JP2637629B2 - 帯状金属板の接合方法及びその装置 - Google Patents

帯状金属板の接合方法及びその装置

Info

Publication number
JP2637629B2
JP2637629B2 JP3006537A JP653791A JP2637629B2 JP 2637629 B2 JP2637629 B2 JP 2637629B2 JP 3006537 A JP3006537 A JP 3006537A JP 653791 A JP653791 A JP 653791A JP 2637629 B2 JP2637629 B2 JP 2637629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaped metal
welding
strip
joining
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3006537A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04251670A (ja
Inventor
宏昭 稲益
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP3006537A priority Critical patent/JP2637629B2/ja
Publication of JPH04251670A publication Critical patent/JPH04251670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2637629B2 publication Critical patent/JP2637629B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯状金属板の接合方法及
びその装置に係り、特に、可撓性の帯状金属板の端部同
士を接合する為の帯状金属板の接合方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来帯状金属板同士を突き合わせ又は重
さね合わせ接合する方法として、帯状金属板同士を溶接
接合した後、その溶接接合部を圧延して段差の解消を図
る接合方法が知られている(特開昭64-27776号公報、特
開平2-211979号公報)。この方法には、一般に自動アー
ク溶接が適用され、図7に示すように、電極2と帯状金
属板10、22を非接触状態で点弧(アーク発生)する
ことが多い。即ち、溶接トーチ4内にHe、Ar等の混
合ガスを流入し、この混合ガスをトーチカップ6の開口
部6Aから、シールドガスとして下方に吹き出しながら
電極2と、バックバー8との間のアーク電圧でアークを
発生させる。次に、溶接トーチ4を、帯状金属板10、
22の接合予定部に沿って(図7上で矢印方向に)移動
させて帯状金属板10、22を溶接接合する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記溶
接トーチ4の電極2の先端には溶接接合時に酸化被膜が
生成するので、次の溶接接合開始時に電極2、バックバ
ー8間にアークが発生しない場合があり、溶接不可能と
なる。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、溶接接合開始時のアーク発生の失敗を防止すること
ができる帯状金属板の接合方法及びその装置を提案する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、溶接トーチを溶接する方向に沿って移動さ
せて帯状金属板の端部同士を溶接接合した後、溶接接合
部を圧延する帯状金属板の接合方法において、移動する
前記溶接トーチの電極先端部をばね付勢式の研磨装置に
接触させることにより、前記電極先端部を研磨すること
を特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によれば、帯状金属板の端部同士の溶接
接合前に溶接トーチの電極先端部を研磨し、電極に生成
した酸化被膜を除去する。従って、帯状金属板の端部同
士の溶接接合開始時に確実にアークを発生することがで
きる。
【0006】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る帯状金属
板の接合方法及びその装置の好ましい実施例を詳説す
る。図1に示すようにAl合金の帯状金属板10はロー
ル12から巻戻されパスローラ14に転送されて接合装
置16に搬送される。接合装置16のプリカット装置1
8は2組のカッタ刃20、20から構成されている。帯
状金属板10の先端部10Aは、プリカット装置18に
よって切断され、Al合金の帯状金属板22の後端部2
2Aと正確に突き合わせ又は微小量重ね合わせができる
ように形成される。
【0007】プリカット装置18の後段には溶接装置2
4が設けられ、溶接装置24はクランプ26、28と、
溶接トーチ30とから構成されている。クランプ26に
は帯状金属板10の先端部10Aが保持され、クランプ
28には帯状金属板22の後端部22Aが保持される。
これにより、帯状金属板10の先端部10Aと帯状金属
板22の後端部22Aとは、図2に示すように、互いに
突き合わされ、高周波パルスアーク溶接で突き合わせ部
を溶接する。即ち、溶接トーチ30は図2に示す突き合
わせ部の位置から位置の方向(矢印A方向)に移動
して帯状金属板端部10A、22Aを接合溶接する。
【0008】また、図1に示すように溶接装置24の後
段には圧延装置32が設けられている。圧延装置32の
圧延ローラ34は帯状金属板端部10A、22A同士の
溶接接合部の圧延を行う。このような圧延処理によっ
て、溶接接合部に生じた段差は押圧圧縮される。この圧
延処理により接合強度は高められる。これは溶接によっ
て低下した引張強度が圧延処理によって加工硬化して回
復すると同時に、応力集中を起こしにくい形状に加工す
るためである。
【0009】図3、図4には本発明に係る帯状金属板の
接合装置に備えられている研磨装置40が示されてい
る。研磨装置40は支持板42、板ばね44及びサンド
ペーパ46等から成り、支持板42の右端部は接合装置
16のフレーム16Aにスペーサ48を介してボルト4
9、49で固定されている。ボルト49は支持板42の
右端部に形成されている長孔42Aに嵌入されているの
で、ボルト49、49を緩めると支持板42は図3、図
4上で矢印A−Aに移動することができる。また支持板
42の左端部にはボルト50が立設されていて、ボルト
50の上端部には昇降体52が固定されている。このボ
ルト50を回動すると昇降体52は図3上で矢印B−B
に昇降する。
【0010】昇降体52の上端部にはボルト54が立設
されていて、ボルト54には板ばね44の左端部に形成
されている切欠き44A(図4参照)が嵌入されてい
る。板ばね44の上面にはサンドペーパ46が付着され
ている。またボルト54には押え板56に形成されてい
る長孔56A(図4参照)が嵌入され、更にボルト54
には蝶ナット58が螺合されている。尚、板ばね44の
切欠き44Aと押え板56の長孔56Aとの形状は略同
一で、切欠き44Aが板ばね44の端部まで切断されて
いる(図4上の破線参照)点が相違する。
【0011】従って板ばね44は昇降体52の上端部に
固定されている。また、昇降体52と板ばね44との間
にはコイルばね60が配置されていて、コイルばね60
は板ばね44を上方に付勢している。これにより、板ば
ね44に付着されているサンドペーパ46は溶接トーチ
30の電極30Aの先端部に当接する。そして電極30
Aのサンドペーパ46に対する押圧力は前述したボルト
50の回動で昇降体52を昇降させて調整することがで
きる。また前述したように支持板42はボルト49、4
9を緩めると図3上で矢印A−Aに移動することができ
るので、サンドペーパ46も矢印A−Aに移動する。こ
れにより電極30Aの研磨長を調整することができる。
更に板ばね44は蝶ナット58を緩めて図4上で矢印C
−C方向にスライドすることができるので、電極30A
とサンドペーパ46との当接位置を調整することができ
る。
【0012】尚、支持板42にはボルト50の右方向に
ストッパ用のボルト62が立設されている。前記の如く
構成された本発明に係る帯状金属板の接合装置40の作
用について説明する。先ず、図1に示す溶接装置24の
クランプ26、28で帯状金属板10の先端部10A、
帯状金属板22の後端部22Aを保持する。これにより
図5に示す帯状金属板10の先端部10Aと帯状金属板
22の後端部22Aとは、図2に示すように、互いに突
き合わされ、高周波パルスアーク溶接で突き合わせ部を
溶接する。
【0013】次に、電極30Aを図3に示す待機位置
から矢印D方向に移動すると、電極30Aの先端部はサ
ンドペーパ46で研磨されて、電極30Aの先端部に生
成されている酸化被膜が一部除去される。次いで、電極
30Aが図6上で位置の手前に到達すると共に、アー
ク電圧で電極30Aと、バックバー64との間にアーク
を発生させ、タングステン電極30Aを帯状金属板10
A、22Aの突き合わせ部の上方に移動して帯状金属板
同士を溶接接合する。即ち、電極30Aは帯状金属板同
士の突き合わせ部を図2、図6に示す位置から位置
まで(矢印D方向)に移動して帯状金属板端部10A、
22Aを溶接接合する。
【0014】溶接接合完了後、アーク電圧を停止して電
極30Aを図6に示す位置から矢印E方向に移動して
位置に退避させる。この場合サンドペーパ46は右端
が垂れ下がった形状の板ばね44に貼り付けられている
ので、電極30Aはスムーズにサンドペーパ46上に乗
る。以下上述した工程に従って順次帯状金属板端部10
A、22Aを溶接接合する。
【0015】次に電極30Aを研磨した場合の結果を表
1に基づいて説明する。 表1に示すように電極30Aを研磨しない場合は溶接接
合回数76回の内14回アークスタートが失敗したが、
帯状金属板端部10A、22Aを溶接接合する毎に、サ
ンドペーパで手研磨又は研磨装置40で自動研磨する
と、アークスタートの失敗がなくなった。
【0016】前記実施例では帯状金属板10と帯状金属
板22とを突き合わせたが、これに限らず、微小重ね合
わせてもよい。尚、帯状金属板10と帯状金属板22と
を微小重ね合わせ接合した場合には、特に圧延処理が必
要とされる。前記実施例では高周波パルスアーク溶接に
ついて説明したが、これに限らず、他のTIG溶接でも
同様の効果を得ることが出来る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る帯状
金属板の接合方法及びその装置によれば、帯状金属板同
士を溶接接合する前に電極を研磨して電極に生成した酸
化被膜を一部除去することができるので、溶接接合開始
時のアーク未発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る帯状金属板の接合装置の概略全体
図である。
【図2】本発明に係る帯状金属板の接合装置で帯状金属
板同士を溶接接合する状態を示した平面図である。
【図3】本発明に係る帯状金属板の接合装置の研磨装置
を示した側面図である。
【図4】本発明に係る帯状金属板の接合装置の研磨装置
を示した平面図である。
【図5】本発明に係る帯状金属板の接合装置の要部拡大
図である。
【図6】本発明に係る帯状金属板の接合装置の要部拡大
図である。
【図7】従来の帯状金属板の接合装置の要部拡大図であ
る。
【符号の説明】
10、22…帯状金属板 10A、22A…先端部 16…接合装置 18…プリカット装置 24…溶接装置 30…溶接トーチ 30A…電極 40…研磨装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接トーチを溶接する方向に沿って移動さ
    せて帯状金属板の端部同士を溶接接合した後、溶接接合
    部を圧延する帯状金属板の接合方法において、移動する前記溶接トーチの電極先端部をばね付勢式の研
    磨装置に接触させることにより、前記電極先端部を研磨
    する ことを特徴とする帯状金属板の接合方法。
  2. 【請求項2】溶接装置の溶接トーチを溶接する方向に移
    動させて帯状金属板の端部同士を溶接接合した後、圧延
    装置で溶接接合部を圧延する帯状金属板の接合装置にお
    いて、前記溶接トーチの移動経路で且つ溶接トーチの電極先端
    部が接触する位置に、バネ付勢式の研磨装置を設けた
    とを特徴とする帯状金属板の接合装置。
  3. 【請求項3】 前記研磨装置は、 前記溶接トーチの電極先端部が接触するサンドペーパ
    と、 前記サンドペーパに添設される板ばねと、 前記サンドペーパと前記電極先端部との接触力を調整す
    るコイルばねと、 前記電極先端部と前記サンドペーパとの接触位置を調整
    する接触位置調整機構と、で構成されていることを特徴
    とする請求項2に記載の帯状金属板の接合装置。
JP3006537A 1991-01-23 1991-01-23 帯状金属板の接合方法及びその装置 Expired - Fee Related JP2637629B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3006537A JP2637629B2 (ja) 1991-01-23 1991-01-23 帯状金属板の接合方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3006537A JP2637629B2 (ja) 1991-01-23 1991-01-23 帯状金属板の接合方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04251670A JPH04251670A (ja) 1992-09-08
JP2637629B2 true JP2637629B2 (ja) 1997-08-06

Family

ID=11641100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3006537A Expired - Fee Related JP2637629B2 (ja) 1991-01-23 1991-01-23 帯状金属板の接合方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2637629B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62142480U (ja) * 1986-02-28 1987-09-08
JPH0724949B2 (ja) * 1987-10-12 1995-03-22 富士写真フイルム株式会社 帯状金属板の接合方法
JPH0675779B2 (ja) * 1987-07-20 1994-09-28 富士写真フイルム株式会社 帯状金属板の接合方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04251670A (ja) 1992-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5043625B2 (ja) パイプの溶接方法
JP5554197B2 (ja) スポット溶接方法及びその装置
JP2637629B2 (ja) 帯状金属板の接合方法及びその装置
JP2001269785A (ja) テーラードブランク材用コイルとその製造方法および製造装置
JP2832912B2 (ja) 帯状金属板の接合方法
JPS59215272A (ja) 極薄板溶接方法
JPH07276058A (ja) ディスクホィールリムのアプセットバット溶接方法
JPH0675779B2 (ja) 帯状金属板の接合方法
JPH02211982A (ja) 帯状金属板の接合方法
JP2937526B2 (ja) 帯状金属板の接合方法及び装置
JPH05169271A (ja) 金属ストリップの抵抗溶接方法
JPH04309462A (ja) 帯状金属板の接合方法
JPH06307999A (ja) 鋼帯の溶接部検査方法ならびにその装置
JP2948843B2 (ja) 鋼帯等の溶接部余盛の除去装置
JPH03184671A (ja) 帯状金属板の接合装置
JPH01197064A (ja) 帯状金属板の接合方法
JP2712117B2 (ja) 異厚金属材の水平突き合わせアーク溶接方法
JPH0767638B2 (ja) 帯状金属板の接合方法
JPH02211979A (ja) 帯状金属板の接合装置
JPH03184670A (ja) 帯状金属板の接合方法
JP2624546B2 (ja) 帯状金属板の接合方法及び接合装置
JPH0698492B2 (ja) 帯状金属板の接合方法
JPH0635057B2 (ja) 帯状金属板の接合方法
JPH0724949B2 (ja) 帯状金属板の接合方法
JPH0515974A (ja) 帯状金属板の接合方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees