JP2635250B2 - 凹凸模様塗膜の形成方法 - Google Patents
凹凸模様塗膜の形成方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属製被塗物の表面に粉
体塗装によりハンマー調等の凹凸模様塗膜を形成するに
際し、塗膜外観と塗膜品質を向上させるようにした凹凸
模様塗膜の形成方法に関するものである。
体塗装によりハンマー調等の凹凸模様塗膜を形成するに
際し、塗膜外観と塗膜品質を向上させるようにした凹凸
模様塗膜の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体塗装によりハンマー調等の凹
凸模様塗膜を形成する凹凸模様形成塗料として、例えば
硬化速度の異なる樹脂配合からなり、硬化速度の速い樹
脂により塗膜の凹部が、硬化速度の遅い樹脂により塗膜
の凸部がそれぞれ形成されるようになされた市販の塗料
が知られている。従来方法では、金属製被塗物の表面を
脱脂、化成処理等の適宜の前処理をした後、上記塗料を
粉体塗装することによって凹凸模様塗膜を形成してい
た。
凸模様塗膜を形成する凹凸模様形成塗料として、例えば
硬化速度の異なる樹脂配合からなり、硬化速度の速い樹
脂により塗膜の凹部が、硬化速度の遅い樹脂により塗膜
の凸部がそれぞれ形成されるようになされた市販の塗料
が知られている。従来方法では、金属製被塗物の表面を
脱脂、化成処理等の適宜の前処理をした後、上記塗料を
粉体塗装することによって凹凸模様塗膜を形成してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に上記凹凸模様形
成塗料は、粉体塗装時の塗膜厚が薄すぎると凹凸模様が
得られず、凹凸模様を呈するための適当な塗膜厚が必要
であり、被塗物の形状によっても塗膜厚にバラツキが発
生する。
成塗料は、粉体塗装時の塗膜厚が薄すぎると凹凸模様が
得られず、凹凸模様を呈するための適当な塗膜厚が必要
であり、被塗物の形状によっても塗膜厚にバラツキが発
生する。
【0004】従来方法の場合、被塗物に直接上記凹凸模
様形成塗料を粉体塗装するため、凹凸模様塗膜の塗膜厚
が薄いとピンホールが発生し、塗膜外観が悪くなり、ピ
ンホール部分から発錆、腐食しやすく塗膜品質が劣る問
題点があった。又、発生したピンホール部分を修正する
ために再塗装すると全体的に塗膜外観が悪くなり好まし
いものではなかった。このために、従来方法では凹凸模
様形成塗料の粉体塗装時に、塗膜厚のシビアな管理が必
要となり、塗装効率を上げることが困難な問題点があっ
た。
様形成塗料を粉体塗装するため、凹凸模様塗膜の塗膜厚
が薄いとピンホールが発生し、塗膜外観が悪くなり、ピ
ンホール部分から発錆、腐食しやすく塗膜品質が劣る問
題点があった。又、発生したピンホール部分を修正する
ために再塗装すると全体的に塗膜外観が悪くなり好まし
いものではなかった。このために、従来方法では凹凸模
様形成塗料の粉体塗装時に、塗膜厚のシビアな管理が必
要となり、塗装効率を上げることが困難な問題点があっ
た。
【0005】本発明はかかる従来の問題点を解消した凹
凸模様塗膜の形成方法を提供することを目的としてい
る。
凸模様塗膜の形成方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明凹凸模様塗膜の形成方法は、前処理を施した
金属製被塗物の表面に、硬化速度又は表面張力の異なる
樹脂配合からなる凹凸模様形成塗料を粉体塗装して凹凸
模様塗膜を形成するに際し、被塗物の表面に、上記凹凸
模様塗膜と密着性を有すると共にこの塗膜の凹部の色と
略同色の塗膜を予め下塗り形成するものである。
め、本発明凹凸模様塗膜の形成方法は、前処理を施した
金属製被塗物の表面に、硬化速度又は表面張力の異なる
樹脂配合からなる凹凸模様形成塗料を粉体塗装して凹凸
模様塗膜を形成するに際し、被塗物の表面に、上記凹凸
模様塗膜と密着性を有すると共にこの塗膜の凹部の色と
略同色の塗膜を予め下塗り形成するものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、凹部の色と略同色の下塗り塗
膜の上に凹凸模様塗膜を形成することから、凹凸模様塗
膜にたとえピンホールが発生してもピンホール部分の凹
部の色と略同色の下塗り塗膜が露出し、この露出した下
塗り塗膜は外観上凹凸模様塗膜の凹部と恰も一体となっ
て見えると共に、被塗物の防錆の役目を果たす。
膜の上に凹凸模様塗膜を形成することから、凹凸模様塗
膜にたとえピンホールが発生してもピンホール部分の凹
部の色と略同色の下塗り塗膜が露出し、この露出した下
塗り塗膜は外観上凹凸模様塗膜の凹部と恰も一体となっ
て見えると共に、被塗物の防錆の役目を果たす。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明について説
明する。図1は本発明方法により凹凸模様塗膜を形成し
た塗装体を示し、1は金属製被塗物、2は下塗り塗膜、
3は凹凸模様塗膜である。
明する。図1は本発明方法により凹凸模様塗膜を形成し
た塗装体を示し、1は金属製被塗物、2は下塗り塗膜、
3は凹凸模様塗膜である。
【0009】金属製被塗物1は、アルミダイカスト、亜
鉛メッキや溶融亜鉛メッキが施された鋼製物等の適宜金
属材料からなり、管、棒、板状等その形状は特に限定す
るものではない。まず、この被塗物1の表面を、サンド
ブラスト、ショットブラスト、デスクサンダー、ワイヤ
ーサンダー等により粗面化するか、又は脱脂、化成処理
するか、又は上記粗面化と脱脂、化成処理の組み合わせ
により前処理しておく。なお、化成処理としては被塗物
1の表面を脱脂、水洗後、耐食性、付着性の優れたリン
酸塩被膜を形成するのが好ましい。
鉛メッキや溶融亜鉛メッキが施された鋼製物等の適宜金
属材料からなり、管、棒、板状等その形状は特に限定す
るものではない。まず、この被塗物1の表面を、サンド
ブラスト、ショットブラスト、デスクサンダー、ワイヤ
ーサンダー等により粗面化するか、又は脱脂、化成処理
するか、又は上記粗面化と脱脂、化成処理の組み合わせ
により前処理しておく。なお、化成処理としては被塗物
1の表面を脱脂、水洗後、耐食性、付着性の優れたリン
酸塩被膜を形成するのが好ましい。
【0010】次いで前処理した被塗物1の表面に下塗り
塗膜2を形成する。下塗り塗膜2は、上塗りとなる凹凸
模様塗膜3と密着性を有し、一般に凹凸模様塗膜3がポ
リエステル系やエポキシ系の樹脂から形成されることか
ら、これと同様の樹脂塗料を使用して形成する。又、下
塗り塗膜2の色は凹凸模様塗膜3の凹部の色と略同色と
する。一般的には凹凸模様塗膜3がハンマー調の場合、
塗膜3の凹部は黒色系であることから下塗り塗膜2の色
は黒色系である場合が多い。
塗膜2を形成する。下塗り塗膜2は、上塗りとなる凹凸
模様塗膜3と密着性を有し、一般に凹凸模様塗膜3がポ
リエステル系やエポキシ系の樹脂から形成されることか
ら、これと同様の樹脂塗料を使用して形成する。又、下
塗り塗膜2の色は凹凸模様塗膜3の凹部の色と略同色と
する。一般的には凹凸模様塗膜3がハンマー調の場合、
塗膜3の凹部は黒色系であることから下塗り塗膜2の色
は黒色系である場合が多い。
【0011】下塗り塗膜2は、溶剤系塗料やプライマ
ー、あるいは粉体塗料を塗布、塗装することにより形成
すればよい。この下塗り塗膜2の塗膜厚は15〜50μ
が好ましい。その理由は15μ以下であるとピンホール
が生じやすくなり防錆力が低下し、50μ以上であると
塗膜焼付時に発泡、割れ等のトラブルが発生し良好な塗
膜が得られないためである。
ー、あるいは粉体塗料を塗布、塗装することにより形成
すればよい。この下塗り塗膜2の塗膜厚は15〜50μ
が好ましい。その理由は15μ以下であるとピンホール
が生じやすくなり防錆力が低下し、50μ以上であると
塗膜焼付時に発泡、割れ等のトラブルが発生し良好な塗
膜が得られないためである。
【0012】次いで上記下塗り塗膜2の上に凹凸模様形
成塗料を粉体塗装して凹凸模様塗膜3を形成する。凹凸
模様形成塗料としては、一般的に硬化速度の異なる樹脂
配合からなり、硬化速度の速い樹脂により塗膜3の凹部
が、硬化速度の遅い樹脂により塗膜3の凸部がそれぞれ
形成される市販の粉体塗料を使用する。凹凸模様形成塗
料として上記硬化速度の異なる樹脂配合塗料の代わりに
表面張力の異なる樹脂配合塗料を使用してもよい。凹凸
模様形成塗料は一般にポリエステル系やエポキシ系の樹
脂塗料を使用し、必要に応じて着色したマイカー等を混
入し、1コート・1ベークによってブロンズ、ゴール
ド、シルバー、青銅色等のハンマー調等の凹凸模様塗膜
3を形成するものである。
成塗料を粉体塗装して凹凸模様塗膜3を形成する。凹凸
模様形成塗料としては、一般的に硬化速度の異なる樹脂
配合からなり、硬化速度の速い樹脂により塗膜3の凹部
が、硬化速度の遅い樹脂により塗膜3の凸部がそれぞれ
形成される市販の粉体塗料を使用する。凹凸模様形成塗
料として上記硬化速度の異なる樹脂配合塗料の代わりに
表面張力の異なる樹脂配合塗料を使用してもよい。凹凸
模様形成塗料は一般にポリエステル系やエポキシ系の樹
脂塗料を使用し、必要に応じて着色したマイカー等を混
入し、1コート・1ベークによってブロンズ、ゴール
ド、シルバー、青銅色等のハンマー調等の凹凸模様塗膜
3を形成するものである。
【0013】凹凸模様塗膜3の平均塗膜厚は40〜15
0μが好ましい。その理由は40μ以下であるとうまく
凹凸模様ができず塗膜が削げた状態となり防錆力が低下
し、150μ以上であると静電粉体塗装時に静電反発が
発生し塗膜厚が不均一になり凹凸模様が得にくいためで
ある。
0μが好ましい。その理由は40μ以下であるとうまく
凹凸模様ができず塗膜が削げた状態となり防錆力が低下
し、150μ以上であると静電粉体塗装時に静電反発が
発生し塗膜厚が不均一になり凹凸模様が得にくいためで
ある。
【0014】実施例1 被塗物として溶融亜鉛メッキ鋼管を用い、鋼管表面を脱
脂、水洗、化成処理、水洗、純水洗の工程により前処理
し、鋼管表面にポリエステル系樹脂の黒色粉体塗料(日
本油脂社製コナック1600)を静電粉体塗装し、19
0℃で20分間加熱して厚み50μの下塗り塗膜を形成
し、さらにポリエステル系樹脂の凹凸模様形成塗料(久
保孝ペイント社製ニッシンパウダーコートSバンピーパ
ウダー)を静電粉体塗装し、200℃で20分間加熱し
て平均厚み120μのブロンズ色のハンマー調凹凸模様
塗膜を形成した。
脂、水洗、化成処理、水洗、純水洗の工程により前処理
し、鋼管表面にポリエステル系樹脂の黒色粉体塗料(日
本油脂社製コナック1600)を静電粉体塗装し、19
0℃で20分間加熱して厚み50μの下塗り塗膜を形成
し、さらにポリエステル系樹脂の凹凸模様形成塗料(久
保孝ペイント社製ニッシンパウダーコートSバンピーパ
ウダー)を静電粉体塗装し、200℃で20分間加熱し
て平均厚み120μのブロンズ色のハンマー調凹凸模様
塗膜を形成した。
【0015】実施例2 実施例1と同様の前処理をした溶融亜鉛メッキ鋼管の表
面に、エポキシ系樹脂の黒色系溶剤型塗料(久保孝ペイ
ント社製AR−BTl00)を塗布し、160℃で15
分間加熱して厚み20μの下塗り塗膜を形成し、その上
に実施例1と同様のハンマー調凹凸模様塗膜を形成し
た。
面に、エポキシ系樹脂の黒色系溶剤型塗料(久保孝ペイ
ント社製AR−BTl00)を塗布し、160℃で15
分間加熱して厚み20μの下塗り塗膜を形成し、その上
に実施例1と同様のハンマー調凹凸模様塗膜を形成し
た。
【0016】実施例3 実施例1と同様の前処理をした溶融亜鉛メッキ鋼管の表
面に、ヱポキシ系樹脂の黒色系プライマー(久保孝ペイ
ント社製FFプライマー)を塗布し、160℃で15分
間加熱して厚み20μの下塗り塗膜を形成し、その上に
実施例1と同様のハンマー調凹凸模様塗膜を形成した。
面に、ヱポキシ系樹脂の黒色系プライマー(久保孝ペイ
ント社製FFプライマー)を塗布し、160℃で15分
間加熱して厚み20μの下塗り塗膜を形成し、その上に
実施例1と同様のハンマー調凹凸模様塗膜を形成した。
【0017】比較例1 実施例1と同様の前処理をした溶融亜鉛メッキ鋼管の表
面に、下塗り塗膜を形成せず、直接実施例1と同様のハ
ンマー調凹凸模様塗膜を形成した。
面に、下塗り塗膜を形成せず、直接実施例1と同様のハ
ンマー調凹凸模様塗膜を形成した。
【0018】比較例2 実施例1と同様の前処理をした溶融亜鉛メッキ鋼管の表
面に、エボキシ系樹脂の白色系プライマー(久保孝ペイ
ント社製FFプライマー)を塗布し、160℃で15分
間加熱して厚み20μの下塗り塗膜を形成し、その上に
実施例1と同様のハンマー調凹凸模様塗膜を形成した。
面に、エボキシ系樹脂の白色系プライマー(久保孝ペイ
ント社製FFプライマー)を塗布し、160℃で15分
間加熱して厚み20μの下塗り塗膜を形成し、その上に
実施例1と同様のハンマー調凹凸模様塗膜を形成した。
【0019】上記実施例1〜3、比較例1〜2で得られ
た塗装体に関し、塗装外観、ピンホールの有無、塩水噴
霧試験(JIS−K−5400−9−1に基き500時
間)について調べ、その結果を以下に示した。
た塗装体に関し、塗装外観、ピンホールの有無、塩水噴
霧試験(JIS−K−5400−9−1に基き500時
間)について調べ、その結果を以下に示した。
【0020】 塗装外観 ピンホール 塩水噴霧試験 実施例1 ○ 無 ○ 実施例2 ○ 無 ○ 実施例3 ○ 無 ○ 比較例1 ×〜○ 有 × 比較例2 ×〜○ 無 ○
【0021】実施例1〜3においては凹凸模様塗膜にピ
ンホールが発生した部分があったが、この部分は凹部と
略同色の下塗り塗膜が露出して恰も凹凸模様塗膜の凹部
を形成し、塗装外観が均一に良好な状態に保たれ、全体
としてピンホールの無い防錆性の良い塗装体が得られ
た。これに対して比較例1においては凹凸模様塗膜にピ
ンホールが発生し、ピンホール部分の鋼管表面が露出
し、塗装外観が均一に良好な状態とならず、防錆性にも
劣るものしか得られなかった。比較例2においては凹凸
模様塗膜に発生したピンホール部分の下塗り塗膜が露出
し、この下塗り塗膜が凹凸模様塗膜と違和感を呈し塗装
外観が均一に良好な状態とならなかった。
ンホールが発生した部分があったが、この部分は凹部と
略同色の下塗り塗膜が露出して恰も凹凸模様塗膜の凹部
を形成し、塗装外観が均一に良好な状態に保たれ、全体
としてピンホールの無い防錆性の良い塗装体が得られ
た。これに対して比較例1においては凹凸模様塗膜にピ
ンホールが発生し、ピンホール部分の鋼管表面が露出
し、塗装外観が均一に良好な状態とならず、防錆性にも
劣るものしか得られなかった。比較例2においては凹凸
模様塗膜に発生したピンホール部分の下塗り塗膜が露出
し、この下塗り塗膜が凹凸模様塗膜と違和感を呈し塗装
外観が均一に良好な状態とならなかった。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明凹凸模様塗膜
の形成方法は、被塗物の表面に、凹凸模様塗膜と密着性
を有すると共にこの塗膜の凹部の色と略同色の塗膜を下
塗り形成するので、粉体塗装時に凹凸模様塗膜にたとえ
ピンホールが発生しても、ピンホール部分の凹部と略同
色の下塗り塗膜が露出し、下塗り塗膜が凹凸模様塗膜の
凹部と恰も一体となって見え、塗装外観を均一良好な状
懸にできると共に、全体としてピンホール発生防止がで
き防錆性を向上させることができる。しかも、凹凸模様
塗膜を形成する凹凸模様形成塗料の粉体塗装時の塗膜厚
管理が楽になり、塗装効率を向上させることができる。
又、凹凸模様塗膜は硬化速度または表面張力の異なる樹
脂配合からなる凹凸模様形成塗料を粉体塗装して形成さ
れるので、通常の粉体塗装工程と同じ工程で容易に形成
できる。
の形成方法は、被塗物の表面に、凹凸模様塗膜と密着性
を有すると共にこの塗膜の凹部の色と略同色の塗膜を下
塗り形成するので、粉体塗装時に凹凸模様塗膜にたとえ
ピンホールが発生しても、ピンホール部分の凹部と略同
色の下塗り塗膜が露出し、下塗り塗膜が凹凸模様塗膜の
凹部と恰も一体となって見え、塗装外観を均一良好な状
懸にできると共に、全体としてピンホール発生防止がで
き防錆性を向上させることができる。しかも、凹凸模様
塗膜を形成する凹凸模様形成塗料の粉体塗装時の塗膜厚
管理が楽になり、塗装効率を向上させることができる。
又、凹凸模様塗膜は硬化速度または表面張力の異なる樹
脂配合からなる凹凸模様形成塗料を粉体塗装して形成さ
れるので、通常の粉体塗装工程と同じ工程で容易に形成
できる。
【図1】本発明方法により凹凸模様塗膜を形成した塗装
体の例を示す断面図である。
体の例を示す断面図である。
1 金属製被塗物 2 下塗り塗膜 3 凹凸模様塗膜
Claims (1)
- 【請求項1】 前処理を施した金属製被塗物の表面に、
硬化速度又は表面張力の異なる樹脂配合からなる凹凸模
様形成塗料を粉体塗装して凹凸模様塗膜を形成するに際
し、被塗物の表面に、上記凹凸模様塗膜と密着性を有す
ると共にこの塗膜の凹部の色と略同色の塗膜を予め下塗
り形成する凹凸模様塗膜の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3269590A JP2635250B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 凹凸模様塗膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3269590A JP2635250B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 凹凸模様塗膜の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104060A JPH05104060A (ja) | 1993-04-27 |
JP2635250B2 true JP2635250B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=17474481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3269590A Expired - Fee Related JP2635250B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 凹凸模様塗膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2635250B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008094013A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corp | 意匠性に優れた塗装金属板とその製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54137032A (en) * | 1978-04-15 | 1979-10-24 | Yodogawa Steel Works | Production of coated steel plate having multiilevel surface pattern |
JP2930977B2 (ja) * | 1989-07-26 | 1999-08-09 | 松下電工株式会社 | 塗装方法 |
-
1991
- 1991-10-17 JP JP3269590A patent/JP2635250B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05104060A (ja) | 1993-04-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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