JP2639452B2 - スロットル開度センサ - Google Patents
スロットル開度センサInfo
- Publication number
- JP2639452B2 JP2639452B2 JP3104603A JP10460391A JP2639452B2 JP 2639452 B2 JP2639452 B2 JP 2639452B2 JP 3104603 A JP3104603 A JP 3104603A JP 10460391 A JP10460391 A JP 10460391A JP 2639452 B2 JP2639452 B2 JP 2639452B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle opening
- resistor
- throttle
- voltage output
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンのスロットル開
度センサに関する。
度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンでは空燃比を所定量にする必要
があるため、吸入空気量を高精度に検出しなければなら
ない。吸入空気量はスロットル開度と吸入負圧によって
決定する。この場合、同一スロットル開度であっても吸
入負圧が異なるために一概には言えないが、通常の運転
の場合はスロットル開度を0°から順次90°まで開放
してゆくと、吸入空気量は最初は大きな変化率をもって
立上り、全開状態に近付くにつれて変化率が減少し、飽
和状態となりつつ全開点に至る曲線をとる。なお、この
種の特性は吸入空気量特性に限定されるものではなく、
吸入管負圧を含むエンジン特性において周知である。ま
た、スロットル開度の検出には一般にポテンショメータ
(ポジションセンサ)が使われる。そしてポテンショメ
ータの出力電圧にてスロットル開度が読み取られ、その
特性は一般的に回転角度に比例した直線特性(変化率が
一定)としている。したがってスロットル開度を表わす
ポジションセンサからの出力(直線特性)をもとに吸入
空気量を含めたエンジン特性を推定する精度(分解能)
は、スロットル開度の大小に応じて変化する。そのため
スロットル弁の低開度から高開度まで一様な分解能を得
ようとすると、ポジションセンサの特性(直線特性)を
吸入空気量等のエンジン特性(曲線特性)にできるだけ
一致させればよい。
があるため、吸入空気量を高精度に検出しなければなら
ない。吸入空気量はスロットル開度と吸入負圧によって
決定する。この場合、同一スロットル開度であっても吸
入負圧が異なるために一概には言えないが、通常の運転
の場合はスロットル開度を0°から順次90°まで開放
してゆくと、吸入空気量は最初は大きな変化率をもって
立上り、全開状態に近付くにつれて変化率が減少し、飽
和状態となりつつ全開点に至る曲線をとる。なお、この
種の特性は吸入空気量特性に限定されるものではなく、
吸入管負圧を含むエンジン特性において周知である。ま
た、スロットル開度の検出には一般にポテンショメータ
(ポジションセンサ)が使われる。そしてポテンショメ
ータの出力電圧にてスロットル開度が読み取られ、その
特性は一般的に回転角度に比例した直線特性(変化率が
一定)としている。したがってスロットル開度を表わす
ポジションセンサからの出力(直線特性)をもとに吸入
空気量を含めたエンジン特性を推定する精度(分解能)
は、スロットル開度の大小に応じて変化する。そのため
スロットル弁の低開度から高開度まで一様な分解能を得
ようとすると、ポジションセンサの特性(直線特性)を
吸入空気量等のエンジン特性(曲線特性)にできるだけ
一致させればよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記課題に対して、例
えば実開昭59-60510号に示されるものがある。しかしこ
の種のものは抵抗の調整等により、ある程度の特性の改
善は可能であるが、任意の出力特性に合せるには限界が
ある。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、
任意の出力特性を折れ線近似することの可能なスロット
ル開度センサを提供することを目的としている。
えば実開昭59-60510号に示されるものがある。しかしこ
の種のものは抵抗の調整等により、ある程度の特性の改
善は可能であるが、任意の出力特性に合せるには限界が
ある。本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、
任意の出力特性を折れ線近似することの可能なスロット
ル開度センサを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本発明はスロットル弁に連動して抵抗体上を
摺動移動するスライダから、スロットル開度に応じたエ
ンジン特性を取り出す構成のスロットル開度センサにお
いて、抵抗体の両端及び前記両端以外の少なくとも1つ
以上の中間点に電源を接続する構成とした。このように
すれば両端及び中間点の電位を所定値に設定でき、その
結果各設定値の間をスライダによって摺動移動させる
と、エンジン特性に合った任意の折れ線特性が得られ
る。
するため、本発明はスロットル弁に連動して抵抗体上を
摺動移動するスライダから、スロットル開度に応じたエ
ンジン特性を取り出す構成のスロットル開度センサにお
いて、抵抗体の両端及び前記両端以外の少なくとも1つ
以上の中間点に電源を接続する構成とした。このように
すれば両端及び中間点の電位を所定値に設定でき、その
結果各設定値の間をスライダによって摺動移動させる
と、エンジン特性に合った任意の折れ線特性が得られ
る。
【0005】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明によるスロットル開度センサの一実施例の構成
図である。図1において、1はスライダ抵抗であり、抵
抗の各所定分圧点2,3,4には電源5,6,7が接続
される。スライダ抵抗上にはスライダ8が摺動可能に設
けられる。なお、アース端子とスライダ8の位置によ
り、電位差の分圧位置が決められる。本実施例では、各
ポイント,,の位置に電源5,6,7を設け、抵
抗体の電位を折れ線状出力特性によって出力しようとす
るものである。
は本発明によるスロットル開度センサの一実施例の構成
図である。図1において、1はスライダ抵抗であり、抵
抗の各所定分圧点2,3,4には電源5,6,7が接続
される。スライダ抵抗上にはスライダ8が摺動可能に設
けられる。なお、アース端子とスライダ8の位置によ
り、電位差の分圧位置が決められる。本実施例では、各
ポイント,,の位置に電源5,6,7を設け、抵
抗体の電位を折れ線状出力特性によって出力しようとす
るものである。
【0006】次に作用について図2を用いて説明する。
なお、予め電源5,6,7としては所定値E1 ,E2 ,
E3 が選択され、かつ印加されている。ここで大きさは
E1 >E2 >E3 に設定されている。前記同様に設定さ
れればスライダの各接続点の電圧は下記のようになる。 E1 >E2 >E3 これを図にすると図2のようになる。即ち、出力電圧V
1 ,V2 ,V3 は図2のような折れ線となる。なお、こ
の折れ線は電源の設定しだいで任意のものをつくること
が可能である。
なお、予め電源5,6,7としては所定値E1 ,E2 ,
E3 が選択され、かつ印加されている。ここで大きさは
E1 >E2 >E3 に設定されている。前記同様に設定さ
れればスライダの各接続点の電圧は下記のようになる。 E1 >E2 >E3 これを図にすると図2のようになる。即ち、出力電圧V
1 ,V2 ,V3 は図2のような折れ線となる。なお、こ
の折れ線は電源の設定しだいで任意のものをつくること
が可能である。
【0007】図3は他の実施例の構成図であり、本実施
例ではスライダ抵抗1に対して電源10を並列接続し、接
続用抵抗9によってスライダ抵抗上に任意の折れ線特性
を得るようにしたものである。この場合の折れ線特性は
図4に示される。上記各実施例では電源として定電圧源
を用いたものを説明したが、これに限定されるものでは
なく、定電流源であってもよい。
例ではスライダ抵抗1に対して電源10を並列接続し、接
続用抵抗9によってスライダ抵抗上に任意の折れ線特性
を得るようにしたものである。この場合の折れ線特性は
図4に示される。上記各実施例では電源として定電圧源
を用いたものを説明したが、これに限定されるものでは
なく、定電流源であってもよい。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればス
ロットル開度に応じて摺動するスライダ抵抗体の両端
と、それ以外の少なくとも1つ以上の抵抗体位置に定電
圧源、または定電流源を接続し、スライダにて所定電位
を出力する構成としたので、電圧源及び電流源の選定い
かんにより、エンジン特性に合った任意の折れ線特性を
有するスロットル開度センサを提供できる。
ロットル開度に応じて摺動するスライダ抵抗体の両端
と、それ以外の少なくとも1つ以上の抵抗体位置に定電
圧源、または定電流源を接続し、スライダにて所定電位
を出力する構成としたので、電圧源及び電流源の選定い
かんにより、エンジン特性に合った任意の折れ線特性を
有するスロットル開度センサを提供できる。
【図1】本発明によるスロットル開度センサの一実施例
の構成図。
の構成図。
【図2】図1の特性図。
【図3】他の実施例の構成図。
【図4】図3の特性図。
【符号の説明】1 スライダ抵抗 2,3,4 分圧点 5,6,7,10 電源 8 スライダ 9 接続用抵抗
Claims (2)
- 【請求項1】 スロットル弁にて連動してポジションセ
ンサの抵抗体上を摺動移動するスライダからスロットル
弁開度を電圧出力として検出し、これを用いて前記スロ
ットル開度に応じたエンジン特性を検出するスロットル
開度センサにおいて、前記ポジションセンサ上に設けた
抵抗体の両端及び前記以外の少なくとも1つ以上の中間
点に電源を接続することにより、その中間点の電位を前
記電源電位に固定し、全閉時のスロットル開度に対応す
るポジションセンサの電圧出力点と全開時のスロットル
開度に対応するポジションセンサの電圧出力点との間に
前記固定された電圧源による電圧出力点を設けて折れ線
特性を得、この折れ線特性を前記エンジン特性に近似し
たことを特徴とするスロットル開度センサ。 - 【請求項2】 抵抗体の両端以外の中間点は、電源から
接続用抵抗を介して所定電位とすることを特徴とする請
求項1記載のスロットル開度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3104603A JP2639452B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | スロットル開度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3104603A JP2639452B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | スロットル開度センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0599606A JPH0599606A (ja) | 1993-04-23 |
JP2639452B2 true JP2639452B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=14385000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3104603A Expired - Fee Related JP2639452B2 (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | スロットル開度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2639452B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020081362A (ko) * | 2000-04-05 | 2002-10-26 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 내연기관의 스로틀장치 및 스로틀센서 |
JP5194933B2 (ja) * | 2008-03-26 | 2013-05-08 | 株式会社ニコン | 位置検出装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5158973A (ja) * | 1974-11-20 | 1976-05-22 | Fujitsu Ltd | Hotenshomeetachokusendonohoshokairo |
JPS58195105A (ja) * | 1982-05-11 | 1983-11-14 | Honda Motor Co Ltd | 角変位量検出装置 |
JPS61119821A (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-07 | Toyota Motor Corp | 車両用電磁クラツチの制御方法および装置 |
-
1991
- 1991-04-10 JP JP3104603A patent/JP2639452B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0599606A (ja) | 1993-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |