JP2636370B2 - 表示装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、各顧客から受けた商品を、区画された表示
部に表示し、レジ係が迅速に商品を集めるため等に使用
する表示装置に関する。

従来の技術 従来の表示装置は、第６図に示すように、表示画面20
をＡ〜Ｈに区画し、その区画内に顧客より注文された情
報（商品名、注文個数）を表示している。区画数が固定
されることにより、表示された文字が小さくなり、見ず
らい。

発明が解決しようとする課題 従来の装置は、表示面を区画するが、固定されるため
文字の大きさが限定され見づらいという問題があった。
又、多くの画面があるために、自分がどの区画を現在取
り扱っているか、わからなくなってしまうという欠点も
あった。この様な問題は、さらに発展し、顧客の待ち時
間が長くなり、経営的にも不利となった。かつ表示部の
見づらい画面にてオペレートするので、目が悪くなる等
の健康的問題も発生していた。

本発明は上記欠点に着目し、区画に表示された内容が
設定した条件に合わせて、区画の一面が拡大表示され
る。又、区画された画面で必要な表示面を選択すること
で、その選択画面のみを拡大できる優れた表示装置を提
供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するために、顧客より注文
された商品の情報を記憶するための記憶部と、記憶され
た情報を配分する配分部と、表示画面を分割するための
区画手段と、顧客の注文数により拡大の有無をチェック
判断して、拡大表示する拡大手段とを備えたもので、た
とえば、顧客アから顧客クの８人分の情報を表示した画
面に於いて、あらかじめ、顧客の注文商品の品種がある
数以上になったものは、該当する区画画面を拡大する様
にしたものである。又、区画画面を選択しその画面のみ
を拡大可能としたものである。

作用 したがって本発明によれば、必要とする画面を必要に
応じ拡大することによって、見づらさがなくなり、注文
された商品を迅速に集めることが出来るという効果を有
する。

実 施 例 第１図は本発明の一実施例を示すものである。第１図
において、１は顧客からの注文商品の情報を入力する情
報入力部で、電子式キャッシュレジスターのキーボード
部等である。２は入力された商品の情報（商品名、品
番、区分、価格、数量等）を記憶しておくための記憶手
段で、RAM、フロッピー等である。３は記憶手段２によ
って保持された情報を表示するための表示手段であっ
て、CRT、液晶、プラズマディスプレイ等を示す。４は
表示部３を分割するための区画手段である。５は区画手
段４により分割された表示部３の指定区画内に記憶手段
２に保持した一人の顧客の情報を配分するための配分手
段である。

６は表示部３の顧客情報において、商品の品種の多少
を判断し、指定数以上になった時、その画面上のみを拡
大する拡大手段である。

又拡大手段６は、第２図の様に手動により、必要な画
面を選択することで、選択した各画面を拡大する様にな
っている。

７はまず分割された画面を拡大するために、分割画面
を選択するという信号を出す選択ボタン。８は、順次押
下することで、必要な顧客を選択する顧客No.ボタン。
９は顧客No.によって選択された画面を拡大する信号を
出す拡大ボタンである。

第３図は、表示部３を分割した一例を示すもので、８
分割しているものである。顧客ア〜クの情報が表示され
ているが、これは、顧客アの人の情報が情報入力部１よ
りの情報を記憶手段２にて記憶し、さらに配分手段５に
て表示部３のアに表示される。次にい顧客イの情報は、
上記と同じ内容で経由して、表示部３のイの画面に表示
されて行く。顧客が多く、注文を受ける方が、商品を揃
えて処理するよりも多くなって行くと、表示部３が第３
図の様に全て表示される事がある。この状態で、オペレ
ーターが顧客ごとに品揃えを行なうが、情報量が多くか
つ文字も小さくなるので見づらいために品揃えが遅くな
っていた。それに対し一顧客当りの注文品種に限度を設
定し、それ以上になると、拡大手段６によって、その該
当する顧客の画面を情報入力表示の早い順から拡大して
行く。その拡大が第４図になる。たとえば第３図の表示
部３が８分割であれば第４図は約８倍の拡大となる計算
である。

又、顧客アの注文に対する品揃えは出来たが、一人で
はなく数人一度に拡大したい場合も生ずる。この場合に
於いて、第２図で示した手動式によって必要な顧客画面
を同時に拡大表示する様にしたものである。この表示を
第５図に示す。

この拡大表示する時間は、内部にタイマーを保有し、
設定することで、自由に変える事が可能である。

発明の効果 本発明は上記実施例により明らかなように、以下に示
す効果を有する。

（１） 表示画面を複数の区画に分割し、一つの区画に
一人分の顧客情報を表示させ、この顧客情報が予め設定
した限度を超えるとこの区画を拡大表示することによ
り、一人分の顧客情報が大量に入力されても、一部の情
報しか表示されなかったり、文字を縮小して表示したり
することがないため、区画内の顧客情報を自動的により
見やすくすることができる。

（２） さらに、手動により任意の区画画面を複数拡大
表示させることにより、選択した区画内の顧客情報をよ
り見やすくし、作業性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における表示装置の概略ブロ
ック図、第２図は拡大手段の詳細図、第３図は第１図の
表示部詳細図、第４図は一人分の拡大表示図、第５図は
２人分の拡大表示図、第６図は従来例の表示図である。 １……情報入力部、２……記憶手段、３……表示手段、
４……区画手段、５……配分手段、６……拡大手段、７
……選択ボタン、８……顧客No.ボタン、９……拡大ボ
タン。

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】表示部の画面を複数の区画に分割する区画
   手段と、入力部により入力された顧客情報を記憶する記
   憶部と、上記各区画に一人分の顧客情報を配分して上記
   表示部に表示する配分手段と、上記一人分の顧客情報の
   表示項目数が、予め設定された数を超えるとこの顧客情
   報の上記区画を拡大表示する拡大手段とを備えた表示装
   置。
2. 【請求項２】指定の区画を手動で選択する旨の信号を出
   力する選択ボタンと、上記複数の区画から上記指定の区
   画を選択する顧客ボタンと、この顧客ボタンによって選
   択された上記区画を拡大する旨の信号を出力する拡大ボ
   タンとを設けることにより、手動により複数の区画画面
   を拡大表示することを特徴とする請求項（１）記載の表
   示装置。