JP2004021881A - 小売価格決定支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】各販売業者がバラツキの小さい小売価格を容易に決めることができる簡単な構成の小売価格決定支援システムを供する。
【解決手段】販売業者が取り扱う全商品の商品情報を検索可能に集積する商品データベース4と、販売業者の入力に基づいて商品データベース4に記録された全商品を属性に従って複数の階級に分割する階級分割手段12と、分割された各階級の小売価格係数を販売業者の入力に基づいて設定する小売価格係数設定手段13と、設定した小売価格係数に基づいて小売価格を算出する小売価格演算手段14とを備えたコンピュータにより構成される小売価格決定支援システム。
【選択図】 図1
【解決手段】販売業者が取り扱う全商品の商品情報を検索可能に集積する商品データベース4と、販売業者の入力に基づいて商品データベース4に記録された全商品を属性に従って複数の階級に分割する階級分割手段12と、分割された各階級の小売価格係数を販売業者の入力に基づいて設定する小売価格係数設定手段13と、設定した小売価格係数に基づいて小売価格を算出する小売価格演算手段14とを備えたコンピュータにより構成される小売価格決定支援システム。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売業者が小売価格を決定するのを支援するコンピュータによる小売価格決定支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
海外で現地販売業者(ディーラー)を通して商品を販売する場合、日本のように国内統一価格を設定することができないことがある。
そのような国では、各ディーラーの経験則や商圏における競合他社の価格等を参考にそれぞれが独自に小売価格を設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがってディーラーごとに設定される小売価格に大きなバラツキがあり、ブランドメーカーとしてはイメージダウンとなることがある。
【0004】
本発明は、斯かる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、各販売業者がバラツキの小さい小売価格を容易に決めることができる簡単な構成の小売価格決定支援システムを供する点にある。
【0005】
なお最適価格決定システムとしては、特開平7−200698号公報に記載された例があるが、長期間にわたり在庫として保存できない量販商品を対象にし、販売時期と在庫数から適当なモデルを用いて決定する複雑なシステムである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記目的を達成するために、本請求項1記載の発明は、販売業者が取り扱う全商品の商品情報を検索可能に集積する商品データベースと、販売業者の入力に基づいて前記商品データベースに記録された全商品を属性に従って複数の階級に分割する階級分割手段と、分割された各階級の小売価格係数を販売業者の入力に基づいて設定する小売価格係数設定手段と、前記設定した小売価格係数に基づいて小売価格を算出する小売価格演算手段とを備えたコンピュータにより構成される小売価格決定支援システムとした。
【0007】
販売業者の入力に基づいて階級分割手段が自動的に商品を属性に従って分割し、販売業者の入力に基づいて小売価格係数設定手段により分割された各階級の小売価格係数が設定され、同小売価格係数に基づいて小売価格演算手段により小売価格を算出しているので、販売業者は小売価格の決定が容易にできるとともに、分割された各階級に対して小売価格係数を設定するので、販売業者によって各商品の小売価格に大きなバラツキを生じることが少ない。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の小売価格決定支援システムにおいて、商品の価格を前記商品の属性とし、前記階級分割手段は販売業者の入力に基づき全商品を価格に従って複数の階級に分割することを特徴とする。
【0009】
販売業者は商品の価格に従って適当な価格帯域に分割することができ、各価格帯域について小売価格係数を設定することになるので、小売価格の決定が容易であるとともに、分割した価格帯域ごとに小売価格係数を設定するので販売業者によって各商品の小売価格に大きなバラツキを生じることが少ない。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の小売価格決定支援システムにおいて、商品の需要頻度を前記商品の属性とし、前記階級分割手段は販売業者の入力に基づき全商品を需要頻度に従って複数の階級に分割することを特徴とする。
【0011】
販売業者は商品の需要頻度に従って適当な需要頻度域に分割することができ、各需要頻度域について小売価格係数を設定することになるので、小売価格の決定が容易であるとともに、分割された需要頻度ごとに小売価格係数を設定するので販売業者によって各商品の小売価格に大きなバラツキを生じることが少ない。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の小売価格決定支援システムにおいて、販売業者の入力に基づいて前記属性を設定する属性設定手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
販売業者の入力に基づいて属性設定手段が属性を設定すると、その属性に従って前記階級分割手段が自動的に商品を属性に従って分割することにより、分割する属性も容易に販売業者が設定することができる。
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図5に基づき説明する。
本実施の形態に係る小売価格決定支援システム1は、自動車の補修部品についてディーラーが小売価格を決定するのを支援するコンピュータシステムであり、コンピュータ本体10にキーボードなどの入力手段2と画像を表示するCRTや液晶などのディスプレイ3を備えている。
【0014】
本小売価格決定支援システム1およびコンピュータ本体10の機能構成を示す概略ブロック図を図1に示す。
本小売価格決定支援システム1は、販売業者が取り扱う全商品の商品情報を検索可能に集積する商品データベース4を備える。
【0015】
コンピュータ本体10は、属性設定手段11,階級分割手段12,小売価格係数設定手段13,小売価格演算手段14の各手段を備え、各手段において画像処理手段15が対応する画像をディスプレイ3に表示する。
【0016】
属性設定手段11は、補修部品について分割する属性を選択する図2に示すような画像を画像処理手段15によりディスプレイ3に表示させ、ディーラーの入力操作により選択された属性を設定するものである。
【0017】
ディスプレイ3に表示された属性には、価格帯域別と需要頻度別と品目単位別と部品単位別の4つの属性が配列されて、ディーラーが小売価格を決定するにあたって分割するのに最も適切と思われる属性を選ぶように表示されている。
【0018】
したがってディーラーは、図2に示す属性の選択画像を見ながら、いずれかの属性をマウスポインタなどで指示して選択する。
選択された属性により補修部品が分割されるように設定される。
【0019】
価格帯域別が選択されると、補修部品の価格によって高価なものから低価なものまでを段階的に複数の階級に分割する。
需要頻度別が選択されると、補修部品の需要頻度の高いものから低いものまでを段階的に複数の階級に分割する。
【0020】
品目単位別は、特定の品目(カテゴリー)について別途特別に小売価格の設定を行なう特別枠に分割するものである。
例えば各種のバッテリ群は特別に小売価格を決定した方が実情に適合させ易いといった場合に選択する。
【0021】
部品単位別は、特定の部品について別途特別に小売価格の設定を行なう特別枠に分割するものである。
例えば極めて高価な部品や極めて多量に販売される部品など他の部品と比べて飛び抜けた属性を有する部品などは特別に小売価格を決定した方が実情に適合させ易いといった場合に選択する。
【0022】
階級分割手段12は、上記のように属性設定手段11により設定された属性に従って補修部品を分割する画像をディスプレイ3に表示してディーラーによって分割の階級数および各階級の帯域幅を入力し易いようにする。
【0023】
図3は、設定された属性が価格である場合の価格帯域別に分割するための表示画像の一例を示すものである。
同例では、A(VERY HIGH),B(HIGH),C(MODERATE),D(LOW),E(VERY LOW)の5階級の価格帯域に分かれているが、階級数は使用帯域を選ぶことで、5階級に限らず4〜2階級のいずれの階級でも設定可能である。
【0024】
例えば価格帯域を4階級に分割したいのならば使用帯域においてA(VERY HIGH),B(HIGH),D(LOW),E(VERY LOW)を選択し、3階級ならばB(HIGH),C(MODERATE),D(LOW)を選択し、2階級ならばB(HIGH),D(LOW)を選択すればよい。
【0025】
このように価格帯域の階級数を設定した後、同じ表示画面(図3)において各階級における値幅をディーラーが入力により任意に設定することができる。
【0026】
また図4は、設定された属性が需要頻度である場合の需要頻度別に分割するための表示画像の一例を示すものである。
需要頻度のA,B,C,…,…は、需要頻度(単位期間当りの売上数)の高いものから順に階級を示している。
【0027】
需要頻度を売上額との関係でグラフ化した一例を図5に示す。
横軸が需要頻度を示しており、右方向へ行くに従い高いものから低いものへ移行する。
縦軸が需要頻度に対する売上額の全売上額における割合を示している。
【0028】
したがって図5のグラフは、需要頻度に対する売上額割合を累積表示したもので商品データベース4が記録している。
この横軸の需要頻度を適当な階級数に分割すると、それに対応して売上額割合の方も分割される。
【0029】
図4および図5に示す例では、需要頻度の全域をA〜Hまで8階級に分割している。
そしてディーラーは、各階級における頻度幅を図4に示すように月当りの売上数で任意に設定することができる。
【0030】
各階級における頻度幅が入力されると、図5のグラフを記録された商品データベース4から売上額割合幅も自動的に決まり表示される。
なお階級数および頻度幅はディーラーが任意に決められる。
【0031】
品目単位別または部品単位別の属性が選択されたときは、それに対応する画面が表示され、特別に小売価格を決定する品目または部品を商品データベースから検索することになる。
【0032】
以上のようにして属性に従ってその属性全域を複数の階級に分割すると、次の小売価格係数設定手段13が各階級について小売価格係数をディーラーの入力により設定する。
なお小売価格係数は、仕入れ価格に乗算することにより小売価格を算出できる係数である。
【0033】
前記したように価格に従って階級分割されたときは、前記図3の表示画面で分割された階級に対応した小売価格係数を入力する欄が設けられていて、同欄に入力することで小売価格係数が設定される。
【0034】
図3に示す例の場合、価格帯域が最も高い階級Aについては、売上数は少なく小売価格係数を大きく設定すれば益々売れないことがあるので、小売価格係数を1.1と最も小さく抑えている。
そして価格帯域が下がるに従って小売価格係数を上げている。
【0035】
また需要頻度に従って階級分割されたときも、前記図4の表示画面で分割された階級に対応した小売価格係数を入力する欄が設けられていて、同欄に入力することで小売価格係数が設定される。
【0036】
図4に示す例の場合、需要頻度の高い階級ほど小売価格係数を小さく抑え、需要頻度の低い階級ほど小売価格係数を大きく設定している。
【0037】
このようにして各階級ごとに小売価格係数が設定されると、小売価格演算手段14が設定された小売価格係数を仕入れ価格に乗算することにより小売価格を算出する。
仕入れ価格は入力手段2によりディーラーが入力する場合と、商品データベース4に既に記録されている場合は、商品データベース4から検索される。
【0038】
以上のように、本小売価格決定支援システム1によれば分割する属性の決定、階級の分割、小売価格係数の設定がディスプレイ3の表示画面を見ながら案内されて順を追って入力していくことができるので、ディーラーは小売価格を容易に決定することができる。
【0039】
ディーラーは、一つ一つの補修部品について小売価格係数を決定するのではなく、分割された各階級ごとに小売価格係数を決定するので、ディーラーによって各商品の小売価格に大きなバラツキを生じることが少ない。
【0040】
本小売価格決定支援システム1は、コンピュータ本体10の属性設定手段11、階級分割手段12、小売価格係数設定手段13、小売価格演算手段14がそれぞれ単純な処理を行い、これらにより簡単に構築されている。
【0041】
なお分割する属性における品目単位別および部品単位別は、特別の品目および部品について設定されるもので、その他の補修部品については価格帯域別あるいは需要頻度別に分割されることになる。
【0042】
また補修部品の一部について価格帯域別に分割し、残りの補修部品について需要頻度別に分割するなど組合せて使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】小売価格決定支援システムおよびコンピュータ本体の機能構成を示す概略ブロック図である。
【図2】ディスプレイに表示される分割する属性を選択する画像の一例を示す図である。
【図3】価格帯域別に分割する画像の一例を示す図である。
【図4】需要頻度別に分割する画像の一例を示す図である。
【図5】需要頻度に対する売上額の変化をグラフに示した図である。
【符号の説明】
1…小売価格決定支援システム、2…入力手段、3…ディスプレイ、4…商品データベース、
10…コンピュータ本体、11…属性設定手段、12…階級分割手段、13…小売価格係数設定手段、14…小売価格演算手段、15…画像処理手段。
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売業者が小売価格を決定するのを支援するコンピュータによる小売価格決定支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
海外で現地販売業者(ディーラー)を通して商品を販売する場合、日本のように国内統一価格を設定することができないことがある。
そのような国では、各ディーラーの経験則や商圏における競合他社の価格等を参考にそれぞれが独自に小売価格を設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがってディーラーごとに設定される小売価格に大きなバラツキがあり、ブランドメーカーとしてはイメージダウンとなることがある。
【0004】
本発明は、斯かる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、各販売業者がバラツキの小さい小売価格を容易に決めることができる簡単な構成の小売価格決定支援システムを供する点にある。
【0005】
なお最適価格決定システムとしては、特開平7−200698号公報に記載された例があるが、長期間にわたり在庫として保存できない量販商品を対象にし、販売時期と在庫数から適当なモデルを用いて決定する複雑なシステムである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記目的を達成するために、本請求項1記載の発明は、販売業者が取り扱う全商品の商品情報を検索可能に集積する商品データベースと、販売業者の入力に基づいて前記商品データベースに記録された全商品を属性に従って複数の階級に分割する階級分割手段と、分割された各階級の小売価格係数を販売業者の入力に基づいて設定する小売価格係数設定手段と、前記設定した小売価格係数に基づいて小売価格を算出する小売価格演算手段とを備えたコンピュータにより構成される小売価格決定支援システムとした。
【0007】
販売業者の入力に基づいて階級分割手段が自動的に商品を属性に従って分割し、販売業者の入力に基づいて小売価格係数設定手段により分割された各階級の小売価格係数が設定され、同小売価格係数に基づいて小売価格演算手段により小売価格を算出しているので、販売業者は小売価格の決定が容易にできるとともに、分割された各階級に対して小売価格係数を設定するので、販売業者によって各商品の小売価格に大きなバラツキを生じることが少ない。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の小売価格決定支援システムにおいて、商品の価格を前記商品の属性とし、前記階級分割手段は販売業者の入力に基づき全商品を価格に従って複数の階級に分割することを特徴とする。
【0009】
販売業者は商品の価格に従って適当な価格帯域に分割することができ、各価格帯域について小売価格係数を設定することになるので、小売価格の決定が容易であるとともに、分割した価格帯域ごとに小売価格係数を設定するので販売業者によって各商品の小売価格に大きなバラツキを生じることが少ない。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の小売価格決定支援システムにおいて、商品の需要頻度を前記商品の属性とし、前記階級分割手段は販売業者の入力に基づき全商品を需要頻度に従って複数の階級に分割することを特徴とする。
【0011】
販売業者は商品の需要頻度に従って適当な需要頻度域に分割することができ、各需要頻度域について小売価格係数を設定することになるので、小売価格の決定が容易であるとともに、分割された需要頻度ごとに小売価格係数を設定するので販売業者によって各商品の小売価格に大きなバラツキを生じることが少ない。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の小売価格決定支援システムにおいて、販売業者の入力に基づいて前記属性を設定する属性設定手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
販売業者の入力に基づいて属性設定手段が属性を設定すると、その属性に従って前記階級分割手段が自動的に商品を属性に従って分割することにより、分割する属性も容易に販売業者が設定することができる。
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図5に基づき説明する。
本実施の形態に係る小売価格決定支援システム1は、自動車の補修部品についてディーラーが小売価格を決定するのを支援するコンピュータシステムであり、コンピュータ本体10にキーボードなどの入力手段2と画像を表示するCRTや液晶などのディスプレイ3を備えている。
【0014】
本小売価格決定支援システム1およびコンピュータ本体10の機能構成を示す概略ブロック図を図1に示す。
本小売価格決定支援システム1は、販売業者が取り扱う全商品の商品情報を検索可能に集積する商品データベース4を備える。
【0015】
コンピュータ本体10は、属性設定手段11,階級分割手段12,小売価格係数設定手段13,小売価格演算手段14の各手段を備え、各手段において画像処理手段15が対応する画像をディスプレイ3に表示する。
【0016】
属性設定手段11は、補修部品について分割する属性を選択する図2に示すような画像を画像処理手段15によりディスプレイ3に表示させ、ディーラーの入力操作により選択された属性を設定するものである。
【0017】
ディスプレイ3に表示された属性には、価格帯域別と需要頻度別と品目単位別と部品単位別の4つの属性が配列されて、ディーラーが小売価格を決定するにあたって分割するのに最も適切と思われる属性を選ぶように表示されている。
【0018】
したがってディーラーは、図2に示す属性の選択画像を見ながら、いずれかの属性をマウスポインタなどで指示して選択する。
選択された属性により補修部品が分割されるように設定される。
【0019】
価格帯域別が選択されると、補修部品の価格によって高価なものから低価なものまでを段階的に複数の階級に分割する。
需要頻度別が選択されると、補修部品の需要頻度の高いものから低いものまでを段階的に複数の階級に分割する。
【0020】
品目単位別は、特定の品目(カテゴリー)について別途特別に小売価格の設定を行なう特別枠に分割するものである。
例えば各種のバッテリ群は特別に小売価格を決定した方が実情に適合させ易いといった場合に選択する。
【0021】
部品単位別は、特定の部品について別途特別に小売価格の設定を行なう特別枠に分割するものである。
例えば極めて高価な部品や極めて多量に販売される部品など他の部品と比べて飛び抜けた属性を有する部品などは特別に小売価格を決定した方が実情に適合させ易いといった場合に選択する。
【0022】
階級分割手段12は、上記のように属性設定手段11により設定された属性に従って補修部品を分割する画像をディスプレイ3に表示してディーラーによって分割の階級数および各階級の帯域幅を入力し易いようにする。
【0023】
図3は、設定された属性が価格である場合の価格帯域別に分割するための表示画像の一例を示すものである。
同例では、A(VERY HIGH),B(HIGH),C(MODERATE),D(LOW),E(VERY LOW)の5階級の価格帯域に分かれているが、階級数は使用帯域を選ぶことで、5階級に限らず4〜2階級のいずれの階級でも設定可能である。
【0024】
例えば価格帯域を4階級に分割したいのならば使用帯域においてA(VERY HIGH),B(HIGH),D(LOW),E(VERY LOW)を選択し、3階級ならばB(HIGH),C(MODERATE),D(LOW)を選択し、2階級ならばB(HIGH),D(LOW)を選択すればよい。
【0025】
このように価格帯域の階級数を設定した後、同じ表示画面(図3)において各階級における値幅をディーラーが入力により任意に設定することができる。
【0026】
また図4は、設定された属性が需要頻度である場合の需要頻度別に分割するための表示画像の一例を示すものである。
需要頻度のA,B,C,…,…は、需要頻度(単位期間当りの売上数)の高いものから順に階級を示している。
【0027】
需要頻度を売上額との関係でグラフ化した一例を図5に示す。
横軸が需要頻度を示しており、右方向へ行くに従い高いものから低いものへ移行する。
縦軸が需要頻度に対する売上額の全売上額における割合を示している。
【0028】
したがって図5のグラフは、需要頻度に対する売上額割合を累積表示したもので商品データベース4が記録している。
この横軸の需要頻度を適当な階級数に分割すると、それに対応して売上額割合の方も分割される。
【0029】
図4および図5に示す例では、需要頻度の全域をA〜Hまで8階級に分割している。
そしてディーラーは、各階級における頻度幅を図4に示すように月当りの売上数で任意に設定することができる。
【0030】
各階級における頻度幅が入力されると、図5のグラフを記録された商品データベース4から売上額割合幅も自動的に決まり表示される。
なお階級数および頻度幅はディーラーが任意に決められる。
【0031】
品目単位別または部品単位別の属性が選択されたときは、それに対応する画面が表示され、特別に小売価格を決定する品目または部品を商品データベースから検索することになる。
【0032】
以上のようにして属性に従ってその属性全域を複数の階級に分割すると、次の小売価格係数設定手段13が各階級について小売価格係数をディーラーの入力により設定する。
なお小売価格係数は、仕入れ価格に乗算することにより小売価格を算出できる係数である。
【0033】
前記したように価格に従って階級分割されたときは、前記図3の表示画面で分割された階級に対応した小売価格係数を入力する欄が設けられていて、同欄に入力することで小売価格係数が設定される。
【0034】
図3に示す例の場合、価格帯域が最も高い階級Aについては、売上数は少なく小売価格係数を大きく設定すれば益々売れないことがあるので、小売価格係数を1.1と最も小さく抑えている。
そして価格帯域が下がるに従って小売価格係数を上げている。
【0035】
また需要頻度に従って階級分割されたときも、前記図4の表示画面で分割された階級に対応した小売価格係数を入力する欄が設けられていて、同欄に入力することで小売価格係数が設定される。
【0036】
図4に示す例の場合、需要頻度の高い階級ほど小売価格係数を小さく抑え、需要頻度の低い階級ほど小売価格係数を大きく設定している。
【0037】
このようにして各階級ごとに小売価格係数が設定されると、小売価格演算手段14が設定された小売価格係数を仕入れ価格に乗算することにより小売価格を算出する。
仕入れ価格は入力手段2によりディーラーが入力する場合と、商品データベース4に既に記録されている場合は、商品データベース4から検索される。
【0038】
以上のように、本小売価格決定支援システム1によれば分割する属性の決定、階級の分割、小売価格係数の設定がディスプレイ3の表示画面を見ながら案内されて順を追って入力していくことができるので、ディーラーは小売価格を容易に決定することができる。
【0039】
ディーラーは、一つ一つの補修部品について小売価格係数を決定するのではなく、分割された各階級ごとに小売価格係数を決定するので、ディーラーによって各商品の小売価格に大きなバラツキを生じることが少ない。
【0040】
本小売価格決定支援システム1は、コンピュータ本体10の属性設定手段11、階級分割手段12、小売価格係数設定手段13、小売価格演算手段14がそれぞれ単純な処理を行い、これらにより簡単に構築されている。
【0041】
なお分割する属性における品目単位別および部品単位別は、特別の品目および部品について設定されるもので、その他の補修部品については価格帯域別あるいは需要頻度別に分割されることになる。
【0042】
また補修部品の一部について価格帯域別に分割し、残りの補修部品について需要頻度別に分割するなど組合せて使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】小売価格決定支援システムおよびコンピュータ本体の機能構成を示す概略ブロック図である。
【図2】ディスプレイに表示される分割する属性を選択する画像の一例を示す図である。
【図3】価格帯域別に分割する画像の一例を示す図である。
【図4】需要頻度別に分割する画像の一例を示す図である。
【図5】需要頻度に対する売上額の変化をグラフに示した図である。
【符号の説明】
1…小売価格決定支援システム、2…入力手段、3…ディスプレイ、4…商品データベース、
10…コンピュータ本体、11…属性設定手段、12…階級分割手段、13…小売価格係数設定手段、14…小売価格演算手段、15…画像処理手段。
Claims (4)
- 販売業者が取り扱う全商品の商品情報を検索可能に集積する商品データベースと、
販売業者の入力に基づいて前記商品データベースに記録された全商品を属性に従って全域を複数の階級に分割する階級分割手段と、
分割された各階級の小売価格係数を販売業者の入力に基づいて設定する小売価格係数設定手段と、
前記設定した小売価格係数に基づいて小売価格を算出する小売価格演算手段とを備えたことを特徴とするコンピュータにより構成される小売価格決定支援システム。 - 商品の価格を前記商品の属性とし、前記階級分割手段は販売業者の入力に基づき全商品を価格に従って複数の階級に分割することを特徴とする請求項1記載の小売価格決定支援システム。
- 商品の需要頻度を前記商品の属性とし、前記階級分割手段は販売業者の入力に基づき全商品を需要頻度に従って複数の階級に分割することを特徴とする請求項1記載の小売価格決定支援システム。
- 販売業者の入力に基づいて前記属性を設定する属性設定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の小売価格決定支援システム。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP2002179402A JP2004021881A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | 小売価格決定支援システム |
PCT/JP2003/005866 WO2004001641A1 (ja) | 2002-06-20 | 2003-05-12 | 小売価格決定支援システム |
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TW92116680A TWI247227B (en) | 2002-06-20 | 2003-06-19 | Retail price setting assisting system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002179402A JP2004021881A (ja) | 2002-06-20 | 2002-06-20 | 小売価格決定支援システム |
Publications (1)
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