JP2639683B2 - 地下管路の補修工法 - Google Patents

地下管路の補修工法

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JP2639683B2 JP8344588A JP8344588A JP2639683B2 JP 2639683 B2 JP2639683 B2 JP 2639683B2 JP 8344588 A JP8344588 A JP 8344588A JP 8344588 A JP8344588 A JP 8344588A JP 2639683 B2 JP2639683 B2 JP 2639683B2
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忠一 宮
基之 古賀
敏男 中河
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、マンホール相互間の地下に電気通信用ケー
ブル等を配線するためのケーブル引込用管路を形成した
複数列の地下管路のうち、空管となっている管体の補修
を必要とする部位のみを布設状態のまま管内面より補修
する地下管路の補修工法に関する。
【従来の技術】
従来、マンホール相互間の地下に布設されている電気
通信用ケーブル等を配線するための地下管路は、通常複
数本の管体を、マンホール等の竪穴間にわたって、上下
に複数段、左右に複数列集合配列して道路下などの地下
に布設して管路を構成してなるもので、配線すべきケー
ブル等を、空管路となっている任意の管路を選んで引込
み布設する方式が採られている。 ところで、既設の地下管路の管体は、鋼管または鋳鉄
管を管継手部により接続して配管したものであり、この
管体内に経年により錆が発生して管内に拡がり、「こぶ
状」になって管の有効径を小さくせばめたり、あるいは
シール材の劣化および配管上を通行する車両の荷重や振
動、地震等により管継手部の接合状態が変化して、管継
手部に間隙が生じ、水や土砂等の異物が浸入し管路を閉
塞するので、新たにケーブルを布設しようとしても挿通
不能に陥ることがあることから、近時、その地下管路の
空管を布設状態のまま管内面より補修することが考えら
れている。 この管体の補修工法として、管内の異物を除去して清
掃した後、管体の内面との間にライニング間隙を有する
ライニング用ピグ等を牽引することにより、ピグの前側
に配した樹脂を後方より押動しながら管内面に樹脂をラ
イニングするようにしたものが一般に知られている。ま
た、この樹脂ライニング工程を、一次と二次(仕上げ)
に分けて行い、補修精度を向上させる工法が知られてい
る。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来方法による管体の補修工法では、
所定長さの補修区間内における管内の一次,二次の樹脂
ライニング工法が、その補修区間の一端から他端まで、
ライニング用ピグの移動方向前方に配置された樹脂を、
管の内面に接触した状態で樹脂の粘性抵抗に抗しながら
移動させるので、樹脂およびピグの移動速度が必然的に
制限され、高能率な補修作業ができない問題があった。 また、マンホール相互間の地下管路は、一般にマンホ
ールに比較的近い部分(例えば全長100mのうちのマンホ
ール側約20m)の損傷が多く、この損傷部分を部分的に
補修するだけで補修の目的を達する場合が多いが、上述
のように従来の補修工法では、マンホール相互間の地下
管路の全長にわたって補修施工するので、樹脂および施
工時間を多く消費する経済上の問題もあった。
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した問題点を解決すべく提案されたも
のであり、マンホール相互間の地下に布設されている地
下管路の管内面に樹脂をライニングして補修する地下管
路の補修工法において、上記地下管路内に牽引索を介し
て管の長さ方向に移動自在に一次ライニング用ピグと二
次ライニング用ピグとを所定の間隔をあけて配置し、上
記両ピグ間にライニング用樹脂を配し、牽引索により両
ピグを移動する際、まず二次ライニング用ピグを前にし
て移動して一次ライニング用ピグにより一次ライニング
を行い、次いで一次ライニング用ピグを前にして移動し
て二次ライニング用ピグにより二次ライニングを行うよ
うにし、上記一次ライニング用ピグには、前後に貫通す
る通気孔を設け、この通気孔に、一次ライニング用ピグ
が二次ライニング用ピグ側に移動するときは閉鎖し、二
次ライニング用ピグと反対側に移動するときは開放する
弁体を設けたことを特徴とするものである。
【作用】
上記手段による地下管路の補修工法では、一次ライニ
ングと二次ライニングが、一次ライニング用ピグと二次
ライニング用ピグとの間にライニング用樹脂を配した状
態で、両ピグを牽引索により往復動させることで、一次
ライニングと二次ライニングが往復で連続して行われ
る。その結果、作業時間が著しく短縮され、また、マン
ホール寄りの所定の部分の管内面を部分的に補修するこ
とができる。さらに、二次ライニングするときには、一
次ライニング用ピグの通気孔が開放されており、ここか
らライニング用樹脂に前方圧をかけて二次ライニングの
作業精度をより高めることができる。
【実 施 例】
以下、本発明による実施例を添付した図面に基づいて
詳細に説明する。 第1図は本発明による補修施工の一区間を概略的に示
す要部の断面図、第2図(イ),(ロ)は地下管路の補
修工法を示す要部の断面図であり、図において、符号1
は補修対象の地下管路である。 この地下管路1は、通常50mm〜100mm径の鋼管または
鋳鉄管を複数の管継手部13により所定長さLに接続して
なるものであり、複数本の管が所定の布設間隔で上下,
左右に集合配列され、マンホールA,Bに亘って地下に布
設された地下管路を形成している。 この地下管路1には、これに電気通信用ケーブルが挿
通されるものであるが、複数列の管路のうち、ケーブル
の挿通されていない空管路を補修するものである。 上記地下管路1の空管を補修するに際しては、地下管
路1の両端開放口11,12となるマンホールA,Bの相互間を
1区間の補修単位Lとして両端開放口11,12にそれぞれ
ガイド管6,7が接続さされ、各マンホールA,Bの地上に、
それぞれガイド管6,7を介して地下管路1内に挿通され
る牽引索14,15のウインチ装置8,9を装備した作業車21,2
2が配置される。 すなわち、上記ガイド管6,7側より挿通された牽引索1
4および15の先端はそれぞれ滑車23,24を介して迂回させ
られて作業車21,22のウインチ装置8,9に巻取られてお
り、牽引索15には、ガイド管6側より後向きに管内に挿
入される二次ライニング用ピグ2が移動可能に挿通され
る。 上記二次ライニング用ピグ2の後部には、ピグ2と所
定の間隔を有して一次ライニング用ピグ3が連結ワイヤ
10を介して取付けられ、この一次ライニング用ピグ3の
後部には牽引索14が固着されている。また、上記一次ラ
イニング用ピグ3には、前後方向に貫通する通気孔4が
設けられ、この通気孔4に対し、二次ライニング用ピグ
2を前側にして移動するときはこれを閉鎖し、一次ライ
ニング用ピグ3を前側にして移動するときはこれを開放
する弁板5が摺動可能に設けられている。 上記ガイド管7側のウインチ装置9により牽引索15を
牽引して、ガイド管6側より二次ライニング用ピグ2お
よび一次ライニング用ピグ3を管内に挿入する場合、両
ピグ2および3間には、あらかじめ所定の粘度に調合さ
れた補修用樹脂Cが充填されるものであり、例えば主剤
と硬化剤からなる2液タイプの樹脂で、補修区間Lの範
囲のライニングに必要な量の樹脂量が注入される。 次いで、上述したように構成された本発明の補修装置
により地下管路の補修工法の作業順序について説明す
る。 まず、マンホールA,Bの相互間に布設されている補修
区間L内の地下管路1のうち、補修対象の空管の両端開
放口11,12には、それぞれガイド管6,7が接続され、ガイ
ド管7側より挿通された牽引索15をウインチ装置9を介
して巻取ることにより、二次ライニング用ピグ2および
一次ライニング用ピグ3がガイド管6より挿入される。
このとき、両ピグ2および3間には、予め所定量の補修
用樹脂Cが充填されている。 また、牽引索15を牽引すると、第2図(イ)に示すよ
うに、一次ライニング用ピグの弁板5は通気孔4を閉鎖
し、樹脂Cは通気孔4を通ることなく、一次ライニング
用ピグ3により押動されて管内面に一次ライニングされ
る。一次ライニング用ピグ3の後部に固着された牽引索
14は、ガイド管6側のウインチ装置8に繰り出し自在に
巻き付けられている。 上記牽引索15の巻取りによって、両ピグ2,3が第2図
(ロ)に示すように、牽引索14に付した距離目盛などに
より地下管路1内の補修を要しない位置に到達すると、
直ちにウインチ装置9の巻取り動作を停止させ、牽引索
15を二次ライニング用ピグ2から外してウインチ装置8
を駆動させて、牽引索14を逆方向に巻取る。 上記牽引索14を巻取ることにより、ピグ2,3はそれま
でと逆方向に移動し、それまで一次ライニング用ピグ3
により押動されてきた樹脂Cは、今度は二次ライニング
用ピグ2により押動され、一次ライニングされた樹脂の
上に二次ライニングして一定厚さの均一なライニング作
業を行う。この二次ライニングの際には、一次ライニン
グ用ピグ3の通気孔4は、弁板5が離れて開放すること
によりマンホール側から樹脂Cの前面まで通気自在とな
り、樹脂Cの量に応じた前方圧を加えることにより、二
次ライニングをより精度よく行うことができる。 なお、上記実施例における一次ライニングおよび二次
ライニングは、マンホールA,B側から補修の必要な部位
間に限らず、マンホールの他端までの一次および二次ラ
イニングを連続して行うこともできる。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による地下管路の補修工
法によれば、マンホール相互間の地下管路の内面を樹脂
によりライニング補修する際、その一次ライニングおよ
び二次ライニングが、牽引索により中間にライニング用
樹脂を配した一次ライニング用ピグおよび二次ライニン
グ用ピグを往復移動させるだけで一次ライニングと二次
ライニングが連続して行え、簡単に短時間で作業するこ
とができる。 また、二次ライニングを行うときは、一次ライニング
用ピグの通気孔が開放されるので、二次ライニング用ピ
グにより押動される樹脂に前方圧をかけ、高精度の二次
ライニングを行うことができる。 さらに、マンホールから補修を要する部分までの管路
を、一次および二次ライニング用ピグを往復動させるだ
けで一次および二次ライニングが連続して行え、仕業時
間および樹脂の消費量を少くした経済的な補修作業を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による補修施工の一区間を概略的に示す
要部の断面図、第2図(イ),(ロ)は地下管路の補修
工法を示す要部の断面図である。 1……地下管路、2……二次ライニング用ピグ、3……
一次ライニング用ピグ、4……通気孔、5……弁板、6,
7……ガイド管、8,9……ウインチ装置、11,12……両端
開放口、13……管継手部、14,15……牽引索、21,22……
作業車、A,B……マンホール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中河 敏男 神奈川県大和市代官3丁目18番地の4 株式会社ハッコー開発技術研究所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホール相互間の地下に布設されている
    地下管路の管内面に樹脂をライニングして補修する地下
    管路の補修工法において、 上記地下管路内に牽引索を介して管の長さ方向に移動自
    在に一次ライニング用ピグと二次ライニング用ピグとを
    所定の間隔をあけて配置し、 上記両ピグ間にライニング用樹脂を配し、牽引索により
    両ピグを移動する際、まず二次ライニング用ピグを前に
    して移動して一次ライニング用ピグにより一次ライニン
    グを行い、次いで一次ライニング用ピグを前にして移動
    して二次ライニング用ピグにより二次ライニングを行う
    ようにし、 上記一次ライニング用ピグには、前後に貫通する通気孔
    を設け、この通気孔に、一次ライニング用ピグが二次ラ
    イニング用ピグ側に移動するときは閉鎖し、二次ライニ
    ング用ピグと反対側に移動するときは開放する弁体を設
    けたことを特徴とする地下管路の補修工法。
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