JP2688758B2 - 地下管路の補修装置 - Google Patents

地下管路の補修装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は、マンホール相互間の地下に電気通信用ケー
ブル等を配線するためのケーブル引込用管路を形成した
複数列の地下管路のうち、空管となっている管体の管継
手部を、布設状態のまま管内面より補修し、余った樹脂
を回収する地下管路の補修装置に関する。
【従来の技術】
従来、マンホール相互間の地下に布設されている電気
通信用ケーブル等を配線するための地下管路は、通常複
数本の管体を、マンホール等の堅穴間にわたって、上下
に複数段、左右に複数列集合配列して道路下などの地下
に布設して管路を構成してなるもので、配線すべきケー
ブル等を、空管路となっている任意を管路を選んで引込
み布設する方式が採られている。 ところで、既設の地下管路の管体は、鋼管または鋳鉄
管を管継手部により接続したものであり、この管継手内
部に経年により錆が発生して管内に拡がり、「こぶ状」
になって管の有効径を小さく狭めたり、あるいはシール
材の劣化および配管上を通行する車両の荷重や振動、地
震等により管継手部の接合状態が変化して、管継手部に
間隙が生じ、水や土砂等の異物が侵入し管路を閉塞する
ので、新たにケーブルを布設しようとしても挿通不能に
陥ることがあることから、近時、その地下管路の空管を
布設状態のまま管内面より補修することが考えられてい
る。 この管体の補修装置には、例えば特開昭61−149691号
および特開昭61−149692号公報に開示されているよう
に、管体の内面に気密に接して摺動する置換部の後部に
環状凹部を介してライニング部を形成したピグを牽引す
ることにより、ピグの前側に配した樹脂を後方より押動
しながら管継手部の間隙内に樹脂を充填し、管継手部の
前後の管内面を樹脂ライニングするようにしたものが提
案されている。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来方法による管体の補修装置では、
ピグ前方に配される樹脂量が少くなるとピグに均一な樹
脂供給が行われないことになり、管内面への樹脂ライニ
ングや管継手部への樹脂充填が不均一となり、また、ラ
イニング部に供給される樹脂は、空気流と共に加圧され
て供給されるので、樹脂供給が不均一となって均一なラ
イニングが行えない、等の問題があった。 本発明は、上述した問題点を解決すべく提案されたも
のであり、複数列の地下管路のうち、空管となっている
管体を布設状態のまま管内面を補修する際に、地下管路
の補修区間に管継手部が存在している場合、まず、樹脂
を均一に加圧する先行ピグと、管継手部に対して樹脂を
充填する置換ピグと、管継手部に充填された残りの樹脂
で置換ピグの後方に排出される樹脂を回収する回収ピグ
とを連着し、これらピグを牽引索により牽引しながら、
上記置換ピグの前方に配した樹脂により、管継手部への
樹脂充填工程と、余分な樹脂を回収する回収工程とを同
時に行なうことを目的としてなる地下管路の補修装置を
提供するものである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、マンホ
ール相互間の地下に布設され、空管となっている管体の
両端開放口の一方から他方へ挿通され、他方の管側のウ
インチ装置に巻取られる牽引索に、外周を管内面と気密
に接し管路に対し摺動自在で後方の樹脂を加圧する先行
ピグを設け、 上記先行ピグに続いて、該先行ピグとの間に配された
樹脂を管路に沿って押動させる過程で管体の管継手部の
間隙内に樹脂充填を行なう置換ピグと、この置換ピグの
後方に流出した樹脂を回収する回収ピグとを連着し、 上記回収ピグに、上記置換ピグの後部に流出した空気
を該回収ピグを後方に排出する空気抜きパイプを貫通し
て設けてなることを特徴とするものである。
【作用】
上記手段に基づいて、本発明による地下管路の補修装
置では、マンホール相互間の地下に布設され、空管とな
っている管体の両端開放口にガイド管を接続し、上記ガ
イド管の一方から他方へ挿通された牽引索により、先行
ピグに続いて置換ピグと回収ピグとを順次挿入し、上記
置換ピグの前方に配した樹脂を先行ピグで加圧しつつ押
動していく過程で、補修区間内に存在する管継手部の間
隙内に樹脂を充填する工程と、置換ピグと回収ピグとの
間の圧縮空気を回収ピグの後方に抜きながらほぼ大気圧
にし、管継手部に充填した残りの樹脂を回収する工程と
を同時に行なうものであり、安定かつ確実な樹脂充填と
余分な樹脂の回収を行うことができる。
【実 施 例】
以下、本発明による実施例を添付した図面に基づいて
詳細に説明する。 第1図は本発明による補修施工の1区間を概略的に示
す要部の断面図、第2図は第1図の要部である地下管路
の補修装置を示す拡大断面図、第3図は本発明による置
換ピグの斜視図、第4図は置換ピグと回収ピグの関係を
示す後部斜視図であり、図において、符号1は補修対象
の地下管路である。 この地下管路1は、通常50mm〜100mm径の鋼管または
鋳鉄管を複数の管継手部13により、マンホールA,Bに亘
って所定長さLに接続してなるものであり、複数本の管
が所定の布設間隔で上下,左右に集合配列され、地下に
布設された地下管路を形成している。 この地下管路1には、これに電気通信用ケーブルが挿
通、布設されるものであるが、複数列の管路のうち、ケ
ーブルの挿通されていない空間路を補修するものであ
る。 上記地下管路1の空管を補修するに際しては、地下管
路1の両端開放口11,12となるマンホールA,Bの相互間を
1区間の補修単位Lとして、両端開放口11,12にそれぞ
れガイド管5,6が接続されている。 上記地下管路1の一端側ガイド管5からは他端側ガイ
ド管6に向って牽引索14が挿通され、この牽引索14の先
端が、他端側ガイド管6より引き出され、滑車15a,15b
を介して迂回させられて作業者16等に設置したウインチ
装置8に巻き取られるようになっている。 また、上記牽引索14には、ガイド管5より管内に挿入
される先行ピグ2がその外周を地下管路1の内面に気密
に接して摺動自在であり、牽引索14に対し移動可能に挿
通され、この先行ピグ2に続いて、所定の間隔を保持し
て置換ピグ3および回収ピグ4が連着されている。 ここで、上記先行ピグ2は、第5図に示すように、硬
質ネオプレンスポンジなどの軟質弾性体よりなる複数の
胴部21と、ネオプレンゴムなどの硬質弾性体よりなる複
数のヒレ片22とを交互に接合するとともに、進行方向前
側に硬質弾性体よりなる截頭円錐状の頭部23を配置し、
前後がスタッドホルド等で締付けられ、頭部23、胴部2
1、ヒレ片22が一体的に固定されている。 また、上記先行ピグ2に続いて牽引索14aにより連着
される置換ピグ3は、第3図に示すように、進行方向前
端側に硬質弾性体からなる截頭円錐状の頭部31と、軟質
弾性体よりなる胴部先端部32と、これに続く円柱状の胴
部33とを接続するとともに、後部に軟質弾性体の後部胴
部34と硬質弾性体のヒレ片35とを交互に連接した構造に
なつており、樹脂置換機能を具備させる必要から、その
胴部33の外周部には、進行方向前側に向けて連通開口す
る樹脂導入用溝条17をピグの左右外周壁位置に形成し、
これに平行に胴部33には、樹脂導入用溝条17と軸方向に
は互いの対向端部がオーバーラップし、円周方向には互
いに連通しないように位置を変えて置換用溝条18がピグ
の上下外周壁位置に形成されている。 そして、上記置換用溝条18にはピグの後端に開通する
ようにピグ内に埋設した例えばポリエチレンチューブな
どの通路19が設けられている。 さらに、上記置換ピグ3に続いて牽引索14bにより連
着されている回収ピグ4は、胴部41の外周に進行方向に
沿って管内に気密に接する環状の突条42を複数個(図面
では3個)突設されてなるものであり、置換ピグ3から
排出された樹脂を上記回収ピグの突条42により押動して
回収し、管端において排出するようになっている。 一方、上記置換ピグ3の後端面には、通路19の外周側
に位置して、環状の凹部36が形成されており、この環状
の凹部36内には、後方の回収ピグ4の所定位置を貫通し
て前方に延出された空気抜きパイプ44の先端部44aが納
まるようになっている。 上記空気抜きパイプ44の先端部44aは、樹脂が侵入し
ないようにU字状に屈曲されており、途中に開口部を形
成したもの、あるいは先端部44aを置換ピグ3まで延長
せず短かく形成したものでも良い。 また、上記地下管路1の一端側開放口11に接続された
ガイド管5には、開閉コック52を有する樹脂充填用口部
5aが設けられ、それより高いレベル位置には、開閉コッ
ク53を有する排気用口部5bが設けられており、上記樹脂
充填用口部5aはホース7aを介して樹脂充填タンク7と連
通されている。 上記樹脂充填タンク7への充填圧は、発電機7bの駆動
により小型コンプレッサ7cから与えられる。 次いで、上述したように構成された補修装置による地
下管路の補修装置について説明する。 まず、ウインチ8によって地下管路1内に挿通されて
いる牽引索14を巻取ることによって、この牽引索14に取
付けられた先行ピグ2、置換ピグ3、および回収ピグ4
が管内に挿入される。ここで、先行ピグ2と置換ピグ3
との間には、補修区間L内の管継手部13の間隙内に充填
される樹脂量が計量された所定量の樹脂Cがガイド管5
の樹脂充填用口部5aから充填される。 次に、牽引索14の牽引操作により、先行ピグ2はその
ヒレ片22を管内周面に気密に接して牽引索14に対し摺動
し、置換ピグ3前方の樹脂Cを押圧しつつ移動する。 上記置換ピグ3が管継手部13の位置に到達すると、樹
脂Cの粘性抵抗および先行ピグ2の押圧により充分な充
填圧が生起されているので、樹脂Cが置換ピグ3の溝条
17から管継手部13の間隙内に安定よく確実に充填され
る。ここで上記管継手部13の間隙内に滞留している空気
は、余分な樹脂とともに溝条18から通路19を通って置換
ピグ3の後部に押し出され、そのうちの圧縮された空気
は回収ピグ4を貫通している空気抜きパイプ44から後方
に排出され、この間をほぼ大気圧と等しくするととも
に、置換ピグ3より回収ピグ4の前方に流出した樹脂C
は、置換ピグ3の後方より移動してくる回収ピグ4によ
り、ほぼ大気圧と等しい状態で押動されて回収され、管
端より管外に排出される。 なお、上記置換ピグ3の後方より、空気抜きパイプ44
を介して、管継手部13の間隙内に滞留する空気を回収ピ
グ4の後方へ排出しているので、管継手部13における置
換機能が充分に継持され、置換ピグ3後方での回収ピグ
4による樹脂の押動・回収が円滑に行われる。
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、後方の
樹脂を加圧する先行ピグと、管継手部に樹脂充填を行な
う置換ピグと、置換ピグから後方に排出された樹脂を回
収する回収ピグとを所定間隔を保持して連着するととも
に、上記回収ピグに、置換ピグ後方の空気を回収ピグ後
方に排出する空気抜きパイプを貫通させてなる構成によ
り、補修区間内の管継手部に対し、樹脂を確実に、安定
して送り込んで管継手部内の空気を排出しながら置換充
填することができる。また、管継手部内の空気と共に置
換ピグの後方に排出された樹脂は、大気圧に近い状態で
回収ピグにより押動・回収され、管端から確実に排出さ
れ、管継手部内への樹脂充填作業をきれいに仕上げるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による補修施工の1区間を概略的に示す
要部の断面図、第2図は第1図の要部である地下管路の
補修装置を示す拡大断面図、第3図は本発明による置換
ピグの斜視図、第4図は置換ピグと回収ピグの関係を示
す後部斜視図、第5図は先行ピグの側面図である。 1……地下管路、2……先行ピグ、3……置換ピグ、4
……回収ピグ、5,6……ガイド管、8……ウインチ装
置、11,12……両端開放口、13……管継手部、14……牽
引索、17,18……溝条、19……通路、36……環状の凹
部、44……空気抜きパイプ、A,B……マンホール、C…
…樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中河 夫男 神奈川県大和市代官3丁目18番地の4 株式会社ハッコー開発技術研究所内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホール相互間の地下に布設され、空管
    となっている管体の両端開放口の一方から他方へ挿通さ
    れ、他方の管側のウインチ装置に巻取られる牽引索に、
    外周を管内面と気密に接し管路に対し摺動自在で後方の
    樹脂を加圧する先行ピグを設け、 上記先行ピグに続いて、該先行ピグとの間に配された樹
    脂を管路に沿って押動させる過程で管体の管継手部の間
    隙内に樹脂充填を行なう置換ピグと、この置換ピグの後
    方に流出した樹脂を回収する回収ピグとを連着し、 上記回収ピグに、上記置換ピグの後部に流出した空気を
    該回収ピグの後方に排出する空気抜きパイプを貫通して
    設けてなることを特徴とする地下管路の補修装置。
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