JPH0127389Y2 - - Google Patents

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JPH0127389Y2
JPH0127389Y2 JP9950883U JP9950883U JPH0127389Y2 JP H0127389 Y2 JPH0127389 Y2 JP H0127389Y2 JP 9950883 U JP9950883 U JP 9950883U JP 9950883 U JP9950883 U JP 9950883U JP H0127389 Y2 JPH0127389 Y2 JP H0127389Y2
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metal
kasagi
cap
caps
parapet
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JP9950883U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建造物等の屋上笠木を利用した避雷
装置に関するものである。
1972年、JISA−4201「建築物等の避雷設備」の
改正により、陸屋根に施設された手すり、フエン
スなどの金属体を、避雷導体として利用すること
が可能になつているので、本考案はパラペツトな
どの立ち上り頂部に設置する金属笠木を簡単な方
法により電気的に接続して、避雷設備として利用
せんとするものである。
近年ビルデイングなどのコンクリート建造物で
屋上パラペツトにアルミ製笠木を利用する例が増
加している。この場合、金属笠木は気温や日射の
変化により熱膨脹、収縮が大きいので、通常3m
程度の長さにして、個々の笠木を間隙をおいて設
置する。取り付け方法は、通常、第1図bに示す
ような台座2をパラペツト頂部にボルトにより固
定し、この台座に笠木を嵌合して伸縮自由にスリ
ツプするようにルーズに取りつける。
個々の笠木の間隙は雨の浸入を防ぐためジヨイ
ント部4の下面に、第1図cに示すような水切板
5を下受けにして、浸水を防ぐ構造になつてい
る。
この笠木を避雷導体として利用するためには、
個々の笠木を導電性良好に接続して、接地導線に
連結すればよい。従来、個々の笠木を連結する方
法として第2図に示すように笠木側面にジヨイン
ト端子を取りつけ、フレキシブルジヨイントによ
り連結する考案があるが、之は外観上見苦しく、
又外部に突出して邪魔になり、物理的損傷、経時
的老化を受け易く、且つコスト的にも高くつく欠
点がある。
本考案は金属笠木間を導電性良好に接続する方
法として、従来よりジヨイント部下面に設置して
いて、内部にかくれて見えない水切板を利用して
前記欠点を改良した避雷用金属笠木を提供せんと
するものである。即ち 建造物屋上のパラペツト立ち上り端部1に、台
座2により伸縮自由に設置する金属笠木3a,3
bのジヨイント部4において 該ジヨイント部の下面に設置した水切板5を、
弾性体8により押し上げ、水切板導電面9と笠木
導電面10を導電性良好に圧着し、金属笠木3の
適宜箇所より引下げ導線11により接地電極12
に連結してなる避雷用金属笠木である。
この考案を図面により説明する。
第1図aは、建造物屋上のパラペツト立ち上り
端部1に、台座2によりアルミ製等の金属笠木3
a,3bを取りつけた状態を示している。台座2
は、第1図bに示すような形状で、笠木を適宜箇
所で嵌合して笠木の伸縮が自由に出来るように設
置する。金属笠木3a,3bは、屋上等の太陽光
線による高温と冬期の寒気のため伸縮の差が大き
いので、通常3m位の長さにして、且つジヨイン
ト部4において間隙をおいて設置する。この間隙
より入る雨水が防水層裏面にまわるのを防ぐた
め、又はパラペツト頂部のコンクリート内に浸入
して亀裂、老化を促進するのを防ぐため、第1図
cに示すような水切板5をジヨイント部4の笠木
の下側に設置して、下受けとして間隙よりの浸入
水を内側の防水層上面に流すようにする。この場
合、個々の笠木3a,3bは間隙により絶縁され
ているし、ジヨイント部の水切板5もただ浸入水
の下受け水切りを目的として、笠木の伸縮を自由
にするように配置するので、笠木間の電導性を良
好にする役目を果し得ない。
そこで、本考案においては、第3図に示す通り
ジヨイント部4において、パラペツト立ち上り端
部1に、台座2(図示していない)により設置し
た金属笠木3の下面に水切板5を挿入し、該水切
板5を、弾性体8により押し上げ、金属笠木下面
の導電面10と、水切板上面の導電面9を導電性
良好に圧着することにより、パラペツト上の個々
の金属笠木を電気的に連結して、屋上の避雷導体
とし、この避雷導体の適宜箇所より導線11によ
り接地電極12に連結する。かくすることによ
り、弾性体8は、水切板5を金属笠木3に圧着す
るのみであるので、金属笠木の伸縮は自由であり
且つ導電性は良好になし得るものである。
弾性体としては、防錆処理した又はプラスチツ
ク被覆したスプリング、バネ等、あるいは合成ゴ
ムの弾性体を用いることが出来る。
弾性体を設置する位置は、第3図に例示する如
く水切板の中央部又は、金属笠木の端縁部にL字
形受部を作り、この受部に設置するとよい。
かゝる構成よりなる本考案の避雷用金属笠木は
笠木と避雷導体を兼用するものであつて、従来の
避雷針設置の要がなく、且つ 屋上をとりまくパラペツト上笠木を避雷導体
とするので避雷効果がすぐれている。
笠木内部に配置する水切板を利用して導電す
るので、導電部が外部に突出することなく、邪
魔にならず、物理的損傷、経時的老化が少く、
且つ外観上もよい。
取りつけが簡単容易で、経費も少ない。
本考案は以上の如き効果、特長を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図aは、金属笠木設置状態の斜視図、b
は、台座の斜視図、cは、水切板の斜視図。第2
図は、従来の笠木連結状態の斜視図。第3図は、
本考案笠木ジヨイント部の断面図である。 1……パラペツト立ち上り端部、2……台座、
3,3a,3b……笠木、4……ジヨイント部、
5……水切板、8……弾性体、9……水切板導電
面、10……笠木の導電面、11……引下げ導
線、12……接地電極、13……フレキシブルジ
ヨイント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建造物屋上のパラペツト立ち上り端部1に、台
    座2により伸縮自由に設置する金属笠木3a,3
    bのジヨイント部4において、該ジヨイント部の
    下面に設置した水切板5を、弾性体8により押し
    上げ、水切板導電面9と笠木導電面10を導電性
    良好に圧着し、金属笠木の適宜箇所より引下げ導
    線11により接地電極12に連結してなる避雷用
    金属笠木。
JP9950883U 1983-06-29 1983-06-29 避雷用金属笠木 Granted JPS607623U (ja)

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JP9950883U JPS607623U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 避雷用金属笠木

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JP9950883U JPS607623U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 避雷用金属笠木

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JPS607623U JPS607623U (ja) 1985-01-19
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JP5780566B1 (ja) * 2014-06-16 2015-09-16 株式会社落雷抑制システムズ 落雷抑制型避雷装置
CN110306733B (zh) * 2019-07-02 2024-03-29 河北华友文化遗产保护股份有限公司 屋面大理石沿支架式安装结构

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JPS607623U (ja) 1985-01-19

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