JP2635324B2 - 鉄骨構造建物 - Google Patents

鉄骨構造建物

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JP2635324B2
JP2635324B2 JP62080773A JP8077387A JP2635324B2 JP 2635324 B2 JP2635324 B2 JP 2635324B2 JP 62080773 A JP62080773 A JP 62080773A JP 8077387 A JP8077387 A JP 8077387A JP 2635324 B2 JP2635324 B2 JP 2635324B2
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淳次 大上
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建物の室内を磁気によって影響されない
ようにした鉄骨構造建物に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、特公昭60−7099号公報に記載されているような
鋼製柱体や鋼製梁などを構造材として有する建物が知ら
れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の鉄骨構造材を有する建物にあっては、その鋼製
柱体が強く帯磁していたり、その建物の外部に強い磁場
がある場合には、例えばテレビの映り具合が悪いなど、
磁場の影響を受けることがあった。
また、鉄骨構造建物においては、その鉄骨構造材が熱
伝導がよいためにその部分が熱橋となり、その周囲の壁
の部分のみに結露したりすることがあった。
この発明は上記の問題点を解消し、室内において磁気
の影響が少なく、壁面に結露などの生じない鉄骨構造建
物を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は鉄骨構造建物は、柱体と梁とが鉄骨構造材
よりなり、この柱体の屋外側に外壁が張設され、屋内側
に内壁板が張設されてなる建物において、銅鍍金鋼板、
純鉄板、軟鉄板、ケイ素鋼板、Fe−Al合金板、Ni−Fe系
合金板及びCo−Fe合金板から選択される磁気遮蔽性を有
する金属板が前記内壁板に添設されていることを特徴と
するものである。
また、このような鉄骨構造建物において、鉄骨構造材
よりなる梁が床梁であって、この床梁間に床板が設けら
れ、この床板に銅鍍金鋼板、純鉄板、軟鉄板、ケイ素鋼
板、Fe−Al合金板、Ni−Fe系合金板及びCo−Fe合金板か
ら選択される磁気遮蔽性を有する金属板が前記内壁板に
添設されていることを特徴とするものである。
〔作用〕
この発明の鉄骨構造建物は、万一鉄鋼構造材が強く帯
磁していたり、建物の外部に強い磁場があったとして
も、鉄骨構造材よりなる柱体の屋内側に張設した内壁板
に添設された磁気遮蔽性を有する金属板が上記の磁気の
侵入を遮蔽して、室内を磁気の影響の少ないものにす
る。
また、上記の金属板がその板全面にわたって広く熱を
拡散するから室内の壁面の温度が均質化された部分的に
結露するようなことが防止される。
さらに、鉄骨構造材よりなる床梁間の床板に金属板に
添設したものにあっては、この金属板によって、磁気遮
蔽性能がさらに向上し、室内への透湿を防止するととも
に、遮音性が向上する。
〔実施例〕
次にこの発明の実施の一例を図面を参照しながら説明
する。
第1図はこの発明の鉄骨構造建物の一例を示す一部切
り欠き斜視図である。
この鉄骨構造建物は軽量形鋼などからなる鋼製柱1と
鋼製梁2とで構造体を形成しており、この柱1や梁2の
内側の室内3側に磁気遮蔽性を有する金属板4が張設さ
れている。
柱1と梁2からなる構造体の外側には軽量気泡コンク
リート等からなる外壁5が取付けられている。柱1の内
側には内壁6が設けられている。内壁6は木製の枠体61
に前記金属板4が釘などで張られ、更にその上に石膏ボ
ードからなる内壁板62が張られている。内壁板62の表面
には壁紙63が張られている。
梁2の間には鋼製もしくは木製の根太7が設けられ、
その上に木片セメント板などからなる床板8が張られ、
その上に前記金属板4が接着剤などで張られている。金
属板4の上には、カーペット9が接着剤で張られてい
る。
金属板4は磁気遮蔽性を有するものであり、銅鍍金鋼
板、純鉄板、軟鉄板、ケイ素鋼板、Fe−Al合金板、Ni−
Fe系合金板及びCo−Fe合金板から選択される透磁率の高
い金属板が用いられるが、特に銅鍍金鋼板が耐食性があ
り且つ安価であるので好ましい。金属板の厚みとして
は、0.1mm〜1mm程度の範囲が好ましい。
次に、強く帯磁させた鉄骨構造物を用いて鉄骨構造建
物を造り、第1図のように0.35mmの銅鍍金鋼板からなる
金属板4を張設した場合において、磁束密度を測定した
結果を示す。
室内の床と壁が交差する隅部31における磁束密度が0.
03Gauss(金属板のない場合は1.65Gauss)、テレビ10の
裏の磁束密度が0.16Gauss(金属板のない場合は1.15Gau
ss)と低いものになっている。一般に1Gaussを超えると
テレビの映像に色むらが発生するなどの悪影響がでる場
合があるとされている。
上記鉄骨構造建物は、万一鋼製柱1に梁2が強く帯磁
していたり、建物の外部に強い磁場があったとしても、
これより室内3側に設けた磁気遮蔽性を有する金属板4
が上記の磁気の侵入を遮蔽して、室内3を磁気の影響の
少ないものにすることがわかる。
また、柱1や梁2の鉄骨構造材よりも室内3側に設け
た金属板4がその板全面にわたって広く熱を拡散するか
ら室内3の内壁面6の表面温度が均質化され、部分的に
結露するようなことが防止される。
また、金属板4は床下や戸外などの外部から室内3へ
の透湿を防止するとともに、遮音の効果も大きい。
この発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば金属板4は根太7の上に張ってもよいし、内壁板62
の内側に張ってもよいし、また部分的に張設してもよい
のはもちろんである。
〔発明の効果〕
この発明の鉄骨構造縦物は、上述のように構成されて
いるから、万一鉄骨構造材が強く帯磁していたり、建物
の外部に強い磁場があったとしても、これよりも室内側
に設けた磁気遮蔽性を有する金属板が上記の磁気の侵入
を遮蔽して室内を磁気の影響の少ないものにする。ま
た、鉄骨構造材よりも室内側に設けた金属板がその板全
面にわたって広く熱を拡散するから室内の壁面の表面温
度が均質化されて部分的に結露するようなことがないの
である。
さらに、鉄骨構造材よりなる床梁間の床板に金属板に
添設したものにあっては、この金属板によって、磁気遮
蔽性能がさらに向上し、室内への透湿を防止するととも
に、遮音性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の鉄骨構造建物の一例を示す一部切り
欠き斜視図である。 1……鋼製柱、2……鋼製梁、3……室内、4……磁気
遮蔽性を有する金属板、5……外壁、6……内壁、7…
…根太、8……床板、9……カーペット、10……テレ
ビ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱体と梁とが鉄骨構造材よりなり、この柱
    体の屋外側に外壁が張設され、屋内側に内壁板が張設さ
    れてなる建物において、銅鍍金鋼板、純鉄板、軟鉄板、
    ケイ素鋼板、Fe−Al合金板、Ni−Fe系合金板及びCo−Fe
    合金板から選択される磁気遮蔽性を有する金属板が前記
    内壁板に添設されていることを特徴とする鉄骨構造建
    物。
  2. 【請求項2】鉄骨構造材よりなる梁が床梁であって、こ
    の床梁間に床板が設けられ、この床板に銅鍍金鋼板、純
    鉄板、軟鉄板、ケイ素鋼板、Fe−Al合金板、Ni−Fe系合
    金板及びCo−Fe合金板から選択される磁気遮蔽性を有す
    る金属板が前記内壁板に添設されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の鉄骨構造建物。
JP62080773A 1987-03-31 1987-03-31 鉄骨構造建物 Expired - Fee Related JP2635324B2 (ja)

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