JPH1125362A - 商品流通システム - Google Patents
商品流通システムInfo
- Publication number
- JPH1125362A JPH1125362A JP17369097A JP17369097A JPH1125362A JP H1125362 A JPH1125362 A JP H1125362A JP 17369097 A JP17369097 A JP 17369097A JP 17369097 A JP17369097 A JP 17369097A JP H1125362 A JPH1125362 A JP H1125362A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- merchandise
- information
- distribution
- price
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000009826 distribution Methods 0.000 title claims abstract description 73
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 5
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 12
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 9
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 4
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 235000013555 soy sauce Nutrition 0.000 description 2
- 235000015429 Mirabilis expansa Nutrition 0.000 description 1
- 244000294411 Mirabilis expansa Species 0.000 description 1
- 230000006978 adaptation Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
- 230000005923 long-lasting effect Effects 0.000 description 1
- 235000013536 miso Nutrition 0.000 description 1
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000003252 repetitive effect Effects 0.000 description 1
- 235000021419 vinegar Nutrition 0.000 description 1
- 239000000052 vinegar Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小売業者側が商品の価格を決定するオープン
価格時代において、商品の流通を簡略化すると共に商品
の売筋情報を的確に把握する商品流通VANシステムを
提供する。 【解決手段】 商品に付されたJANコードに基づいて
商品の受注及び発注を行う商品流通システムにおいて、
商品を分類毎に区分けして、分割した地域毎に売られて
いる店舗での売筋情報と当該店舗で売られている売れ筋
情報との比較を表示するようにすると共に、商品を販売
する店舗と、商品をメーカーから仕入れる本部と、店舗
からの商品リクエストを本部に発注する流通メンテセン
ターとからなり、流通メンテセンターは、店舗からの新
商品の登録をJANコードからなるJANマスターを利
用して検索して登録するようにする。
価格時代において、商品の流通を簡略化すると共に商品
の売筋情報を的確に把握する商品流通VANシステムを
提供する。 【解決手段】 商品に付されたJANコードに基づいて
商品の受注及び発注を行う商品流通システムにおいて、
商品を分類毎に区分けして、分割した地域毎に売られて
いる店舗での売筋情報と当該店舗で売られている売れ筋
情報との比較を表示するようにすると共に、商品を販売
する店舗と、商品をメーカーから仕入れる本部と、店舗
からの商品リクエストを本部に発注する流通メンテセン
ターとからなり、流通メンテセンターは、店舗からの新
商品の登録をJANコードからなるJANマスターを利
用して検索して登録するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品流通システム
に関するものであり、詳しくは小売業者側で商品の価格
を決定するオープン価格時代において小売業者側で効率
のよい新商品の登録及び発注を行うようにした商品流通
システムに関する。
に関するものであり、詳しくは小売業者側で商品の価格
を決定するオープン価格時代において小売業者側で効率
のよい新商品の登録及び発注を行うようにした商品流通
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの商品流通システム、即ち、メ
ーカー側が価格を決定するメーカー定価(希望小売り価
格)という慣習は崩壊してきている。具体的にはメーカ
ーが価格決定権を放棄し、小売業者側に価格決定権を委
譲するというオープン価格の時代になってきているから
である。このことは過去において長く続いた常識の崩壊
を意味すると同時に、全く逆転した新しい常識の到来を
求めるものとなる。
ーカー側が価格を決定するメーカー定価(希望小売り価
格)という慣習は崩壊してきている。具体的にはメーカ
ーが価格決定権を放棄し、小売業者側に価格決定権を委
譲するというオープン価格の時代になってきているから
である。このことは過去において長く続いた常識の崩壊
を意味すると同時に、全く逆転した新しい常識の到来を
求めるものとなる。
【0003】価格決定権がメーカー側から小売側へ移行
するということは、メーカー側の「希望小売価格」に代
わって、小売側が「希望仕入価格」をメーカー側に提示
するという従来と逆転した取引形態となる。本願発明は
この点を出発点としている。
するということは、メーカー側の「希望小売価格」に代
わって、小売側が「希望仕入価格」をメーカー側に提示
するという従来と逆転した取引形態となる。本願発明は
この点を出発点としている。
【0004】ここでも、「売手側は高く、買手側が安く
取引したい」という市場原理が働き、その主導権をどち
らがとるかということは重要な意味を持つ。
取引したい」という市場原理が働き、その主導権をどち
らがとるかということは重要な意味を持つ。
【0005】買手側(小売側)が仕入価格を売手側(メ
ーカ、問屋)に提示する場合において、小売側で決定す
る売価と原価には緊密な関連(方程式)が成り立ってい
るという事実がある。この方程式が成立するためには商
品別並びに商品のジャンルにより、荒利率は固定してい
るであろうという事実に着目しなければならない。即
ち、小売側は値入率(荒利率)を常に考慮しつつ売価を
設定しているという事実である。従って、小売側が提示
する希望仕入価格=販売価格(オープンプライス)とい
うことになる。オープンプライスにすると、安く仕入れ
られれば、そのぶん安く販売でき、消費者の支持を得ら
れることになる。更に追求すると、オープンプライス
は、即ち、オープンコスト(原価)のことであり、従来
から一般化されてきた「原価の秘密」に相反するもので
ある。又、このオープンプライスはナッシングプライス
(価格ナシ)と同意語である。このようにして小売側で
決定されるオープンコストは業界共通の「原価の指
標」、即ち、羅針盤が必要となる。
ーカ、問屋)に提示する場合において、小売側で決定す
る売価と原価には緊密な関連(方程式)が成り立ってい
るという事実がある。この方程式が成立するためには商
品別並びに商品のジャンルにより、荒利率は固定してい
るであろうという事実に着目しなければならない。即
ち、小売側は値入率(荒利率)を常に考慮しつつ売価を
設定しているという事実である。従って、小売側が提示
する希望仕入価格=販売価格(オープンプライス)とい
うことになる。オープンプライスにすると、安く仕入れ
られれば、そのぶん安く販売でき、消費者の支持を得ら
れることになる。更に追求すると、オープンプライス
は、即ち、オープンコスト(原価)のことであり、従来
から一般化されてきた「原価の秘密」に相反するもので
ある。又、このオープンプライスはナッシングプライス
(価格ナシ)と同意語である。このようにして小売側で
決定されるオープンコストは業界共通の「原価の指
標」、即ち、羅針盤が必要となる。
【0006】このようにオープン価格時代は、零細且つ
弱体であった小売業者に対し、古くからある「マージン
はメーカーが与えるもの」という考え方に反して、小売
業者が存在価値を高めるにつけ、「マージンは力量でメ
ーカーから奪取するもの」という大量販売思想へと進展
している。そして、今後は小売業者は消費者の代弁者と
して、「希望仕入価格」を売手側に提示し、価格決定権
を消費者サイドに移行させるのである。もっと簡潔に表
現するならばメーカー主導の価格決定方式から、小売主
導の価格決定方式に移行するということである。
弱体であった小売業者に対し、古くからある「マージン
はメーカーが与えるもの」という考え方に反して、小売
業者が存在価値を高めるにつけ、「マージンは力量でメ
ーカーから奪取するもの」という大量販売思想へと進展
している。そして、今後は小売業者は消費者の代弁者と
して、「希望仕入価格」を売手側に提示し、価格決定権
を消費者サイドに移行させるのである。もっと簡潔に表
現するならばメーカー主導の価格決定方式から、小売主
導の価格決定方式に移行するということである。
【0007】さて、小売主導の価格決定方式に移行する
と、個人の欲求に源を発する情報が重要となる。この情
報には巨大なパワーが潜んでおり、且つ情報を集めれば
集めるほど有利になりエネルギーとなる相対情報(比較
情報とも云う)に価値が存在する。具体的には、個人個
人で買うよりも多くの人がまとめて買うほうが安く買え
るというパワー、一企業で買うより多くの企業が集まっ
て大量に購入するほうがより安く買えるというパワーが
発生する。尚、相対情報に対して、特定の小売業者のみ
の情報を絶対情報という。
と、個人の欲求に源を発する情報が重要となる。この情
報には巨大なパワーが潜んでおり、且つ情報を集めれば
集めるほど有利になりエネルギーとなる相対情報(比較
情報とも云う)に価値が存在する。具体的には、個人個
人で買うよりも多くの人がまとめて買うほうが安く買え
るというパワー、一企業で買うより多くの企業が集まっ
て大量に購入するほうがより安く買えるというパワーが
発生する。尚、相対情報に対して、特定の小売業者のみ
の情報を絶対情報という。
【0008】このようにして、多くの小売業の仕入情報
を集めれば集めるほど情報の価値は向上し、その集積さ
れた情報(相対情報)は流通業全体で活用可能な羅針盤
(指標)となる。
を集めれば集めるほど情報の価値は向上し、その集積さ
れた情報(相対情報)は流通業全体で活用可能な羅針盤
(指標)となる。
【0009】相対情報から羅針盤(指標)を作成するた
めには、先ず多くの小売業の仕入情報を集めなければな
らない。流通VANは仕入情報を集めるためのネットワ
ークであり、小売業に設置した端末機(POS)により
通信回線を軽油してVANセンターに発生情報という形
で情報を集積させる。
めには、先ず多くの小売業の仕入情報を集めなければな
らない。流通VANは仕入情報を集めるためのネットワ
ークであり、小売業に設置した端末機(POS)により
通信回線を軽油してVANセンターに発生情報という形
で情報を集積させる。
【0010】集積された情報に基づいて羅針盤を作成す
るシステムとして、流通業診断システムがある。この流
通業診断システムは、集積された情報を分析して売筋商
品、死筋商品、原価及び売価の平均値を作成し、当該情
報(全体情報)と特定企業情報(個別情報)とを比較す
る。このようにして比較すると小売業の場合は、自社の
商品の価格は他の小売業が販売している商品価格全体と
比較することができ、売筋商品の品揃えは良いか、死筋
商品の状態、そして売価の設定、原価の善し悪し等のチ
エックができる。ここで表示される「原価の平均値」が
指標であり羅針盤となる。この原価の平均値の数値は小
売業全体の平均値であり、尺度でもありモノサシとな
る。小売業者側は、この「原価の平均値」を基に希望仕
入価格を売手側に提示して売価が決定される。これが原
価によって売価が決定される小売主導の価格決定方式で
ある。
るシステムとして、流通業診断システムがある。この流
通業診断システムは、集積された情報を分析して売筋商
品、死筋商品、原価及び売価の平均値を作成し、当該情
報(全体情報)と特定企業情報(個別情報)とを比較す
る。このようにして比較すると小売業の場合は、自社の
商品の価格は他の小売業が販売している商品価格全体と
比較することができ、売筋商品の品揃えは良いか、死筋
商品の状態、そして売価の設定、原価の善し悪し等のチ
エックができる。ここで表示される「原価の平均値」が
指標であり羅針盤となる。この原価の平均値の数値は小
売業全体の平均値であり、尺度でもありモノサシとな
る。小売業者側は、この「原価の平均値」を基に希望仕
入価格を売手側に提示して売価が決定される。これが原
価によって売価が決定される小売主導の価格決定方式で
ある。
【0011】この「原価の平均値」に基づいた商品の診
断方法には、診断システムと商談システムの2通りがあ
る。
断方法には、診断システムと商談システムの2通りがあ
る。
【0012】診断システムは、紙等に出力したデータを
全体的にチエックする手法であり、過去の実績の総合評
価には有効的である。
全体的にチエックする手法であり、過去の実績の総合評
価には有効的である。
【0013】商談システムは、端末機の画面でリアルタ
イムに単一品目別にチエックする手法であり、商談の都
度リアルタイムに単品毎に診断情報をチエックできるの
で未来対応型の性格を有する。情報は過去に対応するよ
りも未来に対応できるほうが、より一層高い価値を生み
出すため、この商談システムによる情報は極めて高い価
値を有する。
イムに単一品目別にチエックする手法であり、商談の都
度リアルタイムに単品毎に診断情報をチエックできるの
で未来対応型の性格を有する。情報は過去に対応するよ
りも未来に対応できるほうが、より一層高い価値を生み
出すため、この商談システムによる情報は極めて高い価
値を有する。
【0014】一方、オープン価格時代になった背景に
は、物流する商品の値段が情報量(注文量)で決まり、
需要と供給の関係では決まらなくなってきているという
現象がある。即ち、物の値段は需給バランスで決定され
ている時代から、供給力は常に需要を上まっており、需
給がバランスすることがない状態となっている。そし
て、常に「供給力<需要」という不等式が成立してお
り、この不等式はバランスすることがない。従って、情
報量がまとまればまとまるほど、生産コストも物流コス
トも低下して行くので物価は下がる。何故ならば、製造
過程における合理化、オートメーション化、国際的分業
化等が進展し製造原価は低下させることができる基盤が
できているからである。
は、物流する商品の値段が情報量(注文量)で決まり、
需要と供給の関係では決まらなくなってきているという
現象がある。即ち、物の値段は需給バランスで決定され
ている時代から、供給力は常に需要を上まっており、需
給がバランスすることがない状態となっている。そし
て、常に「供給力<需要」という不等式が成立してお
り、この不等式はバランスすることがない。従って、情
報量がまとまればまとまるほど、生産コストも物流コス
トも低下して行くので物価は下がる。何故ならば、製造
過程における合理化、オートメーション化、国際的分業
化等が進展し製造原価は低下させることができる基盤が
できているからである。
【0015】さて、このようにしてオープン価格時代に
おいては情報量に基づいて商品の値段が決まるとすれ
ば、膨大な情報量を必要とする小売業の仕入業務は機械
的に処理するオンライン発注に切り替え、情報化しなけ
れば、上記説明した診断システムや商談システム等の活
用は不可能というべきである。このようなオンライン発
注及び情報化を達成する業務をVAN業務と呼ぶ。この
VAN業務を駆動させるために構築したシステムを商品
流通システムと呼ぶ。
おいては情報量に基づいて商品の値段が決まるとすれ
ば、膨大な情報量を必要とする小売業の仕入業務は機械
的に処理するオンライン発注に切り替え、情報化しなけ
れば、上記説明した診断システムや商談システム等の活
用は不可能というべきである。このようなオンライン発
注及び情報化を達成する業務をVAN業務と呼ぶ。この
VAN業務を駆動させるために構築したシステムを商品
流通システムと呼ぶ。
【0016】商品流通システムを遂行するためには、先
ず、商品台帳からなる商品マスターを完備しなければな
らない。
ず、商品台帳からなる商品マスターを完備しなければな
らない。
【0017】この商品マスターは、商品名称、取引先名
称、取引単位、納品日、担当者名、仕入原価、販売価
格、発売日等の多くの種類の入力が必要であり、小売業
における取扱い品種(アイテム)は数万種類にものぼ
る。従って、商品マスターを管理運営するには、膨大な
資力及び強固な経営体質が必要であり、資力及び経営体
質の弱体な企業においては不可能である。
称、取引単位、納品日、担当者名、仕入原価、販売価
格、発売日等の多くの種類の入力が必要であり、小売業
における取扱い品種(アイテム)は数万種類にものぼ
る。従って、商品マスターを管理運営するには、膨大な
資力及び強固な経営体質が必要であり、資力及び経営体
質の弱体な企業においては不可能である。
【0018】更に、この商品マスターの管理運営を困難
にする要因として、原価・売価の頻繁な変更、新商品、
特売商品等の多くの変化する情報への適応がある。
にする要因として、原価・売価の頻繁な変更、新商品、
特売商品等の多くの変化する情報への適応がある。
【0019】また、情報は常に変化するという性格があ
るので、一旦人為的に変化を停止させる必要もあり、入
力がゼロの状態でVAN業務を稼働させることができれ
ば最良の稼働方法となる。これを実現するために、変動
項目は初期稼働では取り扱わないと云う限定稼働方式が
ある。
るので、一旦人為的に変化を停止させる必要もあり、入
力がゼロの状態でVAN業務を稼働させることができれ
ば最良の稼働方法となる。これを実現するために、変動
項目は初期稼働では取り扱わないと云う限定稼働方式が
ある。
【0020】この限定稼働方式を採用するとしても、先
ず解決しなければならないものは物流情報(即ち、注文
情報)の改善である。物流情報の改善の1つの手法とし
て、多くの入力すべき情報の中から物流上で必要な最低
限の情報だけを入力するようにすることである。
ず解決しなければならないものは物流情報(即ち、注文
情報)の改善である。物流情報の改善の1つの手法とし
て、多くの入力すべき情報の中から物流上で必要な最低
限の情報だけを入力するようにすることである。
【0021】具体的には、従来から小売業者側の物流
は、商品棚を見ながら欠品状態にならないように発注す
る、いわゆる「小売業カンバン方式」、即ち、EOS
(Electric Ordering Syste
m)ともいうべき発注形態を採用している。この発注形
態は多頻度発注、多頻度納品の必要性に対応している。
発注を受けた取引先は、指定された時間帯までに当該商
品を店舗に納品しなければならない。
は、商品棚を見ながら欠品状態にならないように発注す
る、いわゆる「小売業カンバン方式」、即ち、EOS
(Electric Ordering Syste
m)ともいうべき発注形態を採用している。この発注形
態は多頻度発注、多頻度納品の必要性に対応している。
発注を受けた取引先は、指定された時間帯までに当該商
品を店舗に納品しなければならない。
【0022】物流情報で必要なものは、取引先名、品名
規格、数量、納品日だけであり、その他の情報は欠落し
ても何ら支障はない。この中で数量(発注数)は変動項
目であるので、事前準備作業から除外でき、納品日も小
売と取引先との約束事項であるので除外できる。
規格、数量、納品日だけであり、その他の情報は欠落し
ても何ら支障はない。この中で数量(発注数)は変動項
目であるので、事前準備作業から除外でき、納品日も小
売と取引先との約束事項であるので除外できる。
【0023】従って、取引先名と品名規格(業界共通の
JANコード)の入力とそのリンク付け作業が残ること
になる。
JANコード)の入力とそのリンク付け作業が残ること
になる。
【0024】リンク付け作業とは、「A商品は甲取引先
に発注する」という、小売と取引先との帳合という商取
引上最重要な約束ごとであり、商品の品種が膨大であっ
ても省略することができない作業である。従って、従来
におけるリンク付け作業は単一商品毎にリンク付け作業
を行う、いわゆる「単品リンク方式」で行ってきたが、
この作業にも多大な労力を要していた。この問題を解決
するために、注目したのが「一メーカー、一取引先」と
いう業界の商慣習を活用することである。ここで、商慣
習とか慣行とかの習慣は、双方のメリットから発生した
ものであり、商慣習を活用することによって大幅な省力
化を図ることができる。何故ならば、商慣習は繰り返し
使用するものであり、合理性を内蔵しているからであ
る。
に発注する」という、小売と取引先との帳合という商取
引上最重要な約束ごとであり、商品の品種が膨大であっ
ても省略することができない作業である。従って、従来
におけるリンク付け作業は単一商品毎にリンク付け作業
を行う、いわゆる「単品リンク方式」で行ってきたが、
この作業にも多大な労力を要していた。この問題を解決
するために、注目したのが「一メーカー、一取引先」と
いう業界の商慣習を活用することである。ここで、商慣
習とか慣行とかの習慣は、双方のメリットから発生した
ものであり、商慣習を活用することによって大幅な省力
化を図ることができる。何故ならば、商慣習は繰り返し
使用するものであり、合理性を内蔵しているからであ
る。
【0025】このように、単品毎にリンクする単品リン
ク方式に対して、メーカー単位で取引先にリンクする方
式を「メーカーリンク方式」と呼ぶ。
ク方式に対して、メーカー単位で取引先にリンクする方
式を「メーカーリンク方式」と呼ぶ。
【0026】ところで、このようなメーカリンク方式を
採用した商品流通システムを構築するVAN業務であっ
ても、単に物流情報の個々の問題点を択一的に解決した
にすぎず、診断システムで診断する範囲も限定されてい
る。即ち、その範囲は売筋商品及び死筋商品の品揃えと
いう範囲に限定されている。VAN業務においては、こ
の物流情報の他に、売価、原価、粗利という企業活動の
うえで重要な分野の診断もしなければならない。即ち、
新商品が次々と発売されラッシュ状態になると、販売競
争が激しくなると共に特売も含めて売価変更や原価変更
等の商品メンテナンスが重要となる。
採用した商品流通システムを構築するVAN業務であっ
ても、単に物流情報の個々の問題点を択一的に解決した
にすぎず、診断システムで診断する範囲も限定されてい
る。即ち、その範囲は売筋商品及び死筋商品の品揃えと
いう範囲に限定されている。VAN業務においては、こ
の物流情報の他に、売価、原価、粗利という企業活動の
うえで重要な分野の診断もしなければならない。即ち、
新商品が次々と発売されラッシュ状態になると、販売競
争が激しくなると共に特売も含めて売価変更や原価変更
等の商品メンテナンスが重要となる。
【0027】商品メンテナンスは、例えば新商品の発売
時のメンテナンスをすることであり、メーカーにて付与
された新商品のJANコードを登録し、それを全国的に
ある代理店(問屋)に配布する。このJANコードは、
メーカー名、品名、規格からなる。JANコードの配布
を受けた全国の問屋は、各自が別々に自社コンピュータ
へ入力し自社マスターのメンテナンスを実施し、更には
そのJANコードを当該問屋の取引先である多くの小売
業に配布する。
時のメンテナンスをすることであり、メーカーにて付与
された新商品のJANコードを登録し、それを全国的に
ある代理店(問屋)に配布する。このJANコードは、
メーカー名、品名、規格からなる。JANコードの配布
を受けた全国の問屋は、各自が別々に自社コンピュータ
へ入力し自社マスターのメンテナンスを実施し、更には
そのJANコードを当該問屋の取引先である多くの小売
業に配布する。
【0028】JANコードの配布を受けた小売業者は、
問屋と同様に各自が自社コンピュータへ入力し自社マス
ターのメンテナンスを実施する。更に、小売業者におい
ては、POSのメンテナンスのために再度入力する。こ
のPOSへの入力はカタカナの名称を、短縮して使用す
る。これに対して一般消費者が見て商品を識別確認でき
る棚ラベルは漢字である。従って小売業者におけるメン
テナンスは少なくとも3回の入力作業が必要となる。
問屋と同様に各自が自社コンピュータへ入力し自社マス
ターのメンテナンスを実施する。更に、小売業者におい
ては、POSのメンテナンスのために再度入力する。こ
のPOSへの入力はカタカナの名称を、短縮して使用す
る。これに対して一般消費者が見て商品を識別確認でき
る棚ラベルは漢字である。従って小売業者におけるメン
テナンスは少なくとも3回の入力作業が必要となる。
【0029】残るメンテナンスは、原価及び売価の取引
条件と、担当者、指定配送場所、指定納品日、配送単位
等の取引前提条件を入力して設定された条件のメンテナ
ンスをすることである。ここで、取引条件とは商品毎に
変動するものであり、取引前提条件とは一定期間は変動
しないものである。
条件と、担当者、指定配送場所、指定納品日、配送単位
等の取引前提条件を入力して設定された条件のメンテナ
ンスをすることである。ここで、取引条件とは商品毎に
変動するものであり、取引前提条件とは一定期間は変動
しないものである。
【0030】ここにおいてもメンテナンスの合理化のポ
イントは商慣習にあり、その1つは前述した「一メーカ
ー、一問屋」と云う取引慣習から派生した「メーカーリ
ンク方式」というグループ単位のリンク方式である。
イントは商慣習にあり、その1つは前述した「一メーカ
ー、一問屋」と云う取引慣習から派生した「メーカーリ
ンク方式」というグループ単位のリンク方式である。
【0031】もう1つは原価が決まれば、ある一定の値
入れ率(荒利率)によって売価は自動的に決まると云う
商慣習である。問屋とメーカーがリンクされているの
で、メーカー毎の荒利率を一度入力しておけば、原価を
入力するだけで売価は自動的に算出される。
入れ率(荒利率)によって売価は自動的に決まると云う
商慣習である。問屋とメーカーがリンクされているの
で、メーカー毎の荒利率を一度入力しておけば、原価を
入力するだけで売価は自動的に算出される。
【0032】また 、問屋とメーカーがリンクされてい
るのでメーカー毎の荒利率を一度入力しておけば原価を
入力するだけで、売価は自動的に算出されるシステムに
なっている。問屋にて卸値(小売りの仕入れ値)を専用
の端末機に入力すれば小売側は確認するだけで売価が自
動設定できるのである。
るのでメーカー毎の荒利率を一度入力しておけば原価を
入力するだけで、売価は自動的に算出されるシステムに
なっている。問屋にて卸値(小売りの仕入れ値)を専用
の端末機に入力すれば小売側は確認するだけで売価が自
動設定できるのである。
【0033】担当者、指定配送場所、指定納品日、配送
単位等の前提取引条件は、問屋毎に決まっているので、
一度だけリンク(入力)しておけば、次からは自動的に
条件を設定したアウトプットが可能になる。
単位等の前提取引条件は、問屋毎に決まっているので、
一度だけリンク(入力)しておけば、次からは自動的に
条件を設定したアウトプットが可能になる。
【0034】更に、既にVANマスターが整備されてい
る小売業者側のメンテナンスは、より一層簡単に合理化
できる。VANマスター(商品台帳等)の中に取引条件
や前提取引条件が入っているので、これらの商慣習を逆
リンク(逆に調査)すればあらゆる取引条件、取引前提
条件は判別できる。これを「逆リンク方式」と云う。
る小売業者側のメンテナンスは、より一層簡単に合理化
できる。VANマスター(商品台帳等)の中に取引条件
や前提取引条件が入っているので、これらの商慣習を逆
リンク(逆に調査)すればあらゆる取引条件、取引前提
条件は判別できる。これを「逆リンク方式」と云う。
【0035】要するに、一切の入力作業を行う必要がな
く、取引条件や取引前提条件の調査やリンク作業も全て
完了することになる。
く、取引条件や取引前提条件の調査やリンク作業も全て
完了することになる。
【0036】このようにして流通業における合理的なメ
ンテナンスシステムは必要不可欠であり、流通メンテセ
ンターを活用することにより、流通関連企業の合理化と
商品流通の円滑化、及びメーカーから新商品を発売して
から消費者の購入までのリードタイムを大幅に短縮でき
ることになる。
ンテナンスシステムは必要不可欠であり、流通メンテセ
ンターを活用することにより、流通関連企業の合理化と
商品流通の円滑化、及びメーカーから新商品を発売して
から消費者の購入までのリードタイムを大幅に短縮でき
ることになる。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明したメーカリンク方式を採用するとしても、新商品が
ラッシュ状態で生産され発売されているため、全ての新
商品のJANコードを入力する時間がかかると云う問題
がある。
明したメーカリンク方式を採用するとしても、新商品が
ラッシュ状態で生産され発売されているため、全ての新
商品のJANコードを入力する時間がかかると云う問題
がある。
【0038】又、メーカリンク方式を採用しても、ラッ
シュ状態で生産及び発売される新商品の売筋情報及び死
筋情報を把握することができないと云う問題点がある。
シュ状態で生産及び発売される新商品の売筋情報及び死
筋情報を把握することができないと云う問題点がある。
【0039】更に、商品メンテナンスにおいても、小売
業者においては、新商品のJANコードによるメンテナ
ンス、POSのためのカタカナ入力業務のためのメンテ
ナンス、棚ラベルのためのメンテナンスの3回のメンテ
ナンス作業が必要であり、その入力件数は膨大なものと
なっていると云う問題点がある。
業者においては、新商品のJANコードによるメンテナ
ンス、POSのためのカタカナ入力業務のためのメンテ
ナンス、棚ラベルのためのメンテナンスの3回のメンテ
ナンス作業が必要であり、その入力件数は膨大なものと
なっていると云う問題点がある。
【0040】従って、オープン価格時代において、JA
Nコードが付与されている新商品の名称及び規格等につ
いての入力を簡素化にすること、及び新商品の売筋情報
及び死筋情報を容易に把握すること、及び商品メンテナ
ンスにおいて商品の品名等の入力作業を合理化できるよ
うにすることに解決しなければならない課題を有してい
る。
Nコードが付与されている新商品の名称及び規格等につ
いての入力を簡素化にすること、及び新商品の売筋情報
及び死筋情報を容易に把握すること、及び商品メンテナ
ンスにおいて商品の品名等の入力作業を合理化できるよ
うにすることに解決しなければならない課題を有してい
る。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る商品流通システムは、小売業者側で商
品の販売価格を決定するオープン価格制度を採用した流
通機構において、商品に付されたJANコードに基づい
て商品の受注及び発注を行う商品流通システムであっ
て、商品を前記JANコードに基づいて分類毎に区分け
し、且つ商品を販売する特定地域を分割した分割地域で
販売されている商品の売筋情報と、同一の分割地域内の
特定の店舗で販売されている同一商品の売筋情報とを売
り上げ順位に比較して表示するようにしたことである。
に、本発明に係る商品流通システムは、小売業者側で商
品の販売価格を決定するオープン価格制度を採用した流
通機構において、商品に付されたJANコードに基づい
て商品の受注及び発注を行う商品流通システムであっ
て、商品を前記JANコードに基づいて分類毎に区分け
し、且つ商品を販売する特定地域を分割した分割地域で
販売されている商品の売筋情報と、同一の分割地域内の
特定の店舗で販売されている同一商品の売筋情報とを売
り上げ順位に比較して表示するようにしたことである。
【0042】又、小売業者側で商品の販売価格を決定す
るオープン価格制度を採用した流通機構において、複数
の小売業者側のそれぞれの商品台帳にJANコードを付
与した新商品の商品情報を蓄積する商品流通システムで
あって、前記新商品のJANコードの入力は、流通して
いる商品に付されたJANコードを分類毎に区分けして
あるJANマスターから抽出して行い、前記商品台帳に
登録するようにすると共に、該抽出された新商品のJA
Nコードに基づく商品情報は、他の小売業者側の商品台
帳にも登録できるようにしたことであり、前記新商品に
付されているJANコードの登録と同時に、商品に付さ
れている商品コード及び棚ラベルにも使用できるよう
に、前記新商品の商品名称をカタカナ及び漢字で出力で
きるようにしたことである。
るオープン価格制度を採用した流通機構において、複数
の小売業者側のそれぞれの商品台帳にJANコードを付
与した新商品の商品情報を蓄積する商品流通システムで
あって、前記新商品のJANコードの入力は、流通して
いる商品に付されたJANコードを分類毎に区分けして
あるJANマスターから抽出して行い、前記商品台帳に
登録するようにすると共に、該抽出された新商品のJA
Nコードに基づく商品情報は、他の小売業者側の商品台
帳にも登録できるようにしたことであり、前記新商品に
付されているJANコードの登録と同時に、商品に付さ
れている商品コード及び棚ラベルにも使用できるよう
に、前記新商品の商品名称をカタカナ及び漢字で出力で
きるようにしたことである。
【0043】このように、VAN業務で使用する全ての
種類のJANコードが登録されていれば即時発注が可能
になる。
種類のJANコードが登録されていれば即時発注が可能
になる。
【0044】又、全国の小売業者の中で最初の新商品の
登録により、自動的にVAN業務に使用可能な物流マス
ターを作成するようにすると、二番目からの小売業者は
この物流マスターをコピーすればよく、その都度新商品
の商品情報を入力する必要性がなくなり、自然に増殖す
る、いわゆる自然増殖型マスターとすることが可能にな
る。
登録により、自動的にVAN業務に使用可能な物流マス
ターを作成するようにすると、二番目からの小売業者は
この物流マスターをコピーすればよく、その都度新商品
の商品情報を入力する必要性がなくなり、自然に増殖す
る、いわゆる自然増殖型マスターとすることが可能にな
る。
【0045】又、新商品の発売元であるメーカー側で一
度だけJANコードを入力すれば、当該データはVAN
業務で必要とする問屋や小売業者は自動的にこのJAN
コードをコピー等して使用することができるようにな
る。ここにはPOS用の短縮名称や棚ラベル用の漢字名
称も自動的に出力させる、いわゆるPOSとの一元化を
図ることが可能になる。
度だけJANコードを入力すれば、当該データはVAN
業務で必要とする問屋や小売業者は自動的にこのJAN
コードをコピー等して使用することができるようにな
る。ここにはPOS用の短縮名称や棚ラベル用の漢字名
称も自動的に出力させる、いわゆるPOSとの一元化を
図ることが可能になる。
【0046】このようにJANマスターを利用すれば、
商品特有の商品情報、例えば漢字名称や価格を入力する
手間が省け入力作業の簡略化が図れる。
商品特有の商品情報、例えば漢字名称や価格を入力する
手間が省け入力作業の簡略化が図れる。
【0047】さらに、登録したい新商品の商品情報がJ
ANマスターにない場合には、他の問屋及び店舗の商品
台帳にある同一商品情報を利用して登録するようにした
ことにより、商品に付されているJANコードを1度だ
け利用さえすれば商品流通システム内における各店舗及
び問屋等で行う新商品の検索及び登録に使用できるよう
になる。
ANマスターにない場合には、他の問屋及び店舗の商品
台帳にある同一商品情報を利用して登録するようにした
ことにより、商品に付されているJANコードを1度だ
け利用さえすれば商品流通システム内における各店舗及
び問屋等で行う新商品の検索及び登録に使用できるよう
になる。
【0048】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る商品流通シス
テムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
テムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0049】商品流通システムは、従来技術で説明した
ようにオープン価格時代に即応したシステムとなってお
り、小売業者側で相対情報、即ち、消費者の欲求に源を
発する情報を収集して商品の販売価格を決定する構成と
なっている。そのため、新商品の管理や既に販売されて
いる商品のメンテナンス等は簡素化した入力作業で必要
とする商品情報を入力することができるようにする必要
がある。
ようにオープン価格時代に即応したシステムとなってお
り、小売業者側で相対情報、即ち、消費者の欲求に源を
発する情報を収集して商品の販売価格を決定する構成と
なっている。そのため、新商品の管理や既に販売されて
いる商品のメンテナンス等は簡素化した入力作業で必要
とする商品情報を入力することができるようにする必要
がある。
【0050】本発明に係るオープン価格時代に適応でき
るようにした商品流通VANシステムの特徴とするもの
は、商品のメンテナンスを簡素化したものであり、その
主要なものは、 漢字名称を含め新商品の登録作業を簡略化できるよう
にしたものである。 商品情報の登録を各店舗、本部(小売店を含む)、取
引メーカー各社が行っていたのを一括して行うようにし
て発注までの準備を大幅に早くしたものである。 商談後、発注、販売までの準備作業の時間を大幅に早
くしたものである。 特売に対応できる発注、販売までの準備の作業を改善
したものである。 商談にて取引条件を決めるが各店舗と本部及び取引メ
ーカーとの食い違いをなくすようなシステムを構築した
ものである。 特定地域、例えば関東地区における地域を所定のブロ
ックに分割した分割地域における商品の全体の売筋情報
と、同一分割地域における特定の店舗における売筋情報
とを売り上げ順に比較して表示するようにしたものであ
る。
るようにした商品流通VANシステムの特徴とするもの
は、商品のメンテナンスを簡素化したものであり、その
主要なものは、 漢字名称を含め新商品の登録作業を簡略化できるよう
にしたものである。 商品情報の登録を各店舗、本部(小売店を含む)、取
引メーカー各社が行っていたのを一括して行うようにし
て発注までの準備を大幅に早くしたものである。 商談後、発注、販売までの準備作業の時間を大幅に早
くしたものである。 特売に対応できる発注、販売までの準備の作業を改善
したものである。 商談にて取引条件を決めるが各店舗と本部及び取引メ
ーカーとの食い違いをなくすようなシステムを構築した
ものである。 特定地域、例えば関東地区における地域を所定のブロ
ックに分割した分割地域における商品の全体の売筋情報
と、同一分割地域における特定の店舗における売筋情報
とを売り上げ順に比較して表示するようにしたものであ
る。
【0051】上記に関しては、JANコードに基づい
た漢字名称を含めた商品情報を取り入れ、小売り業者や
本部及び取引メーカーにて登録したイン・ストアコード
も利用できるようにする。に関しては、共通にできる
商品情報は連動させることにより入力作業を省力化す
る。に関しては、商談情報をEOS、POSの商品台
帳に連動させて準備作業を合理化させる。に関して
は、定番はもとより特売情報も合理化させる。に関し
ては、商談情報を小売り業者や本部の商品台帳、例えば
量販店である店舗のEOS台帳、POS台帳へと連動さ
せるようにする。に関しては、月毎の売筋商品診断表
を作成する。
た漢字名称を含めた商品情報を取り入れ、小売り業者や
本部及び取引メーカーにて登録したイン・ストアコード
も利用できるようにする。に関しては、共通にできる
商品情報は連動させることにより入力作業を省力化す
る。に関しては、商談情報をEOS、POSの商品台
帳に連動させて準備作業を合理化させる。に関して
は、定番はもとより特売情報も合理化させる。に関し
ては、商談情報を小売り業者や本部の商品台帳、例えば
量販店である店舗のEOS台帳、POS台帳へと連動さ
せるようにする。に関しては、月毎の売筋商品診断表
を作成する。
【0052】このような特徴を有する流通VANシステ
ムは、図1に示すように、量販店である店舗1、例えば
スーパーマーケットと、各店舗1に商品を卸す小売り業
者や本部2と、商品の売り筋や商品の流通及び価格を算
定する流通メンテセンター3と、商品を製造する取引メ
ーカー4とから構成され、流通メンテセンター3を介し
て回線で商品情報を逐次送受信できるようになってい
る。
ムは、図1に示すように、量販店である店舗1、例えば
スーパーマーケットと、各店舗1に商品を卸す小売り業
者や本部2と、商品の売り筋や商品の流通及び価格を算
定する流通メンテセンター3と、商品を製造する取引メ
ーカー4とから構成され、流通メンテセンター3を介し
て回線で商品情報を逐次送受信できるようになってい
る。
【0053】各店舗1には、商品に付されているJAN
コードを読むハンディターミナル5が備えられており、
このハンディターミナル5は充電機能及び通信機能を有
する通信ユニット6に装着して流通メンテセンターと相
互通信をする。尚、棚ラベル等を印刷する端末機器は省
略されている。
コードを読むハンディターミナル5が備えられており、
このハンディターミナル5は充電機能及び通信機能を有
する通信ユニット6に装着して流通メンテセンターと相
互通信をする。尚、棚ラベル等を印刷する端末機器は省
略されている。
【0054】本部2は、所謂電算システム等を備えてお
り、各店舗1の商品の売筋等を判断したり、商品の追
加、変更、削除、発注日報を作成して適宜流通メンテセ
ンター3と相互通信をするパソコン等で構成された端末
機器7と、各店舗1及び本部2の比較的大規模な情報を
処理する電算部8とから構成され、この電算部8は流通
メンテセンター3と相互通信できる構成となっている。
り、各店舗1の商品の売筋等を判断したり、商品の追
加、変更、削除、発注日報を作成して適宜流通メンテセ
ンター3と相互通信をするパソコン等で構成された端末
機器7と、各店舗1及び本部2の比較的大規模な情報を
処理する電算部8とから構成され、この電算部8は流通
メンテセンター3と相互通信できる構成となっている。
【0055】このようにして各店舗1はそれぞれの部署
から流通メンテセンター3と相互に通信できる構成とな
っている。
から流通メンテセンター3と相互に通信できる構成とな
っている。
【0056】流通メンテセンター3は、いわゆるVAN
センターであり、JANコードの漢字名称を始めあらゆ
る商品情報を保有しており、また、新商品情報を含め日
々発生する商品情報の内容を登録、更新する機能を備え
ている。
センターであり、JANコードの漢字名称を始めあらゆ
る商品情報を保有しており、また、新商品情報を含め日
々発生する商品情報の内容を登録、更新する機能を備え
ている。
【0057】更に、漢字棚ラベル等の発行を行い、各取
引メーカー4の商品情報と連動出来るため、商品情報を
一元化することができ、この商品情報は取引メーカー
4、卸、商社、本部2、量販店(店舗)1等の各現場に
てメンテナンス作業を実施できるのである。
引メーカー4の商品情報と連動出来るため、商品情報を
一元化することができ、この商品情報は取引メーカー
4、卸、商社、本部2、量販店(店舗)1等の各現場に
てメンテナンス作業を実施できるのである。
【0058】このような機能を有する流通メンテセンタ
ー3は、複数の本部2及び各店舗1からの商品の情報を
取り入れ、商品台帳の作成及び売筋等の月報等の作成を
行う。また、各店舗からの発注商品を特定の取引メーカ
ー4に商品を代行して発注する。この代行した商品の発
注は通信回線を介して行われる。
ー3は、複数の本部2及び各店舗1からの商品の情報を
取り入れ、商品台帳の作成及び売筋等の月報等の作成を
行う。また、各店舗からの発注商品を特定の取引メーカ
ー4に商品を代行して発注する。この代行した商品の発
注は通信回線を介して行われる。
【0059】取引メーカー4は、流通メンテセンター3
からの商品の発注を受け、納品伝票を発行すると共に、
この発行伝票に基づいた商品を配送センター9に送る。
からの商品の発注を受け、納品伝票を発行すると共に、
この発行伝票に基づいた商品を配送センター9に送る。
【0060】配送センター9においては、それぞれの取
引メーカー4からの商品を取り入れ、指定された店舗に
配送する仕分けを行う。仕分けされた商品は配送車に載
せられて指定された各店舗1に納品される。
引メーカー4からの商品を取り入れ、指定された店舗に
配送する仕分けを行う。仕分けされた商品は配送車に載
せられて指定された各店舗1に納品される。
【0061】このようにして、各店舗1から商品のJA
Nコードに基づく発注作業が発生すると、流通メンテセ
ンター3を介して商品が各店舗1の手元に届くようにな
っている。
Nコードに基づく発注作業が発生すると、流通メンテセ
ンター3を介して商品が各店舗1の手元に届くようにな
っている。
【0062】さて、上記説明したように商品の発注から
納品までは、あたかもハンディターミナル5の操作のみ
で行うことができ、この操作の中には新商品を店に並べ
る場合、または並べたい場合にも適用できる。
納品までは、あたかもハンディターミナル5の操作のみ
で行うことができ、この操作の中には新商品を店に並べ
る場合、または並べたい場合にも適用できる。
【0063】図2は、小売業者や本部2と店舗1間で新
商品の登録から商談、発注までをブロック図で示したも
のである。
商品の登録から商談、発注までをブロック図で示したも
のである。
【0064】先ず、複数の本部2はA本部2aとB本部
2bで表わし、それぞれの本部2及び店舗1の商品台帳
を流通メンテセンター3で備えている。
2bで表わし、それぞれの本部2及び店舗1の商品台帳
を流通メンテセンター3で備えている。
【0065】A本部2aが流通メンテセンター3の商品
台帳に新商品を登録するには、ハンディターミナル5
(図1参照)により新商品のJANコードを読み取り、
流通メンテセンター3に送る。流通メンテセンター3に
おいて、A本部2aの商品台帳に登録する作業を行う。
この登録する作業は、先ずJANマスター10の当該新
商品のJANコードを検索する。
台帳に新商品を登録するには、ハンディターミナル5
(図1参照)により新商品のJANコードを読み取り、
流通メンテセンター3に送る。流通メンテセンター3に
おいて、A本部2aの商品台帳に登録する作業を行う。
この登録する作業は、先ずJANマスター10の当該新
商品のJANコードを検索する。
【0066】JANマスター10は、JANコードセン
ターにて商品を類型化して蓄積したデータベースであ
り、JANコードに基づいた商品情報、即ち、商品の漢
字名称、価格帯等が蓄積してある。
ターにて商品を類型化して蓄積したデータベースであ
り、JANコードに基づいた商品情報、即ち、商品の漢
字名称、価格帯等が蓄積してある。
【0067】JANコードは、8桁又は13桁の商品コ
ードで構成されており、例えば最初の2桁は日本国を表
すコード「49」であり、次の5桁が商品を製造するメ
ーカー特有のコード、即ち、メーカーコードを表す構成
となっている。例えば、図4に示す売筋商品診断表にお
いて、メーカーコード「01515」はキッコーマンで
あり、メーカーコード「03001」はヤマサ醤油であ
り、また、このメーカーを表すメーカーコードは単一の
コードでなくとも複数のコードから構成してもよい。
ードで構成されており、例えば最初の2桁は日本国を表
すコード「49」であり、次の5桁が商品を製造するメ
ーカー特有のコード、即ち、メーカーコードを表す構成
となっている。例えば、図4に示す売筋商品診断表にお
いて、メーカーコード「01515」はキッコーマンで
あり、メーカーコード「03001」はヤマサ醤油であ
り、また、このメーカーを表すメーカーコードは単一の
コードでなくとも複数のコードから構成してもよい。
【0068】このJANマスター10を検索して新商品
のJANコードがあれば、その商品情報を新商品を紹介
したA本部2aの商品台帳11aに登録して更新する。
新商品の登録は、新商品が既に登録されていれば、その
JANコードから漢字名称、店舗向けの原価等を抽出し
てA本部2aの端末機器7に返送する。
のJANコードがあれば、その商品情報を新商品を紹介
したA本部2aの商品台帳11aに登録して更新する。
新商品の登録は、新商品が既に登録されていれば、その
JANコードから漢字名称、店舗向けの原価等を抽出し
てA本部2aの端末機器7に返送する。
【0069】ここで、新商品がJANマスター10にな
い場合には、他の本部(ここではB本部2b)及び店舗
1の商品台帳11b、11cから同一のJANコードの
商品の検索を行い、その商品情報である漢字名称等を抽
出してA本部2a用の新商品にしてA本部2aの商品台
帳11aに登録して更新する。このようにすれば、新商
品が出た場合には、流通メンテセンター3で把握できる
本部2及び店舗1の商品台帳11a、11b、11cに
登録された商品のJANコードを利用して、商品情報で
ある新商品の漢字名称等を簡単に抽出することができる
ようになる。
い場合には、他の本部(ここではB本部2b)及び店舗
1の商品台帳11b、11cから同一のJANコードの
商品の検索を行い、その商品情報である漢字名称等を抽
出してA本部2a用の新商品にしてA本部2aの商品台
帳11aに登録して更新する。このようにすれば、新商
品が出た場合には、流通メンテセンター3で把握できる
本部2及び店舗1の商品台帳11a、11b、11cに
登録された商品のJANコードを利用して、商品情報で
ある新商品の漢字名称等を簡単に抽出することができる
ようになる。
【0070】このようにして登録された新商品を商品台
帳11a、11b、11cに登録し、この登録された新
商品に関する見積情報12を各店舗1に配信するように
すれば、この新商品はあたかも本部2a、2bから直接
に多数の店舗1に新商品の紹介も兼ねた情報として流す
ことができる。この各店舗1に送信された見積情報12
は、同一商品を問屋別に比較することができると同時に
同一商品の売筋情報との比較ができる。店舗1側では、
この見積情報12を参照して商談を行い、取引先、条件
等決定したら初回発注数等からなる商談情報13を登録
する。登録された商談情報13は、ハンディターミナル
5により流通メンテセンター3に送信され、店舗1の商
品台帳11cに登録して更新される。
帳11a、11b、11cに登録し、この登録された新
商品に関する見積情報12を各店舗1に配信するように
すれば、この新商品はあたかも本部2a、2bから直接
に多数の店舗1に新商品の紹介も兼ねた情報として流す
ことができる。この各店舗1に送信された見積情報12
は、同一商品を問屋別に比較することができると同時に
同一商品の売筋情報との比較ができる。店舗1側では、
この見積情報12を参照して商談を行い、取引先、条件
等決定したら初回発注数等からなる商談情報13を登録
する。登録された商談情報13は、ハンディターミナル
5により流通メンテセンター3に送信され、店舗1の商
品台帳11cに登録して更新される。
【0071】更新された商談情報13は、再び店舗1の
端末機器7に送信され、この情報を受信した端末機器7
は商談情報を受信して棚ラベル14を発行する。
端末機器7に送信され、この情報を受信した端末機器7
は商談情報を受信して棚ラベル14を発行する。
【0072】一方、流通メンテマスター3の店舗1の商
品台帳11cが更新されると、その更新された内容に基
づいて発注データ15が作成され、決定された本部(実
施例の場合はB本部2b)に送信される。発注データ1
5を受信したB本部2b側の端末機器7は、漢字伝票を
発行し、仕入伝票16を印刷して出荷の作業に入る。
品台帳11cが更新されると、その更新された内容に基
づいて発注データ15が作成され、決定された本部(実
施例の場合はB本部2b)に送信される。発注データ1
5を受信したB本部2b側の端末機器7は、漢字伝票を
発行し、仕入伝票16を印刷して出荷の作業に入る。
【0073】ここで、店舗1において、商談をして発注
する際には、図3に示すように、ハンディターミナル5
と端末機器7を利用して行うことができる。店舗1側の
ハンディターミナル5及び端末機器7からの問い合わせ
に関するデータ17は、流通メンテセンター3の商品台
帳11cと対照比較され、その結果は端末機器7に確認
表示される。この確認表示されたものは、リストとして
出力され、且つ問い合わせファイルを作成して同時にメ
ンテナンス処理が施され、POSデータ及び棚ラベル及
び確認リスト18として出力される。同時に、このファ
イルの内容に基づいて本部2の商品台帳11b、11c
が更新され、メンテナンスデータとして本部2側に送信
され、確認リスト19を出力する。
する際には、図3に示すように、ハンディターミナル5
と端末機器7を利用して行うことができる。店舗1側の
ハンディターミナル5及び端末機器7からの問い合わせ
に関するデータ17は、流通メンテセンター3の商品台
帳11cと対照比較され、その結果は端末機器7に確認
表示される。この確認表示されたものは、リストとして
出力され、且つ問い合わせファイルを作成して同時にメ
ンテナンス処理が施され、POSデータ及び棚ラベル及
び確認リスト18として出力される。同時に、このファ
イルの内容に基づいて本部2の商品台帳11b、11c
が更新され、メンテナンスデータとして本部2側に送信
され、確認リスト19を出力する。
【0074】また、店舗1側からの通常の商品の発注、
並びに特売及び定番の商品の発注は、ハンデイターミナ
ル5を介して流通メンテセンター3に送られる。この商
品の発注を流通メンテセンター3が受け取ると、期間を
確認して、店舗において特売又は定番である区別をして
特売又は定番の商品の伝票20、21を作成して本部2
側に送る。
並びに特売及び定番の商品の発注は、ハンデイターミナ
ル5を介して流通メンテセンター3に送られる。この商
品の発注を流通メンテセンター3が受け取ると、期間を
確認して、店舗において特売又は定番である区別をして
特売又は定番の商品の伝票20、21を作成して本部2
側に送る。
【0075】一方、本部2側からの問い合わせは、ハン
ディターミナル5及び端末機器7を介して行うことがで
きる。この問い合わせのデータを流通メンテセンター3
が受け取ると、流通メンテセンター3の当該店舗1の商
品台帳11cを検索し、その結果は端末機器7に確認表
示22される。この確認表示された結果は、リストとし
て出力され、且つファイルに格納され、メンテナンス処
理が施される。そして、棚ラベル及び確認リスト19と
して出力される。同時に、このファイルの内容に基づい
て本部2の商品台帳11a又は11bが更新される。
ディターミナル5及び端末機器7を介して行うことがで
きる。この問い合わせのデータを流通メンテセンター3
が受け取ると、流通メンテセンター3の当該店舗1の商
品台帳11cを検索し、その結果は端末機器7に確認表
示22される。この確認表示された結果は、リストとし
て出力され、且つファイルに格納され、メンテナンス処
理が施される。そして、棚ラベル及び確認リスト19と
して出力される。同時に、このファイルの内容に基づい
て本部2の商品台帳11a又は11bが更新される。
【0076】このようにして、店舗1側及び本部2側の
商品台帳11a、11b、11cの更新を1度の操作で
更新するようにして商品台帳11a、11b、11cの
メンテナンスを行うことができるのである。
商品台帳11a、11b、11cの更新を1度の操作で
更新するようにして商品台帳11a、11b、11cの
メンテナンスを行うことができるのである。
【0077】次に、流通メンテセンター3において作成
されている各店舗1の商品台帳11cに基づいて、個々
の店舗1と他の店舗1とで売れた商品及びその価格を月
毎に羅列した売筋商品診断表を作成する。
されている各店舗1の商品台帳11cに基づいて、個々
の店舗1と他の店舗1とで売れた商品及びその価格を月
毎に羅列した売筋商品診断表を作成する。
【0078】売筋商品診断表は、図4及び図5に示すよ
うに、商品の分類、例えば「醤油」、「味噌」、「食
酢」、「ソース」等のジャンルに分け、その中でそれぞ
れの商品の売れ筋をリストアップしたものであり、売上
げ順位、商品名称、商品コード、売上比、売価(最高価
格、平均価格、最低価格、御社価格)、原価(最高価
格、平均価格、最低価格、御社価格)、荒利率(%)
(最高、平均、最低、御社)の項目を売り上げ順位に羅
列したものである。
うに、商品の分類、例えば「醤油」、「味噌」、「食
酢」、「ソース」等のジャンルに分け、その中でそれぞ
れの商品の売れ筋をリストアップしたものであり、売上
げ順位、商品名称、商品コード、売上比、売価(最高価
格、平均価格、最低価格、御社価格)、原価(最高価
格、平均価格、最低価格、御社価格)、荒利率(%)
(最高、平均、最低、御社)の項目を売り上げ順位に羅
列したものである。
【0079】そして、所定の地域、例えば関東地区を所
定の数に分割した分割地域での各分類の各商品毎の売り
上げ順位を表示し、且つこの分割地域に存在する店舗1
の売り上げ順位も表示するようにする。同時に売り上げ
順位による価格も表示するようにして、当該店舗1の価
格とその分割地域での価格との対比もできるようにして
ある。
定の数に分割した分割地域での各分類の各商品毎の売り
上げ順位を表示し、且つこの分割地域に存在する店舗1
の売り上げ順位も表示するようにする。同時に売り上げ
順位による価格も表示するようにして、当該店舗1の価
格とその分割地域での価格との対比もできるようにして
ある。
【0080】この売筋商品診断表は、所定期間、好まし
くは月単位で印刷等して表示すると、その月における個
々の商品の売れ筋の把握、即ち、当該店舗1における各
商品の売筋情報と、当該店舗1が存在する分割地域にお
ける商品の売筋情報を比較対照して、個々の商品の売れ
筋を分析することができる。又、将来に向かった商品の
発注及び分割地域でのみ特に売れている商品を発掘する
ことができると共に、在庫を最小限にした適正数量の商
品の発注及び販売を可能にする。
くは月単位で印刷等して表示すると、その月における個
々の商品の売れ筋の把握、即ち、当該店舗1における各
商品の売筋情報と、当該店舗1が存在する分割地域にお
ける商品の売筋情報を比較対照して、個々の商品の売れ
筋を分析することができる。又、将来に向かった商品の
発注及び分割地域でのみ特に売れている商品を発掘する
ことができると共に、在庫を最小限にした適正数量の商
品の発注及び販売を可能にする。
【0081】
【発明の効果】上記説明したように、本発明に係る商品
流通システムは、オープン価格時代において、分割地域
で販売されている商品の売筋情報とこの分割地域内にお
ける当該店舗の売筋情報を比較対照するようにしたこと
により、いわゆる売れる商品を適正な量だけ適正価格で
店頭に並べることができる。
流通システムは、オープン価格時代において、分割地域
で販売されている商品の売筋情報とこの分割地域内にお
ける当該店舗の売筋情報を比較対照するようにしたこと
により、いわゆる売れる商品を適正な量だけ適正価格で
店頭に並べることができる。
【0082】又、新商品の登録をJANコードからなる
商品情報を蓄積してあるJANマスターを利用して検索
するようにしたことにより、商品の漢字名称等の煩雑な
データの入力を簡略化することができる。
商品情報を蓄積してあるJANマスターを利用して検索
するようにしたことにより、商品の漢字名称等の煩雑な
データの入力を簡略化することができる。
【0083】更に、新商品の登録は、JANコードのメ
ーカーコードを利用して、少なくとも1個の商品を登録
しておき、このメーカーからの他の商品の発注ができる
ようにしたことにより、例え商品台帳等に新商品がない
場合でも、登録を極めて円滑に行うことができる。
ーカーコードを利用して、少なくとも1個の商品を登録
しておき、このメーカーからの他の商品の発注ができる
ようにしたことにより、例え商品台帳等に新商品がない
場合でも、登録を極めて円滑に行うことができる。
【0084】そして、登録する新商品が商品台帳にない
場合には、他の小売業者や本部及び店舗の商品台帳にあ
る同一商品情報を利用して登録するようにしたことによ
り、特に新商品の登録をシステム全体で1度だけ行え
ば、その商品情報を有効に利用することができ、新商品
の登録が極めて円滑に行えると云う効果がある。
場合には、他の小売業者や本部及び店舗の商品台帳にあ
る同一商品情報を利用して登録するようにしたことによ
り、特に新商品の登録をシステム全体で1度だけ行え
ば、その商品情報を有効に利用することができ、新商品
の登録が極めて円滑に行えると云う効果がある。
【0085】又、新商品の発売元であるメーカー側で一
度だけJANコードを入力すれば、当該データはVAN
業務で必要とする本部や小売業者は自動的にこのJAN
コードをコピー等して使用することができるようにな
る。ここにはPOS用の短縮名称や棚ラベル用の漢字名
称も自動的に出力させる、いわゆるPOSとの一元化を
図ることが可能になり、メーカーの発売日より実際に商
品販売のための本部、小売側の事前準備作業は大幅に削
減され、消費経済上からも大きな利益となる。
度だけJANコードを入力すれば、当該データはVAN
業務で必要とする本部や小売業者は自動的にこのJAN
コードをコピー等して使用することができるようにな
る。ここにはPOS用の短縮名称や棚ラベル用の漢字名
称も自動的に出力させる、いわゆるPOSとの一元化を
図ることが可能になり、メーカーの発売日より実際に商
品販売のための本部、小売側の事前準備作業は大幅に削
減され、消費経済上からも大きな利益となる。
【図1】本発明に係る流通VANシステムの全体図であ
る。
る。
【図2】同新商品の登録から商談、発注までの流れをブ
ロック図で示した説明図である。
ロック図で示した説明図である。
【図3】同商談から発注をブロック図で示した説明図で
ある。
ある。
【図4】同売筋商品診断表を印刷したものを一部抜粋し
た表である。
た表である。
【図5】同売筋商品診断表を印刷したものを一部抜粋し
た表である。
た表である。
1;店舗、2;本部、3;流通メンテセンター、4;取
引メーカー、5;ハンデイターミナル、6;通信ユニッ
ト、7;端末機器、8;電算部、9;配送センター、1
0;JANマスター、11a;A本部商品台帳、11
b;B本部商品台帳、12;見積情報、13;商談情
報、14;棚ラベル発行、15;発注データ、16;仕
入伝票、17;問い合わせ、18;確認リスト、19;
確認リスト、20;特売伝票、21;定番伝票、22;
問い合わせ確認表示
引メーカー、5;ハンデイターミナル、6;通信ユニッ
ト、7;端末機器、8;電算部、9;配送センター、1
0;JANマスター、11a;A本部商品台帳、11
b;B本部商品台帳、12;見積情報、13;商談情
報、14;棚ラベル発行、15;発注データ、16;仕
入伝票、17;問い合わせ、18;確認リスト、19;
確認リスト、20;特売伝票、21;定番伝票、22;
問い合わせ確認表示
Claims (3)
- 【請求項1】 小売業者側で商品の販売価格を決定する
オープン価格制度を採用した流通機構において、商品に
付されたJANコードに基づいて商品の受注及び発注を
行う商品流通システムであって、商品を前記JANコー
ドに基づいて分類毎に区分けし、且つ商品を販売する特
定地域を分割した分割地域で販売されている商品の売筋
情報と、同一の分割地域内の特定の店舗で販売されてい
る同一商品の売筋情報とを売り上げ順位に比較して表示
するようにしたことを特徴とする商品流通システム。 - 【請求項2】小売業者側で商品の販売価格を決定するオ
ープン価格制度を採用した流通機構において、複数の小
売業者側のそれぞれの商品台帳にJANコードを付与し
た新商品の商品情報を蓄積する商品流通システムであっ
て、前記新商品のJANコードの入力は、流通している
商品に付されたJANコードを商品の分類毎に区分けし
てあるJANマスターから抽出して行い、前記商品台帳
に登録するようにすると共に、該抽出された新商品のJ
ANコードに基づく商品情報は、他の小売業者側の商品
台帳にも登録できるようにしたことを特徴とする商品流
通システム。 - 【請求項3】 前記新商品に付されているJANコード
の登録と同時に、該JANコードの商品情報は商品に付
されている商品コード及び棚ラベルにも使用できるよう
に、前記新商品の商品名称をカタカナ及び漢字で出力で
きるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の商品
流通システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17369097A JPH1125362A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 商品流通システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17369097A JPH1125362A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 商品流通システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1125362A true JPH1125362A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=15965311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17369097A Pending JPH1125362A (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 商品流通システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1125362A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000331068A (ja) * | 1999-05-24 | 2000-11-30 | Kazuo Harada | 中古車情報管理装置、中古車査定価格算出処理方法および可読記録媒体 |
JP2002024303A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-25 | Toppan Printing Co Ltd | デザイン診断システム、デザイン診断方法、デザイン診断プログラムを記録した記録媒体、印刷物、及びデザインコンサルティング方法 |
JP2002288745A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-04 | Casio Comput Co Ltd | 売上解析代行システムおよび売上解析代行方法 |
JP2003501752A (ja) * | 1999-06-08 | 2003-01-14 | アリバ インコーポレイテッド | オンラインマーケットシステムにおける購買力を統合するためのファシリテータ |
WO2004001641A1 (ja) * | 2002-06-20 | 2003-12-31 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | 小売価格決定支援システム |
JP2008123550A (ja) * | 2008-02-05 | 2008-05-29 | Casio Comput Co Ltd | サーバ装置及びプログラム |
JP2010142432A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Sankyo Co Ltd | 景品交換システム |
JP2011141886A (ja) * | 2011-02-24 | 2011-07-21 | Casio Computer Co Ltd | サーバ装置及びプログラム |
JP2013254505A (ja) * | 2013-07-18 | 2013-12-19 | Casio Comput Co Ltd | サーバ装置及びプログラム |
JP2015022774A (ja) * | 2014-09-30 | 2015-02-02 | カシオ計算機株式会社 | 売上管理装置及びプログラム |
JP2015035217A (ja) * | 2014-09-30 | 2015-02-19 | カシオ計算機株式会社 | 売上管理装置及びプログラム |
JP2021082347A (ja) * | 2016-03-23 | 2021-05-27 | 日本電気株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP17369097A patent/JPH1125362A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000331068A (ja) * | 1999-05-24 | 2000-11-30 | Kazuo Harada | 中古車情報管理装置、中古車査定価格算出処理方法および可読記録媒体 |
JP2003501752A (ja) * | 1999-06-08 | 2003-01-14 | アリバ インコーポレイテッド | オンラインマーケットシステムにおける購買力を統合するためのファシリテータ |
JP4613398B2 (ja) * | 2000-07-10 | 2011-01-19 | 凸版印刷株式会社 | パッケージデザイン診断システム、パッケージデザイン診断プログラムを記録した記録媒体 |
JP2002024303A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-25 | Toppan Printing Co Ltd | デザイン診断システム、デザイン診断方法、デザイン診断プログラムを記録した記録媒体、印刷物、及びデザインコンサルティング方法 |
JP2002288745A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-10-04 | Casio Comput Co Ltd | 売上解析代行システムおよび売上解析代行方法 |
WO2004001641A1 (ja) * | 2002-06-20 | 2003-12-31 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | 小売価格決定支援システム |
JP2008123550A (ja) * | 2008-02-05 | 2008-05-29 | Casio Comput Co Ltd | サーバ装置及びプログラム |
JP2010142432A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Sankyo Co Ltd | 景品交換システム |
JP2011141886A (ja) * | 2011-02-24 | 2011-07-21 | Casio Computer Co Ltd | サーバ装置及びプログラム |
JP2013254505A (ja) * | 2013-07-18 | 2013-12-19 | Casio Comput Co Ltd | サーバ装置及びプログラム |
JP2015022774A (ja) * | 2014-09-30 | 2015-02-02 | カシオ計算機株式会社 | 売上管理装置及びプログラム |
JP2015035217A (ja) * | 2014-09-30 | 2015-02-19 | カシオ計算機株式会社 | 売上管理装置及びプログラム |
JP2021082347A (ja) * | 2016-03-23 | 2021-05-27 | 日本電気株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6873967B1 (en) | Electronic shopping assistant and method of use | |
Levy et al. | Price adjustment at multiproduct retailers | |
US5873069A (en) | System and method for automatic updating and display of retail prices | |
US7739148B2 (en) | Reporting metrics for online marketplace sales channels | |
US20020099678A1 (en) | Retail price and promotion modeling system and method | |
JP2002063437A (ja) | 受発注システム及び流通支援システム並びに品揃え関連情報生成システム | |
JP2002150066A (ja) | 購買管理システム及び流通支援システム | |
WO2006004621A2 (en) | System for effecting customized pricing for goods or services | |
JPH1125362A (ja) | 商品流通システム | |
JP2002352152A (ja) | Npoに対する貢献を処理するための方法およびシステム | |
WO2006004614A2 (en) | Method for effecting customized pricing for goods or services | |
KR20000073435A (ko) | 웹카탈로그 및 관리자 메뉴를 이용한 네트웍크 전자 상거래 시스템 및 방법 | |
JP2648093B2 (ja) | Posシステム | |
JPH10275185A (ja) | 家計簿自動入力システムとマーケティングシステム | |
KR100454557B1 (ko) | 이-마켓플레이스에서의 입점 업체간 재고 공유 방법 | |
US20030046217A1 (en) | Procurement negotiation method | |
JP2002279149A (ja) | 複合データ作成システムおよびそのセンタコンピュータ | |
JPH10232898A (ja) | アパレル商品の電子取引システム | |
JP3377771B2 (ja) | 顧客分析システム及び顧客分析方法及び顧客分析プログラムを記録した記録媒体 | |
JP2001243286A (ja) | 販売管理システム | |
KR100426388B1 (ko) | 포스 시스템을 이용하여 전자 상거래를 수행하는 방법 및시스템 | |
JP2006139594A (ja) | 販売実績集計システム | |
JP2002032645A (ja) | 余剰商品を効果的に販売促進する方法 | |
KR20190016404A (ko) | 동일군 소비자 대상 o2o 브랜드 융합 마케팅 및 커머스 서비스 | |
JP2001202424A (ja) | 商品発注納品システム |