JP2004062323A - 情報処理装置およびその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特売品の効果(他の商品の購買をどれほど誘引したか、店舗全体の売上にどれほど寄与したかなど)は、目視や経験的知識だけでは充分に把握することはできない。
【解決手段】分析サーバは、分析対象期間POSデータを読み込み、一件のレシートを一人の顧客として全体客数を集計し、レシートの金額を集計する(S20)。次に、特売品情報およびPOSデータに基づき、分析対象期間における特売品の特売指標を分析する(S30)。そして、ユーザの指示に応じて、特売指標を数値表示、グラフ表示および/またはマップ表示する(S40)。
【選択図】 図2
【解決手段】分析サーバは、分析対象期間POSデータを読み込み、一件のレシートを一人の顧客として全体客数を集計し、レシートの金額を集計する(S20)。次に、特売品情報およびPOSデータに基づき、分析対象期間における特売品の特売指標を分析する(S30)。そして、ユーザの指示に応じて、特売指標を数値表示、グラフ表示および/またはマップ表示する(S40)。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置およびその方法に関し、例えば、特売品の効果を評価する情報処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
スーパマーケットやディスカウントストアなど、大規模小売店では、集客のために、特定の商品を、日時限定で安価に提供する、所謂特売を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特売される商品(特売品)そのものの集客効果や売上状況は、目視や経験的知識により認識可能である。しかし、特売品の効果、つまり、他の商品の購買をどれほど誘引したか、店舗全体の売上にどれほど寄与したかなどは、目視や経験的知識だけでは充分に把握することはできない。
【0004】
本発明は、上述の問題を個々にまたはまとめて解決するためのもので、特売品の効果を客観的に評価するための情報を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0006】
本発明にかかる情報処理装置は、分析期間および指定商品を示す情報を入力する入力手段と、前記分析期間の販売情報を取得して、その販売情報に基づき前記指定商品および前記指定商品以外の商品の販売傾向を示す指標を分析する分析手段と、前記分析手段によって得られた指標を、所定のフォーマットで出力する出力手段とを有することを特徴とする。
【0007】
本発明にかかる情報処理方法は、分析期間および指定商品を示す情報を入力し、前記分析期間の販売情報を取得し、取得した販売情報に基づき前記指定商品および前記指定商品以外の商品の販売傾向を示す指標を分析し、得られた指標を、所定のフォーマットで出力することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施形態の特売品分析システムについて図面を参照して説明する。
【0009】
[概要]
大規模小売店では、すべての商品の売上状況をPOSデータとして収集して保持し、POSデータに基づくコンピュータ処理による売上集計や売れ筋分析を行っている。実施形態の特売品分析システムは、POSデータに基づき、特売の効果を把握するための特売指標を定め、特売品ごとに特売指標の値を計算して示すとともに、特売品の効果をグラフやマップで表示する。なお、特売指標には、次の傾向を示す情報を採用する。
・多くの顧客が購買する
・バーゲンハンタに狙われる
・売上に寄与する
・他の商品の購買を誘引する
【0010】
詳細は後述するが、実施形態の特売品分析システムによれば、実データから集計し分析した特売指標を数値、グラフおよびマップで示すことができる。従って、特売分析システムのユーザは、客観的な比較に基づき、特売品ごとの特徴や効果を知り、店舗の売上に寄与する、効果的な特売品を選定することができる。
【0011】
[システム構成]
図1は実施形態の特売品分析システムのシステム概要を示すブロック図である。
【0012】
分析サーバ3は、端末5の操作に従い、予めハードディスクなどの外部記憶装置に格納された特売品情報2、および、図示しない販売実績収集システムにより作成され外部記憶装置に格納されたPOSデータ1を読み込み、それらデータに基づく集計計算を行い、特売指標を示す情報4(数値、グラフおよび/またはマップ)を出力する。
【0013】
なお、図1にはスタンドアロン構成の特売品分析システムを示すが、複数の店舗に亘って特売分析を行うような場合を考慮すれば、クライアントサーバ型の構成になる。その場合、分析サーバ3は中央管理センタなどに配置され、端末5は専用線やインターネットなどを介して分析サーバ3に接続される。
【0014】
図2は特売分析処理の一例を示すフローチャートで、分析サーバ3によって実行される処理である。
【0015】
● 指定の受付(S10)
分析サーバ3は、端末5のグラフィックユーザインタフェイス(GUI)によってユーザが指定(または入力)する分析対象期間、店舗コード(または店舗名)、日付、特売品の商品コード(または商品名)などを受け付ける。分析サーバ3は、これらの情報を特売品情報として、外部記憶装置に保存する。なお、ユーザは、必要に応じて、端末5を操作して外部記憶装置に保存された特売品情報を読み出し変更することができる。
【0016】
● POSデータの読込および集計(S20)
分析対象期間を指定された分析サーバ3は、その期間の販売実績であるPOSデータ1を外部記憶装置から読み込む。POSデータには、店舗コード、日付、時刻、レシート番号、商品コード、販売数量、金額および合計金額が含まれる。分析サーバ3は、店舗および日付ごとに、一件のレシートを一人の顧客として全体客数(つまりレシートの数)を集計し、レシートの金額を集計する。
【0017】
● 特売指標の計算(S30)
分析サーバ3は、特売品情報(店舗コード、日付、商品コードなど)を外部記憶装置から読み込み、特売品情報およびPOSデータ1に基づき、分析対象期間における各特売品の販売(購入)傾向、および、特売品以外の商品の販売(購入)傾向を計算し、特売品の特売指標を分析する。
【0018】
図3は分析サーバ3が集計し分析するデータおよび特売指標の概要を示す図である。特売分析において意味ある特売指標には次のようなものが考えられる。
特売品購買率 = 特売品を含むレシート数/レシート総数
特売のみ比率 = 特売品だけを含むレシート数/レシート総数
購買金額倍率 = 平均金額2/平均金額1
購買金額倍率(除く特売品)= 平均金額3/平均金額1
ただし、平均金額1:特売品を含まないレシートの金額の平均値
平均金額2:特売品を含むレシートの金額の平均値
平均金額3:特売品を含むレシートの特売品を除く金額の平均値
上記の各式における「特売品」は分析対象の特売品のことである
【0019】
● 特売指標の表示(S40)
分析サーバ3は、ステップS30で計算した特売指標を、図4に示すような形式で数値表示する。また、分析サーバ3は、図5から図8に示すように、ユーザの指示に応じて特売指標を数値順に並べてグラフ表示する。これらの図は、四種類の特売指標のグラフ表示であるが、特売指標の性質から、次のように特売品を並べたグラフになっている。
【0020】
図5の「特売品購買率」は多くの顧客が購買する特売品の順を、図6の「特売のみ比率」はバーゲンハンタに狙われる商品の順を、図7の「購買金額倍率」は売上に寄与する商品の順を、図8の「購買金額倍率(除く特売品)」は他の商品の購買を誘引する商品の順をそれぞれ示している。
【0021】
図9は特売指標のマップ表示例を示す図である。分析サーバ3は、二種類の特売指標の関係を示すマップを表示することができる。なお、マップ表示に関して、分析サーバ3は、ユーザがマップ上の特売品を示す記号をマウスで左クリックすると、その記号の近傍に特売品の名称を表示する。また、分析サーバ3は、ユーザがマップ上で右クリックすると、表示/非表示メニューを表示するので、ユーザはマップ上の特売品の名称の表示または非表示を選択することができる。
【0022】
グラフに表示する特売指標や、マップの特売指標の組み合わせは、ユーザが指定、変更することができることは言うまでもない。
【0023】
より詳しく説明すると、図9のマップ表示は、X軸に購買金額倍率、Y軸に購買金額倍率(除く特売品)を設定したマップ上で特売品の分布を示している。X軸およびY軸の特売指標の性質から、マップ表示を参照して、次のように特売品を分類することができる。
【0024】
Y軸上方の中央に表示される特売品(図9では「たまご」が該当)は、次の特徴をもつといえる。
・特売による売上寄与が大きい
・他の商品の購買を誘引するトリガになる
・特売品とともに他の商品も売れ、店舗の売上に寄与する
【0025】
また、Y軸下方でX軸右方に表示される特売品(図9では「自主流通米」が該当)は、次の特徴をもつといえる。
・単価が高い商品で、店舗の売上寄与が大きい
・他の商品の購買を誘引するトリガとはなり難い
・特売品だけが売れるが、店舗の売上に寄与する
【0026】
さらに、Y軸下方でX軸左方に表示される特売品(図9では「インスタントコーヒ」や「清涼飲料水」が該当)は、次の特徴をもつといえる。
・特売しても売上寄与が小さい
・他の商品の購買を誘引するトリガとはなり難い
・特売品だけが売れるが、店舗の売上への影響は小さい
【0027】
このように、特売品分析システムのユーザは、表示される数値、グラフおよびマップを参照して、特売品の効果を容易に知ることができ、効果的な特売品の選定や価格設定のための基礎資料に有効に利用することができる。
【0028】
また、分析サーバ3が、図4に示した特売指標の数値表示の内容を表計算ソフトが読み取り可能な形式で出力することができる。ユーザは、表計算ソフトを利用して、特売指標の値に基づき、さらに独自の分析を容易に行うこともできる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、特売品の効果を客観的に評価するための情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】特売品分析システムのシステム概要を示すブロック図、
【図2】特売分析処理の一例を示すフローチャート、
【図3】分析サーバが集計し分析するデータおよび特売指標の概要を示す図、
【図4】特売指標の数値表示例を示す図、
【図5】特売指標のグラフ表示例を示す図、
【図6】特売指標のグラフ表示例を示す図、
【図7】特売指標のグラフ表示例を示す図、
【図8】特売指標のグラフ表示例を示す図、
【図9】特売指標のマップ表示例を示す図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置およびその方法に関し、例えば、特売品の効果を評価する情報処理に関する。
【0002】
【従来の技術】
スーパマーケットやディスカウントストアなど、大規模小売店では、集客のために、特定の商品を、日時限定で安価に提供する、所謂特売を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特売される商品(特売品)そのものの集客効果や売上状況は、目視や経験的知識により認識可能である。しかし、特売品の効果、つまり、他の商品の購買をどれほど誘引したか、店舗全体の売上にどれほど寄与したかなどは、目視や経験的知識だけでは充分に把握することはできない。
【0004】
本発明は、上述の問題を個々にまたはまとめて解決するためのもので、特売品の効果を客観的に評価するための情報を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0006】
本発明にかかる情報処理装置は、分析期間および指定商品を示す情報を入力する入力手段と、前記分析期間の販売情報を取得して、その販売情報に基づき前記指定商品および前記指定商品以外の商品の販売傾向を示す指標を分析する分析手段と、前記分析手段によって得られた指標を、所定のフォーマットで出力する出力手段とを有することを特徴とする。
【0007】
本発明にかかる情報処理方法は、分析期間および指定商品を示す情報を入力し、前記分析期間の販売情報を取得し、取得した販売情報に基づき前記指定商品および前記指定商品以外の商品の販売傾向を示す指標を分析し、得られた指標を、所定のフォーマットで出力することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施形態の特売品分析システムについて図面を参照して説明する。
【0009】
[概要]
大規模小売店では、すべての商品の売上状況をPOSデータとして収集して保持し、POSデータに基づくコンピュータ処理による売上集計や売れ筋分析を行っている。実施形態の特売品分析システムは、POSデータに基づき、特売の効果を把握するための特売指標を定め、特売品ごとに特売指標の値を計算して示すとともに、特売品の効果をグラフやマップで表示する。なお、特売指標には、次の傾向を示す情報を採用する。
・多くの顧客が購買する
・バーゲンハンタに狙われる
・売上に寄与する
・他の商品の購買を誘引する
【0010】
詳細は後述するが、実施形態の特売品分析システムによれば、実データから集計し分析した特売指標を数値、グラフおよびマップで示すことができる。従って、特売分析システムのユーザは、客観的な比較に基づき、特売品ごとの特徴や効果を知り、店舗の売上に寄与する、効果的な特売品を選定することができる。
【0011】
[システム構成]
図1は実施形態の特売品分析システムのシステム概要を示すブロック図である。
【0012】
分析サーバ3は、端末5の操作に従い、予めハードディスクなどの外部記憶装置に格納された特売品情報2、および、図示しない販売実績収集システムにより作成され外部記憶装置に格納されたPOSデータ1を読み込み、それらデータに基づく集計計算を行い、特売指標を示す情報4(数値、グラフおよび/またはマップ)を出力する。
【0013】
なお、図1にはスタンドアロン構成の特売品分析システムを示すが、複数の店舗に亘って特売分析を行うような場合を考慮すれば、クライアントサーバ型の構成になる。その場合、分析サーバ3は中央管理センタなどに配置され、端末5は専用線やインターネットなどを介して分析サーバ3に接続される。
【0014】
図2は特売分析処理の一例を示すフローチャートで、分析サーバ3によって実行される処理である。
【0015】
● 指定の受付(S10)
分析サーバ3は、端末5のグラフィックユーザインタフェイス(GUI)によってユーザが指定(または入力)する分析対象期間、店舗コード(または店舗名)、日付、特売品の商品コード(または商品名)などを受け付ける。分析サーバ3は、これらの情報を特売品情報として、外部記憶装置に保存する。なお、ユーザは、必要に応じて、端末5を操作して外部記憶装置に保存された特売品情報を読み出し変更することができる。
【0016】
● POSデータの読込および集計(S20)
分析対象期間を指定された分析サーバ3は、その期間の販売実績であるPOSデータ1を外部記憶装置から読み込む。POSデータには、店舗コード、日付、時刻、レシート番号、商品コード、販売数量、金額および合計金額が含まれる。分析サーバ3は、店舗および日付ごとに、一件のレシートを一人の顧客として全体客数(つまりレシートの数)を集計し、レシートの金額を集計する。
【0017】
● 特売指標の計算(S30)
分析サーバ3は、特売品情報(店舗コード、日付、商品コードなど)を外部記憶装置から読み込み、特売品情報およびPOSデータ1に基づき、分析対象期間における各特売品の販売(購入)傾向、および、特売品以外の商品の販売(購入)傾向を計算し、特売品の特売指標を分析する。
【0018】
図3は分析サーバ3が集計し分析するデータおよび特売指標の概要を示す図である。特売分析において意味ある特売指標には次のようなものが考えられる。
特売品購買率 = 特売品を含むレシート数/レシート総数
特売のみ比率 = 特売品だけを含むレシート数/レシート総数
購買金額倍率 = 平均金額2/平均金額1
購買金額倍率(除く特売品)= 平均金額3/平均金額1
ただし、平均金額1:特売品を含まないレシートの金額の平均値
平均金額2:特売品を含むレシートの金額の平均値
平均金額3:特売品を含むレシートの特売品を除く金額の平均値
上記の各式における「特売品」は分析対象の特売品のことである
【0019】
● 特売指標の表示(S40)
分析サーバ3は、ステップS30で計算した特売指標を、図4に示すような形式で数値表示する。また、分析サーバ3は、図5から図8に示すように、ユーザの指示に応じて特売指標を数値順に並べてグラフ表示する。これらの図は、四種類の特売指標のグラフ表示であるが、特売指標の性質から、次のように特売品を並べたグラフになっている。
【0020】
図5の「特売品購買率」は多くの顧客が購買する特売品の順を、図6の「特売のみ比率」はバーゲンハンタに狙われる商品の順を、図7の「購買金額倍率」は売上に寄与する商品の順を、図8の「購買金額倍率(除く特売品)」は他の商品の購買を誘引する商品の順をそれぞれ示している。
【0021】
図9は特売指標のマップ表示例を示す図である。分析サーバ3は、二種類の特売指標の関係を示すマップを表示することができる。なお、マップ表示に関して、分析サーバ3は、ユーザがマップ上の特売品を示す記号をマウスで左クリックすると、その記号の近傍に特売品の名称を表示する。また、分析サーバ3は、ユーザがマップ上で右クリックすると、表示/非表示メニューを表示するので、ユーザはマップ上の特売品の名称の表示または非表示を選択することができる。
【0022】
グラフに表示する特売指標や、マップの特売指標の組み合わせは、ユーザが指定、変更することができることは言うまでもない。
【0023】
より詳しく説明すると、図9のマップ表示は、X軸に購買金額倍率、Y軸に購買金額倍率(除く特売品)を設定したマップ上で特売品の分布を示している。X軸およびY軸の特売指標の性質から、マップ表示を参照して、次のように特売品を分類することができる。
【0024】
Y軸上方の中央に表示される特売品(図9では「たまご」が該当)は、次の特徴をもつといえる。
・特売による売上寄与が大きい
・他の商品の購買を誘引するトリガになる
・特売品とともに他の商品も売れ、店舗の売上に寄与する
【0025】
また、Y軸下方でX軸右方に表示される特売品(図9では「自主流通米」が該当)は、次の特徴をもつといえる。
・単価が高い商品で、店舗の売上寄与が大きい
・他の商品の購買を誘引するトリガとはなり難い
・特売品だけが売れるが、店舗の売上に寄与する
【0026】
さらに、Y軸下方でX軸左方に表示される特売品(図9では「インスタントコーヒ」や「清涼飲料水」が該当)は、次の特徴をもつといえる。
・特売しても売上寄与が小さい
・他の商品の購買を誘引するトリガとはなり難い
・特売品だけが売れるが、店舗の売上への影響は小さい
【0027】
このように、特売品分析システムのユーザは、表示される数値、グラフおよびマップを参照して、特売品の効果を容易に知ることができ、効果的な特売品の選定や価格設定のための基礎資料に有効に利用することができる。
【0028】
また、分析サーバ3が、図4に示した特売指標の数値表示の内容を表計算ソフトが読み取り可能な形式で出力することができる。ユーザは、表計算ソフトを利用して、特売指標の値に基づき、さらに独自の分析を容易に行うこともできる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、特売品の効果を客観的に評価するための情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】特売品分析システムのシステム概要を示すブロック図、
【図2】特売分析処理の一例を示すフローチャート、
【図3】分析サーバが集計し分析するデータおよび特売指標の概要を示す図、
【図4】特売指標の数値表示例を示す図、
【図5】特売指標のグラフ表示例を示す図、
【図6】特売指標のグラフ表示例を示す図、
【図7】特売指標のグラフ表示例を示す図、
【図8】特売指標のグラフ表示例を示す図、
【図9】特売指標のマップ表示例を示す図である。
Claims (8)
- 分析期間および指定商品を示す情報を入力する入力手段と、
前記分析期間の販売情報を取得して、その販売情報に基づき前記指定商品および前記指定商品以外の商品の販売傾向を示す指標を、商品ごとに分析する分析手段と、
前記分析手段によって得られた指標を、所定のフォーマットで出力する出力手段とを有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記指標には、前記指定商品の購入客数/全客数、前記指定商品のみの購入客数/前記指定商品の購入客数、前記指定商品を含む商品の購入額/前記指定商品を含まない商品の購入額、および、前記指定商品を含む商品の購入額から前記指定商品の購入額を除いた額/前記指定商品を含まない商品の購入額をそれぞれ示す指標の少なくとも一つが含まれることを特徴とする請求項1に記載された情報処理装置。
- 前記出力手段は、前記指標を数値データとして出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載された情報処理装置。
- 前記出力手段は、前記指標をグラフ表示するためのデータを出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載された情報処理装置。
- 前記出力手段は、前記指標をマップ表示するためのデータを出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載された情報処理装置。
- 分析期間および指定商品を示す情報を入力し、
前記分析期間の販売情報を取得し、
取得した販売情報に基づき前記指定商品および前記指定商品以外の商品の販売傾向を示す指標を、商品ごとに分析し、
得られた指標を、所定のフォーマットで出力することを特徴とする情報処理方法。 - 情報処理装置を制御して、請求項6に記載された情報処理を実行することを特徴とするプログラム。
- 請求項7に記載されたプログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002216851A JP2004062323A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 情報処理装置およびその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002216851A JP2004062323A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 情報処理装置およびその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004062323A true JP2004062323A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31938491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002216851A Pending JP2004062323A (ja) | 2002-07-25 | 2002-07-25 | 情報処理装置およびその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004062323A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2011248608A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Fujitsu Ltd | 取引情報管理装置 |
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JP2015095062A (ja) * | 2013-11-12 | 2015-05-18 | 株式会社日立製作所 | 企画効果分析システム、企画効果分析方法、および企画効果分析プログラム |
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CN113743641A (zh) * | 2020-12-07 | 2021-12-03 | 北京沃东天骏信息技术有限公司 | 一种物品识别方法和装置 |
-
2002
- 2002-07-25 JP JP2002216851A patent/JP2004062323A/ja active Pending
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