JPH0212634B2 - - Google Patents

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JPH0212634B2
JPH0212634B2 JP59110366A JP11036684A JPH0212634B2 JP H0212634 B2 JPH0212634 B2 JP H0212634B2 JP 59110366 A JP59110366 A JP 59110366A JP 11036684 A JP11036684 A JP 11036684A JP H0212634 B2 JPH0212634 B2 JP H0212634B2
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JP
Japan
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resin
pipe
pig
lining
underground
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JP59110366A
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Hiroshi Yamamoto
Shigeru Moryama
Takayuki Kamo
Motoyuki Koga
Akira Shimada
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/10Means for stopping flow from or in pipes or hoses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、地下に電気通信用ケーブル等を配線
するためのケーブル引込用管路を形成した地下管
路の、空管となつている管体を、布設状態のまま
管内より補修する地下管路の補修工法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
地下に電気通信用ケーブル等を配線するための
地下管路は、通常、複数本の管体(鋼管または鋳
鉄管あるいは硬質ビニル管)を、マンホール等の
竪穴間にわたつて、上下に複数段、左右に複数列
集合整列した形態でもつて、道路下などの地下に
順に布設して管路を構成してなるもので、予め複
数列の地下管路を構成しておき、配線すべきケー
ブル等を、その空管路となつている任意の管路を
選んで引込み布設する形態を採つている。
ところで、既設の地下管路の管体は、鋼管また
は鋳鉄管を、管継手により接続した形態のものが
多い。このような金属製の管体は、永年の経年に
より錆が発生し、錆は次第に管内で拡がつて、や
がて「こぶ状」になつて管の有効径を小さく減径
する現象が起る。また上述の地下管路は、これが
道路下などに布設されていることもあつて、道路
上を通行する車両の荷重や振動、地震などにより
管の継手部の接合状態が変化し、継手部に間〓が
生じて、この間〓および管自体に生じる腐蝕孔等
から管内に水や土砂等の異物が侵入して管を閉塞
する現象も起る。これらが原因で、或る程度の布
設年数を経た地下管路においては、新たにケーブ
ルを空の管路内に布設しようとしても、挿通不能
に陥る場合が起ることから、近時、その地下管路
の空管を、布設状態のまま管内より補修すること
が考えられている。
上述の補修施工にあたり、例えば特開昭55−
44320号公報に記載された先行技術のように管内
面に樹脂ライニング塗膜を形成したのみでは、前
述したように地下管路の管体の場合、道路上を通
行する車両の荷重や振動、地震などにより管の継
手部の接合がずれて継手部に間〓が生じている場
合があるので、その補修が完全でなく、このため
この種の地下管路の補修では、管の継手部に対
し、その継手部の間〓内に樹脂の充填を行つて継
手部のシール性を高め、また管の内面には、樹脂
のライニング層を形成して管の再生を図るような
補修施工が望ましい。
〔発明が解決しようとする課題〕
ここで、問題となるのは、上述の地下管路の管
体の場合、管の両端口部がマンホール側壁の開口
部にモルタル等で固定されていることから、管路
を構成する各管体は、温度変化に対して伸長、収
縮が可能に、管の接続個所には伸縮継手が設けら
れていることで、この伸縮継手の間〓内に樹脂の
充填を行なうと、その伸縮動作が阻害される問題
点がある。
本発明は、上記の問題点を解決することをほく
てきになされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明は、地下管路
の空管となつている管体内に、マンホール相互間
を1区間の補修単位として当該区間の管体内に挿
通した牽引ロープにより、管の一端側より樹脂を
充填ピグにより管内に牽引移動させて管の継手部
間〓内に樹脂を充填させる樹脂充填工程と、ライ
ニングピグにより樹脂を管内に移動させて管内面
に樹脂のライニング層を形成するライニング工程
とを施す際、樹脂充填工程における供給樹脂は軟
質樹脂を用い、ライニング工程における供給樹脂
は硬質樹脂を用いて補修することを特徴とするも
のである。
〔作用〕
上記の構成により、管の継手部には、その継手
部の間〓に樹脂の充填を行つて継手部のシール性
が高められると共に、継手部の伸縮性もあり、ま
た、管の内面には樹脂のライニング層を形成して
管の再生が図られる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。
第1図は補修施工の1区間を概略的に示すもの
であつて、図中符号1は補修対象の地下管路であ
る。この地下管路1は、複数本の管(この管は通
常50mm〜100mm径の鋼管または鋳鉄管を管継手に
より所定の長さに接続してなるもの)を、所定の
布設間隔で、例えば上下に3段、左右に3列、合
計9本を集合整列して1つの管路群となし、これ
をマンホール(またはハンドホール)A,B間に
わたつて道路下などの地下に順に布設することで
複数列の管路を形成してなるものである。この地
下管路1には、これにケーブルを通すことで地下
に電気通信用ケーブル等が配線されるものである
が、複数列の管路はケーブルの挿通管路と、ケー
ブルの挿通されていない空管路となつており、本
発明は、この空管路を補修するものである。
上記地下管路1の空管を補修するに際して本発
明では、地下管路群の両端開放口となるマンホー
ルA,Bの相互間を、1区間の補修単位とし、各
マンホールA,Bの地上に、それぞれ、補修対象
の空管11内に挿通される牽引ロープ3のウイン
チ装置31,32と、空管11内に供給する樹脂
の樹脂供給装置4,5とを装備した作業車21,
22が配置される。この作業車21,22に装備
される各樹脂供給装置4,5は、それぞれ樹脂の
主剤タンク41,51と硬化剤タンク42,52
とを有し、これらのタンク41,42および5
1,52の各タンク内から送り出される樹脂の導
出パイプ43,44および53,54を、公知の
2液混合器(スタテツクミキサー)45,55に
接続して、ここで樹脂の主剤と硬化剤を混合状態
にして送り出す形式のものである。なお各主剤タ
ンク41,51は、それぞれ真空ポンプ46,5
6に連通されていて樹脂の主剤中に発生する泡を
脱泡できるようにしてある。
上記樹脂供給装置4,5からの樹脂を、補修対
象の空管11内に導入するため各マンホールA,
B内には、空管11の開口口部に接続されるガイ
ド管12,13が設けてある。各ガイド管12,
13にはそれぞれ樹脂注入口14,15が設けて
あり、この樹脂注入口14,15に、前記2液混
合器45,55の各樹脂吐出側パイプ47,57
が接続されていて、上記ガイド管12,13を介
して樹脂が、空管11内に、双方のマンホール
A,B側より各別に導入できるようにしてある。
また各マンホールA,B内には、補修対象の空
管11内に挿通される牽引ロープ3を、それぞれ
のマンホール内において迂回させる滑車33,3
4が設けてあり、この滑車33,34により牽引
ロープ3はその両端が、各マンホールA,Bより
地上に引き出されてウインチ装置31,32に接
続され、相互のウインチ装置31,32を交互に
巻取り、巻戻し操作することによつて、牽引ロー
プ3が、マンホールA,B間の距離をストローク
として空管11内を往復方向に牽引できるように
してある。
上記牽引ロープ3には、これに、第2図に示す
樹脂充填用の置換ピグ61、樹脂牽引ピグ62、
均しピグ63と、第3図に示す樹脂ライニング用
の第1ピグ71、第2ピグ72、第3ピグ73
と、第4図に示すライニング仕上げ用ピグ81と
が、それぞれロープの途中に着け換え可能に取付
け得るようにしてあり、このピグの着け換えによ
り、空管11に対し以下に説明する「樹脂充填工
程」と「樹脂ライニング工程」とが、牽引ロープ
3の往復牽引で折り返し施工できるようにしてあ
る。
(樹脂充填工程) 樹脂充填工程は、空管11の管路上に介在する
複数の管継手部に対して、その継手部間〓内に樹
脂を充填させる工程で、この工程では、例えば一
方の第1マンホールA内において、牽引ロープ3
に前記の置換ピグ61、樹脂牽引ピグ62、均し
ピグ63を取付ける(第2図参照)。
これらの各ピグ61,62,63は、弾性材で
構成されているもので、先頭の置換ピグ61と第
2の樹脂牽引ピグ62は、その周囲が空管11の
管内面に気密に接して摺動するような外径寸法に
形成されてあり、また、置換ピグ61は、牽引ロ
ープ3に摺動自在に挿通されていて管内を移動す
る時、管内壁との摺動抵抗により後方の牽引ピグ
62との間に配した樹脂Cに、所要の圧力を付与
できるようにしてある。
上記ピグ61,62,63を取付けた後、ロー
プ3の牽引によりガイド管12の管端口部から、
先頭の置換ピグ61を管内に挿入し、第2の樹脂
牽引ピグ62がガイド管12の管端口部に挿入さ
れた段階で、樹脂注入口14を開いて樹脂供給装
置4から充填用の樹脂Cを、置換ピグ61と牽引
ピグ62との間に注入する。
ここで用いる充填用の樹脂Cは、継手部(伸縮
継手)のフレキシビリテイを妨げず、また、管継
手部のシール効果を向上させるためにキユアリン
グ後も比較的軟らかく、弾性に富み、周知のコー
キング剤と同様の性質を有する軟質樹脂である。
この樹脂Cは、常温硬化の2液タイプ樹脂液
で、主剤と硬化剤の混合割合は重量比で3〜1:
1、接触硬化時間は3〜5時間、スプリング式硬
さ試験機(A形)で74度程度のものである。
主剤の成分は、例えば ビスフエノールA型 ジグリシジルエーテル 40部 ビスフエノールA側鎖型 ジグリシジルエーテル 40部 多官能性稀釈剤 20部 充填剤 10部 硬化剤の成分は、例えば 変性脂肪族ポリアミン 20部 変性脂肪族ポリアミン 20部 ポリアミド 10部 充填剤 5部 のような配合のエポキシ系樹脂が使用される。
この樹脂注入後、牽引ロープ3を右側の第2マ
ンホールB側に向けて牽引すると、樹脂Cは牽引
ピグ62により押されて空管11内に導入され、
所定の牽引速度で管内を右方向へ移動され行く。
この移動過程で、樹脂Cには、前記のように置換
ピグ61からの押圧力が作用し、また樹脂自体も
管内壁との接触による粘性抵抗で相当の圧力が生
起することから、樹脂Cが空管11の管継手部1
1aを通るとき、上記充填圧で樹脂Cが管継手部
11aの間〓内に充填される。このとき、管継手
部11aに漏洩が起きている場合は、上記充填圧
による樹脂の圧入で継手部間〓内の空気は漏洩部
を通じて外部に逃出されるため、間〓内は樹脂で
完全に充填されるようになるが、管継手部11a
に漏洩が起きていない場合は、間〓内の空気は圧
縮され、これにより継手部間〓内に対する樹脂C
の充填が阻害されることがある。
そこで置換ピグ61には、第3図にみられるよ
うに円柱状をしたピグ本体61aの外周に、端部
が前端側に開口する空気逃出溝条61bと、これ
に対して円周方向に位置を異ならせて端部が後端
側に開口する樹脂誘導溝条61cとが具備されて
あり、上記両溝条61b,61cは長手方向(牽
引方向)に関しては互いの内方端部がオーバラツ
プされた形態に形成されている。
このように構成された置換ピグ61が用いられ
ると、管継手部11aに置換ピグ61が到達して
ここを通過する過程では、継手部間〓内は溝条6
1bを介して置換ピグ61の前方空間と連通状態
となり、間〓内の空気が当該溝条61bを介して
前方空間に逃出されることから、他方の溝条61
cを介して樹脂Cが、樹脂圧力によりピグ本体6
1aの外周を回りながら管継手部11aの間〓内
に流入するようになり、この結果、樹脂Cの置
換、充填が的確になされる。
かくして樹脂Cが牽引ピグ62により押されて
空管11の管路内を通過することで、その管路上
に介在する各管継手部11aには順次その継手部
間〓内に樹脂C(軟質樹脂)が充填され、この樹
脂充填で管継手部11aのシール性が高められる
ように補修される。
そして行程端において、置換ピグ61、樹脂牽
引ピグ62、均しピグ63が第2マンホールB内
のガイド管13より引き出されると、ウインチ装
置32による牽引ロープ3の牽引を停止し、当該
第2マンホールB内において、上記樹脂充填用の
ピグを牽引ロープ3より取り外し、また充填樹脂
の残留物をガイド管13の先端開口より回収し
て、次の樹脂ライニング工程に移る。
(樹脂ライニング工程) 樹脂ライニング工程は、空管11の管内面に樹
脂のライニング層を形成する工程で、この工程で
は第2マンホールB内において、前述の牽引ロー
プ3にライニング用の第1ピグ71、第2ピグ7
2、第3ピグ73を取付ける(第4図参照)。
これらのピグ71,72,73は、それぞれの
胴部の径D1、D2、D3が相互に異つていて、第1
ピグ径D1<第2ピグ径D2<第3ピグ径D3の関係
になつており、第1ピグ71の前にはガイドピグ
74を取付けておく。
上記ピグの取付け後、牽引ロープ3を、前記の
樹脂充填工程とは逆に、他方のウインチ装置31
により第2マンホールB側から、第1マンホール
A側に向けて左方向に牽引する。この牽引により
第1ピグ71が、ガイド管13の管端口部より挿
入される際、ガイド管13の樹脂注入口15を開
いて樹脂供給装置5からライニング用の樹脂Eを
第1ピグ71の前に注入する。
ここで用いられる樹脂Eは、常温硬化の2液タ
イプ樹脂液で、主剤と硬化剤の混合割合は重量比
で3〜1:1、接触硬化時間は3〜5時間、スプ
リング式硬さ試験機(A形)で97度程度のもの
で、ライニング後全層が硬化する性質を有してい
る。
主剤の成分としては、例えば ビスフエノールA型 ジグリシジルエーテル 80部 ビスフエノールA側鎖型 ジグリシジルエーテル 10部 多官能性稀釈剤 20部 充填剤 10部 硬化剤の成分としては、例えば 変性脂肪族ポリアミン 25部 変性脂肪族ポリアミン 25部 ポリアミド 10部 充填剤 5部 のような配合のエポキシ系樹脂で硬質のものが使
用される。
進行の初期には、第1ピグ71の前にライニン
グ用樹脂Eの全量があり、樹脂Eは第1ピグ71
により押されて空管11内を移動する。この移動
過程で樹脂Eには管内壁との接触による粘性抵抗
が生起することから、第1ピグ71の周囲と管内
壁とのクリアランスにかかる樹脂圧は最大であ
り、また第1ピグ71の径D1はこれが他のピグ
に比して小径でクリアランスが大きいことから、
第1ピグ71が通過した後の管内面には厚い層の
樹脂膜が形成される。一方、進行に伴つて、上記
樹脂圧により第1ピグ71の周面(クリアラン
ス)より後方へ流動する樹脂が、第2ピグ72の
前に溜りはじめる。第2ピグ72は、その径D2
が第1ピグの径D1よりも大きく、第1ピグ71
の通過によつて管内面に形成された樹脂の塗膜層
を修正しつつ進行するから第2ピグ72の周面と
管内壁とのクリアランスにかかる樹脂圧も次第に
上昇し、第3ピグ73はその第2ピグ72の通過
後に形成される樹脂膜のならし効果を果して適正
厚さの樹脂層を管内面に形成しつつ進行する。
進行の中期には、第1ピグ71の前の樹脂量は
半減され、第1ピグ71の周面と管内壁との間の
クリアランスにおける樹脂圧は初期よりも低下
し、この時期には第2ピグ72の前の樹脂量はか
なり多くなり、第2ピグ72の周面と管内壁との
間のクリアランスにおける樹脂圧は高くなる。こ
のため第2ピグ72の通過後方では予定より若干
樹脂層が厚くなる。これは第3ピグ73によつて
均され、第3ピグ73の通過後方では適正厚さの
樹脂層が形成される。この過程での余剰樹脂が第
3ピグ73の前に溜りはじめる。
進行終期には第1ピグ71の前の樹脂量は大巾
に減少し、第1ピグ71と管内壁との間のクリア
ランスにおける樹脂圧は最低の状態となる。この
時期には第2ピグ72の前の樹脂量も減少してい
て、第2ピグ72の通過後方の樹脂厚は予定より
も薄いものとなる。第3ピグ73の前には余剰樹
脂が相当量溜つているので、これが第3ピグ73
と管内壁との間のクリアランスを通つて厚みを補
填するので、通過後には適正厚さの樹脂層が管内
面に形成されるようになる。
かくして第1ピグ71ないし第3ピグ73によ
る樹脂Eの牽引移動で、空管11の管内面には所
要厚さの樹脂ライニング層が形成され、このライ
ニング層の形成で管の再生がはかられる。
なお上述の樹脂ライニング工程を、1次ライニ
ング工程とし、さらに続いて、その折返し行程で
2次の仕上げライニング工程を行うようにしても
よい。この場合は、上述のライニング工程の行程
端側における第1マンホールA内において、牽引
ロープ3に、第5図に示すライニング仕上げ用ピ
グ81およびガイドピグ82を着け換え、かつ樹
脂注入口14から仕上げ用のライニング樹脂F
(これは前述の樹脂Eと同質のもの)を、ピグ8
1の前に注入した状態で、牽引ロープ3を再び右
方向に牽引して行く。これにより前述の1次ライ
ニング工程によつて管内壁に形成された樹脂膜
が、さらに均されることで、ライニング層を空管
11の管路全長にわたつて各部均一な厚さに仕上
げることができる。
〔発明の効果〕
本発明による補修工法によれば、次に述べる効
果が得られる。
地下管路1の管体は、まず第1工程で管路に
介在する管継手部の間〓内へ樹脂が充填され、
次いで第2工程で管内面に所要厚さの樹脂ライ
ニング層が形成されるような補修が行われるの
で、管継手部は樹脂充填と内面ライニングの二
重の補修となり、したがつて管継手部に間〓が
生じている場合でも、そのシール性を高めた状
態で管内面にライニング層を形成できるから、
完全な補修効果を期待することができる。
上述のように管継手部に樹脂充填を行なつて
も、樹脂充填工程における供給樹脂は、軟質樹
脂を用いていることで、継手部(伸縮継手)は
キユアリング後も弾性、フレキシビリテイに富
み温度変化や荷重負担などによる管の伸縮があ
つた場合でも、その伸縮継手の機能を損うこと
がない。
またライニング工程における供給樹脂は、硬
質樹脂を用いることで、管内面のライニング被
膜はキユアリング後、かなりの硬度が得られ、
管体の強度が向上されると共に、管内にケーブ
ル等を挿通する場合、その挿通作業が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による補修工法の全体を概略的
に示す断面図、第2図は樹脂充填工程の説明図、
第3図は置換ピグの斜視図、第4図は樹脂ライニ
ング工程の説明図、第5図は同2次ライニング工
程の説明図である。 1……地下管路、11……空管、12,13…
…ガイド管、14,15……樹脂注入口、21,
21……作業車、3……牽引ロープ、31,32
……ウインチ装置、33,34……滑車、4,5
……樹脂供給装置、41,51……主剤タンク、
42,52……硬化剤タンク、43,44,5
3,54……導出パイプ、45,55……2液混
合器、46,56……真空ポンプ、47,57…
…2液混合器の樹脂吐出側パイプ、61……置換
ピグ、63……樹脂牽引ピグ、63……均しピ
グ、71……ライニング第1ピグ、72……ライ
ニング第2ピグ、73……ライニング第3ピグ、
74……ガイドピグ、81……ライニング仕上げ
用ピグ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マンホール等の竪穴間にわたつて地下に複数
    本の管体を集合整列させた状態で順に布設して複
    数列の管路を形成した地下管路の管体を、布設状
    態のまま内面補修するものにおいて、 当該地下管路の空管となつている管体内に、マ
    ンホール相互間を1区間の補修単位として当該区
    間の管体内に挿通した牽引ロープにより、管の一
    端側より樹脂を充填ピグにより管内に牽引移動さ
    せて管の継手部間〓内に樹脂を充填させる樹脂充
    填工程と、ライニングピグにより樹脂を管内に移
    動させて管内面に樹脂ライニング層を形成するラ
    イニング工程とを施す際、樹脂充填工程における
    供給樹脂は軟質樹脂を用い、ライニング工程にお
    ける供給樹脂は硬質樹脂を用いて補修することを
    特徴とする地下管路の補修工法。
JP59110366A 1984-05-30 1984-05-30 地下管路の補修工法 Granted JPS60255180A (ja)

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JP59110366A JPS60255180A (ja) 1984-05-30 1984-05-30 地下管路の補修工法

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JPS60255180A JPS60255180A (ja) 1985-12-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03261835A (ja) * 1990-03-12 1991-11-21 Fujitsu Syst Constr Kk 温度監視用のガス放出体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03261835A (ja) * 1990-03-12 1991-11-21 Fujitsu Syst Constr Kk 温度監視用のガス放出体

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JPS60255180A (ja) 1985-12-16

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