
させる。
そして、上述のようにして支持体12と連結された笠木
11は、支持体12の支持部12Gによってしっかりと支持さ
れることになる。
11は、支持体12の支持部12Gによってしっかりと支持さ
れることになる。
すなわち、笠木11の内側に嵌合した支持部12Gには、
支持板部12a、傾斜板部12h、サイド板部12bの各部を笠
木11が設置される間の状態に復帰しようとする復元力が
生じるので、これにより支持板部12aおよびサイド板部1
2bの各部をそれぞれ笠木11の頂部11aおよびサイド部11
の各内側壁に圧接することができ、笠木11はこの支持部
12Gによってしっかりと支持される。
支持板部12a、傾斜板部12h、サイド板部12bの各部を笠
木11が設置される間の状態に復帰しようとする復元力が
生じるので、これにより支持板部12aおよびサイド板部1
2bの各部をそれぞれ笠木11の頂部11aおよびサイド部11
の各内側壁に圧接することができ、笠木11はこの支持部
12Gによってしっかりと支持される。
なお、この実施例においては、支持体12の傾斜板部12
hを、サイド板部12bと支持板部12aとの間に所定の角度
で傾斜するよう設けた平板状部により形成する例を示し
たが、この傾斜板部を下方に向けて傾斜する湾曲状に形
成しても上述と同様の効果が得られる。
hを、サイド板部12bと支持板部12aとの間に所定の角度
で傾斜するよう設けた平板状部により形成する例を示し
たが、この傾斜板部を下方に向けて傾斜する湾曲状に形
成しても上述と同様の効果が得られる。
ところで、笠木11は、この実施例では、一単位3000mm
あるいは4000mmのものが使用されているので、これを支
える支持体12は一本の笠木11について3個ないし4個使
用される。
あるいは4000mmのものが使用されているので、これを支
える支持体12は一本の笠木11について3個ないし4個使
用される。
一方、連結体13は、第4図に示すように隣接する各笠
木11の端部に挿入されて各笠木11を接続するようになっ
ている。
木11の端部に挿入されて各笠木11を接続するようになっ
ている。
ところで、第5図に示すように、屋根3に対する支持
体12の基部12dの取付固定部分は笠木11によって覆われ
ているので雨水が浸透する虞がない。また、各笠木11相
互の接続は、笠木11の内側に密着嵌合する連結体13によ
ってなされ、この連結体13にはその表面に複数の雨水排
水用の溝部13aが穿設されているので、雨水等が接続す
る笠木11方向(横方向)へ浸入する虞はない。
体12の基部12dの取付固定部分は笠木11によって覆われ
ているので雨水が浸透する虞がない。また、各笠木11相
互の接続は、笠木11の内側に密着嵌合する連結体13によ
ってなされ、この連結体13にはその表面に複数の雨水排
水用の溝部13aが穿設されているので、雨水等が接続す
る笠木11方向(横方向)へ浸入する虞はない。
なお、笠木11の断面形状は第1図に示した形状に限定
されるものではない、すなわち、笠木11の断面形状を、
第6図(a)(b)(c)に示すようにそれぞれ∩形、
∧形、п形としても良いことは勿論で、要するに笠木が
その支持体における基部の屋根への取付箇所を覆うよう
に展張している形状であれば良い。
されるものではない、すなわち、笠木11の断面形状を、
第6図(a)(b)(c)に示すようにそれぞれ∩形、
∧形、п形としても良いことは勿論で、要するに笠木が
その支持体における基部の屋根への取付箇所を覆うよう
に展張している形状であれば良い。
[発明の効果] この発明に係る避雷装置は、以上説明したように、受
雷部としての笠木を建造物の屋根に設置するための支持
体に、笠木の頂部と接する支持板部と、笠木のサイド部
に接するサイド板部と、これらの間に設けられ、支持板
部およびサイド板部と所定の角度で屈曲して傾斜する傾
斜板部と、を具えて構成したので、この支持体の上方か
ら笠木を押圧することで支持体を適度に撓ませることが
でき笠木の設置を迅速かつ容易になすことが可能であ
る。
雷部としての笠木を建造物の屋根に設置するための支持
体に、笠木の頂部と接する支持板部と、笠木のサイド部
に接するサイド板部と、これらの間に設けられ、支持板
部およびサイド板部と所定の角度で屈曲して傾斜する傾
斜板部と、を具えて構成したので、この支持体の上方か
ら笠木を押圧することで支持体を適度に撓ませることが
でき笠木の設置を迅速かつ容易になすことが可能であ
る。
そして、笠木を支持する支持体は、復元力によって笠
木の内側壁と圧接するので、笠木をしっかりと保持する
ことができる。
木の内側壁と圧接するので、笠木をしっかりと保持する
ことができる。
また、二又状の脚部からなる支持体の基部は、その脚
部の形成角度を小さく設定しておくことで、頂部の角度
がまちまちである種々の両流れの勾配屋根に避雷装置を
設置可能とし、また、陸屋根上にも避雷装置を設置可能
とする。
部の形成角度を小さく設定しておくことで、頂部の角度
がまちまちである種々の両流れの勾配屋根に避雷装置を
設置可能とし、また、陸屋根上にも避雷装置を設置可能
とする。
第1図は、笠木を示す外観斜視図、第2図は笠木を支持
するための支持体を示す外観斜視図、第3図は隣接する
笠木間に設けられる連結体を示す外観斜視図、第4図は
笠木、支持体、連結体の関連構成を示す一部切欠斜視
図、第5図は同上側面図、第6図は他の実施例における
笠木の断面図、第7図は従来の技術の説明図である。 図において、 11……笠木 11a……頂部 12……支持体 12G……支持部 12a……支持板部 12d……基部 12h……傾斜板部 12d……基部
するための支持体を示す外観斜視図、第3図は隣接する
笠木間に設けられる連結体を示す外観斜視図、第4図は
笠木、支持体、連結体の関連構成を示す一部切欠斜視
図、第5図は同上側面図、第6図は他の実施例における
笠木の断面図、第7図は従来の技術の説明図である。 図において、 11……笠木 11a……頂部 12……支持体 12G……支持部 12a……支持板部 12d……基部 12h……傾斜板部 12d……基部
Claims (1)
- 【請求項1】建造物の屋根に設置可能な避雷装置であっ
て、 電導材からなり建造物の屋根に複数配列される笠木と、
この笠木を建造物の屋根に支持するための建造物の屋根
に所定の間隔をおいて複数固定される支持体と、 を具えてなり、 前記笠木は、最上部位を境にして両側に傾斜する頂部
と、各頂部の端部からそれぞれ垂下延設されるサイド部
と、により断面笠状に形成し、 前記支持体は、建造物の屋根に固定される基部と、前記
笠木を保持するため笠木の内側に嵌合する支持部と、 からなり、 支持体の支持部は、 最上部位を境にして両側に傾斜し前記笠木の各頂部の内
側壁と接する一対の支持板部と、 前記各支持板部の両側部から屈曲延設され支持板部より
更に内側に向けて所定角度で傾斜する一対の傾斜板部
と、 前記各傾斜板部の両側部から下方に向けて所定の角度で
屈曲延設され前記笠木の各サイド部の内側壁と接する一
対のサイド板部と、 を具えて構成し、 支持体の基部は、 建造物の屋根にそれぞれ先端部を接する二又状の脚部に
より構成したことを特徴とする避雷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62176795A JP2639938B2 (ja) | 1987-07-15 | 1987-07-15 | 勾配屋根における避雷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62176795A JP2639938B2 (ja) | 1987-07-15 | 1987-07-15 | 勾配屋根における避雷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6421896A JPS6421896A (en) | 1989-01-25 |
JP2639938B2 true JP2639938B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=16019976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62176795A Expired - Lifetime JP2639938B2 (ja) | 1987-07-15 | 1987-07-15 | 勾配屋根における避雷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2639938B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0633678Y2 (ja) * | 1986-06-21 | 1994-08-31 | 理研軽金属工業株式会社 | 避雷装置 |
-
1987
- 1987-07-15 JP JP62176795A patent/JP2639938B2/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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