JP2635098B2 - 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 - Google Patents

硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、硬化性ポリオルガノシロキサン組成物に関
するものであり、特に縮合反応硬化性と紫外線硬化性と
を併せもつポリオルガノシロキサン組成物に関する。
〔発明の技術的背景とその課題〕
硬化性ポリオルガノシロキサン組成物として、縮合反
応硬化性の組成物、紫外線硬化性の組成物はすでによく
知られている。
前者の縮合反応硬化型ポリオルガノシロキサン組成物
は、シラノール基を有するポリオルガノシロキサンと加
水分解可能な基を有する有機ケイ素化合物とをスズ化合
物やチタン化合物などによって硬化させる組成物である
(特公昭38−16798号公報、特公昭40−21631号公報など
参照)。これらは、空気中の湿気により常温で硬化し、
付加反応型のような硬化不良の少ないことなどから、建
築用のシーリング材、コーティング材、型取り材、複写
機のロールなどに使用されている。
しかしながら、これらの組成物は湿気が透過していっ
て硬化するため、長時間放置しておけば内部まで均一に
硬化するが、仮固定などのように、取り付けた部品をす
ぐ動かす必要がある場合の接着剤などには使用できない
という欠点があった。
一方、紫外線硬化型ポリオルガノシロキサン組成物と
しては、 (1) ビニル基含有ポリオルガノシロキサン組成物に
各種の増感剤を添加し、高強度紫外線照射で硬化する組
成物(米国特許第3726710号明細書) (2) メルカプト基含有ポリオルガノシロキサン、ポ
リメチルビニルシロキサンおよび各種過酸化物から成る
組成物(米国特許第3816282号明細書) (3) ビニル基含有ポリオルガノシロキサン、ポリオ
ルガノハイドロジェンシロキサンおよび増感剤から成る
組成物(特公昭52−40334号公報) (4) アクリル系不飽和基含有ポリオルガノシロキサ
ンおよび増感剤から成る組成物(特開昭24−196823号公
報) などが提案されている。これらの組成物は、いずれも紫
外線を照射すると瞬時に硬化するが、膜厚が厚い場合の
内部や陰になる部分には紫外線が作用せず、未硬化で残
ってしまうという欠点があった。
これら両者の欠点を克服する目的で、縮合反応硬化性
と紫外線硬化性を併せもった組成物として、分子鎖両末
端が水酸基で封鎖されたジオルガノポリシロキサン、加
水分解可能な基を有するビニルシラン、メルカプト基含
有オルガノシロキサン、硬化触媒および増感剤から成る
組成物が提案されている(特開昭60−23176号公報)。
しかし、この組成物はメルカプト基含有化合物特有の反
応時の悪臭、また熱がかかった場合、金属を硫化物に変
えてしまうなどの欠点があった。また、湿分硬化触媒を
含有するアクリル・ジアルコキシシリルまたはアクリル
・ジアリルオキシシリル基末端ポリオルガノシロキサン
および光増感剤から成る組成物も提案されている(特開
昭61−127718号、特開昭61−276810号公報)。しかし、
これらの組成物は、耐熱、耐寒など耐環境性が劣り、ま
た空気中の酸素による硬化阻害を受けやすいという欠点
があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、紫外線硬化による速硬化性と縮合反
応硬化による深部硬化性を併せ持ち、かつ従来技術の持
つ悪臭や空気中の酸素による硬化阻害のない硬化性組成
物を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明者らはこのような組成物を得るべく検討を重ね
た結果、従来の縮合反応硬化型の組成物を紫外線で効果
が可能なように調製することにより従来技術の問題点が
解決されることを見出し、ここに本発明をなすに至っ
た。
すなわち本発明は (A)25℃における粘度が50〜200,000cStの両末端シラ
ノール基封鎖ポリジオルガノシロキサン 100重量部 (B)一般式(1) (式中、R1は二価炭化水素基、R2は一価炭化水素基、X
は水素基又は加水分解可能な基を表わし、mは0〜4の
整数、aは0または1である)で表わされるシラン化合
物 1〜30重量部 (C) (B)成分と等モル以上になる量の一般式
(2) (式中、R3は水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル
基を表わし、nは1〜10の整数)で表わされる(メタ)
アクリル酸誘導体 (D)縮合反応用触媒 0.0001〜10重量部 (E)増感剤 0.01〜20重量部 から成る硬化性ポリオルガノシロキサン組成物に関す
る。
本発明で用いられる(A)成分は、通常この種の室温
で硬化しうる縮合型ポリシロキサン組成物に用いられ
る、シラノール末端ポリジオルガノシロキサンで、特
に、硬化前の組成物に適度の押出し性を与えるととも
に、硬化後のゴム状弾性体に優れた機械的性質を与える
ために、25℃における粘度が50〜200,000cStの範囲であ
ることが必要である。粘度が50cSt未満では硬化後のゴ
ム状弾性体の伸びが十分でなく、200,000cStを越えると
均一な組成物が得られず、押出し作業性も悪くなる。特
に好ましい範囲は、硬化前および硬化後の組成物の性質
を調和よくさせる点で100〜150,000cStの範囲である。
ケイ素原子に直接結合させる有機基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基のよ
うなアルキル基、ビニル基、アリル基のようなアルケニ
ル基、フェニル基のようなアリール基、スチレニル基の
ようなアラルキル基、および3,3,3−トリフルオロプロ
ピル基、クロロメチル基、β−シアノエチル基のような
1価の置換炭化水素基などが例示されるが、合成の容易
さからメチル基、ビニル基、またはフェニル基のような
1価の炭化水素基が一般的に有利であり、その他の有機
基は、硬化後のゴム状弾性体に耐油性や塗装適性のよう
な特殊な性質を与えるときにのみ推奨される。また、中
でもメチル基は原料中間体が最も容易に得られるばかり
でなく、シロキサンの重合度の割に最も低い粘度を与
え、硬化前の組成物の押出し作業性と硬化後のゴム状弾
性体の物性のバランスを有利にするので、全有機基の85
%以上がメチル基であることが好ましく、実質的にすべ
ての有機基がメチル基であることがさらに好ましい。た
だし、硬化後のゴム状弾性体に耐寒性や耐熱性を必要と
するときには、有機基の一部にフェニル基を用いること
が推奨される。
本発明で用いられる(B)成分は一般式(1) (但し、R1,R2,a,mおよびXは前述のとおり)で表わさ
れるものであり、R1で示される二価炭化水素基として
は、メチレン基、エチレン基、プロピレン基などのアル
キレン基、フェニレン基などのアリーレン基などが例示
され、またR2で示される一価炭化水素基としてはメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル
基、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フェニル
基などのアリール基、あるいはこれらの基の水素原子が
部分的にハロゲン原子などで置換された基などが例示さ
れる。またXで示される加水分解可能な基としてはメト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基のよう
なアルコキシ基;2−メトキシエトキシ基、2−エトキシ
エトキシ基のようなアルコキシアルコキシ基;プロペノ
キシ基のようなアルケニルオキシ基;アセトキシ基、オ
クタノイルオキシ基のようなアシロキシ基;アセトンオ
キシム基、メチルエチルケトキシム基のようなケトキシ
ム基;ジエチルアミノ基、ブチルアミノ基、ヘキシルア
ミノ基、シクロヘキシルアミノ基のようなオルガノアミ
ノ基;ジメチルアミノキシ基、ジエチルアミノキシ基の
ようなジオルガノアミノキシ基;N−メチルアセトアミド
基のようなオルガノアミド基などが例示される。
これらの加水分解可能な基のうち、合成の容易さおよ
び硬化速度から、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ
基、イソプロペノキシ基、アセトキシ基、メチルエチル
ケトキシム基、ジエチルアミノ基、ジエチルアミノキシ
基およびN−メチルアセトアミド基が推奨される。ま
た、電気・電子分野で使用される場合は、各種金属に対
する腐食がないことが必要なため、メトキシ基、エトキ
シ基、イソプロペノキシ基が特に好ましい。
上記の加水分解可能な基の他に、(B)成分のケイ素
原子に結合する基は、置換または非置換の1価の炭化水
素基であるが、この有機ケイ素化合物自体の合成の容易
さと架橋速度から、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数
2〜3のアルケニル基、およびフェニル基がよく、さら
にメチル基が最も好ましい。
このような(B)成分の具体例としては、γ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、3−エチレンジアミノプ
ロピルトリメトキシシラン、3−エチレンジアミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリ
イソプロペノキシシラン、3−エチレンジアミノプロピ
ルトリイソプロペノキシシランなどが例示される。
(B)成分の配合量は(A)成分100重量部に対して
1〜30重量部、好ましくは3〜20重量部が適当である。
(B)成分が少なすぎると、湿気による硬化反応が不
充分になり、多すぎると硬化物が硬くなりすぎるために
好ましくない。
本発明で用いられる(C)成分は一般式(2) (但し、R3およびnは前述のとおり)で表わされるもの
であり、R3で示されるアルキル基としては、メチル基、
エチル基、プロピル基およびブチル基が例示され、また
R3は水素原子であってもよい。
このような(C)成分の具体例としてはグリシジルア
クリレート、グリシジルメタクリレート、3,4−エポキ
シブトキシアクリレート、4,5−エポキシペントキシメ
タクリレートなどが例示される。(C)成分の配合量は
(B)成分に対して等モル以上が必要であり、好ましく
は1.5倍モル以上使用することが適当である。
本発明においては、(B)成分と(C)成分の相乗効
果により、本発明の組成物が各種基材と良好に接着し、
かつ紫外線硬化が空気中の酸素の影響を受け難いものと
なっていると考えられる。
本発明で用いられる縮合反応を促進するための触媒と
しての(D)成分としては、ジメチルヘキシルアミン、
ジエチルヒドロキシルアミン、テトラメチルグアニジン
などのアミン化合物、塩化テトラメチルアンモニウム、
塩化トリメチルヘキシルアンモニウムなどの第4級アン
モニウム塩類、オクタン酸亜鉛、オクタン酸スズ、ジブ
チルスズジアセテート、ジブチルスズジオクトエート、
ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズジラウレー
トなどの金属有機酸塩、テトラプロピルチタネート、テ
トラブチルチタネート、ジプロポキシビス(アセチルア
セトナト)チタン、ジプロポキシビス(エチルアセトア
セタト)チタン、1,3−ジオキシプロパンビス(アセチ
ルアセトナト)チタン、1,3−ジオキシプロパンビス
(エチルアセトアセタト)チタンなどのチタン化合物が
使用される。
これらのなかで、触媒活性の強い有機スズ化合物およ
び有機チタン化合物が有効である。
(D)成分の添加量は、種類によっても異なり、特に
限定されないが、(A)成分100重量部に対して0.0001
〜10重量部が一般的であり、好ましくは0.001〜5重量
部が適当である。少なすぎると湿気による硬化反応が不
充分であり、多すぎても期待する効果は得られず、耐熱
性などにおいても弊害もでてくる。
本発明に用いられる(E)成分は、紫外線を照射した
時、励起しラジカル反応を引き起こし、本発明の組成物
を光硬化反応させるものである。
このような物質としては、アセトフェノン、ベンゾフ
ェノン、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインブチ
ルエーテル、ジエトキシアセトフェノン、2−メチル−
2−ヒドロキシプロピオフェノン、1−(4−イソプロ
ピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノ
ン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オンなどのケトン系あるいはエーテル系化合
物、ベンゾキノン、アントラキノン、1,2−ナフトキノ
ンなどのキノン系化合物などが例示される。
(E)成分の添加量は、(A)成分100重量部に対し
て0.01〜20重量部とすればよく、一般には0.1〜5重量
部の範囲とすることが好ましい。少なすぎると硬化も遅
く、十分な架橋効果が得られない。また、多すぎても期
待する効果は得られない。
本発明の組成物は、湿気および紫外線照射により硬化
するので、紫外線を遮断した密封下で保存する必要があ
る。
本発明の組成物は、湿気遮断下で(A)成分、(B)
成分、(D)成分を混合し、これに(C)成分を混合
し、最後に光、湿気遮断下で(E)成分を混合すること
により得られる。
本発明の組成物には、必要に応じて、充填剤、顔料、
耐熱性向上剤、接着助剤、難燃剤、流動性調節剤、防カ
ビ剤等を随時付加的に配合してもよく、また目的に応じ
て溶剤を併用したり、本発明の効果を損なわない範囲で
他のポリオルガノシロキサンを併用してもよい。このよ
うな付随的添加物としては、通常、煙霧質シリカ、沈降
法シリカ、石英粉末、けいそう土、酸化チタン、酸化ア
ルミニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、マイカ、クレイ、カー
ボンブラック、グラファイト、ガラスビーズ、金属粉、
炭酸カルシウムのような充填剤、炭酸亜鉛、炭酸マンガ
ン、酸化セリウム、水酸化セリウムのような耐熱性や難
燃性を付与するための添加剤、接着付与剤、トルエン、
キシレン、n−ヘキサンなどの溶剤、さらにボリジメチ
ルシロキサンのような粘度調整剤が例示される。
〔発明の効果〕
本発明の組成物によれば、基材に処理した後に紫外線
により該組成物を瞬時に仮止め固定でき、さらに紫外線
による硬化反応が及ばぬ深部の陰の部分は湿気による縮
合反応により完全に硬化する。また、ケルカプト基含有
ケイ素化合物を用いないために、反応時の悪臭や基材に
対する腐食の問題も少なく、空気中の酸素による硬化阻
害もほとんどないため、本発明の組成物は、電気・電子
部品のポッティング等の際の仮固定で取り付けた部品を
すぐに動かさねばならぬような場合に有用で、工程時間
も大いに短縮される。また、かさ高い部品(例えば、5
〜20mm高さのコンデンサ、抵抗、コイルなど)がついて
いるハイブリッドIC、プリント基板のコーティングに使
用すると、紫外線照射のあたらない部品の影の部分も硬
化するため、保護防湿性が向上するとともに、紫外線硬
化の際の光のあたり具合をこまかく決定するなどという
煩雑さがなくなり、工程簡略化に有用である。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を示す。なお実施例中、部とある
のはすべて重量部を表し、また粘度とあるのは25℃にお
ける粘度を表わす。
実施例1 分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された粘度3,000c
Stのポリジメチルシロキサン100部、3−エチレンジア
ミノプロピルトリメトキシシラン5部、テトライソプロ
ピルチタネート2部を湿気を遮断した状態で均一に混合
した後、グリシジルアクリレート12部、アセトフェノン
0.5部を無水の状態で添加し、均一に混合して本発明の
組成物S−1を得た。一方、S−1からテトライソプロ
ピルチタネートを除いた縮合触媒を有しない比較例組成
物R−1を得た。
これらの組成物を厚さ2mmの成形体のできるポリフッ
化エチレンでコートした金型に流し込み、第1表に示す
条件で硬化させた。その時の硬化深さと硬さ(JIS A)
を測定し、第1表に併せて示した。
実施例2 撹拌機を備え付けた丸底フラスコ分子鎖両末端がシラ
ノール基で封鎖された粘度700cStのポリジメチルシロキ
サン100部と3−エチレンジアミノプロピルトリメトキ
シシラン10部を仕込み、副生するメタノールを除去する
ために、10mmHgの圧力と80℃の温度で2時間反応させ、
そののち4時間、80℃の温度で0.5mmHgとした。終了
後、内容物を50℃まで冷却し、これにグリシジルメタア
クリレート26.1部を約15分間かけて滴下し、65℃で6時
間撹拌しながら反応させ、B−1を得た。つぎに、B−
1 100部にアセトフェノン1部、ジブチルスズジラウレ
ート0.1部を湿気を遮断した状態で均一に混合し、本発
明の組成物S−2を得た。一方、S−2からジブチルス
ズジラウレートを除いた縮合触媒を有しない比較例組成
物R−2を得た。
これらの組成物を厚さ2mmの成形体のできるポリフッ
化エチレンでコートした金型に流し込み、第2表に示す
条件で硬化させた。その時の硬化深さと硬さ(JIS A)
を測定し、第2表に併せて示した。
実施例3 粘度が1500cStで分子鎖両末端がシラノール基で封鎖
されたフェニル基を5モルパーセント含有するポリジメ
チルシロキサン100部とγ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン6.0部、テトライソプロピルチタネート0.8部お
よびグリシジルアクリレート11.5部を混合しB−2を得
た。次に、B−2 100部にアセトフェノン1.5部を実施例
2と同様の方法で混合し、本発明の組成物S−3を得
た。
このS−3を実施例1で用いた金型に流し込み、第1
表のIで示される硬化条件で紫外線を照射させたとこ
ろ、1.0mmの深さまでゴム状に硬化した。また、IIの条
件では紫外線を15秒照射すると、すでに2.0mmの深さま
で硬化していた。IIIおよびIVの条件でも2.0mmの深さま
でゴム状に硬化した。
実施例4 実施例1の組成物S−1について、各種基材(アルミ
ニウム、ガラス、銅、エポキシ樹脂、フェノール樹脂)
に対する接着性を調べたところ、すべて良好な接着性を
示した。なお、硬化条件は第1表のIVの方法で行った。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5:54 5:15)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)25℃における粘度が50〜200,000cSt
    の両末端シラノール基封鎖ポリジオルガノシロキサン10
    0重量部 (B)一般式(1) (式中、R1は二価炭化水素基、R2は一価炭化水素基、X
    は水素基又は加水分解可能な基を表わし、mは0〜4の
    整数、aは0または1である)で表わされるシラン化合
    物 1〜30重量部 (C)(B)成分と等モル以上になる量の一般式(2) (式中、R3は水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル
    基を表わし、nは1〜10の整数)で表わされる(メタ)
    アクリル酸誘導体 (D)縮合反応用触媒 0.0001〜10重量部 (E)増感剤 0.01〜20重量部 から成る硬化性ポリオルガノシロキサン組成物。
  2. 【請求項2】(A)のケイ素原子に結合する有機基がメ
    チル基又はフェニル基である、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】(B)の加水分解可能な基がアルコキシ基
    又はアルケニル基である、請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】(D)の縮合反応用触媒が有機チタン化合
    物及び/又は有機スズ化合物である、請求項1記載の組
    成物。
JP63112107A 1988-05-09 1988-05-09 硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 Expired - Lifetime JP2635098B2 (ja)

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