JPWO2002027586A1 - フランチャイズ方式による宅配システムおよび方法 - Google Patents

フランチャイズ方式による宅配システムおよび方法 Download PDF

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Abstract

ネットワークを介して相互に接続される本部サーバ装置、フランチャイズ加盟店がそれぞれ使用する加盟店端末装置および前記フランチャイズ加盟店毎に会員登録された顧客のそれぞれが使用する顧客端末装置とから構成され、前記サーバ装置は、前記顧客端末装置から商品の注文および各種のサービス要求を受付け、要求されたサービスを提供するホームページ機能を備えたウェブサーバと、前記フランチャイズ加盟店がそれぞれ販売する全ての商品およびその属性を登録する商品マスターと前記顧客が注文した商品のうち、予め集中発注を行うことが定められた商品の発注・仕入指示を行うとともに、納入先として、前記顧客が所属する前記フランチャイズ加盟店を指定する仕入指示モジュールとを備えている。

Description

技術分野
本発明は、フランチャイズ方式による宅配システムおよびその方法に関し、特に、生鮮食品あるいは日用品の宅配に適する宅配システムに関する。
背景技術
インターネットやその他のネットワークを利用した電子商取引があらゆる分野に浸透しつつあり、宅配業務へも適用されている。
しかしながら、一般に、商品の宅配業務は、商品の受注から仕入れ、加工、梱包、配送あるいは代金の決済等多岐にわたるため、これらの業務全般を電子化するには、多額な開発投資あるいは設備投資が必要となる。このため、小規模な店舗においてこのような投資を行うことは困難であり、複数の加盟店が共通のシステムを利用できる、フランチャイズ方式の宅配システムが要望されている。しかしながら、従来、このような商品の注文から配送、さらには、代金の決済に至る、いわゆる、入口から出口までの一連の流れを電子的に総合管理する宅配システムは実用化されていない。
また、一般に、フランチャイズ商法では、商品開発は、主として本部側で行っており、例外としてごく稀に加盟店側で商品を開発しても、その開発商品は全加盟店に提供されることはなく、単に、開発した加盟店だけで取り扱っていた。
したがって、商品開発は本部側の視点に立ったものに限定され、例えば、地域に密着した商品等の開発は見過ごされてしまい、これでは、顧客のニーズが多様化している昨今では、顧客の購買意欲を充分に喚起させることが出来ず、その結果、激しい競争に打ち勝つことが出来ないという問題があった。
そこで、本発明は、注文の受付から配送、代金の決済にいたる広範な顧客へのサービスを電子取引の利用により、迅速でかつ効率的に実現し得るフランチャイズ方式の宅配サービスを提供することを目的とするものである。
また、本発明は、フランチャイズ加盟店側での開発商品を全加盟店で採用することが可能なフランチャイズ方式による宅配システムおよびその方法を提供することにある。
さらに、本発明は、商品の仕入を本部調達と加盟店調達に分担することにより、消費者のニーズにマッチした商品を安価に提供することが可能なフランチャイズ方式による宅配システムおよびその方法を提供することにある。
発明の開示
本発明のフランチャイズ方式による宅配システムは、ネットワークを介して相互に接続される本部サーバー装置、フランチャイズ加盟店がそれぞれ使用するクライエント端末装置、前記フランチャイズ加盟店毎に会員登録された顧客のそれぞれが使用する顧客端末装置および仕入先業者が使用する仕入先端末装置を備えた商品宅配システムであって、前記本部サーバー装置は、前記顧客端末装置から予め顧客に配布されたカタログに掲載された商品の注文を受付けるフロントエンドサーバー装置と、商品情報が登録された商品マスター、顧客情報が登録された顧客マスター、加盟店情報が登録された加盟店マスター、仕入先情報が登録された仕入先マスターおよび受注情報が登録される注文マスターを含むデータベースと、前記顧客から注文された商品およびこれらの商品を構成する原材料の仕入、加工方法、ピッキング方法および注文した顧客への配送ルートの少なくも一つを指示する商品運用情報を生成するバックエンドサーバーとを備え、このバックエンドサーバー装置は、前記注文マスターに登録された複数の注文情報に対し、前記データベース内の商品マスター、顧客マスター、加盟店マスター、仕入先マスターの少なくも一つに登録された情報を参照して、前記商品運用情報を生成することを特徴とするものである。
また、本発明のフランチャイズ方式による宅配システムにおいては、前記顧客端末装置は、パーソナルコンピューター、iモード携帯電話機、プッシュボタン電話、バーコードリーダーあるいは音声入力装置により構成され、前記フロントエンドサーバー装置は、前記顧客端末装置からの入力情報を統一フォーマットの受注情報に変換するフォーマット変換器と、このフォーマット変換器により変換された前記統一フォーマットの受注情報を前記注文マスターに登録する受注モジュールとを含み、前記バックエンドサーバーは、前記商品およびこれらの商品を構成する原材料の仕入を指示する仕入指示モジュールと、前記商品およびこれらの商品を構成する原材料の加工方法を指示する加工指示モジュールと、前記商品およびこれらの商品を構成する原材料のピッキング方法を指示するピッキング指示モジュールと、前記顧客により注文された商品を注文した顧客へ配送するルートを指示する配送指示モジュールとを備えたことを特徴とするものである。
さらに、本発明のフランチャイズ方式による宅配システムにおいては、前記受注モジュールは、前記顧客端末装置から予め顧客に配布されたカタログに掲載された商品の注文を受付け、これらの注文情報を前記注文マスター記憶し、前記仕入指示モジュールは、この注文マスターに記憶された前記顧客からの全ての注文情報を読出し、この注文情報を注文商品毎に集計し、集計された商品あるいはその原材料の数量、前記商品マスターに登録されたその商品あるいはその原材料の仕入先、前記顧客マスターに登録された顧客が加盟する加盟店あるいはその加盟店が指定する加工センターを示す納入先情報を発注情報として発注マスターに記憶するとともに、この発注情報を前記仕入先端末装置に送信し、前記加工指示モジュールは、仕入れた商品の原材料の内、加工を必要とする材料についてはその加工方法を前記加盟店あるいは加盟店が指定する加工センターに指示し、前記ピッキング指示モジュールは、前記仕入れた商品あるいは加工された商品を前記注文した顧客毎に配送用のボックスに収納するためのピッキング指示情報を前記加盟店端末に送信し、前記配送指示モジュールは、前記注文された商品の配送用ボックスを前記注文した顧客に配送するための配送ルートを決定し、前記加盟店端末に送信することを特徴とするものである。
さらに、本発明のフランチャイズ方式による宅配システムにおいては、前記仕入指示モジュールは、前記顧客端末からの注文を受付ける所定の受注期間の中間時点において、前記所定の受注期間に予想される受注商品あるいはその商品の原材料を事前発注として前記仕入先端末装置に発注送信するとともに、前記所定の受注期間の終了時点において、前記所定の受注期間中の受注量と前記事前発注量との差を算出し、この差分量を本発注として前記仕入先端末装置に発注送信することを特徴とするものである。
さらに、本発明のフランチャイズ方式による宅配システムにおいては、前記商品マスターには、前記商品の属性として、その商品が本部調達商品かあるいは加盟店調達商品かの識別情報を含み、前記仕入指示モジュールは、前記注文マスターに記憶された前記顧客からの受注商品について、前記商品マスターを検索して本部調達商品か加盟店調達商品かを識別し、それぞれ前記商品マスターに登録された仕入先に仕入指示を行うことを特徴とするものである。
さらに、本発明のフランチャイズ方式による宅配システムにおいては、前記サーバー装置は、さらに、顧客の注文商品に対する代金を決済するための決済モジュールを備え、この決済モジュールは、前記データベースを参照して、顧客毎の商品購入代金を含む決済指示情報を生成し、これを顧客が預金口座を有する銀行の端末に供給することを特徴とするものである。
さらに、本発明のフランチャイズ方式による宅配システムにおいては、前記バックエンドサーバーにはさらにカタログ編集モジュールが、また、前記データベースにはさらに前記商品マスターに含まれる商品情報のうち、カタログの編集に必要な特定商品情報が登録されたカタログマスターが設けられ、前記フランチャイズ加盟店は、前記クライエント端末装置を介して、当該加盟店の商品カタログに掲載する商品リストおよびカタログのレイアウト情報を前記本部サーバー装置に送信し、前記本部サーバー装置内のカタログ編集モジュールは、前記カタログマスターから、前記カタログ掲載商品リストに対応するカタログ情報を検索抽出し、このカタログ情報を用いて商品カタログを編集し、編集したカタログデータを前記クライエント端末装置に送信することを特徴とするものである。
さらに、本発明のフランチャイズ方式による宅配システムにおいては、前記カタログ掲載商品リストに含まれる商品が前記商品マスターに登録されていない場合には、前記加盟店端末装置から、当該商品の属性情報を前記本部サーバー装置に送信し、前記商品マスターに登録することを特徴とする請求項6記載のフランチャイズ方式による宅配システム。
本発明のフランチャイズ方式による宅配方法は、ネットワークを介して相互に接続される本部サーバー装置、フランチャイズ加盟店がそれぞれ使用するクライエント端末装置、前記フランチャイズ加盟店毎に会員登録された顧客のそれぞれが使用する顧客端末装置および仕入先業者が使用する仕入先端末装置を用いた商品宅配方法であって、
前記本部サーバー装置により、前記顧客端末装置から予め顧客に配布されたカタログに掲載された商品の注文を受付けるステップと、所定期間内に受付けた前記注文商品の数量を商品毎に集計するステップと、集計された商品あるいはその原材料の数量、これらを特定する属性情報、納入先情報および仕入先情報を含む仕入発注情報を生成するステップと、これらの仕入発注情報を前記仕入先端末装置に送信するステップと、前記仕入発注した商品の原材料の内、加工を必要とする材料についてはその加工方法を指示する情報を前記加盟店端末装置に送信する加工指示ステップと、前記仕入発注した商品あるいは加工された商品を前記注文した顧客毎に配送用のボックスに収納するためのピッキング指示情報を前記加盟店端末に送信するピッキング指示ステップと、前記注文された商品の配送用ボックスを前記注文した顧客に配送するための配送ルートを決定し、前記加盟店端末に送信する配送指示ステップとを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のフランチャイズ方式による宅配方法は、前記仕入発注情報を生成するステップは、商品名およびそれらの属性情報が登録された商品マスターに登録された商品あるいはその原材料を特定する属性情報を検索・抽出するステップと、顧客マスターに登録された顧客が加盟する加盟店あるいはその加盟店が指定する加工センターを示す情報を検索・抽出するステップとを含むこと特徴とするものである。
さらに、本発明のフランチャイズ方式による宅配方法においては、前記商品の注文を受付けるステップは、前記顧客端末からの注文を受付ける所定の受注期間の中間時点において、前記所定の受注期間に予想される受注商品あるいはその商品の原材料を事前発注として前記仕入先端末装置に発注送信するステップと、前記所定の受注期間の終了時点において、前記所定の受注期間中の受注量と前記事前発注量との差を算出し、この差分量を本発注として前記仕入先端末装置に発注送信するステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明のフランチャイズ方式による宅配方法は、複数の加盟店によって取り扱われる全ての商品およびそれらの属性データを登録するステップと、前記各加盟店毎に予め会員登録された顧客の端末装置から前記加盟店の販売する商品を注文するステップと、このステップにより前記各顧客の端末装置から入力された注文データを前記本部サーバー装置に集信し、前記商品マスターに登録された商品の属性データを検索して、前記顧客が注文した各商品が本部調達か加盟店調達かを判別するステップと、このステップにより本部調達商品と判定された商品を、前記顧客が所属する加盟店を納入先に指定して、前記本部サーバー装置により所定の発注先に対して一括して仕入れ発注するステップと、前記ステップにより加盟店調達商品と判定された商品を前記各加盟店が発注者として仕入れ発注するステップとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明のフランチャイズ方式による宅配方法は、本部サーバー装置の商品マスターに商品およびそれらの属性データを登録するステップと、複数の加盟店のクライエント端末装置からネットワークを介して前記本部サーバー装置の前記商品マスターに前記加盟店が開発した商品およびその属性データを登録するステップと、前記各加盟店毎に予め会員登録された顧客の端末装置から前記加盟店の販売する商品を注文するステップと、このステップにより前記各顧客の端末装置から入力された注文データを前記本部サーバー装置に集信するステップと、集信された各注文商品について、前記商品マスターを検索して、各注文商品が本部調達商品か加盟店調達商品かを判別するステップと、このステップにより本部調達商品と判定された商品を、前記顧客が所属する加盟店を納入先に指定して、前記本部サーバー装置により所定の仕入先に一括して発注するステップと、前記ステップにより加盟店調達商品と判定された商品を前記各加盟店が発注元として各加盟店毎に定められた仕入先に発注するステップとを備えることを特徴とするものである。
さらに、本発明のフランチャイズ方式による宅配方法においては、前記フランチャイズ加盟店は、前記クライエント端末装置を介して、当該加盟店の商品カタログに掲載する商品リストおよびこれらの商品のカタログ上でのレイアウト情報を前記本部サーバー装置に送信するステップと、前記本部サーバー装置は前記カタログマスターから、前記商品リストに対応するカタログ情報を検索抽出するステップと、この検索抽出されたカタログ情報を用いて商品カタログを編集するステップと、編集したカタログデータを前記クライエント端末装置に送信するステップとを備えたことを特徴とするものである。
発明の詳細な説明
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明のフランチャイズ方式による商品宅配システムの全体構成を示すブロック図であり、図2は図1に含まれる本部サーバー装置の構成を示すブロック図である。この商品宅配システムは、図1に示されるように、フランチャイザーが管理するFC本部サーバーシステム11、複数の顧客端末装置12〜12、フランチャイジーである複数の加盟店端末装置13〜13n、複数の仕入先業者端末装置14〜14および銀行端末装置15から構成されている。本部サーバー装置11と複数の顧客端末装置12〜12とはインターネット、専用回線、電話回線、無線回線等各種の第1の通信回線16により相互に接続されている。また、本部サーバー装置11と複数の加盟店端末装置13〜13をとの間もインターネット、専用回線、電話回線、無線回線等各種の第2の通信回線17により相互に接続されている。さらに、本部サーバー装置11と複数の仕入先業者端末装置14〜14間も同様な第3の通信回線18により相互に接続されている。そして、本部サーバー装置11と1個または複数の銀行端末装置15間は専用回線である第4の通信回線19により、相互に接続されている。
顧客端末装置12〜12は加盟店毎に登録された登録会員あるいは非登録会員である一般顧客が使用するパソコン、iモード携帯電話端末、プッシュボタン電話、バーコードリーダーあるいは音声入力端末等多種多様な情報入力手段である。これらの情報入力手段から入力された各種の情報、例えば商品の注文情報は、第1の通信回線16を介して図2に示される本部サーバーシステム11の第1の通信インターフェース21に入力される。この第1の通信インターフェース21は入力された情報を上記種々の情報入力手段に応じて受信、復号してデータ信号を再生する機能を備えている。すなわち、この第1の通信インターフェース21は、電話機との間で相互に情報交換を行う電話応答サーバー211、iモード携帯電話との間で相互に情報交換を行うiモード携帯電話サーバー212、バーコード信号を受信解読するためのバーコード信号受信サーバー213、音声入力信号を受信するための音声信号受信サーバー214あるいはパソコンからのインターネット信号を受信するためのウェブサーバー215等を備えている。これらの各サーバーの出力信号はフォーマット変換部22に送られ、各サーバーの出力信号毎に設けられた変換部221、222、223、224、225により上記全てサーバー出力信号に対して統一的なフォーマットの情報に変換される。
図3にこの統一フォーマットの一例を示す。すなわち、このフォーマットは、例えば、顧客の会員番号あるいは顧客が加盟している加盟店コード等の顧客データ23、商品番号あるいは商品数等の商品データ23、注文すべき商品が掲載されたカタログの発行番号あるいはカログ上の商品番号等のカタログデータ23、注文日、配送日あるいは配送コース番号等の配送データ23、あるいは仕入額、売値、決済方法、口座番号等の決済データ23等を含んでいる。
フォーマット変換部22により統一フォーマットに変換されたデータ信号は、フロントエンドサーバー24に供給される。フロントエンドサーバー24には、たとえは、ショッピング/受注モジュール241、コミュニティーモジュール242、スケジュール管理モジュール243あるいはバンキングモジュール244のような複数のアプリケーションモジュールがインストールされており、顧客からのアクセスにより、必要なアプリケーションを動作させ、顧客に希望するサービスを提供する。すなわち、ショッピング/受注モジュール241は、顧客からの各種の入力手段による商品の注文を受け付け処理するとともに、インターネット利用者に対して種々のショッピング画面を提供する。また、コミュニティーモジュール242は、顧客からのインターネットを介するアクセスにより、顧客相互の連絡、問い合わせあるいは各種の趣味情報その他の情報を自由に投稿させる掲示板機能を含むコミュニティー機能を提供する。また、スケジュール管理モジュール243は、顧客からのインターネットを介するアクセスにより、顧客個人のスケジュール管理サービスを行い、そしてバンキングモジュール244は、顧客に対する一般金融サービス、送金、振込、残高照会等のサービスを行う。
データベース25は商品の宅配システムの運用に必要な各種のデータを登録、蓄積している。このデータベース25にはバスライン26を介してフロントエンドサーバー24に接続されている。また、このデータベース25にはバスライン27を介してバックエンドサーバー31に接続されている。
バックエンドサーバー31には、カタログ編集モジュール311、データベース管理モジュール312、仕入指示モジュール313、加工指示モジュール314、ピッキング指示モジュール315、配送指示モジュール316および決済モジュール317がインストールされている。
カタログ編集モジュール311は、各加盟店が販売する商品のカタログを編集するためのモジュールである。データベース管理モジュール312は、データベース25へのデータの登録、更新、削除等のデータ管理を行うモジュールである。また、仕入指示モジュール313は、顧客から注文された商品を集計して、その商品あるいはそれらの商品の原材料を予め選定された仕入先に発注を指示する。加工指示モジュール314は、仕入れた原材料の内、加工を必要とする材料についてはその加工方法を指示する。ピッキング指示モジュール315は、仕入れられた商品あるいは加工された商品を顧客毎に配送用のボックスに収納するための商品のピッキングを指示する。配送指示モジュール316は、配送用のボックスを注文した顧客に配送するための配送ルートを決定し、配送端末に指示する。そして商品購入決済モジュール317は、顧客の商品購入代金の決済を行う機能を備えている。
バックエンドサーバー31は、第2の通信インターフェース32を介して第2乃至第4の通信回線17、18、19に接続されている。第2の通信インターフェース32は、対加盟店通信モジュール321、対仕入先通信モジュール322および対銀行通信モジュール323を備えている。
図4は図1に示すデータベース25およびデータベース管理モジュール312の内部構成を示すブロック図である。データ管理モジュール312は、商品管理モジュール3121、顧客管理モジュール3122、加盟店管理モジュール3123、および仕入先管理モジュール3124を含んでいる。
データベース25は、商品マスター251、カタログマスター252、顧客マスター253、加盟店マスター254、仕入先マスター255、注文マスター256および発注マスター257を含んでいる。
商品マスター251は、例えば、商品分類、商品名、商品コード、価格、注文単位、形状、仕入先、メーカー、本部調達、加盟店調達、配送区分等の商品の属性データが蓄積されている。
また、カタログマスター252には、商品マスター251に含まれる全商品の中から、常時販売される商品あるいは季節ごとに販売される商品を選択してそれらの商品データを蓄積するとともに、カタログを作成するために使用するデータ、例えば、カタログ作成を希望する加盟店コード、カタログコード、カタログページ数、カタログのレイアウトを作成するための枠情報であるカタロググリッド、カタログに表示される商品番号、カタログに表示される商品コード、売価、原価、仕入先コード、カタログに掲載する写真番号、1パッケージ内の個数等のデータが蓄積されている。
顧客マスター253には、ユーザーID、ユーザーネーム、ユーザーパスワード、会員番号、氏名、住所、性別、電話番号、メールアドレス、配送先住所、地図情報、決済方法、銀行支点コード、口座番号、口座名義、クレジットカード番号等のデータが蓄積されている。
加盟店マスター254には、加盟店コードの他、各加盟店に登録された顧客の会員番号、各加盟店が使用するカタログ番号および関連データ、加盟店固有の取扱商品番号および関連データが蓄積されている。
仕入先マスター255には、仕入先コード、仕入先名称、住所、電話番号、担当者名等のデータが蓄積されている。さらに、注文マスター256には、図3に示した顧客からの注文データが蓄積される。そして、発注マスター257には、仕入先に対する商品の発注データが蓄積される。
これらの商品マスター251、カタログマスター252、顧客マスター253、加盟店マスター254および仕入先マスター255に蓄積されたデータは、それぞれ、前述したように、データ管理モジュール312内の商品管理モジュール3121、カタログ編集モジュール311、データ管理モジュール312内の顧客管理モジュール3122および加盟店管理モジュール3123によりそれぞれ管理される。例えば、商品管理モジュール3121は、商品マスター251に新たな商品を登録し、あるいは、取扱頻度の少なくなった商品データを商品マスター251から削除し、商品宅配システムで取り扱う前商品を登録管理する。また、カタログマスター252への商品の登録あるいは削除等の管理は、カタログ編集モジュール311が行う。そして、注文マスター256および発注マスター257へのデータの蓄積読み出しは、フロントエンドサーバー24内のショッピング/受注モジュール241およびバックエンドサーバー31内の仕入指示モジュール313により行われる。
次に、ピッキング指示モジュール313は次の諸機能を備えている。
(1)、ラベル出力機能、すなわち、配送ボックスに貼るラベルを顧客への配達ルートの遠方から近くに向かって順次に出力する機能、
(2)、棚割り機能、すなわち、どの棚にどのような商品あるいは材料を配置するか、例えば、重い商品・材料は下段の棚に置き、売れ筋の材料は作業員が取り易い中段の棚に置く等の指示を与える機能、
(3)、配送ボックスに収納する発送商品・材料およびそれらの数量等を指示する機能。
また、配送指示モジュール314は、データベース25内の注文マスター256および顧客マスター253からのデータを基に、最も効率の良い配送ルートを計算し、各加盟店の配送部門(図示せず)に指示する機能を有している。
図2の決済処理モジュール323は、銀行側の端末装置15と接続さていており、銀行側に決済処理の指示を出し、顧客の定期預金に対し、代金に相当する金額をロックすることによって、確実に決済する機能を備えている。
次に、このように構成された本発明のフランチャイズ方式による宅配システムの運用方法について説明する。このシステムにおいては、顧客が商品を注文し、宅配サービスを受けるためには、顧客は予め最寄りの加盟店に会員登録をしておく。なお、会員登録をしない顧客も後述するように、このシステムが開設するホームページにアクセスし、各種の情報サービスを受けることができる。
会員登録をした顧客には、会員登録した最寄りの加盟店から定期的、例えば、毎週あるいは隔週に発行される商品カタログが予め配布されている。このカタログは印刷された紙カタログとして提供される。なお、この紙カタログの他に、CD−ROMによる配布、あるいは、本部サーバーシステム11内のウェブサーバー215からインターネット16を経由して画像情報として提供してもよい。
顧客が顧客端末装置12〜12として、電話、FAXあるいは携帯電話のような携帯端末により商品を注文する場合は、印刷カタログを参照して、カタログ番号と注文すべき商品の商品番号および数量、配送日等を口頭、文書あるいはキーボードにより入力する。なお、配送日は、一週間の特定の曜日、例えば、月・水・金曜日配達と火・木・土曜日配達のいずれかを顧客に選択させてもよい。入力された注文情報は、前述したように、第1の通信回線16を介して本部サーバー装置11に送信される。
次に、顧客端末装置12〜12としてパソコンを用いる場合には、インターネット機能を利用して、第1の通信回線16を介して本部サーバー装置11内のウェブサーバー215のホームページにアクセスする。そして、予め配布された紙カタログあるいはホームページ内のカタログ画面を参照し、ショッピング画面を開いて希望する商品の注文情報を入力する。この場合、紙カタログの代わりに、CD−ROMを利用することにより、注文情報の入力作業をオフラインで行うことができ、電話代の節約やレスポンスの迅速化を実現できる。
また、顧客端末装置12〜12としてバーコードリーダーを有するパソコンを用いる場合、紙カタログに表示されているバーコードをバーコードリーダーにより読み取り送信するとともに、数量、配送日等をキーボードから入力することにより、注文が行われる。
さらに、音声入力機能を備えたパソコンを入力端末として用いる場合は、パソコンのキーボードからの入力を最小限にし、音声による注文操作を行うことができる。
図5は、顧客端末装置12〜12としてパソコンを用いて商品を注文する場合の手順を示すフローチャートである。
同図において、まず、顧客は本部サーバー11にアクセスし、図6に示すようなFC本部ホームページを開く(S1)。この[ホームページ画面]には「Shopping(ショッピング)」、「Commnnity(コミュニティー)」、[Home Banking(ホームバンキング)」その他のメニューボタンが表示されている。この画面において、「Shopping(ショッピング)」メニューボタンをクリックすると、図6に示すようなショッピング画面が開く(S2)。次いでこの画面内のカタログボタンをクリックして図8に示すような注文画面を開き(S3)、同画面内の商品を選択し、この画面により注文する(S4)。
このようにして入力された注文情報は、前述した電話、FAX等からの注文情報とともに図2のフォーマット変換部22において統一フォーマットに変換され、ショッピング/受注モジュール241に供給される。このショッピング/受注モジュール241は統一フォーマットに変換された注文情報をデータベース25内の注文マスター256に蓄積する。
次に、顧客端末装置12〜12としてパソコンを用いて本部サーバーにアクセスし、コミュニティー画面によるサービスを利用する場合の手順を説明する。以下ではこのサービスの一つとして、会員あるいは非会員を問わず一般顧客からの料理メニューの投稿、料理メニューの検索、料理メニューに含まれる食材商品の注文等の手順について説明する。
図9は顧客による料理メニューの投稿手順を示すフローチャートである。顧客は、先ず、本部サーバーシステム11にアクセスし、図6に示すようなFC本部ホームページを開き(S1)、この画面内の「Commnnity(コミュニティー)」のメニューボタンをクリックして、図10に示すコミュニティー画面を開く(S2)。
次いで、このコミュニティー画面内のメニューから「次の特集テーマ」をクリックして、図11の[レシピー投稿画面]を開く(S3)。この[レシピー投稿画面]には、料理に必要なあらゆる情報である、「調理方法」、「食材」、「分量」、「食べる人の年齢層」あるいは朝食あるいは昼食等の「シチュエーション」その他の情報を記入するフォーマットが表示されている。さらにそのフォーマットには、図示しないが、「ワンポイントアドバイス」等自由記入欄も設けられている。これらのフォーマットに必要事項を記入した後、画面上の送信ボタンをクリックすることにより、投稿作業が完了する。
図12は顧客による料理メニューの検索と検索された料理メニューに含まれる食材商品の注文手順を示すフローチャートである。
顧客は、同様に、本部サーバーシステム11にアクセスし、図6に示すホームページを開き(S1)、この画面内の「Commnnity(コミュニティー)」のメニューボタンをクリックして、図10に示すコミュニティー画面を開く(S2)。
ここで顧客が、例えば、「明日の夕食を何にするか」のヒントを得ようとする場合、コミュニティー画面内の[レシピー検索]ボタンをクリックして図13に示すレシピー検索画面を開く(S3)。そこには一般顧客から登録された、それぞれが得意とする自慢料理を含む各種料理の調理方法および関連情報が掲載されている。
顧客は、レシピー画面に掲載されているレシピー情報から、気にいった料理、例えば、メニュー「速攻スピードおかず」をクリックすると、図14に示すような[速攻スピードおかず画面]が開く。この画面には、料理にかかる時間に応じたレシピータイトル、たとえば、「トマトのハーブ焼き」が列挙されており、この中から顧客が詳細情報を参照して希望するレシピーを選ぶ。
ここで、図14に示すような[速攻スピードおかず画面]の各レシピータイトルのうち、あるタイトルには「買える」との表示がある。これは、そのタイトルのレシピーに使われる食材をこのホームページにより注文できることを意味している。
このようにして選択されたレシピーの調理に必要な食材の注文操作について説明する。希望するレシピーを見つけた顧客は、図6の[ホームページ画面]に戻り、これから図7のショッピング画面を開く。そしてこの画面から、注文方法メニュー、例えば、「おすすめレシピーからの注文」を指定して、「Shopping」ボタンをクリックすると、図15に示すような[今週のおすすめレシピー画面]が開く(S4)。この画面には、食材毎に価格が表示されており、注文数量が選択入力できるフォーマットが表示されている。
顧客は、この[今週のおすすめレシピー画面]から注文食材と注文数量とを指定して、同画面内のショッピングカートに追加し、「注文決定」ボタンをクリックし、注文が完了する。
なお、本発明のインターネットを利用したコミュニティー画面への投稿は料理のレシピーに限らず、家庭生活に役立つ種々の情報の投稿が可能であり、その情報の利用に際して必要とする生鮮食品、日用品をショッピング画面とのリンクにより、同じ端末から注文ができる。
このようなコミュニティー画面への投稿情報とそれに関連する商品の注文とのリンクは、次のように行われる。すなわち、コミュニティー画面への顧客からの投稿が行われた場合、図2に示す本部サーバーシステム11内のコミュニティーモジュール242は、投稿された情報に関連する商品が、データベース25内のカタログマスター252(図4)に登録されているかどうかをチェックする。その結果、前記商品がカタログマスター252内に登録されていることが確認された場合、投稿された情報毎に「買える」との表示を行う。
次に、本発明のフランチャイズ方式による商品宅配システムにおいて、顧客から注文された商品の、受注処理および受注した商品の仕入、加工、梱包および配送手順、すなわち、商品の運用について順次説明する。
図16は、図1に示したフロントエンドサーバー24内のショッピング/受注モジュール241における注文のチェック作業手順を示すフローチャートである。
図1に示される顧客端末装置12〜12からなる多種多様なの入力媒体からの注文は第1の通信インターフェース21により端末装置に応じたデータ信号として受信される(S1)。このデータ信号は、フォーマット変換部22(図2)により統一フォーマットに変換され(S2)、注文データとして、フロントエンドサーバー24内のショッピング/受注モジュール241に送られる(S3)。ショッピング/受注モジュール241では、注文データに含まれる商品名が正しいか、同一商品を二重に注文していないか、注文金額に誤りがないか、等のチェックが行われる(S4)。この結果、正しいと判断されると(Y)、その注文データはデータベース25内の注文マスター256(図4)に登録・保存される(S5)。
一方、チェックの結果、間違いであると判断されると(N)、その注文データに誤りがあることを知らせるメッセージを注文した顧客端末装置に送信し(S6)、顧客の端末機にそのコメントを表示し(S7)、再入力を促す。
次に、商品宅配システムが取り扱う商品が生鮮食品の場合、商品あるいは商品材料の仕入れ発注はジャスト・イン・タイム(Just in time)方式を採用し、納入業者の商品調達準備のために、例えば、受注当日の18時に事前発注を行い、次に受注当日の深夜0時に納入業者への仕入れ確認と最終発注が行われる。
この2段階発注を行うことによって、仕入れ側である各加盟店の在庫をゼロに近づけ、コストを最小限に抑えることができる。さらに、納入業者側においても品切れによる失注を防止することができ、経済的に有利な商取引を展開することができる。
図17はこれらの事前発注および本発注の手順を説明するためのフローチャートである。
事前発注は、加盟店毎に、当日の各商品の見込み発注量を決定し(S1)、これ等の商品を商品毎及び仕入先毎に分類した後(S2)、各仕入先に発注する(S3)。これらの各ステップの内、ステップ1(S1)は、各加盟店が過去の経験に基づいて見込み発注量を決定して加盟店端末装置13〜13に入力する。この作業は、また、本部サーバー11内の仕入指示モジュール313により、注文マスター256に蓄積された過去の発注データ履歴に基づいて当日の発注利用を予測プログラムにより算定することも可能である。この事前発注データは、第2の通信回線17を介して本部サーバーシステム11に送られる。本部サーバーシステム11においては、この事前発注データは、加盟店通信モジュール321を介してデータベース25内の発注マスター257に蓄積される。また、前記ステップ2(S2)の作業は、図2のバックエンドサーバー31内の仕入指示モジュール313により、発注マスター257に蓄積されたデータに基づいて行われる。そしてステップ3の作業は、仕入指示モジュール313により、データベース25内の仕入先マスター255の情報を参照して行われる。そして各仕入先に対する発注情報は、対仕入先通信モジュール322により第3の通信回線18を介して仕入先業者端末装置14〜14に送信される。
次に、本発注においては、1日間における顧客からの注文を午前0時に締め切り(S4)、仕入指示モジュール313はデータベース25内の注文マスター256に蓄積された全注文商品を商品毎に集計する(S5)。この商品毎の集計結果から、ステップ1において決定された商品毎の事前発注量を差し引いて両者の差分を算出する(S6)。その後未発注商品をステップ2(S2)と同様に、仕入先毎に分類し(S7)、ステップ3(S3)と同様に、各発注先に発注する。
ここで、商品の発注先の決定に際しては、仕入指示モジュール313はデータベース25内の商品マスター251を参照し、その商品について予め指定された仕入先に発注する。この商品マスター251にはまた、前述したように、商品の属性データとして「本部調達」および「加盟店調達」のいずれかの情報も含まれている。これらの情報は、その商品の仕入をFC本部が行うか各加盟店が行うかを区別する。すなわち、その商品が大部分の加盟店で全国的に販売されるいわゆる全国商品の場合には、その商品の仕入は本部で一括集中発注し、その商品が特定の加盟店で特定の地域のみに販売されいわゆる地方商品の場合には、特定の加盟店が分散発注を行う。
本部サーバーから集中発注する場合には、その納入先は、注文主である顧客が所属する加盟店であるため、発注に際しては各加盟店を納入先として指定する。また、分散発注は各加盟店がそれぞれ受注した商品について自店を納入先として指定して発注する。なお、集中発注した商品の代金支払は、後述するように、FC本部サーバーシステム11内の商品購入決済モジュール317を用いて納入業者に一括支払を行い、その後各加盟店に請求する。他方、分散発注した商品の代金支払は、原則として各加盟店が支払うが、集中発注と同様に、本部サーバーシステム11から行うことも可能である。
このように「本部調達」による集中発注は、大量の注文により低価格で仕入れが可能となり、仕入れコストの低減を図ることができる。
上述した発注作業においては、発注先業者は予め商品毎に指定されていたが、商品の注文を受けた都度、最適な発注先納入業者を選択することも可能である。図18は、このような最適な納入業者の選択手順を示したフローチャートである。
同図において、本部サーバーシステム11が顧客端末からの注文を受けると、仕入指示モジュール313はデータベース25内の商品マスター251(図4)から受注商品に関する商品情報を読み出す(S1)。また、データベース25内の注文マスター256からは受注商品の注文情報、例えば、配送日や届け先等の情報を読み出す(S2)。さらに、仕入先マスター255からは仕入先納入業者に関する情報を読み出す(S3)。次いで、これら3つの情報、すなわち、商品情報、注文情報および納入業者情報を用いて最適な納入業者を選択決定する(S4)。
そして、仕入指示モジュール313は決定された最適な納入業者に対し、前述したように、受注商品を発注し(S5)、納入業者側は、それを受注して(S6)、発注手順を終了する。
次に商品の加工および梱包の方法および装置について説明する。
上記のように発注された商品・材料については、発注から2〜3時間後に仕入先から納入されてくる。納入された商品・材料のうち、例えば、注文食品が「さしみ」や「肉」、「野菜」等の場合、それらの材料である魚、肉あるいは野菜を仕入れ、これらを加工して販売する必要がある。このように注文商品に応じて加工を必要とする食材については、図2に示すバックエンドサーバー31内の加工指示モジュール314により、商品マスター251の内容を参照して、その加工方法を指示する情報を生成し、これを、加盟店端末装置13〜13に送信する。この加工指示情報に従って、集中加工センターあるいは各加盟店に設けられた加工工場は仕入れた食材を加工する。なお、集中加工センターは、複数の加盟店が共同で利用するために設けられ、各加盟店が受注した商品のうち加工を要する商品あるいは食材を一括して加工する。従って、加工指示モジュール314により生成された加工指示情報は、加工センターに端末を設置し、ここに送信してもよい。また、この集中加工センターは、以下に述べるピッキングあるいは配送も加盟店に代わって行うことも可能である。
加工された商品は、加工の必要のない商品とともに、ピッキング指示モジュール315の管理下で、それらの容積が測定され入力される。本発明の商品宅配システムで採用される配送用の発送パックは、配送車への積載作業を効率的に行う目的で一定容積になっている。このため、1個の発送パックに収納可能な商品・食材の分量をそれらの容積の測定結果に基づいて計算することによって、顧客毎の発送パックの個数が予め決定される。
このように、材料が加工され、商品、材料の容積が計算されると、後述するように、ピッキング(Picking)と呼ばれる商品仕分梱包ラインに備えられた仕分棚の所定位置に配置される。この仕分棚は、ピッカーと呼ばれる仕分け梱包要員が作業するのに適した高さに配置された3段乃至4段の棚を含んでいる。仕分棚に配置された商品、材料は、ピッキングラインに配置されたピッカーによって顧客毎に発送パックに梱包される。
図19は、本発明の商品宅配システムに用いられるピッキングラインの構成を示すブロック図である。
同図において、U字型のトランスファーライン430には、冷凍ゾーン431とドライゾーン432とが設置されている。このトランスファーライン430上には、例えば、4個単位の発送パック433が詰められた配送ボックス434が載置され、冷凍ゾーン431およびドライゾーン432内でそれぞれ待機する複数人のピッカー435の前まで運ばれる。
また、このトランスファーライン430には、各ピッカー435の待機位置に対して反対側のライン近傍にセンサー436が設置され、さらに、ピッカー435の手前には配送パック433の個数分である4個の電光表示板437が設置されている。センサー436の感知動作によって、配送ボックス434はピッカー435の前で停止するように構成されている。
さらに、トランスファーライン430の始点には登録された顧客毎に割り当てられた会員ラベルを印刷発行するラベル発行機438が設置されている。すなわち、この会員ラベルには、顧客の会員番号や氏名、配送先住所等が印刷される。ラベル発行機438は、配送効率が最良のルーティング(経路)順に発行する。このルーティングは、配送指示モジュール316(図2)により、例えば、会員である顧客の所在地、住所番地、あるいは顧客所在地近辺の道路状況、渋滞状況とを加味して所要時間が計算され、最短のルーティングが決定される。
また、冷凍ゾーン431およびドライゾーン432内には、ピッカー435の後方位置に、配送すべき商品、材料が仕分けられ、一時的に配置される3〜4段からなるピッキング棚439がそれぞれ設置されている。
そして、これらのピッキング棚439にも棚毎に電光表示板440が設置されており、発送パック433に収納する商品、材料をそれらの容積に応じ、また、配送ルート順に応じて指示する。すなわち、例えば、遠方の顧客から順次近くの顧客に配送するように、配送効率が最良のルーティングを予め決定し、この決定された順位に従って商品、材料を発送パック433に収納するように指示する。また、商品、材料の容積に基づいて、指定された発送パック433への収納をピッカー435に指示する。そして、ラベル発行機438も上記の情報に基づいてラベルを発行するようになっている。
このような構成のピッキングラインにおいて、まず、注文を受けた顧客の会員ラベルがラベル発行機438によって発行される。この会員ラベルは配送ボックス34に自動的に貼られる。ラベルが貼られた配送ボックス434がトランスファーライン430により搬送され、ピッカー35の前に運ばれてくると、センサー436の感知によって、トランスファー430の移動は停止する。
ピッカー435は、停止した配送ボックス434内の4個の発送パック33に、受注顧客毎の商品、材料入れ行う。この場合、ピッカー435にはピッキング指示モジュール315の管理の下に動作する、電光表示板440により、発送パック433毎に収納すべき商品、材料が指示される。ピッカー435はこの指示に基づいてピッキング棚439から取りだし、各発送パック433に収納する。
配送ボックス434内の4個の発送パック433への商品、材料入れが完了すると、ピッカー435は電光表示板440条に表示されている「終了ボタン」(図示せず)を押し、終了したことをピッキング指示機能部6Cに知らせる。ピッキング指示モジュール315は複数のピッカー35全員の材料入れ作業が終了した時点で、トランスファーライン430の移動を再開して、次の搬送ボックス434が各ピッカー35の前に搬送され停止する。
なお、ピッキング棚39に対しては、ピッキング指示モジュール315によって棚割が行われるが、この棚割は、前述したように、例えば、重い商品、材料は下段に、注文の多い商品、材料はピッカー435が取り出し易いように中段に配置するように、電光表示板440により指示される。したがって、ピッカー435の作業効率は極めて高く、受注から配送に至る宅配システム全体の運用スピードの高速化に役立っている。
以上の作業は、ドライゾーン432および冷凍ゾーン431に共通であり、冷凍を必要とする材料のピッキングについては、すべて冷凍ゾーン431のみで行われる。
このように、4個の発送パック433が収納され、配達先の所在地を示す会員ラベルが貼られた搬送ボックス434は、配送人により、予め決定されたルーティングに従って、注文主である各顧客宅に配送される。この場合、例えば、配送ルート当たり28個の搬送ボックス434が配送順に「かご車」(図示せず)に収められる。 この「かご車」は、複数個の搬送ボックス434を収納可能な棚を有し、下部にはローラが取り付けられている。この「かご車」は、配送用の軽自動車の荷台に積まれ、配送ルートに従って運搬される。
一方、受注商品についての代金決済は、商品、材料を発注した時点で、会員である顧客の総合定期預金のうち、代金相当金額が自動的にロックされ、代金の支払確保処理が確実に行われる。そして、上述したように、注文した顧客への発送パックの配送後、代金の決済処理が行われる。すなわち、図2に示される決済モジュール317は、銀行側の端末装置15に対して、決済処理の指示を出し、顧客の定期預金のうち、代金に相当する金額をロックするとともに、代金の決済を行う。
図20は、図1に示す顧客端末装置12〜12から本部サーバー装置11のホームページにアクセスして確認することができる顧客毎の支払明細書画面の一例である。
次に、本発明の商品宅配システムによる商品のカタログを編集する手順について説明する。
生鮮食品や日用品を販売する加盟店は、例えば1週間あるいは1ヶ月ごとにそれぞれの加盟店が販売する商品のカタログを更新する。このような更新の際カタログの編集は、各加盟店の要請に基づいてFC本部が編集し、その編集結果を電子情報として加盟店に提供する。
図21は、このカタログの編集手順を示すフローチャートであり、加盟店が独自に開発した商品を含む、加盟店が所定の期間内に販売する商品を掲載した販売カタログを編集する場合の手順を示している。
まず、図1および図2に示すように、加盟店端末装置13〜13から、第2の通信回線17を介してFC本部サーバーシステム11内のバックエンドサーバー31にアクセスし、このバックエンドサーバー31内のカタログ編集モジュール311に対して、カタログ編集要求を送信する(S1)。この際、加盟店からは、カタログの編集に必要な各種の情報、例えば、カタログ作成を希望する加盟店コード、カタログコード、カタログページ数、カタログのレイアウトを作成するための枠情報であるカタロググリッド、カタログに表示される商品番号、カタログに表示される商品コード、売価、原価、仕入先コード、カタログに掲載する写真番号、1パッケージ内の個数、重量、パッケージ形態等を送信する。これらの情報を受信したカタログ編集モジュール311は、FC本部サーバーシステム11内のデータベース25のカタログマスター252にアクセスして、加盟店が指定したカタロググリッドデータを読み出すとともに、カタログに掲載される各商品をその商品コードにより順次検索する(S2)。
図21は、カタロググリッドとこれによって作成されたカタログのレイアウトを模式的に示す図である。
同図は複数の頁からなるカタログの1ページのレイアウトを示し、1ページ紙面は、破線で示すように、例えば6×4個の升目に分割されており、これら任意の個数の升目によりそれぞれ大きさが異なる商品表示No1〜No14を形成する。
カタログ編集モジュール311は、加盟店の指示に基づいて上記のようなレイアウトを決定した後、検索対象の商品がカタログマスター252内に登録されているか否かを判断する(S3)。そして当該商品が登録されている場合には、その商品の画像情報および関連する商品情報を読み出し、これを加盟店により指定されたレイアウト位置に配置する(S4)。次いで、カタログマスター252から読み出された商品情報に対して、加盟店からのカタログ編集要求に含まれている商品情報により修正あるいは追加のための入力が行われる(S5)。カタログ編集モジュール311は加盟店からのカタログ編集要求に含まれている商品リストの全ての商品についてのレイアウトが終了したか否かを判断し(S6)、終了していない場合にはステップ2乃至ステップ5の操作を繰り返す。カタログ編集モジュール311は全ての商品についてのレイアウトが終了したと判断した場合は、全ての商品が指定されたレイアウトに従って表示されたカタログを紙カタログとして印刷するためのデータに変換し(S7)、これを編集要求元の加盟店の端末装置に返送し、加盟店では、これを最寄りの印刷会社に転送する。印刷会社はこの印刷データにしたがって紙に印刷し、(S8)、印刷された紙カタログを加盟店に届ける(S9)。
カタログ編集モジュール311は、ステップ3において、カタログマスター252内に加盟店により指定された商品が登録されていないと判断した場合、データベース25内の商品マスター251(図3)を検索する(S10)。この結果該当する商品が登録されていることが判明した場合には(S11)、その商品の画像情報および関連する商品情報を読み出し、ステップ4に戻る。検索の結果、該当する商品が登録されていないことが判明した場合には、加盟店に対して当該商品の画像情報および関連する商品情報の作成を要請し(S12)、これによって作成された画像情報および関連する商品情報を再びFC本部サーバーシステム11内のデータベース25のカタログマスター252および商品マスター251(図4)に登録する(S13)。
商品マスター261あるいはカタログマスター252の内容は、第2の通信回線17を介して他の加盟店からもアクセス可能であるため、ある加盟店が開発した商品を他の加盟店が取り扱うことができる。
以上の実施形態においては、カタログ編集をFC本部において行ったが、これを各加盟店で行うこともできる。すなわち、各加盟店の端末装置13〜13内に、図2に示したカタログ編集モジュール311をインストールし、FC本部サーバーシステム11内のカタログマスター252および商品マスター251に第2の通信回線17を介してアクセスして必要なデータを検索し読み出すことにより編集することができる。あるいは、FC本部サーバーシステム11内のカタログマスター252および商品マスター251内の必要な情報を予め第2の通信回線17を介して各加盟店の端末装置13〜13内にダウンロードしておくことにより、FC本部サーバーシステム11との情報交換の回数を大幅に減少しつつ、編集を行うこともできる。
上記した本発明のフランチャイズ方式による宅配システムおよびその方法において、以下に述べるような種々の利点が得られる。
・ 顧客は予め最寄の加盟店に登録され、当該加盟店が取り扱う商品が掲載された商品カタログにより注文することができるため、通常のインターネットを利用するショッピングのように、必要な商品の販売サイトをサーチする必要がなく、簡単な操作で短時間に注文ができる。
・ 顧客の住所に近い加盟店から配送されるため、迅速でタイムリーで、かつ、返品等も容易にでき、確実な商品の配送サービスを受けることができる。
・ 顧客は予め最寄の加盟店に登録されているため、注文に際しては、クレジットカードの番号を入力端末に入力する必要がないため、クレジットカードに伴う各種のトラブルを生ずる恐れがなく、安心して電子ショッピングを行うことができる。
・ 顧客が商品の注文のために用いる入力手段は、パーソナルコンピューターに限らず、電話、FAX、バーコード入力等多種多様な入力装置を用いることが可能であるため、パーソナルコンピューターの使用に不慣れな人、特定の入力装置の使用が不可能な身体障害者にもそれぞれに最適な入力装置を利用することができるため、電子商取引の普及を促進することができる。
・ フランチャイザーにより運営される本部サーバーは、フランチャイジーである複数の加盟店に代わって、顧客からの注文の受付け、商品の仕入れ、仕入れ商品の加工、商品配送のための梱包、配送ルートの選定、商品代金の決済等、加盟店の宅配サービスに必要な全ての業務を代行するため、各加盟店は最小限の資金と労力により、高いレベルのサービスを可能とする事業の遂行が可能になる。
・ 本部サーバーは、加盟店毎に異なるカタログの編集サービスを提供するため、各加盟店は本部サーバーから統一的、共通的なサービスを受けられる他、各加盟店が立地する地域に即した加盟店独自の商品を販売することができるため、顧客のニーズを的確に把握した商品の販売が可能である。
・ 個々の加盟店が開発した独自の商品は、本部サーバーの商品マスター、カタログマスターに登録することにより、他の加盟店でのカタログ作成とそれに基づく販売が容易にできるため、各加盟店は独自性を発揮できるとともに、加盟店全体のサービス向上も可能となる。
・ 商品の仕入れに際しては、商品毎に本部調達と加盟転調達との区別に従って、本部サーバーによる一括集中発注か加盟店毎の分散発注が行われるため、前者においては、大量発注による仕入れコストの低減が図れ、後者においては、産地調達等による高い鮮度の商品の調達あるいは輸送コストの低減が図れる。
・ 事前発注と本発注とによる発注仕入れ方式により、タイムリーな商品調達と、品切れによる失注を防止し、在庫コストを最小限にできる。
・ 各加盟店が販売する商品のカタログの編集は、加盟店の要求に基づいて、本部サーバーにおいて編集し、あるいは本部サーバーの提供するデータベースにより加盟店において編集し、この編集により作成された電子データを用いて加盟店近傍の印刷会社に置いて印刷するため、各加盟店のニーズにマッチしたカタログを迅速かつ安価に発行できる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明のフランチャイズ方式による商品宅配システムの全体構成を示すブロック図である。
図2は図1に含まれる本部サーバー装置の構成を示すブロック図である。
図3は本発明による商品宅配システムに用いられるデータの統一フォーマットの一例を示す図である。
図4は図2に示すデータベース25およびデータ管理モジュール312の内部構成を示すブロック図である。
図5は図1に示す顧客端末装置12〜12としてパソコンを用いて商品を注文する場合の手順を示すフローチャートである。
図6は図2に示す本部サーバー11内に設けられたウェブサーバー215により提供されるFC本部ホームページ画面である。
図7は図6に示すFC本部ホームページ画面から開かれるショッピング画面である。
図8は図7に示すショッピング画面から開かれる注文画面である。
図9は本発明の商品宅配システムにおいて、顧客による料理メニューの投稿手順を示すフローチャートである。
図10は図6に示すFC本部ホームページ画面から開かれるコミュニティー画面である。
図11は図10に示すコミュニティー画面から開かれるレシピー投稿画面である。
図12は本発明の商品宅配システムにおいて、顧客による料理メニューの検索と検索された料理メニューに含まれる食材商品の注文手順を示すフローチャートである。
図13は図11に示すコミュニティー画面から開かれるでレシピー画面である。
図14は図13に示すレシピー画面から開かれる速攻スピードおかず画面である。
図15は図10に示すコミュニティー画面から開かれる調理/材料ショッピング画面である。
図16は図2に示したフロントエンドサーバー24内のショッピング/受注モジュール241における注文のチェック作業手順を示すフローチャートである。
図17は図16における事前発注および本発注の手順を説明するためのフローチャートである。
図18は図2に示す仕入指示モジュール313により行われる、最適な納入業者の選択手順を示したフローチャートである。
図19は本発明の商品宅配システムに用いられるピッキングラインの構成を示すブロック図である。
図20は、図1に示す顧客端末装置12〜12から本部サーバー装置11のホームページにアクセスして確認することができる顧客毎の支払明細書画面の一例である。
図21は本発明の商品宅配システムに用いられるカタログ編集モジュール311による編集手順を示すフローチャートである。
図22は本発明の商品宅配システムにより作成されるカタログのレイアウトを模式的に示す図である。

Claims (16)

  1. ネットワークを介して相互に接続される本部サーバー装置、フランチャイズ加盟店がそれぞれ使用するクライエント端末装置、前記フランチャイズ加盟店毎に会員登録された顧客のそれぞれが使用する顧客端末装置および仕入先業者が使用する仕入先端末装置を備えた商品宅配システムであって、前記本部サーバー装置は、前記顧客端末装置から予め顧客に配布されたカタログに掲載された商品の注文を受付けるフロントエンドサーバー装置と、商品情報が登録された商品マスター、顧客情報が登録された顧客マスター、加盟店情報が登録された加盟店マスター、仕入先情報が登録された仕入先マスターおよび受注情報が登録される注文マスターを含むデータベースと、前記顧客から注文された商品およびこれらの商品を構成する原材料の仕入、加工方法、ピッキング方法および注文した顧客への配送ルートの少なくも一つを指示する商品運用情報を生成するバックエンドサーバーとを備え、このバックエンドサーバー装置は、前記注文マスターに登録された複数の注文情報に対し、前記データベース内の商品マスター、顧客マスター、加盟店マスター、仕入先マスターの少なくも一つに登録された情報を参照して、前記商品運用情報を生成することを特徴とするフランチャイズ方式による宅配システム。
  2. 前記顧客端末装置は、パーソナルコンピューター、iモード携帯電話機、プッシュボタン電話、バーコードリーダーあるいは音声入力装置により構成され、前記フロントエンドサーバー装置は、前記顧客端末装置からの入力情報を統一フォーマットの受注情報に変換するフォーマット変換器と、このフォーマット変換器により変換された前記統一フォーマットの受注情報を前記注文マスターに登録する受注モジュールとを含み、前記バックエンドサーバーは、前記商品およびこれらの商品を構成する原材料の仕入を指示する仕入指示モジュールと、前記商品およびこれらの商品を構成する原材料の加工方法を指示する加工指示モジュールと、前記商品およびこれらの商品を構成する原材料のピッキング方法を指示するピッキング指示モジュールと、前記顧客により注文された商品を注文した顧客へ配送するルートを指示する配送指示モジュールとを備えたことを特徴とする請求項1記載のフランチャイズ方式による宅配システム。
  3. 前記受注モジュールは、前記顧客端末装置から予め顧客に配布されたカタログに掲載された商品の注文を受付け、これらの注文情報を前記注文マスター記憶し、前記仕入指示モジュールは、この注文マスターに記憶された前記顧客からの全ての注文情報を読出し、この注文情報を注文商品毎に集計し、集計された商品あるいはその原材料の数量、前記商品マスターに登録されたその商品あるいはその原材料の仕入先、前記顧客マスターに登録された顧客が加盟する加盟店あるいはその加盟店が指定する加工センターを示す納入先情報を発注情報として発注マスターに記憶するとともに、この発注情報を前記仕入先端末装置に送信し、前記加工指示モジュールは、仕入れた商品の原材料の内、加工を必要とする材料についてはその加工方法を前記加盟店あるいは加盟店が指定する加工センターに指示し、前記ピッキング指示モジュールは、前記仕入れた商品あるいは加工された商品を前記注文した顧客毎に配送用のボックスに収納するためのピッキング指示情報を前記加盟店端末に送信し、前記配送指示モジュールは、前記注文された商品の配送用ボックスを前記注文した顧客に配送するための配送ルートを決定し、前記加盟店端末に送信することを特徴とするフランチャイズ方式による宅配システム。
  4. 前記仕入指示モジュールは、前記顧客端末からの注文を受付ける所定の受注期間の中間時点において、前記所定の受注期間に予想される受注商品あるいはその商品の原材料を事前発注として前記仕入先端末装置に発注送信するとともに、前記所定の受注期間の終了時点において、前記所定の受注期間中の受注量と前記事前発注量との差を算出し、この差分量を本発注として前記仕入先端末装置に発注送信することを特徴とする請求項3記載のフランチャイズ方式による宅配システム。
  5. 前記商品マスターには、前記商品の属性として、その商品が本部調達商品かあるいは加盟店調達商品かの識別情報を含み、前記仕入指示モジュールは、前記注文マスターに記憶された前記顧客からの受注商品について、前記商品マスターを検索して本部調達商品か加盟店調達商品かを識別し、それぞれ前記商品マスターに登録された仕入先に仕入指示を行うことを特徴とする請求項4記載のフランチャイズ方式による宅配システム。
  6. 前記サーバー装置は、さらに、顧客の注文商品に対する代金を決済するための決済モジュールを備え、この決済モジュールは、前記データベースを参照して、顧客毎の商品購入代金を含む決済指示情報を生成し、これを顧客が預金口座を有する銀行の端末に供給することを特徴とする請求項3記載の商品宅配システム。
  7. 前記バックエンドサーバーにはさらにカタログ編集モジュールが、また、前記データベースにはさらに前記商品マスターに含まれる商品情報のうち、カタログの編集に必要な特定商品情報が登録されたカタログマスターが設けられ、前記フランチャイズ加盟店は、前記クライエント端末装置を介して、当該加盟店の商品カタログに掲載する商品リストおよびカタログのレイアウト情報を前記本部サーバー装置に送信し、前記本部サーバー装置内のカタログ編集モジュールは、前記カタログマスターから、前記カタログ掲載商品リストに対応するカタログ情報を検索抽出し、このカタログ情報を用いて商品カタログを編集し、編集したカタログデータを前記クライエント端末装置に送信することを特徴とする請求項2記載のフランチャイズ方式による宅配システム。
  8. 前記カタログ掲載商品リストに含まれる商品が前記商品マスターに登録されていない場合には、前記加盟店端末装置から、当該商品の属性情報を前記本部サーバー装置に送信し、前記商品マスターに登録することを特徴とする請求項7記載のフランチャイズ方式による宅配システム。
  9. ネットワークを介して相互に接続される本部サーバー装置、フランチャイズ加盟店がそれぞれ使用するクライエント端末装置、前記フランチャイズ加盟店毎に会員登録された顧客のそれぞれが使用する顧客端末装置および仕入先業者が使用する仕入先端末装置を用いた商品宅配方法であって、前記本部サーバー装置により、前記顧客端末装置から予め顧客に配布されたカタログに掲載された商品の注文を受付けるステップと、所定期間内に受付けた前記注文商品の数量を商品毎に集計するステップと、集計された商品あるいはその原材料の数量、これらを特定する属性情報、納入先情報および仕入先情報を含む仕入発注情報を生成するステップと、これらの仕入発注情報を前記仕入先端末装置に送信するステップと、前記仕入発注した商品の原材料の内、加工を必要とする材料についてはその加工方法を指示する情報を前記加盟店端末装置に送信する加工指示ステップと、前記仕入発注した商品あるいは加工された商品を前記注文した顧客毎に配送用のボックスに収納するためのピッキング指示情報を前記加盟店端末に送信するピッキング指示ステップと、前記注文された商品の配送用ボックスを前記注文した顧客に配送するための配送ルートを決定し、前記加盟店端末に送信する配送指示ステップとを備えたことを特徴とするフランチャイズ方式による宅配方法。
  10. 前記仕入発注情報を生成するステップは、商品名およびそれらの属性情報が登録された商品マスターに登録された商品あるいはその原材料を特定する属性情報を検索・抽出するステップと、顧客マスターに登録された顧客が加盟する加盟店あるいはその加盟店が指定する加工センターを示す情報を検索・抽出するステップとを含むこと特徴とする請求項8記載のフランチャイズ方式による宅配方法。
  11. 前記商品の注文を受付けるステップは、前記顧客端末からの注文を受付ける所定の受注期間の中間時点において、前記所定の受注期間に予想される受注商品あるいはその商品の原材料を事前発注として前記仕入先端末装置に発注送信するステップと、前記所定の受注期間の終了時点において、前記所定の受注期間中の受注量と前記事前発注量との差を算出し、この差分量を本発注として前記仕入先端末装置に発注送信するステップとを含むことを特徴とする請求項8記載のフランチャイズ方式による宅配システム。
  12. 複数の加盟店によって取り扱われる全ての商品およびそれらの属性データを登録するステップと、前記各加盟店毎に予め会員登録された顧客の端末装置から前記加盟店の販売する商品を注文するステップと、このステップにより前記各顧客の端末装置から入力された注文データを前記本部サーバー装置に集信し、前記商品マスターに登録された商品の属性データを検索して、前記顧客が注文した各商品が本部調達か加盟店調達かを判別するステップと、このステップにより本部調達商品と判定された商品を、前記顧客が所属する加盟店を納入先に指定して、前記本部サーバー装置により所定の発注先に対して一括して仕入れ発注するステップと、前記ステップにより加盟店調達商品と判定された商品を前記各加盟店が発注者として仕入れ発注するステップとを備えることを特徴とするフランチャイズ方式による宅配方法。
  13. 本部サーバー装置の商品マスターに商品およびそれらの属性データを登録するステップと、複数の加盟店のクライエント端末装置からネットワークを介して前記本部サーバー装置の前記商品マスターに前記加盟店が開発した商品およびその属性データを登録するステップと、前記各加盟店毎に予め会員登録された顧客の端末装置から前記加盟店の販売する商品を注文するステップと、このステップにより前記各顧客の端末装置から入力された注文データを前記本部サーバー装置に集信するステップと、集信された各注文商品について、前記商品マスターを検索して、各注文商品が本部調達商品か加盟店調達商品かを判別するステップと、このステップにより本部調達商品と判定された商品を、前記顧客が所属する加盟店を納入先に指定して、前記本部サーバー装置により所定の仕入先に一括して発注するステップと、前記ステップにより加盟店調達商品と判定された商品を前記各加盟店が発注元として各加盟店毎に定められた仕入先に発注するステップとを備えることを特徴とするフランチャイズ方式による宅配方法。
    テップとを備えたことを特徴とする商品宅配方法。
  14. 前記顧客が前記端末装置を用いて商品を注文するための注文情報を前記サーバー装置に送信するステップは、パーソナルコンピューター、iモード携帯電話端末、プッシュボタン電話、バーコードリーダーあるいは音声入力端末の少なくも1つを含む情報入力手段により行うことを特徴とする請求項9または14記載の商品宅配方法。
  15. 前記商品宅配方法は、さらに、顧客の注文商品に対する代金を決済するための決済ステップを備え、この決済ステップは、前記データベースを参照して、顧客毎の商品購入代金を含む決済指示情報を生成するステップと、このステップにより生成された決済指示情報を、顧客が預金口座を有する銀行の端末に供給するステップとを含むことを特徴とする請求項14記載の商品宅配方法。
  16. 前記フランチャイズ加盟店は、前記クライエント端末装置を介して、当該加盟店の商品カタログに掲載する商品リストおよびこれらの商品のカタログ上でのレイアウト情報を前記本部サーバー装置に送信するステップと、前記本部サーバー装置は前記カタログマスターから、前記商品リストに対応するカタログ情報を検索抽出するステップと、この検索抽出されたカタログ情報を用いて商品カタログを編集するステップと、編集したカタログデータを前記クライエント端末装置に送信するステップとを備えたことを特徴とする請求項11記載のフラチャイズ方式による宅配方法。
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