JP2635219B2 - Icソケット - Google Patents

Icソケット

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JP2635219B2
JP2635219B2 JP2412150A JP41215090A JP2635219B2 JP 2635219 B2 JP2635219 B2 JP 2635219B2 JP 2412150 A JP2412150 A JP 2412150A JP 41215090 A JP41215090 A JP 41215090A JP 2635219 B2 JP2635219 B2 JP 2635219B2
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直亮 高山
博則 花崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種のICパッケージ
等ICデバイスを搭載して該デバイスを外部回路との接
続を図るためのICソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のICデバイスの機能の拡張,多様
化に伴いICソケット自体においてもコンタクトピンの
多ピン化,微細ピッチ化が進んでおり、例えばコンタク
トピン相互のピッチ間隔を0.2〜0.3mm程度にし
たものがある。
【0003】図6乃至図8はかかる従来のICソケット
の構成例を示しているが、図中、1はソケット本体、2
はソケット本体1に所定ピッチ間隔で多数植設されてい
てICデバイスのリード端子と接触すべき接触部2aを
有しているコンタクトピン(図8参照)である。ここ
で、搭載すべきICデバイスは例えば所謂、TAB型I
Cパッケージ等があり、四方の周囲に多数のリード端子
が微細ピッチ間隔で付設された形式のものである。従っ
て、上記コンタクトピン2はかかるリード端子に対応し
て上記ソケット本体1に列設されている。更に、3はソ
ケット本体1に上下動可能に装着されていると共に図示
されていない圧縮コイルスプリング等の弾機手段によっ
て上方(図8、矢印A)へ付勢されていて、その周端部
に設けた係止爪3aがソケット本体1の係合部1aに係
合することにより上方移動位置が規制されるようになっ
ているフローティングプレートで、図7及び図8に示し
たように各コンタクトピン2に対応して多数のコンタク
トピン挿通孔3bが形成されており、この挿通孔3bに
コンタクトピン2の接触部2aが挿通するようになって
いる(図8)。又、4はソケット本体1に植設されてい
て、フローティングプレート3に載置されたICデバイ
スをガイド・位置決めするための位置決めピン、5はソ
ケット本体1に上下動可能に装着される図示しないカバ
ーをガイドするためのガイドピン、6はかかるカバーを
ソケット本体1に対して閉蓋状態に保持せしめる係止レ
バーである。
【0004】かかる構成でなるICソケットにおいて、
ICデバイスとコンタクトピン2とを接続せしめる場
合、フローティングプレート3上にICデバイスを載置
して、その上から上記カバーを閉蓋することによりフロ
ーティングプレート3を付勢している前記弾機手段の弾
力に抗して該フローティングプレート3を押下げると、
上記カバーに設けたリード端子押え部が各リード端子を
対応するコンタクトピン2の接触部2aに押圧せしめ、
これにより該リード端子とコンタクトピン2との接続が
行なわれるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のICソケットでは、特にフローティングプレート
3を合成樹脂を用いて射出成形により形成する場合、極
めて多数且つ微細ピッチで列設される挿通孔3bを形成
する際に成形用金型に樹脂材料を適性に充填することが
極めて困難であった。即ち、成形用金型においてゲート
数及びゲート径を大きくしなければならず又、金型温
度,溶融樹脂温度及び該溶融樹脂の射出圧力,射出スピ
ード等の成形条件を適性に設定・制御することが難しか
った。このように成形上の制約を受けることから、量産
化を実現することができなかった。そして、この問題は
前述したように、多ピン化,微細ピッチ化が進む程、益
々大きな問題になった。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑み、樹脂成形に
よる製造を容易ならしめ、微細ピッチ化等に有効に対応
し得るようにしたICソケットを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるICソケッ
トは、ICデバイスの少なくとも対向する二辺に並設さ
れたリード端子と接続すべきコンタクトピンをそれぞれ
対応して列設したソケット本体と、上記ソケット本体上
の少なくとも対向した位置に配設され、それぞれ独立し
た板状体で上記コンタクトピンの接触部が挿入される孔
が形成されている上記ICデバイスを載置する複数のフ
ローティングプレートと、該フローティングプレートに
載置された上記ICデバイスを押圧し得る押え部を備え
た蓋体と、該蓋体を上記ソケット本体に対して係止・保
持するストッパと、上記ソケット本体と上記複数のフロ
ーティングプレートとの間に配設され該複数のフローテ
ィングプレートを上方に付勢する弾機手段とを有し、上
記複数のフローティングプレートは上記ソケット本体に
対し上記弾機手段による上方への移動位置が規制される
ように取り付けられている
【作用】本発明によれば、フローティングプレートを複
数に分割したことにより、個々の分割されたフローティ
ングプレートの樹脂成形は、成形時のヒケおよび熱によ
る収縮が少ないため、寸法が安定化して、成形が格段に
容易になり、これにより量産性が向上する上に、さらに
ICデバイスの耐熱試験時に熱による変形が起こりにく
く、品質においても優れていると共に、組立てもし易い
ため作業能率が向上してコストダウンにつながる。しか
も、コンタクトピンのヨレに対して、各辺のフローティ
ングプレートが単独でズレるため、作動不良を起こしに
くい
【0008】
【実施例】以下、図1乃至図5に基づき、従来例と同一
の部材には同一の符号を用いて本発明によるICソケッ
トの一実施例を説明する。ICデバイスのリード端子
(図5参照)と接続すべき多数のコンタクトピン2がソ
ケット本体1に列設されているのは従来例と同様である
が、図1に示したように四つのコンタクトピン列の夫々
に対応してソケット本体1の四方の周囲に沿って四つの
フローティングプレート3´が配設されている。そし
て、各フローティングプレート3´は図3及び図4に示
したように夫々コンタクトピン2のための挿通孔3´b
が形成されていて、ソケット本体1に設けた図示しない
ガイド孔に挿通すべき一対のガイド棒3´cを有してい
ると共に該ガイド棒3´cの内側にはソケット本体1の
係合部1aと係合し得る係止爪3´aが形成されてい
る。又、上記ガイド棒3´cには、各フローティングプ
レート3´がソケット本体1に取り付けられた際に該フ
ローティングプレート3´を上方へ付勢する圧縮コイル
スプリング7が巻装されていて(図4参照)、この圧縮
コイルスプリング7の弾力によって各フローティングプ
レート3´は上方位置に持ち来されている。そして、か
かる上方位置において、係止爪3´aがソケット本体1
の係合部1aと係合することにより、各フローティング
プレート3´の高さ位置が整合するようになっている。
【0009】更に、図1において8はソケット本体1の
外周部に植設された後述するカバーのためのガイド用ボ
ス又、図5において9はソケット本体1に植設されてい
るガイドピン5を介して該ソケット本体1に上下動可能
に装着されるべきカバーである。そして、このカバー9
はソケット本体1の係止レバー6と係合し得る係合溝9
aとICデバイスのリード端子を押圧すべき押え部9b
とを有している。尚、ソケット本体1には図示しない基
盤等に実装のためのねじ穴10が形成されている(図
5)。
【0010】本発明によるICソケットは上記のように
構成されているから、先ず、その製造において特に上記
フローティングプレート3´を射出成形する場合、各フ
ローティングプレート3´が四つに分割されていること
により、成形用金型のゲート径を小さく且つそのゲート
数を少なくした上で、射出成形時における溶融樹脂の流
動性を極めて良好にすることができる。この結果、各フ
ローティングプレート3´の多数の挿通孔3´bを微細
ピッチで形成する場合でも、成形用金型に溶融樹脂を適
性に充填することができ、従って多数のコンタクトピン
2を正確に配設することができる。しかもその場合にお
いて、金型温度,溶融樹脂温度及び溶融樹脂の射出圧
力,射出スピード等の成形条件を容易に且つ正確に設定
・管理することができるので、量産化に極めて有利であ
る。また、フローティングプレート3´が四つに分割さ
れてサイズが小さくなるため、成形時のヒケおよび熱に
よる収縮が少なくなり、寸法が安定化し、更に組み立て
時にも、寸法が安定しているため組み立てが容易であ
り、作業能率が向上しコストダウンにつながるという利
点がある。また、このICソケットをICデバイスの耐
熱試験に使用する場合にも、四つに分割されているた
め、熱による変形の影響が軽減されるという利点もあ
る。
【0011】次に、ICデバイスをICソケットを装着
してそのリード端子とコンタクトピン2とを接続する場
合、各フローティングプレート3上にICデバイスを載
置して、カバー9をソケット本体1に対して閉蓋するこ
とにより行なうが、各フローティングプレート3´はそ
の上方位置で整合しており、これによりカバー9の押え
部9bの押圧によって四つのフローティングプレート3
´はガイド棒3´cの案内によりバランスよく押し下げ
られ、従ってすべてのリード端子が対応するコンタクト
ピン2と適性に接続せしめられる。また、コンタクトピ
ンにヨレがある場合には、接続時に各辺のフローティン
グプレートが単独でズレるため、作動不良を起こしにく
いという利点もある。
【0012】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、この種
ICソケットにおいて特にフローティングプレートを複
数に分割して形成するようにしたので、その樹脂成形を
容易且つ適性に行なうことができ、さらには成形時のヒ
ケおよび熱による収縮が少ないため、寸法が安定化し、
これによりコンタクトピンの多ピン化及び微細ピッチ化
に有効に対応することができる。しかも、樹脂成形を
化したことにより、量産性が著しく向上する等の利点
がある。更に組み立て時にも、寸法が安定しているので
組み立てが容易になり、作業能率が向上しコストダウン
につながるという利点がある。また、ICデバイスの耐
熱試験に使用する場合にも、フローティングプレートが
分割されてサイズが小さいため、熱による変形の影響が
軽減されるという利点もある。さらにまた、コンタクト
ピンにヨレがある場合には、接続時に各辺のフローティ
ングプレートが単独でズレるため、作動不良を起こしに
くいという利点もある。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるICソケットの一実施例の平面図
である。
【図2】本発明による上記ICソケットの図1における
II−II線に沿う縦断面図である。
【図3】本発明にかかるフローティングプレートの平面
図である。
【図4】本発明にかかる上記フローティングプレートの
図3におけるIV−IV線に沿う縦断面図である。
【図5】本発明による上記ICソケットの全体構成を示
す縦断面図である。
【図6】従来のICソケットの平面図である。
【図7】従来のICソケットにかかるフローティングプ
レートの平面図である。
【図8】従来のICソケットの部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 ソケット本体 2 コンタクトピン 3 フローティングプレート 4 位置決めピン 5 ガイドピン 6 係止レバー 7 圧縮コイルスプリング 8 ガイド用ボス 9 カバー 10 ねじ穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICデバイスの少なくとも対向する二辺
    に並設されたリード端子と接続すべきコンタクトピンを
    それぞれ対応して列設したソケット本体と、上記ソケッ
    ト本体上の少なくとも対向した位置に配設され、それぞ
    れ独立した板状体で上記コンタクトピンの接触部が挿入
    される孔が形成されている上記ICデバイスを載置する
    複数のフローティングプレートと、該フローティングプ
    レートに載置された上記ICデバイスを押圧し得る押え
    部を備えた蓋体と、該蓋体を上記ソケット本体に対して
    係止・保持するストッパと、上記ソケット本体と上記複
    数のフローティングプレートとの間に配設され該複数の
    フローティングプレートを上方に付勢する弾機手段とを
    有し、上記複数のフローティングプレートは上記ソケッ
    ト本体に対し上記弾機手段による上方への移動位置が規
    制されるように取り付けられているICソケット。
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