JP2638202B2 - ファイル管理方法 - Google Patents

ファイル管理方法

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JP2638202B2
JP2638202B2 JP1141310A JP14131089A JP2638202B2 JP 2638202 B2 JP2638202 B2 JP 2638202B2 JP 1141310 A JP1141310 A JP 1141310A JP 14131089 A JP14131089 A JP 14131089A JP 2638202 B2 JP2638202 B2 JP 2638202B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気ディスク等の記憶媒体についての記憶
方式、また、このような記憶媒体についてのファイル管
理方式およびオペレーティングシステム、ならびに、こ
のようなオペレーティングシステムを搭載した情報処理
装置に関する。特に、ハードディスク等の複数人が共用
することのある記憶媒体についてのセキュリティ面に配
慮した記憶方式等に関する。
[従来の技術] パーソナルコンピュータなどの情報処理装置では、プ
ログラムサイズやデータ量の増大のため、ハードディス
クなどの大容量の記憶装置を接続することが一般的にな
っている。また、個人が所有する場合を除いて、オフィ
スなどで使用する場合は、設備の有効活用という点から
1台の情報処理装置を複数の使用者で共用する場合が多
い。そのため、ハードディスクなどの内部情報について
のセキュリティが問題となっている。
第5図は記憶装置としてハードディスクを備えた情報
処理装置のブロック図である。
図中、1はCPU、2はバス、3はメモリである。
メモリ3の内部には、オペレーティングシステム(以
下OSと略記する)4と、ユーザプログラム5とが格納さ
れている。
6はハードディスク(以下HDと略記する)7を制御す
るハードディスクコントローラ(以下HDCと略記する)
である。HD7の中には、ファイルデータ8と、ファイル
名などを記録したディレクトリ12と、あき領域9および
ファイルデータ8の記録位置を示すファイルアロケーシ
ョンテーブル(以下FATと略記する)13とが記録されて
いる。
一般に、ユーザプログラム5がファイルデータ8をア
クセスする際には、OS4を介して行なう。OS4は、まず、
ディレクトリ12からそのファイルがHD7にあるかどうか
を調べ、ある場合は、次にFAT13からファイルの記録位
置を求めて、ファイルデータ8を読み出す。その後、フ
ァイルデータ8は、OS4によって論理的なファイルに変
換される。
第6図はディレクトリ12およびFAT13の例を示す図で
ある。
ディレクトリ12は、いくつかのフィールドに区切られ
ており、例えば、ファイル名14,属性15,第1エントリ16
といったフィールドに区切られている。FAT13は、HD7の
クラスタ数分のエントリ17を持っている。本図の場合で
は、エントリ番号は0000(H)からFFEF(H)までであ
る(HはHexの略で16進数を表わす)。
第7図はHD7の記録の様子を模式的に示した図であ
る。同心円上の記録領域をさらに細かく区切り、クラス
タ18という単位で管理する。
一例として、第6図に示す「EXAMPLE.DOC」というフ
ァイルがどうHD7に記録されているかを説明する。
ディレクトリ12のうち、本ファイルの第1エントリ16
は、0003(H)である。これは、ファイルが3番目のク
ラスタ18から記録されていることを示す。次に、FAT13
の3番目のエントリ17を見ると000A(H)となってい
る。従って、10番目のクラスタ18に、続くデータが書か
れていることになる。このようにチェインを追ってい
き、最後にファイルの末尾を表わすデータ、本例ではFF
FF(H)が見つかったエントリ17が最後のクラスタ18で
ある。
このように、ディレクトリ12にはファイルの入口が、
FAT13にはクラスタ18にどう記録されているかを示すい
わば位置情報が、それぞれ記録されている。
なお、エントリ17には、ファイルの位置関係だけでな
く、第5図に示すあき領域9についても記録される。例
えば、エントリ17の値が0000(H)ならば、そのクラス
タは未使用であり、あき領域9であることを表わすよう
にしておく。
このようなディレクトリ12およびFAT13の例として
は、ナツメ社,押野崇芳著「MS−DOS構造解析」第30ペ
ージから第40ページに開示されている。
[発明が解決しようとする課題」 従来、このような装置においては、ファイルのアクセ
スなどを制限してセキュリティを保つために、パスワー
ドによって個人を認識する方法や、ファイルにアクセス
許可の属性を付加し特定の人にしか見せない方法などを
用いている。その例としては、啓学出版,H.J.ハイラン
ド著「パソコン・セキュリティ」第109ページから第150
ページで論じられている。
しかし、そのようなセキュリティ方法は、ファイルの
管理を行なっているOS4をマルチユーザ対応から該セキ
ュリティ方法に適するように変更する必要があり、互換
性の面で問題がある。パスワードなどを用いる場合は、
そのパスワードの登録および管理を行なうオペレータが
必要であり、小規模システムでは負担が大きい。
また、いくら管理したとしても、HD7にはディレクト
リ12とFAT13とファイルデータ8とが一緒に記録されて
いるため、特殊なプログラムなどにより、これらの情報
を読み出されてしまう恐れがある。あるいはすべてのフ
ァイルにアクセス可能であるオペレータには少なくとも
アクセスされてしまうという恐れがある。
本発明の目的は、複数の使用者がいる場合でも、各使
用者ごとにアクセスできるファイル管理方法を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の目的は、複数人による共用が可能な記憶媒体
を第1の記憶媒体としてファイルデータを記録し、前記
ファイルデータのアクセスに必要な情報の全部または一
部を、使用者ごとに、異なる第2の記憶媒体に記録し、
ファイルデータの読み出し時には、当該ファイルデータ
の利用者の第2の記憶媒体から前記ファイルデータのア
クセスに必要な情報を参照して、前記第1の記憶媒体か
ら目的のファイルデータを読み出す、という解決手段に
よって達成される。
前記第1の記録媒体は、その記録領域が複数の単位記
録領域に分割され、ファイルデータを単位記録領域に分
割して記録する構成であり、かつ、各単位記録領域が使
用中か否かを表わすテーブルを設けてあることが好まし
い。単位記録領域としては、例えば、クラスタ、セク
タ、トラック等が挙げられる。この第1の記憶媒体とし
ては、例えば、ハードディスクが挙げられる。勿論、本
発明は、これに限らず、複数人により共用することがで
きる記憶媒体であれば、度のようなものであってもよ
い。例えば、光ディスク、フロッピディスク等が挙げら
れる。
また前記第2の記憶媒体は、可搬性を有するものであ
ることが好ましい。すなわち、当該記憶媒体を駆動する
駆動装置、または、この駆動装置を含む情報処理装置
に、着脱自在であって、非使用時には、当該記憶媒体を
装置から外しておけるものであることが好ましい。これ
により、当該第2の記憶媒体の使用者が、これを個人的
に管理でき、容易にセキュリティが確保できるからであ
る。
前記ファイルデータのアクセスに必要な情報として
は、例えば、前記第1の記憶媒体における当該ファイル
データの記録存否を示す情報と、前記第1の記憶媒体に
おける当該ファイルデータの記録位置を示す情報とがあ
る。前者には、例えば、ディレクトリがある。また、後
者には、例えば、ファイルアロケーション情報がある。
本発明においては、前記第1の記憶媒体における記録
存否を示す情報と、前記第1の記憶媒体における記録位
置を示す情報のいずれかを、第2の記録媒体に記録すれ
ばよいが、好ましくは、両者を記録する。これにより、
特定者以外のものによるアクセスを抑制する効果が大き
くなる。
前記ファイルデータのアクセスに必要な情報の第2の
記憶媒体への格納は、他人のアクセスを排除する必要の
あるファイルデータについてのみ行えば足りるので、そ
の必要のないファイルデータについてのアクセスに必要
なデータは、第1の記録媒体中に格納するようにしても
よい。
[作用] 本発明は、記憶媒体に記録されたファイルデータのア
クセスには、ディレクトリ、ファイルアロケーション情
報等の情報が必要であることに、着眼してなされたもの
である。
すなわち、本発明では、記憶媒体として、少なくとも
第1の記憶媒体と第2の記憶媒体とを備え、ファイルデ
ータを第1の記憶媒体に記録し、前記ファイルデータの
アクセスに必要な情報の全部または一部を第2の記憶媒
体に記録することにより、ファイルデータを格納した記
憶媒体のみでは、目的のファイルデータをアクセスでき
ないようにしている。
従って、第1の記憶媒体を複数人により共用する場合
に、各使用者が各々専用の第2の記憶媒体を持ち、これ
を管理することにより、各人のファイルに他人がアクセ
スすることを防ぐことができる。しかも、第2の記憶媒
体は、個人的に管理できるので、パスワードを設定する
場合における前述したような問題を回避することができ
る。
本発明の作用について、第1図を参照して、さらに詳
細に説明する。なお、以下では、第1の記憶媒体として
ハードディスクを用い、第2の記憶媒体としてフロッピ
ディスクを用い、また、ファイルデータをアクセスする
に必要な情報として、ディレクトリおよびファイルアロ
ケーション情報を用いる場合を例としている。また、フ
ァイルアロケーション情報は、ファイルロケーションテ
ーブル(FAT)として構成される。
本発明は、ファイルデータ8はそのままHD7に記録し
ておくが、ファイルをアクセスする鍵とも言うべきディ
レクトリ12とFAT13との少なくとも一方(第1図では両
方)を別の記憶媒体に記録し、この別の記憶媒体を個人
管理とすることにより、セキュリティを配慮しつつHD7
の共用が可能となる。
また、この場合、それぞれの使用者がアクセスできる
ファイルのディレクトリ12および/またはFAT13の情報
のみを記録した複数の記憶媒体を使用者ごとに分け、HD
7にFAT13を記録しない場合には、その代りに、あき領域
9を示す別のテーブルを設けておけば、記憶領域の二重
使用の危険を確実に回避できる。
ディレクトリ12およびFAT13の両方が揃わなければ、
ファイルデータ8は単なるデータ列であり、これを直接
読んでも解析するのは非常に困難である。従って、例え
ば、ディレクトリ12とFAT13との少なくとも一方を、フ
ロッピディスクなどの取外しができる可搬性を有する記
憶媒体に記録し、ファイルの管理者が保管すれば、他の
人がファイルデータ8をアクセスすることはできなくな
る。
また、そのようにすると、複数の使用者がいる場合、
複数のディレクトリ12やFAT13が存在することになり、H
D7の一元管理ができなくなることも考えられる。その場
合は、HD7にクラスタ18等の単位記録領域の使用状況の
みを記録する新たなテーブルを設ければよい。
また、ディレクトリ12および/またはFAT13を収めた
記憶媒体のバックアップコピーをとることが考えられ
る。この場合、以前のバックアップによる古いディレク
トリ12および/またはFAT13と、現在のディレクトリ12
および/またはFAT13とが存在してしまう。これは、HD7
とフロッピディスク(以下FDと略記する)11とに、変更
した最後の日時を記録しておき、両者の日時が一致した
ときのみ有効と判定することで、誤ったアクセスを防ぐ
ことができる。
[実施例] 本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例が適用される情報処
理装置の一例の構成を示すブロック図である。
同図に示す情報処理装置は、CPU1と、メモリ3と、HD
C(ハードディスクコントローラ)6と、FDC(フロッピ
ディスクコントローラ)10とを、バス2に接続して構成
される。
メモリ3には、OS(オペレーティングシステム)4お
よびユーザプログラム5が格納されている。これらは、
CPU1により実行される。
HDC6には、HD7が接続されている。このHD7には、本実
施例の場合、ファイルデータ8のみが格納される。従っ
て、HD7内には、ファイルデータ8と、あき領域9とが
存在することになる。
また、FDC10には、FD11が接続されている。このFD11
には、ディレクトリ12およびFAT13が格納される。本実
施例では、当該使用者のすべてのファイルデータについ
ての、ディレクトリ12およびFAT13が、FD11に格納され
る。
OS4は、情報処理装置において一般的に実行される機
能のほか、共用されるHD7にファイルデータを記録し、
このファイルデータのアクセスに必要な情報としてディ
レクトリ12およびFAT13をFD11に記録するする機能と、
ファイルデータの読み出し時には、ディレクトリ12およ
びFAT13を参照して、前記HD7から目的のファイルデータ
を読みだす機能とを備えている。本実施例では、このOS
4により、複数人による共用が可能なHD7のファイル管理
を行う。
次に、本実施例の作用について説明する。
まず、HD6に新たなファイルデータを登録する場合に
は、OS4は、まず、FD11のディレクトリ12に、当該ファ
イルデータを登録する。ついで、FD11のFAT13を参照し
て、未使用クラスタにファイルデータを順次格納する。
また、OS4は、ファイルデータを格納した位置をFAT13に
登録する。
次に、あるファイルをアクセスしようとする場合に
は、OS4は、FD11からディレクトリ12を読み出し、つい
で、FAT13を読んで、ファイルデータの格納位置を知
る。そして、この情報に従って、HD7から目的のファイ
ルデータを読み出す。
ところで、他の使用者が、自己の管理下にないファイ
ルデータにアクセスしようとする場合には、OS4は、前
記した手順にしたがってファイルデータの読み出しを行
おうとしても、前記した目的のファイルデータの存在お
よびその格納位置を示すディレクトリ12およびFAT13を
有するFD11が存在しないと、HDC6に対して、アクセスに
必要な情報を提供できないため、読みだすことができな
い。この場合には、ファイルデータの存否および格納位
置が不明となるので、このファイルデータのセキュリテ
ィが、確実に確保されることとなる。
なお、本実施例では、ディレクトリ12およびFAT13の
読み出し先を、HD7からFD11に置き換えるだけであるか
ら、セキュリティ機能を有しない既存のOSについて、僅
かな変更を行うのみで、対応することが可能である。勿
論、新たにOSを開発する場合にも、セキュリティ機能を
容易に付加することができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。な
お、この第2の実施例以下の実施例については、適用す
る情報処理装置の基本構成が、前記第1の実施例のもの
と共通であるため、相違する点を中心として説明し、重
複する部分については、説明を繰り返さない。
第2図は、本発明の第2実施例が適用される情報処理
装置の構成例を示す。
第2図に示すように、本実施例は、複数の使用者(本
実施例では2人)対応に、FD11aおよび11bが用意されて
いる。FD11aには、ディレクトリ12aおよびFAT13aが用意
され、また、11bには、ディレクトリ12bおよびFAT13bが
用意されている。
また、HD7には、前記第1の実施例と同様のだいるデ
ータ8のほか、各単位記録領域が使用中か否かを表わす
テーブルとして、使用クラスタテーブル19が設けてあ
る。この使用クラスタテーブル19には、FAT13aとFAT13b
との使用状況の論理和したデータが記録される。
第3図に、この使用クラスタテーブル19と、FAT13aお
よびFAT13bの一例を示す。
同図示すように、FAT13aとFAT13bのうち、使用済みク
ラスタ18については、使用クラスタテーブル19のエント
リ17cに、例えば、使用済みマークとしてFFFF(H)を
書き込む。一方、使用していないエントリ17aは、未使
用マークとして0000(H)としておく。
本実施例のOS4は、前記第1実施例のOS4が有する機能
のほか、前述した使用クラスタテーブル19を管理する機
能を有している。
次に、本実施例の作用について説明する。
使用者が複数の場合、各使用者に対応してFD11、すな
わちディレクトリ12およびFAT13が複数(本図では2
個)あることになる。この場合、ある使用者がFD11aを
用いて、HD7のあき領域9を新たに使用した場合に、使
用したクラスタ18に対応するFAT13aのエントリ17aは、
未使用を示す0000(H)から有効なエントリ番号に書き
換えられる。しかし、もう一方の使用者が保管している
FD11bのFAT13bはまだ未使用状態となっているため、お
互いの使用状況が不一致となってしまうという問題が生
じる。
これに対し、本実施例では、前述したように使用クラ
スタテーブル19に、各使用者によるクラスタの使用状況
の論理和を記録することにより対処している。すなわ
ち、OS4は、新たにあき領域9を使用する場合、挿入さ
れているFD11のFAT13のエントリ17に使用済みのマーク
を付けるだけでなく、使用クラステーブル19のエントリ
17cにも使用済みのマークFFFF(H)を付けるよう制御
する。
この結果、HD7にファイルデータを新たに書き込む場
合には、OS4は、使用クラスタテーブル19内におけるク
ラスタ未使用マーク0000(H)を検出して、当該クラス
タにファイルデータを書き込むと共に、データを書き込
んだクラスタについては、前記した処理を行なう。これ
によって、複数の使用者が、各々データの書き込みを行
なっても、他人が使用しているクラスタに二重にデータ
が書き込まれることはない。従って、誤動作を防止する
ことができる。
次に、本実施例の第3の実施例について説明する。
第4図は、本発明の第3実施例が適用される情報処理
装置の構成例を示す。
本実施例は、第4図に示すように、乾電池等の電池で
常に動作を続けるクロック回路20がバス2に接続してあ
る。また、HD7には日付フィールド21が設けられ、FD11
には日付フィールド22が設けられている。この日付フィ
ールド21、22は、FAT13を更新した日時が記録される。
この日時は、クロック回路20により設定される。
本実施例のOS4は、前記第1実施例のOS4が有する機能
のほか、前記HD7の内容を更新したとき、日付フィール
ド21、22に更新日時データを記録する機能と、次にHD7
の内容を更新する際、前記日付フィールド21、22に記録
されている前記日時データが等しいとき、前記FD11に記
録されているディレクトリ12およびFAT13を有効とする
機能とを備える。
次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例においても、前述した第1の実施例と同様
に、ファイルデータの管理を行うことができる。
ところで、使用者によっては、FD11のバックアップコ
ピーをとることが考えられる。その場合には、以前バッ
クアップを取った旧のFD11と、現在使用している最新の
FD11とが、同じに存在してしまうことが起きる。
これに対して、本実施例では、HD7を更新した際に、O
S4により、更新日付をクロック回路20より得て、これを
日付フィールド21、22に記録する。この日時が記録され
る日付フィールド22は、FDC10により現在駆動されてい
るFD11のものである。従って、この時、駆動されていな
いバックアップコピーされたFD11の日付フィールド22に
は、このデータは記録されない。
一方、HD7に記録されたファイルデータにアクセスす
る場合には、OS4は、FDC10により現在駆動されているFD
11の日付フィールド22と、HD7の日付フィールド21とを
比較して、両者が一致するか否か検査し、一致するFD11
のみ有効とする。これによって、最新のFD11と、旧のFD
11とが区別される。
なお、使用者が複数いる場合は、ファイルごとに日付
フィールド21を設けることにより、対応するFD11の日付
フィールド22との一致を検査すればよい。
以上に説明した各実施例は、FAT13を記録する記憶媒
体にFD11を使用した場合を説明したが、他のICカードや
リムーバブルハードディスクなどの取り外せる媒体なら
ば何でもよい。
また、HD7の一部の領域に、従来通りディレクトリ12
とFAT13とを設けて共通領域とし、残りの領域に本発明
を適用して個別領域の保護を行なうようにしてもよい。
また、HD7に対するファイルデータ8の記録を連続し
たクラスタ18に対して行なうと、FAT13がなくても内容
を推測される恐れがあるので、ランダムに記録してもよ
い。
また、FD11に記録されているディレクトリ12およびFA
T13は、ファイルデータ8のアクセスを高速化するため
に、FD11が装着された時点でメモリ3に転送するように
してもよい。
また、HD7とFD11とは同一のバス2にある必要はな
く、例えば、BHD7はネットワークを介した他の情報処理
装置のものを使用するようにしてもよい。
また、本発明と従来のパスワードなどを組み合わせ
て、さらにセキュリティの強化を図ってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、ファイルをアク
セスするために必要なディレクトリ情報、FAT情報等
を、各使用者が管理するので、ファイルの機密保護を容
易に行なうことができ、複数の使用者がいる場合でも、
セキュリティを保つことができるという効果がある。
また、従来のOSをわずかな改造で使用できるだけでな
く、慣れた使用者には使い勝手が変わらないという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例が適用される情報処理装
置の一例を示すブロック図、第2図は本発明の第2の実
施例が適用される情報処理装置の一例を示すブロック
図、第3図は第2の実施例における使用クラスタテーブ
ルの説明図、第4図は本発明の第3の実施例が適用され
る情報処理装置の一例を示すブロック図、第5図は従来
の記憶装置のブロック図、第6図はディレクトリおよび
FATの説明図、第7図はHDの説明図である。 1……CPU、2……バス、3……メモリ、4……OS、5
……ユーザプログラム、6……HDC、7……HD、8……
ファイルデータ、9……あき領域、10……FDC、11……F
D、12……ディレクトリ、13……FAT、14……ファイル
名、15……属性、16……第1エントリ、17……エント
リ、18……クラスタ、19……使用クラスタテーブル、20
……クロック回路、21,22……日付フィールド。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 浩道 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (56)参考文献 特開 平1−144115(JP,A) 特開 昭57−121735(JP,A) 特開 昭60−169930(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数人による共用が可能な記憶媒体を有す
    る情報処理装置におけるファイル管理方法であって、 前記共用される記憶媒体を第1の記憶媒体としてファイ
    ルデータを記録し、前記ファイルデータのアクセスに必
    要な情報の全部または一部を、使用者ごとに異なる第2
    の記憶媒体に記録し、ファイルデータの読み出し時に
    は、当該ファイルデータの利用者の第2の記憶媒体から
    前記ファイルデータのアクセスに必要な情報を参照し
    て、前記第1の記憶媒体から目的のファイルデータを読
    み出すことを特徴とするファイル管理方法。
JP1141310A 1989-06-02 1989-06-02 ファイル管理方法 Expired - Lifetime JP2638202B2 (ja)

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