JP4025124B2 - 既設管路の更生方法及び通信ケーブル敷設方法 - Google Patents

既設管路の更生方法及び通信ケーブル敷設方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、下水管、農業用水管等の既設の管路を更生するとともに、光ファイバーケーブル等の通信ケーブルを敷設する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
既設管路の一つである下水道管の法定耐用年数は、約50年であり、昭和20年以後から加速的に下水道管を埋設していったことから、今後、耐用年数を越える下水管の補修、更生が重要である。
【0003】
また、近年国家プロジェクトとしてIT戦略がうたわれ、その情報伝達手段である高速・超高速ネットワークの構築が求められている。さらに、各家庭へ通信ケーブルを引き込む計画、即ちFTTH(Fiber To The Home)計画も進められている。そして、このFTTH計画を実行するにあたり、既設の下水道管を利用する案が有力となっている。
【0004】
既設管路内を更生する方法としては、例えば、特開昭59−225920号公報や、特開平6−328568号公報等に開示されている方法がある。これらは、筒状の内張り材を既設管路の内面に内張りして、既設管路内の更生を行うものである。
【0005】
また、既設管路内を更生すると共に通信ケーブルを敷設する方法としては、例えば、既設管路内下面に通信ケーブルを引いた後に内張り材を管路内に挿通して、内張りする特開昭64−39208号公報、実開平1−79329号公報、特開平1−97127号公報、特開平6−339216号公報等に開示されている方法がある。また、内部に通信ケーブルの挿入孔が形成された内張り材を用いて、管路内を更生する特開昭63−256424号公報、特開平1−206812号公報、特開平1−98790号公報、特開平1−257028号公報等に開示されている方法もある。また、外周面に通信ケーブルを固定した内張り材を管路内に引き込み、既設管路を補修、更生する方法も特開昭60−22407号公報、特開昭62−73928号公報、特開平5−8296号公報、特開平11−150822号公報等に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
これら従来の方法のうち、例えば、既設管路内下面に通信ケーブルを引いた後に内張り材を管路内に挿通して、内張りする特開昭64−39208号公報、実開平1−79329号公報、特開平1−97127号公報、特開平6−339216号公報等に開示されている方法では、既設管路が下水道管、雨水管など液体が下面に流れる場合は、管路の排水機能を損なうおそれがある。
【0007】
また、既設管路、特に下水管路には、各家庭に通ずる分岐管が通常形成されており、この分岐管の直下を避けて通信ケーブルを敷設しなければ、管路の機能を阻害することになる。このため、分岐管直下を避けるようにして通信ケーブルを敷設することが必要である。ところが、内部に通信ケーブルの挿入孔が形成された内張り材を用いる方法や、外周面に通信ケーブルを固定した内張り材を管路内に引き込み、既設管路を補修、更生する方法の場合、既設管路の希望する任意の位置に通信ケーブルを敷設制御することが困難であった。このため、既設管路が十分に機能しないおそれもある。
【0008】
本発明は、既設管路の補修、更生を行うともに、既設管路の本来の機能を損なわずに、通信ケーブルを管路内に敷設することを可能とする既設管路の更生方法及び通信ケーブル敷設方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明に係る既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法は、既設管路の内面に通信ケーブルを敷設すると共に、前記既設管路の内面に内張り材を内張りする、既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法であって、前記通信ケーブルを挿通可能なガイド管内にテンションメンバを挿通し、前記既設管路に前記ガイド管を挿通し、該テンションメンバに張力を加え、前記ガイド管を前記既設管路内の任意の位置に固定した後、前記内張り材を前記既設管路内に内張りすることを第1の特徴とする。
【0010】
通信ケーブルを挿通可能なガイド管を既設管路内の希望する任意の位置に、ガイド管内に予め挿通しておいたテンションメンバに張力を加えることで、ガイド管を固定することが可能となる。そして、ガイド管を固定した後に、内張り材を管路内面に内張りする。このため、内張り作業時に、ガイド管が移動することもない。また、ガイド管を、分岐管の直下を避けるように配置することも可能となるため、管路本来の機能を阻害することも抑制できる。これによって、内張り後に内張り材の分岐管部分に穴あけを行うことが可能となり、その際に、ガイド管を傷つけることがなくなる。
【0011】
また、本発明に係る既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法は、既設管路の内面に通信ケーブルを敷設すると共に、前記既設管路の内面に内張り材を内張りする、既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法であって、前記既設管路に前記通信ケーブルを挿通可能なガイド管を挿通し、前記ガイド管に、既設管路の内径に略相当する外径を有し、少なくとも断面が半円以上の円弧状またはリング状であり、その長さ方向の一部に前記ガイド管をスライド可能に保持するための凹部を少なくとも1つ以上形成したたるみ防止材を適宜間隔で複数個取り付けて、前記ガイド管を前記既設管路内の任意の位置に固定した後、前記内張り材を前記既設管路内に内張りすることを第2の特徴とする。
【0012】
通信ケーブルを挿通可能なガイド管を既設管路内の希望する任意の位置に取り付けるため、既設管路の内径に略相当する外径を有し、少なくとも断面が半円以上の円弧状またはリング状であり、その長さ方向の一部に前記ガイド管をスライド可能に保持するための凹部を少なくとも1つ以上形成したたるみ防止材を適宜間隔で複数個用いて、ガイド管へ取り付けることで可能となる。そして、ガイド管を固定した後は、管路内面に内張り材を内張りする。このため、内張り作業時に、ガイド管が移動することがない。また、ガイド管を、分岐管の直下を避けるように配置することも可能となるため、管路本体の機能を阻害することも抑制できる。これによって、内張り後に内張り材の分岐部分に穴あけを行うことが可能となり、その際に、ガイド管を傷つけることがなくなる。
【0013】
また、本発明に係る既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法は、テンションメンバを挿通した前記ガイド管を前記既設管路内に挿通し、前記ガイド管に前記たるみ防止材を適宜間隔で複数個取り付けると共に、該テンションメンバに張力を加えて、前記ガイド管を前記既設管路内の任意の位置に固定することを第3の特徴とする。
【0014】
テンションメンバを挿通したガイド管に、たるみ防止材を取り付けると共に、テンションメンバヘ張力を加えることによって、より効果的にガイド管を既設管路内の任意の位置に固定可能とするものである。
【0015】
また、本発明に係る既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法は、前記テンションメンバに張力を加えるため、前記既設管路の本管に接続しているマンホール内壁にテンション機構を取付け、前記ガイド管を前記既設管路内の任意の位置に固定することを第4の特徴とする。
【0016】
マンホール内壁に対するテンション機構の取付け位置を選定することにより、既設管路内のガイド管の固定位置を任意の場所にするものである。
【0017】
また、本発明に係る既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法は、前記ガイド管を前記既設管路内の任意の位置に固定した後、ガイド管を補強し、前記内張り時にガイド管の状態を保護することを第5の特徴とする。
【0018】
既設管路内の内張り時に、ガイド管に対して圧力や熱が加わる場合がある。従って、ガイド管がそれらによって影響を受ける材料で構成されている時には、ガイド管の外面を剛性材料で保護したり、ガイド管内に流体圧力を加えるなど、ガイド管を補強することで、内張り時にガイド管の形状や性状等の状態を保護するものである。
【0019】
また、本発明に係る既設管路の更生方法及び通信ケーブル敷設方法は、前記ガイド管を敷設する際に、前記ガイド管に予め前記既設管路に形成された各分岐管に対応する分岐ガイド管を形成し、前記分岐ガイド管を各分岐管内に挿通し、各分岐管内の所定位置に固定することを第6の特徴とする。
【0020】
分岐管内に分岐ガイド管を敷設しておくことによって、将来的に各家庭に通信ケーブルを敷設する際に容易に各家庭に通信ケーブルを敷設することが可能となる。これによって、FTTHを達成することができる。
【0021】
また、本発明に係る既設管路の更生方法及び通信ケーブル敷設方法は、前記内張り後に、前記ガイド管内に挿通された前記テンションメンバを除去することを第7の特徴とする。
【0022】
内張り後にガイド管を固定しているテンションメンバを除去するため、より太い通信ケーブルをガイド管内に挿通することが可能となる。また、テンションメンバを引き抜く時に、テンションメンバの一端と通信ケーブルを接続しておけば、容易にガイド管内に通信ケーブルを引き込むことができるようになる。
【0023】
また、本発明に係る既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法は、前記内張り材を内張りするために、反転法を用いることを第8の特徴とする。
【0024】
内張り方法として、反転法を用いることにより、予め既設管路内に設置したガイド管やたるみ防止材等の部材の位置がずれることが無いので、通信ケーブル敷設法に悪影響を与えることなく、既設管路を更生することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明においては、管路として下水道管を想定しているが、本発明において管路は、必ずしも下水道管に限定されず、既設の管路であれば、例えば鋼管を用いたガス管路、鋳鉄管を用いた水道管路、その他に樋管などの農業用水管路、雨水管路、電力ケーブル管路等、あらゆる管路に適用可能である。また、通信ケーブルを敷設する地中管路の区画にマンホールが設けられていない場合には、立を形成して本発明を実施し、さらに地上配管の場合では、管端末の壁面を利用することが可能である。
【0026】
図1は、既設管路の一例としての下水道管路を示すものであって、図中の1は下水道管の本管であり、マンホール2と他のマンホール3との間に配管されている。そしてその本管1の上部側から、分岐口6、7において分岐管4、5が分岐し、当該分岐管4、5は各家庭(図示せず)毎の分岐管桝8、9にまで接続されている。
【0027】
一般に本管1は道路に沿って深さ数mの位置に敷設されており、本管1の斜め側上部に分岐管口6、7が形成され、分岐管4、5は分岐管口6、7から急角度で上昇した後、緩角度に角度を変え、分岐管桝8、9に接続されている。
【0028】
まず、図1により、本発明に係る既設管路の内面に通信ケーブルを敷設する方法について説明する。本実施形態においては、まず、光ファイバーケーブル等の通信ケーブルを敷設する本管1および分岐管4、5内をTVカメラで調査し、マンホール2からマンホール3までの長さ(この間に別のマンホールが介在していてもよい)、マンホール2から分岐管口6、7までの長さ、分岐管4、5の長さ、およびそれぞれの口径などの数値データを測定する。また、管路内に障害物(モルタルの塊、分岐管の本管内への飛び出し)などがあれば、該障害物を障害物除去専用機(図示せず、例えば、実開平4−32808号に記載されている)により撤去し、光ファイバーケーブルの敷設に支障をきたすことのないようにしておく。
【0029】
次いで、本管1内に牽引策を通線する。通線の方法としては、ワイヤ等の剛直体を押し込む方法や、パラシュート状の通線具を空気圧で飛ばす方法、自走型管内移動車に接続しておく方法などが知られており、これらの公知の方法を適宜採用することができる。
【0030】
調査結果に基づき、通信ケーブルを挿通可能なガイド管45及びガイド管45内に挿通するテンションメンバ25及び呼び線や、各分岐管4,5に敷設する分岐ガイド管26、27及び分岐ガイド管26,27内に入線する呼び線の長さを決め、各々を組み合せておく。なお、分岐ガイド管26,27は本管1に形成されている分岐管4,5の数にあわせておくことが好ましい。これによって、将来的に各家庭に通信ケーブルを敷設する際に、これら分岐ガイド管26,27に入線されている呼び線と通信ケーブルとを入れ替えるだけで、各家庭に通信ケーブルを敷設することができ、FTTHを可能とする。
【0031】
ガイド管45は、後述する内張り作業時に加わる圧力や熱で変形しないような剛性を有する材料を用いる。例えば、金属製やFRP製が好ましい。また、プラスチック製を用いる場合は、図3に示すように、その外面を剛性材料46で補強する構造とする。また、後述するたるみ防止材50(図5参照)で部分的に補強する構造としても良い。
【0032】
本管1内にガイド管45を屈曲させて配置する必要がある場合には、屈曲可能なフレキ管や蛇腹管、若しくは類似の構造ものを使用することが好ましい。また、ガイド管45の長さは本管1の長さに相当する長さを有し、少なくとも筒長方向に連続した1つ以上の空間部を有するパイプ状であり、分岐管口に相当する部分において厚さ方向には開口部が設けられているものが好ましい。空間部や開口部によって、テンションメンバ25、各呼び線がガイド管45内で、互いに長さ方向にスライド可能となるように並設することができる。なお、ガイド管45の形状は、特に限定されるものではなく、図2に示すような内部に1室しか形成されていない筒状のものや、図4に示すような内部が複数の室に区画された形状のもの等を適宜選択することによって、1本のガイド管内に幹光ファイバーケーブルや分岐光ファイバーケーブルの複数の通信ケーブルを同時に入線することが可能となり、分岐管が多数形成されているような本管にも対応することが可能となる。
【0033】
テンションメンバ25は、高強度低伸度性の材料で形成されている。その一例として、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、炭素繊維、金属繊維、ガラス繊維などの高強度低伸度性繊維よりなる、ロープ、紐、ベルトなどの長尺体や、ステンレスワイヤなどを使用することができる。
【0034】
また、ガイド管45に入線されているテンションメンバ25は、マンホール2及び3に取り付けた、例えばドラム型巻き取り式の手動ウィンチ35とフック34が対になったテンション機構を用いて、片側はフック34に固定され、他方はウィンチ35で張力が加えられている。これによって、ガイド管45は、本管1内の上部側に敷設されている。
【0035】
これらフック34及びウィンチ35で構成されるテンション機構は、図2(a)、図2(b)に示すように、それぞれマンホール2,3の壁面にアンカーボルト36によって固定されている。そして、これらの固定位置を調整することによって、ガイド管45が各分岐管4,5の直下に敷設されないようにすることができる。
【0036】
また、各分岐管4,5に敷設される分岐ガイド管26,27に入線される呼び線としては、通信ケーブルと略同径の外径を有したウレタンのチューブ状物や紐状物からなるものを使用することができる。
【0037】
また、分岐口6,7及び分岐管4,5には、各分岐ガイド管26,27が分岐管4,5のそれぞれ上方に設置されるような誘導部材A及びBを取り付けておくことが好ましい。このように、誘導部材A及びBによって、分岐管4,5内において、分岐ガイド管26,27が分岐管4,5の上方に敷設されるようになり、分岐管内を流体が通過する際にこれら分岐ガイド管26,27が流体の妨げとなることを防止できる。なお、分岐管4,5の上方に分岐ガイド管26,27が敷設されるのであれば、これら誘導部材A,Bは特に使用する必要はない。
【0038】
次に、本管1内等に、通信ケーブル等を敷設する具体的な方法を示す。
【0039】
予め、マンホール2、3間に通しておいた牽引策の一端にガイド管45を接続し、牽引策の他端を引き取って、ガイド管45をマンホール2からマンホール3まで入線する。また分岐桝8、9より挿入したTVカメラを用いて、ガイド管45が分岐管4,5の直下に位置しないようにテンション機構34,35の位置を調整し、テンション機構34,35をマンホール2、3の壁面に固定する。そして、テンションメンバ25に仮の張力を加えておくことが好ましく、適宜現場状況に合わせて採用する。
【0040】
なお、誘導部材Aを使用する場合で、誘導部材Aが本管1内を移動時に、誘導部材Aが管内壁との摩擦で傷つくことや、管路の段差などに引っ掛かる恐れがあるときには、本管1内を移動可能な台車や簡易船の上に載せて、牽引策と同時に引き込むことが好ましい。
【0041】
次いで、分岐桝8から鉤状の冶具をロッドの先端に装備した作業棒を挿入し、TVカメラで確認しながら分岐ガイド管26を冶具に引っ掛けて、これを分岐桝8から取り出す。
【0042】
次に分岐桝8で分岐ガイド管26を引き取り、分岐管4の上方に敷設するようにする。このとき、各分岐管4,5の形状が、分岐ガイド管26が分岐管4の上方に敷設し難いような形状であれば、誘導部材A及びBを使用して、分岐ガイド管26が分岐管4の上方に位置するように敷設する。
【0043】
ガイド管45が分岐管4,5の直下に位置しないように位置決めができれば、マンホール2,3に設けられたテンション機構を構成する手動ウィンチ35によってテンションメンバ25に張力を加えて、ガイド管45を本管1内の所定位置に固定する。
【0044】
また、図5に示すように、本管1に対して分岐管口6,7,6´が、本管の頂点及び左右それぞれに取り付けられているときは、たるみ防止材50を使用して強制的に本管1内でガイド管45が分岐管口6,7,6´の直下に位置しないように位置決めを行う。
【0045】
たるみ防止材50は、円弧状またはリング状で、材質は樹脂製、例えば、硬質塩化ビニルや高密度ポリエチレンなど、または金属を採用することができる。たるみ防止材50の外周面には、ガイド管45を収納可能な凹部が形成されている。たるみ防止材50の装着方法は、円弧状またはリング状の固定部を縮径しておいて管内に挿入し、バッグ等のジグにより拡径して、その凹部でガイド管45を収容しながら、固定部を本管1の内壁に圧着させる。
【0046】
たるみ防止材50を、図5に示すように本管1内に適宜間隔を取って複数個配置することによって、ガイド管45が本管1の内径方向へ弛むことを防止できる。従って、前述したテンションメンバ25を使用しなくともほぼ管内壁にガイド管45を密着させることができる。
【0047】
さらに、たるみ防止材50とテンションメンバ25とを併用することで、複雑な分岐管4,5の取付け状況にも対応しながら、テンションメンバ25の張力によりガイド管45を本管1の内壁面に圧することができるので、たるみ防止材50の使用個数を最小限に止めることができ、また本管1内のガイド管45のたるみを極力防止することができる。
【0048】
本管1の所定位置にガイド管45を敷設した後、次いで、本管1内に内張り材61を内張りする。この内張り材61としては、種々の筒状体を使用することができる。例えば、図7に示すように、外層としての筒状織布62と、内層としての筒状不織布63とよりなる繊維層64の外面に柔軟なゴム又は合成樹脂のチューブ65を配したものが用いられる。
【0049】
この内張り材61を本管1の管路内面に内張りするには、まず、内張り材61の内面に硬化性樹脂70を塗布する。内張り材61に硬化性樹脂を塗布するには、内張り材61内に硬化性樹脂70を注入し、その内張り材61をニップローラ間に通し、硬化性樹脂70を絞って内張り材61の全長に行きわたらせる。硬化性樹脂70としては、熱硬化型がよく、特に硬化時の硬度の高いエポキシ樹脂や不飽和ポリエステル樹脂が好ましい。
【0050】
次いで、この硬化性樹脂70を塗布した内張り材61は、図6に示すような公知の方法で液体圧力により裏返され、管路内に挿通される。このとき、内張り材61は、内圧が作用した状態で膨張しながら、管路内を進行していく。このため、内張り材61とガイド管45との間に形成された隙間に硬化性樹脂70は押し込められ、内張り材61とガイド管45との空間が硬化性樹脂70で埋められる(図8参照)。
【0051】
また、内張り材61の形状が図3や図4に示すような、略直線部80を生じる構造となるときには、この直線部80は外圧に対して他の部分より補強が必要となる。したがって、この直線部80の内張り材61の厚みを増しておく、または厚み内に高強度低伸度性繊維(例えば、ガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維、高強度ポリエチレン繊維、高強度ポリエステル繊維等)からなる布帛物(例えば、織物、編物、組物、不織布など)で補強し、これら直線部80の剛性を高めておくことが好ましい。
【0052】
このようにして、管路の内面に内張り材61が内張りされ、管路内の更生が可能となる。また、ガイド管45は、内張り材61に塗布された硬化性樹脂70が硬化することによって、確実に固定される。このため、テンションメンバ25を除去した場合であっても、確実に分岐管の直下を避けた位置に固定することができる。なお、テンションメンバ25及び分岐ガイド管26,27に入線されている呼び線は、内張り材61の硬化性樹脂70が硬化後も除去せずにガイド管45内に入線したままの状態として、通信ケーブルを敷設する際に、これらテンションメンバ25等と入れ替えるようにすることもできる。これによって、容易に各家庭に通信ケーブルを敷設することが可能となり、FTTHが可能となる。
【0053】
また、内張り材61は、内部から圧力を加えれ、管路内を膨張しながら進行するため、分岐口に相当する部分は、分岐管側に凹みが形成される。このため、内張り材61を管路内に内張りした後であっても、分岐管の位置を認識することができ、内張り後に内張り材の分岐管口の穴あけを容易に行うことができる。さらに、この際、本管に敷設されているガイド管45は分岐管の直下に位置していないため、ガイド管45を傷つけることもない。
【0054】
以上のように、本発明においては、まず、管路内の所定位置に通信ケーブルを敷設し、次いで、内張り材を管路内に内張りするため、通信ケーブルを管路内の所定の位置に固定できる。すなわち、既設管路の補修、更生を行うともに、既設管路の本来の機能を損なわずに、通信ケーブルを管路内に敷設することを可能とする。
【0055】
【発明の効果】
発明の第1の特徴によると、通信ケーブルを挿通可能なガイド管を既設管路内の希望する任意の位置に、ガイド管内に予め挿通しておいたテンションメンバに張力を加えることで、ガイド管を固定することが可能となる。また、ガイド管を固定した後に、内張り材を管路内面に内張りするため、内張り作業時に、ガイド管が移動することもない。また、ガイド管を、分岐管の直下を避けるように配置することも可能となるため、管路本来の機能を阻害することも抑制できる。これによって、内張り後に内張り材の分岐管部分に穴あけを行うことが可能となり、その際に、ガイド管を傷つけることがなくなる。
【0056】
発明の第2の特徴によると、通信ケーブルを挿通可能なガイド管を既設管路内の希望する任意の位置に取り付けるため、既設管路の内径に略相当する外径を有し、少なくとも断面が半円以上の円弧状またはリング状であり、その長さ方向の一部に前記ガイド管をスライド可能に保持するための凹部を少なくとも1つ以上形成したたるみ防止材を適宜間隔で複数個用いて、ガイド管へ取り付けることで可能となる。そして、ガイド管を固定した後に、管路内面に内張り材を内張りするため、内張り作業時に、ガイド管が移動することがない。また、ガイド管を、分岐管の直下を避けるように配置することも可能となるため、管路本体の機能を阻害することも抑制できる。これによって、内張り後に内張り材の分岐部分に穴あけを行うことが可能となり、その際に、ガイド管を傷つけることがなくなる。
【0057】
発明の第3の特徴によると、テンションメンバを挿通したガイド管に、たるみ防止材を取り付けると共に、テンションメンバヘ張力を加えることによって、より効果的にガイド管を既設管路内の任意の位置に固定することができる。また、たるみ防止材とテンションメンバとを併用することで、複雑な分岐管の取り付け状況にも対応しながら、テンションメンバの張力によりガイド管を本管の内壁面に押圧することができるので、たるみ防止材の使用個数を最小限に止めることができ、また本管内のガイド管のたるみを極力防止することができる。
【0058】
発明の第4の特徴によると、マンホール内壁に対するテンション機構の取付け位置を選定することにより、既設管路内のガイド管の固定位置を任意の場所にするものである。
【0059】
発明の第5の特徴によると、既設管路内の内張り時に、ガイド管に対して圧力や熱が加わる場合があるが、ガイド管の外面を剛性材料で保護したり、ガイド管内に流体圧力を加えるなど、ガイド管を補強することで、内張り時にガイド管の形状や性状等の状態を保護することができる。
【0060】
発明の第6の特徴によると、分岐管内に分岐ガイド管を敷設しておくことによって、将来的に各家庭に通信ケーブルを敷設する際に容易に各家庭に通信ケーブルを敷設することが可能となる。これによって、FTTHを達成することができる。
【0061】
発明の第7の特徴によると、内張り後にガイド管を固定しているテンションメンバを除去するため、より太い通信ケーブルをガイド管内に挿通することが可能となる。また、テンションメンバを引き抜く時に、テンションメンバの一端と通信ケーブルを接続しておけば、容易にガイド管内に通信ケーブルを引き込むことができるようになる。
【0062】
発明の第8の特徴によると、内張り方法として、反転法を用いることにより、予め既設管路内に設置したガイド管やたるみ防止材等の部材の位置がずれることが無いので、通信ケーブル敷設法に悪影響を与えることなく、既設管路を更生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】地中管路の一例としての下水道管路を示す断面図である。
【図2】本実施形態例におけるマンホールの壁面に固定され、テンションメンバにテンションを加えて、管路内でのガイド管の位置調整を行うテンション機構の一例を示す図である。(a)は固定側のフックを示し、(b)はテンションを加える手動ウィンチを示す図である。
【図3】内張り材が内張りされた状態の管路の断面図である。
【図4】内張り材が内張りされた状態の管路の断面図である。
【図5】たるみ防止材を使用して、管路内でガイド管の位置調整の方法を説明するための図である。
【図6】本実施形態例におけるガイド管固定後に内張り材を内張りしていく方法を説明するための図である。
【図7】内張り材の一例を示す図である。
【図8】内張り材が内張りされた状態の管路の断面図である。
【符号の説明】
1 本管
2、3 マンホール
4、5 分岐管
6、7 分岐管口
8、9 分岐桝
25 テンションメンバ
26,27 分岐ガイド管
34 フック
35 手動ウィンチ
36 アンカーボルト
45 ガイド管
50 たるみ防止材
61 内張り材

Claims (8)

  1. 既設管路の内面に通信ケーブルを敷設すると共に、前記既設管路の内面に内張り材を内張りする、既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法であって、
    前記通信ケーブルを挿通可能なガイド管内にテンションメンバを挿通し、
    前記既設管路に予め通しておいた牽引策の一端に接続した前記ガイド管を、該牽引策の他端を引き取って前記既設管路に挿通し、
    前記既設管路の本管に接続しているマンホール内壁の所定の位置に取り付けられたテンション機構により前記テンションメンバに張力を加えることで、前記ガイド管を前記既設管路内の分岐管口直下を避けた任意の位置に固定した後、
    内面に硬化性樹脂が塗布された前記内張り材を、液体圧力によって裏返して前記既設管路内に挿通して内張りすることを特徴とする既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法。
  2. 既設管路の内面に通信ケーブルを敷設すると共に、前記既設管路の内面に内張り材を内張りする、既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法であって、
    記通信ケーブルを挿通可能なガイド管であって、前記既設管路に予め通しておいた牽引策の一端に接続した該ガイド管を、該牽引策の他端を引き取って前記既設管路内に挿通し、
    前記ガイド管に、既設管路の内径に略相当する外径を有し、少なくとも断面が半円以上の円弧状またはリング状であり、その長さ方向の一部に前記ガイド管をスライド可能に保持するためのスライド部を少なくとも1つ以上形成したたるみ防止材を適宜間隔で、かつ前記既設管路の円周方向に該スライド部を適宜位置調整して複数個取り付けて、前記ガイド管を前記既設管路内の分岐管口直下を避けた任意の位置に固定した後、
    内面に硬化性樹脂が塗布された前記内張り材を、液体圧力によって裏返して前記既設管路内に挿通して内張りすることを特徴とする既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法。
  3. テンションメンバを挿通した前記ガイド管を前記既設管路内に挿通し、前記ガイド管に前記たるみ防止材を適宜間隔で、かつ前記既設管路の円周方向に該スライド部を適宜位置調整して複数個取り付けた後に、該テンションメンバに張力を加えて、前記ガイド管を前記既設管路内の分岐管口直下を避けた任意の位置に固定する請求項2に記載の既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法。
  4. 前記テンションメンバに張力を加えるため、前記既設管路の本管に接続しているマンホール内壁の所定の位置にテンション機構を取付け、前記ガイド管を前記既設管路内の分岐管口直下を避けた任意の位置に固定する請求項3に記載の既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法。
  5. 前記ガイド管を前記既設管路内の任意の位置に固定した後、ガイド管を剛性材料で補強する、又は該ガイド管内に流体圧力を加えることにより、前記内張り時にガイド管の形状状態を保護する請求項1乃至4のいずれかに記載の既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法。
  6. 前記ガイド管を敷設する際に、前記ガイド管に予め前記既設管路の各分岐管に対応する分岐ガイド管を形成し、前記分岐ガイド管を各分岐管内に挿通し、各分岐管内の所定位置に固定する請求項1乃至5のいずれかに記載の既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法。
  7. 前記内張り後に前記ガイド管内に挿通された前記テンションメンバの一端と通信ケーブ ルとを接続し、その後該テンションメンバを除去する請求項1、3、4、5、6のいずれかに記載の既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法。
  8. 前記ガイド管は、筒長方向に連続した1つ以上の空間部を有するパイプ状とされ、
    前記既設管路内を内張りすることにより生じる前記内張り材の直線部は、高強度低伸度性繊維からなる布帛物で予め補強されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の既設管路の更生方法及び通信ケーブルの敷設方法。
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