JPS6332353Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6332353Y2 JPS6332353Y2 JP1755182U JP1755182U JPS6332353Y2 JP S6332353 Y2 JPS6332353 Y2 JP S6332353Y2 JP 1755182 U JP1755182 U JP 1755182U JP 1755182 U JP1755182 U JP 1755182U JP S6332353 Y2 JPS6332353 Y2 JP S6332353Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- opening degree
- generator
- amount
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 35
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 28
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 16
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 7
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 59
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 4
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000002737 fuel gas Substances 0.000 description 3
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 3
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 244000145845 chattering Species 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ガス燃料機関の空燃比または空気過
剰率を発電機負荷量に基いて最適値に自動調整す
る発電機負荷ガス燃料機関の制御装置に関する。
剰率を発電機負荷量に基いて最適値に自動調整す
る発電機負荷ガス燃料機関の制御装置に関する。
一般に、ガス燃料機関、特に電気着火式のガス
燃料機関においては、ノツキング域および失火域
を回避し、かつ燃料消費率および排気ガス特性を
改善するためには、空燃比を最適なものに制御す
ることが必要不可欠である。
燃料機関においては、ノツキング域および失火域
を回避し、かつ燃料消費率および排気ガス特性を
改善するためには、空燃比を最適なものに制御す
ることが必要不可欠である。
このような制御に関する従来技術としては、特
別に制御装置を設けず、ミキサー部に空気流量が
もたらす動圧を感知するバタフライに連動する燃
料絞り部を設ける等の機械的手段によるものが一
般的である。
別に制御装置を設けず、ミキサー部に空気流量が
もたらす動圧を感知するバタフライに連動する燃
料絞り部を設ける等の機械的手段によるものが一
般的である。
一方、ノツキング域および失火域の回避、燃費
の改善、さらには排気ガスの低減をも考慮した空
燃費は一般に負荷率に対して単純に直線的な関係
とはならず、第5図のように縦軸にガス量調整弁
開度、横軸に発電機負荷率をとつて表わしたノツ
キング域、失火域もしくは失速域、燃費悪化域の
如くになる。
の改善、さらには排気ガスの低減をも考慮した空
燃費は一般に負荷率に対して単純に直線的な関係
とはならず、第5図のように縦軸にガス量調整弁
開度、横軸に発電機負荷率をとつて表わしたノツ
キング域、失火域もしくは失速域、燃費悪化域の
如くになる。
ところが、前記従来技術では、機械的手段によ
るものであるため所期の目的を十分に達成でき
ず、しかも調整も困難であるという問題があつ
た。
るものであるため所期の目的を十分に達成でき
ず、しかも調整も困難であるという問題があつ
た。
また、他の一般的な従来技術としては、燃焼室
出口部に酸素濃度センサを設け、その検出結果に
基いて燃料供給量を加減する等の手段があるが、
ここで使用される酸素濃度センサは高価で、耐久
性が数百時間程度のものしかなく、その性能面で
も使用時の温度によつて出力が大巾に変動する等
の不具合な点が多く、制御回路や頻繁な取替えの
ためのコストが多大になるという問題があつた。
出口部に酸素濃度センサを設け、その検出結果に
基いて燃料供給量を加減する等の手段があるが、
ここで使用される酸素濃度センサは高価で、耐久
性が数百時間程度のものしかなく、その性能面で
も使用時の温度によつて出力が大巾に変動する等
の不具合な点が多く、制御回路や頻繁な取替えの
ためのコストが多大になるという問題があつた。
さらに、負荷率の代用としてスロツトル弁の開
度を検出し、このスロツトル弁開度に基づいてガ
ス量調整弁の開度を制御することも提案されてい
る。ところが、特に単気筒機関等の場合、スロツ
トル弁の開度が微小時間中に大きく変動するの
で、スロツトル弁開度を安定して検出することが
比較的困難であるという問題が考えられる。
度を検出し、このスロツトル弁開度に基づいてガ
ス量調整弁の開度を制御することも提案されてい
る。ところが、特に単気筒機関等の場合、スロツ
トル弁の開度が微小時間中に大きく変動するの
で、スロツトル弁開度を安定して検出することが
比較的困難であるという問題が考えられる。
本考案の目的は、前記従来技術の問題点を解消
し、発電機負荷ガス燃料機関におけるノツキング
域および失火域もしくは失速域を回避し、燃費や
排気ガス特性等を改善できる制御装置を提供する
ことにある。
し、発電機負荷ガス燃料機関におけるノツキング
域および失火域もしくは失速域を回避し、燃費や
排気ガス特性等を改善できる制御装置を提供する
ことにある。
この目的を達成するため、本考案は、発電機負
荷を有するガス燃料機関の制御装置において、発
電機負荷量を検出する負荷検出手段と、ミキサー
へのガス量を調整するガス量調整弁の開度を検出
する開度検出手段と、前記発電機負荷量と前記ガ
ス量調整弁の開度とのありうべき関係を数表の形
で記憶する手段と、前記負荷検出手段により検出
された発電機負荷量から前記数表に基づいてあり
うべき前記ガス量調整弁の開度を選出する手段
と、この手段により選出された前記ガス量調整弁
の開度の数表値と前記開度検出手段により検出さ
れた前記ガス量調整弁の開度の検出値とを比較
し、該数表値と該検出値との差に応じて該ガス量
調整弁の開度増減信号を発出する手段と、このガ
ス量調整弁の開度増減信号に応じて該ガス量調整
弁の開度を増減する手段とを備えているものであ
る。
荷を有するガス燃料機関の制御装置において、発
電機負荷量を検出する負荷検出手段と、ミキサー
へのガス量を調整するガス量調整弁の開度を検出
する開度検出手段と、前記発電機負荷量と前記ガ
ス量調整弁の開度とのありうべき関係を数表の形
で記憶する手段と、前記負荷検出手段により検出
された発電機負荷量から前記数表に基づいてあり
うべき前記ガス量調整弁の開度を選出する手段
と、この手段により選出された前記ガス量調整弁
の開度の数表値と前記開度検出手段により検出さ
れた前記ガス量調整弁の開度の検出値とを比較
し、該数表値と該検出値との差に応じて該ガス量
調整弁の開度増減信号を発出する手段と、このガ
ス量調整弁の開度増減信号に応じて該ガス量調整
弁の開度を増減する手段とを備えているものであ
る。
以下、本考案を図面に示す一実施例にしたがつ
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第1図は本考案による発電機負荷ガス燃料機関
の一実施例の概念系統図である。
の一実施例の概念系統図である。
本実施例において、ガス燃料機関1は発電機負
荷型のものであり、発電機2を備えている。ガス
燃料機関1への燃料ガス3はガス量調整弁4から
ミキサー5の中に吸入され、該ミキサー5内で、
別のポートから吸入された空気6とミキシングさ
れた後、ガス燃料機関1の燃焼室内に送り込まれ
る。
荷型のものであり、発電機2を備えている。ガス
燃料機関1への燃料ガス3はガス量調整弁4から
ミキサー5の中に吸入され、該ミキサー5内で、
別のポートから吸入された空気6とミキシングさ
れた後、ガス燃料機関1の燃焼室内に送り込まれ
る。
前記ガス量調整弁4はガス燃料機関1への燃料
ガス3の供給量をその開度の大小によつて増減す
るもので、その開度の大小は空燃比の大小を表わ
す代用特性値として使用可能なものである。この
ガス量調整弁4はレバー7を介して駆動用の電動
モータ8に機械的に連結され、該電動モータ8に
より駆動される。そして、ガス量調整弁4の開度
はたとえばポテンシヨメータ等を用いた開度検出
器9により検出される。この開度検出器9により
検出されるガス量調整弁4の開度の検出値はアナ
ログ値であるので、アナログ/デジタル(A/
D)変換器10に送られ、デジタル値に変換され
る。
ガス3の供給量をその開度の大小によつて増減す
るもので、その開度の大小は空燃比の大小を表わ
す代用特性値として使用可能なものである。この
ガス量調整弁4はレバー7を介して駆動用の電動
モータ8に機械的に連結され、該電動モータ8に
より駆動される。そして、ガス量調整弁4の開度
はたとえばポテンシヨメータ等を用いた開度検出
器9により検出される。この開度検出器9により
検出されるガス量調整弁4の開度の検出値はアナ
ログ値であるので、アナログ/デジタル(A/
D)変換器10に送られ、デジタル値に変換され
る。
一方、前記発電機2の出力電力すなわち負荷量
は電力検出回路(負荷検出回路)11によりアナ
ログ値として検出され、前記A/D変換器10に
送られ、デジタル値に変換される。
は電力検出回路(負荷検出回路)11によりアナ
ログ値として検出され、前記A/D変換器10に
送られ、デジタル値に変換される。
この電力検出回路11は第2図に示すように、
発電機2の出力電圧を検出する電圧検出回路1
2、同じく出力電流を検出する電流検出回路1
3、瞬時電力としての出力電圧と出力電流との積
を求める乗算器14、平均電力としての瞬時電力
の直流分を求める直流分検出回路15からなる。
発電機2の出力電圧を検出する電圧検出回路1
2、同じく出力電流を検出する電流検出回路1
3、瞬時電力としての出力電圧と出力電流との積
を求める乗算器14、平均電力としての瞬時電力
の直流分を求める直流分検出回路15からなる。
また、電力検出回路11の回路図は第3図に示
されている。同図において、符号12A,12
B,12Cはそれぞれ電圧検出回路12を構成す
る計器用変圧器(PT)、クランプダイオード、電
圧フオロワである。符号13A,13Bはそれぞ
れ電流検出回路13を構成するシヤント(分流
器)、増巾器である。さらに、15A,15B,
15Cはそれぞれ直流分検出回路15を構成する
積分器、増巾器、電圧リミツタである。
されている。同図において、符号12A,12
B,12Cはそれぞれ電圧検出回路12を構成す
る計器用変圧器(PT)、クランプダイオード、電
圧フオロワである。符号13A,13Bはそれぞ
れ電流検出回路13を構成するシヤント(分流
器)、増巾器である。さらに、15A,15B,
15Cはそれぞれ直流分検出回路15を構成する
積分器、増巾器、電圧リミツタである。
本実施例では、発電機2の負荷量すなわち出力
電力とガス量調整弁4の開度とのありうべき関係
を数表の形として記憶し、またガス量調整弁4の
開度の増減のための演算制御および出力を行う手
段として、マイクロコンピユータシステムを用い
ることができる。
電力とガス量調整弁4の開度とのありうべき関係
を数表の形として記憶し、またガス量調整弁4の
開度の増減のための演算制御および出力を行う手
段として、マイクロコンピユータシステムを用い
ることができる。
すなわち、第1図の実施例におけるマイクロコ
ンピユータシステム16はCPU(中央処理装置)
17、ROM(読出し専用メモリ)18、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)19、入力/出
力(I/O)インターフエース20、およびこれ
らを接続するデータバス、アドレスバス、コント
ロールバスよりなるいわゆるシステムバスライン
21で構成されている。演算制御用プログラムお
よびガス量調整弁4のありうべき値を数表化した
形のもの等は前記ROM18の中に記憶させるこ
とができる。
ンピユータシステム16はCPU(中央処理装置)
17、ROM(読出し専用メモリ)18、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)19、入力/出
力(I/O)インターフエース20、およびこれ
らを接続するデータバス、アドレスバス、コント
ロールバスよりなるいわゆるシステムバスライン
21で構成されている。演算制御用プログラムお
よびガス量調整弁4のありうべき値を数表化した
形のもの等は前記ROM18の中に記憶させるこ
とができる。
前記符号17から20までに示す各ユニツトは
デイスクリートな大規模集積回路(LSI)で構成
できる他、マイクロコンピユータシステム16の
全体をワンチツプマイクロコンピユータ化したも
のでも同様の機能を果たすことができる。
デイスクリートな大規模集積回路(LSI)で構成
できる他、マイクロコンピユータシステム16の
全体をワンチツプマイクロコンピユータ化したも
のでも同様の機能を果たすことができる。
前記システムバスライン21は前記A/D変換
器10に接続され、該A/D変換器10に対する
信号の伝送を行うことが可能である。
器10に接続され、該A/D変換器10に対する
信号の伝送を行うことが可能である。
さらに、前記I/Oインターフエース20は、
パワートランジスタないしリレー等による増巾器
22を介して前記電動モータ8に接続されてい
る。したがつて、マイクロコンピユータシステム
16による演算結果はI/Oインターフエース2
0から増巾器22を経てガス量調整弁4の開度増
減信号として出力されるが、本実施例ではガス量
調整弁4の駆動手段として電動モータ8が用いら
れているので、I/Oインターフエース20から
のガス量調整弁4の開度増減信号は電動モータ8
の正転信号23、逆転信号24として出力され
る。これらの信号に基づいて電動モータ8の正逆
回転を行うことによりガス量調整弁4の開度は最
適な空燃比が得られるよう増減できる。すなわ
ち、マイクロコンピユータシステム16による演
算結果に基づいて、ガス量調整弁4の開度の検出
値と数表値との差が減少するよう該ガス量調整弁
4の開度が増減される。
パワートランジスタないしリレー等による増巾器
22を介して前記電動モータ8に接続されてい
る。したがつて、マイクロコンピユータシステム
16による演算結果はI/Oインターフエース2
0から増巾器22を経てガス量調整弁4の開度増
減信号として出力されるが、本実施例ではガス量
調整弁4の駆動手段として電動モータ8が用いら
れているので、I/Oインターフエース20から
のガス量調整弁4の開度増減信号は電動モータ8
の正転信号23、逆転信号24として出力され
る。これらの信号に基づいて電動モータ8の正逆
回転を行うことによりガス量調整弁4の開度は最
適な空燃比が得られるよう増減できる。すなわ
ち、マイクロコンピユータシステム16による演
算結果に基づいて、ガス量調整弁4の開度の検出
値と数表値との差が減少するよう該ガス量調整弁
4の開度が増減される。
次に、本実施例の作用について説明する。ま
ず、本実施例では、発電機2の負荷量(出力電
力)とガス量調整弁4の開度とのありうべき関係
を数表の形で記憶するものであるが、発電機負荷
量は安定して検出でき、有効に負荷率の代用とな
るものであり、またガス量調整弁4の開度は空燃
比の大小を示す代用特性値として用いることがで
きるものである。
ず、本実施例では、発電機2の負荷量(出力電
力)とガス量調整弁4の開度とのありうべき関係
を数表の形で記憶するものであるが、発電機負荷
量は安定して検出でき、有効に負荷率の代用とな
るものであり、またガス量調整弁4の開度は空燃
比の大小を示す代用特性値として用いることがで
きるものである。
ガス燃料機関においては、失火域および(また
は)ノツキング域を回避するためには、空燃比を
所定の値に調整することが必要であり、かつその
値は第5図に示すように発電機2の負荷率によつ
て異なるものであり、前記失火域およびノツキン
グ域の両回避域以外に、燃費および排気ガスの低
減等を考慮に入れた場合、第5図における1本の
ありうべき最適な制御ライン25として設定可能
である。
は)ノツキング域を回避するためには、空燃比を
所定の値に調整することが必要であり、かつその
値は第5図に示すように発電機2の負荷率によつ
て異なるものであり、前記失火域およびノツキン
グ域の両回避域以外に、燃費および排気ガスの低
減等を考慮に入れた場合、第5図における1本の
ありうべき最適な制御ライン25として設定可能
である。
本実施例では、この制御ライン25を数表化し
て記憶しておくことが1つの特徴であり、制御ラ
イン25がステツプ状になつているのは、数表化
の際に量子化を行うためであり、数表の記憶容量
を大きくする程、きめ細かい制御ライン25とし
て記憶しうるものであることは言うまでもない。
て記憶しておくことが1つの特徴であり、制御ラ
イン25がステツプ状になつているのは、数表化
の際に量子化を行うためであり、数表の記憶容量
を大きくする程、きめ細かい制御ライン25とし
て記憶しうるものであることは言うまでもない。
すなわち、本実施例においては、制御ライン2
5を数表化したもの、換言すればガス量調整弁4
のありうべき最適な目標値を数表化したものおよ
び演算制御用プログラムはROM18の中に記憶
しておく。
5を数表化したもの、換言すればガス量調整弁4
のありうべき最適な目標値を数表化したものおよ
び演算制御用プログラムはROM18の中に記憶
しておく。
また、本実施例の制御ロジツクは第6図のフロ
ーチヤートに示す通りである。その場合、まず適
宜に発電機2の負荷量すなわち出力電力を電力検
出回路11により検出する。すなわち、発電機2
の出力電圧および出力電流はそれぞれ電圧検出回
路12と電流検出回路13により検出され、発電
機2の出力電圧aと出力電流bが得られる。出力
電圧aと出力電流bは第4図に示すような信号波
形を有している。次に、出力電圧aと出力電流b
は乗算器14により乗算され、瞬時電力cが求め
られる。この瞬時電力cは第4図に示す如く出力
電圧aおよび出力電流bの周波数の2倍の周波数
を持つ、直流分を含む交流である。この瞬時電力
cは直流分検出回路15により平滑化された直流
dに変換された後、A/D変換器10に入力さ
れ、アナログ値からデジタル値に変換される。
ーチヤートに示す通りである。その場合、まず適
宜に発電機2の負荷量すなわち出力電力を電力検
出回路11により検出する。すなわち、発電機2
の出力電圧および出力電流はそれぞれ電圧検出回
路12と電流検出回路13により検出され、発電
機2の出力電圧aと出力電流bが得られる。出力
電圧aと出力電流bは第4図に示すような信号波
形を有している。次に、出力電圧aと出力電流b
は乗算器14により乗算され、瞬時電力cが求め
られる。この瞬時電力cは第4図に示す如く出力
電圧aおよび出力電流bの周波数の2倍の周波数
を持つ、直流分を含む交流である。この瞬時電力
cは直流分検出回路15により平滑化された直流
dに変換された後、A/D変換器10に入力さ
れ、アナログ値からデジタル値に変換される。
次に、前記の如くして検出された発電機2の負
荷量すなわち出力電力に基づいて、ROM18に
記憶されたガス量調整弁4の開度の数表値の中か
らありうべき最適なガス量調整弁開度の数表値を
目標値として選出する。
荷量すなわち出力電力に基づいて、ROM18に
記憶されたガス量調整弁4の開度の数表値の中か
らありうべき最適なガス量調整弁開度の数表値を
目標値として選出する。
一方、適宜に開度検出器9でガス量調整弁4の
開度を検出し、その検出値をA/D変換器10に
入力し、アナログ値をデジタル値に変換する。
開度を検出し、その検出値をA/D変換器10に
入力し、アナログ値をデジタル値に変換する。
前記ガス量調整弁4の開度の数表値と検出値と
は、マイクロコンピユータシステム16のCPU
17において比較、演算される。この場合、数表
値と検出値との比較を行うに際しては、チヤタリ
ングの防止のために一定のアロウワンスを持たせ
るのが有効である。
は、マイクロコンピユータシステム16のCPU
17において比較、演算される。この場合、数表
値と検出値との比較を行うに際しては、チヤタリ
ングの防止のために一定のアロウワンスを持たせ
るのが有効である。
ガス量調整弁4の開度の数表値と検出値との比
較の結果、数表値の方が大きい場合、I/Oイン
ターフエース20から正転信号23を出力し、増
巾器22を経て電動モータ8の回転数を増大さ
せ、ガス量調整弁4の開度を増大させる。一方、
数表値の方が検出値よりも小さい場合、逆転信号
24を出力して電動モータ8を逆転させ、ガス量
調整弁4の開度を小さくする。また、数表値と検
出値が近似している場合および両方の値の差が所
定量以下に減少して来た場合、開度増減信号は解
除される。
較の結果、数表値の方が大きい場合、I/Oイン
ターフエース20から正転信号23を出力し、増
巾器22を経て電動モータ8の回転数を増大さ
せ、ガス量調整弁4の開度を増大させる。一方、
数表値の方が検出値よりも小さい場合、逆転信号
24を出力して電動モータ8を逆転させ、ガス量
調整弁4の開度を小さくする。また、数表値と検
出値が近似している場合および両方の値の差が所
定量以下に減少して来た場合、開度増減信号は解
除される。
したがつて、本実施例によれば、ガス量調整弁
4の開度を発電機2の負荷量すなわち出力電力に
基づいて演算制御することにより、空燃比を制御
ライン25(第5図)にしたがつて常に最適に制
御でき、失火域およびノツキング域の回避の他、
燃費の改善や排気ガスの低減も図ることができ
る。
4の開度を発電機2の負荷量すなわち出力電力に
基づいて演算制御することにより、空燃比を制御
ライン25(第5図)にしたがつて常に最適に制
御でき、失火域およびノツキング域の回避の他、
燃費の改善や排気ガスの低減も図ることができ
る。
なお、第6図のフローチヤートにおけるインタ
ーバルタイムは、電動モータ8の回転角速度との
かね合いで、制御上のオーバーシユートが頻繁に
起こらないような最適値を選ぶことが必要であ
り、インターバルタイム自体の設定はソフトウエ
アタイマあるいは外部クロツクを利用する方式で
行うことが可能である。
ーバルタイムは、電動モータ8の回転角速度との
かね合いで、制御上のオーバーシユートが頻繁に
起こらないような最適値を選ぶことが必要であ
り、インターバルタイム自体の設定はソフトウエ
アタイマあるいは外部クロツクを利用する方式で
行うことが可能である。
また、前記実施例における電動モータ8はたと
えばサーボソレノイドの如き他の手段を用いるこ
とが可能である。サーボソレノイドを使用する場
合、制御回路からの出力はアナログ値となるた
め、I/Oインターフエース5の出力部に所定精
度に対応するビツト数を割り当て、図示しない
D/A変換器を経由して出力するようにすればよ
い。
えばサーボソレノイドの如き他の手段を用いるこ
とが可能である。サーボソレノイドを使用する場
合、制御回路からの出力はアナログ値となるた
め、I/Oインターフエース5の出力部に所定精
度に対応するビツト数を割り当て、図示しない
D/A変換器を経由して出力するようにすればよ
い。
さらに、前記実施例では、制御出力としてミキ
サー5の前段のガス量調整弁4の開度を制御した
が、逆に第1図の空気6のライン側にガス量調整
弁4を設けても同様の制御を行いうることは言う
までもなく、この場合は第5図のガス量調整弁4
の開度と発電機負荷率との関係における制御ライ
ン25の数表パターンもそれに見合つたものとな
る。
サー5の前段のガス量調整弁4の開度を制御した
が、逆に第1図の空気6のライン側にガス量調整
弁4を設けても同様の制御を行いうることは言う
までもなく、この場合は第5図のガス量調整弁4
の開度と発電機負荷率との関係における制御ライ
ン25の数表パターンもそれに見合つたものとな
る。
また、制御回路としてCPU17を使用せずに、
通常のランダムロジツクで同様のシーケンス回路
を構成しうることも勿論である。
通常のランダムロジツクで同様のシーケンス回路
を構成しうることも勿論である。
なお、本考案の制御装置によりガス量調整弁4
の開度が変更されると、ガス燃料機関1の回転速
度が変動する原因となりうるが、このことは別途
に設けたガバナ機構等で容易に修正できる。
の開度が変更されると、ガス燃料機関1の回転速
度が変動する原因となりうるが、このことは別途
に設けたガバナ機構等で容易に修正できる。
したがつて、本考案の制御装置をたとえば単気
筒式等の発電気負荷ガス燃料機関に適用すれば、
負荷率に対する最適空燃費のパターンを数表の形
で記憶させるので、任意のパターンが採用でき、
その結果、失火域およびノツキング域の回避、燃
費ミニマム等、機関設計開発時に試験確認された
最適なパターンが自由に設定できる。
筒式等の発電気負荷ガス燃料機関に適用すれば、
負荷率に対する最適空燃費のパターンを数表の形
で記憶させるので、任意のパターンが採用でき、
その結果、失火域およびノツキング域の回避、燃
費ミニマム等、機関設計開発時に試験確認された
最適なパターンが自由に設定できる。
また、本考案の制御装置では、空燃比そのもの
は測定しないので、酸素濃度センサの如き高価で
取扱いの困難なセンサが不要であり、また空燃比
を検出してフイードバツクする方式に比較して、
本考案では数表記憶方式を採用しているので、応
答性が速く、ハンチング等の問題点も少く、しか
も構造が簡単で、調整および保守が容易である。
は測定しないので、酸素濃度センサの如き高価で
取扱いの困難なセンサが不要であり、また空燃比
を検出してフイードバツクする方式に比較して、
本考案では数表記憶方式を採用しているので、応
答性が速く、ハンチング等の問題点も少く、しか
も構造が簡単で、調整および保守が容易である。
しかも、本考案の制御装置は負荷率の代用とし
てスロツトル弁の開度ではなくて発電機の負荷量
すなわち出力電力を用いているので、負荷量の検
出を安定して行うことができ、制御性も非常に安
定化し、極めて高精度かつ高信頼性の制御が得ら
れる。
てスロツトル弁の開度ではなくて発電機の負荷量
すなわち出力電力を用いているので、負荷量の検
出を安定して行うことができ、制御性も非常に安
定化し、極めて高精度かつ高信頼性の制御が得ら
れる。
以上説明したように、本考案によれば、ノツキ
ング域や失火域もしくは失速域を回避し、かつ燃
費の改善および排気ガスの低減を図ることがで
き、しかも高精度かつ高信頼性の機関制御を安定
して行うことができる。
ング域や失火域もしくは失速域を回避し、かつ燃
費の改善および排気ガスの低減を図ることがで
き、しかも高精度かつ高信頼性の機関制御を安定
して行うことができる。
第1図は本考案による発電機負荷ガス燃料機関
の制御装置の一実施例の概略系統図、第2図は電
力(負荷)検出回路のブロツク図、第3図はその
回路図、第4図は電力検出回路の各部の出力波形
を示す図、第5図はガス燃料機関の発電機負荷率
とガス量調整弁開度との関係における第1図の発
電機負荷ガス燃料機関の制御ラインを示す説明
図、第6図は第1図の制御装置の動作を示すフロ
ーチヤートである。 1……ガス燃料機関、2……発電機、3……燃
料ガス、4……ガス量調整弁、5……ミキサー、
6……空気、8……電動モータ、9……開度検出
器、10……A/D変換器、11……電力検出回
路(負荷検出回路)、12……電圧検出回路、1
3……電流検出回路、14……乗算器、15……
直流分検出回路、16……マイクロコンピユータ
システム、17……CPU、18……ROM、19
……RAM、20……I/Oインターフエース、
25……制御ライン。
の制御装置の一実施例の概略系統図、第2図は電
力(負荷)検出回路のブロツク図、第3図はその
回路図、第4図は電力検出回路の各部の出力波形
を示す図、第5図はガス燃料機関の発電機負荷率
とガス量調整弁開度との関係における第1図の発
電機負荷ガス燃料機関の制御ラインを示す説明
図、第6図は第1図の制御装置の動作を示すフロ
ーチヤートである。 1……ガス燃料機関、2……発電機、3……燃
料ガス、4……ガス量調整弁、5……ミキサー、
6……空気、8……電動モータ、9……開度検出
器、10……A/D変換器、11……電力検出回
路(負荷検出回路)、12……電圧検出回路、1
3……電流検出回路、14……乗算器、15……
直流分検出回路、16……マイクロコンピユータ
システム、17……CPU、18……ROM、19
……RAM、20……I/Oインターフエース、
25……制御ライン。
Claims (1)
- 発電機負荷を有するガス燃料機関の制御装置に
おいて、発電機負荷量を検出する負荷検出手段
と、ミキサーへのガス量を調整するガス量調整弁
の開度を検出する開度検出手段と、前記発電機負
荷量と前記ガス量調整弁の開度とのありうべき関
係を数表の形で記憶する手段と、前記負荷検出手
段により検出された発電機負荷量から前記数表に
基づいてありうべき前記ガス量調整弁の開度を選
出する手段と、この手段により選出された前記ガ
ス量調整弁の開度の数表値と前記開度検出手段に
より検出された前記ガス量調整弁の開度の検出値
とを比較し、該数表値と該検出値との差に応じて
該ガス量調整弁の開度増減信号を発生する手段
と、このガス量調整弁の開度増減信号に応じて該
ガス量調整弁の開度を増減する手段とを備えてい
ることを特徴とする発電機負荷ガス燃料機関の制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1755182U JPS58120845U (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 発電機負荷ガス燃料機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1755182U JPS58120845U (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 発電機負荷ガス燃料機関の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58120845U JPS58120845U (ja) | 1983-08-17 |
JPS6332353Y2 true JPS6332353Y2 (ja) | 1988-08-29 |
Family
ID=30029864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1755182U Granted JPS58120845U (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 発電機負荷ガス燃料機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58120845U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60147729U (ja) * | 1984-03-13 | 1985-10-01 | 澤藤電機株式会社 | エンジン回転制御装置 |
JP4814058B2 (ja) * | 2006-11-08 | 2011-11-09 | 新潟原動機株式会社 | ガスエンジンの制御装置 |
-
1982
- 1982-02-10 JP JP1755182U patent/JPS58120845U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58120845U (ja) | 1983-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
GB2143056A (en) | Automatic control of an internal combustion engine | |
JPS58150038A (ja) | 電子制御機関の燃料噴射方法 | |
US4359029A (en) | Air/fuel ratio control system for an internal combustion engine | |
KR920004491B1 (ko) | 기관제어장치 | |
US4583174A (en) | Electronically controlled fuel injection apparatus for internal combustion engine | |
JPS6332353Y2 (ja) | ||
US4450825A (en) | EGR Control system for diesel engine | |
US4357828A (en) | Method of indicating a basic air-fuel ratio condition of an internal combustion engine | |
EP0359208A1 (en) | Air-fuel ratio controller for internal combustion engine | |
JPS624675Y2 (ja) | ||
JPS624676Y2 (ja) | ||
JPS624674Y2 (ja) | ||
JPS624677Y2 (ja) | ||
JPH0529775B2 (ja) | ||
JPH0312655B2 (ja) | ||
JPH0587663B2 (ja) | ||
JPS6344942B2 (ja) | ||
JPH0756239B2 (ja) | 内燃エンジンの基本制御量設定方法 | |
JP2726257B2 (ja) | 内燃エンジンの空燃比制御方法 | |
JPH06605Y2 (ja) | ガスタービン発電装置の制御装置 | |
JPS6153437A (ja) | 内燃機関のアイドリング回転数制御装置 | |
JPH042792B2 (ja) | ||
GB2171226A (en) | Air intake side secondary air supply system for an internal combustion engine with a duty ratio control operation | |
JPS60156947A (ja) | 内燃機関の燃料噴射量制御方法 | |
JPS58190532A (ja) | 内燃機関の空燃比帰還制御方法 |