JP2636721B2 - テニス用ラケット - Google Patents

テニス用ラケット

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JP2636721B2
JP2636721B2 JP5340932A JP34093293A JP2636721B2 JP 2636721 B2 JP2636721 B2 JP 2636721B2 JP 5340932 A JP5340932 A JP 5340932A JP 34093293 A JP34093293 A JP 34093293A JP 2636721 B2 JP2636721 B2 JP 2636721B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B60/00Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
    • A63B60/02Ballast means for adjusting the centre of mass
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B60/00Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
    • A63B60/54Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like with means for damping vibrations

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テニス用ラケットに関
するものであり、特に詳しくはスイートスポット(一般
に、2節曲げ振動モードのストリングス面上での節位
置)を外して打球した、いわゆるオフスポット打球時に
も優れた反発特性と振動の低減とが得られるラケットに
関する。
【0002】
【従来の技術】フレームの幅方向に打球点がずれたオフ
スポット打球の場合の面安定性を高めるように考案した
テニス用ラケットとして、フレーム張弦部の最大幅部に
ラケットフレームの素材より比重の大きい、例えば鉛な
どを配設した構成のテニス用ラケットが周知である。
【0003】また、フレームトップ部に鉛などの比重の
大きい物質を配設して慣性2次モーメントを大きくする
と共に、質量中心をガット面の中央に近づけ、スイート
スポット打球時の球飛びを改良したテニス用ラケットも
ある。
【0004】しかし、上記した従来のテニス用ラケット
においては、ラケット全体の質量中心位置および慣性特
性の最適化は図られているが、オフスポット打球時の反
発特性の低下を抑えたり、オフスポット打球時にプレー
ヤに与える振動衝撃の低減を考慮したものではなかった
ので、スイートスポットを外したオフスポット打球時に
は、ボールのスピードが目立って低下すると共に、プレ
ーヤに与える振動衝撃が大きく、テニスエルボーになり
易いと云う問題点があった。
【0005】また、フレームトップ部に鉛などの比重の
大きい物質を配置して慣性2次モーメントを大きくした
テニス用ラケットでは、その目的を達成するためにはフ
レームのトップ部に鉛などを集中配置する必要がある
が、このような構成ではスイートスポットがフレームト
ップ側に移動してしまう。スイートスポットの位置は、
通常フレーム最大幅部の中央付近になるように設計され
るものであり、スイートスポットの位置が大きく移動す
ると、スイートスポットの左右の打球領域が狭まり、初
心者にとってはフレームショットの確率が高まり、心理
的圧迫を与えることになる。その結果、扱い難いラケッ
トになると云う問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特に、初中級者や女性
を主な対象として軽量化が図られたテニス用ラケットに
おいては、オフスポット打球での球飛びの低下や手に伝
わる衝撃の増大が問題になり易い。このため、スイート
スポット打球のときだけでなく、オフスポット打球のと
きにも、優れた球飛びと優れた振動衝撃低減特性が得ら
れる、軽量なテニス用ラケットの開発が期待されてい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、フレーム素
材より比重の大きい物質からなるバランス調整部材をフ
レームトップ部とヨーク部とに備え、総質量が220〜
350gに制限されたテニス用ラケットにおいて、ヨー
ク部に配設されるバランス調整部材がフレームトップ部
に配設されるバランス調整部材の1.5〜2.9倍の質
量を有するテニス用ラケットであり、前記バランス調整
部材がフレームトップ端からグリップ側に、ラケット長
手方向中芯軸に沿う直線距離にしてラケット全長の10
%以内の範囲と、ヨーク端を中心としてラケット長手方
向中芯軸に沿う直線距離にしてラケット全長の10%以
内の範囲とに配設されたテニス用ラケットである。
【0008】なお、この明細書においてヨーク部とは、
ヨークおよびヨーク周辺のフレーム部を云う。さらにな
お、本発明のラケットのグリップ部にラケット全体の質
量中心位置の調整を目的とするバランス調整部材を配設
しても良い。
【0009】
【作用】フレームトップ部とヨーク部とに、フレーム素
材より比重の大きい物質からなるバランス調整部材が分
けて配設されているため、反発係数が良好で、プレーヤ
へ伝わる振動衝撃が小さい領域がフレームトップ側およ
びヨーク側に拡大し、しかもスイートスポットをフレー
ム張弦部の中心部に留めることが可能となる。
【0010】また、ヨーク側に配設されるバランス調整
部材の質量が、フレームトップ部に配設されるバランス
調整部材の質量の1.5〜2.9倍であるため、2節曲
げ振動モードの節、即ちスイートスポットが面中心付近
から大きく外れることなく、スイートエリアの拡大が可
能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明になるテニス用ラケットの一実
施例を、図面に基づいてさらに詳細に説明する。
【0012】図中10は、本発明のテニス用ラケットで
あり、このテニス用ラケット10は全長が680mm、
フレーム張弦部11が360mmの長径Lと、280m
mの短径Wのラージサイズに形成され、中空構造に形成
されたフレームトップ部12およびヨーク部13に、フ
レーム本体を形成している例えば炭素繊維より比重が遥
かに大きい素材、例えば鉛がテープ状に形成されて、バ
ランス調整部材14、15として、図2、図3に示した
ように内挿されている。なお、19は発泡ポリウレタン
などからなる発泡体である。
【0013】また、図示しないがラケット全体の質量中
心の位置を調整するためのバランス調整部材として、3
6gの鉛がグリップエンド16から100mmの範囲に
内挿されている。
【0014】フレームトップ部12に内挿されたバラン
ス調整部材14の質量は15gであり、トップ端12a
から、ラケット全長の約4.4%に相当する30mmま
での範囲に内挿され、ヨーク部13に内挿されたバラン
ス調整部材15の質量は33gであり、ヨーク端13a
から、フレームトップ部12側にラケット全長の約4.
4%に相当する30mmまでの範囲に内挿されている。
【0015】なお、テニス用ラケット10自体の総質量
は327gであり、ガット(図示せず)を張り上げ、プ
レーに供する状態に仕上げて計測した総質量は342
g、グリップエンド16から質量中心Gまでの距離は3
18mmであり、このラケットのスイートスポットSP
は、フレーム張弦部11の中心からトップ端12aの側
に20mmずれた位置に形成されている。
【0016】上記構成のテニス用ラケット10を自動打
球機(図示せず)に取り付け、図4に例示したように、
グリップエンド16から120mmの所を回転中心17
として、静止したテニスボール18を角速度33.7r
ad/secで打球し、このときの反発ボールスピード
を測定した。
【0017】打球点は、前記スイートスポットSPと、
このスイートスポットSPからトップ端12aの側に6
5mmずれた部位と、グリップエンド16の側に65m
mずれた部位との三点について測定し、それぞれスイー
トスポットSPにおけるテニスボール18の反発スピー
ドを1として、表1に測定結果を比で示してある。
【0018】
【表1】
【0019】なお、中空構造に形成したラケットフレー
ムの中空部にウレタン発泡体を均一に充填し、総質量お
よび質量中心を本発明のテニス用ラケット10に一致さ
せて形成した従来タイプのテニス用ラケットでも打球
し、比較例とした。
【0020】表1の測定結果から明らかなように、本発
明になるテニス用ラケット10は、従来タイプのテニス
用ラケットに比較して、オフスポット打球時の反発特性
に優れていることが判る。
【0021】また、プレーヤが打球時に受ける衝撃の大
きさを比較するため、図示しないがグリップエンド16
に連結した伸縮自在なゴム紐によりフレームトップ部1
2を下にして自由支持したラケットに、単位力積(10
-3N・S)の打撃を加え、グリップエンド16における
最大変位と最大加速度とをインパルス応答法(打撃力は
ロードセルにより、応答値は加速度計により検出)にて
測定し、その結果を表2に示した。
【0022】
【表2】
【0023】なお、打撃点は、スイートスポットSPの
トップ端12a寄り65mmと、グリップエンド16寄
り65mmの2箇所とした。
【0024】表2から明らかなように、本発明のテニス
用ラケット10では、打球点をスイートスポットSPか
らフレームトップ部12側に外した時にも、グリップエ
ンド16側に外した時にも、従来タイプのテニス用ラケ
ットより、変位と加速度が共に小さく、プレーヤが打球
時に受ける衝撃が低減されることが判る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、フレームトップ部
とヨーク部とにバランス調整部材が所定の比率で配設さ
れた本発明のテニス用ラケットにおいては、スイートス
ポットを外して打球した、オフスポット打球時の反発特
性が良好である。また、プレーヤが受ける振動衝撃を小
さくすることも可能になった。しかも、スイートスポッ
トの位置が従来のテニス用ラケットと同様に、フレーム
最大幅部の中央付近であるので、従来通りの使用感が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例を示す説明図。
【図2】 図1におけるA−A断面の説明図。
【図3】 図1におけるB−B断面の説明図。
【図4】 使用特性を調査した要領を示す説明図。
【符号の説明】
10…テニス用ラケット 11…フレーム張弦部 12
…フレームトップ部 12a…トップ端 13…ヨーク
部 13a…ヨーク端 14、15…バランス調整部材
16…グリップエンド 17…回転中心 18…テニ
スボール G…質量中心 SP…スイートスポット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム素材より比重の大きい物質から
    なるバランス調整部材をフレームトップ部とヨーク部と
    に備え、総質量が220〜350gに制限されたテニス
    用ラケットであって、ヨーク部に配設されるバランス調
    整部材がフレームトップ部に配設されるバランス調整部
    材の1.5〜2.9倍の質量を有することを特徴とする
    テニス用ラケット。
  2. 【請求項2】 フレーム素材より比重の大きい物質から
    なるバランス調整部材をフレームトップ部とヨーク部と
    に備え、総質量が220〜350gに制限されたテニス
    用ラケットであって、前記バランス調整部材がフレーム
    トップ端からグリップ側に、ラケット長手方向中芯軸に
    沿う直線距離にしてラケット全長の10%以内の範囲
    と、ヨーク端を中心としてラケット長手方向中芯軸に沿
    う直線距離にしてラケット全長の10%以内の範囲とに
    配設され、且つヨーク部に配設されるバランス調整部材
    がフレームトップ部に配設されるバランス調整部材の
    1.5〜2.9倍の質量を有することを特徴とするテニ
    ス用ラケット。
JP5340932A 1993-12-10 1993-12-10 テニス用ラケット Expired - Lifetime JP2636721B2 (ja)

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