JPH03274280A - ステンレススチール着色モールの製造方法 - Google Patents
ステンレススチール着色モールの製造方法Info
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Landscapes
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- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は自動車などに取付けられるモールの製造方法に
関し、特にステンレススチールを基材とした着色モール
の製造方法に関する。
関し、特にステンレススチールを基材とした着色モール
の製造方法に関する。
[従来の技術]
自動車には装飾効果、保護効果を意図して金属光沢や黒
色、有彩色をもつ線、帯状のモールが車内外に装置され
ている。
色、有彩色をもつ線、帯状のモールが車内外に装置され
ている。
ところでウィンドモール、ジヨイントモールなどの自動
車の外装用モールにおいては、モール端部がらの赤錆発
生によって外板が汚染され易いことから、外装用モール
′の基材には錆びにくいステンレススチールが用いられ
ている。またほとんどが有色モールであることが要求さ
れており、ステンレススチール基材を塗装するか、ある
いは塩化ビニール樹脂の共押出し成形によって着色モー
ルが製造されている。
車の外装用モールにおいては、モール端部がらの赤錆発
生によって外板が汚染され易いことから、外装用モール
′の基材には錆びにくいステンレススチールが用いられ
ている。またほとんどが有色モールであることが要求さ
れており、ステンレススチール基材を塗装するか、ある
いは塩化ビニール樹脂の共押出し成形によって着色モー
ルが製造されている。
塗装により着色する場合は、ステンレススチル基材の金
属表面が不動態であるため塗膜の密着性が不十分であり
、短明間で塗膜が剥離するという不具合がある。なお、
リン酸亜鉛系の化成処理により化成処理皮膜を形成し、
この上に塗装すると塗膜の密着性も良くなり耐蝕性のあ
る塗膜が形成できることが知られている。しかし上記し
たようにステンレススチール基材は不動態であるためス
テンレススチール基材に直接化成処理皮膜を形成するこ
とが困難である。そこで特開平1−164482号公報
にはステンレススチール基材に亜鉛メッキ処理をした後
、リン酸亜鉛化成処理をおこない、ついで着色塗装をお
こなう製造方法が開示されている。
属表面が不動態であるため塗膜の密着性が不十分であり
、短明間で塗膜が剥離するという不具合がある。なお、
リン酸亜鉛系の化成処理により化成処理皮膜を形成し、
この上に塗装すると塗膜の密着性も良くなり耐蝕性のあ
る塗膜が形成できることが知られている。しかし上記し
たようにステンレススチール基材は不動態であるためス
テンレススチール基材に直接化成処理皮膜を形成するこ
とが困難である。そこで特開平1−164482号公報
にはステンレススチール基材に亜鉛メッキ処理をした後
、リン酸亜鉛化成処理をおこない、ついで着色塗装をお
こなう製造方法が開示されている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、ステンレススチール基材に、亜鉛メッキ
を施してその上にリン酸亜鉛化成処理をおこなった場合
は、基材表面に形成されるリン酸亜鉛皮膜は比較的粗大
な鱗片状の目Ope l t(Zn3 (PO4)2
)の結晶皮膜になりやすい。
を施してその上にリン酸亜鉛化成処理をおこなった場合
は、基材表面に形成されるリン酸亜鉛皮膜は比較的粗大
な鱗片状の目Ope l t(Zn3 (PO4)2
)の結晶皮膜になりやすい。
このためリン酸亜鉛の化成処理皮膜の上に着色塗装して
得られる着色モールは、ステンレススチール基材に直接
塗装した場合に比べて塗膜の外観品質特に光沢度が劣る
。この外観品質を向上させるには、塗装膜厚を厚くすれ
ば改善されるがコストアップとなり得策ではない。
得られる着色モールは、ステンレススチール基材に直接
塗装した場合に比べて塗膜の外観品質特に光沢度が劣る
。この外観品質を向上させるには、塗装膜厚を厚くすれ
ば改善されるがコストアップとなり得策ではない。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、化成処理
皮膜の結晶を微細化することにより塗装膜厚を厚くする
ことなく外観品質に優れた着色モールとすることを目的
とする。
皮膜の結晶を微細化することにより塗装膜厚を厚くする
ことなく外観品質に優れた着色モールとすることを目的
とする。
[課題を解決するための手段]
本発明のステンレススチール着色モールの製造方法は、
ステンレススチール基材に、鉄メッキ周を形成する鉄メ
ッキ処理工程と、該鉄メッキ層上にリン酸亜鉛化成処理
′をして化成処理皮膜を形成する化成処理工程と、該化
成処理皮膜上に着色塗装をおこなって着色モールとする
塗装工程とからなることを特徴とする。
ステンレススチール基材に、鉄メッキ周を形成する鉄メ
ッキ処理工程と、該鉄メッキ層上にリン酸亜鉛化成処理
′をして化成処理皮膜を形成する化成処理工程と、該化
成処理皮膜上に着色塗装をおこなって着色モールとする
塗装工程とからなることを特徴とする。
このTIA造方法において鉄メッキ処理工程、化成処理
工程および塗装工程は、金属表面処理および塗装の分野
で通常採用されている条件の範囲内でおこなうかぎり目
的を達成できる。なお、鉄メッキは、膜厚を3μm以上
にすることが好ましい。
工程および塗装工程は、金属表面処理および塗装の分野
で通常採用されている条件の範囲内でおこなうかぎり目
的を達成できる。なお、鉄メッキは、膜厚を3μm以上
にすることが好ましい。
その理由は、鉄メッキ層の膜厚が3μm未満の場合は、
リン酸亜鉛化成処理時のエツチングにより鉄メッキ層が
消失しやすく、化成処理皮膜の形成が困難となり塗膜の
密着性を確保するという目的が達成されないため好まし
くない。
リン酸亜鉛化成処理時のエツチングにより鉄メッキ層が
消失しやすく、化成処理皮膜の形成が困難となり塗膜の
密着性を確保するという目的が達成されないため好まし
くない。
また、化成処理方法はスプレー法でもよいが、化成処理
皮膜を基材表面に確実に形成するためには浸漬処理法が
J:り好ましい。浸漬処理法でおこなった場合は、非常
に緻密な粒子状で滑かな結晶皮膜を形成することができ
る。このため結晶皮膜の上に塗装されて形成される着色
塗膜は光沢および鮮映性に優れ外観品質の優れた着色モ
ールが得られる。
皮膜を基材表面に確実に形成するためには浸漬処理法が
J:り好ましい。浸漬処理法でおこなった場合は、非常
に緻密な粒子状で滑かな結晶皮膜を形成することができ
る。このため結晶皮膜の上に塗装されて形成される着色
塗膜は光沢および鮮映性に優れ外観品質の優れた着色モ
ールが得られる。
[作用]
本発明の着色モールの製造方法よれば、ステンレススチ
ール基材上には鉄メッキ層、リン酸亜鉛化成処理皮膜お
よび着色塗膜が順に形成される。
ール基材上には鉄メッキ層、リン酸亜鉛化成処理皮膜お
よび着色塗膜が順に形成される。
ステンレススチール基材上に直接化成処理皮膜を形成す
ることは不可能であるが、鉄メッキ層を形成することに
より、ステンレススチールと鉄とが密着した層が形成さ
れる。この鉄メッキ層はリン酸亜鉛と密着がよいので基
材に密着した化成処理皮膜を設(プることかできる。こ
の化成処理皮膜は、着色塗膜と強い密着性を示すのでス
テンレススチール基材上から塗膜が剥離するのを防ぐこ
とができる。
ることは不可能であるが、鉄メッキ層を形成することに
より、ステンレススチールと鉄とが密着した層が形成さ
れる。この鉄メッキ層はリン酸亜鉛と密着がよいので基
材に密着した化成処理皮膜を設(プることかできる。こ
の化成処理皮膜は、着色塗膜と強い密着性を示すのでス
テンレススチール基材上から塗膜が剥離するのを防ぐこ
とができる。
一般に亜鉛メッキ層にリン酸亜鉛の化成処理をおこなっ
た場合は、生成する皮膜がZn3 (PO4)2で示さ
れる目ope itの結晶皮膜となり比較的粗大な鱗片
状の結晶皮膜となる。このため化成処理皮膜の表面が粗
くなり塗装後の着色′Eルの外観品質が低下する。
た場合は、生成する皮膜がZn3 (PO4)2で示さ
れる目ope itの結晶皮膜となり比較的粗大な鱗片
状の結晶皮膜となる。このため化成処理皮膜の表面が粗
くなり塗装後の着色′Eルの外観品質が低下する。
一方、鉄メッキ層にリン酸亜鉛の化成処理をおこなった
場合は、生成する皮膜はZn3 (PO4)2でボさ
れる1−1ope+tと、Zn2 Fe (PO4〉2
で示されるPhoshophy l i teの混晶皮
膜となる。このZn2Fe (PO4)2で示される結
晶は結晶粒径が小さい。そのため目Ope itの比較
的大きな鱗片状結晶間にphO8hophyl i t
eの小さい結晶が析出して、緻密な結晶皮膜となり結果
として化成処理皮膜の表面が滑かになる。
場合は、生成する皮膜はZn3 (PO4)2でボさ
れる1−1ope+tと、Zn2 Fe (PO4〉2
で示されるPhoshophy l i teの混晶皮
膜となる。このZn2Fe (PO4)2で示される結
晶は結晶粒径が小さい。そのため目Ope itの比較
的大きな鱗片状結晶間にphO8hophyl i t
eの小さい結晶が析出して、緻密な結晶皮膜となり結果
として化成処理皮膜の表面が滑かになる。
したがって、この製造方法により光沢および鮮映性に優
れ外観品質の良い着色モールを製造つることができる。
れ外観品質の良い着色モールを製造つることができる。
[実施例]
以下に、本発明のステンレススチール着色モールの製造
方法の一実施例を図面を用いて説明する。
方法の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図はこの実施例で得られるジヨイントモール5を示
す部分断面図である。ステンレススチール基材1の上面
は鉄メッキ層2で覆われ、メッキ層2の上面にリン酸亜
鉛化成処理皮膜3が形成され、化成処理皮膜3の表面に
着色塗膜4が形成されている。
す部分断面図である。ステンレススチール基材1の上面
は鉄メッキ層2で覆われ、メッキ層2の上面にリン酸亜
鉛化成処理皮膜3が形成され、化成処理皮膜3の表面に
着色塗膜4が形成されている。
(鉄メッキ処理工程)
ステンレススチール(JIS規rlJ:5US430〉
のジヨイントモール用ステンレススチール基材1を市販
の硫酸浴鉄メッキ液で処理して基vJ1表面に膜厚8μ
mの鉄メッキ層2を形成した。
のジヨイントモール用ステンレススチール基材1を市販
の硫酸浴鉄メッキ液で処理して基vJ1表面に膜厚8μ
mの鉄メッキ層2を形成した。
(リン酸亜鉛化或処理工程)
その後、市販のリン酸亜鉛処理液(日本パー力ライジン
グ社製: PB−3080>を用い、浸漬処理法により
化成処理皮1113を生成させた。ステンレススチール
基材1に直接化成処理を施すことは不可能であるが、鉄
メッキ層2が形成されていることにまり化成処理が可能
となる。
グ社製: PB−3080>を用い、浸漬処理法により
化成処理皮1113を生成させた。ステンレススチール
基材1に直接化成処理を施すことは不可能であるが、鉄
メッキ層2が形成されていることにまり化成処理が可能
となる。
(着色塗装工程〉
着色塗装は、メラミンアルキッド系塗料(関西ペイント
社製ニアミラツクTM−13>を用いて塗装し焼付けて
膜厚20μmの着色塗膜4を形成した。
社製ニアミラツクTM−13>を用いて塗装し焼付けて
膜厚20μmの着色塗膜4を形成した。
こうして耐剥離性に唖れ、かつ外観品質にも優れた11
IU4がステンレススチール基材1上に密着してなるジ
ヨイントモール5が得られた。
IU4がステンレススチール基材1上に密着してなるジ
ヨイントモール5が得られた。
(比較例〉
ステンレススチール(JIS規格:5US430〉で成
形されたジヨイントモール用ステンレススチール基vj
1を市販の硫酸浴亜鉛メッキ液で処理して、基材1表面
に膜厚8μmの亜鉛メッキ層2を形成した。
形されたジヨイントモール用ステンレススチール基vj
1を市販の硫酸浴亜鉛メッキ液で処理して、基材1表面
に膜厚8μmの亜鉛メッキ層2を形成した。
その後、市販のリン酸亜鉛化成処理液(日本パー力ライ
ジング社製:PB137T>を用い、スプレー処理法に
まり化成処理皮膜3を生成した。
ジング社製:PB137T>を用い、スプレー処理法に
まり化成処理皮膜3を生成した。
着色塗装はメラミンアルキッド系塗料く関西ペイント社
製ニアミラツクTM−13>を用いて塗装し焼付(プて
、膜厚20μmの着色塗膜を形成した。
製ニアミラツクTM−13>を用いて塗装し焼付(プて
、膜厚20μmの着色塗膜を形成した。
〈試験例〉
前記の実施例および比較例で形成した着色モールを光沢
針を用いて60″鏡面光沢度を測定した。
針を用いて60″鏡面光沢度を測定した。
その結果、実施例の鏡面光沢度は92であり、比較例で
は84であった。したがって本実施例で得た着色モール
は比較例よりも鏡面光沢が優れ外観品質が良いことを示
している。
は84であった。したがって本実施例で得た着色モール
は比較例よりも鏡面光沢が優れ外観品質が良いことを示
している。
[効果]
本発明の着色モール製造方法によれば、基材に鉄メッキ
を施し次いで化成処理皮膜が形成されその上面に着色塗
膜が形成される。ここで形成される化成処理皮膜は、口
ope itとphosh。
を施し次いで化成処理皮膜が形成されその上面に着色塗
膜が形成される。ここで形成される化成処理皮膜は、口
ope itとphosh。
phyliteとの混晶皮膜となり、口opet結晶の
間がPhoshophyl i teの結晶で埋められ
るためその表面は凹凸の少ない化tf、処理皮膜を形成
する。そのため化成処理皮膜の上に形成される塗膜は密
着性が向上し、着色塗膜の光沢および鮮映性が亜鉛メッ
キ層を介して形成したものより良くなる。また塗膜の密
着性がよいので塗膜の耐水性も向上する。
間がPhoshophyl i teの結晶で埋められ
るためその表面は凹凸の少ない化tf、処理皮膜を形成
する。そのため化成処理皮膜の上に形成される塗膜は密
着性が向上し、着色塗膜の光沢および鮮映性が亜鉛メッ
キ層を介して形成したものより良くなる。また塗膜の密
着性がよいので塗膜の耐水性も向上する。
第1図は実施例により得られた着色上
部を示す拡大断面図である。
1・・・単相 2・・・メッキ層3・・・
化成処理皮膜 4・・・着色塗膜5・・・モール ルの−
化成処理皮膜 4・・・着色塗膜5・・・モール ルの−
Claims (1)
- (1)ステンレススチール基材に、鉄メッキ層を形成す
る鉄メッキ処理工程と、該鉄メッキ層上にリン酸亜鉛化
成処理をして化成処理皮膜を形成する化成処理工程と、
該化成処理皮膜上に着色塗装をおこなって着色モールと
する塗装工程とからなることを特徴とするステンレスス
チール着色モールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7404990A JPH03274280A (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | ステンレススチール着色モールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7404990A JPH03274280A (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | ステンレススチール着色モールの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03274280A true JPH03274280A (ja) | 1991-12-05 |
Family
ID=13535939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7404990A Pending JPH03274280A (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | ステンレススチール着色モールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03274280A (ja) |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP7404990A patent/JPH03274280A/ja active Pending
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